Behcet病(ベーチェット病)眼病変診療ガイドライン
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- ひでか きせんばる
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1 412 第 5 章 ベーチェット 病 眼 病 変 の 診 断 鑑 別 診 断 Ⅰ ぶどう 膜 炎 診 断 の 意 義 ぶどう 膜 炎 は, 臨 床 所 見 や 原 因 から 50 種 類 近 くの 診 断 病 名 が 知 られている.ぶどう 膜 炎 の 診 療 にあたって は, 診 断 名 を 明 らかにして,その 疾 患 に 応 じた 治 療 を 選 択 していくことが 重 要 である. ぶどう 膜 炎 の 鑑 別 診 断 にあたっては,1 我 が 国 での 新 患 ぶどう 膜 炎 患 者 の 疾 患 別 頻 度 の 統 計 ( 第 2 章 表 2-1), 2 炎 症 の 部 位 ( 前 部 ぶどう 膜 炎, 後 部 ぶどう 膜 炎, 汎 ぶ どう 膜 炎 ),3 肉 芽 腫 性 非 肉 芽 腫 性,4 片 眼 性 両 眼 性,などの 情 報 が 参 考 になる. 診 療 所 では 大 学 病 院 と 比 べ, 糖 尿 病 虹 彩 炎 やヘルペス 性 虹 彩 毛 様 体 炎 の 割 合 が 多 いとされている 1).ぶどう 膜 炎 の 炎 症 の 部 位, 肉 芽 腫 性 非 肉 芽 腫 性, 片 眼 性 両 眼 性 からみた 各 種 ぶどう 膜 炎 の 臨 床 像 の 分 布 の 模 式 図 を 図 5-1,5-2 に 示 す. Ⅱ ベーチェット 病 の 診 断 ベーチェット 病 は, 口 腔 粘 膜 の 再 発 性 アフタ 性 潰 瘍 (98%), 皮 膚 病 変 (87%), 眼 病 変 (ぶどう 膜 炎 )(69%), 外 陰 部 潰 瘍 (73%)を 4 主 症 状 とする 全 身 性 炎 症 性 疾 患 で ある.さらに 頻 度 の 低 い 副 症 状 としては, 変 形 や 硬 直 を 伴 わない 関 節 炎 (60%), 副 睾 丸 炎 (6%), 消 化 器 病 変 ( 回 図 5-1 炎 症 の 部 位, 肉 芽 腫 性 非 肉 芽 腫 性 からみた 各 種 ぶどう 膜 炎 の 臨 床 像 の 分 布. 図 5-2 炎 症 の 部 位, 両 眼 性 片 眼 性 からみた 各 種 ぶどう 膜 炎 の 臨 床 像 の 分 布.
2 平 成 24 年 4 月 10 日 第 5 章 ベーチェット 病 眼 病 変 の 診 断 鑑 別 診 断 413 表 5-1 ベーチェット 病 の 臨 床 診 断 基 準 表 5-2 ベーチェット 病 の 国 際 診 断 基 準 主 要 項 目 ( ) 主 症 状 1 口 腔 粘 膜 の 再 発 性 アフタ 性 潰 瘍 2 皮 膚 症 状 (a) 結 節 性 紅 斑,(b) 皮 下 の 血 栓 性 静 脈 炎,(c) 毛 囊 炎 様 皮 疹,(d) 座 瘡 様 皮 疹 参 考 所 見 : 皮 膚 の 被 刺 激 性 亢 進 3 眼 症 状 (a) 虹 彩 毛 様 体 炎,(b) 網 膜 ぶどう 膜 炎 ( 網 脈 絡 膜 炎 ) (c) 以 下 の 所 見 があれば(a)(b)に 準 じる (a)(b)を 経 過 したと 思 われる 虹 彩 後 癒 着, 水 晶 体 上 色 素 沈 着, 網 脈 絡 膜 萎 縮, 視 神 経 萎 縮, 併 発 白 内 障, 続 発 緑 内 障, 眼 球 癆 4 外 陰 部 潰 瘍 ( ) 副 症 状 1 変 形 や 硬 直 を 伴 わない 関 節 炎 2 副 睾 丸 炎 3 回 盲 部 潰 瘍 で 代 表 される 消 化 器 病 変 4 血 管 病 変 5 中 等 度 以 上 の 中 枢 神 経 病 変 ( ) 病 型 診 断 の 基 準 1 完 全 型 経 過 中 に 4 主 症 状 が 出 現 したもの 2 不 全 型 (a) 経 過 中 に 3 主 症 状,あるいは 2 主 症 状 と 2 副 症 状 が 出 現 したもの (b) 経 過 中 に 定 型 的 眼 症 状 とその 他 の 1 主 症 状,あるいは 2 副 症 状 が 出 現 したもの 3 疑 い 主 症 状 の 一 部 が 出 没 するが, 不 全 型 の 条 件 を 満 たさないもの, および 定 型 的 な 副 症 状 が 反 復 あるいは 増 悪 するもの 4 特 殊 病 型 (a) 腸 管 ( 型 )ベーチェット 病 : 腹 痛, 潜 血 反 応 の 有 無 を 確 認 する (b) 血 管 ( 型 )ベーチェット 病 : 大 動 脈, 小 動 脈, 大 小 静 脈 障 害 の 別 を 確 認 する (c) 神 経 ( 型 )ベーチェット 病 : 頭 痛, 麻 痺, 脳 脊 髄 症 型, 精 神 症 状 などの 有 無 を 確 認 する 盲 部 潰 瘍 が 多 い,27%), 血 管 病 変 ( 大 血 管 での 血 栓, 血 管 瘤 など,8%), 中 枢 神 経 症 状 (14%)の 5 つがある. ベーチェット 病 の 診 断 は 厚 生 労 働 省 特 定 疾 患 ベーチェッ ト 病 調 査 研 究 班 によるベーチェット 病 の 臨 床 診 断 基 準 (1991 年 版, 表 5-1)に 基 づき, 眼 所 見 と 全 身 所 見 から 診 断 する.また, 参 考 のためにベーチェット 病 の 国 際 診 断 基 準 2) を 表 5-2 に 示 す. ベーチェット 病 にみられる 所 見 の 特 徴 は 下 記 のとおり である 難 病 情 報 センターホームページ ベーチェット 病 ( / /. 主 症 状 ) 口 腔 粘 膜 の 再 発 性 アフタ 性 潰 瘍 ( 図 5-3) 舌, 頬 粘 膜, 口 唇, 歯 肉 などに 好 発 し, 周 囲 に 発 赤 を 伴 う 有 痛 性 の 潰 瘍 である. 黄 白 色 の 偽 膜 で 覆 われること がある.ベーチェット 病 にほぼ 必 発 であり,しかも 初 発 症 状 のことが 多 い.10 日 以 内 に 瘢 痕 を 残 さずに 治 癒 す 1 再 発 性 口 腔 内 潰 瘍 形 成 医 師 または 患 者 の 観 察 による 小 アフタ 性, 大 アフタ 性,また はヘルペス 状 の 潰 瘍 形 成 が 12 か 月 間 に 少 なくとも 3 度 出 没 すること. 再 発 性 口 腔 内 潰 瘍 形 成 があり,さらに 次 の 2 5 の4 項 目 のうち 2 項 目 が 存 在 するときに,その 患 者 はベーチェット 病 であるといえる. 2 再 発 性 外 陰 部 潰 瘍 形 成 医 師 または 患 者 の 観 察 によるアフタ 性 潰 瘍 形 成,または 瘢 痕 形 成 3 眼 病 変 前 部 ぶどう 膜 炎, 後 部 ぶどう 膜 炎,または 細 隙 灯 顕 微 鏡 検 査 で 硝 子 体 内 に 細 胞 の 証 明 あるいは 眼 科 医 の 観 察 による 網 膜 血 管 炎 4 皮 膚 病 変 医 師 または 患 者 の 観 察 による 結 節 性 紅 斑, 毛 囊 炎 様 皮 疹 また は 丘 膿 疹 病 変 あるいは 副 腎 皮 質 ステロイド 治 療 を 行 っていな い 思 春 期 以 後 の 患 者 で 医 師 により 観 察 される 痤 瘡 様 結 節 5 パサジーテスト( 針 反 応 ) 陽 性 時 間 後 に 医 師 により 観 察 されたもの 注 意 ) これらの 項 目 は 他 疾 患 を 除 外 できたときにのみ 適 用 す る. ることが 多 いが, 再 発 を 繰 り 返 すことが 特 徴 的 である. ) 皮 膚 症 状 ( 図 5-4,5-5) 下 に 好 発 する 結 節 性 紅 斑, 皮 下 の 血 栓 性 静 脈 炎, 顔 面, 頸 部, 背 部 などにみられる 毛 囊 炎 様 皮 疹 または 座 瘡 様 皮 疹 などが 挙 げられる.また 皮 膚 の 被 刺 激 性 亢 進 を 反 映 する 所 見 として 針 反 応, 剃 刀 まけなどが 生 じやすく, 採 血 などの 静 脈 穿 刺 により 皮 下 の 血 栓 性 静 脈 炎 が 誘 発 さ れることもある. ) 外 陰 部 潰 瘍 ( 図 5-6) 有 痛 性 の 境 界 鮮 明 なアフタ 性 潰 瘍 で, 男 性 では 陰 囊, 陰 茎, 女 性 では 大 小 陰 唇 に 好 発 する. 外 観 は 口 腔 アフタ 性 潰 瘍 に 類 似 するが, 口 腔 粘 膜 症 状 ほどの 反 復 はない. 10 日 1 か 月 で 治 癒 するが, 瘢 痕 を 残 すこともある. 女 性 の 場 合 は 性 周 期 に 一 致 して 増 悪 することがある. ) ぶどう 膜 炎 第 3 章 ベーチェット 病 の 眼 症 状 の 項 を 参 照.. 副 症 状 ) 変 形 や 硬 直 を 伴 わない 関 節 炎 四 肢 の 大 関 節 に 認 められることが 多 く, 腫 脹, 疼 痛, 発 赤 が 出 現 する. 関 節 リウマチのように 手 指 の 小 関 節 病 変 はまれで, 変 形 や 硬 直 を 認 めることもない. ) 副 睾 丸 炎 一 過 性, 再 発 性 の 睾 丸 部 の 腫 脹, 圧 痛 がある.ベー チェット 病 に 特 異 性 の 高 い 症 状 である. ) 消 化 器 病 変 腹 痛, 下 血, 下 痢 などが 主 な 症 状 である. 病 変 の 好 発 部 位 は 回 盲 部 末 端 から 盲 腸 にかけてであり, 打 ち 抜 き 型
3 414 図 5-3 口 腔 粘 膜 の 再 発 性 アフタ 性 潰 瘍. 図 5-5 皮 膚 症 状 ( 毛 囊 炎 様 皮 疹 ). 図 5-4 皮 膚 症 状 ( 結 節 性 紅 斑 ). の 潰 瘍 性 病 変 を 特 徴 とし, 多 発 することが 多 い. 鑑 別 診 断 として Crohn 病 などの 炎 症 性 腸 疾 患 がある. ) 血 管 病 変 病 変 は 静 脈 系, 動 脈 系 のいずれにも 生 じる. 静 脈 病 変 は 深 部 静 脈 血 栓 による 灌 流 障 害 が 主 体 で, 上 大 静 脈 症 候 群 やBudd-Chiari 症 候 群 を 来 すこともある. 動 脈 病 変 と しては 大 動 脈 はじめ 中 型 から 大 型 の 動 脈 に 血 栓 性 閉 塞 や 動 脈 瘤 を 形 成 する. ) 中 枢 神 経 病 変 遅 発 性 で 男 性 に 多 い. 髄 膜 炎, 脳 幹 脳 炎 として 急 性 型 と, 片 麻 痺, 小 脳 症 状, 錐 体 路 症 状 など 神 経 症 状 に 認 知 症 などの 精 神 症 状 を 来 す 慢 性 進 行 型 に 大 別 される. 磁 気 共 鳴 画 像 (MRI)では 脳 幹 部, 大 脳 皮 質 などに 病 変 を 認 め, 髄 液 所 見 では 細 胞 増 多, 蛋 白 増 加 を 認 める.シクロ スポリン 治 療 で 誘 発 されることがある. Ⅲ 鑑 別 診 断 ベーチェット 病 ぶどう 膜 炎 と 鑑 別 すべき 代 表 的 なぶど う 膜 炎 疾 患 に 下 記 のものがある.それぞれの 疾 患 の 特 徴 とベーチェット 病 ぶどう 膜 炎 との 鑑 別 法 について 述 べ る..サルコイドーシス( 図 ) 男 性 では 代 に 多 く, 女 性 は 20 代 と 60 代 の2 図 5-6 外 陰 部 潰 瘍. 峰 性 を 示 す.ぶどう 膜 炎 は 肉 芽 腫 性 を 示 し, 豚 脂 様 角 膜 後 面 沈 着 物, 虹 彩 結 節, 隅 角 結 節,テント 状 の 周 辺 虹 彩 前 癒 着, 雪 玉 状 または 塊 状 硝 子 体 混 濁 を 呈 することが 多 い. 眼 底 所 見 では, 散 在 性 の 網 膜 静 脈 周 囲 炎, 血 管 周 囲 結 節, 網 脈 絡 膜 滲 出 斑 (candle wax dripping), 瘢 痕 期 に は 網 脈 絡 膜 滲 出 斑 が 萎 縮 し, 光 凝 固 斑 様 の 網 脈 絡 膜 萎 縮 病 巣 がみられる. 慢 性 の 経 過 を 辿 ることが 多 い. サルコイドーシスの 診 断 は, 厚 生 労 働 省 びまん 性 肺 疾 患 調 査 研 究 班 によるサルコイドーシスの 診 断 基 準 (2006 年 改 訂 )による 3).また, 眼 科 医 がサルコイドーシスに よるぶどう 膜 炎 の 診 断 を 容 易 にするために, サルコイ ドーシス 眼 病 変 の 診 断 の 手 引 き が 作 成 されている 4).. 細 菌 性 (または 真 菌 性 ) 眼 内 炎 ( 図 5-10,5-11) 細 菌 性 (または 真 菌 性 ) 眼 内 炎 には, 眼 内 手 術 後 の 術 後 眼 内 炎 と, 全 身 の 感 染 巣 から 菌 塊 の 血 行 性 転 移 による 転 移 性 眼 内 炎 があり, 細 菌 性 では 前 者 が 多 く, 真 菌 性 は 後 者 が 多 い. 術 後 眼 内 炎 は,ブドウ 球 菌,レンサ 球 菌, 腸 球 菌 などの 化 膿 菌 ( 強 毒 菌 )によるものは 術 翌 日 から 1 週 以 内 に 発 症 し, 術 後 1 週 以 降 に 発 症 する 場 合 は 弱 毒 菌 や 真 菌 が 多 い. 術 後 眼 内 炎 の 診 断 のポイントは, 手 術 自 体
4 平成 24 年 4 月 10 日 第5章 ベーチェット病眼病変の診断 鑑別診断 図 5-7 サルコイドーシスによる肉芽腫性前部ぶどう膜 炎 図 5-10 図 5-11 図 細菌性眼内炎(前房蓄膿 線維素析出) 真菌性眼内炎(前房蓄膿 角膜後面沈着物) 隅角結節 転移性細菌性眼内炎は 肝膿瘍や肺膿瘍 心内膜炎な どの感染巣からの血行性転移で生じ 血清中 C-reactive protein(crp)高値 血液培養および全身の感染巣検索が 診断の助けとなる 一方 転移性真菌性眼内炎は 免疫 抑制状態の患者に起こる場合が多い 初期には網膜に白 色の小滲出斑が散在するのみであるが 進行すると網膜 滲出斑は大型となり 硝子体混濁が増強し 前房内にも 炎症を来すようになる 静脈内留置カテーテル先端の培 養 血液培養での真菌陽性のほか 血清中-D-グルカン の高値も診断の根拠となる અ 急性網膜壊死(桐沢型ぶどう膜炎)(図 ) 単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus HSV) 水痘 帯状ヘルペスウイルス(varicella zoster virus 図 5-9 サルコイドーシスぶどう膜炎の眼底所見(白斑 出血 乳頭浮腫 静脈周囲結節 硝子体混濁) VZV)による壊死性網膜炎で 豚脂様角膜後面沈着物を 伴う虹彩毛様体炎 網膜周辺部の網膜動脈周囲炎 黄白 色の点状網膜滲出斑が出現し 滲出斑は癒合しながら拡 による炎症は自然軽快傾向があるのに対し 術後眼内炎 大する やがて眼底周辺部全周に及ぶようになる 周辺 は放置すれば増悪する点にある 強毒菌による細菌性眼 部の網膜壊死巣に網膜裂孔を起こし 網膜剝離となりや 内炎では 充血 眼痛 羞明 視力低下を来し 前房内 すい 滲出斑は網膜周辺部から生じることが多いが ま 炎症が進行すると前房蓄膿 線維素(フィブリン)析出 れに後極部から生じることがある 角膜浮腫 硝子体混濁が出現する 確定診断は 前房水 または硝子体液の培養による原因菌の同定による 本症は通常眼所見から診断可能であるが ウイルス学 的検査により原因ウイルスが同定されれば診断はより確
5 416 図 5-12 急 性 網 膜 壊 死 による 肉 芽 腫 性 虹 彩 炎 ( 豚 脂 様 角 膜 後 面 沈 着 物 ). 図 5-14 サイトメガロウイルス 網 膜 炎 ( 血 管 周 囲 炎, 網 膜 出 血 を 伴 った 網 膜 滲 出 病 巣 ). 図 5-13 急 性 網 膜 壊 死 の 眼 底 像 ( 網 膜 滲 出 斑 ). 実 となる. 前 房 水 (または 硝 子 体 液 )を 採 取 して,1 PCR (polymerase chain reaction) 法 で HSV または VZV-DNA が 陽 性,または 2 血 清 と 前 房 水 (または 硝 子 体 液 )にお けるウイルス 抗 体 価 を 蛍 光 抗 体 法 (FA)で 測 定 して, 下 記 の 計 算 式 で 抗 体 価 率 (Q 値 )が 6 以 上,であれば 該 当 ウ イルスを 病 因 と 判 断 する. 抗 体 価 率 (Q 値 )=( 眼 内 液 ウイルス 抗 体 価 眼 内 液 中 の 総 IgG 濃 度 ) ( 血 清 ウイルス 抗 体 価 血 清 中 の 総 IgG 濃 度 ).サイトメガロウイルス 網 膜 炎 ( 図 5-14) サイトメガロウイルス(cytomegalovirus:CMV)によ る 網 膜 炎 で,AIDS 患 者 や 悪 性 腫 瘍, 血 液 腫 瘍 性 疾 患, 臓 器 移 植 後 などの 免 疫 不 全 患 者 に 起 きる 日 和 見 感 染 症 で あるが,まれに 免 疫 健 常 者 にも 起 きる. 眼 底 周 辺 部 また は 後 極 部 から 白 色 病 巣 が 出 現 し, 出 血 や 血 管 炎 を 伴 いな がら 拡 大, 癒 合 していく. 活 動 性 病 巣 の 健 常 部 側 に 細 か い 白 色 の 点 状 病 巣 がみられることが 多 く,この 点 状 病 巣 が 拡 大 癒 合 し, 黄 白 色 の 滲 出 病 巣 となる.さらに 病 変 の 拡 大 とともに 病 巣 の 中 央 部 から 瘢 痕 性 萎 縮 となる. 診 図 5-15 Human T-cell lymphotropic virus type 1 (HTLV-1) 関 連 ぶどう 膜 炎 ( 顆 粒 状 硝 子 体 混 濁 ). ( 写 真 提 供 : 鹿 児 島 大 学 眼 科 中 尾 久 美 子 氏 ) 断 は 前 房 水 (または 硝 子 体 液 )の PCR 検 査 で CMV-DNA が 検 出 されれば 確 定 診 断 となる.CMV 抗 原 血 症 (アン チゲネミア)は 全 身 性 の CMV の 活 動 性 を 反 映 するもの であり,これが 陽 性 であるからといって CMV 網 膜 炎 で あるとは 断 定 できない..HTLV-1 関 連 ぶどう 膜 炎 ( 図 5-15) ヒト T リンパ 球 向 性 ウイルス 1 型 (human T-cell lymphotropic virus type 1:HTLV-1) 感 染 症 に 伴 うぶどう 膜 炎 は,HTLV-1 感 染 者 (キャリア)の 約 0.1% に 発 症 する. 角 膜 後 面 沈 着 物 は 微 細 状 から 豚 脂 様 までさまざまであり, 虹 彩 結 節, 網 膜 血 管 炎 がみられ,サルコイドーシスぶど う 膜 炎 に 類 似 することが 多 い. 硝 子 体 混 濁 は,ベール 状, 微 塵 状 あるいは 顆 粒 状 を 呈 することが 多 い.また, 網 膜 血 管 や 網 膜 表 面 に 白 色 顆 粒 の 沈 着 がみられることがある. HTLV-1 のキャリアは 九 州 地 方, 南 西 諸 島,あるいは 北 海 道 のアイヌの 人 たちに 多 い. 血 清 学 的 には HTLV-1 抗 原 ( 別 名 adult T cell leukemia antigen:atla)が 陽 性 に
6 平 成 24 年 4 月 10 日 第 5 章 ベーチェット 病 眼 病 変 の 診 断 鑑 別 診 断 417 図 5-16 トキソプラズマ 網 膜 炎 ( 黄 斑 部 の 浸 潤 病 巣 ). 図 5-18 結 核 性 ぶどう 膜 炎 ( 血 管 の 白 線 化, 眼 底 出 血 ). 図 5-17 トキソプラズマ 網 膜 炎 ( 娘 病 巣 ). なる 以 外 には 特 徴 的 な 検 査 データはない.. 眼 トキソプラズマ 症 ( 図 5-16,5-17) トキソプラズマ 原 虫 の 眼 内 感 染 で, 胎 盤 経 由 による 新 生 児 の 先 天 感 染 と 成 人 の 後 天 感 染 がある. 先 天 感 染 ( 先 天 性 眼 トキソプラズマ 症 )は 両 眼 性 で 黄 斑 部 に 生 じ, 生 下 時 には 既 に 陳 旧 性 病 巣 となっていることが 多 く, 大 部 分 は 代 にかけて 先 天 感 染 の 再 発 として 陳 旧 病 巣 に 隣 接 した 娘 病 巣 として 網 脈 絡 膜 炎 が 発 症 する. 後 天 感 染 ( 後 天 性 眼 トキソプラズマ 症 )は 通 常 片 眼 性 で, 網 膜 周 辺 部 に 黄 白 色 の 滲 出 性 病 巣 として 発 症 することが 多 く, 時 に 視 神 経 乳 頭 近 傍 や 黄 斑 部 にも 発 症 する. 診 断 は, PCR 検 査 で 前 房 水 (または 硝 子 体 液 )のトキソプラズマ DNA 陽 性,また 初 感 染 では 血 清 中 抗 トキソプラズマ 抗 体 価 (IgM) 陽 性 が 診 断 の 根 拠 となりうる.. 結 核 性 ぶどう 膜 炎 ( 図 5-18,5-19) 結 核 性 ぶどう 膜 炎 は, 結 核 菌 の 血 行 性 散 布 ( 脈 絡 膜 結 核 腫, 脈 絡 膜 粟 粒 結 核 )または 結 核 菌 蛋 白 質 に 対 するア レルギー 反 応 ( 網 膜 血 管 炎 )として 起 きる. 脈 絡 膜 結 核 腫 は 後 極 部 網 膜 に 孤 立 性 または 多 発 性 の 黄 白 色 隆 起 性 病 巣 図 5-19 結 核 性 ぶどう 膜 炎 のフルオレセイン 蛍 光 眼 底 造 影 ( 無 血 管 領 域, 網 膜 新 生 血 管 ). を 形 成 する. 脈 絡 膜 粟 粒 結 核 は 網 膜 色 素 上 皮 下 に 1/2 / 1/3 / 乳 頭 径 大 の 黄 白 色 斑 が 多 発 する. 網 膜 血 管 炎 は 最 も 頻 度 が 高 く, 網 膜 静 脈 周 囲 炎 で 静 脈 の 白 鞘 化 を 伴 うこと が 多 い. 虹 彩 毛 様 体 炎 は 肉 芽 腫 性 であることが 多 い.フ ルオレセイン 蛍 光 眼 底 造 影 検 査 では 静 脈 壁 からの 過 蛍 光 に 加 え, 血 管 閉 塞 変 化 が 強 い 症 例 では 周 辺 部 に 無 血 管 領 域 や 新 生 血 管 がみられる. 診 断 は 眼 内 液 の PCR 検 査 のほか, 結 核 の 既 往 歴, 結 核 患 者 との 接 触 歴,ツベルクリン 反 応 強 陽 性,クォン ティフェロン TB などの 血 液 検 査, 胸 部 CT 検 査 での 陳 旧 性 結 核 病 巣 の 証 明 に 加 え, 抗 結 核 薬 治 療 に 対 する 明 らかな 治 療 効 果 も 臨 床 診 断 の 根 拠 となる.. 梅 毒 性 ぶどう 膜 炎 ( 図 5-20,5-21) 梅 毒 は 性 感 染 症 であり,AIDS 患 者 の 日 和 見 感 染 症 と
7 418 図 5-20 梅 毒 性 ぶどう 膜 炎 ( 虹 彩 毛 様 体 炎 ). 図 5-22 ヘルペス 性 虹 彩 毛 様 体 炎 ( 単 純 ヘルペスウイル ス)( 豚 脂 様 角 膜 後 面 沈 着 物, 限 局 性 の 虹 彩 萎 縮 ). 図 5-21 梅 毒 性 ぶどう 膜 炎 ( 網 脈 絡 膜 炎 ). して 発 症 することも 多 い.さまざまな 程 度 の 急 性 虹 彩 毛 様 体 炎, 硝 子 体 混 濁, 散 在 性 の 黄 白 色 の 網 膜 滲 出 斑, 網 膜 色 素 上 皮 炎, 視 神 経 乳 頭 の 発 赤 などを 起 こしうる. 網 膜 血 管 炎 もしばしばみられ, 網 膜 細 動 脈 が 侵 される 傾 向 があり, 動 脈 の 白 線 化 を 来 すことがある. 診 断 には, 梅 毒 血 清 反 応 (STS), 梅 毒 トレポネーマ 血 球 凝 集 検 査 (TPHA) を 行 う..ヘルペス 性 虹 彩 毛 様 体 炎 ( 図 5-22,5-23) HSV や VZV による 急 性 虹 彩 毛 様 体 炎 で, 三 叉 神 経 節 に 潜 伏 感 染 していたウイルスが 再 活 性 化 して 虹 彩 毛 様 体 に 感 染 することにより 発 症 する.ほとんどの 場 合 片 眼 性 で, 前 房 内 の 炎 症 は 急 性 期 には 高 度 なことが 多 い. HSV 虹 彩 毛 様 体 炎 は, 限 局 性 の 角 膜 混 濁 や 浮 腫 ( 角 膜 実 質 炎 や 内 皮 炎 )と,その 部 位 に 一 致 した 豚 脂 様 角 膜 後 面 沈 着 物 を 特 徴 とする. 上 皮 型 角 膜 ヘルペスや 眼 瞼 の 水 疱 性 皮 疹 を 伴 うこともある.VZV 虹 彩 毛 様 体 炎 も 肉 芽 腫 性 で, 比 較 的 均 一 な 大 きさの 豚 脂 様 角 膜 後 面 沈 着 物 が 角 膜 全 体 にみられることが 多 い. 炎 症 が 遷 延 すると 虹 彩 色 図 5-23 ヘルペス 性 虹 彩 毛 様 体 炎 ( 水 痘 帯 状 ヘルペス ウイルス)( 軽 度 の 角 膜 浮 腫,Descemet 膜 皺 襞, 豚 脂 様 角 膜 後 面 沈 着 物 ). 素 を 伴 った 茶 色 の 沈 着 物 となる. 鎮 静 期 には, 小 円 形 ま たは 限 局 性 の 扇 形 の 虹 彩 萎 縮 を 残 すことがある. 確 定 診 断 には, 急 性 網 膜 壊 死 の 項 目 で 述 べた 方 法 と 同 様 に, 前 房 水 (または 硝 子 体 液 )のウイルス 学 的 検 査 が 用 いられ る. 10. 糖 尿 病 虹 彩 炎 ( 図 5-24) 血 糖 コントロールが 不 良 な 糖 尿 病 患 者 に 起 きる 急 性 虹 彩 毛 様 体 炎 で, 糖 尿 病 患 者 の % に 発 症 する. 未 治 療 の 糖 尿 病 患 者 に 多 く, 血 液 検 査 で 著 明 な 血 糖 値 上 昇 ( 血 糖 値 250 mg/dl / 以 上 など)から 診 断 される. 非 肉 芽 腫 性 の 前 部 ぶどう 膜 炎 で, 毛 様 充 血 や 前 房 内 のフレアが 強 い 場 合 が 多 い. 急 激 に 発 症 し, 線 維 素 (フィブリン)の 析 出 や 前 房 蓄 膿 を 伴 うこともある. 11.HLA-B27 関 連 ぶどう 膜 炎 ( 図 5-25) HLA-B27 陽 性 者 に 起 こる 急 性 の 虹 彩 毛 様 体 炎 で, 網 膜 病 変 は 起 こさないが, 視 神 経 乳 頭 の 発 赤 やフルオレセ イン 蛍 光 眼 底 造 影 検 査 で 視 神 経 乳 頭 の 過 蛍 光 がみられる ことがある.HLA-B27 陽 性 者 に 多 い 他 臓 器 疾 患 ( 強 直 性 脊 椎 炎 や Reiter 病, 乾 癬 性 関 節 炎 など)を 合 併 すること
8 平成 24 年 4 月 10 日 図 5-24 図 5-25 第5章 ベーチェット病眼病変の診断 鑑別診断 糖尿病虹彩炎(線維素析出) 図 眼内悪性リンパ腫(オーロラ状硝子体混濁) HLA-B27 関連ぶどう膜炎(前房蓄膿) 図 5-28 眼内悪性リンパ腫(網膜下滲出病巣) 12 仮面症候群(眼内悪性リンパ腫 白血病の眼内浸 潤)(図 ) ぶどう膜炎に類似した眼所見を呈するため 注意して 鑑別すべき疾患である 眼内悪性リンパ腫は中年から高 齢者に多く 眼 中枢神経系を原発とするものと その 他の臓器の悪性リンパ腫が眼内に播種して生じる場合が 5) ある 眼所見は眼底に黄白色の斑状病変が孤立性にあ るいは複数出現して徐々に拡大 癒合する眼底型と 濃 淡のあるびまん性硝子体混濁を主体とする硝子体型があ り 両者が混在することも多い 眼内悪性リンパ腫の確 図 5-26 眼内悪性リンパ腫(硝子体中の大型細胞) 定診断には 硝子体生検 網脈絡膜生検を行う 一方 白血病の眼内浸潤では 急性の前房蓄膿性虹彩 炎(偽前房蓄膿)を呈することが多い 異型性の高い白血 がある 類縁疾患として 潰瘍性大腸炎や Crohn 病に 球が末梢血で著明に増加しているときに起きるため 血 伴うぶどう膜炎 乾癬に伴うぶどう膜炎がある 液検査で診断可能である 一般に結膜充血が高度で眼痛が強く 前房内に線維素 (フィブリン)が析出する頻度が高く 前房蓄膿もしばし ば出現する 虹彩後癒着も起こしやすい 診断は 特徴 的な眼所見と HLA 検査による 文 献 1) 坂井潤一, 坂井美惠, 横井秀俊, 茂田真里, 後藤 浩 内因性ぶどう膜炎の臨床統計 診療所と大学病
9 420 院 の 比 較. 眼 臨 101: , ) International Study Group for Behçetʼs Disease: Criteria for diagnosis of Behçetʼs disease. Lancet 335: , ) サルコイドーシス 診 断 基 準 改 訂 委 員 会 :サルコイ ドーシスの 診 断 基 準 と 診 断 の 手 引 き 日 呼 吸 会 誌 46: , ) 石 原 麻 美, 大 原 國 俊, 臼 井 正 彦, 大 黒 伸 行, 大 野 重 昭, 岡 田 アナベルあやめ, 他 :サルコイドーシスの 診 断 基 準 と 診 断 の 手 引 き 日 眼 会 誌 111: , ) 後 藤 浩 : 眼 科 領 域 の 悪 性 黒 色 腫 と 悪 性 リンパ 腫 の マネージメント: 眼 と 全 身 の 連 携. あたらしい 眼 科 19: , 2002.
図 表 1 1,000 万 円 以 上 高 額 レセプト ( 平 成 25 年 度 ) 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷
平 成 25 年 度 高 額 レセプト 上 位 の 概 要 健 保 連 が 行 う 平 成 25 年 度 の 高 額 医 療 交 付 金 交 付 事 業 に 申 請 された 医 療 費 のうち 1ヵ 月 の 医 療 費 が1,000 万 円 以 上 のものは 前 年 度 比 82 件 増 (32.28% 増 )の336 件 で 過 去 最 高 となった 全 336 件 のうち 先 天 性 疾 患 が125
<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D208D4C94A8956189408140939C944195618BB38EBA814089FC95CF2E707074205B8CDD8AB78382815B83685D>
糖 尿 病 眼 合 併 症 と 治 療 について 糖 尿 病 とは? 糖 尿 病 とは 尿 に 糖 が 混 じるだけの 病 気 ではない 血 糖 値 上 昇 により 全 身 の 血 管 障 害 を 引 き 起 こし ます 製 鉄 記 念 広 畑 病 院 眼 科 藤 井 誠 士 郎 日 本 人 の 糖 尿 病 疫 学 調 査 眼 の 構 造 と 機 能 糖 尿 病 患 者 数 :820 万 人 (2007
診療行為コード
別 添 5 オンライン 又 は 光 ディスク 等 による 請 求 に 係 る 診 療 行 為 コード ( 医 科 用 DPC 用 ) 平 成 20 年 4 月 版 凡 例 1 診 療 行 為 コードは 次 により 設 定 している (1) コードの 設 定 対 象 範 囲 コードの 設 定 対 象 範 囲 は 診 療 報 酬 の 算 定 方 法 ( 平 成 20 年 3 月 5 日 厚 生 労 働
原 因 菌 とリスク 因 子 内 因 性 真 菌 性 眼 病 変 の 原 因 となる 真 菌 で 最 も 多 いものはカンジダ 属 で 90%を 占 める とされています カンジダ 属 の 他 にはアスペルギルス 属 クリプトコックス 属 などが 続 きます カンジダ 属 のなかでは Candida
2014 年 9 月 17 日 放 送 真 菌 性 眼 内 炎 の 予 防 と 治 療 兵 庫 医 科 大 学 感 染 制 御 部 講 師 中 嶋 一 彦 はじめに カンジダ 血 症 真 菌 による 眼 内 感 染 症 は 眼 科 手 術 や 外 傷 コンタクトレンズなどが 原 因 でフサリウム 属 やアスペルギルス 属 などの 糸 状 菌 による 感 染 症 を 生 じる 外 因 性 のもの と
人 間 ドックコース( 脳 検 査 がん 検 査 含 む) 298,000 円 / 税 込 その 他 肥 満 症 やせ 症 高 / 低 血 圧 近 視 乱 視 白 内 障 緑 内 障 網 膜 疾 患 外 部 の 音 を 遮 断 したブースで 音 を 聞 き 取 って 調 難 聴 腹 部 超 音 波
お 客 様 のニーズに 対 して 弊 社 は 多 種 のコースを 作 成 し ました ご 覧 ください 人 間 ドックコース( 一 般 ) その 他 り 聴 診 や 打 診 を 行 う 252,000 円 / 税 込 肥 満 症 やせ 症 高 / 低 血 圧 外 部 の 音 を 遮 断 したブースで 音 を 聞 き 取 って 調 近 視 乱 視 白 内 障 緑 内 障 網 膜 疾 患 難 聴 腹 部
血 清 気 管 ク ロ ア カ ス ワ ブ : 各 10 検 体 細 菌 検 査 心 肺 肝 脾 全 血 顔 面 腫 脹 部 皮 下 ス ワ ブ を 血 液 寒 天 DHL 寒 天 チ ョ コ レ ー ト 寒 天 に ス タ ン プ 37 24 ~ 48 時 間 好 気 微 好 気 培 養 ウ イ
採 卵 鶏 農 場 に お け る ア ジ ュ バ ン ト 肉 芽 腫 の 発 生 と そ の 対 策 紀 南 家 畜 保 健 衛 生 所 山 本 敦 司 吉 川 克 郎 背 景 お よ び 目 的 平 成 17 年 ( 2005 ) に 副 作 用 情 報 と し て 顔 面 腫 脹 を 呈 す る 鶏 の 報 告 が あ り そ れ ま で に も 数 件 の 報 告 が な さ れ て い る
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[ 薬 と 疾 病 ] C13 薬 の 効 くプロセス 医 薬 品 の 作 用 する 過 程 を 理 解 するために 代 表 的 な 薬 物 の 作 用 作 用 機 序 および 体 内 での 運 命 に 関 する 基 本 的 知 識 と 態 度 を 修 得 し それらを 応 用 する 基 本 的 技 能 を 身 につける (1) 薬 の 作 用 と 生 体 内 運 命 作 用 部 位 に 達 した
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感 染 症 の 細 胞 診 症 例 1 喀 痰 症 例 6 喀 痰 症 例 2 膣 断 端 症 例 7 胆 汁 症 例 3 気 管 支 擦 過 症 例 8 子 宮 頚 部 症 例 4 胆 汁 症 例 9 気 管 支 洗 浄 症 例 5 腹 水 症 例 10 副 鼻 腔 症 例 1 Pap 染 色 ( 喀 痰 ) 30 歳 タイ 人 女 性 日 本 在 住 6 年 画 像 画 像 をクリックすると 拡
044 多発血管炎性肉芽腫症
44 多 発 血 管 炎 性 肉 芽 腫 症 概 要 1. 概 要 多 発 血 管 炎 性 肉 芽 腫 症 は 以 前 はウェゲナー 肉 芽 腫 症 と 称 されていた 疾 患 で 病 理 組 織 学 的 に(1) 全 身 の 壊 死 性 肉 芽 腫 性 血 管 炎 (2) 上 気 道 と 肺 を 主 とする 壊 死 性 肉 芽 腫 性 炎 (3) 半 月 体 形 成 腎 炎 を 呈 し その 発
○00表紙
結 果 の 概 要 1 結 果 の 要 約 (1) 出 生 数 は 減 少 出 生 数 は1 万 3532 人 で 前 年 の12 万 9816 人 より2 万 6284 人 減 少 し 出 生 率 ( 人 口 千 対 ) は 8.で 前 年 の8.2を 下 回 った 出 生 数 を 母 の 年 齢 (5 歳 階 級 ) 別 にみると 2~39 歳 の 各 階 級 では 前 年 より 減 少 しているが
Microsoft PowerPoint - K-net秦提出用改.ppt [互換モード]
癌 の 画 像 診 断 ( 胸 部 泌 尿 器 その 他 ) 広 島 市 立 広 島 民 病 院 放 射 線 科 秦 良 一 郎 本 日 の 内 容 胸 部 泌 尿 器 その 他 1. 肺 癌 2. 腎 癌 3. 悪 性 リンパ 腫 本 日 の 講 演 は 開 業 医 の 先 生 方 から 紹 介 された 腫 瘤 性 病 変 を 放 射 線 科 医 がどのような 視 点 から 良 悪 性 を 鑑 別
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Ⅰ 章 赤 血 球 系 骨 髄 増 殖 性 疾 患 A 鉄 欠 乏 性 貧 血 Q 1 病 態, 診 断, 治 療 指 針 は? l 血 鉄 図 1 鉄 の 体 内 動 態 2 A. 鉄 欠 乏 性 貧 血 表 1 鉄 摂 取 量 の 年 次 推 移 ( 一 人 一 日 あたり) 年 鉄 摂 取 量 (mg) 1975 1980 10.8 10.4 1985 10.8 1990 11.1 1995
2 ペインクリニック ペインクリニック 科 に 関 しては 先 ずは 様 々な 痛 みの 症 例 を 正 確 に 診 断 できる 能 力 の 養 成 を 最 大 の 目 標 にします その 過 程 で 薬 物 療 法 神 経 ブロック( 超 音 波 透 視 下 を 含 む) Intervention
専 攻 医 ( 後 期 臨 床 研 修 )プログラム 西 宮 市 立 中 央 病 院 6. 麻 酔 科 ペインクリニック 科 当 院 の 麻 酔 科 は 手 術 臨 床 麻 酔 に 加 えて 活 発 なペインクリニック 科 と 緩 和 医 療 に 特 徴 があります 日 本 麻 酔 科 学 会 日 本 ペインクリニック 学 会 日 本 緩 和 医 療 学 会 の 研 修 指 定 病 院 であり 2
2013 April 内 外 診 療 科 科 心 臓 血 管 セ ン タ ー 呼 吸 器 ( 新 患 ) 呼 吸 器 ( 再 診 ) 血 液 消 化 器 腎 臓 科 心 臓 血 管 外 科 月 熊 部 山 口 佐 々 木 中 村 竹 田 大 地 火 山 口 須 加 原 外 山 工 藤 水 佐 々 木 松 本 中 村 新 名 木 須 加 原 山 口 外 山 大 地 7 階
Microsoft Word - 眼科学2008試験問題.doc
眼 科 試 験 問 題 2008.12.10 答 えは 1 つとは 限 らない 1 加 齢 により 色 素 上 皮 に 集 積 する 物 質 は 以 下 のどれか 1 キサントフィル 2 リポフスチン 3 ルテイン 4 A2e 2 色 素 上 皮 症 はどれか 1 中 心 性 網 膜 症 2 MPPE 3 網 膜 剥 離 4 色 素 上 皮 裂 孔 3 眼 科 手 術 を 過 去 に 受 けたことがない
2016 January 内 診 療 科 月 ( 新 患 ) 熊 部 呼 吸 器 ( 再 診 ) 山 口 科 血 液 外 山 消 化 器 大 園 鈴 木 腎 臓 外 科 消 化 器 外 科 大 地 火 山 口 中 嶋 外 山 工 藤 水 外 山 戸 井 田 木 中 嶋 山 口 外 山 大 地 金 熊 部 外 山 大 園 鈴 木 石 躍 備 考 ( 水 ) 午 後 気 管 支
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第 5 節 糖 尿 病 の 医 療 体 制 1 現 状 (1) 罹 患 死 亡 の 状 況 北 海 道 では 糖 尿 病 が 強 く 疑 われる 者 は40~74 歳 の 男 性 で183,372 人 ( 14.8% ) 女 性 で98,903 人 (7.1%)で 合 計 282,275 人 と 推 計 され 糖 尿 病 の 可 能 性 が 否 定 で きない 者 は 男 性 で144,963 人
平 成 25 年 人 口 動 態 統 計 ( 確 定 数 )の 概 況 ( 福 島 県 ) 目 次 調 査 の 概 要 結 果 の 概 要 ( 統 計 表 ) 第 1 表 人 口 動 態 総 覧 ( 実 数 率 ) 年 次 推 移 第 2 表 主 な 死 因 の 死 亡 数 死 亡 率 対 前 年 比 較 第 3 表 主 な 死 因 の 死 亡 率 対 全 国 比 較 第 4 表 生 活 習 慣 病
13. 四 肢 関 節 観 血 手 術 ( 手 指 足 指 に 対 する 関 節 切 開 術 を 除 きます ) 14. 鎖 骨 肩 甲 骨 胸 骨 肋 骨 観 血 手 術 10 15. 上 顎 骨 下 顎 骨 顎 関 節 観 血 手 術 ( 歯 歯 周 組 織 の 処 置 に 伴 うもの 慢 性
別 表 4 手 術 支 払 割 合 表 手 術 の 保 障 が 付 帯 されているコースの 手 術 共 済 金 額 は 下 記 のとおりで す ジュニア20コース J1000 円 コース J1600 円 コース J2000 円 コース J1900 円 コース 5,000 円 7,000 円 10,000 円 4,000 円 女 性 コース 医 療 コース L2000 円 コース L3000 円 コース
Microsoft PowerPoint - )大腸癌をお受けになる方に図(南堺_更新用 [互換モード]
南 堺 病 院 で 大 腸 癌 の 治 療 をお 受 けになる 方 に 南 堺 病 院 では 患 者 さんの 人 権 を 尊 重 し 患 者 さんにご 満 足 頂 け 喜 んで 退 院 して 頂 けるよう な 治 療 を 目 指 しています 手 術 前 には 十 分 な 説 明 をし ご 納 得 頂 いた 上 で 最 も 良 いと 思 われる 治 療 法 を 選 択 して 頂 くことにしております
腫 瘍 随 伴 性 天 疱 瘡 IgG デスモプラキン I/II, BP230, エンボプラキン, ペリプラキン, 170kDa 蛋 白 ( 未 同 定 ), Dsg3, Dsg1 薬 剤 誘 発 性 天 疱 瘡 IgG 多 様 IgA 天 疱 瘡 SPD 型 IgA デスモコリン 1 IEN 型
2010 年 12 月 16 日 放 送 第 109 回 日 本 皮 膚 科 学 会 総 会 11 教 育 講 演 22 検 査 の 読 み 方 ( 自 己 抗 体 を 含 む) より 自 己 免 疫 水 疱 症 の 自 己 抗 体 の 読 み 方 と 治 療 への 応 用 久 留 米 大 学 皮 膚 科 講 師 濱 田 尚 宏 はじめに 自 己 免 疫 水 疱 症 は 多 彩 な 表 皮 抗 原
デュアック 配 合 ゲル に 係 る 医 薬 品 リスク 管 理 計 画 書 (RMP)の 概 要 販 売 名 デュアック 配 合 ゲル 有 効 成 分 クリンダマイシンリン 酸 エステ ル 水 和 物 / 過 酸 化 ベンゾイル 製 造 販 売 業 者 株 式 会 社 ポーラファルマ 薬 効 分
デュアック 配 合 ゲルに 係 る 医 薬 品 リスク 管 理 計 画 書 本 資 料 に 記 載 された 情 報 に 係 る 権 利 及 び 内 容 についての 責 任 は 株 式 会 社 ポーラファルマ にあります 当 該 製 品 の 適 正 使 用 に 利 用 する 以 外 の 営 利 目 的 に 本 資 料 を 利 用 することは できません 株 式 会 社 ポーラファルマ デュアック 配
L006 球 後 麻 酔 及 び 顔 面 頭 頸 部 の 伝 達 麻 酔 ( 瞬 目 麻 酔 及 び 眼 輪 筋 内 浸 潤 麻 酔 を 含 む ) 150 点 L007 開 放 点 滴 式 全 身 麻 酔 310 点 L008 マスク 又 は 気 管 内 挿 管 による 閉 鎖 循 環 式 全 身
第 11 部 麻 酔 通 則 1 麻 酔 の 費 用 は 第 1 節 及 び 第 2 節 の 各 の 所 定 点 数 により 算 定 する ただし 麻 酔 に 当 た って 薬 剤 又 は 別 に 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 保 険 医 療 材 料 ( 以 下 この 部 において 特 定 保 険 医 療 材 料 という )を 使 用 した 場 合 は 第 1 節 及 び 第 2 節 の 各
日産婦誌60巻10号研修コーナー
α α ( 図 D-19-4)-1) 新 生 児 黄 疸 の 診 断 手 順 ( 文 献 1より 引 用 ) ( 表 D-19-5)-1) 新 生 児 痙 攣 の 原 因 ( 文 献 2より 引 用 ) 1. 周 産 期 脳 障 害 1) 低 酸 素 性 虚 血 性 脳 症 2) 頭 蓋 内 出 血 1クモ 膜 下 出 血 2 脳 室 内 出 血 3 硬 膜 下 出 血 3) 脳 梗 塞 2. 代
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平 成 25 年 度 神 奈 川 県 立 がんセンター がん 臨 床 講 座 予 定 表 ( 毎 週 水 曜 日 18:30-19:30 管 理 医 局 棟 3 階 総 合 診 断 室 ) 日 付 曜 日 演 題 名 所 属 講 師 名 ( 敬 称 略 ) 平 成 25 年 4 月 17 日 水 病 理 診 断 の ABC 病 理 診 断 科 横 瀬 智 之 24 日 水 放 射 線 治 療 総 論
グラナテック点眼液_使用上の注意の解説_4
2015 年 6 月 改 訂 薬 価 基 準 収 載 処 方 箋 医 薬 品 : 注 意 - 医 師 等 の 処 方 箋 により 使 用 すること - 医 薬 品 の 適 正 使 用 に 欠 かせない 情 報 です 使 用 前 に 必 ずお 読 みください - 新 医 薬 品 の 使 用 上 の 注 意 の 解 説 禁 忌 ( 次 の 患 者 には 投 与 しないこと) 本 剤 の 成 分 に 対
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保 発 第 0305002 号 平 成 20 年 3 月 5 日 地 方 社 会 事 務 局 長 都 道 府 県 知 事 殿 厚 生 労 働 省 局 長 医 療 費 の 内 容 の 分 かる 領 収 証 の 交 付 について の 一 部 改 正 について 標 記 については 診 療 報 酬 の 算 定 方 法 ( 平 成 20 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 59 号 )が 制 定 され 同 告
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めまい 目 次 めまいの 原 因 種 類 めまいの 診 察 ( 問 診 身 体 診 察 検 査 ) 末 梢 性 めまいの 症 例 中 枢 性 めまいの 症 例 まとめ めまいの 原 因 めまい= 頭 か 耳?ではない! 他 にも 低 血 糖 起 立 性 低 血 圧 頚 椎 症 疲 労 やストレスなど 原 因 は 様 々 めまいの 種 類 末 梢 性 めまい( 内 耳 ) 40% 中 枢 性 めまい(
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( 別 紙 1) 紹 介 状 病 院 担 当 医 様 この 度, 患 者 様 の 体 液 によって, 当 院 の 職 員 が, 皮 内 粘 膜 及 び 傷 のある 皮 膚 への 曝 露 事 故 を 起 こしました ついては, 必 要 な 検 査, 予 防 内 服 の 処 方 及 び 指 導 について, 御 検 討 いただきますようお 願 いしま す 職 員 名 所 属 部 署 連 絡 先 平 成 年
障 害 者 政 策 委 員 会 第 2 小 委 員 会 ( 第 3 回 ) 資 料 一 覧 資 料 1-1 論 点 4 15 24 条 所 得 保 障 等 ( 年 金, 諸 手 当, 経 済 的 負 担 の 軽 減 等 )について に 関 する 厚 生 労 働 省 資 料 1 資 料 1-2 論 点 4 15 24 条 所 得 保 障 等 ( 年 金, 諸 手 当, 経 済 的 負 担 の 軽 減
第37回 漢方で見える!聞こえる!(漢方)
第 37 回 漢 方 教 室 ( 漢 方 ) 漢 方 で 見 える! 聞 こえる!- 目 や 耳 の 病 気 は 漢 方 で 治 せるか?- Ⅰ. 漢 方 治 療 の 適 応 1 西 洋 医 学 と 漢 方 の 病 気 に 対 するアプローチの 違 い 漢 方 : 患 者 側 からのアプローチ 不 快 な 自 覚 症 状 など ホスト 側 ( 生 体 側 )に 着 目 ホストの defense 力
Taro-学校だより学力調査号.jtd
第 5 号 ( H2 7. 1 1. 1 7 ) 舞 鶴 小 学 校 ま い づ る 発 行 人 大 澤 正 史 本 校 の 学 習 状 況 に つ い て ( 今 年 度 6 年 生 が 実 施 し た 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 の 結 果 ) 今 年 度 の 全 国 学 A1 2007 年 よ り 日 本 全 国 の 小 中 学 校 の 最 高 学 年 ( 小 学 6 年 力 学
メイン・サブ記事一覧2
591 ガンの 三 大 療 法 ( 外 科 抗 ガン 剤 放 射 線 ) 後 遺 症 副 作 用 に 可 視 総 合 光 線 療 法 で 効 果 が 見 られた 症 例 いぼに 対 する 可 視 総 合 光 線 療 法 平 成 27 年 8 月 590 589 588 587 586 585 584 583 582 581 580 579 578 577 576 575 574 573 股 関 節
