戦後の剣道禁止から現代剣道武道必修化に至るまで 学籍番号 13C0030 学生氏名坂本知謙 序論 平成 20 年 3 月 28 日に中学校学習指導要領が改訂され 武道が必修化になった現在 その重要性が社会に認識され始めている 第二次世界大戦後禁止されていた剣道が 復活するのには長い年月がかかった 剣

Similar documents
必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

「標準的な研修プログラム《

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい


1 単位対象学年 組 区分 1 年 必修 奥村秀章 黒尾卓宏 晝間久美 保健体育 保健 我が国の健康水準 健康であるための成立要因や条件について理解させ 飲酒や喫煙等の生活習慣について考える 薬物乱用 感染症 エイズの予防対策の重要性について認識させる ストレス社会への対処の仕方や身

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

Microsoft Word - 博士論文概要.docx

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

Taro-プレミアム第66号PDF.jtd

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

日体大ハンドボール部女子における平成 26 年度春季 秋季リーグ ハンドボール研究室 の勝ち試合と負け試合のシュートレンジについての考察 指導教員 辻 昇一准教授 ~DS のシュート成功率 平均シュート数 平均得点に着目して~ 学籍番号 11A A A A0746

家庭における教育

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

授業概要と課題 第 1 回 オリエンテェーション 授業内容の説明と予定 指定された幼児さんびか 聖書絵本について事後学習する 第 2 回 宗教教育について 宗教と教育の関係を考える 次回の授業内容を事前学習し 聖書劇で扱う絵本を選択する 第 3 回 キリスト教保育とは 1 キリスト教保育の理念と目的

学校体育と幼児期運動指針の概要について

3 学校の部活動部活動についてについてお聞きします 問 7: あなたは 学校の部活動に参加していますか 学校の部活動に参加していますか 部活動部活動に参加している人は 所属している部活動の名前も記入してください 1. 運動部活動に参加 ( 問 8へ ) 2. 文化部活動に参加 ( 問 9へ ) 3.

人間科学部専攻科目 スポーツ行政学 の一部において オリンピックに関する講義を行った 我が国の体育 スポーツ行政の仕組みとスポーツ振興施策について スポーツ基本法 や スポーツ基本計画 等をもとに理解を深めるとともに 国民のスポーツ実施状況やスポーツ施設の現状等についてスポーツ行政の在り方について理

論文題目 大学生のお金に対する信念が家計管理と社会参加に果たす役割 氏名 渡辺伸子 論文概要本論文では, お金に対する態度の中でも認知的な面での個人差を お金に対する信念 と呼び, お金に対する信念が家計管理および社会参加の領域でどのような役割を果たしているか明らかにすることを目指した つまり, お

10SS

初段 1 足さばき について説明しなさい 剣道で使われる足さばきには 歩み足 送り足 開き足 継ぎ足の4 種類がある (1) 歩み足 - 前後に遠く速く移動する場合の足の使い方である (2) 送り足 - 前後左右斜め方向に 近く速く移動する場合や 打突するときの足の使い方である (3) 開き足 -


令和元年度 大田区立馬込中学校 部活動 年間活動計画

なぜ空手道がオリンピック正式種目に採用されたか学籍番号 13A0426 学生氏名砂川純輝伊勢野海人山田健太 1. はじめに空手道はオリンピック正式種目を目指してきた 空手道は過去に3 回採用競技の候補に上がり そのうち一度は理事会で採用が内定していながら総会で3 分の2という必要票が得られないばかり

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

[ 中学校男子 ] 1 運動やスポーツをすることが好き 中学校を卒業した後 自主的に運動やスポーツをする時間を持ちたい 自分の体力 運動能力に自信がある 部活動やスポーツクラブに所属している 3 運動やスポーツは大切 [ 中学校女子

H30全国HP


平成18年度標準調査票

Taro-12事例08.jtd

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

Microsoft Word - 医療学科AP(0613修正マスタ).docx

社会系(地理歴史)カリキュラム デザイン論発表

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4


筝で社会に貢献しよう !

5 児童生徒質問紙調査 (~P23) (1) 運動に対する意識等 [ 小学校男子 ] 1 運動やスポーツを [ 小学校女子 ] することが好き 1 運動やスポーツをすることが好き H30 全国 H30 北海道 6 放課後や学校が休みの日に 運動部や地域のスポーツクラブ以外で運動やスポーツをすることが

第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

ICTを軸にした小中連携

1 国の動向 平成 17 年 1 月に中央教育審議会答申 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について が出されました この答申では 幼稚園 保育所 ( 園 ) の別なく 子どもの健やかな成長のための今後の幼児教育の在り方についての考え方がまとめられています この答申を踏まえ

成績評価を「学習のための評価」に

Taro13-有料第81号PDF.jtd

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

< F2D838F815B834E B B>

2019 年度 コース履修の手引 教職コース 司書教諭コース 学芸員コース

Microsoft Word - aglo00003.学力の三要素

<4D F736F F D F95DB91CC5F315F88C08C7C8D E7397A794FC937997A292862E646F63>

Taro-自立活動とは

参加標準記録 少年女子 B 少年共通 少年男子 B 少年女子 A

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

~この方法で政策形成能力のレベルアップが図れます~

BULL20


介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

Microsoft Word - 11 進化ゲーム

<835A E E A B83678F578C768C8B89CA E786C7378>


< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

スライド 1

習う ということで 教育を受ける側の 意味合いになると思います また 教育者とした場合 その構造は 義 ( 案 ) では この考え方に基づき 教える ことと学ぶことはダイナミックな相互作用 と捉えています 教育する 者 となると思います 看護学教育の定義を これに当てはめると 教授学習過程する者 と

商業科 ( 情報類型 ) で学習する商業科目 学年 単位 科目名 ( 単位数 ) 1 11 ビジネス基礎 (2) 簿記(3) 情報処理(3) ビジネス情報(2) 長商デパート(1) 財務会計 Ⅰ(2) 原価計算(2) ビジネス情報(2) マーケティング(2) 9 2 長商デパート (1) 3 プログ

広報-表紙-p20(

<4D F736F F F696E74202D EC08F4B CF58BB48C92816A205B8CDD8AB B83685D>

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

環境 体制整備 4 チェック項目意見 事業所評価 生活空間は 清潔で 心地よく過ごせる環境になっているか また 子ども達の活動に合わせた空間となっているか クーラーの設定温度がもう少し下がればなおよいと思いました 蒸し暑く感じました お迎え時に見学させて頂きますが とても清潔だと思

(Microsoft Word - \217\254\212w\202U\224N\201i\216R\217\343\201j.doc)

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

愛媛県学力向上5か年計画

スライド 1

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

<4D F736F F F696E74202D208ED089EF959F8E F958B5A8F70985F315F91E630338D E328C8E313393FA8D E >

Microsoft Word - 社会科

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

Transcription:

日本刀について 学籍番号 13C0016 学生氏名近江健太郎 ( 序論 ) 私は 大学に入り 専攻武道の剣道の授業にて 居合の授業があり 居合の授業の中で 初めて刀を持ち 興味を持ちました 現在では 木刀や刀を持つことよりも竹刀の方が多く使われているので 刀から竹刀になるまでにあった出来事や 日本刀は いつ頃どのようにしてできたのか 多くの人に日本刀を愛されているのは何故なのか 日本人における 日本刀の意味と価値 日本刀の歴史について調べ今後の自分の剣道において 役立てて行きたい また 学んだ知識を多くの人に教えていけるようにして行きたい ( 本論 ) 第一章日本刀は いつ頃どのようにしてできたのか 十一世紀から十二世紀と考えられている 古墳時代から奈良時代は両刃剣を当時の中国から輸入したと同時に 中国の戦乱で亡くなった剣鍛治により 日本で剣が作られる様になった 刀と呼ばれる反りのある片刃刀になったのは平安時代と言われている 鎌倉時代後期 武士たちから 脆すぎてすぐに使い物にならなくなる との不満の声が上がり 刀鍛治達はその当時の最高技術を集め 新たな刀が作られた これがいわゆる 折れず 曲がらず よく斬れるというものである 第二章日本刀はどの様にして作られているのか日本刀は 幕末の刀工である水心子正秀の残した書物によって定義され 玉鋼を材料として古式に沿った方法で作られる事が現行の法律によって決まっている よって 新しく日本刀を製作しても 伝統的な製法によって作られたもの以外は 日本刀として扱われない まずは 砂鉄を原料とし たたら吹き という伝統的な製鉄方で精錬される 柔らかい銅 硬い銅 を組み合わせる事により 折れづらく鋭い刃を持った刀を作る事ができる 第三章なぜ日本刀は多くの人に愛されているのか日本刀は 国宝や重要美術品が多く その中でも日本刀には有 名な 日本国国宝 大包平 妖刀 村正 雷切 豊臣秀吉の愛刀 一期一振 天下五剣 と称される五つの名刀がある 第四章日本人における日本刀の意味と価値平安時代 民にとって刀は武器である以前に 神器 神体であった 刀は宮廷人が地位を表す装飾剣であって 戦闘の武器ではない事を望んだ 第五章日本の刀剣の歴史国内で一般的に日本刀と呼ぶようになったのは 明治以降のことで それまでは太刀 あるいは刀と呼ばれていた 特に平安朝以前の直刀には剣 劔 太刀 横刀などの文字が使われていた 弥生時代には銅剣が使われ 両刃の刀が主流で 鎬のない平造と呼ばれる形式の刀があった 飛鳥時代以降になると 刃文をはっきりと確認できる刀剣が出現した 平安時代前期から中期にかけても 主流は反りのない直刀であった しかし 平安初期に作られていた小鳥丸という刀には反りが確認されていた また それまでは刀に近い部分にあった鎬筋が刀身の中央寄りに移動していた ( 結論 ) 日本刀が出来てから 本日に至るまで長い年月がかけられ さまざまな刀の形ができている 日本刀は 国宝や重要美術品として 扱われており 今でも大切に保管されている このことから 多くの日本人に愛されているということがわかった 1000 年も前に作られた日本刀を見ると 日本人は 良いモノを作る天才だと感じられる ( 参考文献 ) 小笠原信夫著 刀剣 日本刀講座 第 9~15 巻雄山閣鈴木卓夫著 伝統的作刀技法 永山光幹 刀剣鑑定読本

戦後の剣道禁止から現代剣道武道必修化に至るまで 学籍番号 13C0030 学生氏名坂本知謙 序論 平成 20 年 3 月 28 日に中学校学習指導要領が改訂され 武道が必修化になった現在 その重要性が社会に認識され始めている 第二次世界大戦後禁止されていた剣道が 復活するのには長い年月がかかった 剣道を復活させるためには精を尽くした人はたくさんいる またそのような剣道がなぜ今の日本において学校教育の現場で必要とされ 学ばなければならないのか そして 学ぶことによって何が得られるのかを考えていきたい 第一章 昭和 20 年 (1945 年 ) 日本は太平洋戦争に降伏し GHQ の管理下におかれた 日本が今後戦争を起こさぬよう 平和への再出発 への復興が目指された その影響で 武道禁止令が発布された GHQによる剣道の禁止理由は 剣道が尚武精神を助長する 精神教育 であり刀剣使用の訓練であるというものであった 戦時中は近代戦の中で積極的に戦技化を進め 更にそれ以前は武徳思想の養成を行っていたことが問われ 禁止された これにともなって 木刀や竹刀そして竹刀は焼却処分された 一部には いずれの時にやれるのではないか という望みのもとに隠されたりもしたが 占領軍に処刑されるとか 沖縄へ送られるとかの脅えの中のことであった 軍刀や短剣も供出が命じられたが あるものは屋根裏に ある人は藁ぐろに隠したりした 時には刀さえも焼却した 当然 剣道家や剣道教師は肩身の狭い思いをしたし 職業を奪われることもあった 転職したり 田舎に帰って農業に従事する人もあった しかし そうした状況でも各地でひそかに稽古をした人々も少なくはなかったし その活動の形態は様々であった 第二章 礼に始まり 礼に終わる に代表されるように 剣道の 特性 を 礼 に求めることが多いようだ 確かに 礼 や 礼儀 または 礼法 といわれているものは 剣道の 特性 の一要素である しかし 剣道の 特性 の中心をそれらのみに求めるべきではないか 剣道の特性をその技術に求める場合によく言われるのが しない は 日本刀 の代用であるという考え方だ これは現在 剣道の技術のとらえ方としては一般的なものになっている その代表が全日本剣道連盟が昭和五十年に発表した 剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である とする 剣道の理念 である しかし この しない を 日本刀 の代用であるとする考え方は現在では非常に無理がある その根拠を述べると まず しない が 日本刀 の代用となるためには明確な前提がいるということだ それは しない によって剣道を実践する者に 日本刀 の観念がなくてはならないということである 第三章 平成 20 年 3 月改訂の中学校学習指導要領に 第 1 第 2 学年の保健体育で武道が必修になることが明記され 平成 24 年度から完全実施された それまで 中学校の保健体育で 武道の領域は学年ごとに選択となっていたが この改訂により 男女共に全ての中学生が第 1 第 2 学年において武道を学ぶことになった 第 3 学年は 引き続き選択となった 平成 20 年 1 月の中央教育審議会答申の中で 学習体験のないまま領域を選択しているのではないか との指摘と 武道については その学習を通じて我が国固有の伝統と文化に より一層触れることができるよう指導の在り方を改善 することが示された これを受け 新学習指導要領では武道を含めたすべての領域が必修となり 武道が 伝統と文化を尊重し と謳う改正教育基本法の教育の目標を実現する役割を担うことになった 結論 現代剣道は剣道本来の形から変化をしながら現在に至っている そこには 敵を切るための術として鍛え始めた剣術から始まり そこから人としての生きざまを学ぶという観点から剣道に変化していった このように もともと人を殺す術だったはずの剣術が教育の一環 または日本人としての精神 剣道に変化していったことは 他のスポーツ競技には見られない独特な意味合いを持っている かつて 武士道が日本人の精神であると述べた 新渡戸稲造が世界に武士道という言葉を広めたことによって 日本だけでなく 海外からも日本人は武士道というイメージが定着した

剣道と間の関係性 学籍番号 13C0060 学生氏名内藤晃大 < 序論 > 私は 幼いころから剣道を続けており日本体育大学でも剣道を専門に学んできた 普段の稽古や 試合をする中で 間 間合い が占める重要性はとても大きいと感じた また 間 間合い のかけ引きは勝敗に大きく関わっている したがって 試合が強い 上手い人は 間 間合い の使い方が非常に上手いと考えられる また 段位が上がっていくにしたがい 相手との距離だけではなく時間を指す 間 や精神的な 間 というのも剣道に大きく関わっていく また 剣道の指導場面においても様々な 間 間合い に応じた技を指導しなければならない そこで私は 自分の剣道の上達の為 指導者になったときにレベルの高い指導が出来るよう今回のテーマを選定した < 本論 > 第一章 間 とは相手と立ち会った時の相互の立会の間隔 距離を間合いという 古来 間合 間 場合 場 場間などの語をもって示され 皆同じ意味に解されている されど間と間合いとを更に分析すれば 間とか場とかは相手と己との間隔を言い 間合い 場合とは 相互の距離 間隔を言うばかりでなく その間に心のはたらき 攻防の理合を含むものを意味し 間の理合と言うべきものである また 辞書などでも 間合い という言葉を調べても剣道に関わることだけでなく 舞踊 音楽などで 調子や拍子の変化する間のわずかの時間を表したり 適当な時機や頃合いなども意味する また 五輪書などの昔に書かれた本には 拍子 という言葉で用いられている この 拍子 とはわかりやすく言えばリズムのことである 第二章間合いの実際剣道における間合いは 単なる我と相手との距離のみを指しているわけではない 間合いとは 機会に心を配することであり 物理的な空間的 時間的なあいだのみではなく お互いの技術や体力 精神力をひっくるめた総合的な働きを間合いというのである 剣道においては 三段の間 と示しているものがある 三段の間 とは 近間 一足一刀の間 遠間 のことである 稽古をする際 初心者を相手にするときは 近間 でさまざまな技術を練習する これはお互いに有益な方法である 同格の者とは 一足一刀の間合い で心を残さず 廃り廃りて稽古をするのが良い また 大事な試合や 真剣勝負の場合は 遠間 で敵の技の居ついたところ 起こる頭 引く機など相手の動きに対応するとよい この 三段の間 を習得するとともに 上達するにつれ 総合的な間合いを習得することが大切である 剣道における間合について第三章現代剣道と 間合い の関係性勝負において 間合いの駆け引きは非常に重要である 自分に有利で 相手には不利な間合いをとることが大切である そのために自分の間合い 打ち間を知ることが第一である また 間合いを取るときは相手の戦術 技能も予知することがたいせつである だが 現在の剣道では 剣先が相手の喉元に届くほどの間合いから打ちだしている それは現在の 竹刀剣道 だからできることであり 真剣を扱っていた時代では容易にできることではない ただ単に相手の打突部位を捉えることだけを考えるのではなく 目には見えない心の駆け引きや 読みあいこそが剣道の奥深さであり 醍醐味である < 結論 > 最近では 剣道の理念よりも試合に勝つことだけを目標にしている者が多い 勝つために稽古に励むことは良いことだが 間 間合い や理合いを学び 深く考えることが大切であると考える また 剣道特有の礼儀作法や 相手を敬う精神的要素も剣道には必要なことであり それらを踏まえて人間形成をすることも剣道の魅力である そして近年では 剣道が世界に普及しており 国際大会や国際交流が行われているが このような魅力を世界に広めていき 真の剣道の在り方を分かってもらわなければならない 私自身も勝敗のみにこだわらず 間 や理合いについて深く考え 生涯剣道に携わっていくなかで この剣道の魅力を広めていきたい

武道の礼法 学籍番号 13C0064 学生氏名南島伸哉 序論 武道は 礼に始まり 礼に終わる と言われる はたして礼とは何か 武道をすることで礼儀作法が身に付くと言われる また 武道 剣道を学ぶ上で 礼儀作法が身に付くと言われている しかし現代社会をみてみると 人に挨拶ができないことや 公共でのマナーが守れない等が 大きな社会問題となっている 礼儀は 私たちが人間として社会生活をしていくうえで 非常に大切なものの一つである 剣道でも 礼に始まって礼に終わる と言われるように 礼儀をとても大切にしている そこで本研究は 武道において行われている礼法の起源を辿りながら 武道の礼法と剣道の礼法や 動作と意味について解明しようとするものである 第一章 礼法について礼という言葉や思想は 中国より導入されてきたものであるといわれる これが 日本固有の思想の中で消化吸収され さらには仏教思想とも融合されて 日本独自のものとして完成されたものであった 武道の礼法において 小笠原家の初代小笠原長清が 武士社会の社会的基本としての礼儀および法規を整備し 小笠原流礼法を作り上げた この礼法が 今の礼法の基礎となっているとされている 第二章 武道の礼法について武道の礼法において どんなに美しく姿勢を整えてお辞儀をしても 礼の心が相手に伝わらず また心が離れていたのでは意味がない 一種の儀礼として勝敗のない場合でも 相手に尊敬の念を伝える方法として用いられるようになったのが日本のお辞儀ですあるといわれている 武道における小笠原流の礼法は 基本姿勢や基本動作が最も大切になる 礼においても立礼や座礼があり 目の置き処や回る動作 膝行に膝退 物の扱いや訪問とさまざまある 立礼の浅い礼から深い礼に座礼の角度や意味が 各礼法によってある 常に油断なく また身に隙なく 物に乗る心地 物に奪われる心地を考えて 日常の当たり前の行動に移す時 礼は生きてくる 抽象的な概念ではなく 行動に生きる心そ のものが 武道の礼法 となっているとされている 第三章 剣道の礼法剣道は 礼に始まり礼に終わる といわれる 剣道は道場の出入りから礼を行う これは 入るときには 恥しい行動はしません という誓いの礼で 出るときは ありがとうございました の感謝の礼である 各種武道でも共通している また 剣道において正座は 左座右起 であり この形式はほとんどの武道に精通している しかし 小笠原流による武家の礼法では 座り方 立ち方の作法は 右座左起 とされている つまり現在の剣道で行っている左座右起の作法は 古来の武家作法とは異なるということである これが変化した要因は 刀を用いた時代に 右利きが多い中で左側に刀を置いていた そのため右膝を立てた片足蹲踞の姿勢は いつでも敵に対応できる武術的な構えであるからであったといわれている また 剣道おいて座礼は両手同時であるが 居合では 右手をいつでも使えるように配慮した武術した心構えであるために 左 右の順で手をつくとされている 剣道は心構えとしては 居合の作法を学ぶべきであるとされている 結論 武道の礼法は各種武道によってさまざまで多くあった 昨今日本人の 礼法 に対する意識が疎かになってきている このことは生活様式の変化 世の中のグローバル化などによる 海外からの様々な影響によるところが大きい 礼法とは何かと考えた時 日本人としての倫理 道徳 観を再認識する必要があると考えられる 海外においては宗教教育の中に道徳教育が組み込まれ道徳観が養われるが 多宗教国家でわが国においては望めない そこで学校教育における道徳教育さらにその具現化を図るためには武道の実践が最も効果的であると考えられる 我々指導者は各武道における技術的な教授だけでなく日本人として忘れてはならない 礼法 の在り方について更に理解を深め後世に継承していく必要があると考えられる 参考文献 武道の礼法小笠原清忠 剣道はこう学べーその理論と実際井上正孝

宮本武蔵について 学籍番号 13C0070 学生氏名久枝小太郎 序論私はこれまで剣道を16 年間やってきた そこでは剣道の技術であったり 日本剣道形や居合などを学んできた 剣道にかかわりのある人物や歴史は深くまでは理解していない なので今回は 剣豪である宮本武蔵について詳しく研究していく 無敗の剣豪はどのように育ちどのような戦いをしてきたのか また有名な 巌流島の決闘 や 五輪書 についても調べ 勝ち続けていくにはどのような心を持つべきなのかなどを研究し これからの剣道に生かせればと考える 本論第 1 章宮本武蔵の生涯武蔵は 作州 ( 今の岡山県 ) で生まれたといわれている そして養子に入り 育った それから武蔵は タケゾウ という名前であったが 沢庵和尚にとらえられ姫路城天守牢屋に入れられた そこで4 年間いた その間 牢屋の中にある本を読み修業した 4 年後 牢屋から出る時に タケゾウ の名を捨て 宮本武蔵 と名付けられた そして宮本武蔵の新たな人生が始まった そして武蔵は 京都の吉岡一門との果し合いをする これまで60 余りの戦いをしているがすべて勝ったといわれている 第 2 章巌流島の決闘ここでは有名な決闘である巌流島の決闘について調べた 宮本武蔵と佐々木小次郎の検討であるがそうではなかった そもそも佐々木小次郎という人物は存在しなかった 二天記 が準拠した 武公伝 には 小次郎 とあるのみである 世の中に 佐々木 と出てきたのは武蔵の死後百三十年経った1776 年に書かれた 二天記 が初めてである この決闘は 武蔵と小次郎が本当の強い者を決める戦いであったがそもそもこの戦いをした時の武蔵の年齢は十八歳頃である 二天記 には巖流島での決闘時の年齢は十八歳であったと記されているが このような記述は 二天記 の元になった 武公伝 にはなく 巖流が十八歳で流派を立てたという記述を書き改めたものである また生前の勢源と出会うには 決闘時に最低でも五十歳以上 直弟子であれば相 当の老人と考えられ 七 の誤記ではないかとも言われている 宮本武蔵よりは年長であった可能性が高い 一説には七十歳をすでに越えていたといわれている また 武蔵が遅れていったということも多く言われているが 岩流三尺の白刃を手にして来り武蔵 木刀の一撃を以て之を殺す 電光猶ほ遅きが如し と表現されている この通り ここにも武蔵の名は書かれているものの小次郎ではなく 巌流 と書かれている また碑文には 両雄同時に相会し とあり 武蔵は遅刻していない 第 3 章五輪書宮本武蔵で有名なのは 五輪書 である 宮本武蔵の著した兵法書であり 武蔵の代表的な著作である 剣術の奥義をまとめたといわれる 寛永 20 年 (1643 年 ) から死の直前の正保 2 年 (1645 年 ) にかけて 熊本県熊本市近郊の金峰山にある霊巌洞で執筆されたとされる しかし武蔵は 五輪書 という題名の本を書いたのではない 五輪書 というのは 後人が勝手にそう呼ぶようになったまでのことで 武蔵本人はこの著作に 五輪書 というタイトルを付したわけではない これが 五輪書 と云って通用する一般的通称になったのは やはり明治以後である 江戸時代までは おおむねこの著作は 五巻の書 とか 兵書五巻 とか あるいは 地水火風空の五巻 とか 兵法得道書 とかさまざまな名前で呼ばれていた 武蔵は五巻のそれぞれに 地 水 火 風 空 の名を付けていた 全体のタイトルはないが 各巻の名はすでにあった 結論今回 宮本武蔵 について研究して 今まで自分が思っていたこととは違うこと多々あった 武士の道は何なのか 戦いの時と普段の心の持ち方や目の付け方 太刀の持ち方 掛け引きの戦術 足使いや 表 と 奥 など初心者の方から上級者まで幅広くの事を武蔵流に書いている しかも これはただの兵法ではなく 武蔵の遺言でもあった これを残し武蔵は我々に様々なことを教えてくれた これからの剣道生活において 五輪書 に書いてあったことを心に置きながら 剣道とは何なのかを自分なりによく考えながら剣道をやっていきたいと改めて考えた

剣道人口と世界の剣道事情また普及について 学籍番号 13C0085 学生氏名宮城光輝 本文今回私がこのテーマを研究した理由は 大きく分けて2つの事があげられる まず一つ目は 今まで長い時間剣道と向き合ってきて多くの方と出会い その中で 先生や剣道経験のある少年剣士の保護者など多くの方から 昔はもっと多くの人たちが剣道を習っていた 道場はこんなに広く使えなかった などのお言葉を聞き ほんとにそれは事実なのであろうかと疑問に思ったのが一つ目の理由といえる 国内や世界の剣道事情なども同時に調べることにより これから剣道がどのように発展していくか それを調べることによりこの先の剣道のあり方というのが明確になると感じた そして 二つ目の理由は中学校武道必修化が進み高校生以上の剣道人口にどのような変化があったのか また剣道を身近なスポーツにするには どのような取り組みをするのが効果的なのかが気になったのが理由である このことを調べ 実践していくことにあたり 中学校における武道必修化を調べ 剣道の理解や本質を再確認し今後社会において剣道が発展し 剣道が身近な存在になるためにはどのような工夫が必要かを合わせて調べることにした 第一章では現在の剣道人口と世界の剣道事情を調べることにしたこれにより現在の剣道人口と10 年前と15 年前を比較すると10 年前では 今よりも剣道人口は二万人近く多く それと並行して有段者の活動の数も多く見受けることができた 15 年前ではそれよりも一万人ほど多くこれを見る限りでは 剣道人口は大幅に減少傾向にあるとゆう結果がでた また世界の剣道事情では世界大会について取りあげた そこでは剣道のオリンピック化の難しさをつづる一文もあり また年々回数を行うごとにマナーを守る観客や武士道を感じさせる選手の振る舞いなどこれからの世界の剣道状況は向上していく事と確信できるような結果を見ることができた 第二章では中学校剣道必修化によって高校生以上の剣道人口の変化を調べることにした 中学校における武道必修化とその問題点を考察した そこには剣道指導の仕方として剣道は勝敗だけが重要ではなく ともに練習や試合をした 相手に敬意をはらい 尊重する態度を身に付けるということを指導していく 次に 相手への感謝の気持ちをもつということ 対人競技の剣道では 相手は 競争相手 であり お互いを高めあうパートナー でもある 相手がいて初めて競技が成り立つという 相手への感謝の気持ちをもって取り組むことを 指導していくということなど 武道必修化になり指導者の指導をする上で必要なことをあげた 次に高校剣道人口の推移について調べた 予想していたとおり減少の傾向が見られた 平成 23 年より武道必修化が始まり統計に動きがあると感じたが 実際のところ特に変わった様子を感じることができなかった これは まだ武道必修化により柔道やダンスを選択する学校が多くあるというのも剣道部員が増えにくい一つの理由といえる 第三章では剣道を普及させるためにはどのようなことが必要かを調べることにした 全日本剣道連盟では普及について正しい普及とは 日常の稽古や試合という競技の剣道を通じて 武士の精神を多くの人々に伝えることです 単なる競技として広めることではないのです とのことだったが私は全日本剣道連盟の考え方は大変すばらしいと感じたが しかし 第一章で調べたとおり剣道人口は年々減少の傾向にある この問題を解決していくにはいくつかの方法があると私は感じ独自に普及する方法を考えた 一つ目はソーシャルネットワークサービスを利用して テレビなどで特集された剣道の動画を広める 二つ目は剣道の良さを分かってもらうためにかかわる人に剣道をやっている人は違うというのを感じてもらう このようにどちらの方法も剣道を普及させていくためには小さな力といえる しかし 普及させていきたいという気持ちを持つものが多くなればなるほどこの方法は効果的であると感じる 今回このようなことを調べるに当たり剣道の良さ 素晴らしさというものが改めて感じることができた この素晴らしさを多くの方々に伝えるべくこれからも剣道普及について考え 努めていきたいと感じる

武道の必修化と指導法について 学籍番号 13C0094 学生氏名屋我雄飛 序論文部科学省は 平成 20 年 3 月 28 日に中学校学習指導要領の改正を告示し 新学習指導要領では 中学校保健体育において武道 ダンスを含めたすべての領域を必修とすることを決めた 私は幼い頃から剣道をしており 大学在学中も剣道部に所属し剣道を専攻してきたこともあり なぜ武道が必修科されたのか その背景には何があるのか 武道を学ぶことにより何を身に付けることができるのか その中でも剣道 現行の 中学校学習指導要領 では 1 年生で 武道 ( 柔道 剣道 相撲 ) または ダンス のいずれかを選択して履修させ 2 年生と3 年生で 球技 武道 ダンス のうちから2つを選択して履修させることになった 基本法が改正され その第 2 条第 5 号 ( 教育の目標 ) に 健やかな身体を養うこと と 伝統と文化を尊重し それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに 他国を尊重し 国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと が定められた この規定には には何が求められているのかを明らかにすることにより 1 我が国と郷土を愛する態度を養うこと 将来指導者になったときの教育方法として活用できるよう 2 進んで外国の文化の理解と他国を尊重す にすることと 剣道の楽しさをもっと多くの人に伝えるた る態度を養うこと めに武道が必修科目になった今 授業を通じてどのように 3 国際社会の平和と発展に寄与すること しての剣道の魅力を伝えていくのか その指導内容や指導方法を目的とする 本論第一章武道とは 武道 という言葉は武士道のことを指したが 江戸時代後期頃から古武道のことも指すようになった 現代の武道はこの古武道から発展したものである 明治維新によって古いものとして古武術は廃れ 武術侯行などを行いなんとか命脈を保つ状態となった このような中 嘉納治五郎は柔術を独自に理論家 合理化した講道館柔道を開き栄えた 教育者であった嘉納の思想は後の武道家に強い影響を与えた 武道は, 武技, 武術などから発生した我が国固有の文化であり, 相手の動きに応じて, 基本動作や基本となる技を身に付け, 相手を攻撃したり相手の技を防御したりすることによって, 勝敗を競い合う楽しさや喜びを味わうことのまた, 武道に積極的に取り組むことを通して, 武道の伝統的な考え方を理解し 相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを重視する運動である できる運動である 第二章武道必修化の理由と経緯 中学校武道必修化 とは 中学校の保健体育の授業で武道が必修領域になったことをいい 平成 24 年度から完全実施された この3 点が示されている 第三章学校剣道の指導方法 [ 中学校第 1 学年及び第 2 学年 ] 武道は, 中学校で初めて学習する内容であるため, 基本動作と基本となる技を確実に身に付け, 基本動作や基本となる技を用いて, 相手の動きの変化に対応した攻防ができるようにする [ 中学校第 3 学年及び高等学校入学年次 ] 中学校第 1 学年及び第 2 学年の 基本動作や基本となる技ができるようにする ことをねらいとした学習を受けて, 第 3 学年では, 相手の動きの変化に応じた攻防を展開できるようにすることを学習のねらいとしている 剣道の指導というと礼儀作法はもちろんのこと素振りや構え 打ち方や受け方 足さばきなどそれ以上に技のなども指導する 結論剣道人口が減少していく今 子供たちにどのようにして剣道の楽しさや魅力などを伝えていくのかがこれから剣道専門家 指導者の大きな課題となっていくと思う 我々は日本の伝統文化である剣道をまなんでいく中で次世代の日本を背負う生徒や子供たちに武道を正しく伝えるべく 生徒への指導をさらに研究し 工夫を重ね努力をしていかなければなら ない

日本剣道形について 学籍番号 13C0103 学生氏名渡會保志成 序論今までも剣道形は行ってきたが 日本体育大学に入学して授業で行うようになりここで初めてこれが本物の剣道形だということに気付いた 今まで行ってきたのは 団審査に合格するためだけに覚えていただけで 形本来の本質は全く理解できていなかったことにきづけた 今までは 剣道形風を行っていた しかしこれからは竹刀剣道にも活かせるようにしていきたいと思った もっと深いところまで知る必要がある 日本剣道形が竹刀剣道に与える影響などをまとめる 本論第一章剣道方はもともと戦技攻防の理合と 実戦の経験を基にして作られた剣道の基本的刀法である よってその剣理を会得することによって これを何本にも活かすことができ さらにむかしは この 形 の鍛錬だけで実戦に臨んで真剣勝負をやることができたのである 今の日本剣道形ができたのは 大正元年である もともと形というのはそれぞれの流派によって異なるものであり 徳川時代の末期にはその数実に五百 その中でも主だった流派だけでも二百にも達していたと伝えられている これを十本にまとめたのは 全国の剣道界の権威者二十五名による剣道形調査委員会を設け 主査として根岸五郎先生 ( 東京 ) 高野佐三郎先生 ( 東京 ) 内藤高治先生( 京都 ) 門奈正先生( 京都 ) 辻真平先生 ( 佐賀 ) の五氏である 二五名の権威者があつまってもなお数か月にわたる研究を重ね 原案を作り委員会の討議の結果 数多い流派を統一し それらの中からもっとも優れた技を取り入れて組み立てられたのが 今日のこの剣道形である 第二章日本剣道形に出てくる構え 剣道五行の構え というのがある 上段 中段 下段 八相 脇構 である 剣 道形には太刀の形七本と小太刀の形三本で形成されている 合わせて十本である それぞれ一本一本に意味があり竹刀剣道につながることができる 第三章剣道の変遷を見ると 初めに実戦剣道が生まれ それが形剣道となりさらに現在の竹刀剣道と発展してきた このように竹刀剣道のもとに形剣道があり 形の役割は竹刀剣道の基本であると同時に基礎づくりであるといえる 形は剣道の技術の最も基本的なものを選んで組み立て その理合を集約したものであると言われ これを十分に活用すれば実際の稽古試合にも応用できるものとされている そして剣道形講習会などでも これを確実に演練することによって たくさんの効果を得られると教えている ところが現実には現在の剣道競技の規定では短い小太刀の竹刀など使えないのに小太刀の形が3 本もあったり 一般的な剣道の打突動作は上級者になればなるほど手首や肘を主体とした小さく素早い打突方法が求められるのに 剣道形では両腕を大きく振りかぶる動作をしたりと 剣道形を現代の竹刀の剣道に活かすどころか その違いばかりが目立ってしまい かえって戸惑ってしまう人の方が多いだろうか 結論日本剣道形のことについていろいろ調べた結果 実戦剣道が生まれ それが形剣道となりさらに現在の竹刀剣道というなりたちだあることがわかった 最近では形を習得する理由が昇段審査のためだけになりがちだが そうではなく 剣道形と竹刀剣道をつなげることにより良い剣道形ができ より良い竹刀剣道ができる 形により正しい姿勢を身につけ 正しい間合いを知り 正しい打突および体さばきを身につけることができる 私自身も日体大に入学するまでは 形について深く考えていなかったが 授業で形を行うにつれ今まで形に使っていた稽古の時間が無駄だったようなきがした しかし形を授業で学び この論文でたくさんのこと学びしっかりと稽古に生かせるようにしようと考えた

第 16 回世界剣道選手権大会について 学籍番号 13C0104 学生氏名大城春佳髙野実咲 序論正直 大学に入学するまでは 世界大会がどの様な大会なのか どの様に行われているのかなど 全く見当もつかなかった しかし 私たちは昨年 第 16 回世界剣道選手権大会の役員をさせて頂いたおかげで 日本だけでなく 世界の様々な国の剣道を見ることができた また 日本の剣道の誠実さ 華麗さ 力強さ等 肌身をもって感じることができた 特に本部役員をやらせて頂いた私たちは 一番近くで試合を見ることができ 感銘を受けた また 日本体育大学出身の選手もいたため より一層世界大会に興味を持ち 研究することにした 第一章世界大会について第一節歴史第 2 次大戦敗戦後 連合国軍の占領下におかれた日本で 剣道は抑圧されていたが 昭和 27 年 (1952) 独立回復後 全日本剣道連盟が結成されるとともに甦った 今日では 学校体育の重要な一部分を構成するとともに老若男女を問わず 庶民の間に拡がり 数百万人に及ぶ幅広い年齢層の愛好家が竹刀を持ち ともに稽古に励んでいる また 世界各地で剣道を愛好する外国人も増え 昭和 45 年 (1970) には国際剣道連盟 (IKF) が結成され 第 1 回世界剣道選手権大会が日本武道館において開催された 第二節これまでの結果男子団体 女子団体第三節大会規約と審判 試合規則試合は全て国際剣道連盟試合 審判規則により行う 参加資格 (1) 参加国 ( 参加団体 ) 大会に出場できるのは FIK 加盟国 ( 加盟団体 ) のみとする 但し本大会前年の FIK 理事会において IK 加盟が承 認された国 ( 未加盟団体 ) は 大会に参加することができる (2) 参加者本大会試合に参加する選手は 次の資格を有しなければならない a. 上記参加国 ( 参加団体 ) の正式登録会員であること b. 最終エントリーの時点で 代表する国の国籍を有すること ( 確認のために パスポートの提示を求められる場合がある ) その国の国籍を有しない者については 事にその国の会長が理由書を FIK へ提出して審査を受け 最終エントリー前に FIK 会長の証人が得られた場合のみ認められる 第二章 : 第 16 回世界剣道選手権大会について ( 女子 ) 第一節 : 参加国と日本の選手について < 参加国 : 団体のみ> 計 34 チーム第二節 : 大会結果第 16 回世界剣道選手権大会 ( 女子 ) < 団体 > 優勝日本 2 位韓国 3 位アメリカブラジル第三章 : 日本体育大学から世界大会に出場した選手新里知佳野渡邊タイ村瀬諒結論第 1 回大会からの結果を見て 2006 年の男子団体戦では韓国に一度敗れてはいるものの 日本は圧倒的な強さで結果を残している また 世界大会が開催されるにあたり 選手選考や 審判 役員にも様々な条件があり 3 年に一度行われる世界剣道選手権大会には時間をかけて準備が行われている 日本の剣道は 世界のどの国と比較しても 始めの礼から終わりの礼まで 剣の理法の奥にある武士の精神が表れていた それは 日ごろから培っている厳しい稽古や私生活において作り上げているものであり それこそが剣道の目的である 人間形成の道 だと確信した

平成 28 年度日本体育大学剣道部女子における 試合での有効打突の機会について 学籍番号 13C0106 学生氏名木村真弓 序論私は中学 1 年生から今日まで10 年間剣道を続けてきた 特に日本体育大学で剣道を専門的に学んできた中で 中学 高校までの剣道と大学剣道とでは大きな差があることに氣が付いた それは身体的な要素と剣道のうまさである 身体的な要素は毎日の稽古やトレーニング 三食の食事と休養のバランスで作っていくことが可能である しかし剣道のうまさについては 何も考えずに4 年間稽古をしているだけでは全く身につかない 剣道のうまさは自分でいかに考え 工夫し 研究していくかで上達の度合いは人によって大きく差が出来るのだ そこでこの剣道のうまさ すなわち打突の機会について 試合で成績を出す選手は他の選手と比べて一本を狙う機会に違いはあるのか 状況によっても違いはあるのか また本学剣道部はどのような機会で一本を取られてしまうのか これらを客観的に調査することで 本学剣道部員の試合の傾向がどのようなものか どう試合展開をしていくと良いのかを分析していく 第一章警視庁剣道連盟から発行された剣道のしおりには打つべき機会として (1) 起こり頭 (2) 技の尽きたところ (3) 居ついたところ (4) 受け止めたところ (5) 退くところ (6) 呼気と吸気の変わり目 (7) 心に驚懼疑惑の隙が生じたときの7つを紹介している この平成 28 年度本学剣道部女子部員の13 名の選手を対象として 全 126 試合のビデオを元に 剣道の試合において一本になった技 118 本を ビデオで判断しやすい (1) 起こり頭 (2) 技の尽きたところ (3) 居ついたところ (4) 受け止めたところ (5) 退くところの5つの機会に分けて集計した 結果は 起り頭 29% 技の尽きた所 8% 居ついた所 58% 受け止めた所 2% 退く所 3% となった 第二章 : 第一節 ( 検証 1) 今年度行われた第 48 回関東女子学生剣道選手権大会を勝ち抜き 第 50 回全日本女子学生剣道選手権大会へ駒を 進めた選手 3 名を他の選手を比較したところ 3 名の選手は 居ついた所 で一本になった割合が62% で それ以外の選手の54% であったのに対して 8% 上回っていたことが分かった またその3 名は 一試合当たりの取得本数が1. 33 本であり その他の選手の0.88 本と比べて0.45 本多いことが分かった 第二節 ( 検証 2) 三本勝負の一本目 二本目 勝負で取得した一本の機会についてまとめたところ 一本目と二本目の打突の機会は全試合で出した割合との大差は見られなかったが 初めに一本先取されてから取り返しに行く試合 もしくは自分が先取していたが相手に取り返され勝負にもつれ込んだ試合では 10 0% の割合で 居ついた所 を一本にしていた 思い切りよく攻めている場合と 切羽詰まった状態での一本の機会にはやはり差が見られた 第三節 ( 検証 3) 最後に本学の女子選手がこの平成 28 年度の試合において 相手に一本を許してしまった機会についてまとめたところ 起り頭 11% 技の尽きた所 16% 居ついた所 70% 受け止めた所 0% 退く所 3% となり 一本取得する場合でも一番大きな数字になった 居ついた所 が最大の割合を占めている 第三章 : 結果今回は13 名の選手を対象にして第 48 回関東女子学生剣道選手権大会 第 50 回全日本女子学生剣道選手権大会 第 42 回関東女子学生剣道優勝大会 第 35 回全日本女子学生剣道優勝大会の4 大会の全 126 試合 118 本をまとめて検証を進めた結果 試合では時間内に一本でも多く取得できるような攻撃力と もし相手に一本を許してしまった場合でも冷静で無理のない機会に取り返しに行ける力が必要である という結果が出た 試合で勝つ為には ただやみくもに ただ数多く打つのではなく 試合の場で最も勝敗を左右する 相手にとってはピンチで 自分にとってはチャンスの機会 である 居ついた所 をより多く作り出し そこを打突し一本にしていくことが大切であると結論づけた

剣道の試合前におけるコンディションについて 学籍番号 13C0108 学生氏名今野結芽 序論 2 月 21 日より23 日まで 平成 28 年度第 11 回関東学生セミナーに参加させて頂いた 関東学生剣道連盟が主催で各大学の代表が集まり 国立オリンピック記念青少年総合センターで2 泊 3 日という期間で行われた このセミナーの目的は 剣道の未来を真剣に考えている加盟大学剣道部学生が集い 剣を交え 寝食を共にしながら交流を行い 剣道について語り合い 学生剣道の将来の方向性を探ることである また OB OGの先輩方と交流を持つことにより縦と横の繋がりを想像するという目的の中開催された その中で一番興味を持ったのが 高橋健太郎先生の講義の中にあった剣道の試合前におけるコンディションについてだった なので コンディショニングや食事法 アンチ ドーピングについて調べてみたいと考えた 本論第 1 章コンディションについてコンディションとは ( ピーク ) パフォーマンスの発揮に必要なすべての条件 ( 要因 ) コンディショニングとは ( ピーク ) パフォーマンスの発揮に必要なすべての条件 ( 要因 ) を目的に向かって適切な状態へ整えることである 自分の健康状態を知らないと良いパフォーマンスは発揮できない 自分の健康状態を知る方法として心拍数が考えられる 風邪やストレスを感じやすいときは心拍数が普段と変化している 心拍数が普段と異なっている場合は コンディションが悪い状態を示しているということができる ウォーミングアップや熱中症にも心拍数がかんけいしている 良いコンディションで稽古が出来た時のウォーミングアップ時の心拍数を記録しておいて その心拍数を目標にしてもよい 心拍数は体調管理を行うにも役に立つ 毎日計ることで 体調の変化にすぐに気が付くことが出来る 第 2 章試合前や本番当日に心掛けたいこと体操などで筋肉を温めることにより 柔らかさを得 ることが出来 怪我の予防に繋がる しかし 試合前などに入念なストレッチをしすぎてしまうと 筋肉が緩んでしまい 収縮性が悪くなってしまうので 気をつけたほうが良い 呼吸法を意識することで 落ち着くことが出来 集中力が増すと考える 本番直前に軽めの竹刀を振っておくことで 竹刀の振りのスピードを早くすることが出来る 試合前の食事方法が分かっていれば 自分の良いコンディションに繋がる 自己分析をすることで自分の自信に繋がると考える 第 3 章アンチ ドーピング剣道は 国際的には世界選手権で 国内的には全日本選手権 女子選手権 国体でドーピング検査が実施されていて 陽性反応は一度も出ていない 全日本剣道連盟は 2014 年 剣道試合 審判規則第 15 条 の禁止行為に 禁止物質を使用もしくは所持し または禁止方法を実施すること 付け加えた 結論今回 剣道の試合前におけるコンディションについて調べて分かった事は 自分を知っておくことが大事であるということだ コンディションのやり方は人それぞれだが 多くの事を試し 自分に合ったものを見つける事が大切と考えた 自分のコンディションを整える事が出来ると 良い状態で試合に臨める そのためにも自分を知っておくことが大事であるということを考える事が出来た 参考文献一覧 齋藤実 強くなるための剣道コンディション & トレーニング 株式会社体育とスポーツ出版社 2008 年 高橋健太郎 本番で 100% 力を発揮するための調整法最高のコンディションづくり 剣道日本 2012 年 全日本剣道連盟 http://www.kendo.or.jp/kendo/antidoping/

中学生剣道指導法について 学籍番号 13C0110 学生氏名関あおい 序論私が 中学生剣道指導法について研究しようと思ったのは 世田谷区立東深沢中学校での部活動外部指導がきっかけである 中学生は 発達段階において 非常に多感な時期である それと同時に 成長が著しい時期でもある 中学校では 武道の必修化がされており 部活動以外でも剣道に触れる機会が出来た 剣道の指導は 古く固くなりがちである これをなんとか文部化科学省も提示しているアクティブラーニングで授業展開を行うことは出来ないだろうか と考えた 理想的な授業展開と剣道の本質を伝えていく両立の難しさを踏まえながら 剣道の授業で何が伝えられるか どう伝えるのかを考えてみたい 第一章中学生剣道指導の留意点とその方法平成 20 年 武道は必修化された 平成 18 年 12 月に約 60 年ぶりに改正された教育基本法では 教育の目標として 伝統と文化を尊重し それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに 他国を尊重し 国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと が新たに規定された その後 平成 20 年 1 月の中央教育審議会答申の中で 学習体験のないまま領域を選択しているのではないか との指摘と 武道については その学習を通じて我が国固有の伝統と文化に より一層触れることができるよう指導の在り方を改善 することが示された これを受け 新学習指導要領では武道を含めたすべての領域が必修となり 武道が 伝統と文化を尊重し と謳う改正教育基本法の教育の目標を実現する役割を担うことになった 教育実習の際の指導案を見直し 更に生徒同士のコミュニケーションが図れる授業を考え 新たに指導案を作成した 第二章新しい指導方法のメリット デメリット第一章では様々な授業展開に際するゲーム形式の指導方法を挙げた しかし 神聖な道場という場でのこのような 遊び を行うことに戸惑いがあるということである 剣道は 日本の伝統文化であり 礼に始まり礼に終わる 人間形成の道なのである 又 一度この 遊び を取り入れてしまうと 真剣な場面で集中出来ず 表現が浅はかにな ってしまう可能性がでてくる しかしこの 遊び が悪いとも言い切れない ここで上手く生徒を引きつける事が出来れば スムーズに剣道の本質に触れることも可能である 取り扱うのであれば 切り替えを大切にする事が重要になる 一概に良い 悪いと決めることは出来ないが 双方を上手く織り交ぜて授業を進める事が出来れば理想的である 第三章剣道普及に向けて 剣道 とは 日本の武士が剣( 日本刀 ) を使った戦いを通じ 剣の理法を自得するために歩む道を指し 剣道を学ぶということは この剣の理法を学ぶことを意味する 敢えて言えば 剣の理法の奥にある武士の精神を学ぶことが重要で 剣の操法を厳しい稽古を通じて学ぶことは その為の一つの手段と見られている これが剣道の目的が 人間形成の道 と言われている理由である 剣道の正しい普及とは 日常の稽古や試合という競技の剣道を通じて 武士の精神を多くの人々に伝えることである 単なる競技として広めることではない 結論剣道の指導方法のあり方剣道には様々な指導方法があるが 全日本剣道連盟の剣道修練の心構えには 剣道を正しく真剣に学び 心身を錬磨して旺盛なる気力を養い 剣道の特性を通じて礼節をとうとび 信義を重んじ誠を尽して常に自己の修養に努め 以って国家社会を愛して 広く人類の平和繁栄に 寄与せんとするものである と記されている この様に剣道の根本を見直してみると 生徒たちが技術を向上することよりも重要な事があると考える 礼法作法などを重んじ 相手を尊重する気持ちを培ってもらいたい よって状況に応じて適切な指導方法で対応することが大切である 生徒の状況や 年齢 経験値などを考慮し指導し ゲームを取り入れる場合には切り替えや空気づくりが重要となってくる 参考文献 文部科学省 剣道指導の手引き 全日本剣道連盟 財団法人全日本剣道連盟五十年史 学習指導要領

第 16 回世界剣道選手権大会について 学籍番号 13C0111 学生氏名髙野実咲大城春佳 序論正直 大学に入学するまでは 世界大会がどの様な大会なのか どの様に行われているのかなど 全く見当もつかなかった しかし 私たちは昨年 第 16 回世界剣道選手権大会の役員をさせて頂いたおかげで 日本だけでなく 世界の様々な国の剣道を見ることができた また 日本の剣道の誠実さ 華麗さ 力強さ等 肌身をもって感じることができた 特に本部役員をやらせて頂いた私たちは 一番近くで試合を見ることができ 感銘を受けた また 日本体育大学出身の選手もいたため より一層世界大会に興味を持ち 研究することにした 第一章世界大会について第一節歴史第 2 次大戦敗戦後 連合国軍の占領下におかれた日本で 剣道は抑圧されていたが 昭和 27 年 (1952) 独立回復後 全日本剣道連盟が結成されるとともに甦った 今日では 学校体育の重要な一部分を構成するとともに老若男女を問わず 庶民の間に拡がり 数百万人に及ぶ幅広い年齢層の愛好家が竹刀を持ち ともに稽古に励んでいる また 世界各地で剣道を愛好する外国人も増え 昭和 45 年 (1970) には国際剣道連盟 (IKF) が結成され 第 1 回世界剣道選手権大会が日本武道館において開催された 第二節これまでの結果男子団体 女子団体第三節大会規約と審判 試合規則試合は全て国際剣道連盟試合 審判規則により行う 参加資格 (1) 参加国 ( 参加団体 ) 大会に出場できるのは FIK 加盟国 ( 加盟団体 ) のみとする 但し本大会前年の FIK 理事会において IK 加盟が承 認された国 ( 未加盟団体 ) は 大会に参加することができる (2) 参加者本大会試合に参加する選手は 次の資格を有しなければならない a. 上記参加国 ( 参加団体 ) の正式登録会員であること b. 最終エントリーの時点で 代表する国の国籍を有すること ( 確認のために パスポートの提示を求められる場合がある ) その国の国籍を有しない者については 事にその国の会長が理由書を FIK へ提出して審査を受け 最終エントリー前に FIK 会長の証人が得られた場合のみ認められる 第二章 : 第 16 回世界剣道選手権大会について ( 女子 ) 第一節 : 参加国と日本の選手について < 参加国 : 団体のみ> 計 34 チーム第二節 : 大会結果第 16 回世界剣道選手権大会 ( 女子 ) < 団体 > 優勝日本 2 位韓国 3 位アメリカブラジル第三章 : 日本体育大学から世界大会に出場した選手新里知佳野渡邊タイ村瀬諒結論第 1 回大会からの結果を見て 2006 年の男子団体戦では韓国に一度敗れてはいるものの 日本は圧倒的な強さで結果を残している また 世界大会が開催されるにあたり 選手選考や 審判 役員にも様々な条件があり 3 年に一度行われる世界剣道選手権大会には時間をかけて準備が行われている 日本の剣道は 世界のどの国と比較しても 始めの礼から終わりの礼まで 剣の理法の奥にある武士の精神が表れていた それは 日ごろから培っている厳しい稽古や私生活において作り上げているものであり それこそが剣道の目的である 人間形成の道 だと確信した

幼少年剣道の指導法 学籍番号 13C0122 学生氏名吉田亜里紗 序論私は 大学 1 年生から4 年間日体幼稚園の剣道部である錬心舘道場で毎週水曜日に剣道の指導に行かせて頂いた 4 年間剣道の指導をしていく中で 幼少年剣道の指導にとても興味を持った 幼稚園児を中心に3 歳児から中学生を対象に稽古をしている 幼少年は 体力も知識も無く また集中力も無く飽きやすいのが特徴である 幼少年に対し中学生や高校生と同じ指導では上手くいかないと考える また 指導は指導する側だけでなく受ける生徒や保護者との関係も大切になってくると考えた そこで 日体幼稚園の錬心舘道場と地元福島にある棚倉スポーツ少年団にアンケートを取り 調査し 幼少年剣道の指導法について明確にすることを本論文の目的とする 方法本章では 幼少年剣道の指導法について指導者と幼少年とその保護者が求めるものを把握するためにアンケートである 調査対象日体幼稚園剣道部錬心舘道場と地元の道場である棚倉スポーツ少年団に 指導者からの目線の意見と指導を受ける生徒とその保護者の意見を調査するためのアンケートの作成を行った 調査項目指導者には 指導をするにあたっての工夫や問題点 幼少年剣道に何が必要とされているかの考えを項目に設定した 生徒には 剣道を始めたきっかけ 剣道が好きか 続けていこうと思っているかを調査した 保護者には 始めさせた動機 どれくらいまで続けてほしいか 剣道を初めて子どもたちはどう変わっていったかを調査した 考察結果から幼少年剣道を指導をするにあたっての工夫は 一つの動作の練習でも様々なパターンで飽きないように工夫している その指導の中で 子ども達のキラキ ラした笑顔やピリッとした顔を引き出せるようにしていることが分かった 幼少年剣道に必要とされていることは 技術の指導より竹刀や剣道の用具を大切に扱う事や返事をしっかりさせる事を大事にさせる事が必要だと分かった 幼少年が剣道を始めるきっかけとしては 親が経験者であったり 兄弟がやっていたり 親に進められて始めることが多い また 竹刀が気に入ったからという意見もあった 剣道が好きかには 大半が好きと答えた 続けていくという意見も多かった 保護者のアンケートでは 剣道を始めさせた動機は礼儀正しくさせたい 忍耐強くさせたい 人間形成も考え将来世の中に出てから役に立つと思い剣道を選んだ また 長く続けられる事だからと剣道が生涯スポーツの象徴とされていることが分かる 剣道を始めて子どもがどう変わっていったかは 挨拶ができるようになった 礼儀正しくなったなど保護者の期待に応えられているのが分かる 結論今回 日体幼稚園剣道部錬心舘道場と棚倉スポーツ少年団にアンケートを行った結果 現代の幼少年の思いや保護者の期待 指導者の考えが分かった 日体幼稚園剣道部錬心舘道場と棚倉スポーツ少年団の生徒のほとんどが剣道が好きであり これからも剣道を続けていく意志が見られた また 保護者の期待と子どもの変化に同じようなことが見受けられたので 指導者の取り組みが良く 期待に応えられていることが分かった 指導者のアンケート結果にも書かれていたように 剣道を楽しく受け止められるよう興味や関心を高め剣道の基本的な動作や作法を正しく身に付かせ 一人一人個性があるが 褒めながら指導をすることを大切にしていきたい また 子どもの集中力の持続力の短さ 理解力の乏しさを頭に入れた上で指導し 基本になる動きは 毎回確認しながら復習の時間を必ず設けるようにしていきたい そして ご指導して頂いたことを 今後の課題として取り組んでいきたいと考える