(3) 年金所得者公的年金等の収入金額が400 万円以下であり かつ その公的年金等の全部が源泉徴収の対象となる場合において公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20 万円以下である場合には 確定申告の必要はありません また 上記 (2) 又は (3) に該当する方であっても 医療費控除や住宅借入金

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(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

相続税・贈与税の基礎と近年の改正点

スライド 1

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

(2) みなし相続財産ものか13 第1 章12 2 課税される 相続財産 の範囲 海外にある財産も課税対象となる 贈与税の暦年課税適用財産も 3 年以内は課税対象となる 葬式費用 墓地や墓碑 仏壇 仏具等は非課税 相続税の課税対象となる相続財産は (1) 被相続人が亡くなったときに所有していた財産

やさしい税金教室

基本資料1-平成25年税制改正ポイント(表紙).pdf

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

[2] 税率構造の見直し 相続税の税率構造が現行の6 段階から8 段階に変更されるとともに 最高税率が 50% から 55% に引き上げられることとなりました ただし 各法定相続人の取得金額が2 億円以下の場合の税率は と変わりありません この改正は 平成 27 年 1 月 1 日以後に相続または遺

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

このうち 申告納税額がある方 ( 納税人員 ) は640 万 8 千人で は41 兆 4,298 億円 申告納税額は3 兆 2,037 億円となっており 平成 28 年分と比較すると 人数 (+0.6%) (+ 3.4%) 及び申告納税額 (+4.6%) はいずれも増加しました 所得者区分別の状況イ

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

第 5 章 N

2011年税制改正のポイント

所得税確定申告セミナー

2015 年 1 月いよいよ施行! 相続税増税の影響と対策 Part 1 相続税はどう変わる? 影響は? Part 2 相続税の負担を軽減するには?

Ⅰ ワンルームマンション経営と節税 税務署 確定申告 税金還付 20 万 ~30 万円 ワンルーム家賃収入ローン元利返済サラリーマンマンション A 氏 1 戸所有月 70,000 円月 60,000 円 銀行 年 30,000 円 月 8,000 円 固定資産税 管理会社 1 ワンルームマンション投

p43-48 (不動産取得税)

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

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N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

ラリーマン 相続税の申告は? 45 相続税の申告はどのようにすればよいのでしょうか 相続が開始したことを知った日 ( 通常は被相続人が死亡した日 ) の翌日から 10 か月以内に 被相続人の住所 地の所轄税務署に申告し 相続税を納付する必要があります 申告書を提出する人が 2 名以上いる場合は 共同

1.一般の贈与の場合(暦年課税)編

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

Microsoft Word - 第53号 相続税、贈与税に関する税制改正大綱の内容

税法入門コース 相続税 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 4 回 第 1 章 第 2 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 4 章 第 5 章 テーマ 1 相続税 贈与税とは? テーマ 2 用語の説明 テーマ 1 相続人となれる人は? テ

控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

私たちの市税

平成 25 年度税制改正解説相続税 ~ 基礎控除の引き下げ 税率構造の見直し等 法定相続人の数と基礎控除法定相続人の数と基礎控除 法定相続人の数 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 60,000 千円 70,000 千円 80,000 千円 90,000 千円 100,000 千円 36,000

平成16年版 真島のわかる社労士

税制改正を踏まえた生前贈与方法の検討<訂正版>

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

問題 1 1 問題 1 1 納税義務者 相続税の納税義務者及び課税財産の範囲 課税価格 1 納税義務者 ⑴ 次に掲げる者は 相続税を納める義務がある 1 居住無制限納税義務者 ( 法 1 の 3 1 一 ) 相続又は遺贈により財産を取得した個人でその財産を取得した時において法施行地に住所を有するもの

平成23年度税制改正の主要項目

未成年者控除 障害者控除の見直し 未成年者控除 障害者控除 6 万円 20 歳に達するまでの年数 6 万円 ( 特別障害者 :12 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 10 万円 20 歳に達するまでの年数 10 万円 ( 特別障害者 :20 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 小規模宅地等につ

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住宅借入金等特別控除の入力編

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

Microsoft Word - 第67号 来年からの贈与税改正と相続時精算課税を選択する際の注意点

1. 贈与税のながれ はじめに行う作業 1 データの 新規追加 2 税理士登録 3 受贈者登録 4 贈与者登録 贈与税申告書の作成 5 贈与税申告書 の作成 その他の帳票作成 印刷 6 税務代理権限証書 の作成 印刷 2

テキスト編 第 1 章相続税 贈与税とはなにか 目次 1 相続税が課税される理由 1 2 どれくらいの遺産がある場合 相続税は課税されるか 2 3 贈与税が課税される理由 3 4 相続税と贈与税の関係 4 第 2 章相続人と相続分 1 相続人と相続順位 5 2 相続の承認と放棄 14 3 相続人の相

暦年課税の贈与を毎年する人のデータ 暦年課税の贈与は 現金を贈与するのか不動産を贈与するのかで違ってきます 土地は路線価方式または倍率方式で評価し建物は固定資産税評価額で評価しますので 現金での贈与の場合よりも税率は低くなります ただし不動産の贈与では 土地や建物の贈与または共有持分の贈与になります

特別障害者一人につき 75 万円を所得から控除することができます 障害者控除は 扶養控除の適用がない16 歳未満の扶養親族を有する場合においても適用されます ⑶ 心身障害者扶養共済掛金の控除 P128 条例の規定により地方公共団体が実施するいわゆる心身障害者扶養共済制度による契約で一定の要件を備えて

1.修正申告書を作成する場合の共通の手順編

(4) 宅地建物取引士の欠格要件について定める第十八条第一項の五号の二の次に次の号が 付け加えられました 五の三暴力団員等 ( 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第二条第六号に規 定する暴力団員又は同号に規定する暴力団員でなくなった日から五年を経過しない者 ) (5) 更新日前でも手数料を

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

2011年度税制改正大綱(相続・贈与税)

#210★祝7500【H30税法対策】「登録免許税ほか」優先暗記30【宅建動画の渋谷会】佐伯竜PDF

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所令要綱

Microsoft Word 常発041号 改正相続税法等の周知について(・

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[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

スライド 1

<ライフプランニング>

消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡益)編

配偶者の税額軽減特例の有利な受け方 配偶者がいる場合の 相続税の具体的な計算例は以下の通りです 1. 設例 自宅 預貯金等の相続財産の遺産額 =2 億円 法定相続人 = 配偶者 + 子 2 人の合計 3 人 実際の遺産分割は 法定相続分の通りとする 未成年者控除 外国税額控除 生命保険金の非課税枠金

5 配偶者控除等 配偶者控除 配偶者特別控除 扶養控除及び勤労学生控除の合計所得金額の要件 について 一律 10 万円ずつ引き上げられます 6 青色申告特別控除正規の簿記の原則により記帳している者に係る控除額が 55 万円に引き下げられ 正規の簿記の原則により記帳し かつ e5tax 等により確定申

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

目 次 最近における相続税の課税割合 負担割合及び税収の推移 1 地価公示価格指数と基礎控除(58 年 =100) の推移 2 最近における相続税の税率構造の推移 3 小規模宅地等の課税の特例の推移 4 相続税負担の推移( 東京都区部のケース ) 5 ( 補足資料 ) 相続税の概要 6 相続税の仕組

2 税額控除等の計算 ( 単位 : 円 ) 項目対象者計算過程金額 答案用紙 Chapter2 問題 3 課税価格の計算 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 分割財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 2 みなし取得財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

受贈者ごとの非課税限度額 ( 注 1) 1 下記 2 以外の場合住宅用の家屋の種類 住宅用の家屋の新築等に係る契約の締結日 ( 注 3) 省エネ等住宅 ( 注 4) 左記以外の住宅 平成 27 年 12 月 31 日まで 1,500 万円 1,000 万円 平成 28 年 1 月 1 日から平成 2

土地建物等の譲渡(一般の譲渡)編

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2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

土地建物等の譲渡(一般の譲渡)編

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

記号 欄 税務署長 年 月 日提出 書きかた 住所地を所轄する税務署名を記入します 申告書の提出年月日を記入します 平成 年分 住所 氏名 及び フリガナ の中に 30 と記入します 住所 住所地の郵便番号及び電話番号を記入します 申告をする人の氏名及びフリガナを記入します フリガナの濁点 や半濁点

東京太郎様 Inheritance Report 相続診断書 弁護士法人 税理士法人リーガル東京 平成 30 年 8 月 20 日作成

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

土地建物等の譲渡(一般の譲渡)編

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

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Guide to Metropolitan Taxes for 2018

(3) 年金所得者公的年金等の収入金額が400 万円以下であり かつ その公的年金等の全部が源泉徴収の対象となる場合において公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20 万円以下である場合には 確定申告の必要はありません また 上記 (2) 又は (3) に該当する方であっても 医療費控除や住宅借入金等特別控除 ( 適用初年分 ) などを受ける方は 確定申告が必要です 詳しくは 税務署 (93 ページ参照 ) へお問い合わせください 申告書は 国税庁ホームページ 確定申告書等作成コーナー で作成できます 画面の案内に従って金額等を入力すれば 税額などが自動計算され 所得税及び復興特別所得税の確定申告書や青色申告決算書などが作成できます 作成したデータは プリントアウトして郵送などで提出していただくか e-tax( 電子申告 ) を利用して提出することができます 詳しい内容は国税庁ホームページ (http://www.nta.go.jp) をご覧ください 税額控除 ( 主なもの ) 住宅借入金等特別控除 ( 住宅ローン控除 ) など 住宅ローン等を利用して 住宅を新築 取得又は増改築した場合 一定の要件に該当していれば入居した年分以後の 各年分の所得税額から一定額が控除されます 民間の金融機関や独立行政法人住宅金融支援機構などのローン等を利用し その返済期間が10 年以上の割賦返済である場合で 一定の要件に該当する方に適用されます また 認定長期優良住宅や認定低炭素住宅の新築又は取得 ( 未使用のものに限る ) のほか 省エネ改修 バリアフリー改修 耐震改修など 既存住宅の改修工事をした方について所得税の特別控除を受けられる場合があります 詳しくは税務署 (93ページ参照) へお問い合わせください 61 所得税 ( 国税 )

26 年 10 月 1 日以後に開始する事業年度から 法人住民税法人税割の税率が引き下げられ 地国税平成 Guide to Metropolitan Taxes for 2018 法人税 ( 国税 ) 会社などの法人 ( 収益事業を行っている公益法人等や人格のない社団等も含む ) 納める額 税率 所得金額 税率 - 税額控除額 *1 資本金の額若しくは出資金の額が 1 億円以下であるものをいいます ただし 大法人との間に当該大法人による完全支配関係がある普通法人等の一部の法人を除きます *2 非営利型法人である一般社団法人及び一般財団法人並びに公益社団法人及び公益財団法人をいいます *3 認可地縁団体 管理組合法人及び団地管理組合法人 法人である政党等 防災街区整備事業組合 特定非営利活動法人並びにマンション建替組合及びマンション敷地売却組合をいいます *4 平成 30 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日までに開始する事業年度について適用 *5 一定規模以上の協同組合等の年 10 億円超の部分は 22% 原則として 事業年度終了の日の翌日から 2 か月以内に税務署に申告して納めます 詳しくは 税務署 (93 ページ参照 ) へお問い合わせください 方法人税が創設されました 地方法人税 ( 国税 ) ( 平成 26 年 10 月 1 日以後に開始する事業年度から適用 ) 法人税の納税義務のある法人 ( 平成 26 年 10 月 1 日以後に開始する事業年度から適用されます ) 課税標準法人税額 税率 納める額 法人税と同様 原則として事業年度終了の日の翌日から 2 か月以内に税務署に申告して納めます 詳しくは 税務署 (93 ページ参照 ) へお問い合わせください 法人税 ( 国税 )/ 地方法人税 ( 国税 ) 62

贈与税 ( 国税 ) 個人から不動産や現金などを無償でもらったときに もらった方に課税されます また 個人から著し く低い価格で財産を譲り受けた場合や債務を免除してもらった場合にも贈与税の対象となります 個人から財産の贈与を受けた方 納める額 ( 暦年課税の場合 ) ( その年に贈与を受けた財産の価額の合計 - 基礎控除 110 万円 ) 税率 - 速算表の控除額 税率 ( 速算表 ) * 直系尊属 ( 父母や祖父母など ) からの贈与により財産を取得した受贈者 ( 財産の贈与を受けた年の1 月 1 日において 20 歳以上の方に限ります ) については 特例税率 を適用して税額を計算します 贈与を受けた年の翌年 2 月 1 日から3 月 15 日までに 贈与を受けた方の住所地を所轄する税務署に申告して納めます 詳しくは 税務署 (93ページ参照) へお問い合わせください 63 贈与税 ( 国税 )

国税相続時精算課税 Guide to Metropolitan Taxes for 2018 相続時精算課税は 贈与を受けたときに贈与財産に対する贈与税を納め 贈与者が亡くなった時にそ の贈与財産の贈与時の価額と相続財産の価額とを合計した金額を基に相続税額を計算し 既に納めた 贈与税額を控除する方式です 贈与を受けた年の 1 月 1 日において 60 歳以上の父母又は祖父母から 20 歳以上の子又は孫への贈与 の場合には 贈与を受けた方の選択により 2,500 万円 ( 特別控除額 ) を控除した後の金額に 一律 20% の税率を乗じた額を贈与税額とすることができます なお 平成 33 年 12 月 31 日までに 一定の自己居住用家屋の取得等資金の贈与を受ける場合について は 60 歳未満の父母又は祖父母からの贈与についても相続時精算課税を選択することができます 相続時精算課税を選択するには 贈与税の申告期間内に申告書 相続時精算課税選択届出書及び必 要書類の提出が必要です 詳しくは 税務署 (93 ページ参照 ) へお問い合わせください 配偶者控除の特例 夫婦間の居住用不動産の贈与の特例 婚姻期間が 20 年以上の夫婦間で居住用不動産又はその取得資金の贈与が行われた場合 一定の要 件に該当すれば 贈与税の申告をすることにより 基礎控除額の 110 万円のほかに最高 2,000 万円まで の配偶者控除が受けられます 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の特例 *1 20 歳以上の子又は孫が直系尊属 ( 父母や祖父母など ) から住宅取得等資金の贈与を受け 平成 33 年 12 月 31 日までに住宅用家屋の取得等に係る契約を締結した場合 一定の要件に該当すれば 住 *2 宅取得等資金のうち一定金額について非課税措置が受けられます この特例を適用するには 贈与税の申告期間内に 申告書及び必要書類の提出が必要です 詳しくは 税務署 (93ページ参照) へお問い合わせください *1 住宅取得等資金とは 贈与を受けた方が自己の居住の用に供する家屋の新築 取得又は増改築等の対価に充てるための金銭をいいます * 2 住宅の種類 住宅用家屋の取得等に係る契約の締結時期等により 非課税限度額が異なります 直系尊属から教育資金の贈与を受けた場合の特例 平成 25 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日までの間に 直系尊属 ( 父母や祖父母など ) から教育資金の贈与を受け 金融機関に信託などをした場合 金融機関の営業所等を経由して教育資金非課税申告書を提出することにより 贈与を受けた方 (30 歳未満の方に限ります )1 人につき 1,500 万円 ( 学校等以外に支払う費用については500 万円を限度 ) まで贈与税の非課税措置が受けられます 直系尊属から結婚 子育て資金の贈与を受けた場合の特例 平成 27 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日までの間に 直系尊属 ( 父母や祖父母など ) から結婚 子育て資金の贈与を受け 金融機関に信託などをした場合 金融機関の営業所等を経由して結婚 子育て資金非課税申告書を提出することにより 贈与を受けた方 (20 歳以上 50 歳未満の方に限ります )1 人につき 1,000 万円 ( 結婚に際して支払う費用については300 万円を限度 ) まで贈与税の非課税措置が受けられます 贈与税 ( 国税 ) 64

相続税 ( 国税 ) 相続や遺贈 ( 遺言によって財産を与えること ) などによって財産を取得した方 納める額 下記の 税額の計算方法は をご覧ください 税率 ( 速算表 ) * 相続の開始の日 ( 被相続人の死亡の日 ) により 適用される税率等が異なります 相続の開始があったことを知った日の翌日から 10 か月以内に 被相続人の死亡の時における住所地を所轄する税務署に申告して納めます 詳しくは 税務署 (93 ページ参照 ) へお問い合わせください 税額の計算方法は (1) 相続人ごとに課税価格を算出します 各人の課税価格 = 相続した財産の価額 + 相続時精算課税適用財産の価額 - 債務や葬式費用の額 + (2) 課税遺産総額を計算します [ 正味の遺産額 ] [ 基礎控除 ] 課税遺産総額 = 各人の課税価格の合計額 - 3,000 万円 + ( 600 万円 相続開始前 3 年以内の贈与財産の価額 * 法定相続人の数 ) * 法定相続人の数は 相続の放棄をした人がいても その放棄がなかったものとして計算します また 養子については 実子がいる場合は 1 人まで 実子がいない場合は 2 人までを法定相続人の数に含めます (3) 課税遺産総額を法定相続分に分けます (4) それぞれに税率をかけて税額を合計します (5) 相続税の総額を正味の遺産額に対する各人の課税価格の割合で分けます (6) 相続人ごとに税額から控除される金額を差し引いて納める税額を算出します ( 平成 26 年 12 月 31 日以前 5,000 万円 ) ( 平成 26 年 12 月 31 日以前 1,000 万円 ) 65 相続税 ( 国税 )

国税相続税の軽減は Guide to Metropolitan Taxes for 2018 (1) 配偶者の税額軽減 配偶者の税額軽減後の税額 配偶者の実際取得額 ( 課税価格 ) が 1 億 6,000 万円以下か 1 億 6,000 万円を超えていても法定相続 分相当額以下であれば 配偶者に相続税は課税されません (2) 未成年者控除 20 歳に達するまでの年数 1 年につき 10 万円 ( 平成 26 年 12 月 31 日以前は 6 万円 ) が控除されます (3) 障害者控除 = 配偶者の相続税額 - 相続税の総額 85 歳に達するまでの年数 1 年につき 10 万円 ( 平成 26 年 12 月 31 日以前は 6 万円 ) * が控除されます * 特別障害者の場合 20 万円 ( 平成 26 年 12 月 31 日以前は 12 万円 ) 配偶者の法定相続分相当額 ( 最低 1 億 6,000 万円 ) 又は実際取得額のいずれか少ない額 課税価格の合計額 自動車の新規登録又は継続検査等のために自動車検査証 ( 車検証 ) の交付等や車両番号の指定を受ける方 納める額 自動車の種類などにより異なります 下記の税率表 ( 抜粋 ) をご覧ください 自動車の新規登録又は継続検査等のための自動車検査証 ( 車検証 ) の交付等や車両番号の指定を受けるときまでに 東京運輸支局又は自動車検査登録事務所 軽自動車検査協会で 自動車重量税印紙を書類に貼付して納めます 詳しくは 東京運輸支局又は自動車検査登録事務所 軽自動車検査協会 (68 ページ参照 ) にお問い合わせください 税率表 ( 自家用車 )( 抜粋 ) 自動車重量税 ( 国税 ) 自動車の登録申請に関する主なお問い合わせ先( ヘルプデスク ) 品川 世田谷ナンバー東京運輸支局 050-5540 - 2030 足立ナンバー東京運輸支局足立自動車検査登録事務所 050-5540 - 2031 練馬 杉並ナンバー東京運輸支局練馬自動車検査登録事務所 050-5540 - 2032 多摩ナンバー東京運輸支局多摩自動車検査登録事務所 050-5540 - 2033 八王子ナンバー東京運輸支局八王子自動車検査登録事務所 050-5540 - 2034 ( 注 1) 一定の排出ガス性能 燃費性能等を備えた自動車が 平成 29 年 5 月 1 日から平成 31 年 4 月 30 日までに新車新規登録等を行う場合 免税又は別途定められている税率から75% 50% 25% の軽減措置が講じられます ( 注 2) 新車新規登録等時に免税措置を受けた自動車は 性能に応じて2 回目の車検等においても免税措置の対象となる場合があります ( 注 3) 新車新規登録等から13 年及び18 年を経過した自動車については それぞれ別途税率が定められています 相続税 ( 国税 )/ 自動車重量税 ( 国税 ) 66

登録免許税 ( 国税 ) 土地や建物の所有権等の登記をするときに課税されます 不動産の登記などをされる方納める額 税率表 ( 不動産登記の主なものを抜粋 ) ( 注 1) 平成 25 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日までの間は 土地の売買による所有権の移転の登記は1.5% 土地の所有権の信託の登記は0.3% に引き下げられます ( 注 2) 不動産価額は 通常 固定資産課税台帳に登録された価格 ( 評価額 ) が使われます ( 注 3) 住宅用家屋の所有権の保存もしくは移転又は住宅取得資金の貸付等にかかる抵当権の設定登記に対する登録免許税の税率について 軽減措置を受けられる場合があります ( 注 4) 個人が平成 26 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 宅地建物取引業者により一定の増改築等が行われた一定の住宅用家屋を取得する場合における家屋の所有権の移転登記は 0.1% に引き下げられます 現金で納付し その領収証書を登記等の申請書に貼付して提出します 税額が3 万円以下の場合には 印紙納付することもできます 詳しくは 税務署又は法務局 (93 94 ページ参照 ) へお問い合わせください 67 登録免許税 ( 国税 )