背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

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背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

Ⅰ 目標達成

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背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた し かし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医 療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する

(7)健診データの受領方法

(この実施計画は「高齢者の医療の確保に関する法律」第19条の規定に基づき作成し、

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背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと 社会保障制度を構築してきた結果 世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 近代において 急速な少子高齢化や国民の大きな生活環境の変化は 飽食や便利さと引き換えに慢性的な運動不足に陥り いわゆる生活習慣病への大きな要因となっている さらには 医


特定健康診査等実施計画 第二期 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 第一版 三菱鉛筆健康保険組合 平成 25 年 5 月

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背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと 世界最長の平均寿命や高い保険医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などの大きな環境変化に直面しており 医療制 度を持続可能なものにするため その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

第三期 特定健康診査等実施計画 ウシオ電機健康保険組合 平成 30 年 4 月

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第 2 達成目標 1. 特定健康診査の実施に係る目標国が示す指針においては 平成 24 年度における特定健康診査の実施率目標を 70.0% とされており 平成 20 年度から平成 24 年度まで 実施率目標を達成できるよう段階的に実施率を引き上げていくこととする 2. 特定保健指導の実施に係る目標国

第三期 特定健康診査等実施計画 伊藤忠連合健康保険組合 平成 30 年 3 月

第三期特定健康診査等実施計画 横浜ゴム健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 10 月 16 日

参考様式例(総合健保組合)

1. 背景及び趣旨我が国は 急速な少子高齢化 経済の低成長への移行 疾病構造の変化など 大きな環境変化に直面している 今まで築いてきた国民皆保険制度を堅持し 医療制度を将来にわたり持続可能なものとしていくためには その構造改革が急務である 国民の実態を見ると 高齢化の急速な進展と生活習慣病の増加によ

特定健康診査等 ( 平成 30 年度 平成 35 年度 ) 背景 現状 基本的な考え方 No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 事業所数が多く その健康課題も多岐にわたるため対策実施に当たっては事業所の協力が欠かせない 被保険者の特定健診受診率は 95% 前後であり 事業主健診は

特定健康検査等実施計画【案】

平成22年度インフルエンザ予防接種費用補助実施要綱

平成 28 年度健康診断について 基本健康診断 ( 一次検査 ) 健康保険組合は疾病予防事業として被保険者 被扶養者の皆様の健康診断を実施しています 健診種類 ( いずれかを選択 ) 生活習慣病健診 人間ドック 被保険者 対象者 対象年齢 ( 該当年度末日 (3 月 31 日 ) 基準 ) 年齢制限

Ⅰ 計画策定にあたって 1. はじめに私たちは 国民皆保険制度 フリーアクセス という日本の医療を支える象徴的な仕組みを享受し 世界最長レベルの平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 日本経済が長期停滞する中 少子高齢化の進展や生活スタイルの変化 加えて医療技術の高度化や疾病構造の変化など

大阪府医師国民健康保険組合 特定健康診査等実施第 2 期計画 ( 平成 25 年 7 月 1 日 ) 1. 計画策定の背景昭和 36 年の国民皆保険の成立により わが国の平均寿命は飛躍的に伸び 今や世界一の長寿国となった しかし 世界に冠たるこの国民皆保険制度は 平均寿命の伸びによる高齢化の急激な進

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

2 第 1 期データヘルス計画 ( 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 ) の要点 ⑴ 加入者の状況被保険者は 男性が約 85% と多く 年齢構成は 40 歳代 50 歳代が多い 被扶養者は 子供を除くと女性が多い ⑵ データに基づく健康課題 1 生活習慣病及び生活習慣病関連疾患が医療費に占める

はじめに

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

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データヘルス計画 ~健康増進に向けた医療保険者の機能強化~

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,995,972 6,992,875 1,158 4,383,372 4,380,511 2,612,600 2,612, ,433,188 3,330, ,880,573 2,779, , ,


協会けんぽ加入者における ICT を用いた特定保健指導による体重減少に及ぼす効果に関する研究広島支部保健グループ山田啓介保健グループ大和昌代企画総務グループ今井信孝 会津宏幸広島大学大学院医歯薬保健学研究院疫学 疾病制御学教授田中純子 概要 背景 目的 全国健康保険協会広島支部 ( 以下 広島支部

3 対象者への案内の方法 当該年度の特定保健指導対象者全員 ( 基準では非該当だが 医療保険者の判断で特定保健指導対象となる方 も含む ) に対して 参加案内を郵送して 結果説明会を実施するとともに 特定保健指導における初回時面接を行います また 初回時面接未参加者に対しても 再度 特定保健指導の参

平成23年度国保連合会

新宮市国民健康保険第 2 期特定健康診査等実施計画 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 平成 25 年 4 月 新宮市国民健康保険

宗像市国保医療課 御中

医療費適正化計画の概要について 国民の高齢期における適切な医療の確保を図る観点から 医療費適正化を総合的かつ計画的に推進するため 国 都道府県は 医療費適正化計画を定めている 根拠法 : 高齢者の医療の確保に関する法律作成主体 : 国 都道府県計画期間 :5 年 ( 第 1 期 : 平成 20~24

Ⅰ. 背景及び趣旨わが国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている この改革には 高齢化の進展とともに増加し死亡原因の6 割


肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より

2

特定健康診査及び特定保健指導に係る自己負担額の医療費控除の取扱いの一部変更について(厚生労働省健康局長、保険局長:H )

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死亡率 我が国における疾病構造 生活習慣病は死亡割合の約 6 割を占めている 我が国の疾病構造は感染症から生活習慣病へと変化 死因別死亡割合 ( 平成 24 年 ) 生活習

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

1 保健事業実施計画策定の背景 北海道の後期高齢者医療は 被保険者数が増加し 医療費についても増大している 全国的にも少子高齢化の進展 社会保障費の増大が見込まれる このような現状から 一層 被保険者の健康増進に資する保健事業の実施が重要となっており 国においても 保健事業実施計画 ( データヘルス

日本赤十字社健康保険組合 ( 以下 当組合 という ) におきましては 被保険者やその家族 ( 以下 加入者 という ) からいただいた各種届出や申請書などに記載されている個人情報 医療機関等に受診された際に 医療機関等から当組合に請求される 診療報酬明細書 ( 以下 レセプト という ) に記載さ

第 3 章特定健診 特定保健指導の実施 1 特定健診実施等実施計画についてこの計画は 国の定める特定健康診査等基本指針に基づく計画であり 制度創設の趣旨 国の健康づくり施策の方向性 第 1 期の評価を踏まえ策定するものです この計画は 5 年を一期とし 第 2 期は平成 25 年度から 29 年度と

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

各種健診等の連携についての考え方 一現行制度における各種健診等の連携. 基本健診において生活機能評価を同時実施 () 現在 老人保健法において 65 歳以上の対象者については 生活機能評価を基本健診において同時に実施するよう求めている 同時実施は 本人の利便性 受診率の向上 検査重複の回避に資する

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

対象疾患名及び ICD-10 コード等 対象疾患名 ( 診療行為 ) ICD-10 等 1 糖尿病 2 脳血管障害 3 虚血性心疾患 4 動脈閉塞 5 高血圧症 6 高尿酸血症 7 高脂血症 8 肝機能障害 9 高血圧性腎臓障害 10 人工透析 E11~E14 I61 I639 I64 I209 I

第 1 章計画策定にあたって 1 計画策定の背景と趣旨 ( 注近年 特定健康診査 ) ( 注 ) ( 以下 特定健診 という ) の実施や診療報酬明細書等 ( 以 下 レセプト という ) の電子化の進展等により 保険者 ( 注 ) が健康や医療に関する情 報を活用して被保険者 ( 注 ) の健康課

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

市原市国民健康保険 データヘルス計画書

資料 6 広島市健康福祉局保健部保健医療課 元気じゃ健診 ( 特定健診 ) の受診に関する地域包括支援センターから地域住民への呼びかけについて 1. 趣旨 広島市は 全国平均に比べて 平均寿命は長いが 健康寿命は短くなっている また 広島市国民健康保険の 1 人当たり医療費は 政令市の中で最も高くな

近畿税理士国民健康保険組合 第二期特定健康診査等実施計画 ( 案 )

問 3 問 2 で と回答した方は 上記対策で何を見て知ったか ( 複数回答可 ) % 問 4 問 2で と回答した方は 下記対策で利用したいまたは既に利用しているものは 問 4 何か ( 複数回答可 ) 特定健診 特定保健指導対策 10 (41.9%) がん ( 婦人

Taro-3-H26厚生労働白書(社会

保健事業実施計画書

表紙裏 ( 空白 )

-3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 歳の割合が多く 次いで 歳 歳の順となっている 男性 女性 総数

目 次 序章特定健康診査及び特定保健指導の実施について 2 第 1 章目標及び対象者数について 2 1. 特定健康診査等の目標と対象者数 第 2 章実施方法について 4 1. 基本事項について 2. 集合契約について 3. 受診券 ( セット券 ) 及び利用券について 4. 代行機関について 5.

評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

第 3 期 特定健康診査等実施計画書 平成 30 年 4 月 長野県医師国民健康保険組合

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2 平成 30 年度事業運営の基本方針 健保組合は ⑴ 事業主と被保険者が組合員として組合の自主的な事業運営に参加できること ⑵ 事業主と被保険者の保険構成員としての自覚と事業主の協力が得られやすいこと ⑶ 管理運営の責任が明らかにされ 事業運営上の努力が行われやすいこと ⑷ 小集団であることから

本コラムはセキュリティ上の都合により 閲覧専用としております 資料の編集 印刷等をご希望の際は個別にお問い合わせ下さい 健康保険組合への加入ってどうなの?? 無断転載禁止 2015 年 8 月 6 日 ( 木 ) 皆さんが病院で診察を受ける際に提 する健康保険証でおなじみの健康保険制度ですが この制

医療法人積善会 蒲郡東部病院 特定健康診査 及び 特定保健指導 運営規定 2019 年 4 月 1 日

自分にあった健康保険を見つけよう! それぞれの健康保険の特徴を踏まえ 自分にあった健康保険を選ぶようにしましょう! 今までの収入 扶養家族の有無によって どの健康保険に加入するとメリットがあるか 参考にしてください 健康保険の被保険者資格を喪失 再就職しない 再就職する 就職先の健康保険に加入できな

平成 27 年 10 月 6 日第 2 回健康増進 予防サービス プラットフォーム資料 協会けんぽ広島支部の取り組み ~ ヘルスケア通信簿について ~ 平成 27 年 10 月全国健康保険協会広島支部 協会けんぽ 支部長向井一誠

クラウド型健康支援サービス「はらすまダイエット」のラインアップに企業の健康保険組合などが行う特定保健指導を日立が代行する「はらすまダイエット/遠隔保健指導」を追加

【参考資料2】費用負担


- 目次 - 第 1 章計画の概要 1 計画の目的 1 2 計画の期間 1 3 計画の位置づけ 1 4 特定健康診査 特定保健指導について 1 第 2 章伊達市の現状 1 人口と国保被保険者数 3 2 国保被保険者数の推移 4 3 医療費の状況 5 第 3 章第 2 期計画の実施状況 1 特定健康診

第2期データヘルス計画について

03-2_(0206修正済)第3編第2章

Transcription:

第 3 期特定健康診査等実施計画 全国印刷工業健康保険組合 平成 30 年 2 月

背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に基づいて 保険者は被保険者及び被扶養者に対し 糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査 ( 特定健康診査 ) 及びその結果により健康の保持に努める必要がある者に対する保健指導 ( 特定保健指導 ) を実施することとされた 本計画は 当健康保険組合の特定健康診査及び特定保健指導の実施方法に関する基本的な事項 特定健康診査及び特定保健指導の実施並びにその成果に係る目標に関する基本的事項について定めるものである なお 高齢者の医療の確保に関する法律第 19 条により 6 年ごとに6 年を一期として特定健康診査等実施計画を定めることとする 当健康保険組合の現状当健康保険組合は 印刷等を主たる業とする事業所が加入している健康保険組合である 平成 28 年度において 事業所数 1,255 社 被保険者数 40,335 名 被扶養者数 31,425 名 ( 扶養率 0.78) を擁している 加入事業者は 中小事業所を中心に 被保険者 20 人以下の事業所が 892 社と全体の 71% 以上を占めている 1 事業所あたりの平均被保険者数は約 32 人 当健康保険組合に加入している被保険者は 平均年齢 43.15 歳で 男性が全体の約 74% を占める 健康診査については 当健康保険組合及び東京都総合組合保健施設振興協会 ( 以下 東振協 という ) が契約する健診機関において 巡回健診を主体に実施 その他 健診機関及び東振協との契約に基づいた施設における健診並びに人間ドック 女子被保険者 女子配偶者を対象とした婦人生活習慣病予防健診 ( 以下 婦人健診 という ) を実施している 平成 28 年度 被保険者の受診状況については 生活習慣病予防健診 23,385 名 若年者生活習慣病予防健診 8,553 名 婦人健診受診者数 ( 被保険者 )2,634 名 人間ドック 2,049 名となり受診率に換算すると 90.79% と非常に高い受診率となっている 一方 被扶養者では 婦人健診 3,671 名が受診しており 40 歳以上 74 歳以下における被扶養者の受診率では 37.06% となっている - 1 -

特定健康診査等の実施方法に関する基本的な事項 1. 特定健康診査等の基本的考え方日本内科学会等内科系 8 学会が合同でメタボリックシンドロームの疾患概念と診断基準を示した これは 内臓脂肪型に起因する糖尿病 高脂血症 高血圧は予防可能であり 発症した後でも血糖 血圧をコントロールすることにより重病化を予防することが可能であるという考え方を基本としている メタボリックシンドロームの概念を導入することにより 内臓脂肪の蓄積や 体重増加等が様々な疾患の原因になることをデータで示すことができるため 健診受診者にとって生活習慣の改善に向けての明確な動機付けができるようになる 2. 特定健康診査等の実施に係る留意事項今後 市町村国保の行う健康診査を受診している被扶養者への対応に万全を期するため 広報誌 リーフレット ホームページ等を駆使し 被保険者本人はもちろんのこと 健康診査の対象者である被扶養者への周知徹底を図り 受診率向上を目指す 3. 事業所が行う健康診査及び保健指導との関係従来から当健康保険組合と事業所の共同事業として健康診査を実施してきたことから 引き続き当健康保険組合が主体となって実施する ( 委託を含む ) このほか 事業主が独自に実施する健康診査については そのデータ提供に協力を求め 当該健康診査等事業を組合が一括データ管理の上実績向上に徹底努力する 4. 特定保健指導の基本的考え方生活習慣病予備群の保健指導の第一の目的は 生活習慣病に移行させないことである そのための保健指導では 対象者自身が健診結果を理解して自らの生活習慣を変えることができるように支援することにある ついては 特定保健指導対象者を確実に把握し 対象者本人あて通知することはもちろん 事業所への理解と協力を積極的に促すため事業所訪問等により当事業の有効性を訴える また 指導を受けやすい環境整備 体制づくりを目指す - 2 -

Ⅰ 達成目標 1. 特定健康診査の実施に係る目標 平成 35 年度における特定健康診査の実施率を 85.00% とする この目標を達成するために 平成 30 年度以降の実施率 ( 目標 ) を以下のように定める 目標実施率 総合健保目標 被保険者 92.00% 93.00% 93.50% 94.00% 94.50% 95.00% 被扶養者 44.27% 44.55% 46.36% 48.22% 50.13% 52.10% 被保険者 + 被扶養者 80.00% 81.00% 82.00% 83.00% 84.00% 85.00% 85.00% 2. 特定保健指導の実施に係る目標 平成 35 年度における特定保健指導の実施率 30.00% とする この目標を達成するために 平成 30 年度以降の実施率 ( 目標 ) を以下のように定める 目標実施率 総合健保目標 40 歳以上対象者 ( 人 ) 32,655 32,817 32,983 33,152 33,324 33,500 特定保健指導の対象者数 ( 推計 ) 5,648 5,895 6,153 6,424 6,701 6,993 実施率 5.00% 10.00% 15.00% 20.00% 25.00% 30.00% 30.00% 実施者数 283 590 923 1,286 1,676 2,099 3. 特定健康診査等の実施の成果に係る目標 平成 35 年度において 平成 20 年度と比較したメタボリックシンドロームの該当者及び予備群 の減少率を 25% とする - 3 -

Ⅱ 特定健康診査等の対象者数 1. 対象者数 1 特定健康診査 被保険者 対象者 ( 推計値 ) 24,445 24,689 24,936 25,185 25,437 25,692 40 歳以上対象者 24,445 24,689 24,936 25,185 25,437 25,692 目標実施率 (%) 92.00% 93.00% 93.50% 94.00% 94.50% 95.00% 目標実施者数 22,489 22,961 23,315 23,674 24,038 24,407 被扶養者 対象者 ( 推計値 ) 8,210 8,128 8,047 7,966 7,887 7,808 40 歳以上対象者 8,210 8,128 8,047 7,966 7,887 7,808 目標実施率 (%) 44.27% 44.55% 46.36% 48.22% 50.13% 52.10% 目標実施者数 3,635 3,621 3,731 3,842 3,954 4,068 被保険者 + 被扶養者 対象者 ( 推計値 ) 32,655 32,817 32,983 33,152 33,324 33,500 40 歳以上対象者 32,655 32,817 32,983 33,152 33,324 33,500 目標実施率 (%) 80.00% 81.00% 82.00% 83.00% 84.00% 85.00% 目標実施者数 26,124 26,582 27,046 27,516 27,992 28,475 2 特定保健指導の対象者数 被保険者 + 被扶養者 40 歳以上対象者 5,648 5,895 6,153 6,424 6,701 6,993 動機付け支援対象者 2,252 2,381 2,517 2,661 2,814 2,977 実施率 (%) 5.00% 10.00% 15.00% 20.00% 25.00% 30.00% 実施者数 113 239 378 533 704 894 積極的支援対象者 3,396 3,514 3,636 3,763 3,887 4,016 実施率 (%) 5.00% 10.00% 15.00% 20.00% 25.00% 30.00% 実施者数 170 351 545 753 972 1,205 保健指導対象者 5,648 5,895 6,153 6,424 6,701 6,993 実施率 (%) 5.00% 10.00% 15.00% 20.00% 25.00% 30.00% 実施者数 283 590 923 1,286 1,676 2,099-4 -

Ⅲ 特定健康診査等の実施方法 (1) 実施場所被保険者並びに被扶養者に対する特定健康診査 ( 巡回健診 施設健診 人間ドック 婦人健診 ) は 当健康保険組合及び東振協 健康保険組合連合会 ( 以下 健保連 という ) が契約する健診機関において巡回健診を中心に実施し また 当健保会館の健診会場並びに健診機関の施設等においても実施する 特定保健指導については 当健康保険組合及び東振協が契約する健診機関の施設で実施あるいは 当該健診機関が事業所に巡回して行う また 外部委託機関についても事業所に巡回して実施する (2) 実施項目 特定健康診査の実施項目は 標準的な健診 保健指導プログラム第 2 編第 2 章に記載されて いる健診項目とする (3) 実施時期 実施時期は 通年とする (4) 委託の有無ア特定健康診査当健康保険組合が契約する健診機関 東振協並びに健保連が契約する健診機関に委託する イ特定保健指導当健康保険組合が契約する健診機関 東振協 外部委託機関に委託する (5) 受診方法被保険者並びに被扶養者に対する特定健康診査 ( 巡回健診 施設健診 人間ドック 婦人健診 ) は 当健康保険組合及び東振協 健保連が契約する健診機関において 契約医療機関一覧表から選択し 当健康保険組合宛てに申し込みをする 特定保健指導は 特定健康診査の結果に基づき 当健康保険組合及び東振協が契約する健診機関並びに外部委託機関からの案内等によって実施する (6) 周知 案内方法 周知は 事業主宛に案内通知をするとともに機関誌及びホームページに掲載して行う (7) 健診データの受領方法健診のデータは 契約医療機関から直接 または 代行機関を通じ電子データを随時 ( または月単位 ) 受領して当健康保険組合で保管する 特定保健指導についても同様とし 外部委託先機関実施分についても同様に電子データで受領するものとする なお 保管年数は当健康保険組合が実施した分も含め 5 年とする - 5 -

(8) 特定保健指導対象者の選出の方法 特定保健指導の対象者については 受診後の保健指導レベル判定 ( 階層化 ) に基づき決定す る Ⅳ 個人情報の保護当健康保険組合は 全国印刷工業健康保険組合個人情報保護管理規程を遵守する 当健康保険組合及び委託された特定健康診査 特定保健指導実施機関は 業務によって知り得た情報を外部に漏らしてはならない 当健康保険組合のデータ保護管理者は 常務理事とする またデータの利用者は当健康保険組合保健事業事務担当職員に限る 外部委託する場合は データ利用の範囲 利用者等を契約書に明記することとする Ⅴ 特定健康診査等実施計画の公表 周知 本計画の周知は 機関誌やホームページに掲載する Ⅵ 特定健康診査等実施計画の評価及び見直し当計画については 必要に応じて見直しを検討する また 平成 33 年度に 3 年間の評価を行い 目標と大きくかけ離れた場合その他必要がある場合には見直すこととする Ⅶ その他 当健康保険組合に所属する保健師及び管理栄養士については 特定健康診査 特定保健指導 等の実践養成のための研修に随時参加させる - 6 -