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別紙様式 高松市 三木町における訪問型家庭教育支援チームの取組事例 香川県教育委員会 1. まちの現状人口約 45 万人 59 小学校約 20000( 人 ) 小学校数 4336 人のうち4 小学校 2,344 人出生数 ( 児童数 ) /2009 年従業員 30 人以上の約 1100 事業所 25 中学校中学校数事業所数約 11,600( 人 ) ( 生徒数 ) 主な産業 ( 割合 ) 第 3 次産業 (76.8%) 但し 数値は高松市と三木町の単純合計である チームの活動地域はこのうちの4 小学校区である 2. 問題意識高松市 三木町内のチームの活動地域である4 小学校区はベッドタウンとして近年都市化が進み転入者が増えている地域であり 地元地域とのつながりをもてないまま孤独で不安な子育てを余儀なくされている親が多い 困難を抱えた家庭ほど 家庭内で問題を抱え込み 従前の学校等で行われる学習機会の提供だけでは支援が届かないため より効果的な支援手法をとる必要があった 3. 取組のねらいさまざまな理由により学習に参加できない親に対して ニーズに応じた情報提供を行うとともに 要請を確認後 家庭や企業を訪問して相談に対応することで 子育てに関する不安や悩みの解消をはかり また 家庭教育について考える機会を提供するなど きめ細かな家庭教育支援の充実を図る 4. チームの組織体制 チーム員の属性 人数 性別 年齢 活動の拠点 活動の頻度 子育てサポーターリーダー 3 人 女 40 代 県教育委員会 要請に応じて 子育てサポーター 4 人 女 40 代 臨床心理士 ( カウンセラー ) 1 人 女 50 代 保育士 1 人 女 40 代 民生委員 1 人 女 50 代

学校関係者 3 人 女 30 代 40 代 50 代 教育委員会職員 1 人 女 40 代 県教育委員会 5. 取組内容 2 家庭にはいるためのきっかけ ( どのように 役立ったこと 難しい部分等 ) 事業の開始にあたって 市町教育委員会に協力を依頼した 活動地域の学校 幼稚園 保育所等へチーム員とともに出向き 事前調査の依頼とともに活動の紹介を行った 学校等から支援が必要な保護者に呼びかけてもらい 学校 保育所等を会場にグループで相談を行った その後チーム員が保護者に働きかけ 家庭訪問への理解を得た 2 訪問 ( 実施 ) いつ どこで 誰が 誰と どんなことを 創意工夫点等 家庭へ訪問できるような信頼関係を醸成するため まず学校等でグループで相談する機会をもち その後で家庭へ訪問するようにした グループでの相談の後 チーム員が家庭への訪問への要望を聞き 要望があった場合はチーム員 2 名が家庭を訪問した 3 整理と対応 いつ どんなことをどのような観点で 創意工夫点等 チーム員が情報の整理や対応の技能向上をめざして集まり 情報の交換や自主研修を行った 5 組織や団体等との連携内容 支援窓口や支援制度の情報提供( 福祉部局等 ) 要支援家庭ケース会議にチーム員が参加し 関係機関と支援について協議を行った 6. 成果と課題 家庭訪問のニーズは少ないと予想していたが グループでの相談で保護者とチーム員とが顔見知りになったことで 家庭へ訪問するきっかけができ 家庭訪問を目標値を越えて実施することができた 家庭で相談を受けると相談者は安心して相談ができ チーム員には家庭の状況についての多くの情報が得られるので 問題解決へのスピードが速い 継続的な見守りが必要な場合はチーム員だけでは対応が難しい 福祉部局等関係機関とのより一層の連携の必要性を感じている また 解決までには長期にわたる支援が必要である 7. 他地域で取り組む際の留意点 アドバイスなど 特に就学前の保護者は 悩みの相談先として幼稚園や保育所をあげる人が多く 学校や幼稚園は信頼できる相談場所と認識されている 幼稚園や学校等の仲介があれば 保護者

の理解が得やすいが スクールカウンセラーとの役割の調整も必要となってくる グループでの相談を行う際にはチームの活動内容を説明しながら 地域や親同士のつながりをつくり 保護者にとって安心できる場の提供を心がけることで 次の家庭訪問へとつなげることが可能となる 家庭訪問での相談の多くは 専門相談機関に相談することをためらいながらどこにも相談できずにいた方であったが その方の話を訪問して聴くことで 解決への一歩を踏み出すことができるよう支援することに意義があった

別紙様式 ( 記入例 ) 県 市における家庭教育支援チームの取組事例 市家庭教育推進協議会 1. まちの現状 人 口 131,000 人 出 生 数 550 人 / 年 従業員 30 人以上の事業所数 251 事業所 主な産業 ( 割合 ) 第 3 次産業 (64%) 2. 問題意識 小学校数 ( 児童数 ) 中学校数 ( 生徒数 ) 23 小学校 (7,700 人 ) 14 中学校 (3,900 人 ) 市では 近年不登校や情緒不安定な児童 生徒等が増えている傾向にあり 家庭の教育力の向上のため 家庭教育支援の充実を図る必要がある しかしながら 全人口に占める第 3 次産業従事者は 6 割を超え 仕事をしながら子育てをしている家庭の割合が多いという現状がある このような中 従前の公民館や学校における講演会の開催や 定置的な相談対応だけでは 家庭教育の重要性への認識が低い保護者や 多忙により時間のない保護者へは支援届かず より効果的な支援手法を模索する必要があった 3. 取組のねらい仕事の関係で学習講座等に参加できない親に対し 求めに応じて家庭に出向き 情報の提供や相談対応することで 子育てに関する不安や悩みの解消や 家庭教育について考える機会を提供でき 市内における家庭教育支援の充実を図り 家庭の教育力を向上させる 4. チームの組織体制 チーム員の属性 人数 性別 年齢 活動の拠点 活動の頻度 子育てサポーターリーダー 2 人 女 30 代 週 4 日 ( 元保育士 ) 社会教育センター 子育てサポーター ( 主婦 ) 3 人 女 30 代 週 2 日 5. 取組内容 1 準備 いつ どこで 誰が どのように どんなことを 情報の入手先等 学校や担任の先生からの情報を元に まずは支援チームと担任の先生との間で情報交 換を実施 その中で 過去の状況と現状 学校による家庭訪問の際の状況 問題点 留

意点 ポイント等を整理した 同時に 校区に家庭教育支援チームが置かれていることの保護者への周知や 家庭教育に対する認識や要望などについてアンケートを実施する 2 訪問 ( 実施 ) いつ どこで 誰が 誰と どんなことを 創意工夫点等 学校との情報交換やアンケート結果による情報を整理し 求めに応じて随時家庭訪問を実施 地域の身近な人材で構成されたチームであるため 必ず学校の先生や保健福祉部局等の関係機関に随行をお願いした 訪問の際には 子育てサポーターリーダーが作成した情報誌 ( 過去に小 中学校を通じて配布済のもの ) を携行し 話題を提供しつつ 気軽な会話から進め 専門的な案件については適切な相談先機関等の情報を提供するといった姿勢をもって実施した 3 整理と対応 いつ どんなことをどのような観点で 創意工夫点等 家庭訪問終了後 社会教育センターや学校等で 訪問の概要や対応策等の整理 ( 簡易なものについては解決策 ) などを話し合い 引き続きチーム員が主体となって関係機関と連絡をとることとした 5 組織や団体等との連携内容 家庭訪問時の随行( 保険福祉部局 消費者教育部局 学校 民生委員など ) 支援窓口や支援制度の情報提供( 福祉部局 消費者教育部局 ) 対応策の検討におけるアドバイス 6. 成果と課題 個別訪問により 保護者とチーム員とが顔見知りになったことや 家庭教育の重要性についての認識を持ってもらえたことで 講座実施の際など 気軽に声をかけ合えるようになったケースもあった また チーム員を介してではあるが学校と家庭の繋がりが強くなりつつある 訪問する際に相談を受ける心配事などは 子育て経験者であればその場で解決できることが多いが 重大な問題についてはチーム員で対応できないため 関係機関とのより一層の連携の必要性を感じている 7. 他地域で取り組む際の留意点 アドバイスなど まずは広く保護者と顔見知りになりつつ 学校等の仲介により多くの家庭と関わるような進め方をすることが必要である また 訪問の際には 身近な話題を導入として チームの活動内容を説明しながら その後の良好な関係を構築することが必要である これには 身近な地域の子育てマップや 情報誌などを持参することが有効な手段である なお 事前に関係機関への趣旨説明や協力依頼など まずは支援チームという仕組みを広く周知して連携できる下地を作ることから始め 結果的には双方が現状把握している課題を解消できるような活動を計画することが 円滑な活動に繋がると考える