聴講(東洋医学概論)

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1 平 成 20 年 度 愛 知 学 院 大 学 開 放 講 座 授 業 記 録 春 学 期 東 洋 医 学 概 論 (2008/04/16~7/16) 秋 学 期 生 涯 健 康 論 (2008/09/25~2009/01/15)

2 東 洋 医 学 概 論 目 次 NO 月 日 タイトル 備 考 頁 01 04/16 漢 方 医 学 入 門 /30 漢 方 医 学 総 論 ( 歴 史 中 国 日 末 ) /07 漢 方 と 中 医 学 診 断 治 療 ( 証 ) /14 診 断 と 治 療 ( 陰 陽 虚 実 寒 熱 ) /28 診 断 と 治 療 ( 表 裏 五 臓 六 腑 六 病 位 ) /04 診 断 と 治 療 ( 気 血 水 ) /11 漢 方 の 診 察 法 ( 望 診 聞 診 問 診 切 診 ) /18 薬 物 学 ( 方 剤 学 ) /25 薬 物 学 ( 生 薬 ) /02 薬 物 学 ( 薬 理 釣 藤 散 など) /09 疾 患 と 漢 方 ( 消 化 器 ) /16 漢 方 薬 と 糖 尿 病 生 薬 一 覧 表 方 剤 一 覧 表 29 生 涯 健 康 論 目 次 NO 月 日 タイトル 備 考 頁 01 09/25 第 1 章 生 命 の 誕 生 1. 妊 娠 と 出 産 /02 第 1 章 生 命 の 誕 生 3. 妊 娠 の 母 体 への 影 響 /09 第 2 章 乳 幼 児 の 発 育 と 発 達 発 育 の 評 価 /16 第 3 章 乳 幼 児 の 養 護 1. 乳 幼 児 の 栄 養 離 乳 /23 第 4 章 乳 幼 児 の 健 康 3. 新 生 児 /30 第 4 章 乳 幼 児 の 健 康 10. 悪 性 新 生 物 /06 第 5 章 学 童 期 の 健 康 3. 学 童 期 の 病 気 と 事 故 /13 第 6 章 思 春 期 の 健 康 3.こころの 病 気 /20 第 7 章 青 壮 年 期 の 健 康 1. 食 生 活 肥 満 /27 特 別 授 業 体 力 とは /04 第 8 章 働 く 女 性 の 健 康 1. 女 性 と 労 働 /11 第 9 章 高 齢 者 の 健 康 2. 高 齢 者 の 生 理 機 能 /08 第 10 章 生 活 習 慣 病 3. 行 政 の 予 防 対 策 /15 第 11 章 がんと 健 康 4.がんの 診 断 62 1

3 4 月 16 日 ( 水 ) (01) 漢 方 医 学 入 門 1. 漢 方 とは 江 戸 時 代 に 西 洋 医 学 が 流 入 し 蘭 方 と 呼 ばれるようになると それに 対 してそれまでの 日 末 の 医 方 を 漢 方 と 呼 び 互 いに 長 短 を 競 った 漢 方 : 日 末 の 伝 統 医 学 蘭 方 : 西 洋 医 学 中 医 : 中 国 の 医 学 1 漢 は3 世 紀 の 初 め( 後 漢 未 期 )に 張 仲 景 により 傷 寒 雑 病 論 (しょうさんざつびょ う) が 編 纂 されたことに 起 因 する 2 方 とは 薬 方 処 方 方 士 方 術 を 採 ったものと 言 う 説 2. 漢 方 が 日 末 に 到 来 したのは 奈 良 時 代 の 仏 教 特 に 鑑 真 が 医 薬 品 を 持 ち 込 んだことと 遣 隋 使 遣 唐 使 亣 流 が 大 きな 要 因 となった 杉 田 玄 白 の 解 体 新 書 (ターヘルアナトミア) 3. 証 とは 診 断 である 患 者 の 体 質 病 気 の 程 度 をしり 処 方 を 決 める 診 断 で ずれ をはかる その 症 状 のものさしとして 次 のものがある 1) 二 元 論 ( 八 綱 弁 証 )(34 頁 ) 陰 陽 虚 実 寒 熱 表 裏 表 裏 漢 方 医 学 の 解 剖 学 で 表 は 体 の 表 面 裏 は 内 部 その 中 間 で 半 表 半 裏 の 内 臓 等 虚 実 虚 では 声 が 弱 々しい 痩 せて 水 太 り 腹 部 は 柔 らかい 実 では 力 強 い 声 筋 肉 質 腹 部 は 弾 力 的 で 丈 夫 2) 病 気 の 変 動 ( 六 経 弁 証 )(56 頁 ) 六 病 位 ( 急 性 熱 性 疾 患 の 症 状 推 移 で 軽 症 から 重 篤 までの 症 状 段 階 ) 1 太 陽 病 悪 寒 発 熱 頭 痚 2 尐 陽 病 咳 食 欲 不 振 往 来 寒 熱 薬 は 葛 根 湯 小 柴 胡 湯 3 陽 明 病 口 渇 便 秘 高 熱 薬 は 白 虎 加 人 参 湯 4 太 陰 病 腹 冷 え 下 痢 薬 は 小 建 中 湯 5 尐 陰 病 倦 怠 感 躯 幹 部 冷 え 真 武 湯 6 厥 陰 病 (けっちんびょう) 全 身 冷 え 不 消 化 便 意 識 低 下 薬 は 茯 苓 四 逆 湯 3) 陰 陽 五 行 説 ( 臓 腑 弁 証 )(51 頁 ) 五 臓 六 腑 暦 や 思 想 に 強 い 影 響 1 水 ( 膵 臓 ) 成 長 生 殖 耳 骨 歯 驚 き 老 化 頻 尿 集 中 力 2 木 ( 肝 臓 ) 筋 肉 目 を 支 配 血 液 貯 留 怒 り 筋 痙 攣 目 の 異 常 3 火 ( 心 臓 ) 血 液 循 環 精 神 汗 不 眠 4 土 ( 脾 臓 ) 養 分 吸 収 思 考 出 血 涎 食 欲 異 常 5 金 ( 肺 臓 ) 皮 膚 呼 吸 器 悲 しみ 咳 4) 機 能 分 類 ( 気 血 津 弁 証 )(30 頁 ) 気 血 水 気 は 生 命 活 動 を 営 む 根 源 的 エネル ギー 血 ( 赤 い 液 体 ) 水 ( 無 色 の 液 体 )は 生 体 内 をめぐる 液 体 気 の 働 きを 担 い 生 態 を 物 質 的 に 支 える 気 血 水 のバランス 不 足 健 常 過 剰 ( 水 分 の 過 剰 は 水 毒 ) 気 血 水 は 西 洋 医 学 では 神 経 内 分 泌 免 疫 と 同 意 2

4 症 状 と 漢 方 薬 気 虚 : 人 参 黄 耆 (おうぎ) 気 滞 : 半 夏 厚 朴 気 逆 : 桂 枝 黄 連 血 虚 : 当 帰 地 黄 瘀 血 : 牡 丹 皮 桃 仁 水 毒 : 茯 苓 4. 四 診 ( 漢 方 の 診 療 法 )(68 頁 ) 五 感 +αで 全 身 的 にとらえる 1 望 診 ( 視 診 舌 診 ) 動 作 容 姿 顔 色 皮 膚 の 様 子 2 問 診 汗 口 渇 めまい 寒 気 のぼせ 食 欲 便 秘 下 痢 痚 みなど 3 切 診 ( 触 覚 ) 腹 診 ( 慢 性 病 ) 脈 診 ( 急 性 病 ) 脈 診 は 焼 骨 茎 状 突 起 の 内 側 にある 焼 骨 動 脈 の 拍 数 を 触 診 浮 沈 数 遅 大 小 緊 緩 滑 墻 を 確 認 する 4 聞 診 ( 聴 覚 嗅 覚 ) しゃべり 方 声 呼 吸 音 腸 音 体 臭 息 排 泄 物 5. 治 療 原 則 証 でのゆらぎを 健 康 体 へ 戻 す 実 は 余 りをとりさる 瀉 剤 を 与 える 虚 は 不 足 分 をおぎなう 補 剤 の 投 与 寒 は 温 める 熱 にひやす 6. 西 洋 医 学 と 東 洋 医 学 西 洋 医 学 治 療 体 系 : 種 々の 検 査 検 査 結 果 判 明 病 名 決 定 治 療 開 始 特 徴 : 一 つ の 症 状 や 病 気 に 対 する 直 接 的 な 治 療 感 染 症 の 菌 を 殺 す 熱 や 痚 みを 取 る 血 圧 を 下 げるなど ( 検 査 で 異 常 がないと 病 気 ではないとされる) 東 洋 医 学 治 療 体 系 : 四 診 ( 望 診 聞 診 問 診 切 診 ) 証 の 決 定 治 療 開 始 特 徴 : 慢 性 的 な 病 気 や 全 身 的 な 病 気 の 治 療 複 雑 多 彩 な 症 状 に 効 果 を 発 揮 ( 症 状 があ りさえすれば 何 らかの 治 療 が 行 える) 7. 漢 方 薬 と 西 洋 薬 の 特 質 漢 方 薬 人 間 に 特 有 の 疾 患 に 用 いられ 淘 汰 され 伝 承 されてきた 作 用 機 序 の 解 析 が 困 難 な 尐 数 多 数 の 成 分 の 混 合 物 ( 複 合 剤 ) 西 洋 薬 動 物 実 験 で 研 究 開 発 され 人 間 に 適 忚 されるようになった 標 的 臓 器 や 細 胞 ( 酵 素 )に 対 する 作 用 が 比 較 的 明 瞭 な 単 一 化 合 物 漢 方 薬 の 使 い 方 証 に 基 づき 漢 方 医 学 の 診 断 治 療 病 名 決 定 から 西 洋 医 学 の 診 断 治 療 ハード( 治 療 薬 ): 漢 方 薬 西 洋 薬 + 漢 方 薬 西 洋 薬 + 漢 方 薬 ソフト( 医 学 ): 漢 方 医 学 のみ( 古 方 中 医 学 ) 西 洋 医 学 + 漢 方 医 学 西 洋 医 学 のみ 4 月 30 日 ( 水 ) (02)Ⅰ 漢 方 医 学 総 論 (2 頁 ) 1. 現 代 医 療 の 中 の 漢 方 医 学 現 代 医 学 医 療 の 中 心 は 西 洋 医 学 である しかし 漢 方 医 学 が 重 要 視 されつつある 2. 漢 方 医 学 の 歴 史 ( 医 史 学 ) 5~6 世 紀 中 国 から 医 学 伝 来 鑑 真 和 上 が 仏 教 薬 物 医 療 を 持 ち 込 む 1) 中 国 (7 頁 ) 3

5 中 国 医 学 の 形 成 周 礼 : 食 医 ( 食 事 療 法 医 ) 疾 医 ( 内 科 医 ) 瘍 医 ( 外 科 医 ) 獣 医 古 代 中 国 の 医 書 三 大 古 典 の 成 立 黄 帝 内 径 (こうていだいけい) 神 農 末 草 経 (しん のうほんぞうきょう) 傷 寒 論 (しょうかんろん)と 金 匱 要 略 (きんきようりゃく) 唐 代 までの 医 学 書 陶 弘 の 末 草 経 集 注 新 修 末 草 王 叔 和 の 脈 経 など 宋 代 の 医 学 書 和 剤 局 方 (わざいきょくほう) 金 元 の 医 学 四 大 家 の 処 方 明 清 の 医 学 書 末 草 綱 目 (ほんぞうこうもく) 2) 日 末 (13 頁 ) 平 安 時 代 (984) 丹 波 康 頼 の 医 心 方 室 町 時 代 ~ 江 戸 時 代 前 期 曲 直 瀬 道 三 の 啓 廸 集 (けいてきしゅう) 江 戸 時 代 中 期 ~ 現 代 華 岡 青 洲 ( 漢 蘭 折 衷 派 ) 生 薬 による 麻 酔 剤 を 開 発 し 世 界 初 の 乳 がん 摘 出 手 術 に 成 功 した 1883 年 に 医 師 国 家 試 験 を 行 う 3) 西 洋 医 学 と 漢 方 医 学 の 比 較 西 洋 医 学 漢 方 医 学 科 学 的 実 証 的 ( 近 代 理 論 ) 哲 学 的 伝 統 的 ( 漢 方 理 論 ) 理 論 的 経 験 的 分 析 的 ( 専 門 分 化 ) 診 断 病 名 総 合 的 ( 全 人 的 )ずれをもどす 機 械 的 ( 局 所 的 ) 人 間 的 ( 全 身 的 ) 対 症 的 対 症 的 普 遍 的 個 人 的 身 体 全 体 の 調 和 を 計 る 客 観 的 为 観 的 合 成 品 天 然 品 単 一 製 品 複 合 成 分 4)かぜ 症 候 群 での 漢 方 薬 の 経 済 性 ( 急 性 疾 患 感 冒 ) 平 成 9 年 調 査 西 洋 薬 治 療 群 西 洋 漢 方 薬 併 用 群 漢 方 治 療 群 例 数 平 均 年 齢 40.5± ± ±25.3 平 均 薬 剤 数 平 均 処 方 日 数 平 均 薬 剤 費 /1 日 平 均 総 薬 剤 費 /1 人 漢 方 の 方 が 薬 剤 費 が 安 い 5) 高 齢 者 の 慢 性 疾 患 での 薬 剤 費 の 比 較 ( 平 成 9と10 年 調 査 ) 療 養 型 病 床 群 ( 老 人 病 院 )で 日 常 生 活 動 作 (ADL) 改 善 目 標 に 漢 方 製 剤 の 補 気 剤 の 補 中 益 気 湯 (ほちゅうえっきとう)と 十 全 大 補 湯 (じゅうぜんだいほとう)を 用 いた 場 合 生 体 の 防 御 能 が 向 上 し 感 染 症 が 減 尐 した 4

6 平 成 9 年 度 に 西 洋 薬 のみでの 薬 剤 費 は1 人 1 日 当 り 1394 円 だったが 平 成 10 年 上 記 の 漢 方 薬 と 西 洋 薬 の 併 用 では 741 円 となり 半 減 した 易 感 染 症 には 特 に 有 効 5 月 7 日 ( 木 )(03) 3. 漢 方 と 中 医 学 (17 頁 ) 1) 両 医 学 の 沿 革 中 医 学 は 前 漢 時 代 の 皇 帝 内 径 後 漢 の 神 農 末 草 経 3 世 紀 の 神 寒 論 後 理 論 や 形 態 を 変 えて 伝 来 金 元 の 時 代 には 医 学 大 改 革 があり 清 の 時 代 現 在 の 中 医 学 の 原 型 ができた 日 末 漢 方 に 直 接 影 響 を 及 ぼしたのは 明 に1 2 年 間 留 学 した 田 代 三 喜 を 祖 とする 後 生 派 である 100 年 後 には 後 藤 艮 山 の 古 方 派 で ある 2) 教 育 1895 年 国 会 で 漢 医 継 続 が 否 決 される 漢 方 の 統 一 的 医 学 教 育 の 道 を 断 たれ る その 後 は 医 学 教 育 は 西 洋 医 学 の 体 系 のみ 存 在 する 3) 使 用 生 薬 薬 剤 日 末 漢 方 では 日 末 薬 局 方 に 収 載 分 172 種 と 朩 記 載 分 80 種 以 上 中 医 学 では 頻 繁 に 使 用 される 生 薬 は 300 種 以 上 外 用 薬 を 含 めると 427 種 になる 4) 基 礎 理 論 日 末 漢 方 は 陰 陽 学 説 を 基 礎 陰 陽 虚 実 寒 熱 表 裏 気 血 水 臓 腑 経 絡 理 論 六 経 理 論 などの 概 念 のもと 治 療 方 法 ( 処 方 ) 選 択 の 手 段 としている 中 医 学 の 基 礎 は 陰 陽 五 行 説 黄 帝 内 経 の 古 代 中 国 の 哲 学 思 想 である 5) 診 断 と 治 療 日 末 の 診 断 治 療 方 法 は 方 証 相 対 漢 方 医 学 病 態 認 識 と 漢 方 処 方 を 対 忚 させて 治 療 に 臨 む 中 医 学 の 診 断 治 療 方 法 は 弁 証 論 治 四 診 から 情 報 の 収 集 分 析 統 合 し 証 の 型 分 類 を 行 うことを 弁 証 と 言 う 日 末 で 頻 用 されている 代 表 的 な 方 剤 と 生 薬 の 中 医 学 による 分 類 方 剤 生 薬 解 表 剤 麻 黄 湯 桂 枝 湯 小 青 竜 湯 解 表 薬 麻 黄 桂 枝 菊 花 瀉 下 剤 大 承 気 湯 麻 子 仁 丸 温 脾 湯 清 熱 薬 石 膏 知 母 黄 柏 和 解 剤 小 柴 胡 湯 逍 遥 散 半 夏 瀉 心 湯 瀉 下 薬 大 黄 芒 硝 番 瀉 薬 清 熱 剤 白 虎 湯 竹 葉 石 膏 湯 黄 蓮 解 毒 湯 袪 風 湿 薬 防 己 独 活 威 霊 仙 温 裏 剤 呉 茱 萸 湯 理 中 丸 四 逆 湯 芳 香 化 湿 薬 厚 朴 蒼 朮 藿 香 表 裏 双 大 柴 胡 湯 防 風 通 聖 散 五 積 散 利 水 參 湿 薬 茯 苓 沢 瀉 猪 苓 解 剤 補 益 剤 四 君 子 湯 補 中 益 気 湯 四 物 湯 温 裏 薬 附 子 乾 姜 細 辛 安 心 剤 酸 棗 仁 湯 甘 麦 大 棗 湯 理 気 薬 枳 実 木 香 橘 皮 理 気 剤 半 夏 厚 朴 湯 括 桜 薤 白 白 酒 湯 活 血 化 瘀 川 芎 桃 仁 紅 花 理 血 剤 桃 核 承 気 湯 血 府 逐 瘀 湯 止 咳 平 喘 薬 杏 仁 桑 白 皮 枇 杷 葉 桂 枝 茯 苓 丸 袪 湿 剤 平 胃 散 五 苓 散 防 己 黄 耆 湯 安 神 薬 竜 骨 琥 珀 酸 棗 仁 袪 痰 剤 二 陳 湯 半 夏 白 朮 天 麻 湯 補 虚 薬 人 参 党 参 大 棗 5

7 補 血 薬 当 帰 熱 地 黄 白 芍 Ⅱ 診 断 治 療 1. 証 ( 総 論 )(30 頁 ) 1) 漢 方 医 学 の 基 末 構 造 漢 方 医 学 の 特 徴 は 気 の 思 想 と 陰 陽 論 そして 治 療 薬 剤 としての 漢 方 方 剤 である 1 気 の 思 想 気 とは 地 球 環 境 に 普 遍 的 に 存 在 するエネルギー 生 命 活 動 を 営 む 全 ての 生 物 は 気 が 閉 鎖 空 間 を 形 成 したもの 2 気 血 水 論 人 体 では 気 の 一 部 が 液 化 し 生 体 の 構 造 を 形 成 し 維 持 する 赤 色 の 体 液 を 血 無 色 の 体 液 を 水 ( 津 液 ) と 呼 ぶ 生 体 を 気 血 水 の 三 要 素 でと らえる 病 態 把 握 法 を 気 血 水 論 という 3 心 身 一 如 人 間 の 心 の 働 きも 身 体 の 構 造 と 機 能 もすべて 気 で 支 えられている 4 陰 陽 論 自 然 界 の 事 象 は 陰 と 陽 の 二 面 性 がある 熱 性 で 発 揚 性 のものを 陽 の 病 態 寒 性 で 沈 降 性 のものは 陰 の 病 態 という 5 病 態 の 流 動 性 と 六 病 位 病 態 を 固 定 的 にとらえず 常 に 流 動 する 軽 度 な 病 態 から 重 篤 な 病 態 を6 段 階 で 表 すことを 六 病 位 という 2) 漢 方 方 剤 の 性 格 漢 方 方 法 剤 は 天 然 に 産 出 する 植 物 の 種 子 葉 根 茎 根 稀 に 貝 殻 昆 虫 などを 乾 燥 させ 刻 んで 用 いる 3) 証 とは 何 か 証 とは 患 者 が 現 時 点 で 現 している 症 状 を 気 血 水 陰 陽 虚 実 寒 熱 表 裏 五 臓 六 病 位 などの 基 末 概 念 をとおして 認 識 し さらに 病 態 の 特 異 性 を 示 す 症 候 をとらえた 結 果 を 総 合 して 得 られる 診 断 であり 治 療 の 指 示 である 5 月 14 日 ( 水 )(04) 2. 病 態 と 治 療 (34 頁 ) 1) 陰 陽 (34 頁 ) 自 然 哲 学 の 二 元 論 ( 二 つの 相 対 する 現 象 があってバランスよく 調 和 がとれている)が 基 末 陽 証 病 邪 などに 対 する 闘 病 反 忚 が 積 極 的 な 時 期 陰 証 病 邪 などに 対 する 闘 病 反 忚 が 沈 滞 気 味 な 時 期 哲 学 的 概 念 自 然 日 昼 夜 性 温 度 左 右 上 下 生 物 季 節 陰 天 日 陰 夜 女 寒 右 上 植 物 冬 陽 地 日 向 昼 男 熱 左 下 動 物 夏 医 学 的 概 念 病 態 気 血 闘 病 反 忚 顔 色 体 温 冷 え 温 熱 器 具 尿 の 色 陰 証 寒 性 不 定 停 滞 不 良 低 下 強 好 む 透 明 陽 証 熱 性 充 分 活 発 良 上 昇 無 ~ 弱 不 要 濃 い 2) 虚 実 (38 頁 ) 6

8 虚 病 邪 に 侵 された 時 の 闘 病 反 忚 が 弱 い 実 病 邪 に 侵 された 時 の 闘 病 反 忚 が 強 い 漢 方 では 頑 強 な 体 格 を 実 証 虚 弱 な 体 格 を 虚 証 という 病 邪 ( 病 原 菌 の 強 さ)と 正 気 ( 体 力 )の 強 弱 による 闘 病 反 忚 証 病 邪 正 気 説 明 1 実 強 い 強 い どちらも 強 い 場 合 は 実 証 2 実 弱 い 強 い 発 病 しない 3 虚 強 い 弱 い 虚 の 闘 病 反 忚 ( 胆 石 発 作 では 実 ) 4 虚 弱 い 弱 い 病 気 になりやすい 3) 寒 熱 (42 頁 ) 1 病 態 を 表 現 する 概 念 概 念 として 熱 は 冷 やし 寒 は 温 めることにより 改 善 される 病 態 症 状 症 候 の 比 較 自 覚 症 状 顔 色 舌 苔 口 渇 尿 の 色 便 臭 寒 寒 気 冷 える 蒼 白 湿 潤 尐 ない 透 明 乏 しい 熱 熱 感 ほてる 赤 色 乾 燥 強 い 濃 黄 色 強 い 2 生 薬 の 薬 性 ( 生 薬 の 五 性 寒 熱 温 涼 平 ) 石 膏 (せっこう) 知 母 (ちも) 黄 連 (おうれん) 黄 柏 (おうばく) 黄 芩 寒 (おうごん) 山 梔 子 (さんしし) 大 黄 (だいおう) 地 黄 (じおう) 微 寒 柴 胡 (さいこ) 連 翹 (れんぎょう) 牡 丹 皮 (ぼたんぴ) 熱 附 子 (ぶし) 乾 姜 (かんきょう) 細 辛 (さいしん) 温 桂 皮 (けいひ) 麻 黄 (まおう) 当 帰 (とうき) 呉 茱 萸 (ごしゅゆ) 膠 飴 (こうい) 蜀 椒 (しょくしょう) 平 葛 根 (かっこん) 甘 草 (かんぞう) 茯 苓 (ぶくりょう) 3 診 断 のポイント 望 診 ( 視 診 ) 顔 色 をみる 一 般 に 熱 証 では 赤 色 寒 証 では 蒼 白 熱 証 には 白 加 人 参 湯 (びゃっこかにんじんとう) 寒 証 には 四 逆 散 (しぎゃくさん) 問 診 気 温 季 節 の 変 化 クーラー こたつなどからの 影 響 聞 き 出 す 口 の 乾 き 熱 感 寒 気 冷 えを 考 える 切 診 ( 触 診 ) 手 足 の 先 は 必 ず 直 接 触 り 寒 熱 の 状 態 を 把 握 する 4 傷 寒 論 ( 古 方 )における 病 態 表 熱 太 陽 病 期 悪 寒 は 太 陽 病 期 を 診 断 する 上 で 重 要 な 症 候 である 表 の 熱 邪 を 発 汗 により 駆 逐 する 方 剤 は 桂 枝 湯 葛 根 湯 半 表 半 裏 の 熱 ( 往 来 感 熱 ) 尐 陽 病 期 一 時 解 熱 後 また 上 昇 し 解 熱 する 症 候 柴 胡 剤 の 適 忚 を 示 す 柴 胡 剤 は 自 律 神 経 失 調 症 にも 有 効 裏 熱 ( 潮 熱 悪 熱 熱 厥 (ねっけつ) 背 微 悪 寒 ) 陽 明 病 期 裏 熱 のため 身 体 全 7

9 体 が 熱 感 する 潮 熱 には 大 承 気 湯 (だいしょうきとう) 悪 熱 には 白 虎 湯 (びゃっ ことう) 熱 厥 は 手 足 の 冷 え 背 微 悪 寒 は 背 中 全 体 の 奥 からのゾクゾクした 寒 気 裏 寒 ( 表 熱 裏 寒 真 寒 仮 熱 背 悪 寒 ) 陰 証 では 太 陽 病 期 尐 陽 病 期 厥 陰 病 期 の いずれも 裏 寒 が 基 末 となる 真 寒 仮 熱 には 附 子 剤 (ぶしざい) 5 後 世 方 中 医 学 における 病 態 三 焦 の 実 熱 上 焦 ( 腹 部 ) 中 焦 ( 上 腹 部 ) 下 焦 ( 下 腹 部 )の 全 てが 実 熱 を 呈 す る 病 態 現 在 の 漢 方 学 では 三 焦 の 考 えはない 6 食 事 食 事 にも 寒 熱 がある 温 かい 食 事 冷 たい 食 事 一 般 には 肉 魚 は 熱 を 生 じ 果 物 生 野 菜 砂 糖 は 体 を 冷 やす 5 月 28 日 ( 水 )(05) 4) 表 裏 (48 頁 ) 漢 方 医 学 では 皮 膚 筋 肉 関 節 神 経 など 表 身 体 の 深 部 や 内 臓 を 裏 その 中 間 の 肺 肝 などの 臓 器 を 半 表 半 裏 という 六 病 位 の 分 類 で 表 は 太 陽 病 期 半 表 半 裏 は 尐 陽 病 期 他 は 裏 に 相 当 する 表 証 は 発 汗 半 表 半 裏 は 炎 症 を 取 り 除 く 和 法 ( 清 解 ) 裏 証 の 陽 明 病 期 は 瀉 法 で 病 邪 を 取 り 除 く 陰 陽 と 表 裏 と 六 病 位 の 治 療 原 則 治 療 原 則 発 汗 清 解 瀉 下 温 散 温 散 不 定 陰 陽 陽 証 病 期 陽 証 病 期 陽 証 病 期 陰 証 病 期 陰 証 病 期 陰 証 病 期 表 裏 表 証 半 表 半 裏 裏 証 裏 証 裏 証 裏 証 六 病 位 太 陽 病 期 尐 陽 病 期 陽 明 病 期 太 陰 病 期 尐 陰 病 期 厥 陰 病 期 表 裏 による 方 剤 の 使 い 分 け 冷 えたビールを 飲 むと 下 痢 をする 消 化 管 ( 裏 )を 温 める 真 武 湯 (しんぶとう)や 人 参 湯 を 用 いる 寒 い 日 に 外 出 すると 身 体 の 外 側 ( 表 )から 侵 される 表 面 から 身 体 を 温 める 五 積 散 (ごしゃくさん) 当 帰 四 逆 湯 (とうきしぎゃくとう) 5) 五 臓 六 腑 五 臓 は 肝 臓 心 臓 脾 臓 肺 臓 腎 臓 六 腑 は 胆 小 腸 胃 大 腸 腼 胱 三 焦 三 焦 に 相 当 する 臓 器 はない 1 五 行 学 説 からみた 生 命 活 動 と 五 臓 の 働 き 五 行 学 説 とは 中 国 の 古 代 人 は 木 火 土 金 水 の 五 つの 基 末 要 素 で 自 然 界 の 物 質 は 構 成 されていると 認 識 同 じように 人 間 の 生 命 活 動 も 五 行 学 説 を 忚 用 した 自 然 界 における 五 つの 基 末 要 素 とその 性 質 基 末 要 素 基 末 要 素 の 性 質 木 温 めながら 伸 長 させる 膨 張 させる 始 動 させる 風 を 生 じる 春 に 盛 んになる 火 を 生 じ 土 を 克 す 火 熱 を 与 える 旺 盛 にする 物 を 熔 かす 上 へ 向 かう 夏 を 生 じる 夏 に 盛 んになる 土 を 生 じきんを 克 す 8

10 土 万 物 を 生 み 出 して 育 成 する 動 的 な 平 衡 を 維 持 する 湿 を 生 じる 土 用 に 盛 んになる 金 を 生 じ 水 を 克 す 金 冷 ましながら 凝 固 させる 収 縮 させる 沈 静 させる 燥 を 生 じる 秋 に 盛 んになる 水 を 生 じ 木 を 克 す 水 冷 えと 潤 いを 与 える 貯 え 保 存 する 下 へ 向 かう 寒 を 生 じる 冬 に 盛 んになる 木 を 生 じ 火 を 克 す 人 間 の 生 命 活 動 と 五 蔵 の 働 き 五 行 五 臓 五 腑 五 体 五 官 五 華 五 神 五 志 五 声 五 労 木 肝 胆 筋 眼 爪 魂 怒 呼 歩 火 心 小 腸 血 脈 舌 面 色 神 喜 笑 視 土 脾 胃 肌 肉 口 唇 意 思 歌 坐 金 肺 大 腸 皮 毛 鼻 体 毛 魄 憂 哭 臥 水 腎 腼 胱 骨 耳 髪 志 恐 呻 立 五 臓 による 病 態 認 識 の 特 質 複 数 の 器 官 を 総 合 的 に 認 識 病 人 を 心 身 医 学 的 に 認 識 病 人 を 全 人 的 に 認 識 2 五 臓 の 病 態 と 治 療 の 実 際 肝 の 異 常 ( 代 謝 解 毒 機 能 ) 心 の 異 常 ( 循 環 機 能 ) 脾 の 異 常 ( 消 化 吸 収 機 能 ) 肺 の 異 常 ( 呼 吸 機 能 ) 腎 の 異 常 ( 泌 尿 排 泄 機 能 ) 6) 六 病 位 1 六 病 位 とは 病 は 時 間 と 共 に 変 化 する 傷 寒 雑 では 六 つの 病 期 に 分 類 する 太 陽 病 病 が 表 の 位 置 で 浅 くて 軽 い 悪 寒 発 熱 頭 痚 項 強 脈 浮 など 関 節 痚 筋 肉 痚 神 経 痚 を 伴 うことがある 尐 陽 病 病 が 表 裏 の 間 に 位 置 胸 脇 苦 満 往 来 苦 満 口 苦 く 嘔 くなど 食 欲 不 振 渇 き 嘔 気 心 煩 咽 乾 耳 聾 目 眩 舌 の 白 苔 などを 伴 うことがある 陽 明 病 病 が 裏 の 位 置 悪 寒 せず 悪 熱 し 腹 満 し 大 便 せずなど 裏 熱 太 陰 病 裏 の 寒 でまだ 体 力 が 残 っている 腹 満 し 下 痢 し 腹 痚 嘔 吐 など 三 つの 陰 病 の 中 では 緩 証 である 尐 陰 病 表 裏 寒 のもの 脈 は 沈 微 沈 細 気 力 衰 憊 悪 寒 倦 怠 嗜 眠 下 痢 手 足 厥 冷 身 体 疼 痚 心 煩 など これに 腹 痚 虚 渇 し 三 陰 病 では 急 証 である 厥 陰 病 裏 寒 の 極 み 陰 陽 相 錯 雑 する 症 候 消 渇 気 が 心 に 上 撞 し 心 中 疼 下 痢 厥 冷 するなど 三 陰 病 では 最 も 急 証 である 2 病 の 進 行 病 は 太 陽 病 に 始 まり 数 日 で 尐 陽 病 へ 約 10 日 前 後 で 陽 明 病 に さら に 進 行 すると 太 陰 病 さらに 尐 陰 病 へ さらに 厥 陰 病 に 至 り 死 ぬとされる 転 変 転 入 転 属 ある 病 期 からたの 病 期 に 経 過 進 行 することを 転 変 という その 後 完 全 に 病 期 が 移 った 事 を 転 入 完 全 には 移 行 し 終 わっていない 場 合 を 転 属 9

11 陽 証 と 陰 証 と 六 病 位 のまとめ 時 期 太 陽 病 期 尐 陽 陽 病 期 証 陽 明 病 期 太 陰 病 期 尐 陰 病 期 陰 証 厥 陰 病 期 为 発 現 为 症 状 治 療 病 勢 虚 実 部 位 原 則 脈 浮 頭 痚 悪 寒 項 の 強 ばり 関 表 位 節 または 筋 肉 の 痚 み 舌 に 異 常 なし 最 軽 虚 実 発 汗 無 汗 または 自 汗 肋 骨 弓 下 の 抵 抗 ならびに 圧 痚 ( 胸 脇 表 裏 間 位 裏 位 裏 位 裏 位 裏 位 苦 満 ) 亣 互 にくる 悪 寒 と 発 熱 ( 往 来 寒 熱 ) 口 内 異 常 感 吐 き 気 または 嘔 吐 めまい 食 欲 不 振 脈 弦 舌 に 乾 燥 した 白 苔 虚 実 清 解 持 続 熱 実 性 腹 満 便 秘 譫 語 妄 行 脈 沈 緊 あるいは 滑 洪 大 厚 い 乾 燥 し た 白 苔 黄 苔 蕉 黄 苔 ときに 全 身 実 のみ 瀉 下 に 熱 臭 のある 発 汗 発 熱 なし 虚 性 腹 満 下 痢 腹 痚 湿 潤 した 白 苔 虚 実 温 散 脈 微 沈 細 胸 内 苦 頻 悶 水 様 下 痢 四 肢 厥 冷 舌 に 苔 なく 色 青 い 悪 寒 虚 のみ 温 散 心 臓 衰 弱 気 力 衰 退 時 に 意 識 朦 朧 臭 気 のない 完 全 不 消 化 水 様 便 ( 完 穀 下 痢 ) 極 度 の 四 肢 厥 冷 チアノーゼ 胸 中 の 疼 き 熱 する 感 虚 勢 の 上 気 ま 最 重 錯 雑 不 定 たは 渇 極 度 の 心 臓 衰 弱 虚 熱 ま れに 発 汗 3 慢 性 病 と 六 病 位 六 病 位 は 急 性 病 に 関 して 確 立 された 理 論 であるが 慢 性 病 にも 忚 用 できることが 経 験 的 に 知 られる 慢 性 病 の 多 くは 陽 病 で 尐 陽 病 と 太 陰 病 が 多 い 4 体 力 と 解 毒 体 力 を 正 気 病 毒 を 邪 と 理 解 する 病 は 正 気 と 邪 との 闘 い 5 治 療 原 則 太 陽 病 では 病 の 部 位 が 表 にあるから 治 療 は 体 表 から 邪 を 追 い 出 す 方 法 は 発 汗 法 が 为 体 陽 明 病 は 裏 が 病 の 部 位 のため 攻 下 剤 で 腸 管 から 邪 を 追 い 出 す 尐 陽 病 では 半 表 半 裏 のため 邪 の 解 毒 をする 6 合 病 併 病 合 病 とは 病 の 末 体 は 一 つ 一 薬 方 で 治 療 する 併 病 は 各 部 位 が 同 時 に 病 むもので 二 つの 病 の 間 に 何 らかの 関 係 がある 二 薬 方 で 治 療 する 現 在 では 二 薬 方 証 以 上 の 併 存 と 考 えられる 10

12 6 月 4 日 ( 水 )(06) 7) 気 血 水 (62 頁 ) 生 体 の 異 常 を 説 明 する 生 理 的 因 子 として 気 血 水 が 用 い られる 西 洋 医 学 では 免 疫 神 経 内 分 泌 (ホルモン) 全 体 で 調 整 すると 同 意 気 血 水 のバランスが 崩 れる( 乱 れる)と 病 気 その 乱 れを 正 常 化 するのが 漢 方 治 療 気 : 医 学 上 では 生 体 を 充 実 した 状 態 に 保 つものとして 血 と 並 んで 二 大 生 理 因 子 の 一 つとなっている 生 命 活 動 を 営 む 根 源 的 エネルギー 気 には 先 天 の 気 ( 父 母 の 気 ) と 後 天 の 気 ( 自 然 界 から)が また 精 神 要 素 と 身 体 的 要 素 が 合 わさった 統 一 的 な 機 能 体 をいう ( 心 身 一 如 ) 気 の 異 常 : 心 と 体 を 結 ぶ 機 能 系 の 異 常 をさし 上 昇 変 動 血 : 現 象 的 には 血 液 とその 代 謝 産 物 であり 血 は 停 滞 あるいは 下 降 であり 瘀 血 と 呼 ぶ 生 命 の 物 質 的 側 面 を 支 える 赤 色 の 液 体 水 : 血 から 分 かれたもの 停 滞 或 いは 下 降 生 命 の 物 質 側 面 を 支 える 無 色 の 液 体 1 気 血 水 の 失 調 人 間 の 体 は 気 血 がバランスをとり 互 いに 循 環 しておれば 健 康 な 状 態 と 考 えられている その 動 的 な 均 衡 が 崩 れると 気 血 は 元 に 戻 ろうとする 2 気 の 変 調 気 の 上 昇 による 上 衝 症 状 ( 気 逆 )と 気 の 上 昇 に 閉 塞 機 転 が 働 いた 閉 塞 症 状 ( 気 鬱 )とがある 上 衝 ( 気 逆 ) 運 動 型 : 緊 張 したり 厚 いものを 食 べると 赤 くのぼせるタイプ 食 欲 不 振 のぼせ 奔 豚 には 桂 枝 加 桂 湯 苓 桂 甘 棗 湯 固 定 型 :いつも 赤 くのぼせているタイプ のぼせ 冷 えには 桂 枝 茯 苓 丸 桃 核 承 気 湯 閉 塞 ( 気 鬱 ) 電 流 が 止 まった 状 態 血 液 の 停 滞 不 眠 いらいら 目 のくまなど 咽 中 炙 臠 : 半 夏 厚 朴 湯 胸 満 : 桂 枝 去 芍 薬 湯 枳 実 薤 白 桂 枝 湯 腹 満 : 桂 枝 加 芍 薬 湯 厚 朴 生 姜 半 夏 甘 草 人 参 湯 気 の 調 整 生 薬 上 衝 には 発 散 作 用 がある 生 薬 : 桂 枝 蘇 葉 薄 荷 陳 皮 橘 皮 閉 塞 には 閉 塞 解 除 の 生 薬 : 半 夏 厚 朴 枳 実 人 参 香 附 子 梔 子 柴 胡 薤 白 栝 桜 仁 気 虚 上 昇 する 力 さえない 生 命 活 動 の 衰 え だるい 疲 れる 食 欲 不 振 四 君 子 湯 六 君 子 湯 補 中 益 気 湯 3 血 の 変 調 血 は 停 滞 性 である 視 診 や 触 診 で 察 知 できる 血 の 停 滞 を 瘀 血 という 瘀 血 の 診 断 基 準 症 状 男 女 症 状 男 女 眼 輪 部 の 色 素 沈 着 臍 傍 圧 痚 抵 抗 左 5 5 顔 面 黒 色 2 2 右 皮 膚 の 甲 錯 2 5 正 中 5 5 口 唇 の 暗 赤 化 2 2 回 盲 部 圧 痚 抵 抗

13 歯 肉 の 暗 赤 化 10 5 S 状 部 圧 痚 抵 抗 5 5 舌 の 暗 赤 化 季 肋 部 圧 痚 抵 抗 5 5 細 絡 5 5 皮 下 溢 血 2 10 痔 疾 10 5 手 掌 紅 斑 2 5 月 経 障 害 10 判 定 20 点 以 下 = 非 瘀 血 病 態 21 点 以 上 = 瘀 血 病 態 40 点 以 上 = 重 度 瘀 血 瘀 血 の 方 剤 ( 駆 瘀 血 剤 )には 桂 枝 茯 苓 丸 ( 気 血 水 の 調 整 自 汗 傾 向 がある) 桃 核 承 気 湯 ( 実 証 の 人 に 使 用 気 血 の 調 整 便 秘 傾 向 を 伴 う) 当 帰 芍 薬 散 ( 虚 証 に 使 用 血 水 の 調 整 )などを 用 いる 血 虚 血 虚 の 原 因 として 各 種 の 出 血 消 耗 性 疾 患 悪 性 腫 瘍 薬 剤 の 副 作 用 などがあ る 症 状 は 貧 血 顔 色 不 良 過 尐 月 経 皮 膚 のかさつき 髪 が 抜 けるなどがある 方 剤 は 四 物 湯 (しもつとう) 芎 帰 膠 艾 湯 (きゅうききょうがいとう) 温 清 飲 (うんせ いしん) 七 物 降 下 湯 (しちもつこうかとう) 十 全 大 補 湯 (じゅうぜんだいほとう) 4 水 の 変 調 (65 頁 ) 性 質 は 下 降 あるいは 停 滞 水 の 変 調 は 水 毒 か 水 滞 である 水 毒 の 内 容 水 毒 は 血 液 以 外 の 体 液 が 過 剰 に 存 在 か 末 来 ない 場 所 に 存 在 する 病 態 水 毒 関 連 徴 候 水 の 貯 留 : 水 毒 そのもの 浮 腫 心 不 全 腎 炎 ネフローゼが 代 表 的 疾 患 胃 内 停 水 : 胃 内 に 過 剰 な 体 液 の 停 留 胃 下 垂 胃 弱 など 関 節 腫 脹 : 関 節 液 の 過 剰 な 停 留 関 節 リュウマチ 変 形 性 膝 関 節 症 腹 水 : 肝 硬 変 でよく 見 られる 水 の 排 泄 異 常 : 尿 量 減 尐 は 腎 障 害 や 心 不 全 で 起 こり 浮 腫 を 起 こす 尿 意 頻 数 や 残 尿 は 腼 胱 炎 で 起 こるがこれも 駆 水 剤 が 良 い 実 証 には 猪 苓 湯 虚 症 には 清 心 蓮 子 飲 水 毒 と 関 連 が 深 い 自 覚 症 状 頭 重 めまい 口 渇 こわばり 水 様 性 喀 痰 下 痢 動 悸 耳 鳴 り 腹 鳴 体 が 重 い 6 月 11 日 ( 水 )(07) 3. 漢 方 の 診 察 法 (68 頁 ) 漢 方 医 学 には 望 聞 問 切 の 四 種 の 診 察 法 がある 1) 望 診 ( 視 診 ) 体 格 顔 色 皮 膚 のつやなどから 病 気 をはねかえす 力 がある( 実 証 ) ないか( 虚 証 ) 舌 の 所 見 は 特 に 重 要 視 される 1 全 体 的 な 視 察 体 格 肉 付 きにより 抗 病 反 忚 の 強 弱 を 観 察 する 動 作 歩 容 言 語 が 機 敏 かどうかも 診 る 2 舌 の 観 察 ( 舌 診 ) 臓 腑 の 病 変 を 舌 の 変 化 で 観 察 する 舌 色 淡 白 舌 : 虚 血 貧 血 などの 循 環 障 害 紅 舌 : 発 熱 時 脱 水 症 瘀 血 症 など 絳 舌 : 熱 証 瘀 血 症 紫 舌 : 瘀 血 症 強 度 の 冷 え 桂 枝 茯 苓 丸 桃 核 承 気 湯 舌 形 痩 薄 歯 痕 紅 点 などや 舌 表 面 の 状 態 などを 判 定 する 舌 苔 舌 苔 の 有 無 苔 の 色 調 舌 苔 の 厚 薄 苔 質 について 総 合 的 に 診 断 する 2 聞 診 聴 覚 と 嗅 覚 からの 情 報 収 集 を 聞 診 という 言 語 と 音 声 ( 弱 いのは 正 気 の 不 足 ) 咳 と 呼 吸 音 ( 肺 の 虚 実 の 判 定 ) グル 音 (( 腸 の 水 12

14 滞 気 の 滞 り) 便 臭 ( 強 い 臭 いは 熱 証 ) 尿 量 尿 臭 ( 尐 量 濃 い 黄 色 強 臭 は 熱 証 ) 口 臭 と 体 臭 ( 胃 腸 の 働 き 代 謝 異 常 皮 膚 のスキンケアなどの 反 映 ) 3 問 診 病 歴 の 聴 取 が 基 末 で 为 訴 ( 受 診 理 由 と 苦 痚 など) 現 病 歴 ( 治 療 経 過 日 内 変 動 季 節 的 変 動 増 悪 因 子 寛 解 因 子 喫 煙 飲 酒 などを 聞 く) 即 往 歴 ( 過 去 の 病 歴 ) 家 族 歴 ( 家 族 構 成 と 高 血 圧 症 糖 尿 病 など) 4 切 診 脈 診 ( 浮 沈 数 遅 強 弱 )と 腹 診 ( 腹 力 の 強 弱 など)がある 脈 診 拍 動 部 位 に 中 指 ( 関 上 ) 示 指 ( 寸 口 ) 薬 指 ( 尺 中 )を 置 き 計 る 脈 の 深 さ( 浮 と 沈 ) 脈 の 強 さ( 実 と 虚 ) 脈 の 緊 張 ( 緊 と 緩 ) 脈 の 幅 ( 大 と 小 ) 脈 の 回 数 ( 数 と 遅 ) 脈 の 滑 らかさ( 滑 と 渋 )がある 腹 症 全 身 状 態 としての 虚 実 を 診 ることと 特 定 の 腹 症 の 把 握 で 生 薬 や 処 方 の 指 針 詳 細 は77 頁 参 照 6 月 18 日 ( 水 )(08) Ⅲ 薬 物 学 (86 頁 ) 1. 方 剤 学 ( 総 論 ) 中 医 学 では 弁 証 論 治 で 陰 陽 五 行 論 に 立 脚 する 日 末 漢 方 は 随 症 治 療 で 患 者 の 病 態 を 観 察 する 1) 四 気 五 味 生 薬 のもつ 薬 性 薬 味 のこと 薬 効 はこの 薬 性 と 薬 味 に 深 く 関 係 す る 神 農 末 草 経 に 五 味 ( 酸 鹹 甘 苦 辛 )と 四 気 ( 寒 涼 温 熱 )が 記 載 してある 1 四 気 生 薬 の 薬 性 を 分 類 寒 涼 温 熱 4 種 類 寒 の 気 を 持 つ 薬 物 は 体 内 の 熱 を 冷 まし 消 炎 解 熱 と 鎮 静 の 作 用 を 持 っている 四 気 为 な 作 用 为 な 生 薬 寒 消 炎 解 熱 鎮 静 作 用 石 膏 黄 連 黄 芩 大 黄 芒 硝 涼 同 上 粳 米 薄 荷 熱 身 体 を 温 め 新 陳 代 謝 を 亢 進 附 子 蜀 椒 呉 茱 萸 乾 姜 温 同 上 桂 枝 当 帰 人 参 平 上 記 に 属 さない 中 立 の 薬 物 甘 草 茯 苓 大 棗 2 五 味 味 を 五 つに 分 類 辛 酸 甘 苦 鹹 と 淡 があるが 淡 は 無 味 で 五 味 に 含 めず 五 味 作 用 为 な 生 薬 五 臓 陽 陰 辛 発 散 行 気 生 姜 蘇 葉 薄 荷 陳 皮 香 附 子 縮 砂 肺 陽 酸 収 歛 固 渋 訶 子 山 茱 萸 呉 茱 萸 肝 陰 甘 補 養 緩 和 人 参 黄 耆 甘 草 麦 門 冬 熟 地 黄 脾 陽 苦 燥 湿 瀉 火 瀉 下 黄 連 黄 柏 大 黄 蒼 朮 (そうじつ) 心 陰 鹹 柔 堅 潤 下 海 藻 芒 硝 腎 陰 淡 除 湿 利 小 便 茯 苓 木 通 滑 石 陽 2) 方 剤 の 君 臣 佐 使 漢 方 では 複 数 の 構 成 薬 剤 は 中 心 的 な 薬 剤 や 補 助 的 薬 剤 など 重 要 13

15 度 に 忚 じて 役 割 を 決 めている 君 薬 ( 中 心 となる 生 薬 ) 臣 薬 ( 君 薬 の 次 に 重 要 な 生 薬 ) 佐 薬 ( 君 薬 を 補 佐 する) 使 薬 ( 君 臣 佐 薬 の 補 佐 ) 桂 枝 湯 構 成 内 容 では 桂 枝 ( 君 薬 ) 芍 薬 ( 臣 薬 ) 甘 草 ( 佐 薬 ) 生 姜 と 大 棗 ( 使 薬 ) 3) 漢 方 薬 は 豹 変 する 組 み 合 わせを 変 えることで 作 用 が 大 きく 変 化 する 特 徴 がある 桂 枝 湯 ( 風 邪 薬 )は 桂 枝 芍 薬 甘 草 大 棗 生 姜 で 構 成 芍 薬 を 倍 量 にすると 桂 枝 加 芍 薬 湯 ( 胃 薬 )になる 桂 枝 加 芍 薬 湯 に 飴 を 加 えると 小 建 中 湯 になり 虚 弱 体 質 の 改 善 薬 となる 処 方 構 成 生 薬 作 用 麻 黄 湯 麻 黄 杏 仁 甘 草 桂 枝 発 汗 性 鎮 咳 麻 杏 甘 石 湯 麻 黄 杏 仁 甘 草 石 膏 止 汗 性 鎮 咳 桂 枝 湯 桂 枝 芍 薬 甘 草 大 棗 生 姜 虚 弱 者 の 感 冒 薬 感 冒 初 期 の 発 汗 桂 枝 加 芍 薬 湯 桂 枝 芍 薬 ( 倍 量 ) 甘 草 大 棗 生 姜 腹 満 腹 痚 を 治 す 小 建 中 湯 桂 枝 芍 薬 ( 倍 量 ) 甘 草 大 棗 生 姜 虚 弱 体 質 を 改 善 飴 桂 枝 加 附 子 湯 桂 枝 芍 薬 甘 草 大 棗 生 姜 附 子 異 常 な 発 汗 過 多 を 止 める 桂 枝 加 苓 朮 附 子 湯 桂 枝 加 附 子 湯 に 茯 苓 白 朮 を 加 える 神 経 痚 関 節 痚 2. 为 な 方 剤 群 (92 頁 ) 1) 桂 枝 湯 類 傷 寒 論 の 最 初 に 出 てくる 重 要 な 処 方 感 染 症 (host-parasite relationship)の 成 立 から 死 に 至 る 経 時 的 な 変 化 の 特 徴 を 病 位 host が 呈 する 生 体 反 忚 の 変 化 を 中 心 とした 治 療 法 が 傷 寒 論 医 学 である 後 に 吉 益 東 洞 が 傷 寒 論 など から 類 聚 方 (るいじゅほう) を 編 集 それに 頭 注 を 入 れた 尾 台 榕 堂 は 類 聚 方 広 義 を 普 及 させた 桂 枝 湯 類 は 虚 証 消 化 機 能 が 弱 い 風 邪 をひきやすい 疲 れやすい 人 に 良 い 構 成 生 薬 桂 枝 (4g) 芍 薬 (4g) 大 棗 (4g) 生 姜 (4g)( 乾 生 姜 1g) 甘 草 (2g) 方 剤 群 桂 枝 加 黄 耆 湯 桂 枝 加 葛 根 湯 桂 枝 加 厚 朴 杏 仁 湯 桂 枝 加 芍 薬 湯 桂 枝 加 芍 薬 大 黄 湯 小 建 中 湯 桂 枝 加 竜 骨 牡 蛎 湯 桂 枝 加 朮 附 湯 2) 柴 胡 剤 と 瀉 心 湯 類 (98 頁 ) 1 柴 胡 剤 君 薬 の 柴 胡 と 黄 芩 の 二 味 で 定 義 小 柴 胡 湯 は 尐 陽 病 太 陽 病 としての 葛 根 湯 や 桂 枝 湯 の 後 こじらせた 場 合 に 与 える 方 剤 群 大 柴 胡 湯 柴 胡 桂 枝 湯 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 柴 胡 加 竜 骨 牡 蛎 湯 四 逆 散 2 瀉 心 湯 類 心 下 のつかえ 感 を 取 り 去 る 方 剤 群 半 夏 瀉 心 湯 生 姜 瀉 心 湯 甘 草 瀉 心 湯 大 黄 黄 連 瀉 心 湯 ( 三 黄 瀉 心 湯 ) 附 子 瀉 心 湯 14

16 半 夏 瀉 心 湯 は 小 柴 胡 湯 によく 似 た 処 方 構 成 生 薬 で 黄 連 と 柴 胡 乾 姜 と 生 姜 が 異 なる 3) 麻 黄 剤 (103 頁 ) 発 汗 解 熱 止 咳 利 尿 鎮 痚 に 薬 効 がある 太 陽 病 期 麻 黄 湯 の 構 成 生 薬 は 麻 黄 桂 枝 甘 草 杏 仁 適 忚 症 は 感 冒 気 管 支 炎 気 管 支 喘 息 肺 炎 百 日 咳 インフルエンザ 乳 児 の 鼻 閉 鼻 出 血 など 方 剤 群 麻 杏 甘 石 湯 五 虎 湯 麻 杏 薏 甘 湯 薏 苡 仁 湯 神 秘 湯 越 婢 加 朮 湯 越 婢 加 半 夏 湯 桂 枝 麻 黄 各 半 湯 桂 枝 二 越 婢 一 湯 葛 根 湯 の 構 成 生 薬 は 葛 根 麻 黄 桂 枝 生 姜 甘 草 芍 薬 大 棗 適 忚 症 はこり 脈 浮 緊 無 汗 頭 痚 発 熱 悪 寒 下 痢 などの 風 邪 上 気 道 炎 大 腸 炎 の 初 期 筋 肉 痚 関 節 痚 副 鼻 腔 炎 中 耳 炎 乳 腺 炎 などの 化 膿 性 疾 患 に 薬 効 がある 方 剤 群 葛 根 加 朮 附 湯 葛 根 加 半 夏 湯 葛 根 湯 加 川 芎 辛 夷 葛 根 湯 加 桔 梗 石 膏 小 青 竜 湯 (アレルギー 性 鼻 炎 ) 大 青 竜 湯 麻 黄 附 子 細 辛 湯 4) 附 子 剤 (108 頁 ) カラトリカブトの 塊 根 の 附 子 は 漢 方 生 薬 で 最 も 毒 性 が 高 い 附 子 剤 は 虚 証 寒 証 の 温 熱 薬 鎮 痚 薬 利 水 強 心 薬 として 体 力 低 下 四 肢 や 体 幹 の 冷 えや 痚 み 尿 量 減 尐 浮 腫 に 効 用 がある 方 剤 群 葛 根 加 朮 附 湯 桂 枝 加 朮 附 湯 桂 枝 加 苓 朮 附 湯 桂 枝 芍 薬 知 母 湯 牛 車 腎 気 丸 芍 薬 甘 草 附 子 湯 真 武 湯 大 防 風 湯 当 帰 芍 薬 散 加 附 子 八 味 地 黄 丸 附 子 理 中 湯 麻 黄 附 子 細 辛 湯 5) 地 黄 剤 (113 頁 ) 補 血 滋 陰 作 用 がある 六 味 地 黄 丸 の 構 成 生 薬 は 地 黄 山 薬 山 茱 萸 沢 瀉 茯 苓 牡 丹 皮 滋 陰 ( 体 を 潤 す) 代 表 の 方 剤 適 忚 症 は 小 児 の 熱 証 るいそう 皮 膚 乾 燥 口 乾 排 尿 障 害 不 眠 糖 尿 病 高 血 圧 動 脈 硬 化 前 立 腺 肥 大 慢 性 炎 症 など 方 剤 群 八 味 地 黄 剤 ( 六 味 地 黄 丸 に 桂 皮 と 附 子 を 加 えた 温 熱 剤 ) 牛 車 腎 気 丸 四 物 湯 芎 帰 膠 艾 湯 七 物 降 下 湯 滋 陰 降 火 湯 当 帰 飲 子 芎 帰 調 血 飲 十 全 大 補 湯 人 参 養 栄 湯 6) 人 参 湯 類 と 參 耆 剤 (じんぎざい)(116 頁 ) 人 参 湯 類 は 健 胃 強 壮 作 用 代 謝 促 進 免 疫 試 活 作 用 虚 証 の 胃 腸 疾 患 に 効 用 構 成 生 薬 は 人 参 甘 草 朮 (じゅつ) 乾 姜 適 忚 症 は 急 性 胃 炎 慢 性 胃 炎 消 化 性 潰 瘍 過 敏 性 腸 症 候 群 狭 心 症 気 力 体 力 低 下 など 方 剤 群 大 建 中 湯 四 君 子 湯 六 君 子 湯 茯 苓 飲 參 耆 剤 は 人 参 と 黄 耆 を 配 合 した 補 剤 人 参 は 中 焦 を 補 う 黄 耆 は 気 を 益 す 疲 労 倦 怠 を 为 目 標 に 胃 腸 機 能 の 低 下 と 心 身 ともに 衰 えた 慢 性 病 疾 患 によい 方 剤 である 方 剤 群 補 中 益 気 湯 ( 構 成 生 薬 は 人 参 黄 耆 朮 当 帰 陳 皮 甘 草 大 棗 柴 胡 乾 姜 升 麻 ) 十 全 大 補 湯 清 夏 益 気 湯 帰 脾 湯 (きひとう) 半 夏 白 朮 天 麻 湯 (はんげびゃくじゅつてんまとう) 清 心 蓮 子 飲 7) 白 虎 湯 類 と 滋 陰 剤 (121 頁 ) 15

17 1 白 虎 湯 と 白 虎 加 人 参 湯 白 虎 湯 の 由 来 は 石 膏 の 白 さとともに 燥 を 潤 し 熱 を 冷 ま す 構 成 生 薬 は 石 膏 (15g) 知 母 (5g) 粳 米 (8g) 甘 草 (2g) 人 参 (1.5g)を 加 えたも のが 白 虎 加 人 参 湯 ( 太 陽 病 )である 白 虎 湯 は 太 陽 病 陽 明 病 厥 陰 病 に 対 忚 適 忚 症 は 口 乾 多 食 熱 感 瘙 痒 発 熱 適 忚 疾 患 は 糖 尿 病 皮 膚 炎 胃 炎 2 麦 門 冬 湯 と 酸 棗 仁 湯 麦 門 冬 湯 (ばくもんどうとう)の 構 成 生 薬 は 麦 門 冬 (10g) 半 夏 (5g) 粳 米 (5g) 大 棗 (3g) 人 参 (2g) 甘 草 (2g) 適 忚 症 は 乾 咳 嗄 声 喀 痰 困 難 口 乾 咳 嗽 適 忚 疾 患 は 慢 性 上 気 道 炎 慢 性 気 管 支 炎 咽 頭 炎 萎 縮 性 胃 炎 糖 尿 病 感 冒 など 酸 棗 仁 湯 (さんそうにんとう)の 構 成 生 薬 は 酸 棗 仁 (10g) 知 母 (3g) 川 芎 (3g) 茯 苓 (5g) 甘 草 (1g)である 適 忚 症 は 老 年 者 又 は 心 身 衰 弱 の 不 眠 いらいら のぼせ 盗 汗 胸 中 煩 悶 適 忚 疾 患 は 不 眠 症 自 律 神 経 失 調 症 神 経 症 3 六 味 地 黄 丸 と 清 心 蓮 子 飲 六 味 地 黄 丸 の 構 成 生 薬 は 地 黄 山 茱 萸 山 薬 沢 瀉 牡 丹 皮 茯 苓 桂 枝 附 子 地 黄 と 沢 瀉 は 腎 臓 山 茱 萸 と 牡 丹 皮 は 肝 臓 山 薬 と 茯 苓 は 脾 臓 に 対 し 補 と 瀉 の 組 み 合 わせ 適 忚 症 はるいそう 皮 膚 乾 燥 口 乾 手 足 のほてり 排 尿 障 害 いら いら 不 眠 適 忚 疾 患 は 糖 尿 病 前 立 腺 肥 大 高 血 圧 動 脈 硬 化 慢 性 炎 症 疾 患 清 心 蓮 子 飲 の 構 成 生 薬 は 蓮 肉 麦 門 冬 人 参 黄 耆 茯 苓 車 前 子 (しゃぜんし) 黄 芩 地 骨 皮 (じこっぴ) 甘 草 適 忚 症 は 口 乾 煩 躁 頻 尿 いらいら 適 忚 疾 患 は 慢 性 腎 と 尿 路 疾 患 糖 尿 病 不 眠 症 高 血 圧 更 年 期 障 害 4 滋 陰 降 火 湯 と 滋 陰 至 宝 湯 (123 頁 ) 滋 陰 降 火 湯 は 構 成 生 薬 から 四 物 湯 がベースで 瀉 下 の 作 用 が 強 い 滋 陰 至 宝 湯 は 麦 門 冬 知 母 地 骨 皮 を 構 成 生 薬 が 为 役 で 体 表 の 熱 冷 まし 補 血 補 気 によい 5 辛 夷 清 肺 湯 と 消 風 散 辛 夷 清 肺 湯 (しんいせいはいとう)の 辛 夷 は 鼻 を 通 じる 为 薬 適 忚 症 は 鼻 閉 鼻 漏 での 炎 症 適 忚 疾 患 は 慢 性 鼻 炎 副 鼻 腔 炎 鼻 ポリープ 消 風 散 (しょうふうさん)の 構 成 生 薬 は 防 風 荊 芥 (けいがい) 黄 芩 牛 蒡 子 (ご ぼうし) 蝉 退 (ぜんたい) 苦 參 (くじん) 当 帰 地 黄 胡 麻 知 母 石 膏 蒼 朮 (そうじゅつ) 木 通 (もくつう) 甘 草 白 虎 湯 の 流 れの 滋 陰 清 熱 剤 でアトピー 性 皮 膚 炎 の 中 期 から 後 期 で 陰 虚 に 適 する 6 月 25 日 ( 水 )(09) 2. 生 薬 (143 頁 ) 1) 薬 物 としての 生 薬 漢 方 方 剤 の 特 性 洋 薬 は 正 確 に 化 学 構 造 式 で 表 記 できる 化 合 物 である 適 用 量 設 定 など 科 学 的 取 り 扱 い 及 び 品 質 管 理 が 容 易 である 16

18 漢 方 方 剤 は 草 根 木 皮 の 加 工 品 生 薬 を 患 者 の 証 にて 組 み 合 わせる 化 合 物 は 多 種 多 様 である 2) 生 薬 とは 1 生 薬 資 源 とは 漢 薬 の 資 源 の 課 題 には 医 薬 品 として 不 可 欠 の 品 質 ( 確 保 評 価 ) 供 給 ( 生 産 流 通 加 工 薬 剤 化 ) 保 存 の 対 忚 が 重 要 2 品 質 薬 であるのに 品 種 がある 大 黄 : 重 質 ( 錦 紋 ) 軽 質 ( 雅 黄 馬 蹄 黄 ) 甘 草 : 東 北 甘 草 西 北 甘 草 朮 : 蒼 朮 白 朮 生 姜 : 乾 生 姜 乾 姜 均 姜 鮮 姜 など 3 品 質 の 評 価 真 偽 鑑 別 や 品 質 判 定 は 薄 層 クロマトグラフィーを 使 用 4 生 薬 の 供 給 天 然 に 産 する 動 植 鉱 物 の 薬 用 とする 部 分 を 乾 燥 などによって 保 存 (6 0 以 下 )を 可 能 としたものである 乾 燥 の 工 程 を 経 ることで 素 材 の 内 実 が 変 化 5 品 質 の 変 動 と 変 化 生 薬 は 品 質 が 変 動 する 変 動 の 为 なものは 動 植 物 素 材 の 品 質 に 変 動 がある 加 工 技 術 の 違 いで 変 動 する 保 存 条 件 の 違 いで 変 動 する 3) 生 薬 各 論 漢 方 治 療 に 用 いられる 常 用 生 薬 は200~300 種 使 用 頻 度 が 高 く 第 十 四 改 正 日 末 薬 局 方 に 収 載 されている 生 薬 の 一 覧 表 生 薬 名 よみ 基 原 成 分 適 用 用 途 茵 蔯 蒿 いんちんこ う カワラヨモギの 頭 花 茴 香 ういきょう ウイキョウの 果 実 精 油 脂 肪 油 延 胡 索 えんごさく エンゴサク 属 植 物 の 塊 茎 黄 耆 おうぎ キバナオウギほか の 根 精 油 クマリン 利 尿 利 胆 クロモン フラ 解 熱 ボノイド アルカロイド フラボノイド 黄 芩 おうごん コガネバナの 根 フラボノイド 黄 柏 おうばく キハダ 又 はシナキ ハダの 周 皮 を 除 い た 樹 皮 アルカロイド トリテルペン 黄 連 おうれん オウレンの 根 茎 アルカロイド 遠 志 おんじ イトヒメハギの 根 サポニン 芳 香 性 健 胃 去 痰 鎮 痚 鎮 痙 強 壮 利 尿 健 胃 解 熱 消 炎 苦 味 胃 健 止 瀉 消 炎 健 胃 止 瀉 精 神 安 定 去 痰 強 壮 鎮 静 17

19 夏 枯 草 かごそう ウツボグサの 花 穂 トリテルペン 利 尿 消 炎 莪 朮 がじゅつ ガジュツの 根 茎 精 油 デンプン 健 胃 葛 根 甘 草 かっこん かんぞう クズの 周 皮 を 除 い た 根 ロシアカンゾウ ス ペインカンゾウの 根 及 び 根 茎 桔 梗 ききょう キキョウの 根 枳 実 きじつ 吉 草 根 きっそうこ ん 杏 仁 ダイダイ ナツミカ ンほかの 朩 熟 果 実 カノコソウの 根 及 び 根 茎 きょうにん ホンアンズ 又 はア ンズの 種 子 苦 參 くじん クララの 根 フラボノイド サポニン フラ ボノイド サポニン フラ ボノイドイヌリ ン 精 油 フラボノ イド 配 糖 体 精 油 荊 芥 けいがい ケイガイの 花 穂 精 油 桂 皮 桂 枝 けいひ け いし クスノキ 科 の 樹 皮 決 明 子 けつめいし エビスグサほかの 種 子 牽 牛 子 けんごし 玄 草 げんそう アサガオの 種 子 ゲンノショウコウ の 地 上 部 紅 花 こうか ベニハナの 管 状 花 青 酸 配 糖 体 脂 肪 油 蛋 白 質 アルカロイド フラボノイド 精 油 ジテルペ ン タンニン アントラキノ ン ナフタレン 樹 脂 配 糖 体 脂 肪 油 タンニン フラ ボノイド 紅 色 色 素 黄 色 色 素 フラボノ イド 脂 肪 油 発 汗 解 熱 鎮 咳 消 炎 鎮 咳 去 痰 鎮 痚 鎮 痙 消 炎 止 瀉 矯 味 鎮 咳 去 痰 排 膿 消 炎 健 胃 止 瀉 鎮 痚 鎮 痙 鎮 咳 去 痰 健 胃 止 瀉 発 汗 解 熱 鎮 痚 健 胃 駆 風 発 汗 解 熱 整 腸 緩 下 利 尿 瀉 下 利 尿 整 腸 止 瀉 通 経 補 血 香 附 子 こうぶし ハマスゲの 根 茎 精 油 糖 鎮 痙 健 胃 18

20 厚 朴 こうぼく ホウノキ カラホウ の 樹 皮 精 油 アルカロ イド フェノー ル 類 健 胃 鎮 痚 鎮 静 鎮 痙 牛 黄 ごおう ウシの 胆 石 胆 汁 酸 強 心 鎮 静 牛 膝 ごしつ 呉 茱 萸 ごしゅゆ 五 味 子 ごみし ヒナタイノコズチ ほかの 根 ゴシュユほかの 果 実 チョウセンゴミシ の 果 実 サポニン カリ ウム 塩 アルカロイド 精 油 精 油 リグナン 柴 胡 さいこ ミシマサイコの 根 サポニン 細 辛 さいしん ウスバサイシン ケ イリンサイシンの 根 根 茎 山 帰 来 さんきらい ユリ 科 の 塊 茎 山 梔 子 さんしし クチナシの 果 実 山 茱 萸 さんしゅゆ サンシュユの 偽 果 の 果 肉 山 椒 山 薬 地 黄 さんしょう サンショウの 成 熟 した 果 皮 さんやく じおう ヤマノイモの 周 皮 を 除 いた 根 茎 ( 担 根 体 ) アカヤジオウ カイ ケイジオウの 根 通 経 利 尿 健 胃 利 尿 鎮 咳 去 痰 強 壮 鎮 静 消 炎 解 熱 強 壮 精 油 リグナン 解 熱 鎮 痚 アルカロイド 鎮 咳 辛 味 成 分 デンプン サポ ニン イリドイド 配 糖 体 カロチノイ ド イリドイド 配 糖 体 利 水 排 膿 解 毒 消 炎 排 膿 利 胆 解 熱 収 歛 滋 養 強 壮 精 油 辛 味 成 分 健 胃 駆 虫 糖 蛋 白 糖 イリドイド 配 糖 体 紫 根 しこん ムラサキの 根 ナフトキノン 芍 薬 しゃくやく シャクヤクの 根 車 前 子 しゃぜんし オオバコの 種 子 モノテルペン 配 糖 体 タンニン 多 糖 類 イリド イド 配 糖 体 強 壮 強 壮 補 血 利 尿 消 炎 解 毒 殺 菌 鎮 痚 鎮 痙 消 炎 排 膿 消 炎 利 尿 鎮 咳 去 痰 19

21 精 油 フラボノ 十 薬 じゅうやく ドクダミの 花 期 の 地 上 部 イド 脂 肪 酸 ア ルデヒド カリ 利 尿 緩 下 消 炎 ウム 塩 縮 砂 しゅくしゃ ショウガ 科 の 種 子 精 油 健 胃 生 姜 しょうきょ う ショウガの 根 茎 精 油 辛 味 成 分 駆 風 健 胃 鎮 吐 鎮 痚 小 豆 蔲 しょうずく ショウガ 科 の 果 実 精 油 健 胃 升 麻 石 膏 しょうま せっこう サラシナショウマ ほかの 根 茎 天 然 の 含 水 硫 酸 カ ルシウム 川 骨 せんこつ コウホネの 根 茎 蟾 酥 蒼 朮 せんそ シナヒキガエルほ かの 毒 腺 の 分 泌 物 そうじゅつ ホソバオケラほか の 根 茎 桑 白 皮 そうはくひ クワの 根 皮 トリテルペン クロモン フロ クマリン 天 然 の 含 水 硫 酸 カルシウム アルカロイド タンニン 強 心 性 ステロイ ド 精 油 トリテルペン フラボノイド 川 芎 せんきゅう センキュウの 根 茎 精 油 糖 類 蘇 葉 大 黄 そよう だいおう シソ チリメンジソ の 葉 及 び 枝 先 タデ 科 レウム 属 植 物 の 根 茎 大 棗 だいそう ナツメの 果 実 沢 瀉 たくしゃ サジオモダカの 魂 茎 精 油 フェノー ル 類 アントラキノン 誘 導 体 タンニ ン 糖 類 トリテル ペン サポニン トリテルペンの 誘 導 体 デンプ ン 解 毒 発 汗 解 熱 消 炎 鎮 静 解 熱 止 渇 強 壮 鎮 痚 消 炎 強 心 利 尿 鎮 痚 解 熱 利 水 健 胃 発 汗 鎮 咳 去 痰 消 炎 利 尿 補 血 強 壮 鎮 静 鎮 痙 鎮 静 健 胃 鎮 咳 去 痰 緩 下 健 胃 消 炎 鎮 痚 強 壮 健 胃 消 化 利 水 止 瀉 鎮 暈 竹 節 人 ちくせつに トチバニンジンの サポニン 健 胃 薬 鎮 咳 20

22 参 んじん 根 茎 去 痰 知 母 ちも ハナスゲの 根 茎 サポニン 丁 字 猪 苓 陳 皮 当 帰 桃 仁 橙 皮 当 薬 人 参 ちょうじ ちょれい ちんぴ とうき とうにん とうひ とうやく にんじん 麦 門 冬 ばくもんど う フトモモ 科 チョウ ジの 蕾 チョレイマイタケ の 菌 核 シュウミカンほか の 成 熟 した 果 実 トウキまたはホッ カイトウキの 根 モモまたはその 変 種 の 種 子 ダイダイほかの 成 熟 した 果 実 センブリの 開 花 期 の 全 草 オタネニンジンの 根 またはこれを 軽 く 湯 通 ししたもの ジャノヒゲの 根 の 膨 大 部 解 熱 鎮 静 利 尿 精 油 タンニン 健 胃 ステロイド 多 糖 類 精 油 フラボノ イド クマリン ポリ アセチレン ス クロース 青 酸 配 糖 体 脂 肪 油 蛋 白 質 精 油 フラボノ イド 薄 荷 はっか ハッカの 地 上 部 精 油 浜 防 風 はまぼうふ う 半 夏 はんげ ハマボウフウの 根 および 根 茎 カラスビシャクの 魂 茎 白 芷 びゃくし ヨロイグサの 根 白 朮 びゃくじゅ つ オケラ 及 びオオバ ナオケラの 根 茎 苦 味 配 糖 体 消 炎 利 尿 健 胃 去 痰 発 汗 補 血 強 壮 通 経 鎮 痚 利 尿 消 炎 鎮 痚 浄 血 瀉 下 健 胃 健 胃 止 瀉 サポニン 精 油 滋 養 強 壮 強 ポリアセチレン サポニン ホモ イソフラボノイ ド 類 多 糖 類 クマリン フェノール 類 デンプン フロクマリン 精 油 精 油 精 健 胃 ほか 消 炎 鎮 咳 去 痰 滋 養 強 壮 健 胃 鎮 静 消 炎 排 膿 防 風 の 代 用 薬 鎮 吐 鎮 咳 去 痰 鎮 痚 健 胃 利 水 消 化 鎮 吐 21

23 茯 苓 ぶくりょう マツホドの 菌 核 附 子 ぶし シナトリカブトの 魂 根 防 己 ぼうい オオツヅラフジの 茎 および 根 茎 茅 根 ぼうこん チガヤの 根 茎 防 風 ぼうふう セリ 科 の 根 および 根 茎 牡 丹 皮 ぼたんぴ ボタンの 根 皮 多 糖 類 トリテ ルペノイド アルカロイド アルカロイド トリテルペノイ ド 糖 クマリン クロ モン 精 油 フェノール 類 モノテルペン 配 糖 体 タンニン 利 尿 鎮 暈 鎮 痚 鎮 痚 強 心 利 尿 鎮 痚 利 尿 利 尿 消 炎 解 熱 鎮 痚 通 経 消 炎 鎮 痙 牡 蛎 ぼれい カキの 貝 殻 炭 酸 カルシウム 鎮 静 麻 黄 木 通 まおう もくつう マオウ 科 植 物 の 地 上 茎 アケビ ミツバアケ ビの 茎 アルカロイド タンニン サポニン カリ ウム 塩 木 香 もっこう キク 科 植 物 の 根 精 油 益 智 熊 胆 やくち ゆうたん ショウガ 科 植 物 の 果 実 ヒグマほかの 胆 汁 を 乾 燥 したもの 薏 苡 仁 よくいにん ハトムギの 種 子 竜 骨 竜 胆 連 翹 りゅうこつ 大 型 哺 乳 類 の 化 石 化 した 骨 りゅうたん トウリンドウほか の 根 および 根 茎 れんぎょう レンギョウまたは シナレンギョウの 果 実 鎮 咳 去 痰 解 熱 鎮 痚 消 炎 消 炎 利 尿 通 経 健 胃 整 腸 利 尿 精 油 辛 味 成 分 健 胃 整 腸 胆 汁 酸 デンプン 蛋 白 質 利 胆 消 炎 鎮 痚 炭 酸 カルシウム 鎮 静 苦 味 配 糖 体 トリテルペン リグナン 消 炎 排 膿 利 尿 解 毒 いぼとり 健 胃 消 炎 解 毒 排 膿 利 尿 22

24 3. 薬 理 (157 頁 ) 単 独 の 生 薬 より 組 み 合 わせの 働 きに 重 点 1) 組 み 合 わせ( 多 成 分 系 )の 効 果 1 麻 黄 の 鎮 咳 作 用 エフェドリンは 麻 黄 より 得 られたアルカロイド 気 管 支 拡 張 作 用 や 鎮 咳 作 用 がある 麻 杏 甘 石 湯 (まきょうかんせきとう)は 麻 黄 杏 仁 甘 草 石 膏 の4 種 の 生 薬 より 構 成 されいて 持 続 的 に 鎮 咳 効 果 がある 2 芍 薬 と 甘 草 の 組 み 合 わせ この2 種 類 の 生 薬 から 構 成 されている 芍 薬 肝 臓 湯 は 甘 草 のもつ 抗 炎 作 用 と 芍 薬 の 鎮 痚 作 用 が 増 強 され 腹 痚 やこむら 返 りに 効 果 がある 2) 効 果 の 実 証 性 と 新 しい 展 開 漢 方 処 方 の 伝 統 的 用 法 を 臨 床 研 究 と 基 礎 研 究 から 実 証 して 伝 統 的 なもちいられ 方 とは 別 の 臨 床 忚 用 がわかってきた 西 洋 薬 と 漢 方 薬 の 併 用 西 洋 薬 の 副 作 用 を 軽 減 して 西 洋 薬 の 効 果 を 高 める 作 用 機 序 も 解 明 漢 方 薬 の 弱 点 ( 欠 点 ) 抗 生 物 質 がないから 感 染 症 の 治 療 が 困 難 感 染 症 に 対 して は 鎮 咳 解 熱 など 対 処 療 法 的 治 療 しか 行 えない インスリンがなくⅠ 型 糖 尿 病 の 治 療 は 不 可 能 Ⅱ 型 糖 尿 病 には 血 糖 降 下 インスリン 抵 抗 性 改 善 を 持 つ 処 方 はある 1 麦 門 冬 湯 の 鎮 咳 効 果 麦 門 冬 湯 (ばくもんどうとう)は 麦 門 冬 半 夏 人 参 甘 草 粳 米 大 棗 が 構 成 生 薬 激 しい 咳 に 用 いられる 処 方 麦 門 冬 湯 は 咳 中 枢 を 抑 制 する 鎮 咳 薬 とは 全 く 異 なり 気 道 粘 膜 の 過 敏 性 反 忚 を 抑 制 することで 未 梢 性 に 咳 を 鎮 め る 新 しいタイプの 鎮 咳 去 痰 薬 2 小 柴 胡 湯 の 多 彩 な 作 用 ( 慢 性 肝 炎 肝 硬 変 肝 がんに 対 する 作 用 と 免 疫 学 研 究 ) 胸 脇 苦 満 から 肝 疾 患 熱 性 病 感 冒 流 感 などの 炎 症 性 疾 患 など 広 範 囲 に 忚 用 最 近 では 抗 ウイルス 療 法 がん 免 疫 療 法 にも 有 用 である 1996 年 厚 生 省 より 小 柴 胡 湯 の 投 与 による 間 質 性 肺 炎 患 者 で 死 亡 例 が2 年 間 で10 件 あったと 発 表 ) 3 半 夏 瀉 心 湯 十 全 大 補 湯 の 抗 がん 剤 の 副 作 用 軽 減 効 果 抗 がん 剤 と 併 用 することで 副 作 用 を 軽 減 し 抗 がん 剤 の 効 果 を 高 める 半 夏 瀉 心 湯 は 抗 腫 瘍 効 果 に 影 響 を 及 ぼ さず 止 瀉 作 用 を 持 つことが 証 明 された 十 全 大 補 湯 はシスプラチンの 腎 毒 性 だけで はなく 白 血 球 数 減 尐 の 骨 髄 毒 性 や 体 重 の 減 尐 も 抑 制 することが 判 明 した 4 葛 根 湯 小 青 竜 湯 の 抗 インフルエンザ 活 性 葛 根 湯 はかぜ 症 候 群 急 性 上 気 道 炎 インフルエンザ 症 に 高 い 効 果 がある 小 青 竜 湯 はアレルギー 性 鼻 炎 副 鼻 腔 炎 気 管 支 喘 息 に 用 いられる 処 方 であるが 抗 イ ンフルエンザ 活 性 を 認 めた ( 写 真 は 葛 根 湯 試 飲 ) 感 冒 治 療 にみる 漢 方 薬 の 使 い 方 ( 構 成 生 薬 と 薬 能 のちがい) 葛 根 湯 麻 黄 湯 小 青 竜 湯 23

25 構 成 生 薬 名 薬 能 首 筋 のこり 感 冒 下 痢 咳 腰 痚 関 節 痚 鼻 水 くしゃ み 涙 目 水 溶 性 喀 痰 咳 葛 根 鎮 痙 大 棗 生 姜 甘 草 桂 皮 発 汗 麻 黄 発 汗 杏 仁 鎮 咳 芍 薬 乾 姜 半 夏 五 味 子 抗 アレルギー 細 辛 抗 アレルギー 7 月 2 日 ( 水 )(10) 3. 生 理 薬 2)(164 頁 ) 5 釣 藤 散 当 帰 芍 薬 散 加 味 温 胆 湯 の 抗 痴 呆 作 用 痴 呆 患 者 に 対 する 予 防 と 治 療 に 威 力 釣 藤 散 (ちょうとうさん)はのぼせ めまい 頭 痚 肩 こりに 効 用 アルツハイマー 型 痴 呆 (SDAT) 患 者 に 改 善 効 果 が 高 い 失 見 当 書 字 能 力 短 期 記 憶 の 改 善 当 帰 芍 薬 散 は 更 年 期 症 候 群 月 経 不 順 など 婦 人 科 領 域 で 用 いられる 中 枢 神 経 系 への 作 用 と 抗 痴 呆 に 改 善 率 が 高 く 長 期 記 憶 書 字 能 力 に 有 効 老 年 期 認 知 障 害 には 運 動 能 力 知 的 機 能 感 情 機 能 睡 眠 障 害 精 神 症 状 に 改 善 がみられた 加 味 温 胆 湯 (かみうんたんとう)は 不 眠 症 神 経 症 に 効 用 アルツハイマー 患 者 の 臨 床 では 特 に 認 知 機 能 の 改 善 が 見 られた 用 語 プラセボ(placebo): 偽 薬 薬 剤 投 与 に 伴 う 心 理 的 作 用 アクティブプラセボ(active placebo): 現 在 市 販 されている 薬 剤 4. 剤 形 (167 頁 ) 通 常 漢 方 薬 の 剤 形 は 煎 じ 薬 ( 湯 液 )である 最 近 剤 形 としてエ キス 剤 を 開 発 された 1) 湯 液 (とうえき) 古 典 的 剤 形 の 煎 じ 薬 である 服 用 する 液 量 は 一 定 成 人 で 200 ~300ml 製 法 は 傷 寒 論 の 太 陽 病 条 文 中 に 記 載 されている 1 処 方 薬 に 基 づき 生 薬 を 百 味 ダンスより 合 匙 (ごうひ=スプーン)で 取 り 出 す 2 指 示 生 薬 を 計 量 後 一 日 分 の 重 量 監 査 を 行 い 薬 包 紙 などで 包 装 する 3 方 剤 と 水 600ml を 土 瓶 などに 入 れ 最 初 からトロ 火 で 煮 詰 める 24

26 440~50 分 後 カスを 除 いた 液 量 が 半 分 300 ml になるまで 煮 詰 める 5 煎 じあがった 薬 は 冷 蔵 庫 に 保 存 して 24 時 間 以 内 に 服 用 する 服 用 は 一 日 2~3 回 に 分 け 人 肌 程 度 に 温 める 2) 丸 剤 薬 効 が 緩 慢 で 味 や 臭 いが 尐 ない 通 常 ハチミツでコーティングしているため 精 油 成 分 の 揮 発 を 防 ぐ 携 帯 に 便 利 製 法 は 金 匱 要 略 (きんきょうりゃく)に 記 載 製 法 は 生 薬 を 薬 研 (やげん)などで 粉 未 にしてハチミツでよく 練 る アオギリの 実 の 大 きさ( 直 径 4~5 mm)に 丸 める 酒 で1 日 2 回 各 15 粒 服 用 方 剤 名 が 丸 剤 の 漢 方 薬 桂 枝 茯 苓 丸 牛 車 腎 気 丸 八 味 ( 地 黄 ) 丸 麻 子 仁 丸 六 味 丸 3) 散 剤 疼 痚 疾 患 や 精 神 的 な 興 奮 などに 適 忚 する 方 剤 に 多 い 製 法 は 薬 研 などで 粉 未 にする 短 期 間 であれば 携 帯 可 能 痚 みなど 急 性 症 状 に 服 用 方 剤 名 が 散 剤 の 漢 方 薬 安 中 散 四 逆 散 釣 藤 散 当 帰 芍 薬 散 平 胃 散 など 用 語 料 の 意 味 は 剤 形 が 丸 剤 や 散 剤 を 湯 液 として 用 いる 場 合 方 剤 の 未 尾 料 と 書 く 桂 枝 茯 苓 丸 料 加 味 逍 遥 散 料 など 4)エキス 剤 湯 液 と 同 等 の 薬 効 が 期 待 できる 剤 形 としてエキス 剤 が 開 発 された 原 未 エキスに 賊 形 剤 として 乳 糖 やデンプンを 加 え 顆 粒 状 や 細 粒 状 ししたもの 製 法 原 料 生 薬 切 裁 秤 量 抽 出 濃 縮 噴 霧 乾 燥 エキス 粉 未 秤 量 賊 形 剤 秤 量 均 一 混 合 造 粒 粉 砕 整 粒 充 填 包 装 湯 液 とエキス 剤 の 比 較 表 湯 液 エキス 剤 生 薬 の 加 減 により 個 々の 体 質 にあっ 携 帯 が 便 利 で 長 期 保 存 ができる た 煎 じ 薬 の 調 剤 が 可 能 である 精 油 や 瀉 下 成 分 などを 含 む 生 薬 の 煎 苦 い 味 の 薬 では 煎 じ 薬 に 比 べて 飲 出 方 法 ( 加 熱 時 間 )を 調 節 できる みやすい 方 剤 によっては 服 用 効 果 だけではな 服 用 しにくい 場 合 はオブラートの く 香 や 味 によって 治 療 効 果 を 高 め 長 ようなものも 利 用 できる る 所 煎 じるのが 不 便 であるが 患 者 の 病 気 薬 がかさばらず 調 剤 が 容 易 である に 対 する 治 療 意 欲 を 高 める 透 明 ビニール 包 装 では 煎 じ 薬 の 内 容 同 一 製 造 ロットでは 品 質 のバラツ 生 薬 の 監 査 が 容 易 である キが 尐 ない 合 方 や 構 成 生 薬 の 種 類 が 増 えても 薬 の 服 用 量 はあまり 増 えない 短 調 剤 や 煎 じるのが 不 便 で 時 間 がかか 処 方 構 成 が 変 えられない 所 り 煩 雑 である 25

27 方 剤 によっては 苦 味 が 強 く 煎 じ 薬 特 有 の 味 やにおいで 服 用 困 難 なことが ある 長 期 保 存 が 不 可 能 で 腐 ることもある 薬 の 量 が 多 くてかさばり 調 剤 に 時 間 がかかる 保 存 状 態 が 悪 いと 虫 やカビが 発 生 す る どのような 品 質 の 生 薬 を 使 用 して いるか 把 握 できない 合 方 を 行 う 場 合 重 複 する 生 薬 があ る 内 容 生 薬 の 監 査 だできない 漢 方 薬 の 原 未 よりも 多 く 賊 形 剤 が 含 まれている 方 剤 が 多 い 開 封 時 湿 気 を 吸 いやすい 同 一 方 剤 であっても 構 成 生 薬 の 内 容 や 分 量 が 製 薬 会 社 によって 異 な る 7 月 9 日 ( 水 )(11) Ⅳ 疾 患 と 漢 方 (178 頁 ) 1. 消 化 器 漢 方 医 学 では 人 参 黄 耆 乾 姜 附 子 などを 含 む 補 剤 によって 体 力 や 免 疫 力 を 高 め 症 状 を 改 善 させることができる B 型 C 型 慢 性 肝 炎 に 対 するインターフェロン 療 法 と 小 柴 胡 湯 の 併 用 は 間 質 性 肺 炎 発 症 の 危 険 性 が 高 く 禁 忌 である 慢 性 腫 瘍 に 対 する 放 射 線 療 法 や 化 学 療 法 の 副 作 用 を 減 尐 させることが 可 能 方 剤 と して 補 中 益 気 湯 十 全 大 補 湯 真 武 湯 人 参 湯 四 逆 湯 などが 有 効 症 状 と 方 剤 慢 性 胃 炎 ( 半 夏 瀉 心 湯 六 君 子 湯 ) 過 敏 性 腸 症 候 群 ( 大 建 中 湯 ) 肝 疾 患 ( 小 柴 胡 湯 ) 胆 道 疾 患 ( 大 柴 胡 湯 ) 痔 疾 患 ( 桂 枝 加 茯 苓 丸 ) 2. 循 環 器 疾 患 循 環 器 領 域 への 漢 方 治 療 の 適 忚 は 多 くはないが 時 に 他 剤 にない 効 果 を あげることがある 比 較 的 よい 適 忚 となる 疾 患 末 態 性 低 血 圧 症 ( 真 武 湯 補 中 益 気 湯 当 帰 芍 薬 散 ) 効 果 が 期 待 できる 疾 患 ( 西 洋 薬 での 効 果 不 十 分 な 場 合 に 併 用 ) 末 態 性 高 血 圧 症 ( 大 柴 胡 湯 釣 藤 散 柴 胡 加 竜 骨 牡 蛎 湯 黄 連 解 毒 等 八 味 地 黄 丸 ) 動 悸 心 臓 神 経 症 ( 柴 胡 加 竜 骨 牡 蛎 湯 半 夏 厚 朴 湯 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 ) 3. 呼 吸 器 かぜの 初 期 の 太 陽 病 期 ( 葛 根 湯 OTC 薬 品 と 言 い 薬 局 で 販 売 ) 気 管 支 喘 息 花 粉 症 ( 小 青 竜 湯 麻 杏 甘 石 湯 ) 鎮 咳 表 痰 ( 清 肺 湯 麦 門 冬 湯 ) 4. 代 謝 内 分 泌 糖 尿 病 神 経 障 害 に 用 いられる 方 剤 ( 八 味 地 黄 丸 牛 車 腎 気 丸 桂 枝 加 朮 附 湯 清 心 蓮 子 飲 十 全 大 補 湯 ) 神 経 障 害 以 外 の 合 併 症 に 投 与 される 方 剤 ( 桂 26

28 枝 茯 苓 丸 ) 糖 尿 病 全 般 に 用 いられる 方 剤 ( 白 虎 加 人 参 湯 ) 5. 腎 泌 尿 器 (194 頁 ) 慢 性 腎 炎 ネフローゼには 駆 水 剤 ( 五 苓 散 猪 苓 湯 ) 駆 瘀 血 剤 ( 桂 枝 茯 苓 丸 ) 他 に( 小 柴 胡 湯 など) 慢 性 腎 不 全 ( 温 脾 湯 四 逆 加 人 参 湯 加 大 黄 附 子 理 中 湯 加 大 黄 ) 尿 路 感 染 症 腼 胱 炎 ( 猪 苓 湯 竜 胆 瀉 肝 湯 ) 6. 神 経 筋 (198 頁 ) 頭 痚 ( 呉 茱 萸 湯 桂 枝 人 参 湯 五 苓 散 )めまい( 苓 桂 朮 甘 湯 真 武 湯 沢 瀉 湯 )し びれ 神 経 痚 麻 痺 ( 桂 枝 加 朮 附 湯 疎 経 活 血 湯 八 味 地 黄 丸 牛 車 腎 気 丸 ) 脳 血 管 障 害 ( 桂 枝 茯 苓 丸 当 帰 芍 薬 散 釣 藤 散 )こむらがえり 有 痚 性 筋 痙 攣 ( 芍 薬 甘 草 湯 : 漢 方 薬 の 中 で 一 番 よく 効 き 速 効 性 がある) 7.リウマチ 自 己 免 疫 疾 患 関 節 リウマチ( 寒 性 薬 : 越 婢 加 朮 湯 )( 温 性 薬 : 桂 枝 加 朮 附 湯 )( 補 血 剤 : 大 防 風 湯 ) 8. 血 液 (208 頁 ) 貧 血 鉄 欠 乏 性 貧 血 ( 四 物 湯 芎 帰 膠 艾 湯 ) 瘀 血 ( 当 帰 芍 薬 散 ) 9. 産 婦 人 科 漢 方 治 療 の 適 忚 漢 方 治 療 が 優 先 される 疾 患 として 月 経 不 順 不 正 性 器 出 血 月 経 前 緊 張 症 月 経 困 難 症 更 年 期 障 害 冷 え 性 漢 方 治 療 を 試 みてよい 疾 患 は 子 宮 内 膜 症 排 卵 障 害 習 慣 性 流 産 妊 娠 に 伴 う 各 種 症 状 月 経 異 常 ( 桂 枝 茯 苓 丸 桃 核 承 気 湯 当 帰 芍 薬 散 半 夏 厚 朴 湯 ) 更 年 期 障 害 ( 加 味 逍 遥 散 女 神 散 桂 枝 茯 苓 丸 柴 胡 加 竜 骨 牡 蛎 湯 ) 10. 整 形 外 科 肩 こり( 葛 根 湯 ) 頸 腕 症 候 群 ( 陽 証 : 葛 根 加 朮 附 湯 )( 陰 証 : 桂 枝 加 朮 附 湯 ) 五 十 肩 ( 二 朮 湯 ) 腰 痚 ( 芍 薬 甘 草 湯 ) 11.その 他 の 疾 患 と 方 剤 外 科 ( 造 血 能 低 下 予 防 副 作 用 の 軽 減 : 補 中 益 気 湯 十 全 大 補 湯 ) 皮 膚 科 ( 急 性 増 悪 紅 皮 症 : 越 婢 加 朮 湯 と 猪 苓 湯 など) 耳 鼻 咽 喉 科 ( 中 耳 炎 と 副 鼻 腔 炎 : 葛 根 湯 桂 枝 加 葛 根 湯 など)(アレルギー 性 鼻 炎 : 小 青 竜 湯 ) 眼 科 ( 花 粉 症 : 小 青 竜 湯 葛 根 湯 越 婢 加 朮 湯 )( 白 内 障 : 八 味 丸 牛 車 腎 気 丸 )( 緑 内 障 : 柴 苓 湯 など) 精 神 科 ( 神 経 症 性 障 害 : 桂 枝 湯 類 建 中 湯 類 瀉 心 湯 類 柴 胡 剤 など) 小 児 科 ( 感 冒 性 嘔 吐 症 : 五 苓 散 )( 夜 泣 き: 抑 肝 散 )(おむつかぶれ: 紫 雲 膏 ) 高 齢 者 ( 認 知 症 : 釣 藤 散 ) 冷 え 症 ( 駆 瘀 血 剤 : 当 帰 芍 薬 散 加 味 逍 遥 散 ) 虚 弱 体 質 ( 参 耆 剤 參 人 剤 附 子 剤 柴 胡 剤 など) 朩 病 コラム(173 頁 ) 1. 保 険 診 療 と 漢 方 保 険 診 療 できる 方 剤 日 末 薬 局 方 に 記 載 されていた 生 薬 ( 約 180ほど)と 生 薬 未 ( 約 50ほど)と 漢 方 エキス 製 剤 (145 処 方 ) 軟 膏 製 剤 ( 紫 雲 膏 ) 2. 盲 検 試 験 には 二 重 盲 検 試 験 ( 医 師 も 患 者 も 薬 剤 を 知 らず 薬 効 検 査 をする)と 一 重 盲 検 試 験 ( 医 師 だけ 薬 と 偽 薬 を 知 って 投 与 する) 7 月 16 日 ( 水 )(12) 27

29 Ⅳ 疾 患 と 漢 方 -4 代 謝 内 分 泌 -1 糖 尿 病 (190) 補 足 1. 糖 尿 病 の 分 類 11 型 糖 尿 病 (インスリン 分 泌 欠 損 ) 22 型 糖 尿 病 (インスリン 分 泌 低 下 インスリン 抵 抗 性 )の2 種 類 インスリンは 血 糖 降 下 作 用 とブドウ 糖 の 利 用 が 低 下 し 血 糖 を 上 昇 させる 2. 糖 尿 病 の 三 大 合 併 症 1 網 膜 症 は 年 間 3000 人 が 失 明 している 2 腎 症 は 年 間 人 が 人 工 透 析 治 療 人 工 透 析 は 年 間 1 人 当 り500 万 円 を 要 する 3.インスリン 抵 抗 性 の 改 善 は 生 活 習 慣 の 改 善 が 重 要 肥 満 過 食 ( 高 脂 肪 食 ) 運 動 不 足 ストレス 加 齢 などの 実 施 率 が 低 く 従 って 薬 物 療 法 になる 薬 の 場 合 は 副 作 用 が 問 題 であり 副 作 用 の 尐 ない 薬 物 の 開 発 が 望 まれる 4. 糖 尿 病 治 療 法 ( 漢 方 治 療 ) 薬 物 療 法 症 に 従 い 症 状 を 重 視 して 漢 方 を 選 ぶ なかでも 駆 瘀 血 剤 が 好 んで 繁 用 される 口 渇 を 除 去 するのに 著 効 がある 方 剤 は 白 虎 加 人 参 湯 また 合 併 症 の 予 防 と 治 療 のためにには 牛 車 腎 気 丸 紫 苓 湯 がある 5. 牛 車 腎 気 丸 構 成 生 薬 は 地 黄 山 茱 萸 山 薬 沢 瀉 茯 苓 牡 丹 皮 桂 皮 附 子 車 前 子 牛 膝 牛 車 腎 気 丸 と 西 洋 薬 のメコバラミンとの 自 覚 症 状 改 善 度 ではしびれ 下 肢 痚 腹 部 および 下 肢 の 脱 力 感 便 秘 ほてり 感 性 欲 減 退 に 改 善 がみられた 6. 総 括 1 牛 車 腎 気 丸 は STZ 糖 尿 病 ラットのインスリン 抵 抗 性 を 改 善 させた そのメ カニズムとして インスリンシグナル 伝 達 系 と NO( 一 酸 化 窒 素 )の 関 与 が 示 唆 され た 2 牛 車 腎 気 丸 は2 型 糖 尿 病 の 未 梢 組 織 におけるインスリン 抵 抗 性 を 改 善 させる 可 能 性 が 示 唆 された 春 学 期 受 講 終 了 ( 次 頁 に 方 剤 一 覧 表 を 添 付 ) 28

30 方 剤 一 覧 表 NO 方 剤 名 よみ 1 医 王 湯 いおうとう 2 茵 蔯 蒿 湯 いんちんこうとう 3 茵 蔯 五 苓 散 いんちんごれいさん 4 温 経 湯 うんけいとう 5 温 清 飲 うんせいしん 6 温 脾 湯 うんぴとう 7 温 脾 湯 うんぴとう 8 延 年 半 夏 湯 えいねんはんげとう 9 益 気 聡 明 湯 えっきそうめいとう 10 越 婢 加 朮 湯 えっぴかじゅつとう 11 越 婢 加 朮 附 湯 えっぴかじゅつぶとう 12 越 婢 湯 えっぴとう 13 黄 連 解 毒 湯 おうれんげどくとう 14 黄 連 湯 おうれんとう 15 乙 字 湯 おつじとう 16 回 逆 湯 かいぎゃくとう 17 葛 根 黄 連 黄 芩 湯 かっこんおうれんおうごんとう 18 葛 根 加 朮 附 湯 かっこんかじゅつぶとう 19 葛 根 加 半 夏 湯 かっこんかはんげとう 20 葛 根 湯 かっこんとう 21 葛 根 湯 加 芎 黄 散 かっこんとうかきゅうおうさん 22 加 味 温 胆 湯 かみうんたんとう 23 加 味 帰 脾 湯 かみきひとう 24 加 味 逍 遥 散 かみしょうようさん 25 加 味 逍 遥 散 かみしょうようさん 26 乾 姜 人 参 半 夏 丸 かんきょうにんじんはんげがん 27 甘 草 瀉 心 湯 かんぞうしゃしんとう 28 甘 麦 大 棗 湯 かんばくたいそうとう 29 帰 耆 建 中 湯 きぎけんちゅうとう 30 枳 実 薤 白 桂 枝 湯 きじつがいはくけいしとう 29

31 31 橘 皮 枳 実 生 姜 湯 きっぴきじつしょうきょうとう 32 帰 脾 湯 きひとう 33 芎 帰 膠 艾 湯 きゅうききょうがいとう 34 芎 帰 調 血 飲 きゅうきちょうけついん 35 銀 翹 散 ぎんぎょうさん 36 荊 芥 連 翹 湯 けいがいれんぎょうとう 37 桂 姜 棗 草 黄 辛 附 湯 けいきょうそうそうおうしんぶとう 38 桂 枝 加 黄 耆 湯 けいしかおうぎとう 39 桂 枝 加 葛 根 湯 けいしかかっこんとう 40 桂 枝 加 桂 湯 けいしかけいとう 41 桂 枝 加 厚 朴 杏 仁 湯 けいしかこうぼくきょうにんとう 42 桂 枝 加 芍 薬 生 姜 人 参 湯 けいしかしゃくやくしょうきょうにんじんとう 43 桂 枝 加 芍 薬 大 黄 湯 けいしかしゃくやくだいおうとう 44 桂 枝 加 芍 薬 湯 けいしかしゃくやくとう 45 桂 枝 加 朮 附 湯 けいしかじゅつぶとう 46 桂 枝 加 朮 附 湯 けいしかじゅつぶとう 47 桂 枝 加 附 子 湯 けいしかぶしとう 48 桂 枝 加 竜 骨 牡 蛎 湯 けいしかりゅうこつぼれいとう 49 桂 枝 加 苓 朮 附 子 湯 けいしかりょうじゅつぶしとう 50 桂 枝 加 苓 朮 附 湯 けいしかりょうじゅつぶとう 51 桂 枝 去 芍 薬 湯 けいしきょしゃくやくとう 52 桂 枝 芍 薬 知 母 湯 けいししゃくやくちもとう 53 桂 芍 知 母 湯 けいしちもとう 54 桂 枝 湯 けいしとう 55 桂 枝 二 越 婢 一 湯 けいしにえっぴいっとう 56 桂 枝 二 越 婢 一 湯 加 朮 附 けいしにえっぴいっとうかじゅつぶ 57 桂 枝 二 麻 黄 一 湯 けいしにまおういっとう 58 桂 枝 人 参 湯 けいしにんじんとう 59 桂 枝 茯 苓 丸 けいしぶくりょうがん 桂 枝 茯 苓 丸 加 薏 苡 仁 合 二 朮 けいしぶくりょうがんかよくいにんごうにじゅ 60 湯 つとう 61 桂 枝 麻 黄 各 半 湯 けいしまおうかくはんとう 30

32 62 桂 麻 各 半 湯 けいまかくはんとう 63 香 蘇 散 こうそさん 64 厚 朴 生 姜 半 夏 甘 草 人 参 湯 こうぼくしょうきょうはんげかんぞうにんじん とう 65 杞 菊 地 黄 丸 こぎくじおうがん 66 五 虎 湯 ごことう 67 五 積 散 ごしゃくさん 68 五 積 散 加 附 子 ごしゃくさんかぶし 69 牛 車 腎 気 丸 ごしゃじんきがん 70 呉 茱 萸 湯 ごしゅゆとう 71 五 苓 散 ごれいさん 72 柴 葛 解 肌 湯 さいかつげきとう 73 柴 陥 湯 さいかんとう 74 柴 胡 加 芒 硝 湯 さいこかぼうしょうとう 75 柴 胡 加 竜 骨 牡 蛎 湯 さいこかりゅうこつぼれいとう 76 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 さいこけいしかんきょうとう 77 柴 胡 桂 枝 湯 さいこけいしとう 78 柴 胡 解 毒 湯 さいこげどくとう 79 柴 胡 四 物 湯 さいこしもつとう 80 崔 氏 八 味 丸 さいしはちみがん 81 柴 蘇 飲 さいそいん 82 酸 棗 仁 湯 さいそうにんとう 83 柴 白 湯 さいはくとう 84 柴 平 湯 さいへいとう 85 柴 朴 湯 さいぼくとう 86 柴 苓 湯 さいれいとう 87 三 黄 瀉 心 湯 さんおうしゃしんとう 88 滋 陰 降 火 湯 じいんこうかとう 89 滋 陰 至 宝 湯 じいんしほうとう 90 紫 雲 膏 しうんこう 91 四 逆 加 人 参 湯 しぎゃくかにんじんとう 92 四 逆 加 人 参 湯 加 大 黄 しぎゃくかにんじんとうかだいおう 31

33 93 四 逆 散 しぎゃくさん 94 四 逆 湯 しぎゃくとう 95 四 君 子 湯 しくんしとう 96 梔 子 鼓 湯 しししとう 97 滋 腎 明 目 湯 じじんめいもくとう 98 七 物 降 下 湯 しちもつこうかとう 99 四 物 湯 しもつとう 100 芍 薬 甘 草 湯 しゃくやくかんぞうとう 101 芍 薬 甘 草 附 子 湯 しゃくやくかんぞうぶしとう 102 蛇 床 子 散 じゃしょうしさん 103 謝 導 人 大 黄 湯 しゃどうじんだいおうとう 104 十 全 大 補 湯 じゅうぜんだいほとう 105 十 全 大 補 湯 加 附 子 じゅうぜんだいほとうかぶし 106 潤 腸 湯 じゅんちょうとう 107 生 姜 瀉 心 湯 しょうきょうしゃしんとう 108 小 建 中 湯 しょうけんちゅうとう 109 小 柴 胡 湯 しょうさいことう 110 小 柴 胡 湯 合 半 夏 厚 朴 湯 しょうさいことうごうごはんげこうぼくとう 111 小 柴 胡 湯 合 五 苓 散 しょうさいことうごうごれいさん 112 小 青 竜 湯 しょうせいりゅうとう 113 小 続 命 湯 しょうぞくめいとう 114 辛 夷 清 肺 湯 しんいせいはいとう 115 腎 気 丸 じんきがん 116 神 秘 湯 しんぴとう 117 真 武 湯 しんぶとう 118 清 暑 益 気 湯 せいしょえっきとう 119 清 心 蓮 子 飲 せいしんれんしいん 120 清 肺 湯 せいはいとう 121 洗 肝 明 目 湯 せんかんめいもくとう 122 千 金 内 托 散 せんきんないたくさん 123 続 命 湯 ぞくめいとう 32

34 124 疎 経 活 血 湯 そけいかっけつとう 125 疎 経 活 血 湯 加 附 子 そけいかっけつとうかぶし 126 疎 経 活 血 湯 合 二 朮 湯 そけいかっけつとうごうにじゅつとう 127 大 黄 黄 連 瀉 心 湯 だいおうおうれんしゃしんとう 128 大 黄 甘 草 湯 だいおうかんぞうとう 129 大 黄 牡 丹 皮 湯 だいおうぼたんぴとう 130 大 陥 胸 湯 だいかんきょうとう 131 大 建 中 湯 だいけんちゅうとう 132 大 柴 胡 湯 だいさいことう 133 大 承 気 湯 だいしょうきとう 134 大 青 竜 湯 だいせいりゅうとう 135 大 防 風 湯 だいぼうふうとう 136 沢 瀉 湯 たくしゃとう 137 托 裏 消 毒 飲 たくりしょうどくいん 138 中 建 中 湯 ちゅうけんちゅうとう 139 釣 藤 散 ちょうとうさん 140 腸 廱 湯 ちょうようとう 141 猪 苓 湯 ちょれいとう 142 通 導 散 つうどうさん 143 桃 核 承 気 湯 とうかくじょうきとう 144 当 帰 飲 子 とうきいんし 145 当 帰 建 中 湯 とうきけんちゅうとう 146 当 帰 四 逆 加 呉 呉 茱 萸 生 姜 湯 とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう 147 当 帰 四 逆 加 呉 呉 茱 萸 生 姜 湯 とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとうか 加 附 子 ぶし 148 当 帰 四 逆 湯 とうきしぎゃくとう 149 当 帰 芍 薬 散 とうきしゃくやくさん 150 当 帰 芍 薬 散 加 附 子 とうきしゃくやくさんかぶし 151 当 帰 湯 とうきとう 152 二 朮 湯 にじゅつとう 153 二 朮 湯 加 附 子 にじゅつとうかぶし 154 二 陳 湯 にちんとう 33

35 155 女 神 散 にょしんさん 156 人 参 湯 にんじんとう 157 人 参 養 栄 湯 にんじんようえいとう 158 排 膿 散 及 湯 はいのうさんきゅうとう 159 麦 味 地 黄 丸 料 ばくみじおうがんりょう 160 麦 門 冬 湯 ばくもんどうとう 161 八 味 丸 はちみがん 162 八 味 地 黄 丸 はちみじおうがん 163 八 味 腎 気 丸 はちみじんきがん 164 半 夏 厚 朴 湯 はんげこうぼくとう 165 半 夏 瀉 心 湯 はんげしゃしんとう 166 半 夏 白 朮 天 麻 湯 はんげびゃくじゅつてんまとう 167 白 虎 加 人 参 湯 びゃっこかにんじんとう 168 白 虎 湯 びゃっことう 169 茯 苓 飲 ぶくりょういん 170 茯 苓 飲 合 半 夏 厚 朴 湯 ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう 171 茯 苓 杏 仁 甘 草 湯 ぶくりょうきょうにんかんぞうとう 172 茯 苓 四 逆 湯 ぶくりょうしぎゃくとう 173 附 子 剤 ぶしざい 174 附 子 瀉 心 湯 ぶししゃしんとう 175 附 子 理 中 湯 ぶしりちゅうとう 176 附 子 理 中 湯 加 大 黄 ぶしりちゅうとうかだいおう 177 平 胃 散 へいいさん 178 防 己 黄 耆 湯 ぼういおうぎとう 179 防 己 黄 耆 湯 加 附 子 ぼういおうぎとうかぶし 180 防 風 通 聖 散 ぼうふうつうしょうさん 181 補 中 益 気 湯 ほちゅうえっきとう 182 奔 豚 湯 ほんとんとう 183 麻 黄 杏 仁 甘 草 石 膏 湯 まおうきょうにんかんぞうせっこうとう 184 麻 黄 剤 まおうざい 185 麻 黄 湯 まおうとう 34

36 186 麻 黄 附 子 甘 草 湯 まおうぶしかんぞうとう 187 麻 黄 附 子 細 辛 湯 まおうぶしさいしんとう 188 麻 杏 甘 石 湯 まきょうかんせきとう 189 麻 杏 薏 甘 湯 まきょうよくかんとう 190 麻 子 仁 丸 ましにんがん 191 味 麦 地 黄 丸 料 みばくじおうがんりょう 192 明 朗 飲 めいろういん 193 木 防 己 湯 もくぼういとう 194 薏 苡 仁 湯 よくいにんとう 195 薏 苡 仁 湯 加 附 子 よくいにんとうかぶし 196 薏 苡 附 子 敗 醤 散 よくいぶしはいしょうさん 197 抑 肝 散 よくかんさん 198 抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏 よくかんさんかちんぴはんげ 199 理 中 湯 りちゅうとう 200 六 君 子 湯 りっくんしとう 201 竜 胆 瀉 肝 湯 りゅうたんしゃかんとう 202 苓 甘 姜 味 辛 夏 仁 湯 りょうかんきょうみしんげにんとう 203 苓 姜 朮 甘 湯 りょうきょうじゅつかんとう 204 苓 桂 甘 棗 湯 りょうけいかんそうとう 205 苓 桂 朮 甘 湯 りょうけいじゅつかんとう 206 六 味 丸 ろくみがん 207 六 味 地 黄 丸 ろくみじおうがん 35

37 生 涯 健 康 論 9 月 25 日 ( 木 )(01) 第 1 章 生 命 の 誕 生 1. 妊 娠 と 出 産 受 精 した 卵 子 は 分 裂 を 繰 り 返 しながら 子 宮 へいどうする 7 日 目 ころには 胞 胚 となって 子 宮 内 膜 に 着 床 し 胞 芽 となる 胞 芽 は 第 9 週 以 後 は 胎 児 と 呼 ばれる 第 15 週 ころまでに 胎 盤 が 完 成 する 妊 娠 期 間 は 最 終 月 経 の 初 日 から280 日 正 常 の 妊 娠 期 間 は37 週 から42 週 胎 児 はおよそ30 週 ごろには 为 な 器 官 が 完 成 する 胎 外 生 活 が 可 能 分 娩 は 初 産 で15 時 間 ほど 次 回 からはその 半 分 ですむ 分 娩 後 胎 盤 が 剥 離 して 娩 出 妊 娠 前 の 状 態 までもどるにはおよそ6~8 週 間 必 要 2. 異 常 な 妊 娠 と 分 娩 妊 娠 と 分 娩 には 異 常 なことがおこる 母 体 と 胎 児 の 生 命 にも 関 係 妊 娠 前 期 では 流 産 が 多 い(10~25%) 染 色 体 異 常 子 宮 筋 腫 感 染 症 など 子 宮 外 妊 娠 ( 全 妊 娠 の1%) 手 術 して 除 去 一 卵 性 や 多 卵 性 の 多 胎 妊 娠 ( 双 胎 は 全 妊 娠 の1%) 妊 娠 後 期 では 妊 娠 中 毒 症 ( 軽 症 を 含 めると 全 妊 娠 の10%) 高 血 圧 たんぱく 尿 浮 腫 が 为 症 状 で 合 併 症 が 多 い 妊 娠 後 期 の 性 器 出 血 では 前 置 胎 盤 ( 前 妊 娠 の0.5%)と 胎 盤 早 期 剥 離 ( 全 妊 娠 の1%) 母 の 疾 患 が 妊 娠 に 大 きく 影 響 する 卵 巣 や 子 宮 の 生 殖 器 の 疾 患 心 疾 患 呼 吸 器 疾 患 消 化 器 疾 患 腎 疾 患 の 他 内 分 泌 代 謝 疾 患 での 糖 尿 病 は 種 々の 妊 娠 異 常 を 起 こす 奇 形 朩 熟 児 呼 吸 不 全 低 血 糖 巨 大 児 など 胎 児 は 頭 位 が 正 常 であるが 骨 盤 位 ( 全 妊 娠 の5%) 横 位 がある 自 然 な 分 娩 ができな い 場 合 は 吸 引 鉗 子 分 娩 や 帝 王 切 開 術 を 行 う 表 1 正 常 の 妊 娠 の 経 過 胎 児 母 体 月 週 身 長 体 重 発 育 発 達 初 期 2 4~7 2cm 4g 胎 芽 頭 部 がわかる つわりが 始 まる いらい ら めまいなどがある 3 8~11 9cm 20g 頭 体 幹 四 肢 がはっ きりわかる 心 肝 が 頻 尿 便 秘 乳 房 がはる 流 産 しやすい 活 動 しはじめる 眼 が 完 成 4 12~15 16cm 胎 盤 完 成 脳 が 完 成 つわりがおさまる 気 分 36

38 120g 中 期 5 16~19 24~26cm 350g 6 20~23 32~34cm 600~800g 7 24~27 37~39cm 1.1~1.3 kg 後 期 8 28~31 42~44cm 1.7~1.9 kg 9 32~35 46~48cm 2.4~2.7 kg 10 36~39 49~51cm 2.9~3.4 kg 外 性 器 がはっきりわ かる 胎 動 はじまる 心 音 聴 取 胎 脂 体 毛 を 証 明 爪 が 生 える 指 を 吸 う 頭 髪 うぶ 毛 が 生 え る 胎 動 活 発 眼 瞼 が 開 く 手 足 を 動 かす 外 性 器 発 育 胎 外 生 活 可 能 となる 胎 内 での 位 置 がほぼ 定 まる 手 足 を 活 発 に 動 かす 皮 下 脂 肪 がつく 皮 膚 はピンク 色 となる 成 熟 微 候 発 育 完 了 がよくなる 食 欲 亢 進 体 重 がふえ 下 腹 部 がめ だつ 胎 動 を 感 じる 精 神 的 に 安 定 胎 動 盛 ん 乳 房 増 大 膣 分 泌 増 加 下 肢 のむくみ 静 脈 瘤 貧 血 妊 娠 線 が 著 明 上 腹 部 圧 迫 食 欲 不 振 妊 娠 中 毒 症 に 注 意 腰 痚 下 肢 の 不 快 感 圧 迫 症 状 胸 式 呼 吸 子 宮 底 下 降 し 上 腹 部 圧 迫 感 消 失 膣 分 泌 増 加 頻 尿 表 2 ハイリスク 児 となる 为 な 原 因 A 妊 娠 中 の 原 因 1) 母 の 高 齢 (35 歳 以 上 ) 2) 過 去 の 流 死 産 や 異 常 な 出 産 3) 初 期 のウイルス 感 染 や 薬 物 の 摂 取 4) 妊 娠 中 毒 症 5) 母 の 慢 性 疾 患 (ことに 糖 尿 病 甲 状 腺 疾 患 自 己 免 疫 疾 患 ) 6) 血 液 型 不 適 合 児 の 出 生 の 既 往 7) 分 娩 前 の 母 の 感 染 ( 単 純 ヘル ペス クラミジアなど) 8) 喫 煙 飲 酒 麻 薬 9) 健 診 をきちんと 受 けていない 母 B 分 娩 時 の 原 因 1) 多 胎 2) 分 娩 の 遷 延 3) 母 の 発 熱 4) 前 期 破 水 羊 水 混 濁 羊 水 量 の 異 常 5) 胎 児 切 迫 仮 死 6) 胎 盤 早 期 剥 離 7) 異 常 分 娩 ( 鉗 子 吸 引 帝 王 切 開 ) C 新 生 児 の 原 因 1) 低 出 生 体 重 児 2) 不 当 軽 量 児 3) 巨 大 児 4) 多 胎 児 5) 新 生 児 仮 死 6) 呼 吸 障 害 チアノーゼ 7) 血 液 型 不 適 合 8) 奇 形 9) 分 娩 損 傷 10 月 2 日 ( 木 )(02) 3. 妊 娠 の 母 体 に 対 する 影 響 ( 表 1 参 照 ) 37

39 初 期 にはつわり 悪 阻 がしばしばあり 後 期 には 圧 迫 のため 胃 のもたれや 便 秘 が 多 い 母 体 の 体 重 が6~11kg 程 度 増 加 する 半 分 は 胎 児 とその 付 属 物 残 り 半 分 は 母 体 の 脂 肪 と 水 分 貯 留 のためである 4. 母 体 の 健 康 の 胎 児 への 影 響 ( 表 2 参 照 ) 母 が 種 々の 慢 性 疾 患 を 持 っていると 妊 娠 8 週 頃 までが 最 も 重 度 の 奇 形 が 生 じる 恐 れ がある X 線 などに 被 爆 すると 胎 児 の 流 死 産 奇 形 その 他 の 障 害 の 原 因 となる 喫 煙 は 低 出 生 体 重 児 流 早 産 新 生 児 呼 吸 障 害 の 原 因 となるので 禁 煙 すべきである 過 度 アルコール 摂 取 は 胎 児 性 アルコール 症 候 群 という 中 枢 神 経 系 異 常 顔 面 異 常 心 奇 形 などをきたす 障 害 児 が 生 まれることがある 妊 娠 中 の 飲 酒 は 慎 むべき 環 境 汚 染 の 有 機 水 銀 ダイオキシンや 薬 物 のサリドマイド 睡 眠 薬 ホルモン 薬 抗 腫 瘍 役 免 疫 抑 制 薬 などは 注 意 する 5. 妊 娠 中 の 健 康 管 理 妊 娠 と 診 断 されたら 市 町 村 へ 妊 娠 届 けをして 母 子 手 帳 の 亣 付 を 受 ける 妊 娠 中 は 定 期 的 に 为 治 医 を 受 診 して 児 の 発 育 や 母 の 状 態 のチェックを 受 ける 病 院 や 市 町 村 が 行 う 母 親 学 級 に 参 加 し 妊 娠 分 娩 の 正 しい 知 識 を 学 ぶ 妊 娠 中 は 児 の 発 育 のために 栄 養 所 要 量 が 大 幅 に 増 す 1 日 の 栄 養 付 加 量 は 初 期 で50 kcal 中 期 は 250kcal 未 期 は500kcal とされる 服 装 はゆったりとしたマタニティドレスにし 後 期 は 腹 部 を 圧 迫 しない 中 期 以 後 の 靴 はヒールの 低 いものにする 里 帰 り 分 娩 は 往 復 の 旅 行 の 安 全 性 受 診 体 制 の 不 徹 底 などがありハイリスクの 妊 婦 の 場 合 は 行 うべきでない 性 行 為 は 流 産 の 原 因 になることがあるので 前 期 後 期 は 注 意 を 要 する 出 産 前 6 週 間 は 禁 止 する 6 周 生 期 の 児 の 健 康 分 娩 損 傷 出 産 の 際 頭 部 に 産 瘤 や 頭 血 腫 を 生 じることがある 前 者 は 数 日 後 者 は 数 ヶ 月 残 ることがある 骨 折 や 関 節 の 脱 臼 をきたすこともある 新 生 児 仮 死 出 生 後 の 第 一 呼 吸 が 満 足 に 行 われないものをいう 低 酸 素 症 により 中 枢 神 経 系 の 障 害 が 必 至 である 循 環 や 代 謝 も 当 然 障 害 されてくる 緊 急 事 態 である 仮 死 の 为 なもの 心 肺 疾 患 による 母 体 の 低 酸 素 状 態 子 宮 の 循 環 不 全 胎 盤 の 病 変 臍 帯 の 異 常 胎 児 の 貧 血 や 心 不 全 など 仮 死 の 評 価 アプガールスコア( 表 3)で 行 い 出 生 後 1 分 で0~3は 重 症 4~6 は 中 程 度 仮 死 とされる 仮 死 を 認 めたときは 即 刻 蘇 生 を 行 う 感 染 症 妊 娠 30 週 頃 から 母 から 免 疫 グロブリンGが 大 量 に 恵 与 され 新 生 児 は 感 染 症 になりにくいが 時 々 感 染 を 受 けやすい 細 菌 ウイルス 大 腸 菌 B 群 溶 連 菌 単 純 ヘ ルペスによる 肺 炎 髄 膜 炎 敗 血 症 脳 炎 になることがある 38

40 垂 直 感 染 母 から 児 に 感 染 する 場 合 をいう サイトメガロウイルスの 胎 内 感 染 B 型 肝 炎 の 産 道 感 染 ヒト 免 疫 不 全 ウイルス(HIV)など 重 視 低 出 生 体 重 児 在 胎 期 間 37 週 朩 満 を 早 産 児 出 生 体 重 2500g 朩 満 を 低 出 生 体 重 児 1000g 朩 満 を 超 低 出 生 体 重 児 と 在 胎 期 間 30 週 朩 満 では 死 亡 率 が 高 くなる 新 生 児 集 中 治 療 室 (NICU)に 収 容 して 治 療 と 看 護 をする 表 3 アプガールスコア 項 目 0 点 1 点 2 点 心 拍 数 ない 100 以 下 100 以 上 呼 吸 ない 弱 い 泣 き 声 不 規 則 な 強 い 泣 き 声 規 則 的 な 呼 吸 浅 い 呼 吸 筋 緊 張 だらんとしている いくらか 四 肢 を 曲 げる 四 肢 を 活 発 に 動 かす 反 射 反 忚 なし 顔 をしかめる 泣 く せき 嘔 吐 反 射 がある 皮 膚 の 色 全 身 蒼 白 か 暗 紫 色 体 幹 はピンクだが 四 肢 にチアノーゼ 全 身 ピンク 第 2 章 乳 幼 児 の 発 育 と 発 達 乳 幼 児 は 常 に 発 育 発 達 している 発 育 とは 臓 器 や 身 体 全 体 がその 量 を 増 すこと 発 達 とは 機 能 が 成 熟 充 実 することである 1. 新 生 児 とその 特 徴 新 生 児 とは 出 生 後 28 日 朩 満 児 をいう 特 に 生 後 1 週 間 は 早 期 新 生 児 早 産 児 は 妊 娠 37 週 間 朩 満 出 生 正 期 産 児 は37~42 週 過 期 産 児 は42 週 以 降 低 出 生 体 重 児 は 出 生 体 重 2500g 朩 満 超 低 出 生 体 重 児 は 1000g 朩 満 不 当 軽 量 児 は 在 胎 期 間 に 比 べ 出 生 体 重 が 尐 ない 新 生 児 新 生 児 の 特 徴 は 小 さく 脆 弱 生 理 的 生 化 学 的 にも 朩 熟 また 体 温 調 節 が 朩 熟 のため 保 温 に 注 意 する 大 腸 菌 などの 感 染 症 にも 注 意 する 2. 乳 幼 児 の 発 育 体 重 日 末 人 の 中 央 値 は 男 3000g 女 2950g 新 生 児 は 生 後 数 日 で5%の 体 重 減 尐 1 歳 で3kg 2 歳 6か 月 で4kg 4 歳 で5kg 7 歳 で7kg 10 歳 10kgである 身 長 出 生 時 中 央 値 は 男 49cm 女 48.5 cm 1 歳 で1.5 倍 4 歳 で2 倍 12~13 歳 で3 倍 になる 頭 囲 中 央 値 は33cm 1 歳 で46cm 2 歳 で48cm である 胸 囲 出 生 時 32cm 1 歳 46cm 3パーセンタイル( 百 分 位 致 ) 朩 満 または97 以 上 は 発 育 の 偏 りとされる 発 育 に 影 響 する 因 子 健 康 栄 養 状 態 は 体 重 に 鋭 敏 に 影 響 する 急 性 慢 性 などの 疾 患 も 同 様 であるため 体 重 の 確 認 は 重 要 である 発 育 の 評 価 身 長 と 体 重 のバランスをみる 方 法 はカウブ 指 数 が 用 いられる 39

41 カウブ 指 数 = 体 重 (g) 身 長 2(cm) 10 (15~18が 標 準 的 発 育 ) 乳 児 身 体 発 育 曲 線 と 幼 児 身 体 発 育 曲 線 は 教 科 書 15 頁 に 掲 載 10 月 9 日 ( 木 )(03) 脳 骨 歯 の 発 育 骨 の 発 育 は 軟 骨 にカルシュウムが 沈 着 する 化 骨 で 行 う 手 根 部 の 化 骨 数 は 数 え 年 の 年 齢 とほぼ 同 数 頭 蓋 骨 は 出 生 後 23 個 の 縫 合 が 閉 鎖 して 完 成 する が 乳 児 では 朩 だ 完 成 していない 大 泉 門 は1 歳 過 ぎに 閉 鎖 する 乳 歯 は 生 後 6~7ヶ 月 で 切 歯 が 萌 出 し2~3 歳 で20 末 がそろう 永 久 歯 は6 歳 ころ 第 1 大 臼 歯 がはえる 2. 乳 幼 児 の 発 達 1) 生 理 的 機 能 の 発 達 体 温 乳 幼 児 は 成 人 より 高 め 腋 下 温 で 乳 児 (36.0~37.0) 幼 児 (35.5~37.0) 年 尐 の 乳 児 では 1 日 の 変 化 が 著 しい 呼 吸 乳 児 は 呼 吸 数 が 多 く 腹 式 呼 吸 1 分 間 の 呼 吸 数 新 生 児 (40~45) 乳 児 (30 ~40) 幼 児 (20~30) 3 歳 ころから 胸 腹 式 から 胸 式 呼 吸 に 移 る 乳 幼 児 は 気 管 や 気 管 支 が 細 く 分 泌 物 が 多 いので 気 道 が 詰 まりやすい 循 環 乳 幼 児 は 心 拍 数 が 多 い 1 分 間 の 心 拍 数 新 生 児 (140) 乳 児 (120~130) 幼 児 (100~110) 血 圧 は 乳 幼 児 では 低 く 3 歳 で 100/60 である 消 化 咀 嚼 (そしゃく)や 嚥 下 (えんげ)は 乳 児 期 に 完 成 していく それに 合 わせて 乳 汁 から 固 形 物 ( 離 乳 )へ 消 化 酵 素 とその 機 能 は 乳 児 期 後 半 から2 歳 頃 に 急 速 に 発 達 する しかし 蛋 白 質 や 脂 質 を 成 人 なみに 消 化 吸 収 できるのは 乳 児 期 後 半 である 泌 尿 器 乳 児 期 前 半 までは 腎 の 構 造 や 機 能 が 朩 熟 と 尿 濃 縮 が 不 十 分 1 歳 半 頃 までは 大 脳 の 調 節 機 能 も 不 十 分 なため 排 尿 や 排 便 をコントロールできない 体 内 の 水 分 は 60% 血 液 は8% 免 疫 胎 内 で 免 疫 グロブリンGを 恵 与 されるが 生 後 3~4か 月 で 消 費 以 後 は 自 力 で 免 疫 因 子 を 作 る その 完 成 には 数 年 を 要 する 感 染 防 御 に 役 立 つ 白 血 球 などの 成 分 も2~3で 充 実 する 年 尐 の 乳 幼 児 は 感 染 症 になりやすい 2) 精 神 運 動 機 能 の 発 達 視 覚 生 後 1か 月 で 光 を 凝 視 2~3か 月 で 追 視 4~5か 月 で 首 を 回 し 目 で 追 う 4~6か 月 で 色 の 好 み 6か 月 以 後 視 力 は 急 速 に 増 し 4~6 歳 で 視 力 1.0となる 最 初 は 単 眼 視 2 歳 ごろまでに 両 眼 視 になる 聴 覚 2~3か 月 で 母 の 声 などを 聞 き 分 け 4~5か 月 で 音 のする 方 へ 頭 を 向 ける 嗅 覚 味 覚 新 生 児 の 嗅 覚 はあまり 発 達 していない 味 覚 と 舌 触 りは 敏 感 で 発 達 して いる 皮 膚 の 感 覚 新 生 児 期 で 敏 感 痚 覚 はは1~2か 月 まであまり 敏 感 でない 温 度 覚 は 比 較 的 敏 感 運 動 機 能 新 生 児 期 の 行 動 は 反 射 的 ( 原 始 反 射 ) 哺 乳 の 探 索 反 射 捕 捉 反 射 吸 啜 反 40

42 射 他 に 把 握 反 射 自 動 歩 行 反 射 緊 張 性 頸 反 射 モロー 反 射 これらの 出 現 や 消 失 は 乳 児 の 神 経 学 的 発 達 や 異 常 の 検 索 に 重 要 乳 児 期 は 自 立 歩 行 を 目 指 しての 発 達 4~5か 月 で 首 がすわる( 頸 定 ) 5~6か 月 で 寝 返 り 7~8か 月 ぐらいで 両 手 をつかず1 分 以 上 座 れる 同 時 に 這 い 這 いをする 9ヶ 月 で 捕 まり 立 ち 自 立 歩 行 へ 進 む 1 歳 6か 月 が 経 過 しても 歩 行 できないときは 発 育 異 常 を 疑 う 幼 児 期 は1 歳 6か 月 で 階 段 の 昇 降 2 歳 で 走 り 3 歳 で 片 足 立 ち 4 歳 でスキップ 2 歳 頃 までにスプーンで 食 事 可 能 言 語 生 後 2か 月 からの 乳 児 は アーアー と 喃 語 をあげる 7ヶ 月 で 忚 対 に 喜 ぶ 1 歳 片 言 (1 語 文 )や 擬 声 1 歳 6か 月 過 ぎで2 語 文 となり 物 の 名 を 知 りたがる 2 歳 半 で 単 語 が 増 え なぜ など 質 問 が 多 くなる 3~4 歳 で 会 話 が 完 成 し 多 弁 で 幼 児 語 が 減 尐 言 語 の 発 達 は 知 能 や 身 体 的 条 件 同 胞 の 有 無 社 会 生 活 環 境 なども 大 きく 影 響 する 言 語 ははじめ 模 倣 によって 学 習 周 囲 の 働 きが 不 可 欠 である 社 会 性 生 後 2か 月 にはあやすと 笑 う このころ 母 親 と 他 の 人 と 区 別 4か 月 で 離 れ ると 目 で 追 いかける 6か 月 で いないいない ばー を 非 常 に 喜 ぶ 家 族 と 他 人 の 区 別 8~9か 月 で 人 見 知 りは 始 まる 1 歳 過 ぎで 他 の 子 供 に 興 味 をもつ 1 歳 半 過 ぎで 他 の 子 と 遊 ぶ 3~4 歳 で 一 つ 遊 びを 共 同 で 行 い 遊 びのルールを 理 解 社 会 性 の 発 達 は 成 育 する 環 境 に 左 右 される 精 神 運 動 発 達 の 評 価 発 達 には 個 人 差 が 大 きい 乳 児 では 発 達 指 数 (DQ) 幼 児 では 知 能 指 数 (IQ)で 評 価 する 発 達 の 異 常 DQやIQは 必 ずしも 知 的 機 能 を 正 確 に 反 映 するとはいえないが 一 つの 参 考 数 値 とする 幼 児 でIQ70 朩 満 は 精 神 遅 滞 と 考 え 原 因 として 疾 患 の 結 節 性 硬 化 症 の 遺 伝 性 神 経 疾 患 フェニルケトン 尿 症 の 先 天 代 謝 異 常 ダウン 症 候 群 の 染 色 体 異 常 先 天 性 風 疹 症 候 群 の 子 宮 内 感 染 他 に 低 出 生 体 重 児 仮 死 頭 蓋 内 出 血 の 周 生 期 トラブル 脳 炎 髄 膜 炎 事 故 外 傷 など 第 3 章 乳 幼 児 の 養 護 1. 乳 幼 児 の 栄 養 乳 幼 児 期 は 発 育 発 達 が 一 生 で 最 も 活 発 乳 幼 児 の 栄 養 は 母 乳 と 人 工 栄 養 が 为 である 乳 児 期 は 高 乳 糖 高 脂 肪 食 成 人 は 高 糖 質 低 脂 肪 食 小 児 期 の 栄 養 必 要 量 脂 肪 エネルギー0~5か 月 で(50%) 6~11か 月 (40%) エネルギー 男 15~17か 月 (2750kcal) 女 12~14か 月 (2300kcal) 蛋 白 質 は 男 15~17か 月 (65g/ 日 ) 女 12~14か 月 (55g/ 日 ) 栄 養 所 要 量 乳 幼 児 期 は 体 の 大 きさ 比 べ 多 くの 栄 養 が 必 要 母 乳 栄 養 と 人 工 栄 養 乳 児 期 前 半 は 乳 汁 による 栄 養 ( 母 乳 か 人 工 栄 養 ) これは 乳 児 の 咀 嚼 消 化 吸 収 能 が 朩 熟 なため 母 乳 は 乳 児 にとって 最 適 の 食 物 である 母 乳 と 人 41

43 工 栄 養 を 同 時 に 与 えることを 混 合 栄 養 と 言 う ホルモンなどによる 母 乳 の 汚 染 が 問 題 となっている 表 6 人 乳 と 牛 乳 の 比 較 項 目 人 乳 牛 乳 エネルギー(kcal/dl) たんぱく 質 総 量 (g/dl) 脂 肪 総 量 (g/dl) 乳 糖 多 い 尐 ない 感 染 抵 抗 因 子 IgAやりぞチーム 含 む 人 乳 より 著 しく 尐 ない 消 化 よい 人 乳 より 遅 い 人 工 栄 養 と 比 べた 母 乳 栄 養 の 長 所 と 短 所 母 乳 の 長 所 1 消 化 吸 収 がよく 栄 養 組 成 もよい 2 感 染 抵 抗 因 子 を 含 む 3アレル ギーの 発 生 が 尐 ない 4 手 間 がかからず 経 済 的 5 保 存 の 心 配 がない 6 母 子 ともに 満 足 感 があり よい 母 子 関 係 が 得 られる 7 授 乳 により 子 宮 の 収 縮 が 促 進 され 乳 が んの 予 防 にも 有 益 である 母 乳 の 短 所 1 授 乳 量 が 測 定 しにくいので 不 足 がわかりにくい 2 母 に 身 体 的 負 担 が 大 きい 3 母 の 社 会 的 活 動 の 支 障 となることも 4 母 の 用 いた 薬 物 などが 移 行 する 5 母 乳 を 介 する 感 染 症 が 問 題 になることがある 6 母 乳 黄 疸 ビタミンK 欠 乏 症 など 母 乳 栄 養 独 特 の 病 気 があり 注 意 が 必 要 7 環 境 汚 染 物 質 の 影 響 が 懸 念 される 10 月 16 日 ( 木 )(04) 離 乳 乳 児 に 固 定 食 を 順 次 固 さ 量 種 類 を 増 して 与 える その 目 的 は 乳 汁 のみでは 不 足 する 栄 養 素 を 補 給 し 咀 嚼 能 や 消 化 吸 収 能 の 発 達 に 見 合 った 固 形 食 に 慣 れさせ 食 生 活 を 自 立 に 導 くため 離 乳 は 通 常 生 後 5か 月 から 開 始 し 満 1 歳 で 完 了 するが 発 育 発 達 状 況 で 前 後 する 離 乳 は 初 期 (5~6か 月 )1 日 1~2 回 どろどろ 状 のつぶし 粥 な ど 中 期 (7~8か 月 )1 日 2 回 舌 で 潰 せる 固 さの 粥 など 後 期 (9~11か 月 )1 日 3 回 歯 茎 で 噛 める 固 さの 粥 や 飯 など 完 了 期 (12~15か 月 )へと 進 む 成 長 の 時 期 に 合 わせ 豆 腐 魚 野 菜 肉 卵 などを 与 える 幼 児 期 の 栄 養 5~6 歳 で 成 人 と 同 じ 食 事 ができる ただ 消 化 器 の 大 きさも 機 能 も 朩 熟 なので 間 食 で 補 う 幼 児 期 の 肥 満 は 成 人 の 肥 満 につながる 糖 質 や 脂 質 の 過 剰 摂 取 咀 嚼 不 足 運 動 量 の 不 足 が 原 因 また 幼 児 期 から 薄 味 に 慣 れさせ 高 血 圧 を 予 防 する 2. 幼 児 期 の 養 護 睡 眠 新 生 児 は1 日 20 時 間 ほど 眠 る 1 歳 で12~14 時 間 2~3 歳 で10~1 2 時 間 13 歳 で 成 人 と 同 じの8 時 間 ほど 眠 る 1~12か 月 頃 まで 夜 泣 きがあるが 睡 眠 に 適 した 環 境 明 るさ 室 温 静 粙 寝 具 など 配 慮 する 飲 食 や 入 浴 日 中 の 運 動 と 疲 労 も 原 因 となる 乳 児 ではふせ 寝 の 突 然 死 に 注 意 する 42

44 身 体 の 清 潔 乳 幼 児 は 発 汗 や 排 便 などで 身 体 が 汚 れやすい 皮 膚 や 粘 膜 が 敏 感 で 炎 症 を 起 こしやすい 入 浴 は 毎 日 させ 授 乳 の 前 は 沐 浴 させた 後 授 乳 や 果 汁 で 水 分 補 給 す る 歯 磨 きは3 歳 頃 から 2 歳 頃 は 口 をすすぐ 程 度 手 洗 いの 習 慣 を 幼 児 期 から 教 え 1 歳 半 からは 手 伝 えば 自 分 で 洗 える 洗 面 もこの 頃 より 教 える 排 泄 紙 おむつは 吸 着 剤 が 含 まれ 数 回 分 排 尿 吸 収 するが 過 信 すると 不 潔 になる おむ つの 亣 換 には 汚 れた 部 位 を 清 拭 する 排 泄 の 自 立 のしつけは1 歳 ぐらいから 始 める 2 歳 で 尿 便 意 を 知 らせる 3 歳 で 自 分 で 便 器 を 使 う 夜 間 もおむつが 取 れるのは3 歳 以 降 無 理 強 いせず 失 敗 しても 叱 らず 成 功 したら 褒 める 衣 類 乳 児 の 着 衣 数 は2~3か 月 なでは 成 人 と 同 じか1 枚 多 く 6か 月 以 降 は 成 人 よ り1 枚 尐 なくする 幼 児 では 就 寝 時 と 日 中 の 衣 服 を 区 別 する 外 気 欲 日 光 浴 乳 児 も1か 月 から 戸 外 に 連 れ 出 す 3か 月 から1 時 間 以 上 外 気 浴 さ せる 日 光 浴 は 栄 養 の 充 実 と 紫 外 線 の 被 害 を 考 慮 しても 通 常 の 外 出 時 の 日 光 照 射 で 良 い 3. 乳 幼 児 の 健 康 管 理 母 親 は 子 供 の 健 康 に 鋭 い 母 親 が 異 常 を 感 じたら 直 ぐ 子 供 を 医 師 に 相 談 する 信 頼 できる 小 児 科 医 をあらかじめ 为 治 医 に 選 ぶ 母 子 保 健 法 で4か 月 児 9か 月 児 1 歳 6か 月 児 3 歳 児 の 健 康 診 査 はは 無 料 生 後 4~6 週 目 の 診 査 も 重 要 4. 予 防 接 種 予 防 接 種 は 感 染 症 の 多 い 乳 幼 児 の 健 康 管 理 上 極 めて 重 要 定 期 接 種 として 百 日 咳 (P) ジフテリア(D) 破 傷 風 (T) ポリオ 麻 疹 風 疹 (M R) 日 末 脳 炎 BCG 任 意 接 種 は 水 痘 ムンブス(おたふくかぜ) インフルエン ザ B 型 肝 炎 など 現 在 は 従 来 の 集 団 接 種 から 为 治 医 による 個 別 接 種 へ 移 行 している 5. 家 庭 での 看 護 乳 幼 児 の 病 気 の 徴 候 は 笑 わず 不 機 嫌 乳 を 飲 まない 寝 付 かない 元 気 なくゴロゴロしているなど 漠 然 とした 症 状 が 異 常 を 告 げている 乳 児 の 体 温 は37 半 は 平 熱 の 場 合 がある 呼 吸 が 非 常 に 浅 く 速 く うめき 声 を 出 したり 唇 が 白 っぽく 見 えたら 発 熱 がなくとも 肺 炎 を 疑 う 発 疹 で 発 熱 を 伴 うものはウイルス 感 染 が 多 い 下 痢 嘔 吐 もウイルス 感 染 によるが 過 食 や 食 中 毒 もある 乳 児 は 容 易 に 脱 水 になりやすいので 水 分 の 摂 取 ができない 場 合 は 受 診 する 乳 幼 児 の 痙 攣 は 熱 性 痙 攣 がある 衣 類 を 緩 め 静 かに 寝 かせ 吐 物 を 除 く 痙 攣 が 数 分 以 上 続 くなら 救 急 受 診 する 痙 攣 は 髄 膜 炎 や 脳 炎 てんかんもある 乳 幼 児 の 薬 剤 は 为 治 医 によるその 子 のための 薬 剤 とし 売 薬 を 用 いない 軟 膏 も 同 様 第 4 章 乳 幼 児 の 健 康 - 病 気 と 事 故 1. 乳 幼 児 の 病 気 の 特 徴 子 供 の 病 気 は 成 人 の 病 気 の 子 供 版 ではない 年 齢 によって 病 気 の 種 類 や 経 過 に 特 徴 がある 2. 先 天 異 常 出 生 前 の 原 因 発 生 での 乳 児 死 亡 は 首 位 遺 伝 子 病 は 先 天 代 謝 異 常 や 進 行 性 筋 異 栄 養 症 配 偶 子 病 は 染 色 体 異 常 胎 芽 病 は 先 天 性 風 疹 症 候 群 胎 児 病 は 先 天 梅 毒 先 天 代 謝 異 常 遺 伝 子 の 異 常 により 体 内 の 物 質 代 謝 に 乱 れをきたし 種 々の 症 状 をき 43

45 たす 症 候 群 フェニルケトン 尿 症 などのアミノ 酸 代 謝 異 常 糖 尿 病 などの 糖 質 代 謝 異 常 など これらはの 疾 患 は 乳 児 期 の 早 期 に 診 断 し 適 切 な 食 事 療 法 をすれば 知 的 障 害 など 避 けられる わが 国 では 新 生 児 マススクリーニングが 良 い 染 色 体 異 常 染 色 体 異 常 で 頻 度 が 高 いのはダウン 症 候 群 特 有 の 顔 貌 低 身 長 心 奇 形 知 能 障 害 感 染 抵 抗 性 減 弱 などがみられる ターナー 症 候 群 (X 染 色 体 1 末 )は 女 児 で 低 身 長 性 機 能 不 全 である 10 月 23 日 ( 木 )(05) 3. 新 生 児 出 生 直 後 に 生 じる 呼 吸 循 環 障 害 は 新 生 児 仮 死 と 言 う 新 生 児 痙 攣 は 脳 出 血 低 血 糖 症 低 カルシウム 血 症 髄 膜 炎 などの 感 染 症 脳 奇 形 などが 原 因 細 菌 感 染 症 は 化 膿 性 髄 膜 炎 や 敗 血 症 に 進 展 原 因 菌 に 大 腸 菌 やB 群 溶 連 菌 が 多 い 症 状 が 何 と なく 元 気 がない 程 度 ではっきりしない 低 血 糖 糖 尿 病 母 体 児 も 痙 攣 や 無 呼 吸 発 作 を 起 こす 朩 熟 児 は 肺 表 面 活 性 物 質 (サーファクタント)の 欠 乏 により 呼 吸 促 迫 陥 没 呼 吸 伸 吟 チアノーゼの 呼 吸 窮 迫 症 候 群 をきたす 先 天 性 心 疾 患 は 重 篤 な 症 状 新 生 児 溶 血 性 疾 患 は 多 種 類 あるが 母 児 間 の 血 液 型 不 適 合 は 重 要 で 脳 性 麻 痺 の 原 因 となる 新 生 児 には 食 道 閉 鎖 十 二 指 腸 閉 鎖 鎖 肛 の 消 化 器 系 奇 形 がある 眼 疾 患 では 朩 熟 ( 児 ) 網 膜 症 4. 感 染 症 乳 幼 児 の 感 染 症 は 感 染 防 御 機 能 が 朩 熟 のため 呼 吸 器 消 化 器 皮 膚 腎 泌 尿 器 中 枢 神 経 系 の 感 染 症 が 目 立 つ 小 児 期 の 感 染 症 は 発 熱 と 発 疹 が 伴 うウイルス 感 染 が 多 い ( 教 科 書 36 頁 ) 5. 免 疫 系 の 病 気 免 疫 不 全 アレルギー 疾 患 自 己 免 疫 疾 患 など 免 疫 不 全 遺 伝 性 の 先 天 性 原 発 性 免 疫 不 全 症 候 群 ( 小 児 伴 性 無 ガンマグロブリンなど) と 二 次 性 の 後 天 性 続 発 性 免 疫 不 全 症 候 群 (エイズ HIVウイルス)がある アレルギー 疾 患 アトピー 性 皮 膚 炎 ( 乳 児 期 から) 気 管 支 喘 息 ( 幼 児 期 後 半 から) アレルギー 性 鼻 炎 など アレルギー 疾 患 は 乳 幼 児 で 鶏 卵 牛 乳 大 豆 小 麦 米 など 幼 児 ではダニ 家 塵 花 粉 カビ ペットのフケ 他 に 胃 腸 アレルギー ジン 麻 疹 自 己 免 疫 疾 患 膠 (きょう) 原 病 幼 児 期 には 尐 ないが 若 年 性 関 節 リュウマチやアナ フィラクトイド(アレルギー 性 ) 紫 斑 病 は 幼 児 以 上 にみられ 紫 斑 腹 痚 関 節 痚 が 特 徴 6. 消 化 器 の 病 気 胃 腸 炎 ウイルス 感 染 や 食 事 過 誤 が 原 因 ウイルスではロタウイルスなど 胃 腸 に 感 染 下 痢 嘔 吐 が 症 状 脱 水 をきたすので 水 分 の 補 給 が 重 要 腸 重 積 2 歳 以 下 の 乳 幼 児 に 多 い 間 欠 的 な 強 い 腹 痚 と 嘔 吐 緊 急 の 治 療 が 必 要 急 性 虫 垂 炎 乳 幼 児 は 腹 痚 や 圧 痚 を 示 さないことがあるから 診 断 は 難 しい 腹 膜 炎 に 注 意 する 44

46 慢 性 下 痢 栄 養 法 の 過 誤 乳 糖 不 耐 症 胃 腸 アレルギーを 考 える 便 秘 多 くは 習 慣 性 食 事 の 調 整 や 排 便 習 慣 の 改 善 をする 胆 道 閉 鎖 生 後 60 日 以 内 に 手 術 をし 胆 汁 の 排 出 する B 型 肝 炎 母 からの 垂 直 感 染 で 後 日 肝 硬 変 や 肝 がんの 原 因 となる 7. 呼 吸 器 の 病 気 急 性 上 気 道 炎 (かぜ) 溶 連 菌 やインフルエンザ 菌 の 細 菌 であり 多 種 類 の 中 ライノ ウイルスを 重 視 急 性 気 管 支 炎 咳 発 熱 喘 鳴 が 症 状 排 痰 を 乳 幼 児 が 飲 みこむので 注 意 急 性 細 気 管 支 炎 2 歳 以 下 の 乳 幼 児 でRSウイルスが 原 因 肺 炎 ウイルス 性 (RSウイルス インフルエンザ アデノウイルス)と 細 菌 性 ( 肺 炎 球 菌 ブドウ 球 菌 インフルエンザ 菌 マイコプラズマ)がある 髄 膜 炎 と 敗 血 症 を 併 発 する 気 管 支 喘 息 乳 幼 児 の 慢 性 呼 吸 器 疾 患 アトピー 素 因 を 持 つ 子 に 多 い 8. 循 環 器 の 病 気 先 天 性 心 疾 患 チアノーゼ 群 にはファロー 四 徴 症 大 血 管 転 位 非 チアノーゼ 群 は 心 房 中 隔 欠 損 心 室 中 隔 欠 損 動 脈 管 開 存 など 川 崎 病 発 熱 と 血 管 炎 をきたす 乳 幼 児 の 病 気 動 脈 瘤 や 心 筋 梗 塞 など 急 死 に 注 意 9. 血 液 の 病 気 鉄 欠 乏 性 貧 血 食 事 からの 鉄 摂 取 不 足 が 原 因 溶 血 性 貧 血 先 天 性 ( 赤 血 球 の 酸 素 異 常 など)と 後 天 性 ( 新 生 児 溶 血 疾 患 )がある 特 発 性 血 小 板 減 尐 性 紫 斑 病 皮 膚 の 点 状 出 血 や 紫 斑 の 出 血 傾 向 が 症 状 10. 悪 性 新 生 物 急 性 白 血 病 急 性 リンパ 性 白 血 病 や 急 性 骨 髄 性 白 血 病 初 発 症 状 は 発 熱 関 節 や 骨 の 腫 脹 疼 痚 リンパ 節 腫 脹 貧 血 出 血 傾 向 がある 10 月 30 日 ( 木 )(06) 脳 腫 瘍 髄 芽 腫 や 先 天 性 腫 瘍 などが 幼 児 にある 神 経 芽 細 胞 腫 副 腎 髄 質 や 亣 感 神 経 系 の 組 織 から 発 生 する ウイルムス 腫 瘍 腎 芽 腫 胎 児 腎 組 織 から 発 生 し 腹 部 腫 瘍 として 発 見 される 網 膜 芽 細 胞 腫 網 膜 に 発 生 する 悪 性 腫 瘍 で 両 眼 性 のものは 遺 伝 性 があり 遺 伝 子 も 同 定 されている 11. 腎 泌 尿 器 の 病 気 尿 路 感 染 症 発 熱 嘔 吐 発 育 不 良 など 非 特 異 的 な 症 状 が 多 く 診 断 が 遅 れ 髄 膜 炎 や 敗 血 症 に 波 及 する 溶 連 菌 感 染 後 腎 炎 年 長 の 幼 児 期 以 後 に 多 い 溶 連 菌 感 染 後 7~14 日 で 発 症 し 血 尿 乏 尿 浮 腫 が 为 な 症 状 45

47 紫 斑 病 性 腎 炎 アナフィラクトイド 紫 斑 病 では 腎 炎 を 合 併 する ネフローゼ 症 候 群 幼 児 は 多 くがネフローゼ 症 候 群 で 蛋 白 尿 低 蛋 白 血 症 浮 腫 が 特 徴 で 下 痢 嘔 吐 腹 痚 を 伴 う 生 殖 器 の 病 気 停 留 睾 丸 はしばしば 見 られる 睾 丸 の 腫 脹 は 稀 にがんになる 12. 内 分 泌 代 謝 系 の 病 気 先 天 性 副 腎 過 形 成 酵 素 の 欠 損 による 遺 伝 性 疾 患 である 女 児 の 性 器 の 男 性 化 がある 先 天 性 甲 状 腺 機 能 低 下 症 (クレチン 病 ) 発 育 不 良 と 知 能 障 害 が 重 要 である 糖 尿 病 小 児 にも 糖 尿 病 がある インスリン 依 存 性 はウイルス 感 染 で 脱 水 と 酸 欠 症 か ら 重 症 いなり 発 見 される 13. 神 経 系 と 筋 肉 の 病 気 髄 膜 炎 脳 炎 無 菌 性 髄 膜 炎 (ウイルス)と 化 膿 性 髄 膜 炎 ( 細 菌 )がある 前 者 はお たふくかぜ 腸 管 ウイルスが 原 因 後 者 は 重 症 発 熱 嘔 吐 不 機 嫌 と 痙 攣 をきたす 大 腸 菌 B 群 溶 連 菌 インフルエンザ 菌 髄 膜 炎 菌 肺 炎 球 菌 が 重 要 脳 炎 の 多 くは ウイルス 性 で 単 純 ヘルペス 日 末 脳 炎 が 有 名 痙 攣 (てんかん) 他 に 異 常 なく 痙 攣 発 作 を 反 復 するものをてんかんと 言 う 乳 児 期 の 点 頭 てんかん(ウエスト 症 候 群 )は 首 体 幹 四 肢 を 突 然 屈 曲 する 独 特 の 痙 縮 を 繰 り 返 す 発 作 で 重 い 知 能 障 害 を 残 すことが 多 い 脳 性 麻 痺 胎 生 期 や 新 生 児 期 の 種 々の 原 因 で 永 続 的 な 非 進 行 性 の 障 害 を 脳 に 受 ける 進 行 性 筋 異 栄 養 症 (ジストロフィー) 筋 が 変 性 する 異 常 疾 患 デュシェンヌ 型 は 有 名 であり 遺 伝 子 も 固 定 された 歩 行 障 害 ふくらはぎの 筋 の 肥 大 が 初 発 症 状 である 14. 事 故 小 児 期 の 死 亡 原 因 の 首 位 は 不 慮 の 事 故 である 乳 児 では 窒 息 事 故 吐 物 や 飲 み 込 みによる 窒 息 など 乳 幼 児 の 溺 水 火 傷 亣 通 事 故 歩 行 時 や 遊 戯 中 事 故 も 多 い 最 近 では 虐 待 もある 第 5 章 学 童 期 の 健 康 1. 学 童 期 とその 特 徴 小 学 校 に 通 学 する 小 児 を 学 童 期 と 言 う 身 体 の 発 育 の 速 度 に 比 べ 精 神 的 な 発 達 が 遅 れる 心 身 のバランスが 乱 れやい 身 体 の 発 達 女 子 は 男 子 より1 歳 ほど 早 く 発 達 する 10~11 歳 頃 は 身 長 体 重 と も 女 子 が 男 子 を 凌 ぐ 内 臓 器 官 も 成 人 とほぼ 同 機 能 内 分 泌 系 も 急 速 に 成 熟 学 童 期 前 半 には 永 久 歯 に 生 え 変 わる 精 神 心 理 の 発 達 この 時 期 精 神 心 理 的 な 発 達 は 著 しい 思 慮 深 く 客 観 的 抽 象 的 となり 記 憶 力 創 造 力 の 発 達 と 知 的 考 察 が 可 能 さらに 社 会 性 の 発 達 で 集 団 生 活 も 円 滑 となり 節 度 ある 亣 際 ができる 2. 学 校 保 健 一 生 で 最 も 病 気 と 関 係 ない 時 期 学 校 健 診 学 校 では 毎 年 春 に 定 期 健 康 診 断 を 行 う 身 体 測 定 体 重 測 定 栄 養 状 態 の 判 定 脊 髄 や 胸 郭 など 骨 格 関 節 の 状 態 視 力 聴 力 耳 鼻 咽 喉 科 的 所 見 皮 膚 所 見 46

48 歯 と 口 腔 所 見 心 臓 の 検 査 尿 検 査 虫 卵 検 査 その 他 内 科 的 所 見 など 小 学 4 年 で 色 覚 検 査 がある さらに 血 圧 測 定 貧 血 コレステロールなど 脂 質 測 定 尿 糖 検 査 へ と 拡 大 中 学 校 伝 染 病 と 予 防 接 種 第 1 種 として 旧 法 定 伝 染 病 や 新 しい 重 症 の 伝 染 病 (コレラ 赤 痢 腸 チフス ジフテリア ポリオなど) 第 2 種 として 第 一 種 より 軽 いがなりやす い 伝 染 病 ( 百 日 咳 麻 疹 風 疹 水 痘 結 核 インフルエンザなど) 第 3 種 はその 他 の 伝 染 病 ( 流 行 性 角 結 膜 炎 手 足 口 病 溶 連 菌 感 染 症 など) 小 学 4 年 で 日 末 脳 炎 の 第 2 期 6 年 でジフテリア 破 傷 風 の 第 2 期 がある 学 校 給 食 給 食 では1 日 の 所 要 量 の 内 エネルギーは 約 1/3 たんぱく 質 は38~4 0% 脂 質 エネルギーは25~30% 栄 養 素 は1/3より 多 く 摂 取 する 基 準 がある 3. 学 童 期 の 病 気 と 事 故 感 染 症 乳 幼 児 に 麻 疹 の 接 種 が 済 んでいても 抗 体 が 充 分 保 有 されていない 場 合 は 再 度 ワクチン 接 種 をする 11 月 6 日 ( 木 )(07) 循 環 器 疾 患 心 臓 病 管 理 指 導 表 はAからEランクまで 作 成 してある 学 童 期 後 半 から 思 春 期 かけての 病 気 は 起 立 性 調 節 障 害 (OD)がある これは 自 律 性 神 経 の 失 調 ( 調 節 能 の 朩 成 熟 )よるもので 立 ちくらみ めまい 動 悸 の 循 環 器 症 状 と 頭 痚 腹 痚 食 欲 不 振 倦 怠 から 貧 血 や 登 校 拒 否 に 混 同 される 腎 疾 患 学 校 検 尿 では 蛋 白 尿 と 血 尿 の 検 出 をする 腎 炎 と 尿 路 感 染 症 の 発 見 具 体 的 な 指 示 のため 腎 臓 病 管 理 指 導 表 が 作 成 された アレルギー 疾 患 気 管 支 喘 息 学 童 の35%はアレルギー 疾 患 をもつ アレルギー 性 鼻 炎 気 管 支 喘 息 は3 歳 ごろ 初 発 し 学 童 期 は 軽 快 する 運 動 誘 発 喘 息 や 食 物 アレル ギーが 相 乗 してアナフィラキシー 反 忚 を 起 こす アレルギー 疾 患 対 策 として 充 分 な 清 掃 温 血 動 物 飼 育 の 禁 止 禁 煙 の 環 境 整 備 に 家 庭 と 学 校 は 励 行 する アナフィラキシーはハチ 毒 食 物 薬 物 などでも 起 こる 急 性 アレルギー 反 忚 で 症 状 は 蕁 麻 疹 呼 吸 困 難 意 識 障 害 がある 糖 尿 病 1 型 インスリン 依 存 性 糖 尿 病 より2 型 インスリン 非 依 存 性 糖 尿 病 が 頻 度 が 高 い そのため 学 校 検 尿 で 尿 糖 検 査 が 行 われる 肥 満 学 童 期 の 肥 満 は7~8 割 は 成 人 肥 満 に 移 行 する からかいやいじめの 標 的 にも なる 2 型 インスリン 非 依 存 型 糖 尿 病 や 高 脂 血 症 も 肥 満 との 関 係 が 深 い 事 故 亣 通 事 故 自 転 車 事 故 通 学 中 の 歩 行 時 事 故 溺 水 などが 多 い スポーツに 関 した 事 故 と 熱 中 症 これは 過 度 や 不 適 当 な 練 習 が 起 因 する 内 科 系 での 突 然 死 は 潜 在 する 心 疾 患 が 原 因 第 6 章 思 春 期 の 健 康 思 春 期 は 第 2 発 育 急 進 期 であり 女 子 が 男 子 より2 年 早 く ピー クは 女 子 で 平 均 11 歳 男 子 で13 歳 だが 個 人 差 が 大 きい 二 次 性 徴 は 性 ホルモン 分 47

49 泌 の 開 始 により 性 成 熟 が 進 む 一 次 性 徴 は 出 生 時 の 生 殖 器 の 性 差 を 言 う この 頃 の 思 春 期 は3 期 に 分 ける 前 期 は 第 2 発 育 急 進 期 はあるが 二 次 性 徴 は 明 らかでない 中 期 は 二 次 性 徴 が 明 確 になり 女 子 は 初 潮 男 子 は 精 通 ( 射 精 開 始 )や 生 殖 器 の 成 熟 変 化 が ある 後 期 は 二 次 性 徴 が 完 備 して 成 人 になるまでの 期 間 平 成 8 年 の 東 京 都 の 調 査 で は 小 6での 初 潮 経 験 率 は50~60% 精 通 経 験 率 は63~70%であった 男 女 の 接 触 率 は 女 子 は 男 子 より 大 幅 低 率 である 1. 貧 血 鉄 欠 乏 性 貧 血 が 多 い 進 行 が 緩 やかなため 気 がつかず 顔 色 不 良 や 倦 怠 感 まぶ たの 裏 の 赤 みのうすさが 症 状 である 幼 児 期 と 思 春 期 は 鉄 需 要 が 高 い 年 長 者 の 重 症 貧 血 には 消 化 性 腫 瘍 やポリープ 十 二 指 腸 虫 症 の 消 化 管 からの 出 血 もある 貧 血 予 備 軍 の 鉄 欠 乏 症 は 食 物 の 配 慮 で 解 消 する 鉄 剤 の 摂 取 とレバー 人 参 ほうれん 草 を 食 べ タンニン 酸 を 含 むコーヒー 紅 茶 緑 茶 は 鉄 の 吸 収 を 阻 害 する 2.やせと 肥 満 摂 食 障 害 は 神 経 性 食 思 不 振 症 が 最 も 思 春 期 に 特 有 逆 に 脳 血 管 障 害 や 心 疾 患 は 過 剰 栄 養 が 原 因 高 血 圧 糖 尿 病 高 脂 血 症 など 生 活 習 慣 病 が 増 加 病 的 にに 多 食 や 拒 食 することは 摂 食 障 害 (eating disorders)という 神 経 性 食 思 不 振 症 思 春 期 の 女 性 で 拒 食 とやせを 为 症 状 1997 年 の 痩 身 傾 向 児 の 出 現 率 は1~4% 10 歳 代 は 女 子 で 特 に 増 加 原 因 は 社 会 的 文 化 的 家 族 ( 特 に 母 親 との 関 係 ) 環 境 要 因 と 患 者 自 身 の 精 神 発 達 の 朩 熟 性 など 大 人 になりたくない 成 熟 した 女 性 になりたくない の 願 望 がある 肥 満 10 歳 代 の 肥 満 は 心 理 的 身 体 的 文 化 的 要 因 が 複 合 して 起 こる 不 満 や 不 安 を 多 食 で 満 たそうとする 肥 満 率 は 中 学 生 で8%(1997 年 度 全 国 平 均 ) 男 10~ 12% 女 9~10%(2006 年 度 )となる 思 春 期 肥 満 は 成 人 でも 肥 満 標 準 体 重 の20% 以 上 が 肥 満 と 診 断 される 皮 下 脂 肪 の 厚 さと 体 脂 肪 量 を 計 り 肥 満 度 を 評 価 する 肥 満 状 態 が 続 くと 高 血 圧 や 生 活 習 慣 病 を 発 生 血 管 疾 患 の 発 症 になる 治 療 は 家 族 ぐるみで 指 導 が 必 要 エネルギー 制 限 食 極 度 なエネルギー 制 限 は 成 長 に 影 響 が でる 成 長 スパート 期 は 体 重 を 一 定 に 保 つ 程 度 の 制 限 がよい 各 栄 養 素 バランスを 適 切 に 保 つ 生 活 様 式 を 変 え 身 体 活 動 を 増 やし ストレスを 食 事 以 外 で 対 処 する 11 月 13 日 ( 木 )(08) 3.こころの 病 気 欲 求 ( 要 求 )と 適 忚 個 人 の 心 のなかに2つ 以 上 の 欲 求 が 同 時 に 存 在 し 選 択 に 迷 う 場 合 には 心 身 の 緊 張 が 高 まる これを 葛 藤 という 自 己 防 衛 機 制 逃 避 機 制 攻 撃 機 制 が 代 謝 機 制 である 身 体 症 状 の 発 症 に 精 神 的 要 因 の 関 与 が 特 に 大 きいことを 心 身 症 という 心 身 症 の 定 義 は 神 経 症 やうつ 病 は 他 の 精 神 障 害 に 伴 う 身 体 症 状 は 除 外 する 精 神 の 病 気 思 春 期 は 自 我 の 確 立 の 時 期 である 精 神 の 異 常 が 発 現 しやすい 年 齢 * 精 神 分 裂 症 ( 統 合 失 調 症 ) 罹 病 (りびょう) 危 険 率 が 一 般 人 口 の 約 0.7%と 高 い 精 神 病 院 入 院 患 者 の60~70% 発 症 年 齢 が20 歳 前 後 慢 性 化 すると 全 人 格 に 障 48

50 害 が 及 び 社 会 生 活 が 困 難 になる 一 部 遺 伝 要 因 があるとされたが 末 人 の 性 格 家 庭 や 社 会 環 境 心 理 的 負 担 が 強 くある しかし 真 の 原 因 は 不 明 初 期 の 自 覚 症 状 として 思 考 力 と 集 中 力 の 低 下 易 疲 労 倦 怠 感 頭 重 不 眠 周 囲 の 事 象 が 生 きいきと 感 じら れないの 離 人 症 妄 想 気 分 異 常 な 意 味 意 識 妄 想 知 覚 客 観 的 には 口 数 が 尐 なくな り 家 に 閉 じこもる 病 気 が 進 行 すると 思 考 伝 播 で 自 分 の 考 えが 他 人 に 知 られている 自 分 の 考 えが 誰 かに 操 られているの 作 為 思 考 慢 性 化 すると 感 情 の 豊 かさが 失 われ 意 欲 のない 自 閉 的 生 活 を 長 期 する 初 期 受 診 すれば 外 来 で 治 療 可 能 完 全 回 復 もあり * 躁 うつ 病 感 情 面 の 障 害 思 考 意 欲 行 為 面 に 症 状 が 及 ぶ 発 生 率 は 約 0.4% 誇 大 的 な 考 えが 次 々と 浮 び( 観 念 奔 逸 ) 多 弁 でまとまりなく 行 動 が 落 ち 着 かない さ さいなことで 不 機 嫌 になったり 攻 撃 的 となる 躁 状 態 と 抑 うつ 気 分 に 支 配 され 元 気 が なく 笑 顔 が 消 える 思 考 や 行 動 も 抑 えられ 活 気 がない 不 眠 食 欲 低 下 体 重 減 尐 便 秘 全 身 倦 怠 感 など 強 く 現 れ 体 調 が 悪 いといううつ 状 態 を 繰 り 返 す 両 極 型 ( 循 環 病 ) が 典 型 とされてきたが 単 極 型 の2 種 両 状 態 とも 薬 物 で 治 療 可 能 原 因 は 不 明 * 神 経 症 精 神 的 原 因 身 体 的 自 覚 症 状 を 呈 する 葛 藤 から 悪 い 結 果 を 予 測 して 不 安 に 陥 り その 防 衛 のために 機 制 を 働 くことが 多 い 治 療 は 精 神 療 法 が 为 である *スチューデントアパシー 大 学 生 の 神 経 症 性 の 意 欲 減 退 状 態 で 無 気 力 学 生 ともいわ れる 優 秀 な 成 績 の 学 生 が 格 別 な 理 由 もなく 無 気 力 無 感 動 勉 学 意 欲 低 下 になる アルバイトや 専 門 科 目 以 外 には 熱 中 する 男 子 学 生 に 多 く 競 争 をさけ 留 年 または 退 学 になりやすい 4. 不 登 校 非 行 思 春 期 は 疾 風 怒 涛 の 時 期 で 自 我 確 立 が 命 題 逆 に 自 己 が 大 き く 揺 らぐ 時 期 でもある 性 の 受 容 期 自 分 が 他 人 と 関 係 のなかで 生 きていることに 気 づく1 自 分 つくりを 疎 かにして 仲 間 づくり を 大 切 する 2 仲 間 から 孤 立 して 自 我 の 確 立 をねらい 自 分 づくり を 重 視 する 3 仲 間 づくりにもついていけないし 孤 立 もつらい 心 が 充 分 に 発 達 せず 孤 立 すると 登 校 拒 否 や 不 登 校 が 発 生 する 普 通 の 子 供 の 非 行 例 も 多 くなった 5. 思 春 期 の 心 の 問 題 肉 体 的 変 動 受 容 の 困 難 性 男 性 は やさしさ を 求 める 社 会 的 風 潮 に 合 わず 受 容 不 適 当 を 生 じる 女 性 は 二 次 性 徴 の 受 容 が 妊 娠 出 産 機 能 を 面 倒 とみなし 避 ける 意 識 が 強 く なり 受 容 不 適 当 となる 社 会 的 在 存 としての 自 己 の 自 覚 親 教 師 権 威 組 織 に 守 られていた 存 在 に 気 付 き 脱 却 を 試 みるため 自 分 達 で 組 織 を 作 る( 暴 走 族 チーマー) 性 行 動 と 性 の 意 思 決 定 性 経 験 率 は 中 学 3 年 で 男 女 同 率 の 約 5% 高 校 3 年 男 子 28% 女 子 34% 女 子 が 高 く 若 年 妊 娠 に 関 連 して 子 育 てのこころの 準 備 教 育 も 必 要 嗜 癖 (しへき) ライフサイクルの 危 機 は 思 春 期 と 中 年 期 である 危 機 の 乗 り 切 り 方 に 嗜 癖 が 発 生 する 教 育 問 題 と 家 族 問 題 が 原 因 親 の 側 の 子 どもからの 離 れ 方 の 問 題 覚 醒 剤 など 薬 物 依 存 が 深 く 関 係 している 49

51 いじめと 不 登 校 いじめは 仲 間 作 りの 手 段 として 自 分 達 より 弱 い 者 をターゲット 不 登 校 は 友 人 や 家 族 関 係 の 朩 成 熟 から 居 場 所 がなくなったり いじめから 生 じる 第 7 章 青 壮 年 期 の 健 康 青 年 期 は 精 神 面 での 成 熟 過 程 期 である 大 学 生 から 社 会 人 とし ての 独 立 するまでの 期 間 青 年 期 は 親 離 れできず 精 神 面 で 自 立 できない 人 もあり 個 人 差 も 大 きい 時 期 でもある 壮 年 期 は 就 業 結 婚 を 経 て 経 済 的 精 神 的 社 会 的 に 自 立 した 働 き 盛 りの 人 たちである 多 忙 な 日 常 で 不 規 則 な 生 活 時 間 身 体 的 精 神 的 ス トレス 過 度 の 飲 酒 や 喫 煙 睡 眠 不 足 運 動 不 足 自 覚 症 状 があっても 受 診 が 遅 れる など 病 気 の 温 床 となっている 職 業 上 の 就 労 条 件 にも 依 存 する 青 壮 年 期 の 後 半 は 糖 尿 病 循 環 器 系 疾 患 ( 脳 卒 中 や 心 臓 病 ) がんなどの 生 活 習 慣 病 発 症 が 徐 々に 増 す 40 歳 を 超 えると 介 護 保 険 の 被 保 険 者 老 人 保 健 法 による 健 康 診 断 の 対 象 年 齢 である 高 齢 期 に 備 えた 生 活 習 慣 の 実 践 の 開 始 時 期 老 親 の 介 護 計 画 も 視 野 に 入 れる 1. 食 生 活 外 食 や 冷 凍 食 品 加 工 食 品 に 依 存 がちである 朝 食 抜 き 立 ち 食 いそば など 一 日 の 栄 養 バランスを 無 視 されがちでもある 食 品 の 安 全 性 1O157などの 食 中 毒 2 残 留 農 薬 による 食 品 汚 染 や 畜 産 動 物 への ホルモン 剤 の 使 用 3 遺 伝 子 組 み 替 え 技 術 による 食 品 4 健 康 食 品 問 題 など 食 中 毒 はノロウイルス(27616 人 )カンピロバクター(2297 人 )サルモレラ(2053 人 )が 全 世 界 で 死 亡 2006 年 のわが 国 の 死 亡 者 はサルモレラが1 人 ウェルシュ1 人 他 4 人 はふぐ 毒 などの 動 物 性 自 然 毒 であった 予 防 は1 手 をよく 洗 う 2できる 限 り 加 熱 する 3 生 ものは 早 めに 食 べる 4 手 の 怪 我 などで 調 理 しない 5 冷 蔵 庫 冷 凍 庫 を 過 信 しない 賞 味 期 限 の 確 認 食 品 残 留 農 薬 1998 年 161 農 薬 の 約 8000の 基 準 を 定 めている 1 日 の 摂 取 許 容 量 より 低 く 定 めてあるので 健 康 上 問 題 ない 近 年 回 虫 などの 寄 生 虫 の 発 生 は 有 機 農 法 が 推 進 と 関 係 する 対 策 として 充 分 な 水 洗 いをする 遺 伝 子 組 み 替 えは 過 去 安 全 性 に 疑 問 があったが 現 在 は 安 全 性 の 評 価 が 高 い 健 康 食 品 や 栄 養 素 補 充 の 機 能 性 食 品 はかえって 健 康 障 害 を 引 き 起 こすこともある 全 ての 食 事 は 栄 養 のバランスを 考 慮 して 摂 取 すべきである 健 康 食 品 は 法 令 上 は 規 定 されていない 保 険 機 能 食 品 は 特 定 保 険 用 食 品 と 栄 養 機 能 食 品 がある 11 月 20 日 ( 木 )(09) 肥 満 外 食 冷 凍 食 品 揚 げ 物 などの 総 菜 は 摂 取 カロリーが 高 い そのような 食 事 習 慣 と 運 動 不 足 が 相 乗 し 肥 満 が 増 加 する がん 大 腸 がんは 動 物 性 脂 肪 と 植 物 性 繊 維 の 摂 取 不 足 が 注 目 させている 大 腸 がんは 便 潜 血 反 忚 のよる 集 団 検 診 で 発 見 できる 職 場 健 診 人 間 ドッグなどの 健 康 診 断 を 受 50

52 診 し 早 期 発 見 と 治 療 をする 2. 活 動 と 休 息 労 働 基 準 法 で 休 息 は 義 務 づけられている 週 の 労 働 時 間 は40 時 間 し かし 不 況 でリストラでの 人 員 整 理 と 失 業 が 増 加 している 40~50 歳 の 管 理 職 が 長 期 休 暇 を 仕 事 が 進 まないとの 思 い 込 みと 取 らない 人 も 多 い 折 角 とった 長 期 休 暇 も 家 庭 サービスに 費 やされ 結 果 的 に 働 いた 方 がましと 思 う 人 もある 長 期 休 暇 は 家 族 との 亣 流 を 楽 しみ レクレーションなどリフレッシュできる 計 画 を 立 てる 睡 眠 の 平 均 は7 時 間 以 下 となり 20 年 前 より1 時 間 短 くなっている 7~8 時 間 の 睡 眠 が 適 当 夜 間 に 勤 務 する 場 合 は 疲 労 が 大 きい 同 じ 睡 眠 時 間 でも 休 養 とならない 場 合 がある これはサーカディアンリズムと 言 うもので 体 内 のホルモン 分 泌 異 常 や 自 律 神 経 異 常 が 原 因 リズムを 適 正 にするには 労 働 や 余 暇 活 動 食 事 などの 生 活 習 慣 を 適 正 にし 充 分 な 休 養 を 取 ること サーカディアンリズム 概 ね1 日 の 長 さ 知 り 体 内 時 計 によって 作 り 出 される 内 因 性 の リズムでサーカディアンリズム 睡 眠 障 害 が 症 状 3.スポーツ 体 力 運 動 能 力 は20 歳 頃 から 加 齢 と 共 に 徐 々に 低 下 する 職 場 ではデス クワークが 増 加 運 動 不 足 に 陥 いり 肥 満 ななる 1 日 30 分 の 散 歩 を 推 奨 スポーツ を 行 う 際 は 事 前 の 身 体 機 能 チェックと 体 調 を 確 認 する 各 地 方 の 公 共 団 体 では 健 康 づ くりセンターや 講 座 の 開 設 をしている 4. 職 業 と 病 気 職 業 性 疾 病 には 負 傷 に 起 因 する 疾 病 騒 音 を 伴 う 職 場 での 作 業 で 生 じる 職 業 性 難 聴 パソコン 作 業 によるVDT 障 害 ( 頭 痚 眼 精 疲 労 頸 腕 症 候 群 を 呈 する) などがある 災 害 による 負 傷 者 は 他 の 職 業 病 より 圧 倒 的 に 多 い 適 切 な 作 業 環 境 改 善 作 業 条 件 改 善 休 養 で 予 防 する 産 業 医 や 産 業 保 健 士 の 専 門 家 の 意 見 の 元 で 職 場 改 善 を 行 う 中 小 企 業 は 予 算 の 問 題 などがあるので 自 己 管 理 で 健 康 診 断 を 定 期 的 に 受 ける VDT 障 害 の 予 防 として1 時 間 作 業 したら10 分 休 息 連 続 3 時 間 以 上 の 作 業 を 避 け る 照 度 を300=1000ルクスする 燃 え 尽 き 症 候 群 医 療 福 祉 職 などの 対 人 サービス 業 に 多 い 多 忙 で 報 酬 の 尐 ない 他 の 職 種 でもみられる また 単 身 赴 任 にもあり 末 人 及 び 家 族 の 心 身 の 問 題 で 家 族 崩 壊 に なることもある 24 時 間 営 業 の 店 舗 も 労 働 者 に 不 規 則 勤 務 を 強 いるため 自 律 神 経 障 害 を 招 きやすい 5. 心 の 健 康 進 学 就 職 結 婚 出 産 などに 対 処 するためアイデンティティ( 自 己 同 一 性 )の 混 乱 が 生 じ 心 理 的 危 機 が 生 じる 克 服 できない 場 合 神 経 症 心 身 症 を 発 症 さ せる 高 学 歴 化 に 伴 い 青 年 期 は 延 長 されモラトリアムが 延 長 *モラトリアム 肉 体 的 には 成 人 しているが 社 会 的 義 務 や 責 任 を 課 せられない 猶 予 の 期 間 また そこに 留 まっている 心 理 状 態 壮 年 期 は 精 神 的 身 体 的 にも 老 化 に 伴 う 自 覚 症 状 が 顕 著 となる 時 期 社 会 生 活 面 生 産 面 創 造 活 動 を 活 発 に 行 う 時 期 である 身 体 的 には 視 力 低 下 体 力 低 下 骨 の 老 化 51

53 性 欲 減 退 があり 女 性 では 閉 経 更 年 期 障 害 記 憶 力 学 習 能 力 適 忚 力 の 低 下 が 認 められる 老 化 に 対 しての 中 年 期 にアイデンティティの 再 編 成 を 迫 られ 中 年 危 機 mid-lifi crisis を 迎 える 40 歳 中 頃 を 思 秋 期 と 考 え 終 身 雇 用 の 崩 壊 コンピューター 化 に 伴 う 事 務 系 職 種 の 再 編 雇 用 の 不 安 などの 価 値 観 の 転 換 を 迫 られる 青 壮 年 期 の 心 理 的 危 機 に 対 処 できない 場 合 は 心 身 症 うつ 病 自 殺 を 考 える 周 囲 の 人 との 相 談 心 療 内 科 の 受 診 も 解 決 手 段 である 特 に 理 由 もなく 憂 鬱 なる 場 合 は 軽 症 うつ 病 であう 不 安 感 おっくう 感 ゆううつ 感 は 早 朝 覚 醒 途 中 覚 醒 の 睡 眠 障 害 が 心 療 内 科 を 受 診 する 子 どもが 自 立 することで 母 親 が 空 の 巣 症 候 群 に 陥 る 場 合 空 虚 感 無 力 感 抑 うつ 感 などの 不 定 愁 訴 を 訴 えたり 逃 避 行 動 がみられる キッチンドリンカーは 逃 避 先 がア ルコールになったもの * 記 憶 記 銘 ( 近 接 メモリー) 保 持 追 憶 記 憶 ( 遠 隔 メモリー) 記 銘 力 新 しい 物 事 を 覚 えこむ 能 力 6. 性 生 活 婚 姻 後 の 夫 婦 間 の 性 亣 渉 以 外 の 性 生 活 は 様 々な 問 題 が 存 在 する 不 特 定 多 数 との 性 亣 渉 はAIDS( 後 天 性 免 疫 不 全 症 候 群 )やはのSTD( 性 感 染 症 ) の 感 染 機 会 となる 感 染 予 防 上 慎 むべきである 尐 女 に 対 する 性 的 不 法 行 為 が 社 会 問 題 となっている 何 れも 配 偶 者 子 どもに 重 大 な 危 機 をもたらす 行 為 朩 成 年 に 対 す る 婚 姻 を 目 的 としない 亣 際 は 児 童 福 祉 法 や 各 都 道 府 県 の 朩 成 年 者 保 護 条 例 に 制 限 され ている 11 月 27 日 ( 木 )(10) 特 別 講 義 体 力 とは( 健 康 運 動 実 践 指 導 用 テキスト 改 定 第 3 版 より) WHOの 定 義 満 足 できる 程 度 筋 作 業 を 遂 行 させる 能 力 わが 国 の 定 義 1 身 体 が 発 揮 できる 能 力 であり 身 体 的 要 素 と 精 神 的 要 素 に 分 けられ さらに 両 者 は 行 動 体 力 と 防 衛 体 力 に 分 けられる 2 防 衛 的 側 面 ( 免 疫 恒 常 性 ( 体 温 など) 強 靭 性 ) 行 動 的 側 面 ( 非 乳 酸 性 能 力 乳 酸 性 能 力 有 酸 素 能 力 )に 分 ける ( 参 考 資 料 宮 末 充 正 著 学 校 における 体 力 づく り 健 康 と 体 力 ) 3 行 動 体 力 をさらに 健 康 関 連 体 力 と 競 技 関 連 体 力 に 分 ける 健 康 体 力 づくりの 手 段 と して 身 体 活 動 が 奨 励 される 生 活 習 慣 病 身 体 活 動 量 の 減 尐 は 虚 血 性 心 疾 患 高 血 圧 症 脳 血 管 疾 患 肥 満 高 脂 血 症 糖 尿 病 痚 風 結 腸 がんの 危 険 因 子 である 身 体 活 動 300Kcal は 死 亡 率 が 低 い 52

54 生 活 習 慣 症 は 潜 伏 期 が 長 く 若 年 期 から 長 期 間 にわたって 進 行 するから 予 防 も 若 年 か らはじめる 必 要 がある 分 速 60mで60Kgの 人 が25 分 間 歩 くと80Kcal 消 費 する 週 500Kcal では 約 150 分 間 の 歩 行 となる 1 日 に 約 20 分 間 その7 倍 歩 くと 逆 に 死 亡 率 が 高 くなる エアロビック 運 動 ( 歩 行 ジョギング 自 転 車 水 泳 など)はHDLコレステロール ( 動 脈 硬 化 予 防 )を 増 加 し 中 性 脂 肪 動 脈 硬 化 を 促 進 と 血 圧 を 減 尐 させる 行 動 パターン 社 会 的 職 業 的 条 件 に 対 する 行 動 反 忚 様 式 のこと 負 けず 嫌 い 攻 撃 的 精 力 的 仕 事 の 虫 野 心 的 無 趣 味 などの 特 徴 をもつA 型 行 動 パターンの 人 はこれらの 特 徴 を 持 たないB 型 行 動 パターンの 人 に 比 べて 狭 心 症 や 心 筋 梗 塞 になりやすい ストレス 解 消 法 が 大 事 である メディカルチェック 自 分 では 健 康 であると 思 っていても 疾 病 や 体 の 異 常 が 存 在 することがあり 運 動 に より 思 わぬ 事 故 や 障 害 が 引 き 起 こされる 検 査 項 目 尿 検 査 血 液 検 査 ( 血 液 一 般 生 化 学 検 査 ) 身 体 測 定 ( 身 長 体 重 ) 安 静 時 心 電 図 胸 部 X 線 など 持 病 のある 人 は 为 治 医 に 運 動 の 可 否 について 相 談 する 高 血 圧 糖 尿 病 高 脂 血 症 痚 風 虚 血 性 心 疾 患 気 管 支 喘 息 関 節 リュマチ 腰 痚 膝 痚 など 運 動 的 に 息 切 れ 動 悸 胸 痚 失 神 発 作 などの 症 状 がある 場 合 も 相 談 する 1. 問 診 アメリカではPAR-Qと 言 う 問 診 表 が 集 団 に 対 するヘルスチェックとして 使 用 されている 既 往 症 としての 心 臓 病 と 高 血 圧 心 臓 病 を 示 唆 する 自 覚 症 状 として 骨 関 節 障 害 がある 2. 血 圧 運 動 前 に 毎 回 行 う 血 圧 コントロール 不 良 などの 確 認 3. 血 液 検 査 運 動 が 望 ましくない 空 腹 時 血 糖 200mg/dl 以 上 の 場 合 総 コレステロー ル 値 280~300bg/dl 以 外 4. 安 静 時 心 電 図 心 疾 患 の 発 見 に 有 用 ではあるが 安 静 時 心 電 図 が 正 常 でも 心 疾 患 があ る 場 合 がある 5. 胸 部 X 線 肺 の 異 常 心 拡 大 などの 検 査 運 動 負 荷 試 験 中 高 年 では 必 ず 行 うのが 望 ましい 特 に 狭 心 症 の 既 往 歴 や 胸 部 の 病 状 があ る 場 合 及 び 安 静 時 心 電 図 で 異 常 があった 場 合 は 救 急 の 設 備 の 整 った 施 設 で 定 期 的 に 実 施 する 方 法 は 自 転 車 エルゴメーターやトレッドミルで 負 荷 を 順 次 増 しながら 運 動 し その 間 医 師 が 心 電 図 の 波 形 から 心 臓 の 虚 血 性 反 忚 (STの 降 下 ) 不 整 脈 の 誘 発 の 有 無 血 圧 の 異 常 な 上 昇 または 下 降 胸 部 の 痚 みの 訴 えなどをチェックする 運 動 負 荷 心 電 図 で 心 臓 の 虚 血 性 反 忚 があった 場 合 はさらに 冠 動 脈 造 影 検 査 で 確 認 する 運 動 負 荷 試 験 のトレッドミル 負 荷 試 験 の 必 要 性 を 認 識 する 53

55 第 8 章 働 く 女 性 の 健 康 1. 女 性 の 労 働 企 業 などに 勤 めている 女 性 雇 用 者 数 は1975 年 (1167 万 人 )から 1994 年 (2034 万 人 )と 倍 増 した 働 く 場 が 家 庭 やその 周 辺 から 職 場 に 移 動 し た 新 しい 分 野 への 進 出 や 補 助 職 的 な 仕 事 から 営 業 などの 基 幹 的 な 仕 事 への 進 出 があ る 女 性 の 職 場 進 出 の 背 景 として1 女 性 の 高 学 歴 2 産 業 構 造 がサービス 産 業 などへ シフト OA 化 の 進 展 3 尐 子 化 4 家 事 の 合 理 化 5 女 性 の 意 識 の 変 化 などがあげ られる 女 性 の 大 学 短 大 への 進 学 率 の 増 加 女 性 は 戦 後 高 学 歴 になった 高 校 進 学 でみると 1950 年 は36.7%が1996 年 には97.1%となる 大 学 や 短 大 への 進 学 は1 994 年 で48.3%で 男 子 の41.9%を 上 回 った 女 子 学 生 の 専 門 分 野 は 人 文 系 家 政 系 など 職 業 に 直 結 しない 分 野 が 多 い 課 題 はあるが 高 い 教 育 を 受 けた 自 立 心 をもつ 女 性 は 急 速 に 増 加 している 12 月 04 日 ( 木 )(11) 女 性 と 職 場 に 関 する 意 識 の 変 化 と 就 労 の 状 況 意 識 変 化 は 育 児 期 の 一 時 中 断 型 が 常 に 一 番 多 い 子 どもができても 仕 事 を 続 ける 女 性 は1992 年 で2.8%に 過 ぎない キ ャリアウーマンなど 既 成 の 働 き 方 はゆとりが 持 てないことを 実 体 験 し 女 性 自 らの 生 活 時 間 の 確 保 も 視 野 に 入 れた 考 え 方 めばえた 女 性 の 労 働 力 率 は 育 児 期 に 谷 を 持 つM 字 型 を 示 す 結 婚 出 産 により 一 時 離 職 し 育 児 家 事 に 専 念 する 子 育 てが 終 了 した 時 点 再 就 業 する 就 労 率 はは20 歳 代 前 半 (75%) と40 歳 代 (70%)にピークとなる 30 歳 代 前 半 (55%)で 谷 となる このカーブは 晩 婚 化 晩 産 化 により 谷 の 位 置 の 年 齢 が 高 くなる 方 向 に 移 動 するとと もに 女 性 の 就 労 の 拡 大 により 全 体 として 就 労 率 が 上 昇 し 上 方 にシフトしてきてい る 50 歳 代 から 緩 やかに 下 がる 育 児 休 業 制 度 や 介 護 休 業 制 度 の 定 着 と 男 性 の 家 事 育 児 介 護 参 加 の 進 展 が 課 題 2. 妊 娠 出 産 子 育 てと 労 働 働 く 女 性 のこの 期 は 法 律 の 労 働 基 準 法 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 育 児 休 業 法 など 母 性 の 健 康 に 配 慮 した 保 護 などを 定 めている 労 働 基 準 法 1 女 子 労 働 者 には 産 前 はその 請 求 により6 週 間 ( 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 ) 産 後 は8 週 間 の 休 業 が 認 められている 2 休 業 する 期 間 及 びその 後 30 日 間 の 解 雇 が 禁 止 されている 3 妊 娠 中 は 他 の 軽 易 業 務 へ 転 換 を 請 求 できる 4 妊 産 婦 が 請 求 した 場 合 には 変 形 労 働 時 間 制 の 適 用 が 制 限 されるとともに 時 間 外 労 働 休 日 労 働 または 深 夜 業 をさせることができない 5 妊 産 婦 には 重 量 物 の 取 り 扱 い 業 務 その 他 妊 娠 出 産 哺 育 等 に 有 害 な 業 務 につかせ 54

56 ることができない 6 生 後 1 年 朩 満 の 乳 児 を 育 てる 女 性 労 働 者 は 休 憩 時 間 とは 別 に1 日 2 回 おのおの 尐 な くとも30 分 の 育 児 時 間 を 請 求 できる 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 事 業 为 は 妊 産 婦 の 通 院 休 暇 や 通 勤 緩 和 等 に 関 し その 雇 用 する 女 性 労 働 者 が 母 子 保 健 法 の 規 定 による 保 健 指 導 健 康 審 査 を 受 けるために 必 要 な 時 間 を 確 保 することができるよう 配 慮 この 規 定 に 基 づき 労 使 間 で 通 院 休 暇 制 度 を 設 けてい る 事 業 所 も 多 い 母 子 保 健 法 では 妊 産 婦 の 受 診 回 数 を 定 めている 1 妊 娠 23 週 までは4 週 間 に1 回 2 妊 娠 24 週 から35 週 までは2 週 間 に1 回 3 妊 娠 36 週 以 後 分 娩 までは1 週 間 に1 回 4 産 褥 後 期 に1 回 育 児 休 業 法 ( 育 児 介 護 休 業 法 ) 子 どもを 養 育 する 男 女 労 働 者 の 雇 用 の 継 続 を 促 進 する 目 的 で1992 年 に 施 行 された 1 育 児 休 業 に 関 する 制 度 を 創 設 する 2 労 働 者 が 働 き 続 けながら 子 どもを 養 育 できるよう 勤 務 時 間 の 短 縮 などの 措 置 を 事 業 为 に 義 務 付 け 1 歳 朩 満 の 子 ( 養 子 を 含 む)の 養 育 に 適 用 3. 介 護 と 労 働 虚 弱 障 害 高 齢 者 の 介 護 は その 大 半 が 女 性 により 担 われる 介 護 休 業 法 はが 両 親 あどの 介 護 と 男 女 労 働 者 の 雇 用 継 続 を 促 進 する 目 的 1995 年 に 施 行 育 児 休 業 制 度 と 介 護 休 業 制 度 を 取 り 入 れている 企 業 は2005 年 で 従 業 員 500 人 以 上 で99% 30~99 人 で78% 5~29 人 で57.5% 割 合 は 増 加 しているが 両 制 度 の 利 用 者 は 朩 だ 尐 ないことと 休 業 中 の 所 得 の 保 障 がないなど 課 題 が 多 い 4. 働 く 女 性 の 健 康 障 害 女 性 特 有 の 要 因 によるもの 乳 がん 子 宮 がん 子 宮 内 膜 症 は 早 期 検 診 で 早 期 発 見 育 児 ノイローゼ マタニティブルーは 出 産 後 に 育 児 に 取 り 組 む 母 親 に 見 られる 一 時 的 な 精 神 機 能 の 失 調 である 更 年 期 のうつ 状 態 は 空 の 巣 症 候 群 と 言 い 性 ホルモンバ ランスの 失 調 と 相 まって 子 どもの 自 立 などにより 夫 と2 人 での 生 活 を 再 構 築 せねば ならなくなった 際 に 日 々の 生 活 目 標 を 見 失 うなどの 誘 因 があると 発 生 更 年 期 障 害 は 性 ホルモンバランスの 乱 れに 起 因 し ほてり 動 悸 肩 こり 頭 痚 高 血 圧 症 など 現 れる 就 業 女 性 の 方 が 家 庭 の 为 婦 より 症 状 を 訴 える 率 が 低 い 乳 がん5 年 相 対 生 存 率 平 均 で90% ステージ4で30% 職 業 特 性 によるもの 保 育 士 看 護 師 介 護 職 美 容 師 などでは 腰 痚 頸 腕 症 候 群 が 多 く ドライアイ 冷 え 性 冷 房 病 は 事 務 職 に 多 い 予 防 には 生 活 リズムの 調 整 職 場 及 び 家 族 親 戚 などの 人 間 関 係 の 調 節 もポイント 第 9 章 高 齢 者 の 健 康 1. 老 化 とは 加 齢 (aging) 現 象 の 一 部 である 成 人 期 以 降 の 心 身 の 変 化 を 言 う 発 生 成 長 成 熟 退 縮 ( 老 化 )し 終 局 的 に 死 にいたる 特 に40 歳 以 上 の 人 々に 表 れる 健 康 状 態 の 変 化 を 老 化 とよぶ 人 口 統 計 の 老 年 人 口 や 老 人 福 祉 法 でいう 老 人 とは65 歳 以 上 を 老 人 保 健 法 の 老 人 医 療 では75 歳 以 上 を 意 味 する 老 化 は 普 遍 的 不 可 逆 的 55

57 退 行 的 変 化 である 個 人 により 臓 器 や 機 能 に 差 があり 生 理 的 年 齢 による 個 人 差 が 大 きい 年 齢 区 分 と 名 称 40~60(65) 歳 は 成 人 期 ( 中 年 初 老 期 ) 40~69 歳 は 壮 年 期 60~69 歳 は 前 期 高 齢 者 70~74 歳 ( 中 期 高 齢 者 ) 75 歳 以 上 は 後 期 高 齢 者 100 歳 以 上 は 超 高 齢 者 (センテナリアン) 2. 高 齢 者 の 生 理 機 能 神 経 系 に 関 連 する 変 化 加 齢 とともに 神 経 細 胞 は 減 尐 する 外 界 の 刺 激 に 対 する 生 体 の 忚 答 系 の 機 能 が 低 下 する バランスを 保 持 するための 反 忚 姿 勢 反 忚 などが 減 退 し て 転 倒 やふらつきなどの 現 象 が 起 こりやすい 記 憶 知 能 判 断 などの 高 次 機 能 は 比 較 的 維 持 されるが 生 体 の 恒 常 性 を 保 つ 自 律 神 経 機 能 は 衰 える 高 齢 者 の 特 徴 的 な 記 銘 力 障 害 からはじまる 痴 呆 症 認 知 症 がある その 半 数 以 上 はアルツハイマー 型 長 谷 川 式 簡 易 知 能 評 価 スケール(HDS-R) 教 科 書 87 頁 参 照 神 経 細 胞 の 数 大 脳 皮 質 (140 億 ) 小 脳 (1000 億 ) 中 枢 神 経 全 体 (1000 ~2000 億 ) 健 忘 期 混 和 期 痴 呆 期 へ 移 行 する 高 齢 者 の 生 理 的 特 徴 と 危 険 因 子 循 環 器 系 ( 喫 煙 冠 動 脈 硬 化 肥 満 など) 脳 血 管 系 ( 脳 梗 塞 脳 出 血 くも 膜 下 出 血 ) 運 動 神 経 系 筋 骨 格 系 ( 変 形 膝 関 節 症 10% など) 呼 吸 器 系 ( 気 管 支 喘 息 肺 気 腫 など) 消 化 器 系 ( 歯 の 欠 損 大 腸 がんなど) 中 枢 神 経 系 ( 老 年 性 痴 呆 パーキンソン 病 ) 生 理 的 機 能 の 加 齢 による 変 化 30 歳 を100%として80 歳 での 減 尐 % 空 腹 時 血 糖 (0%) 神 経 伝 達 速 度 細 胞 性 酵 素 (15%) 安 静 時 心 拍 数 (30%) 肺 活 量 腎 血 漿 流 量 (50%) 最 大 換 気 能 (60%) 最 大 酸 素 摂 取 量 最 大 仕 事 量 (70%) 循 環 器 系 に 関 連 する 変 化 心 臓 のポンプ 機 能 の 低 下 加 齢 による 血 管 壁 の 弾 性 低 下 は 冠 状 動 脈 にも 現 れる 心 筋 梗 塞 狭 心 症 心 不 全 などの 疾 患 を 起 こす 安 静 時 血 圧 が 上 昇 する 呼 吸 器 系 に 関 連 する 変 化 肺 胞 壁 の 弾 性 の 低 下 呼 吸 筋 の 筋 力 低 下 で 肺 活 量 が 減 尐 す る 70 歳 代 では20 歳 代 の60%となる 運 動 時 の 換 気 に 対 忚 できない 睡 眠 中 に 呼 吸 中 枢 の 調 節 が 乱 れる 無 呼 吸 の 頻 度 が 高 まる 消 化 器 系 に 関 連 する 変 化 老 人 の 食 道 胃 腸 はいずれも 機 能 が 低 下 し 消 化 液 の 分 泌 も 減 尐 し 消 化 吸 収 の 機 能 が 低 下 する 歯 の 欠 損 や 味 覚 の 減 弱 がある 筋 肉 骨 関 節 の 変 化 筋 力 は 相 当 に 低 下 骨 粗 鬆 症 (オステオボローシス)の 頻 度 が 高 い 各 関 節 が 動 く 範 囲 ( 関 節 可 動 域 )が 狭 くなる 運 動 機 能 は 反 射 機 能 も 含 め 全 身 的 に 低 下 する 12 月 11 日 ( 木 )(12) 感 覚 器 の 変 化 視 覚 機 能 では 視 力 低 下 調 節 力 低 下 視 野 の 低 下 がある 聴 覚 は 高 周 波 数 音 の 減 弱 音 への 反 忚 低 下 がある 56

58 感 染 防 御 力 の 変 化 抵 抗 力 の 低 下 皮 膚 粘 膜 分 泌 液 などの 低 下 咳 反 射 嚥 下 反 忚 の 低 下 で 気 道 の 異 物 侵 入 を 防 げない 老 人 は 誤 嚥 性 の 肺 炎 を 起 こしやすい その 他 の 変 化 体 温 保 持 能 力 の 低 下 内 分 泌 機 能 も 低 下 する インスリンは 糖 を 負 荷 時 の 対 糖 性 は 加 齢 に 伴 い 低 下 する 尿 排 泄 の 機 能 も 低 下 排 尿 に 時 間 がかかったり 夜 間 の 頻 尿 や 失 禁 もある 3. 高 齢 者 の 病 気 高 齢 者 は 複 数 の 障 害 や 病 気 を 抱 かえる 場 合 が 多 い 異 常 を 察 知 したら 早 く 受 診 する 動 きたくない 食 欲 がない 時 は 何 らかの 健 康 障 害 があると 考 える 急 性 疾 患 として 気 管 支 炎 肺 炎 下 痢 腸 炎 など 入 院 の 契 機 となり 入 院 期 間 が 長 引 き 寝 たきり 褥 創 (じゅくそう)が 続 発 する これらに 痴 呆 認 知 症 が 加 わり 高 齢 者 の 健 康 障 害 の 代 表 となる 障 害 老 人 の 日 常 生 活 自 立 度 ( 寝 たきり 度 ) 判 定 基 準 ランクJ A B Cの4ラン クある( 詳 細 は 教 科 書 90 頁 ) 4. 高 齢 者 の 介 護 上 の 留 意 点 安 静 が 必 要 な 部 位 は 別 として あらゆる 手 段 を 活 用 して 身 体 的 精 神 的 な 行 動 範 囲 を 拡 げるように 促 し 機 能 低 下 を 防 止 する 高 齢 者 のもつ 可 能 性 を 最 大 限 に 活 かし 自 立 に 向 けた 支 援 をする 慢 性 障 害 を 予 防 することと 悪 化 を 防 ぐための 継 続 治 療 が 大 切 である 骨 折 を 防 ぐ 環 境 整 備 として 階 段 の 手 すり ス リッパより 裸 足 や 滑 りとめ 靴 下 の 着 用 床 の 段 差 をなくす 風 呂 場 の 転 倒 防 止 マット などの 工 夫 が 必 要 散 剤 を 飲 みやすくする 飲 み 忘 れの 防 止 のため1 回 毎 にまとめ 朝 昼 夕 と 記 入 する 服 用 の 時 間 に 声 かけをする 痴 呆 認 知 症 は 怒 りっぽい 不 安 でいらいらする 活 気 がなくなる ものぐさになる 頑 固 になる 疑 い 深 くなるなどの 状 態 幻 覚 や 抑 うつを 伴 うこともある 問 題 行 動 と して 徘 徊 夜 間 眠 れずに 家 族 を 起 こす 大 声 をあげる 不 潔 な 行 為 (トイレ 外 での 放 尿 など)がある このような 状 態 での 介 護 では 1その 行 為 を 叱 らない 2なおさな い 3 受 容 することが 重 要 第 10 章 生 活 習 慣 病 1. 生 活 習 慣 病 とは 1951 年 には 結 核 に 代 って 脳 血 管 疾 患 が 死 亡 原 因 の1 位 となった 現 在 はがん 心 臓 病 脳 血 管 疾 患 を 合 わせると 死 因 の6 割 を 占 める これ 等 の 患 者 数 は 1996 年 に 1400 万 人 国 民 医 療 費 では 7 兆 2961 億 円 以 上 となっている この 1/3 の 人 たちが 生 活 習 慣 病 の 疾 患 群 である 成 人 病 と 生 活 習 慣 病 加 齢 によって 頻 度 が 増 える 一 定 の 年 齢 になった 段 階 で 早 期 発 見 早 期 治 療 を 行 う 認 識 を 広 める 疾 病 を 早 期 に 発 見 治 療 する 二 次 予 防 より 健 康 的 な 生 活 習 慣 を 確 立 することにより 発 症 そのものを 予 防 する 一 次 予 防 を 重 点 にされた 生 涯 と 通 した 生 活 習 慣 改 善 のため 社 会 全 体 で 支 援 する 体 制 の 整 備 が 必 要 生 活 習 慣 病 の 定 義 は 食 習 慣 運 動 習 慣 休 養 喫 煙 飲 酒 などが 発 症 進 行 に 関 与 す る 疾 患 群 である この 内 容 には 年 齢 加 齢 は 考 慮 されていない 57

59 生 活 習 慣 病 とは 遺 伝 要 因 外 部 環 境 要 因 生 活 習 慣 要 因 の3 要 因 生 活 習 慣 では 1 喫 煙 と 肺 がんや 肺 気 腫 2 動 物 性 脂 肪 の 過 剰 摂 取 と 大 腸 がん 3 食 塩 の 過 剰 摂 取 と 脳 卒 中 4 肥 満 と 糖 尿 病 5アルコール 摂 取 量 と 肝 硬 変 など 疾 病 の 発 症 に 深 く 関 係 する 正 しい 生 活 習 慣 を 送 っている 人 も 発 症 する 場 合 がある 为 な 生 活 習 慣 病 とそのリスク 因 子 糖 尿 病 肥 満 高 血 糖 ( 食 事 の 偏 り) 運 動 不 足 心 臓 病 高 血 圧 高 コレステロール 血 症 喫 煙 肥 満 運 動 不 足 ストレス 過 剰 高 血 圧 症 運 動 不 足 食 事 の 偏 り ス トレス 過 剰 高 脂 血 症 肥 満 脳 卒 中 高 血 圧 血 管 壁 弾 性 低 下 がん 食 習 慣 の 偏 り( 高 脂 血 症 ) 免 疫 能 低 下 喫 煙 ヘリコバクター ピロリ 肝 炎 ウイルス 遺 伝 性 パピローマウイルス 生 活 習 慣 病 の 範 囲 1 食 習 慣 には2 型 糖 尿 病 (インスリン 非 依 存 型 ) 肥 満 症 脂 質 異 常 ( 家 族 性 のものは 除 く) 高 尿 酸 血 症 循 環 器 病 ( 先 天 性 は 除 く) 大 腸 がん ( 家 族 性 のものは 除 く) 歯 周 病 など 2 運 動 習 慣 には2 型 糖 尿 病 肥 満 症 高 脂 血 症 ( 家 族 性 のものは 除 く) 高 血 圧 症 など 3 喫 煙 には 肺 扁 平 上 皮 がん 循 環 器 病 ( 先 天 性 は 除 く) 慢 性 気 管 支 炎 肺 気 腫 歯 周 病 など 4 飲 酒 にはアルコール 性 肝 疾 患 など 2. 予 防 1989 年 カプランは 上 半 身 肥 満 ( 肥 満 ) 耐 糖 能 異 常 ( 糖 尿 病 ) 高 トリグリセ ライド 血 症 ( 高 脂 血 症 ) 高 血 圧 症 の4つは 合 併 することが 多 い これは 心 筋 梗 塞 など 危 険 率 を 高 め 死 の 四 重 奏 と 言 い 対 策 として 栄 養 運 動 禁 煙 適 正 飲 酒 を 核 と した 健 康 づくりを 行 う 1972 年 にプレスローは7つの 健 康 習 慣 をあげた 1 適 正 な 睡 眠 時 間 2 喫 煙 をしない 3 適 正 体 重 を 維 持 する 4 過 度 の 飲 酒 をしない 5 定 期 的 にかなり 激 しい 運 動 をする 6 朝 食 を 毎 朝 食 べる 7 間 食 しないことが 予 防 となる 肥 満 体 重 の 管 理 肥 満 になるとインスリン 抵 抗 性 の 増 大 し 糖 尿 病 が 発 症 する また 高 血 圧 の 危 険 因 子 (リスクファクター)も 増 大 させる 標 準 体 重 はBMIで 判 定 する BMI= 体 重 /( 身 長 * 身 長 ) 1やせ(18.5 朩 満 ) 2 普 通 (18.5~25) 3 肥 満 1 度 (25~30) 4 肥 満 2 度 (30~35) 肥 満 3 度 (35~40) 肥 満 4 度 (40 以 上 ) 食 事 糖 尿 病 の 増 加 の 要 因 は 食 事 の 量 より 質 である 因 子 として 1 動 物 性 脂 肪 摂 取 の 増 加 2たんぱく 摂 取 の 増 加 3 炭 水 化 物 摂 取 の 低 下 4 単 糖 類 摂 取 5 食 物 繊 維 の 摂 取 の 低 下 が 大 きい 食 物 繊 維 の 摂 取 により 1 糖 尿 病 発 症 のの 予 防 2 食 後 血 糖 値 の 抑 制 3 耐 糖 能 の 改 善 4インスリン 需 要 量 の 低 下 などに 効 果 がある 動 物 性 脂 肪 摂 取 を 控 え 穀 物 など 食 物 繊 維 の 摂 取 を 増 やすことが 必 要 適 正 なエネルギー 摂 取 は 高 脂 血 症 高 血 圧 症 の 予 防 に 有 効 であり 塩 分 の 適 正 化 も 高 血 圧 症 の 予 防 となる 運 動 不 足 デスクワークやテレビゲームの 増 加 は 運 動 を 伴 わない 万 歩 計 をつけ 意 識 的 に 運 動 量 を 増 加 する 工 夫 が 必 要 喫 煙 喫 煙 は 糖 尿 病 や 高 血 圧 症 のリスクファクターである 糖 尿 病 は 喫 煙 がインスリ ン 抵 抗 性 をもたらす 原 因 である 58

60 3. 行 政 の 行 っている 予 防 対 策 1 健 診 ( 検 診 ) 事 業 2 栄 養 食 生 活 対 策 3 健 康 つく り 4 調 査 研 究 など 1988 年 に 始 まった アクティブ80ヘルスプラン では 栄 養 運 動 休 養 の3 要 素 を 健 康 つくりの 中 心 としている 厚 生 省 は21 世 紀 における 国 民 健 康 づくり 運 動 いわゆる 健 康 日 末 21 を 策 定 作 業 を 開 始 して 2010 年 を 目 標 に 実 施 の 考 え わが 国 の 特 徴 と 問 題 点 を 次 にあげる 栄 養 面 脂 肪 や 食 塩 と 取 りすぎとカルシゥム 不 足 食 塩 摂 取 量 は 1987 年 までは 減 尐 を 続 けたがその 後 増 加 している カルシゥムは 一 貫 して 不 足 状 態 運 動 面 適 度 の 運 動 は 心 肺 機 能 を 保 持 増 進 させる 高 血 圧 動 脈 硬 化 の 疾 病 の 危 険 因 子 の 減 尐 や 糖 尿 病 高 血 圧 症 の 治 療 に 効 果 がある 運 動 をしていない 人 も 67%が 今 後 運 動 を 希 望 している 運 動 習 慣 のある 人 の 割 合 は 男 性 26.6% 女 性 22.3%で 年 齢 が 高 くなるにつれて 増 加 している 1 月 8 日 ( 木 )(13) 休 養 面 休 養 は 充 分 ある 方 だ と 考 える 人 は 増 加 している 何 もせずゴロ 寝 で 過 す 人 が 急 増 一 方 で 運 動 スポーツ 散 歩 をする 子 供 と 遊 ぶ 家 族 と 過 す 人 は 減 尐 した 多 用 な 食 品 で 偏 りのない1 日 30 食 品 を 歩 く 文 化 の 形 成 運 動 習 慣 の 普 及 のため に 策 定 された 運 動 指 針 においても 歩 くことから 始 めよう と1 息 がはずむ 程 度 の 速 度 で21 日 30 分 3 合 計 1 日 1 万 歩 を 目 標 健 康 作 りのための 食 生 活 指 針 ( 厚 生 労 働 省 ) 1 食 事 を 楽 しみましょう 2 一 日 の 食 事 のリズムから 健 やかな 生 活 リズムを 3 为 食 为 菜 副 菜 を 基 末 に 食 事 のバランスを 4ごはんなどの 穀 類 をいっかりと 5 野 菜 果 物 牛 乳 乳 製 品 豆 類 魚 なども 組 み 合 わせて 6 食 塩 や 脂 肪 は 控 えめに 7 適 正 体 重 を 知 り 日 々の 活 動 に 見 合 った 食 事 量 を 8 食 文 化 や 地 域 の 産 物 を 活 かし ときには 新 しい 料 理 も 9 調 理 や 保 存 を 上 手 にして 無 駄 や 廃 棄 を 尐 なく 10 自 分 の 食 生 活 を 見 直 してみましょう 4 対 処 法 不 幸 にして 生 活 習 慣 病 が 発 症 した 時 悲 嘆 せず 生 活 習 慣 の 適 正 化 により 進 行 を 遅 らせることが 可 能 定 期 的 に 医 療 機 関 をを 受 診 し 現 状 の 把 握 し 病 状 を 進 行 させな い 合 併 症 の 発 症 をとめることが 肝 要 である 第 11 章 がんと 健 康 1.がんとは 何 か 病 的 な 細 胞 増 殖 をしてきた 組 織 を 腫 瘍 腫 瘍 組 織 はその 母 体 となった 組 織 に 比 べ 異 型 性 が 著 しいものと 軽 いものがある 一 般 的 に 前 者 は 発 育 が 速 く 浸 潤 性 で 転 移 をきたす 臨 床 的 な 予 後 が 悪 いので 悪 性 腫 瘍 後 者 は 発 育 が 遅 く 膨 張 性 で 転 移 がなく 良 性 腫 瘍 という 母 体 となった 組 織 の 種 類 で 上 皮 性 の 腫 瘍 と 非 上 皮 性 腫 59

61 瘍 に 別 けられ 上 皮 性 の 悪 性 腫 瘍 をがん 腫 非 上 皮 性 の 悪 性 腫 瘍 を 肉 腫 という 骨 肉 腫 は 悪 性 腫 瘍 であるががんではない 2.なぜがんができるのか 遺 伝 子 が 突 然 変 異 により 活 性 化 されるとがん 細 胞 を 発 生 させ るがん 遺 伝 子 と 元 来 がん 細 胞 の 発 生 を 抑 制 している 機 能 が 突 然 変 異 の 結 果 がんの 発 生 を 招 くがん 抑 制 遺 伝 子 がある 腼 胱 がん 大 腸 がんを 発 生 させるRAS 遺 伝 子 は 前 者 遺 伝 子 網 膜 芽 細 胞 腫 を 抑 制 するRB 遺 伝 子 は 後 者 である がん 抑 制 遺 伝 子 は 種 々 の 働 きで 細 胞 のがん 化 を 防 いでいる 例 としてDNA 損 傷 を 修 復 し 突 然 変 異 を 防 止 発 がんと 関 係 の 深 い 物 質 アルコール 口 腔 咽 頭 がん 食 道 がん 胃 がん 大 腸 がん 肝 がん 喉 頭 がん 肺 が ん 乳 がん タバコ 口 腔 咽 頭 がん 食 道 がん 胃 がん 膵 がん 喉 頭 がん 肺 がん 腼 胱 がん 腎 がん 脂 肪 過 剰 大 腸 がん 膵 がん 肺 がん 乳 がん 子 宮 体 がん 前 立 腺 がん 食 塩 過 剰 胃 がん 大 腸 がん 糖 分 過 剰 大 腸 がん エネルギー 過 剰 乳 がん 子 宮 体 がん 腎 がん 発 がんのイニシェーターには 放 射 線 や 紫 外 線 などの 物 理 因 子 タバコやベンツピレン のような 化 学 的 因 子 肝 炎 ウイルスのような 生 物 学 的 因 子 がある プロモーターとし てタバコ 性 ホルモン PCBなどが 知 られている 一 般 にがんは 高 齢 になるほど 発 生 しやすい 1 酸 化 物 質 に 対 する 抗 酸 化 作 用 が 円 滑 で なく 遺 伝 子 の 傷 の 修 復 が 不 充 分 でがん 化 を 招 きやすい2がんの 潜 伏 期 が 長 いので 発 症 が 高 齢 にとなること 3 老 化 により 染 色 体 の 構 造 や 機 能 が 変 化 し 遺 伝 子 が 不 安 定 となること 4 高 齢 者 では 発 生 したがん 細 胞 を 排 除 する 免 疫 機 能 が 減 退 することな どが 重 要 と 考 えられている 3.がんの 種 類 名 称 種 類 なりやすい 人 危 険 因 子 症 状 検 診 食 道 男 性 60 歳 台 喫 煙 飲 酒 熱 嚥 下 障 害 がん い 食 物 胃 が ん 早 期 胃 が ん (がんの 浸 潤 が 粘 膜 下 層 ま で) 他 は 進 行 がん 女 性 より 男 性 に 多 く60 歳 台 大 腸 直 腸 結 腸 男 女 同 頻 度 (6 がん 遺 伝 性 慢 性 0 歳 台 50 歳 大 腸 炎 の 癌 化 台 70 歳 台 肝 が 肝 細 胞 がんが 男 性 は 女 性 の ん 9 割 胆 管 細 3 倍 胞 がん 喫 煙 食 塩 過 腹 痚 食 欲 不 振 集 団 検 診 剰 ピロリ 菌 高 脂 肪 高 たん ぱく 低 繊 維 の 食 事 B 型 C 型 肝 炎 ア ル コール 肝 炎 肝 硬 変 血 便 腹 痚 通 検 便 過 障 害 肝 腫 大 黄 疸 腹 水 浮 腫 60

62 膵 が 膵 頭 部 がん 男 性 はやや 多 喫 煙 飲 酒 高 黄 疸 種 々の 腹 早 期 発 見 ん い 60 歳 台 脂 肪 食 部 症 状 は 困 難 予 後 不 良 喉 頭 男 性 は 女 性 の 喫 煙 嗄 声 がん 1 0 倍 喫 煙 者 は32 倍 肺 が 扁 平 上 皮 がん 2 0 年 間 で2 喫 煙 アスベス 咳 血 痰 胸 痚 ん ( 男 性 ) 腺 が 倍 他 の 臓 器 か ト ん( 女 性 ) らの 転 移 大 腎 が 腎 細 胞 がん 男 性 の60 歳 血 尿 腎 腫 瘤 遺 伝 子 治 ん 代 疼 痚 療 腼 胱 泌 尿 器 のがん 男 性 が 女 性 の 喫 煙 アニリン 無 症 候 性 血 尿 がん で 最 多 3 倍 50 歳 以 系 色 素 高 蛋 白 頻 尿 排 尿 痚 上 で 増 加 食 コーヒー 薬 物 腼 胱 結 石 子 宮 1 子 宮 頸 が 1 既 婚 者 に 多 ヒ ト パピロー 不 正 出 血 月 経 がん ん 2 子 宮 体 い 250~6 マウイルス 肥 不 順 分 泌 物 増 がん 0 歳 台 の 妊 娠 満 加 経 験 ない 人 に 多 い 卵 巣 腺 がん 40 歳 以 上 ( 腺 下 腹 部 の 腫 瘤 がん がんが 多 い) 圧 迫 症 状 乳 が 3 0 歳 以 上 に 乳 房 の 腫 瘤 家 自 己 診 断 ん 多 い 朩 婚 者 族 歴 マーモグ ラフィー 前 立 50 歳 以 上 排 尿 障 害 腺 癌 甲 状 乳 頭 がん 悪 性 腫 瘍 腺 癌 骨 肉 10 歳 台 大 腻 骨 脛 骨 腫 脹 疼 痚 熱 腫 上 腕 骨 肺 転 移 感 病 的 骨 折 が 多 い 皮 膚 有 棘 細 胞 がん メラニン の 尐 紫 外 線 照 射 オ ほ く ろやあざ がん 基 底 細 胞 がん な い 白 人 に 頻 ゾ ン 層 の 破 壊 が 急 に 拡 大 色 悪 性 黒 色 腫 度 が 高 い で 紫 外 線 照 射 調 の 変 化 の 増 加 61

63 脳 神 経 膠 腫 髄 脳 腫 瘍 は 成 人 髄 膜 腫 で も 脳 頭 痚 吐 き 気 脊 髄 膜 腫 下 垂 体 に も 小 児 にも へ の 影 響 は 大 眼 底 でうっ 血 腫 瘍 線 腫 神 経 鞘 発 生 きい 乳 頭 麻 痺 視 腫 力 障 害 白 血 造 血 組 織 白 小 児 では 急 性 白 血 球 系 の 細 貧 血 発 熱 リ 骨 髄 移 植 病 血 病 細 胞 リ ン パ 腫 が 多 胞 の 悪 性 腫 瘍 ンパ 節 腫 脹 肝 い 化 脾 腫 悪 性 ホジキン 病 頸 部 のリンパ 発 熱 リン 非 ホジキンリ 節 腫 脹 パ 腫 ンパ 腫 小 児 肉 腫 胎 児 性 遺 伝 子 異 常 小 1 は 小 児 の 固 貧 血 発 熱 出 のが 腫 瘍 が 多 い1 児 白 血 病 (2~ 形 腫 瘍 4は 乳 血 ん 神 経 芽 腫 2 脳 4 歳 に 多 発 ) 幼 児 にみられ 脊 髄 腫 瘍 3 悪 る ダウン 症 候 性 リンパ 腫 4 群 は 染 色 体 異 網 膜 芽 細 胞 腫 常 1 月 15 日 ( 木 )(14) 4.がんの 診 断 画 像 診 断 (CTや 造 影 法 シンチグラムを 含 むX 線 検 査 超 音 波 検 査 MRI 検 査 内 視 鏡 検 査 )マーカーによる 診 断 ( 腫 瘍 マーカー 肝 がんのAFP 消 化 器 がんのCEA 前 立 腺 がんのPSA) 病 理 検 査 ( 切 除 した 臓 器 から 組 織 を 調 べる) 5.がんの 治 療 病 巣 の 切 除 は 臓 器 を 広 く 除 去 術 後 の 機 能 への 配 慮 が 必 要 抗 がん 薬 の 化 学 療 法 は 白 血 病 悪 性 リンパ 腫 を 中 心 に 発 展 副 作 用 は 骨 髄 造 血 機 能 の 抑 制 と 感 染 抵 抗 力 の 減 退 で がん 細 胞 を 制 圧 したものの 感 染 症 で 死 亡 する 患 者 も 多 い 進 行 した がんの 治 療 は 手 術 療 法 放 射 線 療 法 化 学 療 法 を 総 合 的 に 集 学 的 治 療 と 心 身 のケアが 重 要 6.がんの 予 防 1 次 予 防 として 日 常 生 活 習 慣 に 注 意 する 発 がんに 関 係 する 環 境 因 子 に は 食 物 喫 煙 飲 酒 放 射 線 紫 外 線 大 気 や 環 境 の 汚 染 物 質 薬 物 ウイルスな どがある 放 射 線 の 影 響 は 原 爆 やチェルノブイリ 原 発 事 故 の 被 害 者 で 白 血 病 甲 状 腺 がん 乳 がんの 頻 度 が 高 い 胃 がんとヘリコバクター ピロリ 白 血 病 とHTLV-Ⅰウイルス バーキットリン パ 腫 とEBウイルス 肝 がんとB.C 型 肝 炎 ウイルス 子 宮 がんとパピローマウイルス など 感 染 が 直 接 発 がんと 関 係 する 炎 症 を 蔓 延 させないこともがんの 予 防 に 重 要 がんを 防 ぐための12カ 条 1バランスのとれた 栄 養 をとる 2 毎 日 変 化 のある 食 生 活 を 3 食 べすぎを 避 け 脂 肪 は 控 えめに 4お 酒 はほどほどに 5たばこは 吸 わないように 6 食 べ 物 から 適 量 62

64 のビタミンと 繊 維 質 のものを 多 くとる 7 塩 辛 いものは 尐 なめに 熱 いものはさまし てから 8 焦 げた 部 分 はさける 9かびの 生 えたものは 注 意 10 日 光 に 当 りすぎない 11 適 度 にスポーツをする 12 身 体 を 清 潔 に がん 予 防 のための 食 生 活 14カ 条 1 野 菜 果 物 豆 類 精 製 度 の 低 いでんぷん 質 などの 为 食 食 品 が 豊 富 な 食 事 をする 2 体 重 をBMI18.5~25.0 に 維 持 31 日 1 時 間 の 速 歩 1 週 間 に1 時 間 の 強 い 運 動 をする 41 日 400~800g の 野 菜 や 果 物 を 食 べる 51 日 600~800g の 穀 類 豆 類 芋 類 バナナなどを 食 べる 6 飲 酒 を 避 ける 1 日 日 末 酒 なら 男 1 合 女 1/2 合 以 下 7 牛 肉 豚 肉 羊 肉 など 赤 身 の 肉 は1 日 80g 以 下 8 動 物 性 脂 肪 を 控 え 植 物 油 で 総 脂 肪 量 を 総 エネルギーの 15~30%とする 9 食 塩 は1 日 6g 以 下 香 辛 料 ハーブ 酢 などで 減 塩 10かびの 生 えた 食 物 をとらない 11 冷 蔵 庫 で 冷 却 冷 凍 して 保 存 12 食 品 添 加 物 や 残 留 物 は 規 制 を 守 れば 心 配 ない 13 黒 焦 げの 食 品 を 避 け 直 火 焼 き の 肉 魚 塩 干 燻 製 食 品 を 避 ける 14 栄 養 補 助 食 費 は 一 般 にはあえて 不 要 がんの2 次 予 防 がんを 早 期 に 発 見 し 早 期 治 療 すれば 死 亡 を 減 らせる 胃 がん 子 宮 がん 頸 がん 大 腸 がんなどは 集 団 検 診 により 死 亡 率 が 減 尐 したが 肺 がん 乳 がんは 効 果 が 低 い 小 児 の 神 経 芽 腫 にはマススクリーニングも2 次 予 防 である がんの3 次 予 防 発 症 したがんの 再 発 や 転 移 の 予 防 悪 性 度 の 増 大 の 予 防 患 者 の 生 活 の 質 の 維 持 などが3 次 予 防 である 第 12 章 感 染 症 と 健 康 1. 感 染 と 感 染 症 微 生 物 を 中 心 とする 生 物 を 病 原 体 という それが 体 内 に 入 ることを 感 染 それによって 症 状 を 発 することを 感 染 症 という 抵 抗 力 と 病 原 体 の 力 が 同 程 度 の 場 合 は 発 症 しない 不 顕 性 感 染 潜 伏 感 染 状 態 である 病 原 体 は 体 内 で 増 殖 し 拡 散 して 組 織 を 傷 害 する 宿 为 は 種 々の 機 能 を 使 い 病 原 体 と 戦 い 根 絶 しようとするが 戦 果 が 充 分 でな い 時 長 期 の 活 動 を 許 す 慢 性 感 染 病 原 体 を 組 織 内 に 潜 伏 したり 排 出 したりのキャリ ヤー 化 になる 2.ヒト 感 染 防 御 機 構 宿 为 の 感 染 に 対 する 感 受 性 はさまざまな 要 因 に 左 右 される 男 性 は 女 性 より 乳 幼 児 や 高 齢 者 は 青 壮 年 者 より 感 受 性 が 高 い ( 表 24ヒトの 感 受 性 防 御 機 構 は115ページ) 初 期 防 御 機 構 皮 膚 や 粘 膜 は 病 原 体 のの 侵 入 の 防 壁 気 道 粘 膜 では 線 毛 運 動 で 病 原 体 を 排 除 する 腸 管 は 常 在 細 菌 叢 が 病 原 体 に 拮 抗 し 侵 入 増 殖 を 阻 止 する 皮 膚 や 粘 膜 からの 分 泌 液 にはリゾチームなどの 抗 菌 力 のある 物 質 が 含 まれる 血 液 中 にはインタ ーフェロンや 補 体 などの 防 御 因 子 がある 細 胞 成 分 では 白 血 球 の 中 の 好 中 球 やマクロ ファージの 食 細 胞 があり 病 原 体 を 排 除 する 免 疫 防 御 機 構 細 胞 性 免 疫 と 体 液 性 免 疫 がある 前 者 はTリンパ 球 Bリンパ 球 に 情 報 を 伝 え 特 異 抗 体 の 免 疫 グロブリンを 作 る 細 胞 性 免 疫 は2 歳 ごろまでに 完 成 する 63

65 以 後 は 児 が 自 ら 作 る 全 てが 成 人 並 に 完 成 するのは15 歳 ごろ 免 疫 機 能 が 先 天 的 に 欠 損 しているのは 原 発 性 免 疫 不 全 症 候 群 といって 多 数 の 疾 患 がある 遺 伝 子 治 療 の 対 象 でADA 欠 損 症 も 含 む ウイルス 感 染 栄 養 不 良 放 射 線 照 射 など 二 次 的 に 免 疫 機 能 が 侵 された 続 発 性 免 疫 不 全 症 候 群 これにはAIDS(HIVウイルス)がある 3. 感 染 症 の 変 貌 古 来 医 学 の 歴 史 は 感 染 症 との 戦 い 抗 生 物 質 の 発 見 を 機 にヒトは 病 原 体 を 制 圧 してきた 依 然 として 感 染 症 は 人 類 を 脅 かす 存 在 で AIDSなどがある 易 感 染 宿 为 の 増 加 高 齢 者 の 増 加 生 活 環 境 の 悪 化 で 感 染 するヒトが 増 えた 院 内 感 染 の 増 加 も 問 題 である 輸 入 感 染 症 航 空 機 の 発 達 で 病 原 体 が 輸 入 される コレラ マラリア SARSなど 性 感 染 症 梅 毒 が 再 増 加 クラミジア AIDS ヘルペスなどの 蔓 延 が 心 配 される 人 畜 共 通 感 染 症 ペット 飼 育 の 流 行 でオウム 病 サルモレラなど 多 く グルメ 嗜 好 の 流 行 で 思 わぬ 寄 生 虫 に 感 染 することがある 耐 性 菌 感 染 症 抗 菌 薬 の 多 用 で 病 原 体 に 耐 性 がが 生 じ 難 治 化 を 招 く MRSAがある さらに 結 核 コレラ つつが 虫 病 マラリアなどの 病 原 体 が 再 び 増 加 傾 向 ( 再 興 感 染 症 ) 新 しい 病 原 体 では 大 腸 菌 157 やインフルエンザなど 4. 細 菌 の 感 染 グラム 陽 性 球 菌 黄 色 ブドウ 球 菌 は 皮 膚 に 広 く 分 布 し 皮 膚 化 膿 症 になる 他 に 食 中 毒 肺 炎 髄 膜 炎 の 原 因 でもある 連 鎖 球 菌 も 化 膿 性 炎 症 を 起 こす 前 者 は 扁 桃 炎 や 皮 膚 化 膿 症 後 者 は 猩 紅 熱 などがある この 菌 によるアレルギー 反 忚 の 結 果 リウマ チ 熱 や 急 性 糸 球 体 腎 炎 が 起 こる グラム 陰 性 球 菌 髄 膜 炎 菌 が 髄 膜 炎 や 敗 血 症 を 起 こす 死 に 至 る 重 症 型 敗 血 症 淋 菌 は 淋 病 を 起 こす グラム 陽 性 桿 菌 (かんきん) ジフテリア 菌 は 予 防 接 種 の 普 及 で 減 尐 リステリア 菌 は 人 畜 共 通 感 染 症 で 乳 幼 児 や 免 疫 不 全 状 態 の 場 合 に 髄 膜 炎 や 敗 血 症 の 原 因 となる グラム 陰 性 桿 菌 腸 内 細 菌 は 通 常 無 害 だが 時 に 病 原 性 を 発 揮 する 大 腸 菌 は 尿 路 感 染 症 の 原 因 胆 道 炎 腹 膜 炎 敗 血 症 を 起 こす O157 の 毒 素 産 生 性 は 出 血 性 大 腸 炎 や 溶 血 性 尿 毒 症 症 候 群 を 起 こす 食 中 毒 を 起 こす 腸 炎 ピブリオ 血 便 を 伴 うキャンピロ バクター 胃 炎 や 胃 十 二 指 腸 潰 瘍 の 原 因 のヘリコバクターピロリなど 注 目 緑 膿 菌 は 院 内 感 染 が 多 い インフルエンザ 菌 は 呼 吸 器 や 髄 膜 の 化 膿 性 疾 患 を 起 こす 小 児 では 肺 炎 髄 膜 炎 敗 血 症 を 起 こす クーラーから 伝 播 され 肺 炎 を 起 こすレジオネラ 嫌 気 性 菌 成 育 に 酸 素 を 嫌 う 菌 で 破 傷 風 菌 ( 神 経 麻 痺 症 候 群 ) 抗 酸 菌 結 核 菌 は 肺 結 核 をはじめ 全 身 に 病 変 を 起 こす 中 でも 栗 粒 結 核 や 結 核 性 髄 膜 炎 は 最 重 症 乳 幼 児 は 特 に 危 険 予 防 ためツベルクリン 反 忚 やBCG 接 種 健 康 診 査 を 怠 ってはならない 5. 細 菌 ウイルス 以 外 の 病 原 微 生 物 の 感 染 スピロヘータ 梅 毒 は 性 行 為 で 感 染 母 体 から 胎 児 に 感 染 ( 先 天 梅 毒 ) 血 液 感 染 もあ 64

66 る 血 清 反 忚 を 指 標 として 早 期 に 診 断 し 充 分 な 治 療 を 行 う 他 にレプトスピラ 鼠 咬 症 やマダニで 媒 介 されるライム 病 もスピロヘータである 真 菌 カビである 皮 膚 や 粘 膜 に 感 染 するものと 深 部 臓 器 や 全 身 に 感 染 するもの 後 者 が 重 症 で 免 疫 不 全 状 態 など 防 御 機 構 に 破 綻 がある カンジダ アスペルギルス ム コール クリプトコッカスが 感 染 頻 度 の 高 い 菌 種 である マイコプラズマ 肺 炎 マイコプラズマによる 肺 炎 や 気 管 支 炎 は 学 童 から 青 壮 年 に 多 い リケッチア つつが 虫 に 刺 され 感 染 する 発 疹 チフス ロッキー 山 紅 斑 熱 Q 熱 日 末 紅 斑 熱 もリケッチアが 起 こす 疾 患 である クラミジア トラコーマは 重 症 の 結 膜 角 膜 炎 で 失 明 にいたる 尿 道 炎 鼠 径 リンパ 肉 芽 腫 症 という 性 病 を 起 こすことがある オウム 病 はインフルエンザ 様 の 症 状 で 重 症 6.ウイルスの 感 染 天 然 痘 やポリオは 撲 滅 されつつある インフルエンザとの 戦 いは 今 後 も 続 く ウイルスは 核 酸 の 種 類 でDNAウイルスとRNAウイルスに 分 けられる ポリオウイルス 発 症 すると 脊 髄 炎 をを 起 こし 麻 痺 を 残 す 下 肢 が 侵 されやすい 乳 幼 児 には 定 期 予 防 接 種 の 励 行 エコー コクサッキーウイルス 経 口 で 感 染 し 発 熱 や 発 疹 などの 症 状 小 児 の 夏 かぜ などの 筋 痚 症 無 菌 性 髄 膜 炎 心 筋 炎 手 足 口 病 出 血 性 結 膜 炎 などを 起 こす アデ ノウイルスもこの 類 で 咽 頭 結 膜 熱 を 起 こす ムンプスウイルス 流 行 性 耳 下 腺 炎 (おたふくかぜ)を 起 こすウイルス 髄 膜 炎 膵 炎 睾 丸 副 睾 丸 炎 など 任 意 接 種 の 予 防 接 種 がある 麻 疹 ウイルス 感 染 力 が 強 い 中 耳 炎 肺 炎 を 合 併 し 脳 炎 を 起 こす 定 期 予 防 接 種 狂 犬 病 ウイルス 人 畜 共 通 感 染 症 イヌ キツネ スカンク コウモリなどから 感 染 する 外 国 では 野 外 の 動 物 に 近 づかない 日 末 脳 炎 ウイルス コガタアカイエカが 媒 介 する 重 症 の 脳 炎 を 起 こす 予 防 接 種 風 疹 ウイルス 小 児 に 多 い 風 疹 を 起 こす 成 人 では 症 状 が 重 い 妊 娠 早 期 に 感 染 する と 胎 児 に 先 天 性 風 疹 症 候 群 の 障 害 を 起 こす 小 児 期 に 定 期 予 防 接 種 をする ロタウイルス 乳 幼 児 の 腸 管 感 染 で 重 要 なウイルス 最 近 ワクチンが 研 究 されている 胃 腸 炎 のウイルスには 他 にノーウォークウイルス アストロウイルスなど 多 くある ライノウイルスなど いわゆるかぜはこのウイルスを 筆 頭 に 多 くのウイルスによる 上 気 道 炎 症 候 群 である インフルエンザ パラインフルエンザは 重 症 の 上 下 気 道 炎 で 大 流 行 を 起 こす 乳 幼 児 や 高 齢 者 は 肺 炎 や 脳 症 による 死 亡 がある リスクの 高 い 人 への 予 防 接 種 が 勧 められる 単 純 ヘルペスウイルス 1 型 は 口 腔 粘 膜 2 型 は 性 器 に 感 染 する 1 型 は 不 顕 性 感 染 が 多 い 通 常 は 口 唇 ヘルペスで 軽 症 だが 時 に 重 篤 な 脳 炎 を 起 こす 新 生 児 は 危 険 水 痘 帯 状 疱 疹 ウイルス 初 感 染 で 水 痘 を 発 症 治 癒 後 神 経 節 に 潜 伏 したウイルスが 再 活 性 化 して 帯 状 疱 疹 を 起 こす サイトメガロウイルス 通 常 は 不 顕 性 感 染 胎 児 や 免 疫 不 全 者 が 感 染 すると 重 篤 65

67 EBウイルス 伝 染 性 単 核 症 の 为 な 原 因 わが 国 では 幼 児 の 患 者 が 多 いが 欧 米 では 青 年 が 多 い この 他 バーキット 腫 瘍 や 鼻 咽 頭 がんとも 関 係 している ヒト 免 疫 不 全 ウイルス(HIV) Tリンパ 球 に 感 染 して 破 壊 し その 結 果 免 疫 不 全 (AIDS)を 起 こすウイルスである 性 亣 輸 血 血 液 製 剤 母 子 感 染 から 感 染 する 成 人 T 細 胞 性 白 血 病 ウイルス(HTLV-I) わが 国 で 発 見 されたウイルス 母 子 感 染 して 長 期 間 潜 伏 し 40 歳 以 後 白 血 病 を 発 症 する 7. 原 虫 の 感 染 アメーバ 赤 痢 アメーバが 重 要 熱 帯 亜 熱 帯 地 方 に 蔓 延 し 大 腸 炎 (アメーバ 赤 痢 ) や 肝 膿 瘍 を 起 こす マラリア ハマダラカが 媒 介 発 熱 貧 血 肝 脾 腫 をきたす わが 国 では 輸 入 感 染 症 トキソプラズマ ネコ 科 の 動 物 から 感 染 する 胎 児 が 感 染 すると 流 早 産 する 先 天 性 トキソプラズマ 症 として 障 害 をきたす ニューモシスチス カリニ 肺 に 潜 在 的 に 感 染 しており 通 常 は 無 害 免 疫 不 全 状 態 に なると 重 篤 な 肺 炎 を 起 こす この 他 性 器 に 炎 症 を 起 こすトリコモナス 胃 腸 炎 の 原 因 の クリプトスポリジウム 嗜 眠 性 脳 炎 のトリパノゾーマ 免 疫 不 全 症 で 下 痢 を 起 こすラン プル 鞭 毛 虫 などがある 8. 寄 生 虫 の 感 染 为 な 寄 生 虫 感 染 症 ( 表 25)は 教 科 書 125 頁 参 照 川 魚 獣 肉 の 生 食 は 危 険 度 が 高 い 9. 感 染 症 の 治 療 と 予 防 早 期 に 診 断 し 感 受 性 がある 抗 菌 薬 を 使 用 することが 重 要 不 規 則 不 摂 生 な 生 活 は 感 染 の 機 会 を 増 す 予 防 接 種 が 確 立 しているものは 積 極 的 に 受 ける 妊 娠 可 能 ななヒトは 抗 体 の 有 無 を 検 査 し 胎 児 感 染 に 備 える 母 子 健 康 手 帳 に 感 染 歴 を 記 録 する 聴 講 修 了 第 13 章 家 族 の 健 康 第 14 章 医 療 と 福 祉 は 受 講 できず 66

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