平成18年

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1 平成 18 年度 地球環境 プラント活性化事業等調査 ラオス サバナケット ビエンチャン物流拠点整備計 画調査 ( ラオス ) 報告書要約 平成 19 年 3 月 株式会社パシフィックコンサルタンツインターナショナル株式会社パセット

2 要約 ( サバナケット ) 1. プロジェクトの背景国際経済をとりまく環境は急速に変化している 経済活動はますますダイナミックにボーダーレス化しており 国際競争が激化する中でいかに産業競争力を育成していくかは 先進国のみならず開発途上国においても必須の課題となっている そのような中 世界的規模で EU や NAFTA のような地域経済統合の動きが見られる 東南アジアにおいても GMS (Great Mekong Sub-region) や AFTA(Asia Free Trade Agreement) といった地域経済統合の動きが本格化している 特に GMS はインドシナ諸国の国際競争力強化と域内での相互協力のための施策を包括的に実施しており 新たなビジネスチャンスの創出の契機として期待されている ラオス国は 内陸国 で国際物流 ( 輸出入 ) は経済成長の阻害要因であった GMS のもとでの越境協定 (CBTA) 現在 GMS のもとで進められている東西コリドーや南北コリドーの整備は ラオスを 内陸国 から 交通の要衝国 へと変化させ 国際物流ビジネス振興の可能性を持つものと考えられており そのためのプロジェクトの実施はラオス国にとって重要課題の1つとなっている 2. プロジェクトの必要性我が国の借款事業であるサバナケット~ムクダハンの第 2メコン国際橋の供用により インドシナ東西コリドーのタイ~ラオス~ベトナム区間が完結し 今後は道路を利用した地域振興をいかに実現させるかが重要な課題となっている インドシナ東西回廊は タイ ベトナムとむすぶ新たなインドシナの物流ルートとして期待されており サバナケットは その中央に位置していることから インドシナの物流拠点としてのポテンシャルがあるものと考えられており 国際物流拠点の早急なる事業実施に向けた具体的な計画の作成が強く求められている 3. プロジェクトの基本方針 (1) ラオス国機関の実施方針 ( プロジェクトの上位計画での位置づけ )

3 国際物流の強化 とりわけ ICD の整備は 現在の5ヵ年計画期間 (2006 年 年 ) では ラオス政府にとって最上位の課題と位置づけされている ラオス政府の第 6 次 5ヵ年計画では 2020 年までに最貧国から脱却するための政策として Land linked Country を取り上げている MCTPC はこれを実現するためにとるべき施策を運輸戦略としてとりまとめ この中で 貿易 生産 投資のための輸送システムの近代化 とくに GMS の国際ルートでの貿易量の増加に対応した信頼性 安全性の高い物流システムの整備を重要な基本方針として指摘している その具体的なアクションとして 国境地帯での ICD の整備およびビエンチャンおよび主用地方都市での物流センターの整備を最重要プロジェクトと位置づけている (2) 現状分析結果サバナケットの物流現況サバナケット県には2つの越境箇所 サバナケット ( タイ側ムクダハンに至るメコン河渡河地点 ) およびデンサワン ( ベトナム側ラオバオに至る ) がある 2005 年におけるサバナケット県の総輸出入量は表 3に示すように 36 万 1,801t であった 2つの通過地点のうち サバナケットは輸入量が多く 全体の約 90% 14 万 7,101t を占める 一方 デンサワでは輸出量が多く 全体の約 67% 14 万 9,059t を占める すなわち タイ側からの輸入が多く ベトナム側への輸出が多いという構造になっている 表 1 サバナケット県の輸出入 (2005 年 ) 越境地点名 輸入 (%) 輸出 (%) 合計 サバナケット 147, , ,742 デンサワ 16, , ,059 合計 163, , ,801 出典 : タイ税関事務所 サバナケットの位置と国際物流の可能性近年 インドシナ半島の交通網は著しく改善されつつある 国道 9 号線および第 2メコン国際橋の開通に伴い ラオスを経由してベトナムとタイとを結ぶ陸路が大きく改善された 図 1はタイの東海岸地域 (ESB) からハノイまでの主要都市間の道路距離を示す サバナケット経由でのバンコク-ハノイ間の道路距離は約 1,550km であり この区間の道路状態はすべて問題ない ラオスのセノ (Seno) は国道 9 号線および国道 13 号線の交差する要衝に位置し バンコクからの距離は 685km ハノイからの距離は 867km のほぼ中間地点に位置する バンコクからハノイまでの総時間距離は 平均時速を 55km/h および 通関等の手続きに要する時間を 2.5 時間程度と仮定すると 30.7 時間となる 内 バンコクからセノまでが

4 約 14 時間 ハノイからセノまでが 17 時間である しかし 実際には運転手の休息時間や ガソリンの補給などがあり 4 日ほどかかっている Hanoi Vientiane Nong Khai Khon kaen Mukdahan 168 Savannakhet 8 35 Seno Xeno 229 Dean Sawan Lao Bao Dong Ha 449 Danang Ubon Ratchathani Paxse Bangkok ESB Ho Chi Minh City 図 1 ラオス経由の道路輸送距離 表 2 ラオス経由の輸送時間距離 区間 道路距離 (Km) 輸送時間距離 (hr.) 輸送時間越境手続き合計 Bangkok - Seno Khon Kaen - Seno Seno Dong Ha Seno - Hanoi Bangkok - Hanoi 1, Bangkok Khon Kaen Hanoi Don Ha Khon Kaen Don Ha 注 : 平均速度 55km/h で計算した机上の速度である 越境手続きは 日本の輸送業者の知見をもとにタイ - ラオス間 1.5 時間 ラオス - ベトナム間 1 時間と設定した 現在 バンコクとハノイとを結ぶ主要な輸送手段は海上輸送によるものである いくつ かの海運会社が香港経由での定期便をハノイ - バンコク ( レムチャバン ) 間に就航させて

5 いる 所要時間は概ね 10 日から 14 日であり 内 通関等の越境手続き4 日程度要している ( 陸送時間を含む ) また バンコク-ハノイ間の海上輸送費用は 40ft コンテナあたり約 1,000 ドルである 最近 バンコク-ハノイ間に就航した直行の定期便では 輸送日数は7 日となった 一方 航空機を利用すれば 通関などの手続きおよび陸送に要する時間を含めて2 日程度で貨物を輸送できる 現在 バンコク-ハノイ間には貨物専用機はないため すべて民間旅客機の貨物室を利用して輸送されており しばしば空きのある旅客機を待たねばならないなど輸送時間にかかる信頼性が低い側面もある 表 3 バンコク - ハノイ間の時間距離 頻度 輸送時間距離 費用 輸送時間 通関手続き等 合計 航空機 毎日 1 日 2 日 3 日 2ドル /kg 海上輸送 週 1 日 7 日 4 日 11 日 1,000 USD/40FC 注 :40FC は 40ft コンテナのこと ヒアリング等 この数年 日系やタイの輸送会社や企業がサバナケット経由でのバンコク - ハノイ間の 陸送を試験的に試みている これまでの経験によれば バンコク - ハノイ間の陸送所要日 数は 4 日間 費用は 40ft コンテナあたり 2,000 ドルから 4,000 ドル程度であった 表 4 バンコク - ハノイトラック試験輸送 所要日数 通関等手続き所要時間費用タイ-ラオスラオス-ベトナム (USD/40 FC) A 社 4 日 2.5 時間 2.0 時間 4,000 B 社 4 日 1 日 2.0 時間 2,800 C 社 3 日 NA NA 1,910 D 社 4 日 3.1 時間 4.6 時間 2,500 E 社 5 日 1 日 1.0 時間 3,000 注 :40FC は 40ft コンテナのこと ルート Savannakhet NR 9 Savannakhet NR 9 Savannakhet NR 9 Thanaleang NR 9 Thanaleang NR 8 出典 : 各社へのインタビュー調査結果および経済産業省ホームページを参考にした

6 (3) ラオス国に対する効果 サバナケット ロジスティクス パーク( 通称 SLP) は インドシナ東西コリドーを輸送される国際トランジット貨物および経済特区を発着する貨物に対する近代的な ICD サービスを提供する その設立目的は以下の4 点に集約できる - タイ-ベトナム間のトランジット貨物への近代的輸送サービスの提供 - CBTA に基づく効果的な越境手続き - Land Linked Country 政策と投資機会 - サバン-セノ経済特区の産業立地支援 4. プロジェクトの事業概要 (1) SLP の機能 SLP はベトナム タイの通過貨物および輸出入貨物をスムーズに輸送するための総合的な施設であり 以下のような機能を有する - 貨物の積み替え 仕分け機能 - 貨物の保管機能 - 貨物の通関機能 (2) 取扱貨物 SLP はタイ-ベトナム間に有効な陸送サービスを提供する施設である インドシナ地域の水平 垂直分業の進展に伴い さらに多くの陸送需要が期待される また ラオス国内に建設される経済特区の工場も重要な顧客である 現在 重量ベースでタイはベトナムに対して輸出超過 すなわち コンテナでは方荷になる場合が多いが 経済特区の需要がこれを埋める可能性もある (3) 開発コンセプト SLP は内陸コンテナ デポの機能を有し トラックでアクセスする トラックは国道 13 号から SLP にアクセスする SLP は貨物の取扱の優遇し物流ビジネスを促進するため SLP 内は保税地域とし 国境から保税輸送できるものとする

7 Border To Vientiane Mekong River To Thai SEZ SLP To Vietnam National Road 9 National Road 13 Thai Laos Transit Cargo To Pakse Cargo to/from SEZ Domestic Cargo 図 2 SLP の開発コンセプト (4) 取扱貨物量国際トランジット貨物量予測海上輸送および航空機輸送からの転換量としてサバナケットを通過し陸上輸送される貨物の量を表 5に示す 2020 年においてタイからベトナム北部にサバナケット経由で陸上輸送される貨物の総量は約 36 万 5,000t 逆にベトナム北部からタイに輸送される量は約 5 万 9,000t と推計された タイからベトナムへ輸送される貨物はその逆の約 6 倍あり 物流ビジネスを実施する場合帰りの貨物の確保が大きな課題となるものと考えられる

8 表 5 サバナケット経由トランジット貨物量 単位 :t/ 年 タイ ベトナム北部 ベトナム北部 タイ 品目 家畜飼料 479 1,579 3, 家畜 ,067 1,455 化学製品 2,364 4,323 7, 建築資材 ,871 12, ,872 3,914 織物 6,675 11,429 18, ,574 果物 肥料 工業原材料 38,143 71, ,651 6,761 12,761 23,336 工業加工品 11,464 19,879 33,470 3,286 5,699 9,594 鉱物 紙 6,497 12,393 22, ,002 石油燃料 医薬品 1,495 2,488 3, ,314 2,071 植物関連製品 プラスティック 13,208 20,881 31, ,482 ゴム製品 米 穀物 15,883 23,131 32,637 6,486 9,446 13,327 海産物 砂糖および菓子類 17,215 37,472 65, 木材および木工品 合計 116, , ,210 20,783 35,387 58,947 経済特区の貨物量予測サバナケット ロジスティクス パークは サバン-セノ経済特区内に立地し 経済特区内企業の物流も担うことになる 将来の企業立地の進捗を仮定し 表 6に示すように年次別の貨物発生 集中量を推計した 2020 年 経済特区にすべての入居がなされた時点では約 1,600t/ 日の貨物量が生ずるものと推計される 表 6 工業種別貨物発生 集中量の推計 単位 :t/ 日 工業種 農業 食品加工関連 木材加工 建設資材 電気部品 機械 織物 手工業 合計 , ,601.6

9 (5) 必要施設およびその規模 SLP に必要な施設は フレイトステーション 倉庫 ワークショップ 税関および管理ビルといった建物のほかトラックの作業を行うヤードが必要である また 国道 13 号からのアクセス道路の整備も必要である これらをすべて含めた SLP の面積は 14.2 ha となる SLP で 13.4 ha アクセス道路が 0.8 ha となっている SLP の建設にあたっては サバン-セノ経済特区内に用地を確保しなければならず 必要面積全体を買収しなければならない その面積は 141,825 m2である 表 7 SLP の土地利用 面積 ( m2 ) 備考 建物 FS1 6,426 1 st stage 3,808 2 nd stage 2,618 運営オフィス1 1,020 1 st stage nd stage 510 FS2 7,616 1 st stage 5,950 2 nd stage 1,666 運営オフィス2 1,020 1 st stage nd stage 510 管理オフィス 1,088 3 stories 税関オフィス stories 保税倉庫 4,840 1 st stage 3,800 2 nd stage 1,840 修理工場 2,430 守衛 12 ユーティリティ 656 計 26,420 舗装 93,900 植栽 13,880 計 134,200 アクセス道路 7,625 道路 : 19.0m 305m 歩道 : 3.0m 305m 2 合計 141,825 (6) レイアウトプラン 図 2 に SLP のレイアウトプランを示す

10 図 3 SLP のレイアウトプラン (7) 事業費 アクセス道路および鉄道引き込み線を含む SLP の建設費は合計で約 1,020 万ドルとなる

11 表 8 SLP の建設費 項目 単位 建設費 1 st Stage ドル 8,318,320 SLP 2 nd Stage ドル 1,725,320 計 ドル 10,043,640 アクセス道路 ドル 187,138 合計 ドル 10,230,778 (8) 財務分析民間事業体が SLP の開発 運営を行った場合 ( ケース1) MCTPC が開発し SPV が事業運営を行った場合 ( ケース 2-1 およびケース 2-2) の財務分析結果を表 9に示す 財務的内部収益率は ケース1では 3.4% ケース 2-1 では 8.4% ケース 2-2 では 19.1% となる 民間事業体が VPL を開発 運営する場合 金利負担がかなり重く 財務的にみて 投資可能な事業としてはふさわしくないものと考えられる ケース 2-1 と 2-2 はそれぞれ コンセッション料金にインフラや施設の維持管理 更新費用を含めない場合と含めた場合であるが 両者とも財務的内部収益率は高い結果を示している - JBIC ローンの返済に加えて SPL のインフラ 建物の維持管理 更新費用も含めた金額を設定する ( ケース 2-1) - JBIC ローン返済を 37 年間 (40 年間のうち3 年間は調査 設計 整備期間 ) として その返済金額を満たす額を設定する ( ケース 2-2) 表 9 キャッシュ フロー分析の概要 開発主体 運営主体 融資元 FIRR ケース1 民間 民間 市中銀行 2.7% ケース 2-1 MCTPC SPC 15%: 自国予算 85%:JBICローン 8.4% ケース 2-2 MCTPC SPC 15%: 自国予算 85%:JBIC ローン 19.1% (9) 経済分析表 10 に SLP 事業の経済分析結果を示す 経済内部収益率 (EIRR) はラオスにおける資本の機会費用 ( 長期利子率 ) とされる 13% の水準以上であるため 国民経済的な観点からも優良プロジェクトであるといえる

12 表 10 経済分析結果 指標 数値 備考 EIRR 17% NPV 371, 万キップ 割引率 13% B/C 3.1 割引率 13% 5. プロジェクトの実施スケジュール 図 4 にプロジェクトの実施スケジュールを示す アクション ラオス政府のビエンチャン及びサバナケットのロジスティクスパーク ( 物流センター ) の必要性に関する合意 コンセンサスの形成 JBIC ローン申請の基本合意 ラオス政府によるプロジェクト運営体制の構築 プロジェクト運営主体の設立 JBIC ローンの申請 調査 詳細設計 住民移転 準備作業 コントラクターの選定 建設 運営委託業者の選定 事業開始 図 4 サバナケット ロジスティクス パークの提案実施スケジュール

13 6. 円借款要請 実施に関する FS の有無 その理由および今後必要な施策サバナケットにおける物流センターの整備の優先順位は高いが プロジェクトの具体的な検討はこれまでなされていなかった 本調査の結果を受け ラオス政府 SLP の検討を開始することとなっている 7. わが国企業の技術面の優位性 SLP プロジェクトは 大別して建設 調達 コンサルタントサービスからなる SLP の建設は汎用的な技術レベルで十分対応できるため 我が国企業の優位性はほとんどない 調達はクレーンやフォークリフトといった機材 トラック計量施設の調達があるが 我が国の荷役機材は質とアフターケアーが優れており 競争できるレベルにあるものと考えられる コンサルタントサービスは 本件が円借款になった場合のみ 優位性があるものと考えられる また 建設終了後 投資やターミナルオペレーション事業への参加といったビジネスチャンスがある 8. 案件実現までの具体的スケジュールおよび現実を阻むリスク (1) サバン-セノ経済特区の設立 SLP が扱う国際トランジット貨物はタイからベトナムへの貨物は多いものの ベトナムからタイの貨物が少なく それを補う意味でも経済特区の貨物は重要である 経済特区の設置 企業立地は SLP 事業にも大きな影響を与えることから 経済特区をラオス政府主導で整備することが重要となる (2) 事業実施組織 体制の設立 詳細調査の結果をもとに 事業実施組織体制および実施機関の整備を図る必要がある (3) EIA の実施 EIA はプロジェクトの実施のみならず JBIC のアプレイザルの際にも必要である (4) JBIC ローンの申請 ラオス政府は プロジェクトの実施計画のレビューを基に 本プロジェクトに JBIC ロー ンを利用することを決定する必要がある

14 9. 調査対象国内での事業実施点 ビエンチャン サバナケット 図 5 事業実施地点

15 要約 ( ビエンチャン ) 1. プロジェクトの背景国際経済をとりまく環境は急速に変化している 経済活動はますますダイナミックにボーダーレス化しており 国際競争が激化する中でいかに産業競争力を育成していくかは 先進国のみならず開発途上国においても必須の課題となっている そのような中 世界的規模で EU や NAFTA のような地域経済統合の動きが見られる 東南アジアにおいても GMS(Great Mekong Sub-region) や AFTA(Asia Free Trade Agreement) といった地域経済統合の動きが本格化している 特に GMS はインドシナ諸国の国際競争力強化と域内での相互協力のための施策を包括的に実施しており 新たなビジネスチャンスの創出の契機として期待されている ラオス国は 内陸国 で国際物流 ( 輸出入 ) は経済成長の阻害要因であった GMS のもとでの越境協定 (CBTA) 現在 GMS のもとで進められている東西コリドーや南北コリドーの整備は ラオスを 内陸国 から 交通の要衝国 へと変化させ 国際物流ビジネス振興の可能性を持つものと考えられており そのためのプロジェクトの実施はラオス国にとって重要課題の1つとなっている 2. プロジェクトの必要性ラオス国の国際物流にとって最も重要な物流ルートは タイのノンカイからビエンチャンの友好橋を通るルートである このルートは現在 26 あるラオス国の国際物流ルートの中でも最も物流量がおおく ラオスの物流効率化 高度化のために重要なルートと位置づけられている また このルートではノンカイとタナレーンを結ぶ鉄道建設が進められている このルートのラオス側タナレーン地区にインランドコンテナデポ (ICD) があり トラック貨物の通関 積み替えをおこなっているものの 施設が老朽化や容量の限界 鉄道貨物に対応できないことなどから 鉄道の開通を契機として道路輸送と鉄道輸送に対応した新たな物流拠点の整備が求められている 3. プロジェクトの基本方針 (1) ラオス国機関の実施方針 ( プロジェクトの上位計画での位置づけ )

16 国際物流の強化 とりわけ ICD の整備は 現在の5ヵ年計画期間 (2006 年 年 ) では ラオス政府にとって最上位の課題と位置づけされている ラオス政府の第 6 次 5ヵ年計画では 2020 年までに最貧国から脱却するための政策として Land linked Country を取り上げている MCTPC はこれを実現するためにとるべき施策を運輸戦略としてとりまとめ この中で 貿易 生産 投資のための輸送システムの近代化 とくに GMS の国際ルートでの貿易量の増加に対応した信頼性 安全性の高い物流システムの整備を重要な基本方針として指摘している その具体的なアクションとして 国境地帯での ICD の整備およびビエンチャンおよび主用地方都市での物流センターの整備を最重要プロジェクトと位置づけている (2) 現状分析結果ラオスの物流現況ラオスにおいては かつて河川が主要な物流手段であったが 道路の整備にともなって道路輸送が増加してきた ラオスにおける 2005 年の貨物輸送の 79.4% は道路輸送であり 一方河川輸送は 19.6% 程度まで低下している 物流量は近年増加傾向にあり 2005 年には全体で 300 万 t に達している 2005 年の輸出入量は合計 230 万 t である 物流量は輸出が 120 万 t 輸入が 110 万 t とほぼバランスしている その 230 万 t のおよそ 38% が友好橋を通過している 特に 輸入貨物のおよそ半分 (49.5%) 輸出貨物の 27% が友好橋を通過している 友好橋に次いで 主要な国境地点は Savannakhet Xaignabouli Champasak Borkeo Khammouane で 合わせて 90% 以上の国際貨物がこれら6 地点を通過している

17 表 1 ラオス国の輸出入量 単位 :t 地点 越境地点 対象国 輸出 輸入 合計 Friendship Bridge Friendship Bridge タイ 333, , ,447 (26.9) (49.5) (37.7) Phongsali Pakha, Lantui 中国 ,050 (0.0) (0.1) (0.0) Luangnamtha Boten, Xang Kek 中国 ミャンマー 2,487 26,153 28,640 (0.2) (2.3) (1.2) Oudomchai 1,543 3,610 5,153 (0.1) (0.3) (0.2) Borkeo Haisay タイ 107, , ,875 (8.6) (9.8) (9.2) Lunagprabang Airport (0.0) (0.0) (0.0) Houaphabang Nameo, Ban Don ベトナム 6,352 6,321 12,673 (0.5) (0.6) (0.5) Xaignabouli Namgeum, Kenthao, 260,599 3, ,109 ベトナム Sanakham (21.0) (0.3) (11.1) Xaingkhoang Namkan ベトナム 19,694 8,665 28,359 (1.6) (0.8) (1.2) Vientiane Province Airport 2,197 2,751 4,948 (0.2) (0.2) (0.2) Borikhamchai Pakxan 30,431 39,080 69,511 タイ ベトナム Kegrmua (2.5) (3.5) (2.9) Khammouane Thakhek, Ban Pao タイ ベトナム 170,256 42, ,675 (13.7) (3.5) (9.0) Savannakhet Savannakhet, 198, , ,810 タイ ベトナム Den Sawanh (16.0) (14.4) (15.3) Salavane ベトナム 41,315 8,789 50,104 (3.3) (0.8) (2.1) Xekhong ベトナム (0.0) (0.0) (0.0) Champasak Veunt Kham, 62, , ,181 カンボジア タイ Vang (5.1) (13.6) (9.2) Attapu Ban Ket ベトナム 2, ,770 (0.2) (0.1) (0.1) 合計 1,238,722 1,132,711 2,371,433 出典 : Lao Customs Department ビエンチャンの物流現況表 2はビエンチャンの友好橋経由の貨物を品目別に示したものである 2005 年には約 56 万 4,000t の物流量があった もっとも取扱量が多いのは石油燃料であり 全体の 62.3% 約 35 万 t を占める 続いて 建築資材 6.5% 工業系原材料 6.0% 工業加工品 4.3% である また 米 穀物は輸入の 4.9% を占める 一方 輸出は合計で 33 万 3,000t であった その内 71.0% 23 万 7,000t を木材および木工家具製品が占める 続いて 織物 14.5% 工業加工品 4.4% 紙 3.9% である これら上位 4 品目で輸出全体の約 94% を占める

18 1997 年の通貨危機以降年率約 5% で友好橋の取扱が伸びている 表 2 品目別物流量 ( 友好橋 2005 年 ) 単位 :t/ 年 品目 輸入 (%) 輸出 (%) 合計 (%) 家畜飼料 13, , 家畜 1, , 化学製品 7, , 建築資材 36, , 織物 1, , , 果物 1, , , 肥料 6, , 工業原材料 33, , 工業加工品 24, , , 鉱物 13, , , 紙 7, , , 石油燃料 349, , 医薬品 植物関連製品 5, , , プラスティック ゴム製品 15, , 米 穀物 27, , , 海産物 2, , 砂および菓子類 11, , 木材および木工品 , , 合計 561, , , 注 : 輸入データはラオス税関事務所 輸出データ総量はラオ税関事務所 内訳はタイ税関事務所データから推計出典 : ラオス税関事務所およびタイ税関事務所のデータを基に調査団作成 ビエンチャンの将来物流量ビエンチャンの物流量は 今後大幅に増加することが予見される 表 3( 輸入 ) および表 4( 輸出 ) に示すように 2020 年の段階で総輸入量は 132 万 5,000t に達する 15 年間で約 2.4 倍になるものと推計されるこの内 58% に相当する 76 万 8,000t は石油 燃料であり これに一般雑貨 35 万 t 農作物 食料品が 12 万 1,000t と続く 一方 輸出量は 2020 年時点で 77 万 6,000t と推計される これは現在の輸出量の約 2.3 倍に相当する この内 66% にあたる 51 万 5,000t は木材 木工品である これに一般雑貨輸出 21 万 8,000t が続く

19 表 3 品目グループ別予測貨物量 ( 輸入 ) 単位 :1,000t/ 年 2005 ( 基準年 ) 石油 燃料 建築資材 農作物 食料品 木材 木工品 一般雑貨 合計 , ,325.2 表 4 品目グループ別予測貨物量 ( 輸出 ) 単位 :1,000t/ 年 2005 ( 基準年 ) 石油 燃料 建築資材 農作物 食料品 木材 木工品 一般雑貨 合計 (3) ラオス国に対する効果 ビエンチャン ロジスティクス パーク( 通称 VLP) はアクセス手段としては鉄道 道路を持ち タイとラオスの輸出入貨物およびタイとベトナムのトランジット貨物に対する近代的な ICD サービスを提供する その設立目的は以下の4 点に集約できる - 物流量の増大への対応 - 輸送コストの縮減 ( 効果的な越境手続き ) - Land Linked Country 政策と投資機会 - 効果的 効率的な複合輸送 4. プロジェクトの事業概要 (1) VLP の機能 VLP はタイとの貨物の輸出入をスムーズに行うための総合的な施設であり 以下のような機能を有する - 貨物の積み替え 仕分け機能 - 貨物の保管機能 - 貨物の通関機能

20 (2) 取扱貨物 VLP は友好橋を通過する輸出入貨物の全てを対象にサービスを提供するが 主な製品は以下の品目である - 石油 燃料 - バラ荷貨物 - 般貨物 - コンテナ (3) 開発コンセプト VLP は内陸コンテナ デポの機能を有し タイ発着貨物の全ての貨物を取扱う VLP は鉄道とトラックでアクセスする 鉄道は友好橋を経由し本線から分岐し VLP に入る 一方 トラックは友好橋の出入国事務所の横から専用のアクセス道路でアプローチする VLP は貨物の取扱の優遇し物流ビジネスを促進するため VLP 内とそのアクセス道路は保税地域とし 国境から保税輸送できるものとする Railway VLP Immigration Mekong River Friendship Bridge Lao Thai Railway In/Out Import/Export Cargo Truck Domestic Cargo Truck 図 1 VLP の開発コンセプト (4) 取扱貨物量 VLP は 2020 年で 22 万 4600t( トラックによる輸入 ) 26 万 1,300t( 鉄道による輸入 ) の輸入貨物を取り扱う 一方 輸出貨物としては 2020 年の段階でトラック輸送分として 14 万 6,900t 鉄道輸送分として 15 万 2,000t を扱う トラック 鉄道分あわせて 2020 年の VLP 総貨物取扱量は約 78 万 5,000t/ 年であり 内 29 万 9,000t が輸出 48 万 6,000t が輸入である 表 5 トラックによる輸入貨物 VLP 取扱量

21 単位 :1,000t/ 年 ( 基準年 ) 石油製品 バラ荷貨物 ( 重 ) 一般貨物 コンテナ 合計 表 6 鉄道による輸入貨物 VLP 取扱量 単位 :1,000t/ 年 ( 基準年 ) 石油製品 バラ荷貨物 ( 重 ) 一般貨物 コンテナ 合計 表 7 トラックによる輸出貨物 VLP 取扱量 単位 :1,000t/ 年 ( 基準年 ) 石油専用輸送機器 バラ荷貨物 ( 重 ) 一般貨物 コンテナ 合計 表 8 鉄道による輸出貨物 VLP 取扱量 単位 :1,000t/ 年 ( 基準年 ) 石油専用輸送機器 バラ荷貨物 ( 重 ) 一般貨物 コンテナ 合計

22 (5) 必要施設およびその規模 VLP に必要な施設は フレイトステーション 倉庫 ワークショップ 税関および管理ビルといった建物のほかトラックの作業をおこなうヤードが必要である これらをすべて含めた VLP の面積は 19.5 ha となる また 開発にあたり約 4ha ののり面が発生する VLP へのアクセス道路および鉄道引込み線を入れて 合計 26.6 ha の開発が必要となる VLP は Dong Forsy 森林南部の土取り場跡地を利用するものの 一部の用地を買収しなければならない その面積は 82,800 m2である 表 9 VLP の土地利用 項目 Area ( m2 ) Remarks VLP 建物 1 st stage 4,522 FS1 6,545 2 nd stage 2,023 運営オフィス FS2 2,039 1 st stage 1,024 2 nd stage 1,015 運営オフィス 管理オフィス 1,632 3 stories 税関オフィス 1,024 2 stories 保税倉庫 1,015 修理工場 1,275 守衛 6 計 15,081 舗装エリア 160,119 植栽エリア 19,800 計 195,000 のり面 39,800 計 234,800 アクセス道路 21,600 Road 7.5 m width *720 m 鉄道引込み線 10, m 合 計 266,400

23 (6) レイアウトプラン 図 2 に VLP のレイアウトプランを示す 図 2 VLP のレイアウトプラン

24 (7) 事業費 アクセス道路および鉄道引き込み線を含む VLP の建設費は合計で約 2,300 万ドルとなる 表 10 VLP の建設費 項目 単位 建設費 ドル 1 st ステージ 9,593,260 VLP ドル 2 nd ステージ 546,840 ドル 計 10,140,100 道路 ドル - 704,150 鉄道引込み線 ドル - 1,937,043 合計 ドル - 22,921,393 (8) 財務分析民間事業体が VPL の開発 運営を行った場合 ( ケース1) MCTPC が開発し SPC が事業運営を行った場合 ( ケース2) の財務分析結果を表 11 に示す FIRR は ケース 1では 2.4% ケース2では 13.4% となった VLP 事業は 民間事業者が開発する場合 財務的にみて投資可能性が低いと言える 表 11 キャッシュ フロー分析の概要 開発主体 運営主体 融資元 FIRR ケース 1 民間 民間 市中銀行 2.4% ケース 2 MCTPC SPC 15%: 自国予算 85%: JBICローン 13.4% (9) 経済分析表 12 に VLP 事業の経済分析結果を示す 外貨収入の増分を便益としてとりあげた場合 本プロジェクトは既存施設 ( タナレーン ) の追加的投資にあたるため追加的収入が少なくなる そのため 計上できる便益が少ない しかし 今回は定量化していない周辺地域の地価上昇や産業立地ポテンシャルなど便益が期待できる 表 12 経済分析結果 指標 数値 備考 EIRR - NPV -108, 万キップ 割引率 13% B/C 0.2 割引率 13%

25 5. プロジェクトの実施スケジュール 図 3 にプロジェクトの実施スケジュールを示す アクション ラオス政府のビエンチャン及びサバナケットのロジスティクスパーク ( 物流センター ) の必要性に関する合意 コンセンサスの形成 JBIC ローン申請の基本合意 ラオス政府によるプロジェクト運営体制の構築 プロジェクト運営主体の設立 JBIC ローンの申請 調査 詳細設計 土地収用 準備作業 コントラクターの選定 建設 運営委託業者の選定 事業開始 図 3 ビエンチャン ロジスティクス パークの提案実施スケジュール 6. 円借款要請 実施に関する FS の有無 その理由および今後必要な施策ビエンチャンにおける物流センターの整備の優先順位は高いが プロジェクトの具体的な検討はこれまでなされていなかった 本調査の結果を受け ラオス政府 VLP の検討を開始することとなっている 7. わが国企業の技術面の優位性

26 VLP プロジェクトは 大別して建設 調達 コンサルタントサービスからなる VLP の建設は汎用的な技術レベルで十分対応できるため 我が国企業の優位性はほとんどない 調達はクレーンやフォークリフトといった機材 トラック計量施設の調達があるが 我が国の荷役機材は質とアフターケアーが優れており 競争できるレベルにあるものと考えられる コンサルタントサービスは 本件が円借款になった場合のみ 優位性があるものと考えられる また 建設終了後 投資やターミナルオペレーション事業への参加といったビジネスチャンスがある 8. 案件実現までの具体的スケジュールおよび現実を阻むリスク (1) タイ政府 ( タイ国鉄 ) との協議 VLP の鉄道の運行はタイ国鉄が実施する可能性が高く 事業の実施にあたりタイ国鉄との協議は必須となる とりわけ下の2 点は極めて重要である - 機関車と貨物車両の調達 - タイのノンカイ~ウドンタニ区間の運行容量 (2) 事業実施組織 体制の設立 詳細調査の結果をもとに 事業実施組織体制および実施機関の整備を図る必要がある (3) EIA の実施 EIA はプロジェクトの実施のみならず JBIC のアプレイザルの際にも必要である (4) JBIC ローンの申請 ラオス政府は プロジェクトの実施計画のレビューを基に 本プロジェクトに JBIC ロー ンを利用することを決定する必要がある

27 9. 調査対象国内での事業実施点 ビエンチャン サバナケット 図 4 事業実施地点

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