目 次 第 Ⅰ 部 序 論 第 章 たたら 製 鉄 と 開 発 に 関 する 研 究 史 と 課 題 第 節 本 研 究 の 目 的 と 意 義 第 2 節 製 錬 鍛 錬 部 門 と 開 発 に 関 する 研 究 史. 山 内 とその

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1 博 士 学 位 請 求 論 文 たたら 製 鉄 による 中 国 山 地 の 開 発 に 関 する 歴 史 地 理 学 研 究 205 年 月 ヴィアトール 学 園 洛 星 中 学 高 等 学 校 德 安 浩 明

2 目 次 第 Ⅰ 部 序 論 第 章 たたら 製 鉄 と 開 発 に 関 する 研 究 史 と 課 題 第 節 本 研 究 の 目 的 と 意 義 第 2 節 製 錬 鍛 錬 部 門 と 開 発 に 関 する 研 究 史. 山 内 とその 立 地 にともなう 開 発 2. 経 営 者 と 労 働 者 3. 稼 業 地 域 との 関 係 第 3 節 砂 鉄 の 採 鉱 部 門 と 開 発 に 関 する 研 究 史. 鉄 穴 流 しの 方 法 と 技 術 変 化 2. 地 形 改 変 の 規 模 と 鉄 穴 跡 地 の 特 色 3. 鉄 穴 地 形 における 土 地 開 発 4. 社 会 経 済 面 5. 濁 水 鉱 害 と 濁 水 紛 争 の 状 況 第 4 節 研 究 の 方 法 と 構 成. 研 究 の 方 法 2. 本 論 文 の 構 成 第 Ⅱ 部 鉄 穴 流 しと 濁 水 紛 争 第 2 章 鉄 穴 流 しの 方 法 と 土 地 開 発 第 節 鉄 穴 流 しの 方 法. 近 世 史 料 からみた 鉄 穴 流 し 2. 地 形 改 変 の 方 法 と 技 術 変 化 第 2 節 近 世 前 期 における 鉄 穴 跡 地 の 地 形 的 特 色. 北 上 川 水 系 砂 鉄 川 上 流 域 の 内 野 地 区 2. 吉 井 川 水 系 泉 山 北 西 麓 の 大 神 宮 原 地 区 3. 旭 川 水 系 鉄 山 川 流 域 の 鉄 山 地 区 第 3 節 比 重 選 鉱 の 方 法 と 技 術 変 化 第 4 節 鉄 穴 地 形 における 土 地 開 発 第 5 節 小 結 第 3 章 日 野 川 流 域 の 鉄 穴 流 しにともなう 水 害 と 対 応 第 節 研 究 の 目 的 と 対 象 地 域 の 概 観. 研 究 の 目 的 2. 日 野 川 流 域 の 概 観 3.たたら 製 鉄 鉄 穴 流 しの 稼 業 状 況 第 2 節 地 形 環 境 と 水 害 の 特 性. 日 野 川 の 流 路 変 化 2. 尚 徳 低 地 の 地 形 環 境 3. 水 害 の 特 性

3 第 3 節 治 水 対 策 の 進 展 と 鉄 穴 流 しの 稼 業 制 限.7~8 世 紀 中 頃 の 治 水 対 策 2.8 世 紀 末 期 ~9 世 紀 初 頭 の 治 水 対 策 第 4 節 江 戸 時 代 後 期 における 藩 および 流 域 住 民 の 対 応. 文 政 6 年 鉄 穴 流 し 制 限 令 への 対 応 2. 文 政 2 年 水 害 の 復 旧 工 事 とその 後 の 治 水 3. 幕 末 の 土 木 工 事 と 鉄 穴 流 しの 稼 業 制 限 第 5 節 明 治 期 の 行 政 機 関 および 住 民 の 対 応. 明 治 初 期 の 治 水 2. 明 治 中 期 の 治 水 と 水 害 への 対 応 3. 下 流 域 町 村 による 鉄 穴 流 し 停 止 運 動 第 6 節 小 結 第 4 章 吉 井 川 上 流 域 における 鉄 穴 流 しと 濁 水 紛 争 第 節 研 究 の 目 的 と 対 象 地 域 の 概 観 第 2 節 地 形 地 質 条 件 よりみた 鉄 穴 流 し 稼 業 地 点 の 分 布. 鉄 穴 跡 地 の 地 形 的 特 色 2. 地 形 地 質 条 件 よりみた 鉄 穴 流 し 稼 業 地 点 の 分 布 第 3 節 鉄 穴 流 しの 稼 業 状 況 と 濁 水 紛 争.9 世 紀 初 頭 までの 鉄 穴 流 しと 濁 水 紛 争 2.9 世 紀 中 頃 の 鉄 穴 流 しと 濁 水 紛 争 3. 明 治 期 の 鉄 穴 流 しと 濁 水 への 対 応 第 4 節 小 結 第 Ⅲ 部 たたら 製 鉄 による 山 地 開 発 の 諸 相 第 5 章 山 内 の 立 地 とたたら 製 鉄 への 従 事 状 況 第 節 山 内 の 立 地 展 開. 中 国 地 方 における 山 内 の 立 地 2. 美 作 国 における 山 内 の 立 地 第 2 節 鉄 山 労 働 者 の 社 会 的 性 格. 隷 属 性 閉 鎖 性 に 対 する 批 判 的 再 検 討 2. 労 働 者 集 団 の 流 動 性 第 3 節 たたら 製 鉄 関 連 労 働 への 村 方 住 民 の 従 事 状 況. 美 作 国 上 齋 原 村 の 事 例 2. 明 治 期 における 島 根 広 島 鳥 取 県 の 事 例 第 4 節 小 結 第 6 章 美 作 国 真 島 郡 鉄 山 村 における 鉄 穴 流 しと 土 地 開 発 第 節 研 究 の 目 的 と 対 象 地 域 の 概 観 第 2 節 鉄 穴 流 しによる 地 形 改 変. 鉄 穴 流 しの 復 原

4 2. 鉄 穴 跡 地 の 地 形 的 特 色 第 3 節 鉄 穴 流 しによる 耕 地 開 発 と 集 落 の 構 成. 鉄 穴 跡 地 における 耕 地 の 特 色 2. 近 世 における 耕 地 開 発 の 状 況 3. 明 治 期 における 耕 地 の 開 発 状 況 4. 流 し 込 み 田 の 実 態 5. 村 落 の 景 観 と 構 成 第 4 節 小 結 第 7 章 鉄 山 経 営 者 による 耕 地 開 発 と 集 落 形 成 みやいちばら - 伯 耆 大 山 南 麓 の 宮 市 原 の 事 例 第 節 研 究 の 目 的 と 対 象 地 域 の 概 観 第 2 節 耕 地 開 発 の 展 開. 耕 地 開 発 の 目 的 2. 水 路 の 開 削 と 土 地 の 取 得 3. 耕 地 の 開 発 過 程 第 3 節 耕 作 者 の 入 植 状 況 と 集 落 の 形 成. 耕 作 者 の 入 植 状 況 2. 集 落 の 構 成 第 4 節 小 結 第 8 章 近 代 以 降 におけるたたら 起 源 集 落 の 再 編 成 - 吉 井 川 源 流 部 の 遠 藤 の 事 例 第 節 研 究 の 目 的 と 対 象 地 域 の 概 観 第 2 節 栄 金 山 の 集 落 構 成. 鉄 生 産 の 状 況 2. 山 内 の 集 落 景 観 3. 鉄 山 労 働 者 の 入 山 と 定 着 の 状 況 第 3 節 たたら 製 鉄 の 閉 山 にともなう 集 落 の 再 編 成. 耕 地 開 発 の 進 展 2. 集 落 景 観 の 変 化 3. 就 業 構 造 の 変 化 第 4 節 小 結 結 論 引 用 文 献 図 表 一 覧 初 出 一 覧

5 第 Ⅰ 部 序 論 第 章 たたら 製 鉄 と 開 発 に 関 する 研 究 史 と 課 題 第 節 本 研 究 の 目 的 と 意 義 本 研 究 では 8 世 紀 中 頃 以 降 におけるたたら( 鑪 ) 製 鉄 の 稼 業 にともなう 中 国 山 地 の 開 さんない 発 すなわち 砂 鉄 木 炭 などの 資 源 利 用 の 促 進 や 山 内 の 立 地 にともなう 居 住 域 の 拡 大 かんな 食 料 需 要 の 増 大 にともなう 土 地 開 発 の 進 展 などについて 鉄 穴 流 しが 受 けた 稼 業 制 限 の 地 域 差 に 着 目 しつつ 歴 史 地 理 学 の 立 場 から 解 明 する たかどの たたら 製 鉄 における 製 錬 作 業 は 7 世 紀 中 に 高 殿 と 呼 ばれる 建 物 内 に 築 かれた 製 鉄 炉 で 行 われるようになった( 図 -) そして 天 秤 鞴 の 発 明 された 7 世 紀 末 期 から 8 世 紀 はじめ 頃 には 製 鉄 炉 とその 地 下 構 造 が 大 型 化 した この 高 殿 たたらは 8 世 紀 中 頃 に 通 年 操 業 を 実 現 し 鉄 の 生 産 量 をいちじるしく 増 大 させたとされている 8~9 世 紀 頃 における 日 本 の 鉄 生 産 は 中 国 山 地 を 中 心 に 北 上 山 地 など 東 北 地 方 の 太 平 洋 側 などにおいて 主 としてたたら 製 鉄 法 によってなされた 幕 末 から 明 治 初 期 にかけ ての 中 国 地 方 では 石 見 出 雲 伯 耆 因 幡 但 馬 播 磨 美 作 備 中 備 後 安 芸 長 門 の ヵ 国 においてたたら 製 鉄 による 鉄 生 産 が 行 われた そして 統 計 の 整 備 され 始 めた 明 治 中 期 には 国 産 鉄 類 の 80~90%が 中 国 地 方 の 4 県 で 生 産 されていた しかし 開 国 後 には 鉄 類 の 輸 入 が 始 まった その 上 明 治 22 年 (889)からは 釜 石 田 中 製 鉄 所 の 操 業 が 軌 道 に 乗 り 同 34 年 には 官 営 八 幡 製 鉄 所 が 開 業 した たたら 製 鉄 は 衰 退 を 余 儀 なくされ 大 正 末 期 に 一 旦 廃 絶 したのである 高 殿 たたらの 工 程 は 砂 鉄 を 採 取 する 採 鉱 部 門 2 高 殿 で 砂 鉄 を 製 錬 する 部 門 (たた おお か じ ら) 3 脱 炭 鍛 錬 ( 精 錬 )を 行 う 鍛 錬 部 門 ( 大 鍛 冶 )などから 構 成 され その 他 製 炭 や 炉 壁 用 粘 土 の 採 取 などをともなった( 図 -2) たたらと 大 鍛 冶 における 労 働 は 専 業 的 てつざん な 鉄 山 労 働 者 ( 山 内 労 働 者 )に 強 く 依 存 していた 鉄 生 産 の 作 業 場 である 山 内 は たたら 大 鍛 冶 併 設 たたら 単 独 大 鍛 冶 単 独 の 3 タイプに 大 別 され 鉄 山 労 働 者 の 居 住 地 を 付 設 していた そして 木 炭 生 産 や 物 資 輸 送 などには たたら 製 鉄 の 稼 業 された 地 域 に 居 住 す る 村 方 の 住 民 が 幅 広 く 従 事 した かんな 一 方 鉄 穴 流 しと 呼 ばれる 比 重 選 鉱 法 によって 採 取 される 砂 鉄 の 量 は 採 掘 された 花 崗

6 図 - 高 殿 と 製 鉄 炉 ( 島 根 県 雲 南 市 吉 田 町 の 菅 谷 たたら) 大 正 0 年 (92)まで 稼 業 されたたたらであり 現 存 する 唯 一 の 高 殿 ( 左 の 写 真 奥 )と 製 鉄 炉 ( 右 の 写 真 )である 高 殿 は 一 辺 約 8.2m 内 部 に 設 置 された 製 鉄 炉 は 縦 285~30cm 横 39 ~45cm 高 さ 5cm の 大 きさである [205 年 4 月 德 安 撮 影 ] 2

7 おもに 鉄 山 労 働 者 が 山 内 にて 従 事 する 部 門 おもに 村 方 の 住 民 が 従 事 する 部 門 けら 鉧 ずく 図 -2 高 殿 たたらの 生 産 工 程 ( 模 式 図 ) 押 法 炉 内 に 鋼 を 直 接 生 産 する 製 鉄 法 3 昼 夜 の 操 業 で 近 世 後 期 の 山 陰 地 方 を 中 心 として 行 われた 銑 押 法 熔 解 した 鉄 分 を 製 鉄 炉 の 炉 壁 から 流 出 させて 銑 を 生 産 する 製 鉄 法 4 昼 夜 の 操 業 で 炉 内 には 鉧 も 生 産 された 銑 は 大 鍛 冶 において 錬 鉄 ( 卸 し 鉄 ) 類 に 加 工 された 3

8 岩 類 の 土 砂 量 に 対 してごくわずかであった このため 鉄 穴 流 しは 大 規 模 な 地 形 改 変 を 引 き 起 こす 一 方 河 川 に 廃 棄 された 大 量 の 土 砂 ( 廃 土 )は 下 流 域 平 野 の 拡 大 に 大 きく 関 与 し 新 田 開 発 や 干 拓 地 の 造 成 などに 貢 献 した そして 鉄 穴 流 しの 経 営 や 労 働 には 村 方 の 住 民 が 積 極 的 に 関 与 した さらに 鉄 穴 地 形 すなわち 鉄 穴 流 しによって 風 化 土 を 採 掘 され た 鉄 穴 跡 地 および 比 重 選 鉱 後 の 廃 土 の 堆 積 地 は 新 田 開 発 の 対 象 となることもあった 以 上 のように たたら 製 鉄 は 中 国 山 地 の 開 発 にさまざまな 形 で 大 きな 役 割 を 果 たしたの である しかし 鉄 穴 流 しは 下 流 地 域 に 水 質 汚 濁 や 河 床 上 昇 に 起 因 する 水 害 などといっ た 濁 水 鉱 害 をもたらした そのため 鉄 穴 流 しを 稼 業 した 上 流 地 域 と 被 害 を 受 けた 下 流 地 域 との 間 には 濁 水 紛 争 と 呼 ばれる 訴 訟 が 多 発 し 鉄 穴 流 しはさまざまな 稼 業 制 限 を 受 けた この 制 限 にみられた 地 域 差 は 流 域 の 開 発 に 大 きな 影 響 をあたえたと 考 えられる 近 世 のたたら 製 鉄 に 関 する 研 究 は 武 井 (968a)や 大 貫 (973) 河 瀬 (995)らによ ってその 動 向 がまとめられているように 文 献 史 学 や 考 古 学 技 術 史 経 済 史 金 属 学 な どを 中 心 に 民 俗 学 地 理 学 などからもなされてきた その 中 にあって 向 井 (960)や 武 井 (972) 土 井 (983a) 河 瀬 (995) 雀 部 館 寺 島 編 (2003) 野 原 (2008) 角 田 (204)などは たたら 製 鉄 の 研 究 を 代 表 する 成 果 であり その 技 術 や 構 造 社 会 経 済 面 などの 解 明 に 大 きく 貢 献 した 一 方 地 理 学 からは 庄 司 (95a b 954a b)や 岩 永 (956 96) 貞 方 (996) らが たたら 製 鉄 と 鉄 穴 流 しに 関 する 研 究 意 義 と 課 題 などを 示 した そして 赤 木 (984) が 山 内 の 立 地 や 木 炭 林 輸 送 生 産 量 と 労 働 者 数 廃 絶 の 影 響 鉄 穴 流 しによる 地 形 改 変 と 耕 地 開 発 濁 水 紛 争 などに 関 する 研 究 課 題 を 包 括 的 に 示 している さらに 德 安 (999 b 2004b)は 鉄 穴 流 しに 関 する 研 究 の 動 向 と 課 題 および 製 錬 鍛 錬 部 門 に 関 する 地 理 学 の 研 究 動 向 についてまとめている しかし 製 錬 鍛 錬 部 門 に 関 する 既 存 の 研 究 では たたら 製 鉄 の 技 術 や 生 産 構 造 経 営 面 などの 解 明 に 重 点 が 置 かれてきた そして 次 節 で 述 べるように たたら 製 鉄 の 稼 業 地 域 は 閉 鎖 的 な 製 錬 鍛 錬 場 である 山 内 と 鉄 生 産 に 関 わる 労 働 を 副 業 とした 村 方 とに 区 別 された 上 で 二 項 対 立 的 に 理 解 される 傾 向 にあったといえる さらに 山 内 と 村 方 は 幕 藩 権 力 に 支 えられた 大 鉄 山 経 営 者 による 支 配 と 搾 取 を 受 ける 低 生 産 地 域 として 一 方 的 に 描 かれてきたきらいもある 歴 史 地 理 学 に 立 脚 する 本 研 究 では 中 国 山 地 のたたら 製 鉄 赤 木 (982)は 採 掘 された 花 崗 岩 類 の 土 砂 量 に 対 して 約 0.35%( 重 量 ) 貞 方 (996)は 約 0.%( 体 積 )と 推 算 して いる 4

9 稼 業 地 域 を たたら 製 鉄 と 村 方 が 鉄 生 産 を 柱 として 社 会 経 済 的 に 深 く 結 合 した 地 域 と してとらえる 他 方 たたら 製 鉄 による 中 国 山 地 の 開 発 について 検 討 するためには それを 抑 制 した 要 因 の 実 態 もとらえるべきである しかし 製 錬 鍛 錬 部 門 と 採 鉱 部 門 の 研 究 がそれぞれ 個 別 に 展 開 する 傾 向 にあったこともあり 鉄 穴 流 しの 稼 業 制 限 にみられた 地 域 差 が 流 域 の 開 発 にあたえた 影 響 を 視 角 に 入 れた 検 討 はなされていない そのため 中 国 山 地 の 開 発 に 果 たしたたたら 製 鉄 の 役 割 や たたら 製 鉄 稼 業 地 域 の 地 理 的 性 格 は 十 分 には 解 明 されてこな かったといえる そこで 次 節 では 中 国 山 地 の 開 発 に 関 連 する 製 錬 鍛 錬 部 門 の 主 要 な 研 究 の 概 要 と 課 題 を 山 内 とその 立 地 2 経 営 者 と 労 働 者 3たたら 製 鉄 と 稼 業 地 域 の 関 係 からまとめる そして 第 3 節 では 砂 鉄 の 採 鉱 部 門 に 関 する 研 究 史 と 課 題 を 整 理 し 第 4 節 において 本 研 究 の 方 法 と 本 書 の 構 成 などについて 明 確 にする なお 本 章 でとりあげる 事 例 と 本 書 で 検 討 する 研 究 対 象 地 域 の 位 置 は 可 能 なかぎり 図 -3に 示 してある 第 2 節 製 錬 鍛 錬 部 門 と 開 発 に 関 する 研 究 史. 山 内 とその 立 地 にともなう 開 発 ⑴ 山 内 の 立 地 展 開 岩 永 (96)は 山 内 の 立 地 を 山 砂 鉄 に 強 く 依 存 した 山 間 立 地 型 浜 砂 鉄 を 利 用 した 海 岸 立 地 型 川 砂 鉄 に 依 存 した 河 岸 立 地 型 に 類 型 化 し 山 内 の 一 般 的 な 型 を 山 間 立 地 型 と した そして 西 日 本 のたたら 製 鉄 は 7 世 紀 末 頃 までに 中 国 山 地 付 近 に 集 中 するように なり 廃 絶 期 までその 稼 業 範 囲 はほとんど 拡 大 しなかったとみた 山 内 が 中 国 山 地 に 集 中 した 原 因 として 岩 永 (956)は 原 燃 料 と 労 働 力 の 確 保 資 本 蓄 積 などの 面 から 説 明 した 赤 木 (960)は これに 砂 鉄 採 取 に 適 した 地 形 条 件 舟 運 の 開 通 を 加 えている そして 石 原 (974)は 中 国 山 地 の 花 崗 岩 類 に 含 有 される 砂 鉄 がチタン 分 にとぼしいため 砂 鉄 製 錬 に 適 していたことを 指 摘 した 一 方 清 水 (986)は 鳥 取 県 内 に 分 布 する 約 370 ヵ 所 の 製 鉄 関 連 遺 跡 の 立 地 を 考 古 学 の 立 場 から 分 析 し 浜 砂 鉄 や 川 砂 鉄 を 原 料 としていた 野 だたらは 海 岸 や 河 川 沿 いに 多 く 立 地 していたこと 鉄 穴 流 しによ る 砂 鉄 採 取 にともなって 遅 くとも 8 世 紀 中 頃 までに 山 内 が 花 崗 岩 山 地 の 奥 地 に 集 中 す るようになったと 論 じた あわせて 9 世 紀 後 半 以 降 の 山 内 の 多 くは 物 資 輸 送 に 適 した 街 道 沿 いや 河 川 の 水 運 を 利 用 しやすい 交 通 の 要 衝 に 立 地 していたことも 指 摘 している 5

10 図 -3 研 究 対 象 地 域 の 位 置 6

11 さらに 山 口 (988 5-)は 播 磨 国 と 安 芸 国 の 分 析 から 山 内 が 近 世 末 期 において 中 国 山 地 の 脊 梁 部 へ 集 中 したことを 指 摘 した その 原 因 については 脊 梁 山 地 には 原 料 燃 料 が 豊 富 にあり 9 世 紀 における 鉄 の 需 要 増 大 に 対 応 する 上 で 好 都 合 であったとしている 一 方 鉄 の 道 文 化 圏 推 進 協 議 会 編 (2004)は 既 知 の 寛 政 3 年 (79) 金 屋 子 神 社 所 蔵 勧 進 帳 に 加 えて 文 化 4 年 (807)と 文 政 2 年 (89)の 勧 進 帳 を 翻 刻 し 中 国 地 方 全 体 における 山 内 の 分 布 図 を 示 した その 後 加 地 (200)は 出 雲 国 の 田 部 櫻 井 絲 原 家 が 経 営 する 山 内 ではたたらと 大 鍛 冶 が 分 離 する 傾 向 にあった 反 面 伯 耆 国 日 野 郡 に 拠 点 を 置 いた 近 藤 家 の 山 内 ではたたら と 大 鍛 冶 が 併 設 されていたことなどについて 述 べた その 上 で 原 料 産 地 との 関 連 のみな らず 労 働 力 確 保 の 面 に 着 目 しつつ 日 野 郡 における 山 内 の 立 地 移 動 について 論 じた 一 方 角 田 (20)は 近 世 の 山 陰 地 方 における 山 内 の 立 地 展 開 について 詳 細 に 分 析 した その 中 で 角 田 は 石 見 国 東 部 の 3 郡 には 河 川 中 下 流 部 と 海 岸 部 に 稼 業 年 数 の 長 い 山 内 が 出 雲 国 飯 石 郡 から 伯 耆 国 日 野 郡 には 山 地 に 稼 業 年 数 の 多 様 な 山 内 が 出 雲 国 神 門 郡 には 海 岸 部 と 山 地 に 山 内 がそれぞれ 立 地 していたことを 報 告 している ついで 角 田 (202)は 金 屋 子 神 社 所 蔵 史 料 を 用 いて 明 治 末 期 における 山 内 の 分 布 状 況 について 示 した これらの 研 究 によって 近 世 近 代 の 中 国 地 方 における 山 内 の 立 地 や 稼 業 年 数 は 一 様 で はなく 地 域 や 経 営 者 ごとに 多 様 な 展 開 をとげていたことが 明 らかにされた 今 後 さら なる 分 析 が 求 められる とりわけ 山 陽 地 方 における 山 内 の 立 地 展 開 については 未 解 明 な 点 が 少 なくない これらの 課 題 については 第 5 章 の 第 節 で 検 討 する ⑵ 山 内 の 集 落 構 成 特 定 の 山 内 を 対 象 としてその 集 落 景 観 や 生 産 活 動 を 総 合 的 に 検 討 した 成 果 としては 島 根 県 雲 南 市 吉 田 町 の 菅 谷 たたら( 島 根 県 教 育 委 員 会 編 968)をはじめ 同 県 江 津 市 松 川 町 の 価 谷 たたら( 島 根 県 埋 蔵 文 化 財 調 査 センター 編 2005) 鳥 取 県 日 野 郡 日 野 町 の 都 合 山 ( 都 合 山 鈩 跡 研 究 会 編 200) 同 郡 日 南 町 の 砥 波 たたらほか( 砥 波 鈩 跡 研 究 会 編 20)など がある これらの 学 際 的 共 同 研 究 に 対 して 鳥 取 県 日 野 郡 日 南 町 の 新 屋 山 ( 影 山 2004)や 絲 原 家 の 経 営 する 山 内 ( 高 尾 2005) 島 根 県 仁 多 郡 奥 出 雲 町 河 内 の 大 吉 たたら( 鳥 谷 2006 b) 同 県 雲 南 市 掛 合 の 八 重 滝 たたら( 鳥 谷 200a)などについては それぞれの 山 内 の 実 態 が 個 別 に 解 明 された そして 角 田 相 良 ほか(203)は 奥 出 雲 町 域 の 山 内 の 景 観 を 詳 細 に 分 析 した さらに 鳥 谷 (204)は 絲 原 家 と 卜 藏 家 の 山 内 を 対 象 に 集 落 の 空 間 的 特 徴 に 関 して 言 及 した 7

12 地 理 学 からは 地 籍 図 にみえる 小 字 名 を 用 いて 山 内 の 所 在 や 設 備 の 配 置 を 検 討 した 桑 原 ( )と 德 安 (997)の 成 果 があるほか 松 尾 (993)が 鳥 取 県 日 野 郡 日 南 町 の 吉 たたらについて 紹 介 している 特 定 の 山 内 の 復 原 を 意 図 した 成 果 としては 岡 山 県 鏡 野 町 上 齋 原 の 栄 金 山 に 関 する 筆 者 の 検 討 ( 第 8 章 )と 現 島 根 県 奥 出 雲 町 域 における 明 治 期 の 櫻 井 家 による 大 鍛 冶 の 山 内 を 扱 った 加 地 (2008)の 成 果 がみられる ⑶ 山 内 の 立 地 にともなう 土 地 開 発 の 進 展 以 上 のような 山 内 の 立 地 は 居 住 域 を 拡 大 させたことで 中 国 山 地 の 開 発 に 寄 与 した しかし 居 住 域 の 拡 大 という 視 角 から 山 内 の 立 地 をとらえた 研 究 は ほとんどなされてい ない そこで その 実 例 を 示 すと 7 世 紀 末 期 編 とされる 作 陽 誌 ( 作 陽 古 書 刊 行 会 編 93 05)の 美 作 国 真 島 郡 大 杉 村 ( 現 岡 山 県 真 庭 市 湯 原 )の 項 には 元 和 年 中 津 山 民 鉄 山 村 粟 谷 村 黒 杭 村 西 茅 部 村 に 於 いて 鉄 を 掘 り 功 終 て 後 有 司 其 の 跡 を 撿 ベ 耕 墾 令 め 鉄 山 跡 村 と 名 す とある これによると 元 和 年 間 (65~624) 津 山 の 住 民 が 鉄 山 村 ほ か 3 ヵ 村 において 鉄 を 掘 り 終 え その 跡 地 を 役 人 が 開 墾 させ 鉄 山 跡 村 と 呼 んだことがわ かる 高 殿 たたらにおける 分 業 体 制 が 完 成 する 以 前 の 7 世 紀 初 頭 にあって 鉄 ヲ 掘 る とは 鉄 穴 流 しのみならず 鉄 の 製 錬 作 業 をふくむものと 考 えられる ともあれ これらの 4 ヵ 村 では 鉄 穴 流 しや 製 錬 作 業 場 などの 跡 地 に 村 方 の 集 落 が 形 成 されたとみられる このような 集 落 を 筆 者 は 山 内 再 開 発 型 のたたら 起 源 集 落 と 呼 ぶことにする このよ うな 事 例 はほかにも 多 数 あるとみられ 中 国 山 地 の 開 発 を 検 討 する 上 で 重 要 な 課 題 である しかし この 点 を 扱 った 成 果 は 出 雲 国 仁 多 郡 小 馬 木 村 杭 木 付 近 ( 現 島 根 県 仁 多 郡 奥 出 雲 町 横 田 )における 8 世 紀 後 半 以 降 の 開 発 状 況 を 考 察 した 松 尾 (2007)の 成 果 があるにす ぎない 一 方 たたら 起 源 集 落 には 近 代 におけるたたら 製 鉄 の 廃 絶 後 農 林 業 集 落 へ 移 行 した 山 内 移 行 型 と 呼 ぶべきものもある たたら 製 鉄 の 衰 退 と 廃 絶 にともなって 多 くの 労 働 者 が 職 を 失 った 中 元 労 働 者 の 動 向 については 不 明 な 点 が 多 い しかし 主 として 農 林 業 に 従 事 することによって 中 国 山 地 に 残 存 した 元 鉄 山 労 働 者 は 一 定 数 存 在 した 農 林 業 集 落 へ 移 行 した 山 内 としてもっとも 著 名 な 集 落 は 山 内 の 集 落 域 が 文 化 財 保 護 法 による 重 要 有 形 民 俗 文 化 財 に 指 定 されている 島 根 県 雲 南 市 吉 田 町 の 菅 谷 である 2 2 島 根 県 教 育 委 員 会 編 (968)によると 8 世 紀 末 開 設 された 菅 谷 たたらには 明 治 8 年 (885)の 時 点 で 34 戸 58 人 が 居 住 し うち 52 人 が 鉄 生 産 に 従 事 していた 大 正 0 年 (92)の 閉 山 後 住 民 は 製 炭 業 に 従 事 するようになっ た 965 年 に 家 屋 の 払 い 下 げをうけた 住 民 は 自 立 製 炭 者 となった 967 年 の 時 点 では 旧 山 内 に 25 戸 2 人 が 居 住 し 24 戸 (うち 4 戸 が 農 業 と 兼 業 )が 製 炭 業 を 営 んでいた 8

13 そのほか 岡 山 県 鏡 野 町 上 齋 原 地 区 の 遠 藤 ( 第 8 章 )や 鳥 取 県 日 南 町 多 里 の 新 屋 ( 影 山 2004) 島 根 県 出 雲 市 佐 田 町 加 賀 谷 ( 河 瀬 山 﨑 2007) 同 県 奥 出 雲 町 横 田 の 雨 川 や 追 谷 および 仁 多 の 槇 原 ( 奥 出 雲 町 教 育 委 員 会 編 203 鳥 谷 204) 同 県 雲 南 市 掛 合 町 入 間 の 八 重 滝 日 南 町 印 賀 の 吉 鑪 なども 閉 山 後 に 元 鉄 山 労 働 者 が 定 住 した 集 落 である しかし このタイプの 集 落 の 中 には その 後 廃 村 化 したものが 多 くみられる たとえば 明 治 20 年 代 末 に 閉 山 した 岡 山 県 英 田 郡 西 粟 倉 村 大 茅 の 永 昌 山 では 失 業 した 労 働 者 の 一 部 が 炭 焼 きと 育 成 林 業 に 従 事 することによって 集 落 を 存 続 させた しかし 936 年 にこの 集 落 は 廃 村 となった( 米 谷 988) そして ユネスコの 世 界 文 化 遺 産 に 登 録 された 山 口 県 萩 市 紫 福 の 大 板 山 ( 山 口 県 埋 蔵 文 化 財 センター 編 992)をはじめ 兵 庫 県 宍 粟 市 千 種 町 の 天 児 屋 や 岡 山 県 苫 田 郡 鏡 野 町 富 の 鍛 冶 屋 谷 なども 廃 村 化 したたたら 起 源 集 落 であり 史 跡 と して 山 内 が 整 備 保 存 されている にもかかわらず その 集 落 の 再 編 成 と 廃 村 化 のプロセ スについてはほとんど 検 討 されていない 今 後 廃 村 化 したものをふくめて たたら 起 源 集 落 に 関 する 研 究 の 蓄 積 が 必 要 である 第 8 章 では 以 上 のような 問 題 意 識 にもとづいて 山 内 が 農 林 業 集 落 へ 再 編 成 されるプロ セスを 検 討 している 2. 経 営 者 と 労 働 者 ⑴ 経 営 形 態 と 経 営 者 つぎに たたら 製 鉄 に 対 する 幕 府 藩 の 関 与 や 経 営 面 労 働 などについての 研 究 史 をみ ておく まず たたら 製 鉄 の 経 営 面 に 関 する 議 論 では 藩 営 と 民 営 両 者 併 存 の 3 類 型 が 指 摘 されている その 実 態 と 経 年 変 化 については 向 井 (960)や 土 井 (979) 宗 森 (986) 影 山 (99a)などがくわしい それらの 成 果 によると 江 戸 期 を 通 して 藩 営 であった 藩 領 天 領 はなく 広 島 藩 では 元 禄 9 年 (696)に 鉄 座 を 設 置 して 専 売 制 をとるなど 藩 営 志 向 が 強 かった 津 山 勝 山 新 見 松 山 藩 領 では 幕 末 を 中 心 に 鉄 山 経 営 者 に 請 け 負 わせ る 形 での 藩 営 による 鉄 生 産 が 行 われた 鳥 取 藩 では 元 禄 年 までの 数 年 間 藩 営 が 導 入 さ れたものの その 後 は 運 上 銀 先 納 制 による 民 営 に 移 行 した 松 江 津 和 野 藩 と 備 中 播 磨 の 天 領 などは 民 営 を 基 本 としていたものの 松 江 藩 では 慶 安 元 年 (648)から 藩 専 売 制 の 鉄 方 買 上 仕 法 を 享 保 年 (726)から 運 上 銀 先 納 制 の 鉄 方 御 法 式 を 採 用 し 鉄 山 経 営 者 とたたらの 稼 業 数 を 限 定 するなど 実 質 的 には 藩 がその 経 営 に 深 く 関 与 していた 一 方 江 戸 幕 府 による 管 理 統 制 もみられ 安 永 9~ 天 明 7 年 (780~787)には 大 坂 に 鉄 座 が 設 置 された この 鉄 類 の 専 売 制 の 下 では 鉄 類 の 市 場 価 格 の 低 迷 によって 多 く 9

14 の 鉄 山 経 営 者 のみならず たたら 製 鉄 稼 業 地 域 の 村 方 にも 深 刻 な 悪 影 響 がもたらされたと みられている つぎに 鉄 山 師 や 鉄 師 などと 呼 ばれる 鉄 山 経 営 者 について 向 井 (960)は 中 世 的 土 豪 型 2 前 期 商 業 資 本 型 3 農 間 稼 小 鉄 山 師 の 3 つに 類 型 化 した は 江 戸 時 代 前 期 から 多 くみられ 中 世 武 士 の 土 着 による 小 領 主 的 性 格 をもつタイプとした この 代 表 例 にあたる 田 部 櫻 井 絲 原 家 は 鉄 方 御 法 式 の 下 大 水 田 地 主 であることから 松 江 藩 からたたら 製 鉄 の 稼 業 を 許 可 された 経 営 者 たちである 2は 江 戸 時 代 中 期 以 降 に 台 頭 し てきた 新 興 の 農 商 出 身 者 とされ 伯 耆 国 日 野 郡 の 近 藤 家 や 美 作 国 大 庭 郡 の 徳 山 家 はこの 代 表 例 とされている 3は 近 世 後 期 になって 多 数 誕 生 し 農 民 的 な 鋼 商 人 としての 性 格 を もつ 経 営 者 とされる この 類 型 の 経 営 者 は 大 坂 をはじめとした 大 市 場 や 問 屋 とは 直 結 せ ず 近 隣 の 小 鉄 山 師 や 小 鍛 冶 と 直 接 取 り 引 きすることが 多 かったという なお 大 貫 (973) は 上 記 の 3 類 型 には 該 当 しない 例 として 近 世 中 期 以 降 の 播 磨 国 宍 粟 郡 や 美 作 国 西 々 條 郡 などでみられた 稼 業 地 域 外 在 住 の 問 屋 および 商 人 によるたたら 製 鉄 の 経 営 について 指 摘 している そして 2 世 紀 に 入 ると 鉄 山 経 営 者 の 個 別 研 究 は 大 きく 進 展 した たとえば 田 儀 櫻 井 家 ( 田 伎 町 教 育 委 員 会 編 2004) 絲 原 家 ( 横 田 町 教 育 委 員 会 編 2005) 櫻 井 家 ( 島 根 県 奥 出 雲 町 教 育 委 員 会 編 2006) 田 部 家 ( 相 良 編 著 2009 雲 南 市 教 育 委 員 会 編 202a b) などでは 古 文 書 の 悉 皆 調 査 と 学 際 的 な 個 別 検 討 がなされ それらの 経 営 者 の 実 態 がいっ そう 鮮 明 になった これらの 共 同 研 究 による 成 果 以 外 にも 出 雲 国 仁 多 郡 の 卜 藏 家 ( 高 見 )や 能 義 郡 の 家 嶋 家 ( 鳥 谷 200b) 安 芸 国 山 県 郡 の 佐 々 木 家 と 香 川 家 ( 山 﨑 a) 松 江 藩 領 の 経 営 者 ( 鳥 谷 2006a) 伯 耆 国 日 野 郡 の 近 藤 家 ( 影 山 )や 手 嶋 家 ( 中 田 2004)などの 分 析 が 進 められた 一 方 野 原 (2004)は たたら 製 鉄 の 経 営 を 政 策 面 と 関 連 させることによって 垂 直 統 合 型 2 分 業 独 立 型 3 藩 営 分 業 型 に 大 別 した は 鉄 山 林 の 管 理 から 製 品 などの 搬 送 までの 銑 鋼 一 貫 体 制 をもつ 大 規 模 経 営 形 態 であり 田 部 絲 原 櫻 井 家 など といった 大 資 本 経 営 のみられた 出 雲 国 をその 例 とする 2は 独 立 した 経 営 者 が 社 会 的 分 業 によって 鉄 を 生 産 する 形 態 であり 近 藤 家 や 石 見 国 の 三 宅 家 などをその 例 とする 3は 工 程 別 分 業 体 制 をとりながら 藩 がその 管 理 統 括 を 行 う 形 態 であり 広 島 藩 をその 例 と した 今 後 精 査 の 進 んだ 鉄 山 経 営 者 個 々の 社 会 的 性 格 について より 厳 密 に 規 定 する 作 業 と 0

15 解 明 の 遅 れている 農 間 稼 小 鉄 山 師 や 向 井 による 3 類 型 にはふくまれない 経 営 者 の 検 討 が 必 要 である なお 第 5 章 の 第 3 節 では 農 間 稼 小 鉄 山 師 についてその 一 例 を 示 す ⑵ 鉄 山 労 働 者 の 社 会 的 性 格 以 上 のような 鉄 山 経 営 者 の 下 たたら 製 鉄 に 従 事 した 専 業 的 労 働 者 はさまざまな 職 種 か ら 構 成 されていた( 表 -) たたらには 村 下 や 炭 坂 番 子 などの 職 種 があった 村 下 とその 補 佐 役 である 炭 坂 ( 炭 焚 )は 製 鉄 炉 の 築 造 や 砂 鉄 と 木 炭 の 製 鉄 炉 への 投 入 といっ た 作 業 にあたる 技 術 責 任 者 である 番 子 ( 吹 踏 )は 天 秤 鞴 を 交 代 で 踏 む 非 技 術 系 労 働 者 であった 一 方 大 鍛 冶 には 作 業 上 の 技 術 責 任 者 である 大 工 とその 補 佐 役 である 左 下 鎚 による 鉄 打 ちを 行 う 手 子 鞴 を 扱 う 吹 差 などがあげられる そして 山 内 全 体 の 管 理 責 任 者 である 山 配 ( 手 代 )や 製 錬 用 の 大 炭 を 製 造 する 山 子 山 内 の 洗 場 において 比 重 選 鉱 の 最 終 作 業 にあたる 粉 鉄 洗 飯 炊 きを 行 ううなり 鍛 錬 用 の 小 炭 を 製 造 した 村 方 住 民 の 統 括 にあたる 小 炭 頭 などの 職 種 もあった 鉄 山 労 働 者 の 性 格 規 定 をめぐる 見 解 をみると まず 小 野 (928)や 松 尾 (93) 尾 高 (947) 庄 司 (95a) 石 塚 (95 972) 藤 田 (95) 熊 谷 (960)らは 早 くから 労 働 者 の 世 襲 制 隷 属 性 閉 鎖 性 について 指 摘 してきた そして 向 井 (960)や 野 原 (969a) ぢ げ は 労 働 者 の 隷 属 性 や 閉 鎖 性 を 厳 密 に 規 定 しようとした そのような 中 山 内 と 村 方 ( 地 下 ) の 社 会 は 隔 絶 されたものとして 二 項 対 立 的 に 理 解 されてきた しかし 武 井 (972)は 7 世 紀 には 農 奴 主 的 鉄 山 経 営 者 の 譜 代 下 人 が 鉄 山 労 働 者 とし て 専 業 化 したこと 近 世 中 期 以 降 における 鉄 山 経 営 の 規 模 拡 大 にともなって 村 方 からの 雇 用 がはじまったこと 近 世 後 期 には 非 技 術 系 労 働 者 の 大 部 分 は 村 方 から 供 給 され 家 族 をも っていることなどを 明 らかにした そして 技 術 系 労 働 者 については すべて 一 括 して 扱 うことなく 時 代 地 域 的 な 差 異 を 考 慮 した 検 討 が 必 要 であると 論 じ 近 世 を 通 じて 譜 代 下 い 人 質 奉 公 的 居 げし 消 なしすて 質 奉 公 的 成 捨 と 変 化 したという 見 通 しを 立 てた 武 井 によって 鉄 山 労 働 者 の 特 徴 を 世 襲 制 に 求 める 見 解 は 完 全 にくつがえされたといえる さらに 武 井 の 見 解 を 受 けた 畑 中 (974)は たたら 製 鉄 の 経 営 構 造 を 幕 藩 制 的 社 会 的 分 業 が 成 立 する 段 階 において 権 力 および 経 営 者 が 労 働 者 を 階 層 的 技 術 集 団 として 編 成 したものとみなした そして 身 分 制 的 な 幕 藩 制 的 分 業 を 拠 り 所 として 被 差 別 構 造 を 維 持 することによって 労 働 者 に 対 する 収 奪 を 強 化 する 必 要 があったと 指 摘 している 一 方 中 尾 ( )は 鉄 が 生 産 される 際 に 経 営 者 と 村 方 の 間 で 締 結 された 伯 耆 国 日 野 郡 の 議 定 書 を 示 し 山 内 の 閉 鎖 性 を 否 定 した 同 様 に 保 坂 (979)や 荻 (98)

16 た た ら 大 鍛 冶 表 - 近 世 後 期 における 山 内 の 職 種 人 数 仕 事 内 容 職 種 人 数 おもな 仕 事 内 容 やまはい 山 配 むらげ 村 下 炭 坂 番 子 山 子 大 工 さ げ 左 下 手 子 吹 差 その 他 合 計 山 元 支 配 人 の 意 味 で 元 小 屋 にて 山 内 全 体 を 統 括 する ~3 製 錬 部 門 の 技 術 責 任 者 で 砂 鉄 を 吟 味 し 製 鉄 炉 へ 砂 鉄 や 木 炭 を 入 れる ~3 村 下 を 補 助 し 自 らも 製 鉄 炉 へ 砂 鉄 や 木 炭 を 入 れる ~3 天 秤 鞴 を 交 代 で 踏 み 送 風 を 行 う 村 方 の 住 民 も 従 事 ( 非 技 術 系 労 働 ) 3~34 大 炭 ( 製 錬 用 木 炭 )を 生 産 運 搬 する 村 方 の 住 民 も 従 事 ( 非 技 術 系 労 働 ) ~3 鍛 錬 作 業 の 技 術 責 任 者 で 材 料 を 吟 味 し 自 らも 鉄 を 打 つ ~2 大 工 を 補 助 し 自 らも 鞴 を 吹 く 4~7 金 槌 を 使 って 鉄 を 包 丁 鉄 に 加 工 する 3~ 鞴 を 使 って 銑 を 加 熱 する 粉 鉄 洗 い( 山 内 で 砂 鉄 を 再 度 選 鉱 する) おなり うなり( 飯 炊 きの 女 性 ) 小 3~ 炭 頭 ( 村 方 による 鍛 錬 用 木 炭 の 製 造 を 統 括 する)など 39~95 職 種 および 人 数 は 安 政 4 年 (857)に 伯 耆 国 日 野 郡 の 近 藤 家 が 経 営 中 の 土 用 山 篠 谷 山 幸 栄 山 田 代 山 による [ 資 料 : 安 政 4 年 鉄 山 人 別 増 減 取 調 帳 鳥 取 県 日 野 町 近 藤 家 文 書 ] 2

17 斎 藤 (990)らも 東 北 地 方 の 鉄 山 労 働 者 の 分 析 を 通 して 従 来 の 見 解 ではその 閉 鎖 性 が 強 調 されすぎていることなどを 指 摘 した ところが 土 井 (983a 89-92)は 労 働 者 を 事 実 上 の 人 身 売 買 契 約 によって 経 営 者 に 雇 傭 された 存 在 と 指 摘 し 借 銀 の 累 積 によって 特 定 の 経 営 者 に 緊 縛 されるのみならず 生 活 全 般 にわたって 規 制 拘 束 されていたと 論 じた その 後 宗 森 (988)は 後 述 するように 労 働 者 の 隷 属 性 を 規 定 する 際 に 用 いられた 労 働 契 約 史 料 の 解 釈 に 疑 問 を 投 げかけた また 山 﨑 (99)は 非 技 術 系 労 働 への 従 事 や 物 資 の 搬 入 などにともなって 村 方 の 住 民 が 山 内 に 入 る 機 会 は 少 なくなかったことを 指 摘 し 山 内 を 閉 鎖 的 にとらえる 見 解 に 反 論 した その 上 で 労 働 者 と 村 方 住 民 の 交 流 に 一 定 の 制 限 があったのは 労 働 者 の 欠 け 落 ちと 引 き 抜 きを 防 ぐためとみた ところが 河 瀬 ( )はその 隷 属 性 と 閉 鎖 性 を 強 調 した 見 解 をくり 返 し 示 した そのような 中 德 安 (200a)は 鉄 山 労 働 者 の 社 会 的 性 格 に 関 する 研 究 史 を 整 理 し その 性 格 を 隷 属 性 閉 鎖 性 に 求 める 見 解 に 対 して 再 考 を 促 した その 後 筆 者 の 指 摘 に 沿 うような 報 告 が 数 多 く 出 され 従 来 の 労 働 者 の 性 格 に 関 する 見 解 は 大 きく 見 直 される 方 向 にあるといえる この 点 については 次 章 の 第 2 節 で 言 及 する そこで 次 項 では たた ら 製 鉄 と 村 方 との 関 係 に 関 する 研 究 の 系 譜 をまとめる 3. 稼 業 地 域 との 関 係 ⑴たたら 製 鉄 関 連 労 働 への 村 方 住 民 の 従 事 たたら 製 鉄 と 稼 業 地 域 である 村 方 との 経 済 的 関 係 については 砂 鉄 採 取 や 炭 焼 き 物 資 輸 送 などの 浮 儲 が 村 方 住 民 に 恩 恵 的 な 副 業 労 働 をもたらす 一 方 で 住 民 の 階 層 分 化 を 促 したこと 年 貢 米 を 山 内 に 納 入 させることで 年 貢 皆 済 とする 為 替 米 制 度 による 貢 租 上 の 利 点 などが 示 されてきた(たとえば 原 934 岩 永 956 向 井 960 野 原 969aなど) その 反 面 村 方 住 民 の 副 業 労 働 が 低 賃 金 労 働 力 の 供 給 源 となり 年 貢 収 奪 を 容 易 にす るなど 鉄 山 経 営 者 や 藩 にも 利 点 があったとされてきた そのような 中 向 井 (954a) は 安 芸 国 を 定 本 ( )は 美 作 国 を 田 部 (964)は 松 江 藩 領 を 堀 江 (966) は 備 後 国 をそれぞれ 事 例 として 両 者 の 関 係 について 個 別 に 分 析 した さらに 宗 森 (960) は 鉄 山 経 営 者 のもとでの 地 主 制 と 村 方 の 関 係 の 解 明 にとりくみ 中 尾 ( )は 村 方 による 山 内 の 誘 致 活 動 や 物 資 輸 送 の 経 済 的 意 義 村 方 の 住 民 に 対 する 鉄 生 産 に 関 わ る 労 働 の 重 要 性 を 指 摘 した 一 方 高 橋 ( )は たたら 製 鉄 関 連 労 働 と 密 接 に 関 わった 奥 出 雲 地 方 におけ る 村 方 の 実 態 を 農 鉱 一 体 と 表 現 した そして 山 﨑 ( b)は 松 江 3

18 藩 領 での 分 析 を 進 め 鉄 生 産 の 通 年 操 業 が 実 現 していない 7 世 紀 後 半 の 段 階 には 鉄 山 労 働 者 が 半 農 半 鉄 とでもいうような 存 在 であった 可 能 性 を 指 摘 した その 上 で 天 秤 鞴 が 普 及 する 8 世 紀 に 進 行 した 鉄 生 産 の 巨 大 産 業 化 にともなって 村 方 の 住 民 が 鉄 生 産 への 依 存 度 を 強 めたとしている さらに 角 田 相 良 ほか(203)は 奥 出 雲 地 方 のたたら 製 鉄 関 連 労 働 に 対 する 村 方 住 民 の 従 事 状 況 を 具 体 的 に 示 している 以 上 のように 従 来 の 研 究 では たたら 製 鉄 関 連 労 働 への 村 方 住 民 の 関 与 や その 活 発 化 による 住 民 の 階 層 分 化 などが 明 らかにされてきた しかし 農 林 業 とたたら 製 鉄 関 連 労 働 との 兼 業 形 態 が 村 方 住 民 の 個 人 または 家 レベルで 把 握 されることはほとんどなかった そこで 第 5 章 の 第 3 節 では 村 方 住 民 の 階 層 を 考 慮 しつつ たたら 製 鉄 関 連 労 働 への 従 事 状 況 について 検 討 する ⑵たたら 製 鉄 の 稼 業 と 耕 地 開 発 との 関 連 つぎに たたら 製 鉄 と 耕 地 開 発 との 関 連 について 鉄 山 経 営 者 は 労 働 者 用 の 食 料 や 給 与 としての 養 米 の 確 保 に 努 める 一 方 たたら 製 鉄 の 稼 業 地 域 を 支 配 した 諸 藩 は 為 替 米 制 度 を 広 く 採 用 していた これらのたたら 製 鉄 に 関 わる 米 穀 の 確 保 については 庄 司 (95 a 954a)や 向 井 (960)などによって 早 くから 論 じられてきた 新 田 地 主 として 新 田 小 作 農 を 集 めて その 小 作 米 をもって 労 働 者 用 の 米 穀 を 自 給 した 鉄 山 経 営 者 もいたのであ る( 菊 地 ) 以 上 の 米 穀 確 保 に 関 わって 注 目 されてきた 株 小 作 について 松 尾 (2007)は 島 根 県 各 地 で 実 施 された 年 限 や 貸 与 物 件 に 幅 のある 小 作 契 約 がその 実 態 であるとした そして たた ら 製 鉄 に 関 わった 開 発 地 への 入 植 の 量 的 検 討 によって 株 小 作 の 実 態 を 把 握 すべきとして その 分 析 にとりくんだ しかし この 点 に 関 わる 成 果 としては ほかに 鳥 取 県 江 府 町 宮 市 原 を 事 例 とした 第 7 章 があげられるにすぎない なお 養 米 の 確 保 および 株 小 作 との 関 連 から 注 目 される 鉄 穴 跡 地 の 土 地 開 発 については 次 節 で 詳 述 する 一 方 たたら 製 鉄 の 稼 業 にともなう 耕 地 開 発 の 特 殊 な 例 として 新 田 開 発 の 資 金 確 保 を 目 的 としたたたら 製 鉄 の 経 営 があげられる 本 研 究 の 課 題 との 関 係 からその 究 明 が 待 たれ るものの この 点 を 本 格 的 に 扱 った 研 究 はみられない そこで その 実 例 を 示 すと 石 見 国 那 賀 郡 雲 城 村 七 条 原 ( 現 島 根 県 浜 田 市 金 城 )を 新 田 開 発 しようとした 庄 屋 の 岡 本 甚 左 衛 門 は その 資 金 を 得 るための 大 鍛 冶 の 経 営 を 文 政 3 年 (820)に 浜 田 藩 から 許 可 され ている( 金 城 町 誌 編 纂 委 員 会 編 ) そして 文 政 0 年 までには 田 町 反 畝 9 歩 畑 5 町 4 反 8 畝 27 歩 宅 地 7 反 7 畝 9 歩 の 開 発 に 成 功 している( 島 根 県 内 務 4

19 部 編 ) しかし 同 年 には 新 田 経 営 の 資 金 不 足 と 銑 の 価 格 高 騰 に 見 舞 われたため 甚 左 衛 門 は 大 鍛 冶 で 用 いる 銑 を 生 産 するたたらの 開 設 を 藩 に 嘆 願 し 文 政 3 年 には 小 鑪 の 操 業 が 許 可 されている 一 方 鳥 取 藩 の 在 方 諸 事 控 3 の 文 化 4 年 (87)0 月 4 日 分 には 伯 耆 国 久 米 郡 明 高 村 ( 現 鳥 取 県 倉 吉 市 関 金 )に 関 して 文 化 5 年 に 着 手 した 同 村 の 五 郎 兵 衛 による 新 田 開 発 を 継 続 するにあたり 諸 木 伐 り 払 い 幷 開 作 取 り 続 く 地 肥 しのため 右 新 田 場 え 鍬 地 鉄 弐 ツ 繋 籥 にして 浜 鉄 砂 を 以 て 小 鑪 壱 ヶ 所 五 ヶ 年 の 間 仰 せつけ られることを 村 中 同 心 の 上 相 願 ひ 出 たので 許 可 したとある 4 さらに 文 政 8 年 2 月 7 日 分 には 久 米 郡 明 高 村 左 兵 衛 と 申 す 者 段 々 新 田 致 し 凡 五 拾 町 余 りも 出 来 申 すべき 場 所 年 々 開 発 致 し 候 処 莫 大 の 入 用 相 懸 り 甚 だ 難 渋 に 付 右 新 田 取 り 続 くため 弐 ツ 吹 小 鑪 弐 ケ 所 相 願 ひ 候 に 付 願 の 通 り 承 り 届 け 候 事 とある ここでも 新 田 開 発 の 資 金 確 保 を 目 的 とするたた ら 製 鉄 の 経 営 が 確 認 でき その 実 態 解 明 が 待 たれる 5 第 3 節 砂 鉄 の 採 鉱 部 門 と 開 発 に 関 する 研 究 史 つぎに 砂 鉄 採 取 に 関 する 研 究 について 検 討 する 製 鉄 原 料 としての 砂 鉄 は 花 崗 岩 類 の 風 化 土 を 採 掘 し 比 重 の 違 いを 利 用 して 流 水 中 に 沈 殿 させた 山 砂 鉄 河 床 の 流 砂 から 採 取 した 川 砂 鉄 砂 浜 海 岸 において 採 取 した 浜 砂 鉄 に 大 別 される これらのうちもっとも 広 く 利 用 されたのは 鉄 穴 流 しと 呼 ばれる 比 重 選 鉱 法 によって 採 取 された 山 砂 鉄 である 中 国 地 方 の 近 世 史 料 をみると 山 砂 鉄 の 比 重 選 鉱 法 は 鉄 砂 稼 ぎ や 小 鉄 取 り 鉄 穴 稼 ぎ などと 表 記 されることが 多 い 一 方 仙 台 藩 や 南 部 藩 八 戸 藩 などの 東 北 地 方 の 近 世 史 料 には 砂 鉄 掘 り や すがね 取 り すがね 掘 り 切 流 し などと 記 され ている したがって 鉄 穴 流 しとは 山 砂 鉄 の 比 重 選 鉱 法 に 対 する 学 術 用 語 として 理 解 し てよい 本 節 では 鉄 穴 流 しに 関 する 主 要 な 研 究 の 概 要 を 鉄 穴 流 しの 方 法 2 地 形 改 変 と 跡 地 の 開 発 3 社 会 経 済 面 4 濁 水 鉱 害 などの 面 から 整 理 し その 研 究 課 題 を 明 らかにする まず 鉄 穴 流 しの 方 法 について 明 治 初 期 から 第 2 次 世 界 大 戦 頃 までに 刊 行 された 主 要 な 3 在 方 諸 事 控 については 第 3 章 の 注 5)を 参 照 のこと 4 本 書 では 近 世 文 書 を 引 用 掲 載 する 際 原 則 として 読 み 下 し 文 を 用 いる 5 なお 七 条 原 と 明 高 の 新 田 に 関 わる 鉄 生 産 は たたら 製 鉄 の 経 営 には 巨 大 な 資 本 を 要 するという 従 来 の 一 般 的 な 見 解 に 疑 問 を 投 げかけるものとしても 注 目 される 小 鑪 とは 天 秤 鞴 の 導 入 以 前 に 広 くみられた 吹 差 鞴 による 砂 鉄 製 錬 を 想 起 させるものである 幕 末 の 段 階 であっても この 小 鑪 にみられるような 村 方 の 小 資 本 による 砂 鉄 製 錬 が 実 在 したことは 従 来 の 研 究 ではほぼ 等 閑 視 されており 今 後 の 重 要 な 検 討 課 題 である 5

20 文 献 では どのように 記 述 されてきたのであろうか 第 2 章 では 鉄 穴 流 しの 方 法 に 関 す る 従 来 の 説 明 に 修 正 を 求 めるので 以 下 その 方 法 をめぐる 説 明 については 具 体 的 にくわ しく 述 べる. 鉄 穴 流 しの 方 法 と 技 術 変 化 ⑴ 近 代 の 文 献 からみた 鉄 穴 流 し 伊 藤 ( )は 旭 川 水 系 の 新 庄 川 流 域 にある 金 谷 山 砂 鉄 採 取 地 ( 現 岡 山 県 新 庄 村 大 字 野 登 路 )を 見 学 し その 設 備 と 作 業 について 該 業 ハ 當 初 着 手 ニ 先 テ 水 利 ヲ 計 リ 溪 水 ヲ 導 クヘキ 渠 溝 ヲ 穿 チ 砂 鐵 ヲ 含 有 セル 岩 石 ヲ 堀 崩 シ 其 水 ヲ 漑 キ 之 ヲ 撹 洗 ス ( 中 略 ) 撹 洗 セラレタル 濁 水 ハ 砂 礫 ト 共 ニ 溪 谷 ヲ 流 下 スルヲ 以 テ 溪 中 適 宜 ノ 地 ヲ 撰 ミ 數 ケ 所 ノ 堰 ヲ 設 ケ 砂 礫 ヲ 拾 除 スレハ 濁 水 ハ 自 然 流 下 シ 獨 リ 砂 鐵 ノミ 堰 中 ニ 沈 殿 ス と 説 明 している すなわち 砂 鉄 をふくむ 岩 石 を 掘 り 崩 して 溝 に 流 し 込 む そして 濁 水 を 砂 礫 とともに 流 下 させ 数 ヵ 所 の 堰 に 砂 鉄 を 沈 殿 させていたことがわかる この 記 述 からは 鉄 穴 流 しに 用 いられた 設 備 については 判 然 としない しかし 同 地 区 の 鉄 穴 流 しについては その 設 備 を 描 いた 明 治 4 年 (88) 頃 の 絵 図 が 現 存 している( 図 -4) この 野 登 路 山 山 王 谷 鉄 砂 流 口 は 伊 藤 が 調 査 記 録 した 金 谷 山 砂 鉄 採 取 地 と 同 一 の 可 能 性 もある この 絵 図 によると 堤 を 設 けて 水 源 を 確 保 し 堀 流 口 で 風 化 土 を 横 方 向 に 掘 り 崩 し 水 路 を 介 して 砂 留 池 山 池 6 中 池 乙 池 に 濁 水 を 導 く そして もっとも 下 流 に 設 置 した 洗 場 で 砂 鉄 を 採 取 していた 様 子 がうかがえる さら に 山 王 谷 鉄 砂 流 口 では このような 比 重 選 鉱 作 業 が 本 場 と 二 番 においてくり 返 し 行 われていたこともわかる つぎに 小 花 ( )は 明 治 前 期 の 広 島 県 下 で 稼 業 されていた 鉄 穴 流 しを 調 査 し その 方 法 や 設 備 の 全 体 像 を 詳 細 に 記 録 した その 中 で 比 重 選 鉱 設 備 の 構 造 について 清 洗 法 ハ 大 池 ニ 溜 リタル 土 砂 ヲ 撹 動 シテ 土 塊 ヲ 溶 解 セシメ 粗 石 雑 物 ヲ 去 リ 池 口 ノ 注 管 ヲ 抽 キ 濁 水 ヲ 中 池 ニ 流 ス 中 池 及 乙 池 モ 仝 シクシテ 之 ヲ 最 下 ノ 洗 樋 ニ 流 シ 底 ニ 沈 殿 シタ ル 砂 鐵 ニ 水 ヲ 注 キ 鍬 ノ 如 キ 木 製 ノモノニテ 交 セ 返 シ 輕 キ 泥 土 ヲ 洗 除 シテ 之 ヲ 地 上 ニ 上 ひ ケ 置 くと 詳 述 している すなわち 砂 鉄 採 取 の 最 終 段 階 では 洗 い 樋 と 呼 ばれる 水 路 状 の 比 重 選 鉱 設 備 を 用 いていたことが 述 べられている( 図 -5) 洗 い 樋 や 精 洗 池 などと 呼 ばれる 板 敷 の 水 路 において 砂 鉄 を 選 鉱 する 作 業 は 長 谷 川 (936)の 研 究 や 明 治 大 正 年 間 に 刊 行 された 自 治 体 刊 行 史 誌 類 でも ほぼ 同 様 に 記 6 一 般 には 大 池 と 呼 ばれている 6

21 図 -4 明 治 前 期 における 鉄 穴 流 しの 諸 設 備 ( 山 王 谷 鉄 砂 流 口 ) [ 明 治 4 年 頃 岡 山 縣 下 美 作 國 第 三 十 壱 區 第 三 十 二 區 真 島 郡 之 内 借 區 開 坑 銕 砂 流 ハ 口 幷 ニ 鑪 鞴 鍛 冶 屋 圖 面 より 作 成 ] 7

22 図 -5 鉄 穴 流 し 設 備 と 洗 い 樋 での 比 重 選 鉱 作 業 ( 島 根 県 奥 出 雲 町 横 田 の 羽 内 谷 鉄 穴 流 し 本 場 ) 左 : 復 元 された 比 重 選 鉱 設 備 ( 下 場 )の 遠 景 この 約 km 上 流 に 花 崗 岩 類 の 風 化 層 を 掘 り 崩 す 鉄 穴 場 がある 手 前 から 水 路 状 をなす 樋 ( 長 さ 約 8m) 乙 池 ( 同 約 0m) 中 池 ( 同 約 4m) 大 池 ( 同 約 20m) 出 し 切 りなどが 配 置 されている これらの 池 は 第 2 次 世 界 大 戦 中 にコンクリート 張 りされた 972 年 まで 日 約 2~4tの 砂 鉄 が 採 取 されていた [205 年 4 月 德 安 撮 影 ] 右 : 横 田 たたら 研 究 会 での 実 演 操 業 時 の 様 子 各 池 の 下 流 側 には 堰 があり 開 閉 にはクダ 板 が 用 いられた クダ 板 を 調 節 しながら 土 砂 を 徐 々に 下 流 側 の 池 に 送 り 込 み 砂 鉄 を 沈 殿 させる [995 年 8 月 德 安 撮 影 ] 8

23 述 されている また 地 形 改 変 についても 長 谷 川 の 採 鉱 夫 5~6 人 にて 打 鍬 を 用 ひ 下 よ り 前 面 に 堀 進 し 砂 層 は 自 然 崩 落 せしめ 之 に 前 掲 用 水 を 引 き 鍬 を 用 ひて 流 出 せしむる 採 掘 は 前 面 側 面 に 堀 進 し 所 定 區 域 に 及 ぼす という 記 述 に 代 表 されるように 採 掘 地 点 上 部 の 崩 壊 をうながすように 下 部 を 横 方 向 へ 掘 る 方 法 がうかがえる それでは 鉄 穴 流 しの 開 始 時 期 については どのようにとらえられてきたのであろうか まず 松 尾 (93)は 此 の 通 り 砂 流 れ 込 み 候 ては 湖 水 へ 砂 入 り 年 々 埋 り 後 代 に 至 り 要 害 の 障 りに 相 成 る という 8 世 紀 前 半 に 記 された 鉄 山 旧 記 7 をとりあげた そして 鉄 穴 流 しによる 宍 道 湖 の 埋 積 が 松 江 城 の 防 御 機 能 に 支 障 を 来 すとして 慶 長 5 年 (60)に 松 江 藩 が 鉄 穴 御 停 止 したことについて 述 べた その 際 鉄 穴 流 しの 具 体 的 な 方 法 につ いて 示 さずに 鉄 穴 流 しの 開 始 時 期 を 慶 長 5 年 以 前 と 論 じた ついで 俵 (933)は 観 察 した 稼 業 中 の 鉄 穴 流 しについて 写 真 や 多 くの 実 測 図 とと もに 詳 細 に 紹 介 した そして 鉄 穴 流 しの 開 始 時 期 に 関 する 具 体 的 な 記 述 を 欠 くものの 宝 暦 4 年 (754) 日 本 山 海 名 物 図 会 にある 砂 鉄 採 取 ( 後 掲 図 2-)について 頗 る 簡 易 なるものにして 掘 出 したる 土 砂 を 浅 き 河 底 に 敷 きつめたる 莚 の 上 に 流 せば 砂 鉄 は 溜 り 土 砂 は 流 れ 去 る と 紹 介 した その 上 で 俵 は 天 明 4 年 (784) 鉄 山 必 用 記 事 8 ( 下 原 )の 鉄 穴 流 しに 関 する 記 述 を 明 治 年 間 に 行 われた 方 法 と 類 似 していると 指 摘 している つまり 俵 は 8 世 紀 中 頃 には 洗 い 樋 を 用 いない 山 砂 鉄 採 取 がなされていた ものの そののちには 洗 い 樋 を 用 いた 鉄 穴 流 しが 認 められると 理 解 していたことになる 洗 い 樋 をともなわない 鉄 穴 流 しの 存 在 のみならず 洗 い 樋 を 用 いた 鉄 穴 流 しへの 技 術 変 化 が 示 唆 されていたのである 上 述 のように 明 治 初 期 から 第 2 次 世 界 大 戦 頃 までに 刊 行 された 文 献 では 横 方 向 への 掘 り 崩 しによって 採 掘 された 土 砂 を 水 路 に 落 とし 込 み 洗 い 樋 に 導 いて 選 鉱 する 方 法 が 鉄 穴 流 しとして 広 く 紹 介 されてきた このような 砂 鉄 採 取 法 を 筆 者 は 洗 い 樋 型 鉄 穴 流 し と 呼 ぶことにする そして 鉄 穴 流 しの 開 始 時 期 は 遅 くとも 近 世 初 頭 までさかのぼると 主 張 される 一 方 洗 い 樋 型 鉄 穴 流 しは 近 世 中 頃 における 技 術 変 化 によって 出 現 したとする 意 見 も 出 されていたのである それでは つぎに 第 2 次 世 界 大 戦 後 の 見 解 をみる ⑵ 戦 後 の 文 献 からみた 鉄 穴 流 し 7 正 徳 ~ 嘉 永 年 間 絲 原 家 鉄 山 旧 記 写 島 根 県 奥 出 雲 町 横 田 絲 原 家 文 書 ( 島 根 県 編 所 収 ) 8 鉄 山 必 用 記 事 は 伯 耆 国 の 鉄 山 経 営 者 である 下 原 重 仲 (738~82)によって 著 されたたたら 製 鉄 の 技 術 と 経 営 な どに 関 する 記 録 である 引 用 に 際 しては 宮 本 常 一 原 口 虎 雄 谷 川 健 一 編 (970) 日 本 庶 民 生 活 史 料 集 成 第 0 巻 農 山 漁 民 生 活 三 一 書 房 所 収 を 用 いる 9

24 まず 庄 司 (954a)は 洗 い 樋 型 鉄 穴 流 しの 方 法 について 詳 説 するとともに 鉄 穴 の 起 源 は 昔 時 風 化 して 軟 らかくなった 岩 に 穴 をあけて 含 砂 鉄 土 砂 を 採 り これを 水 辺 に 運 んで 淘 汰 選 別 したことから この 名 が 出 ている とした この 庄 司 の 指 摘 は 後 掲 する 芸 藩 通 志 の 記 述 にしたがうものと 思 われ 昔 時 の 具 体 的 な 時 期 の 記 述 は 欠 くものの 俵 (933)の 指 摘 と 同 様 に 鉄 穴 流 しにおける 技 術 変 化 が 示 唆 されている ところが 岩 永 (956 96)は 砂 鉄 採 取 の 作 業 内 容 として 洗 い 樋 型 鉄 穴 流 しについ てのみ 説 明 している そして 向 井 (960)は 鉄 穴 流 しの 方 法 について むかしは 穴 を 掘 る 竪 穴 掘 や 坑 内 掘 が 行 われ ていたが 山 の 側 面 を 掘 り 崩 す 流 し 掘 (いわゆる 鉄 穴 流 ) に 変 ったのは 慶 長 頃 からとされ るとした 9 その 上 で 以 後 専 らこの 方 法 により 鉄 穴 流 しが 行 われたとしつつ 洗 い 樋 型 鉄 穴 流 しの 方 法 と 構 造 について 説 明 している さらに 飯 田 (979 39)は 古 代 中 世 における 砂 鉄 の 採 取 法 は すり 鉢 状 の 竪 穴 掘 りをもって する 最 も 原 始 的 な 露 天 掘 りであった ( 中 略 )ところがまず 出 雲 をはじめとして 中 国 山 脈 ぞいの 各 地 方 に 流 し 掘 り 法 という 新 技 術 が 採 りいれられ 従 来 の 竪 穴 掘 り 法 は 6 世 紀 末 ( 慶 長 年 間 )のころまでに ほとんど 廃 絶 することとなった とした そして この 流 し 掘 り 法 を 鉄 穴 流 しと 呼 び そのしくみを 山 の 険 阻 なところを 選 んで 水 を 頂 上 から 流 しか け 砂 鉄 をふくむ 風 化 した 花 崗 岩 ( 山 砂 鉄 )を 崩 壊 流 出 させ 下 方 に 設 けた 池 に 重 い 砂 鉄 を 沈 殿 させる 仕 組 み と 紹 介 している これらの 指 摘 は 中 世 までの 砂 鉄 採 取 は 竪 穴 掘 り 近 世 の 山 砂 鉄 採 取 は 洗 い 樋 を 用 いた 流 し 掘 り 法 すなわち 洗 い 樋 型 鉄 穴 流 しによ って 行 われたとする 見 解 を 一 般 化 させることになった そして 土 井 (983a b)は 向 井 飯 田 による 見 解 の 論 拠 が 慶 長 5 年 の 松 江 藩 に おける 鉄 穴 流 しの 禁 止 にあることを 指 摘 した つまり 鉄 穴 流 しの 開 始 時 期 に 関 する 見 解 は 確 たる 論 拠 のもとに 出 されたものではないとみたのである その 上 で 土 井 は 従 来 の 川 砂 鉄 採 取 法 の 技 術 を 基 礎 に 新 工 夫 が 加 えられて 流 し 掘 り 法 すなわち 鉄 穴 流 しが 完 成 し たと 論 じた そして その 開 始 時 期 を 中 世 にさかのぼると 考 え 近 世 初 頭 はその 普 及 期 に あたるとした さらに 7 世 紀 末 期 以 降 に 記 された 鉄 穴 流 しに 関 する 中 国 地 方 の 代 表 的 な 史 料 を 引 用 し つつ その 方 法 の 検 討 に 本 格 的 にとりくんだ 河 瀬 ( )は 江 戸 時 代 の 鉄 穴 流 しを 丘 陵 の 頂 部 に 溜 池 を 設 け そこから 水 路 を 引 いて 山 を 切 り 崩 し 比 重 選 鉱 によ 9 向 井 ( )では 戦 国 時 代 末 期 頃 に 流 し 掘 りによる 鉄 穴 流 しが 本 格 的 に 行 われるようになったと 自 説 を 修 正 し ている 20

25 って 砂 鉄 を 採 取 する 方 法 とした そして 洗 い 樋 を 用 いた 鉄 穴 流 しの 遺 構 についてくわ しく 紹 介 し 鉄 穴 流 しは 遅 くとも 近 世 初 頭 頃 には 考 案 され 普 及 していった と 論 じて いる また 貞 方 (996-29)は 近 世 における 鉄 穴 流 しの 方 法 を 風 化 岩 を 鍬 で 掘 り 崩 し て 水 路 に 流 し 込 み 下 手 に 設 けられた 樋 の 中 で 篩 い 分 けながら 比 重 の 差 を 利 用 して 砂 鉄 を 収 集 する と 説 明 している つまり 河 瀬 と 貞 方 は 近 世 の 山 砂 鉄 採 取 = 鉄 穴 流 し= 洗 い 樋 を 用 いた 流 し 掘 り 法 という 一 般 的 見 解 を 再 確 認 したといえる ただし 貞 方 は 日 本 山 海 名 物 図 会 にみえる 砂 鉄 採 取 法 をいくらか 性 格 を 異 にするものとしつつ 後 世 にまで 長 く 伝 えられたようと 指 摘 している そして 貞 方 は 地 形 改 変 の 方 法 について 近 世 の 鉄 穴 流 しでは 一 般 的 に 水 路 は 直 接 の 採 掘 場 所 の 下 に 引 かれて 掘 り 崩 した 土 砂 を 水 路 に 落 とし 込 むように 配 置 されて いたと 述 べている なお 上 記 の 諸 研 究 では 地 形 改 変 の 方 法 に 関 する 説 明 はほとんどなされていない 貞 方 の 記 述 のように 横 方 向 へ 掘 り 崩 したのち 下 流 の 設 備 に 水 路 を 通 じて 導 く 方 法 のみが 紹 介 されているにすぎない ところが 近 世 の 鉄 穴 流 しでは 洗 い 樋 が 用 いられたとする 一 般 的 な 見 解 に 対 しては 980 年 代 後 半 以 降 異 論 も 唱 えられている まず 高 橋 ( )は 山 砂 を 掘 り 川 に 運 んで 流 し 下 流 の 川 床 に 沈 殿 堆 積 させた 砂 鉄 を 採 取 する 方 法 から 宝 暦 年 間 (75 ~764)になって 掘 り 流 して 数 段 の 洗 い 樋 で 採 取 する 方 法 (いわゆる 鉄 穴 流 しによる 比 重 選 鉱 )が 急 速 に 発 達 しはじめたとする 考 えを 提 示 した そして 窪 田 ( )は 近 世 の 山 砂 鉄 採 取 = 鉄 穴 流 し= 洗 い 樋 を 用 いた 流 し 掘 り 法 の 立 場 をあらため 洗 い 樋 を 用 いた 流 し 掘 り 法 の 稼 業 年 代 を 江 戸 中 期 以 降 とみるようになっている これらの 見 解 は 近 世 史 料 を 精 力 的 に 解 読 した 結 果 にもとづくものと 推 察 される しかし その 根 拠 が 示 されなかったこともあって 議 論 は 深 められず のちの 研 究 に 影 響 をあたえることはな かったといえる その 後 河 瀬 (2003a 03)が 鉄 穴 流 しについて 従 来 の 説 明 をくり 返 したことに 対 して 雀 部 館 寺 島 ( )はその 一 部 に 疑 問 を 示 した しかし 近 年 では 渡 辺 ( ) や 角 田 ( )が 近 世 の 山 砂 鉄 採 取 = 鉄 穴 流 し= 洗 い 樋 を 用 いた 流 し 掘 り 法 の 立 場 から 鉄 穴 流 しについて 説 明 している 筆 者 は 近 世 の 鉄 穴 流 しによる 地 形 改 変 には 縦 方 向 へ 竪 穴 を 掘 る 小 規 模 な 方 法 と 横 方 向 へ 掘 り 崩 す 大 規 模 な 方 法 の 2 種 類 があるとみている そして 近 世 を 通 じての 地 形 改 2

26 変 は 後 者 が 中 心 であったものの 7 世 紀 中 頃 までは 前 者 が 有 力 な 方 法 であったと 考 えてい る その 根 拠 は つぎの 第 2 章 において 具 体 的 に 示 す そこで 次 項 では 鉄 穴 流 しによ る 地 形 改 変 の 規 模 と 鉄 穴 跡 地 の 特 色 に 関 する 議 論 について 整 理 する 2. 地 形 改 変 の 規 模 と 鉄 穴 跡 地 の 特 色 石 田 (958a)は 鉄 穴 流 しによって 削 り 残 された 小 山 を 鉄 穴 残 丘 と 呼 んだ そして 赤 木 (960)や 土 居 (965)は 鉄 穴 流 しの 地 形 条 件 や 地 形 改 変 の 規 模 などについて 本 格 的 に 検 討 した さらに 藤 原 (980)は 各 種 史 資 料 の 分 析 にもとづいて 斐 伊 川 流 域 の 鉄 穴 流 しによる 地 形 改 変 土 量 を 試 算 した そして 藤 原 と 同 様 の 分 析 を 広 域 かつ 詳 細 に 行 った 赤 木 (982)によって 中 国 地 方 全 体 の 地 形 改 変 土 量 は 4 億 2,200 万 m3と 見 積 もられ その 地 形 改 変 規 模 の 大 きさが 数 値 をもって 裏 づけられるに 至 った 一 方 これらの 資 料 的 アプローチに 対 して 貞 方 (982a b 985)は 鉄 穴 跡 地 の 認 定 において 空 中 写 真 判 読 および 現 地 調 査 による 地 形 学 的 アプローチを 確 立 した そして 鉄 穴 跡 地 は 切 羽 跡 ( 植 生 のみられない 急 崖 )や ホネ( 鋭 い 稜 角 をもつ 尾 根 ) 鉄 穴 残 丘 などの 組 みあわせからなることや 跡 地 が 採 掘 直 後 の 状 態 を 保 つ 一 次 改 変 地 と 採 掘 後 に 耕 地 や 宅 地 などとして 整 地 された 二 次 改 変 地 に 大 別 されることなどが 指 摘 された その 上 で 斐 伊 川 飯 梨 川 神 戸 川 江 の 川 流 域 における 鉄 穴 跡 地 の 分 布 と 面 積 地 形 改 変 土 量 鉄 穴 流 しが 行 われるための 自 然 条 件 などが 明 らかにされた また 日 野 川 と 高 梁 川 流 域 を 事 例 に 貞 方 赤 木 (985) 赤 木 貞 方 (988)が 共 同 で 鉄 穴 流 しによる 地 形 改 変 土 量 の 検 討 を 行 い 両 アプローチの 有 効 性 も 確 かめられた これらの 成 果 は 貞 方 (996)の 大 著 に 集 大 成 されている また 貞 方 の 地 形 学 的 なアプローチにならいつつ 德 安 (994b) は 吉 井 川 上 流 域 における 鉄 穴 跡 地 の 分 布 について 検 討 した( 第 4 章 ) その 後 貞 方 武 下 (200)では 鳥 取 県 天 神 川 流 域 を 事 例 とした 検 討 もなされている このように 鉄 穴 流 しによる 地 形 改 変 の 研 究 は 自 然 地 理 学 ( 地 形 学 )の 分 野 から 主 と して 蓄 積 されてきた しかし 従 来 の 研 究 では 縦 方 向 への 地 形 改 変 についてはまったく 指 摘 されていない この 点 についても 次 章 においてその 実 例 を 示 す 3. 鉄 穴 地 形 における 土 地 開 発 上 述 の 鉄 穴 地 形 における 土 地 開 発 の 進 展 については 松 尾 (93)や 庄 司 (95a 954a)などが 早 くから 言 及 してきた そして 石 田 (958a b 978)は 現 岡 山 県 真 庭 市 鉄 山 を 事 例 として 鉄 穴 跡 地 の 耕 地 を 掘 田 掘 畑 砂 鉄 採 取 後 に 残 った 砂 を 窪 地 に 流 し 込 むことによって 造 成 された 水 田 を 流 込 田 とそれぞれ 呼 び 鉄 穴 流 しにと 22

27 もなって 造 成 された 土 地 に 耕 作 者 が 入 植 した 事 例 を 報 告 している その 後 流 し 込 み 田 は 難 波 (959)や 宮 本 (964)らの 指 摘 のように 鉄 穴 流 しの 廃 土 を 堆 積 させることによっ て 造 成 された 水 田 として 広 く 理 解 されるようになった そして 赤 木 (960)は 広 島 県 東 城 町 小 奴 可 ( 現 庄 原 市 )を 中 心 として 鉄 穴 跡 地 の 耕 地 化 に 関 する 実 証 的 な 分 析 をは じめて 行 った しかし その 後 は 土 居 (965)がこの 点 に 着 目 した 以 外 研 究 の 蓄 積 はい ちじるしく 停 滞 することになる ところが 地 形 学 的 アプローチにもとづく 鉄 穴 跡 地 の 認 定 法 によって その 論 議 は 大 き く 発 展 した 貞 方 (996)の 成 果 では 空 中 写 真 判 読 によって 認 定 された 鉄 穴 跡 地 内 の 農 地 が 25,000 分 の 地 形 図 上 に 図 示 され その 面 積 が 計 測 された 鉄 穴 跡 地 が 中 国 山 地 の 農 地 開 発 に 対 して 重 要 な 意 義 をもっていたことが 具 体 的 な 数 字 をもって 示 されたのであ る そして 赤 木 ( )は 鉄 穴 地 形 における 耕 地 化 の 実 態 を 耕 地 一 枚 レベルで 検 討 し 4 つの 調 査 地 区 の 全 農 地 に 占 める 鉄 穴 地 形 の 割 合 は 40~90%におよぶとした 一 方 松 尾 (2007)は 絵 図 類 や 史 料 の 分 析 などをもとに たたら 製 鉄 稼 業 地 域 の 上 層 住 民 が 鉄 穴 流 しの 経 営 と 新 田 開 発 を 行 いつつ 近 世 村 における 農 業 基 盤 の 充 実 整 備 に 貢 献 し たことを 示 した さらに 203 年 に 島 根 県 仁 多 郡 奥 出 雲 町 の 棚 田 景 観 が 奥 出 雲 たたら 製 鉄 及 び 棚 田 の 文 化 的 景 観 として 国 の 重 要 文 化 的 景 観 に 選 定 されるにあたり 鉄 穴 流 しと 耕 地 開 発 との 関 係 を 解 明 しようとする 検 討 がなされた その 報 告 書 である 奥 出 雲 町 教 育 委 員 会 編 (203) は 流 し 込 み 田 を 削 り 落 とされて 流 しだされる 土 砂 で 渓 流 沿 いの 谷 を 埋 め あるいは さらに 下 流 の 本 流 と 出 会 う 広 い 谷 底 平 野 に 散 布 するような 形 で 扇 状 地 状 の 地 形 をつくり これを 整 地 し( 中 略 ) 砂 鉄 採 取 後 の 廃 棄 物 に 該 当 する 土 砂 をうまく 利 用 ( 林 貞 方 ほか 203 0)して 造 成 した 水 田 あるいは 鉄 穴 流 しによってできた 切 り 田 流 し 込 み 田 : 鉄 穴 流 し 跡 地 が 整 地 されてできた 水 田 と 削 り 採 られた 土 砂 を 流 し 込 んでできた 水 田 で い ずれも 棚 田 状 の 景 観 となる ( 林 高 橋 ほか )などと 説 明 した 以 上 の 研 究 史 をふまえ 今 後 の 課 題 としては 第 一 に ミクロスケールでの 研 究 をさら に 積 み 重 ね その 開 発 者 と 土 地 開 発 の 時 期 を 近 世 に 遡 って 解 明 する 必 要 がある 検 地 帳 や 近 世 の 耕 地 絵 図 類 を 利 用 した 歴 史 地 理 学 的 な 手 法 を 用 いれば 鉄 穴 地 形 における 新 田 開 発 のプロセスを 明 らかにすることは 可 能 である その 際 備 中 国 阿 賀 郡 井 原 村 ( 現 岡 山 県 23

28 0 新 見 市 井 原 )の 鉄 穴 流 しに 関 する 幕 末 の 議 定 書 に 流 し 山 村 定 り 定 弐 歩 ずつ 尤 も 流 し 跡 新 田 相 成 り 候 所 相 流 し 申 すべき 筈 とあるように のちに 新 田 造 成 の 可 能 な 場 所 を 鉄 穴 流 しの 対 象 地 とすることもあったとみられる 鉄 穴 流 しと 耕 地 開 発 の 関 係 は このよ うに 有 機 的 に 結 びつくものであったことにも 注 意 をはらわなければならない 第 二 に 流 し 込 み 田 の 性 格 の 再 検 討 が 求 められる なぜなら 洗 い 樋 型 鉄 穴 流 しでは 鉄 山 必 用 記 事 に 宇 戸 短 かき 鐵 穴 は 鐵 砂 と 荒 砂 と 分 らす 内 に 池 川 へ 流 れ 出 て 砂 細 に 砕 けざる 内 に 粉 鐵 取 場 へ 流 れ 出 るゆへに 鐵 砂 砂 中 にはらまれ 有 り ( 下 原 )とあるように 宇 戸 ( 走 り)と 呼 ばれる 地 形 改 変 地 と 比 重 選 鉱 地 点 とを 結 ぶ 水 路 は 長 いほうがよいとされる 上 述 したように 流 し 込 み 田 は 鉄 穴 流 しによって 採 掘 され 比 重 選 鉱 作 業 を 終 えた 廃 土 の 堆 積 地 に 造 成 されるものとして 説 明 されてきた そ うすると 洗 い 樋 型 鉄 穴 流 しにともなう 流 し 込 み 田 は 通 常 地 形 改 変 地 から 数 百 m 以 上 下 流 に 造 成 されることになる ところが 赤 木 ( )では 鉄 穴 跡 地 の 耕 地 と 流 し 込 み 田 とが 鉄 穴 耕 地 として まとめて 図 示 され 筆 の 耕 地 が 両 者 からなっている 例 も 示 されている 奥 出 雲 町 教 育 委 員 会 編 (203)では 鉄 穴 跡 地 である 切 羽 に 隣 接 した 谷 底 の 水 田 が 流 し 込 み 田 として 図 示 され 掲 載 されている 多 くの 地 図 にも 鉄 穴 跡 地 に 隣 接 した 水 田 が 流 し 込 み 田 とされている このように 流 し 込 み 田 の 説 明 には 判 然 としな 部 分 があり その 性 格 は 再 検 討 されなければ ならない 第 三 に 7 世 紀 における 開 発 状 況 の 解 明 がとりわけ 重 要 であると 考 える 日 本 の 新 田 開 発 がピークをむかえた 7 世 紀 の 段 階 の 鉄 穴 流 しでは 先 述 したように 筆 者 は 縦 方 向 への 小 規 模 な 地 形 改 変 が 広 く 行 われていたと 考 えている したがって 縦 方 向 への 地 形 改 変 が 既 存 の 耕 地 に 近 接 した 山 麓 緩 斜 面 で 行 われると その 跡 地 は 切 添 い 新 田 の 適 地 になったも のと 思 われる このような 跡 地 が 耕 地 化 される 割 合 は のちの 横 方 向 への 大 規 模 な 地 形 改 変 をうけた 跡 地 と 比 較 して 高 いことも 十 分 に 予 測 される 加 えて 洗 い 樋 が 導 入 される 以 前 の 鉄 穴 流 しでは 地 形 改 変 地 と 比 重 選 鉱 地 点 とが 近 接 していたため 水 田 化 のための 廃 土 利 用 もしやすかったと 考 えられる 実 際 武 井 (968b)や 土 井 (983b)は 7 世 紀 中 頃 の 検 地 帳 から 鉄 穴 が 付 された 小 字 名 の 耕 地 を 多 数 確 認 し その 保 有 者 を 有 力 上 層 農 民 と 報 告 しているのである 0 年 不 詳 萬 鉄 穴 口 数 控 帳 岡 山 県 新 見 市 安 藤 家 文 書 ( 田 村 所 収 ) 走 りの 長 さについて 俵 (933 3)は 短 くとも 500m 長 いもので 4km としている 24

29 第 四 として 鉄 穴 地 形 における 耕 地 開 発 は 集 落 の 発 展 や 新 たな 集 落 の 形 成 にも 関 与 した 中 国 山 地 の 開 発 と たたら 製 鉄 の 関 係 を 検 討 するにあたって このような 集 落 の 成 立 発 展 ならびに 集 落 の 構 成 などに 関 する 分 析 が 必 要 である 次 章 と 第 6 章 では 本 項 で 述 べ た 諸 課 題 の 解 明 に 具 体 的 にとりくんでいる 4. 社 会 経 済 面 鉄 穴 流 しの 社 会 経 済 面 すなわち 鉄 穴 流 し 用 地 ( 地 形 改 変 地 や 走 り 洗 い 樋 など)や 稼 業 権 の 所 持 用 益 権 の 形 態 経 営 労 働 力 村 方 住 民 にとっての 経 済 的 意 義 などについて は 松 尾 (93)や 原 (934) 尾 高 (947) 田 部 (964)らによって 早 くから 検 討 さ れてきた そして 鉄 穴 流 しの 労 働 にはおもに 村 方 の 住 民 が 農 間 余 業 として 従 事 し 住 民 の 生 産 活 動 における 鉄 穴 流 しの 重 要 性 が 強 調 されてきた そして 岩 永 (956 96)や 定 本 ( )は 村 方 による 個 人 ないし 共 同 経 営 と 鉄 山 経 営 者 による 直 営 という 2 つの 経 営 形 態 を 報 告 した そして 労 働 力 について 前 者 では 村 方 の 経 営 者 たち 後 者 で は 鉄 山 経 営 者 に 雇 用 された 村 方 の 住 民 であるとした ついで 武 井 (972)は 近 世 後 期 の 伯 耆 や 備 後 備 中 石 見 出 雲 の 5 ヵ 国 を 事 例 と しつつ 検 討 を 積 み 重 ねた 武 井 によって まず 鉄 穴 流 しの 所 有 は 得 分 権 的 色 彩 の 濃 い ものであり 土 地 所 有 よりも 水 利 権 が 優 先 されること そして 経 営 は 村 方 の 住 民 たちによ る 寄 合 稼 を 基 礎 とするものと 鉄 山 経 営 者 による 雇 用 関 係 を 基 礎 とするものに 大 別 される こと さらに 労 働 については 村 方 の 住 民 を 主 体 とするものと 他 地 域 からの 出 稼 ぎを 主 体 とするものがあること などが 明 らかにされた その 上 で 鉄 穴 流 しの 稼 業 と 村 落 構 造 と の 関 係 を 詳 細 に 考 察 し 経 営 の 基 本 的 な 形 態 を 有 力 農 民 層 の 下 での 零 細 農 民 による 寄 合 稼 と 規 定 した その 後 中 尾 (976)や 田 村 (983) 土 井 (983a b 996) 若 林 (200)などが 個 別 に 分 析 を 進 めた それらの 中 で 土 井 は 鉄 穴 流 しの 稼 業 権 が 7 世 紀 中 頃 に 成 立 したとす る 一 方 安 芸 国 の 分 析 から 経 営 上 の 特 質 として 生 産 力 の 低 位 性 を 指 摘 している 今 後 の 研 究 課 題 としては まず 地 域 時 代 ごとに 鉄 穴 流 しに 関 わる 稼 業 権 の 所 持 用 益 権 の 形 態 経 営 労 働 力 従 事 者 の 就 業 構 造 などについて 解 明 していかねばならない とりわけ 鉄 穴 流 しの 稼 業 を 村 落 構 造 との 関 連 から 考 察 する 研 究 の 蓄 積 が 必 要 である 社 会 経 済 の 発 展 段 階 や 藩 の 政 策 を 考 慮 しつつ 鉄 穴 流 しへの 従 事 状 況 が 住 民 の 階 層 別 に 解 明 されれば 鉄 穴 流 しの 経 済 的 意 義 もより 鮮 明 になるであろう ところで 村 方 住 民 が 積 極 的 に 従 事 した 鉄 穴 流 しは 年 貢 賦 課 の 対 象 ともなった この 25

30 点 について 慶 長 5 年 (60)に 鉄 穴 流 しが 禁 止 された 出 雲 国 では 鉄 山 相 止 め 候 ては 仁 多 飯 石 の 山 郡 諸 働 き 御 座 無 く 御 成 稼 ぎ 上 納 相 成 らず 難 儀 仕 り 候 に 付 年 々 御 願 い 申 し 上 げ 候 え 共 御 許 容 無 し 拠 無 く 奥 山 迄 山 畑 伐 りひらき 難 渋 の 渡 世 を 送 り 申 し 候 2 と ある このように 鉄 穴 流 しが 差 し 止 められると 村 方 の 住 民 は 御 成 稼 分 を 上 納 でき ずに 困 窮 したのである そして 7 世 紀 前 半 の 広 島 藩 領 では 備 後 国 知 行 分 5 万 7382 石 あまりのうち 鉄 山 役 石 ふき 役 石 かなら( 鉄 穴 ) 役 44 石 の 計 948 石 ママ あまりが 鉄 山 役 高 として 領 知 高 に 組 み 込 まれていた( 広 島 県 編 ) さらに たとえば 文 久 2 年 (862)の 伯 耆 国 日 野 郡 では 鳥 取 藩 に 対 する 鉄 山 経 営 者 た ちによる 砂 鉄 の 他 郡 への 搬 出 禁 止 願 いに 対 して 住 民 たちが 強 く 反 対 している その 理 由 は 奥 日 野 郡 は 極 山 中 の 儀 に 付 別 に 冬 春 稼 ぎ 方 御 座 無 く 場 所 柄 に 御 座 候 処 鉄 穴 口 沢 山 に 御 座 候 に 付 村 々にて 鉄 穴 壱 口 に 五 人 七 人 と 組 合 懸 り 受 け 冬 春 専 ら 相 稼 ぎ 並 に 村 方 のもの 共 銘 々 馬 二 疋 三 疋 と 相 求 め 惣 方 へ 小 鉄 運 送 仕 り 駄 賃 銀 夥 敷 く 取 り 入 れ 鉄 穴 持 流 し 子 此 の 三 口 にて 年 中 他 郡 より 取 り 入 れ 候 金 子 莫 大 の 事 にて 全 く 此 の 融 通 を 以 て 御 年 貢 銀 納 にて 相 定 め 候 儀 に 御 座 候 3 となっている すなわち 日 野 郡 の 住 民 は 冬 期 において 鉄 穴 流 しの 経 営 や 労 働 砂 鉄 の 輸 送 と 販 売 などを 行 い その 収 益 をもとに 年 貢 を 納 めていることを 主 張 しているのである 鉄 穴 流 しの 経 済 的 意 義 と 年 貢 の 賦 課 を 伝 えるこの 種 の 史 料 は 枚 挙 に 暇 がなく 本 書 第 3 ~5 章 においてもその 一 部 を 示 すことになる そして 濁 水 紛 争 との 関 わりから 鉄 穴 流 し が 稼 業 制 限 を 受 ければ 必 然 的 にそれに 従 事 していた 村 方 の 住 民 が 生 活 や 年 貢 の 上 納 に 困 窮 する したがって 鉄 穴 流 しの 稼 業 に 制 限 をあたえる 濁 水 紛 争 の 分 析 は 鉄 穴 流 しのみ ならずたたら 製 鉄 の 研 究 にとってもきわめて 重 要 な 課 題 となるのである 5. 濁 水 鉱 害 と 濁 水 紛 争 の 状 況 鉄 穴 流 しの 廃 土 は 水 質 汚 濁 や 舟 運 の 妨 げ 稲 作 の 妨 害 河 床 上 昇 にともなう 水 害 漁 4 業 被 害 などさまざまな 濁 水 鉱 害 を たたら 製 鉄 の 稼 業 された 地 域 の 下 流 にもたらした( 表 -2) そして 上 流 地 域 の 鉄 穴 稼 ぎ 村 と 下 流 の 水 請 村 との 間 に 発 生 した 濁 水 紛 争 につい ては 松 尾 (93)や 岩 永 (956) 向 井 (960) 土 井 (979)などがその 概 要 を 明 らか 2 前 掲 7) 3 文 久 2 年 奉 願 口 上 之 覚 鳥 取 県 日 野 町 近 藤 家 文 書 ( 鳥 取 県 編 所 収 ) 4 漁 業 被 害 に 関 する 報 告 は 中 国 地 方 では 従 来 ほとんどなされていない しかし たとえば 天 明 5 年 (785)の 但 馬 国 の 佐 津 川 ( 現 兵 庫 県 香 美 町 )では 鉄 穴 流 しにともなう 河 口 付 近 における 泥 の 堆 積 によって 訓 谷 村 の 製 塩 業 が 妨 げられ いわし 貝 海 草 類 の 漁 獲 採 取 に 悪 影 響 が 出 ている( 同 年 乍 恐 奉 差 上 口 達 書 之 覚 香 住 町 無 南 垣 区 有 文 書 香 住 町 教 育 委 員 会 編 所 収 ) 26

31 佐 津 川 天 神 川 日 野 川 斐 伊 川 江 の 川 高 梁 川 旭 川 吉 井 川 吉 野 川 千 草 川 東 北 地 方 表 -2 近 世 における 鉄 穴 流 しによる 被 害 状 況 と 稼 業 制 限 の 例 明 和 元 年 (764) 森 村 の 庄 屋 が 土 生 谷 で 鉄 穴 流 しを 稼 業 しようとしたが 下 流 の 村 々が 認 めなかっ た 天 明 5 年 (785) 土 生 谷 での 鉄 穴 流 しによって 佐 津 川 の 沿 岸 では 河 床 が 上 昇 し 河 口 の 訓 谷 村 で は 製 塩 やいわし 漁 貝 採 り 漁 に 支 障 が 出 ているとして 鉄 穴 流 しの 差 し 止 めが 求 められた 明 暦 元 年 (655) 鳥 取 藩 は 田 畑 に 被 害 が 出 ているとして 河 村 久 米 両 郡 の 砂 鉄 採 取 を 禁 止 した 元 禄 7 年 (694) 河 床 上 昇 による 水 田 への 悪 影 響 を 問 題 視 した 住 民 の 嘆 願 に 応 じ 鳥 取 藩 が 鉄 穴 流 しを 禁 止 した 安 政 6 年 (859) 文 政 6 年 (823) 文 久 元 年 (86) 慶 長 2 年 (607) 正 徳 4 年 (74) 宝 暦 4 年 (754) 宝 暦 9 年 (759) 寛 永 0 年 (633) 天 保 4 年 (833) 延 宝 8 年 (680) 弘 化 2 年 (845) 宝 暦 2 年 (752) 天 明 3 年 (783) 享 保 3 年 (728) 文 政 3 年 (820) 文 化 2 年 (805) 延 宝 7 年 (679) 文 化 8 年 (8) 元 文 2 年 (737) 文 政 2 年 (89) 嘉 永 5 年 (852) 稼 業 期 間 の 厳 守 を 求 めた 下 流 住 民 が 鉄 穴 場 を 打 ち 壊 す 一 揆 を 起 こした 鳥 取 藩 は 砂 鉄 の 納 入 を 特 定 の 鉄 山 に 限 定 し たたらと 鉄 穴 場 の 数 を 徐 々に 減 ら し 鉄 穴 場 には 砂 留 めをするなどといった 仕 法 を 通 達 した 河 床 上 昇 を 抑 えるため 鳥 取 藩 が 試 行 的 に 863 年 春 まで 鉄 穴 場 数 を 半 減 するよ う 命 じた 奥 日 野 郡 の 鉄 穴 口 数 350 口 のうち 休 業 を 命 じられたものは 全 体 の 3 割 の 5 口 であった 松 江 藩 は 松 江 城 の 堀 が 埋 積 するとして 鉄 穴 流 しを 禁 止 した(636 年 まで) 河 床 上 昇 を 問 題 視 した 神 門 出 雲 郡 住 民 の 訴 えにより 松 江 藩 はたたらでの 天 秤 鞴 の 使 用 を 禁 止 した 松 江 藩 は 水 害 対 策 として 前 年 に 禁 止 した 鉄 穴 流 しを 再 開 するにあたり たたら と 鉄 穴 流 しの 経 営 者 から 下 流 域 における 河 床 の 浚 渫 費 用 ( 川 浚 人 夫 飯 米 )を 徴 収 することにした 松 江 藩 は 鉄 穴 場 数 を 仁 多 郡 30 飯 石 郡 0 大 原 郡 5 の 計 45 ヵ 所 に 制 限 した 可 愛 川 下 流 の 河 床 が 上 昇 したため 高 田 郡 が 上 流 の 山 県 郡 における 鉄 穴 流 しの 停 止 を 求 めた 広 島 藩 は たたら 製 鉄 による 収 益 を 見 込 んだ 年 貢 の 賦 課 を 理 由 に 鉄 穴 流 しを 禁 止 せず 川 浚 えの 実 施 を 命 じた 恵 蘇 郡 を 流 れる 比 和 川 上 流 の 鉄 穴 流 しが 稲 作 に 支 障 を 与 えているとして 下 流 の 村 々が 鉄 穴 流 しの 停 止 を 郡 役 所 に 再 度 求 めた その 結 果 稼 業 期 間 を 明 確 にする 取 決 めがなされた 下 流 地 域 にあたる 岡 山 藩 の 要 求 によって 鉄 穴 流 しの 稼 業 数 が 備 後 国 奴 可 郡 276 ヵ 所 備 中 国 阿 賀 郡 3 ヵ 所 哲 多 郡 38 ヵ 所 に 限 定 された 濁 水 と 河 床 上 昇 を 防 ぐべく 備 中 国 川 下 井 組 の 村 々が 江 戸 訴 訟 を 起 こした( 備 中 浜 村 一 件 ) その 結 果 約 年 後 に 稼 業 期 間 の 厳 守 と 鉄 穴 流 しの 増 加 を 禁 止 す る 取 り 決 めがなされた 岡 山 藩 の 江 戸 訴 訟 によって 幕 府 は 美 作 国 真 嶋 郡 内 で 稼 業 されていた 鉄 穴 流 しを 差 し 止 めた 濁 水 の 被 害 を 受 けた 岡 山 藩 の 江 戸 訴 訟 によって 公 領 の 鉄 穴 流 しは 停 止 されたも のの 私 領 の 鉄 穴 流 しは 補 償 金 の 支 払 いによる 継 続 が 認 められた 上 流 の 幕 府 領 内 からの 濁 水 が 稲 作 や 人 馬 の 飲 み 水 に 被 害 を 与 えていることに 対 し 下 流 の 岡 山 藩 は 江 戸 訴 訟 によって 鉄 穴 流 しの 停 止 を 求 めた 幕 府 は 吉 井 川 で の 鉄 穴 流 しを 差 し 止 めた 濁 水 被 害 の 補 償 金 ( 銀 20 貫 目 )を 支 払 う 協 定 が 鉄 穴 流 しを 稼 業 する 2 か 村 と 下 流 の 28 か 村 との 間 で 成 立 し 鉄 穴 流 しの 再 開 と 0 年 間 の 稼 業 が 認 められた 大 茅 村 で 鉄 の 生 産 が 計 画 されたところ 田 畑 への 土 砂 流 入 や 舟 運 への 支 障 飲 料 水 の 汚 染 を 懸 念 した 下 流 の 水 請 村 々が 反 対 の 請 願 を 行 った その 際 元 禄 期 享 保 期 安 永 9 年 (780)にも 鉄 穴 流 しの 停 止 を 要 求 し 鉄 穴 流 しが 差 し 止 めや 不 認 可 になった 経 緯 が 述 べられている 濁 水 が 農 業 などの 支 障 になるとして 鉄 穴 流 しは 毎 年 8 月 から 稼 業 し 3 月 日 には 留 めることという 覚 書 が 幕 府 領 の 山 崎 領 内 に 出 された 吉 野 川 最 上 流 の 美 作 国 大 茅 村 に 砂 鉄 を 供 給 しようとする 鉄 穴 流 しの 稼 業 願 が 許 可 されなかった 北 上 川 水 系 砂 鉄 川 上 流 で 生 じた 濁 水 のため 苗 代 の 時 期 から 7 月 中 の すがね 掘 り が 禁 止 された 砂 鉄 川 上 流 の 砂 鉄 採 取 による 河 床 上 昇 に 対 して 川 浚 えと 万 人 規 模 の 河 川 改 修 が 計 画 された 八 戸 藩 領 長 内 川 流 域 の 切 流 し による 濁 水 が 稲 作 に 害 を 与 えているとして 問 題 化 した 藩 は 補 償 金 を 毎 年 経 営 者 に 支 払 わせることでその 継 続 を 許 可 した 注 ) 広 島 藩 領 の 太 田 川 流 域 では 寛 永 5 年 (628) 以 降 鉄 穴 流 しは 許 可 されなかった 模 様 である 出 典 ) 比 和 町 史 編 集 委 員 会 編 (973) 比 和 の 自 然 と 歴 史 第 三 集 比 和 町 郷 土 史 研 究 会 土 井 (979) 香 住 町 教 育 委 員 会 編 (980) 宗 森 (982) 大 東 町 編 (982) 大 東 町 史 上 巻 同 町 ( 岩 手 県 ) 加 原 (983) 井 口 鳥 羽 編 (983) 西 粟 倉 村 史 編 纂 委 員 会 編 (984) 斎 藤 (989) 安 藤 (992) 德 安 (994b 999b 20)など [ 德 安 (202a)に 加 筆 ] 27

32 にした そして 高 梁 川 流 域 については 高 橋 (97)が 河 床 上 昇 の 要 因 として 鉄 穴 流 し をとりあげる 一 方 藤 井 加 原 (976)が 濁 水 紛 争 に 関 わる 史 料 の 整 理 を 行 った さらに 吉 井 川 と 旭 川 流 域 では 宗 森 ( )が 高 梁 川 流 域 では 加 原 (983)が 伯 耆 国 で は 影 山 (99a 994)が 美 作 国 と 伯 耆 国 では 安 藤 (992)が それぞれ 多 くの 史 料 に 依 拠 しつつ 検 討 した これらの 成 果 によって 鉄 穴 流 しの 稼 業 された 流 域 では 濁 水 紛 争 がくり 返 し 発 生 し 紛 争 の 処 理 が 江 戸 の 評 定 所 に 委 ねられることもあったことなどが 明 ら かにされてきた それらの 研 究 の 中 で 支 配 地 のあり 方 によって 濁 水 紛 争 と 鉄 穴 流 しの 稼 業 制 限 に 地 域 差 が 生 じるとした 宗 森 の 見 解 は 卓 見 といえる 宗 森 は 鉄 穴 稼 ぎ 村 と 下 流 域 の 水 請 村 が 異 なる 支 配 地 に 位 置 する 場 合 鉄 穴 流 しの 稼 業 がよりきびしく 制 限 されること を 指 摘 した 鉄 穴 流 しは 前 近 代 の 資 源 利 用 が 地 形 環 境 を 大 規 模 に 改 変 し 社 会 に 功 と 罪 をもたらし た 事 例 である 環 境 史 への 関 心 が 高 まる 中 (たとえば 根 岸 200) 濁 水 鉱 害 に 関 する 研 究 の 進 展 が 必 要 である そして 鉄 穴 流 しは 自 然 と 人 間 の 関 係 を 考 察 する 地 理 学 にとっ て 格 好 の 研 究 対 象 となるものであり 両 者 の 関 係 を 考 察 する 地 理 学 においてこそ その 多 様 な 研 究 課 題 を 克 服 できると 考 えている しかし 濁 水 紛 争 に 視 点 をあてた 地 理 学 研 究 は 鳥 取 県 日 野 川 流 域 の 水 害 との 関 係 を 検 討 した 第 3 章 と 岡 山 県 吉 井 川 上 流 域 における 鉄 穴 流 し 稼 業 地 点 の 分 布 を 検 討 した 第 4 章 がみられるにすぎない 今 後 は 文 献 史 学 的 な 方 法 による 実 態 把 握 の 進 展 と 自 然 環 境 への 影 響 を 視 野 にいれた 地 理 学 研 究 のいっそうの 蓄 積 が 必 要 となる 鉄 穴 流 しに 関 する 研 究 史 を 以 上 のように 整 理 すると 本 節 で 問 題 提 起 し 次 章 で 検 証 す る 通 り 鉄 穴 流 しには 地 形 改 変 と 比 重 選 鉱 作 業 において 2 つ 技 術 変 化 が 近 世 に 生 じてい たと 考 えられる( 表 -3) 今 後 に 残 された 主 要 な 課 題 としては 縦 方 向 への 地 形 改 変 に よって 出 現 した 鉄 穴 跡 地 の 特 色 とその 耕 地 化 鉄 穴 地 形 の 近 世 における 土 地 開 発 の 実 態 流 し 込 み 田 の 性 格 洗 い 樋 型 鉄 穴 流 しが 普 及 する 以 前 の 鉄 穴 流 しにおける 所 持 や 経 営 の 状 況 用 益 権 労 働 面 などに 関 する 検 討 などがあげられる そして 濁 水 紛 争 は 中 国 山 地 の 開 発 に 大 きな 影 響 をあたえるものであり この 点 については 結 論 で 言 及 する 第 4 節 研 究 の 方 法 と 構 成. 研 究 の 方 法 中 国 山 地 の 鉄 山 労 働 者 と 村 方 の 住 民 は ともに 近 世 における 山 地 の 生 活 者 である そし 28

33 地 形 改 変 諸 施 設 の 状 況 下 流 域 へ の 影 響 社 会 経 済 的 側 面 土 地 開 発 との 関 係 方 向 風 化 土 の 運 搬 対 象 となる 地 形 規 模 跡 地 の 特 色 走 り( 宇 戸 ) 比 重 選 鉱 の 水 源 比 重 選 鉱 の 設 備 平 野 の 拡 大 濁 水 紛 争 の 発 生 所 有 と 経 営 労 働 跡 地 利 用 の 様 子 流 し 込 み 田 表 -3 原 初 型 鉄 穴 流 しと 洗 い 樋 型 鉄 穴 流 し 原 初 型 鉄 穴 流 し (8 世 紀 中 頃 まで 主 流 ) 洗 い 樋 型 鉄 穴 流 し (8 世 紀 後 半 以 降 の 主 流 ) 上 から 下 へ 横 へ 人 力 水 力 重 力 山 麓 緩 斜 面 支 尾 根 の 頂 部 など 山 麓 山 腹 山 頂 緩 斜 面 など 小 さい(せまく 浅 い) 大 きい(ひろく 深 い) 小 凹 地 狭 長 な 凹 地 切 羽 跡 ホネ 鉄 穴 残 丘 の 組 みあわせ なし 自 然 の 小 河 川 なし( 筵 など) 関 与 小 少 ない 半 農 半 鉱 的 な 村 方 の 住 民? 切 添 い 的 な 開 発 に 適 する 近 世 前 期 には 活 発 に 耕 地 化 された 稼 業 地 点 付 近 の 廃 土 の 堆 積 地 に 造 成 可 能 人 工 水 路 自 然 の 小 河 川 人 工 水 路 自 然 の 小 河 川 水 路 状 をなす 板 敷 きの 洗 い 樋 関 与 大 多 い 村 方 の 住 民 ( 個 人 寄 合 ) 鉄 山 経 営 者 藩 など 専 業 的 技 術 者 農 間 稼 ぎとする 村 方 の 住 民 ( 出 稼 ぎあり) 耕 地 化 される 割 合 は 低 いが 集 落 形 成 を ともなうような 大 規 模 開 発 もありうる 廃 土 の 堆 積 地 に 造 成 されることはあ まりない 29

34 て 近 世 の 山 地 住 民 に 関 する 近 年 の 歴 史 学 や 歴 史 地 理 学 などの 研 究 をみると 生 業 の 複 合 5 性 に 着 目 する 方 向 性 を 認 めることができる(たとえば 佐 々 木 988 渡 辺 997 溝 口 2002 白 水 2005 泉 200) この 方 向 性 は 水 田 中 心 史 観 を 否 定 し 従 来 の 歴 史 学 の 研 究 では 山 村 が 辺 鄙 で 貧 困 な 地 域 として 過 小 評 価 されてきたとする 網 野 ( )や 佐 藤 (203-8)の 主 張 に 沿 うものである さらに 近 世 社 会 にあっては 百 姓 が 担 った 非 農 業 部 門 の 経 済 活 動 は 農 間 や 作 間 として 位 置 づけられ 工 業 部 門 に 属 する 諸 稼 ぎはあくまで 副 業 として 理 解 されてきた そのような 中 田 中 (99)や 深 谷 (993) 六 本 木 (2002)などの 成 果 は 百 姓 経 営 において 工 業 に 属 する 諸 稼 ぎが 重 きをなした 実 例 を 的 確 にとらえている 歴 史 地 理 学 における 地 域 研 究 の 直 接 的 な 対 象 は 言 うまでもなく 地 域 であり 本 研 究 もたたら 製 鉄 の 稼 業 地 域 における 地 理 的 性 格 を 究 明 しようとするものである そのため 近 世 の 中 国 山 地 を 対 象 とする 本 研 究 では 為 政 者 や 資 本 家 側 よりむしろ その 地 域 に 暮 ら す 鉄 山 労 働 者 や 村 方 の 住 民 そしてそこに 形 成 された 景 観 に 着 目 する そのような 地 域 への 視 角 は 山 内 - 村 方 という 二 項 対 立 的 な 見 方 ではなく 必 然 的 にその 関 わりをとらえ る 6 元 来 鉱 工 業 と 地 域 社 会 の 関 係 を 明 らかにすることは 鉱 業 地 理 学 の 主 要 なテーマ の つであり( 川 崎 973 岩 間 原 田 202) 対 象 地 域 の 開 発 をとらえるこ とと 密 接 に 関 わる そして 地 理 学 は たとえば 山 本 田 林 菊 地 (202)が 日 本 村 落 の 特 徴 として 小 農 複 合 経 営 のあり 方 を 示 したように 集 落 の 経 済 的 基 盤 を 景 観 とともにミクロスケールでとら える 作 業 を 得 意 としている その 特 長 を 生 かしつつ 本 研 究 では 集 落 の 景 観 復 原 とその 変 化 の 解 明 に 努 め 住 民 の 就 業 構 造 を 分 析 する そのため 本 研 究 では たたら 製 鉄 に 直 接 あるいは 間 接 的 に 関 わる 労 働 に 従 事 し 中 国 山 地 を 開 発 してきた 鉄 山 労 働 者 と 村 方 の 住 民 の 姿 を 追 求 する 個 々の 地 域 の 開 発 過 程 を 究 明 するにあたって 近 世 村 や 近 世 村 を 構 成 していた 小 集 落 さらには 個 人 または 家 レベルといったミクロスケールでの 検 討 を 積 み 重 ねる 5 この 方 向 性 を 生 み 出 した 原 動 力 のひとつは 生 業 を 研 究 する 場 合 人 の 生 計 は 各 種 の 生 業 技 術 の 選 択 的 複 合 の 上 に 成 り 立 つものとして 個 人 (または 家 )を 中 心 にその 生 計 維 持 方 法 を 明 らかにすべき という 安 室 (997)の 提 唱 した 複 合 生 業 論 である 6 近 世 の 鉱 山 業 に 対 して 鉱 山 業 は 村 方 とは 異 なる 特 別 な 社 会 を 形 成 するものとみなされる 向 きが 強 かった 確 かに 近 世 とくに 近 世 初 頭 の 大 規 模 鉱 山 は 周 辺 地 域 の 人 びとにとって 出 入 りも 制 限 された 閉 鎖 的 な 社 会 として 認 知 され てきた しかし 労 働 市 場 としては 開 放 された 存 在 であり 近 世 の 百 姓 は 鉱 山 業 に 関 連 する 労 働 にさまざまな 形 で 従 事 することができた( 荻 202) 德 安 (202b)でもふれたように たたら 製 鉄 の 稼 業 された 山 内 の 社 会 を 閉 鎖 的 に とらえない 見 方 は 近 世 の 鉱 山 業 を 特 別 視 してきた 従 来 の 見 方 に 再 考 が 求 められることと 軌 を 一 にするものといえよ う 30

35 一 方 前 節 で 述 べた 鉄 穴 流 しに 関 する 研 究 課 題 を 解 明 するにあたっては 日 下 (99) のいう 地 域 史 研 究 における 第 三 の 方 法 すなわち 自 然 と 人 間 の 両 サイドから 過 去 の 景 観 を 総 合 的 に 解 明 する ことが 有 効 となる 空 中 写 真 判 読 などの 自 然 地 理 学 的 な 手 法 は 鉄 穴 跡 地 の 範 囲 を 認 定 できる そのような 手 法 は 史 料 の 分 析 にもとづく 研 究 分 野 には 追 従 できないものである 以 上 の 検 討 を 経 て 個 々に 明 らかにしたミクロスケールでの 開 発 の 諸 事 例 を 流 域 レベ ルで 生 じた 濁 水 紛 争 にともなう 鉄 穴 流 しの 稼 業 制 限 すなわちマクロスケールで 作 用 する 開 発 を 抑 制 する 要 因 との 関 連 から 考 察 する 地 理 学 は 地 域 のスケールに 応 じた 分 析 を 得 意 とするのである 2. 本 論 文 の 構 成 本 研 究 の 目 的 は 冒 頭 にも 記 したように 8 世 紀 中 頃 以 降 におけるたたら 製 鉄 の 稼 業 に ともなう 中 国 山 地 の 開 発 について 鉄 穴 流 しが 受 けた 稼 業 制 限 の 地 域 差 に 着 目 しつつ 歴 史 地 理 学 の 立 場 から 解 明 することにある 本 研 究 はⅢ 部 から 構 成 され 第 Ⅱ 部 では 鉄 穴 流 しと 濁 水 鉱 害 について 扱 う 第 2 章 で は 鉄 穴 流 しの 方 法 と 土 地 開 発 に 関 する 筆 者 の 見 解 をまず 述 べる その 上 で たたら 製 鉄 による 中 国 山 地 の 開 発 を 抑 制 した 濁 水 鉱 害 について 検 討 する 第 3 章 では 産 鉄 地 域 と 被 害 地 域 とが 同 一 の 藩 領 内 であった 伯 耆 国 西 部 の 日 野 川 流 域 を 第 4 章 では 下 流 の 他 藩 や 村 々 などの 要 求 によって 鉄 穴 流 しの 稼 業 がよりきびしく 制 限 された 美 作 国 の 吉 井 川 上 流 域 を それぞれ 研 究 の 対 象 地 域 とする 第 Ⅲ 部 では たたら 製 鉄 による 山 地 開 発 の 多 様 なあり 方 を 個 々に 検 討 する 第 5 章 では 中 国 山 地 の 開 発 に 深 く 関 わる 山 内 の 立 地 展 開 について 確 認 し その 山 内 で 生 活 した 鉄 山 労 働 者 の 存 在 形 態 について 示 す その 上 で 村 方 住 民 のたたら 製 鉄 関 連 労 働 への 従 事 状 況 に ついて 人 イエ 村 郡 レベルで 検 討 する 第 6 章 では 鉄 穴 流 しにともなう 耕 地 開 発 とそれに 随 伴 した 集 落 の 形 成 と 発 展 について 分 析 する その 際 流 し 込 み 田 の 性 格 を 再 検 討 する 第 7 章 では 鉄 山 労 働 者 の 食 糧 確 保 のために 進 展 した 耕 地 開 発 と 集 落 の 形 成 につ いて 明 らかにする 第 8 章 では 山 内 の 立 地 にともなう 居 住 域 の 拡 大 の 事 例 として 山 内 移 行 型 にあたるたたら 起 源 集 落 の 農 林 業 集 落 化 を 検 討 する 結 論 では 後 進 低 生 産 地 域 としてイメージされやすい 中 国 山 地 に 対 して 近 世 近 代 にはたたら 製 鉄 によってきわめて 活 発 な 経 済 活 動 が 展 開 し 開 発 も 大 きく 進 展 したという 実 態 を 明 らかにする 8~9 世 紀 の 中 国 山 地 では アイアン ラッシュ と 呼 ぶべき 3

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