5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

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いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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ように話す順序を考えて発表原稿をまとめ, 発表カードの大枠を完成させる ここで, 発表カードの内容をより充実させるために, 再度, ペアで発表カードを聞き合い, 質問し合う活動を通して, 発表原稿の付け加えを行い, 発表カードを完成させる 次に, 発表の練習に取り組む 発表練習に取り組む前に, 相手

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

3 児童の実態 1 年生の時から比べるとみんなの前で話すことは慣れてきているものの 声が小さか ったり 語尾がはっきりしなかったりする子がいる また 自分の考えや思いを伝えると きに 順序よく話すことや大事なことを落とさずに話すことがうまくできない子が目立つ 国語を中心に 話型のワークシートを使って

【授業 1】

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

第1学年国語科学習指導案

自己紹介をしよう

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

児童はこれまでに これは何でしょう (1 年下 ) で ものの特徴を聞き手に分かり やすく説明したり その特徴を落とさないようにしながら聞いたりする学習や 問題が分 かるように はっきりした発音で話す学習をしてきている だが それらを意識はしてい ても十分身に付いているとは言い難い 日々の学習の中で

総合第 3 学年福山市立千年小学校指導者山本康子 単元名 何もないとは言わせない!~ 千年の町のじまんをしよう ~ 本単元で育成する資質 能力 表現力主体性 積極性 思いやり自らへの自信 1 年間指導計画 月 千年の町をじまんしよう (70 時間 )

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

いろいろな衣装を知ろう

解答類型

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

<小学校 生活科>

国語科学習指導案

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あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

Taro-【HP用】指導案.jtd

3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

第1学年国語科学習指導案

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

第○学年 ○○科指導計画

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

国語科学習指導案様式(案)

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

Microsoft Word - 第2学年 国語科「つづき話をプログラミングで表そう」研究指導案.docx

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

第6学年 国語科学習指導案

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 1 学年 1 組国語科学習指導案単元名 : オリジナルじゃんけんであそぼう じゃんけんやさんをひらこう 男子 14 名女子 16 名計 30 名 指導者渡部英里単元について 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 1 学年及び第 2 学年, A 話すこと 聞くこと の指導事項 イ相手に応じて,

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 12 学校案内パンフレットを作ろう-共同編集・制作-

また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

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6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

Microsoft Word - ★【のびっこ】知的 国語学習指導案 俳句探検隊

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

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(1)

人的環境の整備 教師 友達 分かりやすい説明の手本となるように, 話す速さや声の大きさを意識して簡潔に話したり, 話すポイントを視覚的に示したりする 道案内の手順を知ることや説明原稿の作成に時間が掛かった場合は, 教師間で役割分担しながらアドバイスする グループ内での自分の役割が明確になるように,

第1学年国語科学習指導案

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

誰 ( 何 ) から得た情報なのかを記録カードに記入させる なぜなら など理由をつけて発言できるよう指導する 聞き手は 発表のどこから伝えたいことが分かったのかを言えるようにする 6 単元構想表 個人テーマを設定する ( 2 時間 ) ウエービング ( 大豆についての知識を広げる ) 全員で出し合う

Hi, friends!1 Lesson3

りする活動には集中できない児童もいる そのために, ことばにこだわりを持って活動させるようにしてきた 例えば A 児は, 家に帰るとビデオやテレビを見て過ごし, 家族との会話が少ない状況である そのため語彙が少なく, 友だちとのつながりも薄くなり会話が広がらない コミュニケーションを取ることの楽しさ

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が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

1

5. 評価規準評価の観点コミュニケーションへの関心 意欲 態度外国語への慣れ 親しみ言語や文化に関する気づき 主な評価規準 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している 言葉だけでなく表情やジェスチャーを加えて コミュニケーションすることの大切さを知る 様々な感情や様子を表す表現に慣

Transcription:

第 2 学年国語科学習指導案平成 18 年 9 月 20 日 ( 水 ) 第 5 校時板橋区立舟渡小学校 2 年 2 組 31 名指導者岩切あゆみ 言葉への関心を高め, 豊かに表現できる児童の育成 自分の言葉で伝えよう 1. 単元名友だちに分かるように話そう あったらいいな, こんなもの / 話す 聞く 2. 単元目標 あったらいいものについて楽しく空想し, 友達と質疑応答することで詳しくなることを知る 自分の考えたものについて, 話し方に気をつけて発表し, みんなに知らせる この教材で身につけたい力 あったらいいな と思うものについて, それがどんなものか, 理由は何かなど, 話す順序を考えながら, 聞き手が分かるように話す ( 話す ) どんなものが あったらいい か, 組になった人と話し合って考えを深める ( 話す ) 発表者が あったらいいな と考えているものの名前や理由を落とさずに聞き, 分からないことは質問する ( 聞く ) あったらいいもの の名前や理由がよく伝わるように, はっきり話す ( 言語事項 ) 3. 単元の評価基準 関心 意欲 態度 自分で考えたものについて, 相手に分かるように話したり, 友達とやりとりしたりしようとしている 話す 自分が考えたものについて, 事柄の順序を考えながら聞き手に分かるように話している 聞く 話し手の考えたことに対して, 意見を出し合っている 言語事項 姿勢や口形に気をつけて, はっきりした発音で話している 丁寧な言葉遣いで発表している 4. 児童の実態本学級の児童は自分のことを話すことが好きである しかし, 全体の前で発表するとなると恥ずかしがったり, 緊張したりしてはっきりと話すことができない児童が多い 2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずにしっかり話せているのだが, 声が小さくて友だちに伝わらないということが多くあった また, 最後まで聞かず, 発表の途中で質問する子もおり, 話の聞き方が身についていない子が数人いる 日常的な活動では,1 年生の時から朝や帰りの会で毎日 1 人ずつテーマに沿ったスピーチをしたり, 宿題で音読をしたりしている 音読は, 家庭で声の大きさなどのチェックカードを毎回つけてもらっており, 音読に関しての言語事項はほぼ身につけている

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りをする活動の中で, 改めて注意深く聞くことを意識させていきたい また, 本単元は 14 時間すべてが話すこと 聞くことの学習にあてられており, 実際に話したり聞いたりする活動を重視している ねらいとしては, 話し方の工夫や聞くことの大切さ, 話題に沿ってやり取りすることで内容が充実することの意味を学ばせることが考えられる 題材的には難しい事柄を扱うわけではないので, 自由で楽しい雰囲気の中, 話すこと 聞くこと の基本的な姿勢に焦点を当てた学習を目指すものである このような本単元の学習活動は大きく 4 つに分けられる 2 人組で あったらいいな と思う日常生活に必要なものを見つける 見つけたものを聞き手に分かりやすく伝えるカードを作る 5~6 人のグループで発表会の練習をする 1 組と合同で発表会を開く 6. 研究主題との関連本単元については, 育てたい力を以下の 3 点とし, それに応じた手立てを考え, めざす児童像に迫ることとした 育てたい力 声の大きさや速さに気をつけて話す 相手に分かるように順序よく話す 大事なことは何か考えながら聞く 手だて 伝える相手を意識して発表する 本学級の児童は,1 学期に学級の友だちを相手として知らせたいことを伝える学習をしてきた 本単元では, 同じ年齢同士の 2 人組,5~6 人のグループでの発表練習,1 組との合同発表会と伝える相手の人数を徐々に多くして, 知らせたいことを伝える活動を行う また,3 学期には伝える相手を 1 年生として学習していく 伝える相手を広げることによって, 相手に応じた話し方や伝え方を身につけ, 中学年の 適切な言葉遣いで話す ことにつなげていく 聞いている人が分かるように順序を意識して話す < 手立て > 順序を考えて話す内容を書けるように, まとまりに区切って提示したワークシートを使って順序を意識づけるようにする 相手に分かりやすく伝える手立てとして絵を描かせる 絵やワークシートの内容を基に発表の原稿を書く < 指導 > 文章をかけない児童には, 絵やカードを参考にしながら, キーワードとなる言葉や接続詞をあげて一緒に文章を考える 文章や発表の練習が順調な児童には, メモを見て発表できるように指導する メモを見ての発表では, 文章にならずメモをそのまま読んだり, メモが文章になってしまったりす

一次二次ることが考えられるので, 原稿を覚えた上でメモを書くようにし, 発表の時には確認程度にメモを見るようにさせる 話す内容に興味をもたせて, 話を聞くようにする 評価カードや感想カードを使って, アドバイスをし合ったり, 良いところを書いたりすることで, 話す内容に興味を持たせる そのためには, いくつかアドバイスの観点をあげたり, 教室に掲示してある聞き方上手などの掲示物を確認したりして, 聞くことへの意識をもたせるようにする 発表の際に使う評価カードは, 声の大きさなど言語事項に関することと, どんなことができるかわかった などといった内容に関する観点をあげ, で評価できるようにする また, 合同発表会で書く感想カードは, 各発表者につけた評価カードを参考にして, よかったところやおもしろかったところ, もっと知りたいと思ったところなどを書いて交換する めざす児童像 はっきり話せる子 最後まで話を聞くことができる子 7. 本単元の指導計画 (14 時間扱い ) 学習活動評価 ( ) 指導 支援の工夫 (*) 1 23 4 あったらいいなと思うものを想像し, 学習の見通しをもつ ドラえもん の中で, 自分が欲しい道具を挙げる あったらいいなと思うものを考える どんな発表をするのか知り, 学習のめあてをもつ 学習の見通しをもつ たくさん考えた中から, 友だちに知らせたいものを選ぶ 2 人での対話の仕方を知る * 絵と文で思いつくだけ, ワークシートに書かせる * ドラえもん にとらわれず, 自分の生活を振り返ったり, 家族に尋ねたりして, あったらいいものを考えさせる * 思いつかない子は, ドラえもんの道具の中であったらいいなと思うものを選び, 内容を自分なりに考えて書くようにさせる 興味をもって発想をしようとしている * 各活動のめあてをあげることで, どんなめあてで 話すこと 聞くこと の学習をするのかを押さえるとともに, 発表までの見通しをもたせる 話すこと 聞くこと の学習のめあてをもっている * 付録 CD を活用して, 上手な対話の仕方を意識させる 対話での話し合いに必要なことを理解している

5 分からないことを質問している 6 7 8三次 話し合いの目的を知る 2 人 1 組で話し手と聞き手に分かれて話し合い, 内容を修正したり, 改善したりする * 話し合いの目的は, 内容をより分かりやすく 詳しくすることであるということを明確にする * やり取りをしながらワークシートに書き足していく 相手の話を受けて話をしている 自分の考えを積極的に述べている 話の内容を落とさずに聞いている 発表の準備や練習をする 発表するときに見せる絵を描く 話す内容をワークシートにまとめる どういう順序で話すかを考える ワークシートにまとめた内容を基に文章を書く 聞く人がよく分かる話し方を考える 発表に向けて話し手 聞き手に分かれて練習をする * 最初に絵を描いて想像を広げさせる * 絵を参考にして, 特徴などをカードにまとめさせる 書けない子への支援では, 使い方や形などを質問して言葉に出させる < ワークシートの分類 > あったらいいなと思うもの どんなものか( 大きさや形, 使い方 ) こんなことができる( 特徴 ) 事柄ごとにワークシートにまとめて話す順序を考え, 文章にしている * 付録 CD を活用して, お話上手 聞き方上手になるには を考えさせる 話し方上手 のポイント ちょうどよい声の大きさ 速さで話す はっきり話す 聞き手の方を見て話す 順序よく話す よい姿勢で話す 9 聞き方上手 のポイント 話している人の目や顔を見て聞く ( 手遊びしない ) 最後まで黙って聞く 話が終わったら, 分からないことを尋ねたり, 感想を言ったりする * 発表の練習をして, メモだけでも発表ができそうな子には, メモでの発表の仕方を指導して練習させる 聞く人に分かるように考えながら, 話す練習をしている 分からないことを質問したり, 感想を言ったりしている

四次10 本時 11 発表会の練習をする グループごとに分かれて発表会をする (4 人 8 グループ ) グループ内で順番に話し手となり, 発表する 発表会に向けてもっとよくなるようにアドバイスし合う ( 評価カードを使用 ) 発表会の準備をする 友だちのアドバイスを基に内容を加えたり, 手直ししたりする 話し方上手 聞き方上手 のポイントを確認する 司会の練習をする * 他のグループの声が混ざってしまって十分な活動ができないため,1-1,1-2,2-1 の3つの教室を使って練習をする (1 教室に 3グループ ) *, 声の大きさやよかったところ, もっと知りたいと思ったことを評価カードに書いたり, 伝えたりしてアドバイスし合う * アドバイスを参考にして, 内容や順序の変更ができることを知らせる 聞く人に分かるように, まとまりごとに順序よく話すことができる 友だちの発表を聞き, よりよい内容にするためのアドバイスを考えることができる * 初めて発表を聞く 1 組の子が分かるように直すことを意識づける * 発表後に感想を書いたり, 伝えたりすることを意識して聞くように伝え, 発表会のイメージをもたせる * グループ内で順番に司会をすることを伝え, 司会者の言葉を掲示する 話し方 聞き方について意識し, よりよい発表会にしようとしている 12 13 14 発表会をする 1 2 組合同で 10 人程度のグループを作り, グループごとに発表会を開く 順番に話し手となり, 発表する 聞き手は,1 人発表し終わるごとに評価カードを書く 発表者の次の人が司会をする 感想カードを交換し合い, 発表会の感想をまとめる ( 前時の評価カードを基に感想カードを書く ) * 発表のよいところを見つけて, 感想カードを交換し合うことを伝え, 聞く構えを作らせる * 話し方 聞き方の確認をして, ポイントを復習する *1-1,1-2,2-1の教室を使い, 他のグループの発表と声が混ざらないようにする (1 教室に2グループ ) 聞き手に分かるように, まとまりごとに順序よく話している 丁寧な言葉遣いで話している 姿勢や口形に気をつけて, はっきりした発音で話している 発表を興味深く聞き, 評価カードを書くことができる * 友だちの発表の良いところを見つけて感想カードを書いたり, 交換したりする * 学習全体についての自己評価カードを用意し, 発表するまでの友だちとの話し合いや練習など, 今まで書いたワークシートを使って振り返らせる 友だちのよいところを見つけて, 感想カードに書くことができる 自分の学習を振り返ってまとめることができる

8. 本時の学習 (10/14 時間 ) (1) 本時の目標 聞き手に分かるように発表する 友だちの発表を聞き, よいところやわからないところをみつけて, カードに書いたり, 伝えたりすることができる (2) 展開時間学習活動 * 教師の指導 支援 評価の観点 1. 本時の学習のめあてを知る * 前時までの学習を振り返り, 本時の活動内容を確認する 3 分あったらいいなと思うものを発表しよう 5 分 32 分 5 分 2. 発表の仕方, 聞き方のポイントを確認する 3. グループごとに発表会をする (4 人 8 グループ ) グループ内で話し手と聞き手に分かれて順番に発表する 発表 聞き手からの感想やアドバイス 発表者 聞き手 教室内 1 グループ 4. 本時の学習を振り返り, 次時の学習について知る 聞き方上手の振り返りをする * 話し上手 聞き上手 のポイントを提示し, 意識付ける 話し方のポイント ちょうどよい声の大きさ 速さで話す はっきり話す 聞き手の方を見て話す 順序よく話す よい姿勢で話す聞き方のポイント 声の大きさ 速さ 話している人の顔や目を見て聞く 最後までしゃべらずに聞く よいところやもっと知りたいことを見つけながら聞く * 評価カードの書き方の説明をする * 話しやすく, 聞きやすい場所で活動させる 1-1,1-2,2-1の各教室に3グループずつ * 活動内容を提示しておき, 活動の流れがいつでも確認できるようにしておく < 活動の流れ > 1 発表者の話 2 質問したりよかったところを伝えたりする 3 評価カードを書く ( 発表者は自己評価カードの記入 ) * 発表の途中で評価カードを渡してしまうと, 意識がカードに向いてしまって聞くことに集中できなくなるので, 評価カードはグループの全員が終わってから交換する * 時間が残ったら, 評価カードを交換する時間とする 丁寧な言葉遣いで話している 姿勢や口形に気をつけて, はっきりした発音で話している 発表を聞いて, 評価カードを書くことができる 分からないことを質問している * 次時は, 初めて発表を聞く 1 組の子が分かるように発表内容を直したり, 練習したりすることを伝える 発表の内容を分かりやすく書き直す ( 内容 ) 相手に伝わるように, 発表の仕方を練習する ( 言語事項 ) (3) 評価 発表の際, 聞き手に分かるように, まとまりごとに順序よく話すことができたか 友だちの発表を聞き, よいところや分からないところをみつけて, 評価カードに書いたり, 伝えたりすることができたか