金のみの場合は年収 28 万円以上 1 年金収入以外の所得がある場合は合計所得金額 2 16 万円以上が対象となる ただし 合計所得金額が16 万円以上であっても 同一世帯の介護保険の第 1 号被保険者 (65 歳以上 ) の年金収入やその他の合計所得が単身世帯で28 万円 2 人以上世帯で346

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2. 年金額改定の仕組み 年金額はその実質的な価値を維持するため 毎年度 物価や賃金の変動率に応じて改定される 具体的には 既に年金を受給している 既裁定者 は物価変動率に応じて改定され 年金を受給し始める 新規裁定者 は名目手取り賃金変動率に応じて改定される ( 図表 2 上 ) また 現在は 少

2. 繰上げ受給と繰下げ受給 65 歳から支給される老齢厚生年金と老齢基礎年金は 本人の選択により6~64 歳に受給を開始する 繰上げ受給 と 66 歳以降に受給を開始する 繰下げ受給 が可能である 繰上げ受給 を選択した場合には 繰上げ1カ月につき年金額が.5% 減額される 例えば 支給 開始年齢

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

別紙2

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

【参考資料2】費用負担

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

厚生年金 健康保険の強制適用となる者の推計 粗い推計 民間給与実態統計調査 ( 平成 22 年 ) 国税庁 5,479 万人 ( 年間平均 ) 厚生年金 健康保険の強制被保険者の可能性が高い者の総数は 5,479 万人 - 約 681 万人 - 約 120 万人 = 約 4,678 万人 従業員五人

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問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

参考資料

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

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4月20日(水)衆・厚労委 古屋範子議員の議事録(抜粋)

Microsoft PowerPoint - 7.【資料3】国民健康保険料(税)の賦課(課税)限度額について

<4D F736F F D FAC8C5389EE8CEC817A8C7689E68CB488C B95D2816A2E646F6378>

3 高齢者 介護保険を取り巻く現状 1 人口 高齢化率本市は高齢化率が 45% を超えており 本計画の最終年度である 2020( 平成 32) 年度には 高齢化率 48.0% 2025( 平成 37) 年度には高齢化率 49.7% まで増加することが推計されます また 2018( 平成 30) 年以

< E9197BF88EA8EAE817995F18D D9195DB8E5A92E895FB8EAE8CA992BC82B5816A817A2E786264>

基本理念 第 6 期計画では 高齢者が住み慣れた地域で健康でいきいきと充実した生活を送ることができる地域社会の構築をめざしてきました 第 7 期計画においても 第 6 期計画の基本理念を継承し 総合計画における高齢者福祉の施策の実現をめざして 住んでよかった亀岡 老後も楽しい亀岡 を本計画の基本理念

みずほインサイト 政策 2018 年 10 月 18 日 ideco 加入者数が 100 万人超え加入率引き上げへさらなる制度見直しを 政策調査部上席主任研究員堀江奈保子 naoko. ideco( 個人型確定拠出年金 ) の加入

いずれも 賃金上昇率により保険料負担額や年金給付額を65 歳時点の価格に換算し 年金給付総額を保険料負担総額で除した 給付負担倍率 の試算結果である なお 厚生年金保険料は労使折半であるが 以下では 全ての試算で負担額に事業主負担は含んでいない 図表 年財政検証の経済前提 将来の経済状

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☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

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<4D F736F F F696E74202D DB92B789EF8B638E9197BF C CA8F8A8E7B90DD81458DDD91EE B ED2816A817989DB92B789EF8B638CE38A6D92E894C5817A2E707074>

消費税 5% 引上げによる社会保障制度の安定財源確保 消費税率 ( 国 地方 ) を 2014 年 4 月より 8% へ 2017 年 4 月より 10% へ段階的に引上げ 消費税収の使い途は 国分については これまで高齢者 3 経費 ( 基礎年金 老人医療 介護 ) となっていたが 今回 社会保障

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

<4D F736F F F696E74202D F8E9197BF E97EE8A4B8B8995CA95BD8BCF8EFB93FC8A7A DCE DCE8AB38ED C

2. 年金改定率の推移 2005 年度以降の年金改定率の推移をみると 2015 年度を除き 改定率はゼロかマイナスである ( 図表 2) 2015 年度の年金改定率がプラスとなったのは 2014 年 4 月の消費税率 8% への引き上げにより年金改定率の基準となる2014 年の物価上昇率が大きかった

年金改革の骨格に関する方向性と論点について

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

費用負担のあり方 1. 介護保険制度における費用負担 介護保険制度は 制度創設時において 介護サービスの財源を安定的に確保していくためには 給付と負担の関係が明確で 負担について国民の理解を得やすい社会保険方式とすることとし 介護サービスの地域性や地方分権の流れ等も踏まえ 国民に最も身近な行政単位で

<4D F736F F F696E74202D F8E9197BF D828A7A97C3977B94EF82CC8CA992BC82B582C982C282A282C42E >

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

(2) 保険料の算定に関する基本的な方針 1 保険料負担の水準保険料負担の水準については 計画の対象期間である3 年間を通じ おおむね財政の均衡を確保することが可能となるよう 保険料を算定します したがって 人口の高齢化が進展する中では 保険給付が増大することに伴い 保険料負担が増大することは 避け

政策課題分析シリーズ15(本文2)

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< 参考資料 目次 > 1. 平成 16 年年金制度改正における給付と負担の見直し 1 2. 財政再計算と実績の比較 ( 収支差引残 ) 3 3. 実質的な運用利回り ( 厚生年金 ) の財政再計算と実績の比較 4 4. 厚生年金被保険者数の推移 5 5. 厚生年金保険の適用状況の推移 6 6. 基

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第 1 巻人間と社会 介護 1 1 科目 4 介護 福祉サービスの理解と医療との連携第 1 章第 1 節介護保険制度創設の背景 目的および動向変更箇所介護保険法等の改正内容 191 頁〇介護保険制度施行後の状況 2017( 平成 29) 年の介護保険制度改正 ( 地域包括ケアシステムの強化 ) 1

2. 特例水準解消後の年金額以下では 特例水準の段階的な解消による年金額の変化を確認する なお 特例水準の解消により実際に引き下げられる額については 法律で定められた計算方法により年金額を計算することに加え 端数処理等の理由により203 年 9 月の年金額に所定の減額率を乗じた額と完全に一致するもの

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参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

【事務連絡】「高額療養費制度の見直しに関するQ&A」の送付について

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(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

や 給付の重点化 効率化等に関する改革項目が挙げられている 今後 社会保障 税一体改革の関連法案が国会へ提出される予定である 2011 年度の社会保障給付費は107.8 兆円となる見込みである 内訳は 年金 53.6 兆円 ( 社会保障給付費全体の49.7%) 医療 33.6 兆円 ( 同 31.2

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF ED089EF95DB8FE182C982C282A282C F4390B38CE A2E >

1 / 5 発表日 :2019 年 6 月 18 日 ( 火 ) テーマ : 貯蓄額から見たシニアの平均生活可能年数 ~ 平均値や中央値で見れば 今のシニアは人生 100 年時代に十分な貯蓄を保有 ~ 第一生命経済研究所調査研究本部経済調査部首席エコノミスト永濱利廣 ( : )

Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

2. 改正の趣旨 背景税制面では 配偶者のパート収入が103 万円を超えても世帯の手取りが逆転しないよう控除額を段階的に減少させる 配偶者特別控除 の導入により 103 万円の壁 は解消されている 他方 企業の配偶者手当の支給基準の援用や心理的な壁として 103 万円の壁 が作用し パート収入を10

国 都道府県による財政リスクの軽減 運営については 保険料徴収は市町村が行い 財政運営は都道府県単位で全市町村が加入する広域連合が行う 広域連合の財政リスクの軽減については 国 都道府県が共同して責任を果たす仕組みとする 2 年単位の財政運営 負担 負担 高額医療費に係る公費負担 給付増リスク 後期

Microsoft PowerPoint - H27県集団指導(宮古島市)

社会保障給付の規模 伸びと経済との関係 (2) 年金 平成 16 年年金制度改革において 少子化 高齢化の進展や平均寿命の伸び等に応じて給付水準を調整する マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びはの伸びとほぼ同程度に収まる ( ) マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びは 1.6

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

税・社会保障等を通じた受益と負担について

負担割合の引き上げ 一定以上所得者の利用者負担の見直し 保険料の上昇を可能な限り抑えつつ 制度の持続可能性を高めるため これまで一律 1 割に据え置いている利用者負担について 相対的に負担能力のある一定以上の所得の方の自己負担割合を 2 割とする ただし 月額上限があるため 見直し対象者の負担が必ず

平成 30 年 5 月 21 日 ( 月 ) 平成 30 年第 6 回経済財政諮問会議資料 4-1( 加藤臨時議員提出資料 ) 資料 年を見据えた社会保障の将来見通し ( 議論の素材 ) 平成 30 年 5 月 28 日 厚生労働省

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保険年金管理課資料編

社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 国保は構造的な問題を抱えており 被保険者の保険料負担軽減のために法定外繰入金を繰入れているといった状況は 全国的な状況であることから 国は全国で約 3,400 億円の公費を拡充し 国保の財政基盤の強化

「中医協・医療経済実態調査(保険者調査)-平成19年6月実施-」について

現役時代に国民年金 厚生年金に加入していた者は 一部を除き6 歳以上で老齢基礎年金 老齢厚生年金を受給することができる 4 老齢基礎年金の額は 年度は満額で年額 78, 円 ( 月額 6,8 円 ) であるが 保険料を納付していない期間があればその期間に応じて減額される 一方 老齢厚生年金の額は現役

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まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

2. 改正の趣旨 背景の等控除は 給与所得控除とは異なり収入が増加しても控除額に上限はなく 年金以外の所得がいくら高くても年金のみで暮らす者と同じ額の控除が受けられるなど 高所得の年金所得者にとって手厚い仕組みとなっている また に係る税制について諸外国は 基本的に 拠出段階 給付段階のいずれかで課

平成 27 年 1 月から難病医療費助成制度が変わりました! (H26 年 12 月末までに旧制度の医療費助成を受けている人は 3 年間の経過措置 を受けられます ) 分かり難い場合は協会又は自治体の窓口へお問い合わせください H27 年 1 月からの新制度 1. 難病医療費助成の対象は ALS 重


被用者保険の被保険者の配偶者の位置付け 被用者保険の被保険者の配偶者が社会保険制度上どのような位置付けになるかは 1 まず 通常の労働者のおおむね 4 分の 3 以上就労している場合は 自ら被用者保険の被保険者となり 2 1 に該当しない年収 130 万円未満の者で 1 に扶養される配偶者が被用者保

Microsoft Word - 80_2

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平成19年度分から

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Microsoft PowerPoint - ⑤資料4参考資料.pptx

そこで 本稿では 単独世帯に着目して217 年の賃金水準から年金額を算出し 高齢単独世帯の平均的な支出額と比較することにより 超高齢社会における所得基盤確保のあり方の課題を確認する 2. 単独世帯の年金額と支出額の比較 (1) 月額の年金額と支出額の比較厚生労働省 賃金構造基本統計調査 (217 年

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野村資本市場研究所|顕著に現れた相続税制改正の影響-課税対象者は8割増、課税割合は過去最高の8%へ-(PDF)

第3回税制調査会 総3-2

平成 27 年度介護保険制度改正について ( 保険料 ) 第 1 号保険料の多段階化 軽減強化 (から ) 第 6 期保険料については 国の標準段階が 6 段階から 9 段階 ( 第 1 段階 第 2 段階の統合 ) に見直されますが 横浜市においては 第 5 期同様に第 1 段階 第 2 段階を区

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本来目指すべき療養病棟の転換の方向性 ( イメージ ) 一般病床 医療療養病床 (5:) 介護療養病床 H9 年度末で廃止 (6 年間の経過期間 ) 地域医療構想の推進と療養病床の再編 現行の介護療養病床は平成 9 年度末で廃止 ( 経過措置あり ) となり 新たな類型として介護医療院が設置され こ

資料№1

2. 女性の労働力率の上昇要因 М 字カーブがほぼ解消しつつあるものの 3 歳代の女性の労働力率が上昇した主な要因は非正規雇用の増加である 217 年の女性の年齢階級別の労働力率の内訳をみると の労働力率 ( 年齢階級別の人口に占めるの割合 ) は25~29 歳をピークに低下しており 4 歳代以降は

<4D F736F F F696E74202D C68DDF94ED8A518ED282C982C282A282C A5F8F4390B3292E E707074>

計画の今後の方向性

4 各保険等を所管する行政庁 医療保険と介護保険を所管する行政機関は 厚生労働省 ( 中国四国厚生局岡山事務所 ) 及び県 ( 長寿社会課 ) ですが それぞれの所管は次のとおりとなっています 被用者保険厚生労働省 ( 中国四国厚生局岡山事務所 ) 岡山市北区下石井 岡

保険料は個人ごとに 後期高齢者医療制度では 被保険者一人ひとりに保険料を負担していただくことになります 新たに 75 歳になられた方 (65 歳以上 75 歳未満で一定以上の障害があり 認定を受けた方を含む ) は 以前に加入していた国民健康保険や被用者保険を脱退して この制度に移行することになりま

第 9 回社会保障審議会年金部会平成 2 0 年 6 月 1 9 日 資料 1-4 現行制度の仕組み 趣旨 国民年金保険料の免除制度について 現行制度においては 保険料を納付することが経済的に困難な被保険者のために 被保険者からの申請に基づいて 社会保険庁長官が承認したときに保険料の納付義務を免除す

はじめに この冊子では タルグレチンによる皮膚 T 細胞性リンパ腫の治療を受ける方に対して 高額療養費制度を活用した時の医療費 ( 自己負担限度額 ) がどのくらいかかるかを紹介しています 高額療養費制度では 年齢や所得によって自己負担限度額が異なります 自己負担限度額の計算例も示していますので ご

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 医療保険は社会保険を構成する1つです 医療保険制度の仕組みや給付について説明していきます 医療保険制度 医療保険制度は すべての国民に医療を提供することを目的とした制

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

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みずほインサイト 政策 217 年 3 月 22 日 介護保険の 3 割負担導入へ持続可能な制度には負担と給付の見直し不可避 政策調査部上席主任研究員堀江奈保子 3-3591-138 naoko.horie@mizuho-ri.co.jp 217 年 2 月 7 日に介護保険法等の改正法案が国会に提出され 現在で審議中である 改正の柱は 地域包括ケアシステムの深化 推進 と 介護保険制度の持続可能性の確保 である 要介護 要支援認定者数は現在の 63 万人から急増し 23 年代には 9 万人を超える見通しである その後も少子高齢化の進行から人口に占める要介護 要支援認定者数の割合は拡大し続ける 持続可能な介護保険制度の構築には 高齢者の自立支援や要介護状態の重度化防止が重要であることはもとより 急激な変化には配慮しつつ 能力に応じた負担 を求める改革が鍵となる 1. 介護保険法の改正法案 217 年 2 月 7 日に介護保険法等の改正法案 ( 地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案 ) が国会へ提出され 現在審議中である 改正法案の柱は 地域包括ケアシステムの深化 推進 と 介護保険制度の持続可能性の確保 の2 本である まず 地域包括ケアシステムの深化 推進 については 高齢者の自立支援と要介護状態の重度化防止 地域共生社会の実現を図ることが目的とされている 主な改正内容は 1 自立支援 重度化防止に向けた保険者機能の強化等の取り組みの推進 2 医療 介護の連携の推進 3 地域共生社会の実現に向けた取り組みの推進 である ( 図表 1) また 介護保険制度の持続可能性の確保 に関する主な改正内容は 介護保険の利用者の負担の見直し及び健康保険や各種共済の保険料負担の見直しである わが国は 急速に少子高齢化が進んでおり 介護が必要な高齢者が増加するなか 主として介護保険制度を財政的に支える現役世代の減少が見込まれるため 今後の介護保険財政が厳しくなることが予想される そこで 本稿では 介護保険法等の改正法案のうち 2つ目の柱である 介護保険制度の持続可能性の確保 のための改正案を中心に 今後の介護保険制度改革の在り方について考えることとしたい 2. 現役世代並みの所得者は 3 割負担へまず 介護保険制度の持続可能性の確保 のための改革のひとつである介護保険の利用者負担割合の見直しについてみていく 介護保険制度は 制度導入当初の2 年以降 利用者負担は介護費用の1 割とされていたが 215 年 8 月から一定以上の所得がある者については2 割負担となった 2 割負担となる所得基準は 収入が年 1

金のみの場合は年収 28 万円以上 1 年金収入以外の所得がある場合は合計所得金額 2 16 万円以上が対象となる ただし 合計所得金額が16 万円以上であっても 同一世帯の介護保険の第 1 号被保険者 (65 歳以上 ) の年金収入やその他の合計所得が単身世帯で28 万円 2 人以上世帯で346 万円未満であれば1 割負担となる なお 第 2 号被保険者 (4~64 歳 ) は所得にかかわらず全て1 割負担である 3 改正案では 年金収入が34 万円以上 ( 現役世代並みの所得者 具体的な基準は政令事項 ) であれば利用者負担を3 割負担にするとされている ( 図表 2) 年金収入以外の所得がある場合には 合計所得金額が22 万円以上かつ同一世帯の介護保険の第 1 号被保険者の年金収入やその他の合計所得が単身世帯で34 万円 2 人以上世帯で463 万円未満であれば2 割負担となる なお 現在 2 割負担者については月額 44,4 円の上限が設けられているが 改正案によると3 割負担者の月額上限は44,4 円で変わらない 施行期日は218 年 8 月 1 日である 図表 1 介護保険法の改正法案の概要 Ⅰ 地域包括ケアシステムの深化 推進 1. 自立支援 重度化防止に向けた保険者機能の強化等の取り組みの推進 ( 介護保険法 ) 全市町村が保険者機能を発揮し 自立支援 重度化防止に向けて取り組む仕組みの制度化 国から提供されたデータを分析の上 介護保険事業( 支援 ) 計画を策定 計画に介護予防 重度化防止等の取組内容と目標を記載 都道府県による市町村に対する支援事業の創設 財政的インセンティブの付与の規定の整備等 2. 医療 介護の連携の推進等 ( 介護保険法 医療法 ) 1 日常的な医学管理 や 看取り ターミナル 等の機能と 生活施設 としての機能とを兼ね備えた 新たな介護保険施設を創設 2 医療 介護の連携等に関し 都道府県による市町村に対する必要な情報の提供その他の支援の規定を整備 3. 地域共生社会の実現に向けた取り組みの推進等 ( 社会福祉法 介護保険法 障害者総合支援法 児童福祉法 ) 市町村による地域住民と行政等との協働による包括的支援体制作り 福祉分野の共通事項を記載した地域福祉計画の策定の努力義務化 高齢者と障害児者が同一事業所でサービスを受けやすくするため 介護保険と障害福祉制度に新たに共生型サービスを位置付ける Ⅱ 介護保険制度の持続可能性の確保 4.2 割負担者のうち特に所得の高い層の負担割合を3 割とする ( 介護保険法 ) 5. 介護納付金への総報酬割の導入 ( 介護保険法 ) 各医療保険者が納付する介護納付金(4~64 歳の保険料 ) は 被用者保険間では 総報酬割 ( 報酬額に比例した負担 ) とする ( 注 ) 施行期日は218 年 4 月 1 日 ただし Ⅱ5は217 年 8 月分の介護納付金から適用 Ⅱ4は218 年 8 月 1 日施行 ( 資料 ) 厚生労働省 地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案のポイント (217 年 2 月 ) より みずほ総合研究所作成 2

厚生労働省によると 216 年 4 月時点の介護保険利用者約 496 万人のうち 利用者負担が2 割となっている利用者は約 45 万人であり 全体の9% 程度である 改正により3 割負担となる利用者は約 12 万人と見込まれており 全体の3% 程度となる見通しが示されている なお 特別養護老人ホームの入所者 (2 割負担者は約 2 万人 ) については一般的な費用額の2 割相当分は月額 44,4 円の上限に達しているため 3 割負担が導入されても負担増になる利用者はほとんどいないとみられている 3. 介護納付金に総報酬割を導入へ 介護保険制度の持続可能性の確保 のための改革のもうひとつは 介護納付金における総報酬割の導入である 介護保険制度では 医療保険者 ( 協会けんぽ 健保組合 国保 各種共済 ) が徴収する第 2 号被保険者 (4~64 歳 ) の保険料 ( 介護納付金 ) により 介護給付費の28% 4 を賄っている 各医療保険者の負担を決定する際 加入者数による人頭割が採用されているため 被用者保険 ( 協会けんぽ 健保組合 各種共済 ) 間でも報酬額に占める第 2 号保険料の比率に差が生じている 改正案は 介護納付金を 加入者数に応じた負担 から被用者保険間では 報酬額に比例した負担 とするとされている これが 総報酬制 の導入である 図表 2 介護保険の利用者負担割合の見直し (218 年 8 月施行 ) 負担割合 改正案 現行 3 年金収入等 34 万円以上 3 割負担 ( 上限 44,4 円 ) 2 割負担 ( 上限 44,4 円 ) 2 年金収入等 28 万円以上 34 万円未満 2 割負担 ( 上限 44,4 円 ) 2 割負担 ( 上限 44,4 円 ) 1 年金収入等 28 万円未満 1 割負担 ( 上限 37,2 円 ) 1 割負担 ( 上限 37,2 円 ) ( 注 )1. 改正により負担割合が 3 割となる年収の具体的な基準は政令事項 現時点では 合計所得金額 ( 給与収入や事業収入等から給与所得控除や必要経費を控除した額 ) 22 万円以上 かつ 年金収入とその他合計所得金額が 34 万円以上 ( 単身世帯の場合 夫婦世帯の場合 463 万円以上 ) とすることを想定 2. 現行制度で負担割合が 2 割となるのは 合計所得金額 16 万円以上 かつ 年金収入とその他合計所得金額が 28 万円以上 ( 単身世帯の場合 夫婦世帯の場合 346 万円以上 ) 3.( ) 内は月額の世帯の負担の上限 1は世帯内に市区町村民税が課税されている者がいる場合の世帯の負担の上限 非課税世帯は上限が異なる ( 資料 ) 厚生労働省 地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案のポイント (217 年 2 月 ) より みずほ総合研究所作成 図表 3 介護納付金の総報酬割導入のスケジュール 217 年度 ~7 月 8 月 ~ 218 年度 219 年度 22 年度 総報酬割分なし 1/2 1/2 3/4 全面 ( 資料 ) 厚生労働省 地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案のポイント (217 年 2 月 ) より みずほ総合研究所作成 3

なお 激変緩和の観点から217 年 8 月から介護納付金の2 分の1を総報酬割とし 219 年度からは4 分の3を総報酬割に 22 年度から全面総報酬割へと段階的に導入される ( 図表 3) 厚生労働省によると 全面総報酬割導入により 保険料負担が 負担増 となる被保険者数は約 1,27 万人 負担減 となる被保険者数は約 1,65 万人である なお 負担減 となる被保険者のうち 協会けんぽの被保険者数が約 1,44 万人と試算されている (214 年度決算見込みデータに基づく試算 ) 4. これまでの介護費用と保険料 介護保険が導入された2 年度時点では 要介護 要支援認定者数 5 は256 万人だったが 216 年 12 月末には63 万人 ( 暫定 ) まで増加している これに伴い 介護費用も2 年度の3.6 兆円から216 年度 ( 当初予算 ) では1.4 兆円に拡大している ( 図表 4 上段 ) 図表 4 介護費用と保険料の推移 介護費用 ( 兆円 ) 1 8 6 3.6 4.6 5.2 5.7 6.2 6.4 6.4 6.7 6.9 7.4 7.8 8.2 8.8 9.2 1. 1.1 1.4 4 2 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 ( 年度 ) 保険料: 第 1 号被保険者 ( 円 ) 6, 4, 2,911 3,293 4,9 4,16 4,972 5,514 2, 第 1 期第 2 期第 3 期第 4 期第 5 期第 6 期 2~2 年度 3~5 年度 6~8 年度 9~11 年度 12~14 年度 15~17 年度 保険料: 第 2 号被保険者 ( 健保 ) 2. 1.5 1.11 1.25 1.23 1.23 1.13 1.19 1..89.5.86.97 1.7 1.1 1.1 1.6 1.7 1.5 1.51 1.55 1.55 1.17 1.25 1.72 1.58 1.32 1.36 1.41 1.41 協会けんぽ健保組合 ( 平均 ). 23 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 ( 年度 ) ( 注 )1. 介護費用は 2~13 年度は実績 14~16 年度は当初予算 2. 第 1 号被保険者の保険料は全国平均 ( 月額 加重平均 ) 3. 第 2 号被保険者 ( 健保 ) の保険料率は総報酬制の導入後の23 年度以降の保険料率 保険料の徴収ベースは22 年度までは月収だったが 23 年度以降は年収 ( 総報酬 ) に変更された ( 総報酬制の導入 ) 協会けんぽは215 年度まで実績で 215 年度は214 年度末に見込まれる剰余分 (23 億円 ) も含め 単年度で収支が均衡するよう引き下げられた 健保組合は 213 年度までは決算 214 年度は決算見込み 215 年度は予算ベース ( 資料 ) 厚生労働省資料より みずほ総合研究所作成 4

一方 介護保険料も徐々に負担が増加している 第 1 号被保険者 (65 歳以上 ) の保険料負担は サービス基盤の整備状況やサービス利用の見込みに応じて保険者 ( 市町村 ) ごとに設定されている また 低所得者等に配慮されており 市町村民税の課税状況等に応じて段階的に設定されている ( 標準は6 段階 ) 全国平均( 月額 加重平均 ) の保険料の推移をみると 2~22 年度には2,911 円であったが 215~217 年度は5,514 円と介護保険制度発足時と比較して2 倍弱に拡大している ( 図表 4 中段 ) また 第 2 号被保険者 (4~64 歳 ) のうち 協会けんぽと健保組合 ( 平均 ) の介護保険料率の推移をみると いずれも概ね上昇傾向である ( 図表 4 下段 ) 5. 要介護 要支援認定者数は急増する見通し現在の人口に占める要介護 要支援認定者数をベースに将来の要介護 要支援認定者数を算出すると 216 年 12 末時点の63 万人から235 年には9 万人台まで急増する見通しである ( 図表 5) その後は9 万人台半ばでほぼ横ばいとなるものの 介護保険の被保険者数 (4 歳以上人口 ) に占める同認定者数の割合は上昇し続け 25 年には14.3% まで拡大する見通しである ( 図表 5) 今後 主に介護保険財政を支える現役世帯の人口が減少していくことを考えると 持続可能な介護保険制度とするには 高齢者の増加により増え続ける介護費をどう公平に負担するかが課題であり 負担と給付の見直しは避けられない 今回の介護保険法等の改正法案で示されたように 一部の所得の高い層の利用者負担を3 割へ引き上げることは 世代間の公平性を確保するためにもやむを得ない改正であろう 総務省 全国消費実態調査 (214 年 ) により 世帯主が6 歳以上の世帯と全世帯の年収分布を比較すると (2 人以上世帯 ) 6 歳以上の世帯の方が低所得者の割合が高く 高所得者の割合が少ないものの 年収 1, 万円以上の 6 歳以上の世帯も8.3% を占める ( 図表 6) また 総務省 家計調査 (215 年 ) により 同様に世帯主が6 歳以上の世帯と全世帯の貯蓄現在高の分布をみると (2 人以上世帯 ) 6 歳以上の世帯の方が図表 5 要介護 要支援認定者数の将来見通し ( 万人 ) 2, 1,5 1, 5 要介護 要支援認定者 / 被保険者数 ( 右目盛 ) 11.5 1.3 9.2 8.2 88 83 715 63 14.3 13.3 13.7 12.6 936 959 949 951 15 1 5 要介護認定者数 要支援 認定者数 216 2 25 3 35 4 45 5 ( 年 ) ( 注 )216 年は12 月末実績 ( 暫定 ) 22 年以降は 216 年 12 月末時点 ( 人口は217 年 1 月 1 日時点概算値 ) と男女別 年齢階級別の要介護 要支援認定者数の人口に占める割合が同じとして算出 将来推計人口は各年 1 月 1 日時点 の人口 ( 資料 ) 国立社会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 (212 年 1 月 ) 厚生労働省 介護保険事業状況報告 月報 ( 暫定版 ) (216 年 12 月分 ) 総務省 人口推計 (217 年 1 月報 ) より みずほ総合研究所作成 5

貯蓄残高が多い世帯の割合が高い ( 図表 7) 高齢者世帯については 所得格差 貯蓄格差が大きいという特徴があるものの 負担能力ある高齢者について利用者負担を3 割負担とすることは 今後の保険料負担増に対する理解を得るためにも必要な改革である なお 今回の改正では月額の上限額は44,4 円で据え置きとされたが 急激な負担増には配慮しつつ 継続的な見直しは欠かせない 215 年の健康保険の被保険者の平均年収は 健保組合 ( 単純平均 予算ベース ) が563 万円 協会けんぽが379 万円と2 万円弱の差がある 総報酬割の導入 すなわち 加入者数に応じた負担 から 報酬額に比例した負担 への移行は 現役世代についても負担能力に応じた負担を求めるという観点や 今回の改正では急激な負担増を避けるために段階的な総報酬割の導入とされていることも考え合わせれば 負担増となる被保険者の理解を得ることはできよう 持続可能な介護保険制度を構築していくためには 高齢者の自立支援や要介護状態の重度化防止が重要であることはもとより 今後も急激な変化には配慮しつつ 能力に応じた負担 を求める改革が鍵となる 図表 6 年間収入階級別の世帯分布 (2 人以上世帯 ) 2 万円未満 2~3 3~4 4~5 5~6 6~8 8~1 1 万円以上 世帯主が 6 歳以上の世帯 6.8 15.4 23.1 16.1 11.1 12.7 6.5 8.3 全世帯 4.6 9.7 15.8 14 12.4 18.8 11.3 13.6 2 4 6 8 1 ( 資料 ) 総務省 全国消費実態調査 (214 年 ) より みずほ総合研究所作成 図表 7 貯蓄現在高階級別の世帯分布 (2 人以上世帯 ) 1 万円未満 1~3 3~5 5~1 1~2 2~4 4 万円以上 世帯主が 6 歳以上の世帯 8. 7.3 6.5 15. 22.3 22.9 18.2 全世帯 11.1 11.4 9.5 17.9 21.1 17. 12.1 2 4 6 8 1 ( 資料 ) 総務省 家計調査 (215 年 ) より みずほ総合研究所作成 6

1 65 歳以上の所得上位 2%( 全国平均 ) に該当する額 2 収入から公的年金控除や給与所得控除 必要経費を控除後 基礎控除や人的控除等をする前の所得金額 3 第 2 号被保険者が介護保険サービスを利用できるのは 老化に起因して発症した特定疾病が原因で介護が必要であると認定された場合のみ 4 介護保険の財政構成は保険料 5% 公費 5% となっている 保険料は第 1 号保険料 (65 歳以上 ) が全体の 22% 第 2 号保険料 (4~64 歳 ) が同 28% である (215~217 年度 ) 5 介護保険制度では 要介護状態 ( 寝たきりや認知症等で常時介護を必要とする状態 ) になった場合や 要支援状態 ( 家事や身支度等の日常生活に支援が必要であり 特に介護予防サービスが効果的な状態 ) になった場合に 介護サービスを受けることができる この要介護状態や要支援状態にあるかどうか 要介護状態にあるとすればどの程度かの判定を行う要介護認定において 要介護 要支援の認定を受けた被保険者数 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり 商品の勧誘を目的としたものではありません 本資料は 当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが その正確性 確実性を保証するものではありません また 本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります 7