第 49 号議案 神戸市職員の高齢者部分休業に関する条例の件 神戸市職員の高齢者部分休業に関する条例を次のように制定する 平成 29 年 8 月 30 日提出 神戸市長久 元 喜 造 神戸市職員の高齢者部分休業に関する条例 ( 趣旨 ) 第 1 条 この条例は, 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 以下 法 とい う ) 第 26 条の3の規定に基づき, 職員の高齢者部分休業に関し必要な事項を定めるものとする ( 高齢者部分休業 ) 第 2 条任命権者は,1 週間を通じて当該職員の1 週間当たりの通常の勤務時間の2 分の1を超えない範囲内で,15 分を単位として高齢者部分休業を承認することができる 2 法第 26 条の3 第 1 項の条例で定める年齢は,55 歳 ( 診療所, 保健所その他の医療業務を行う施設等において医療業務に従事する医師及び歯科医師並びに工業高等専門学校長にあっては60 歳, 工業高等専門学校の教授, 准教授, 講師, 助教及び助手にあっては58 歳 ) とする ( 承認の取消し又は休業時間の短縮 ) 第 3 条任命権者は, 高齢者部分休業をしている職員の業務を処理するための措置を講ずることが著しく困難となった場合で当該職員の同意を得たときは, 高齢者部分休業の承認を取り消し, 又は休業時間 ( 高齢者部分休業の承認を受けた1 週間当たりの勤務しない時間をいう 以下同じ ) を短縮することができる ( 休業時間の延長 ) 第 4 条任命権者は, 既に高齢者部分休業をしている職員から休業時間の延長の申出があった場合で公務の運営に支障がないと認めるときは, 当該職員に係る部分休業時間の延長を承認することができる ( 施行細目の委任 )
第 5 条この条例の施行に関し必要な事項は, 任命権者が定める 附則 ( 施行期日 ) 第 1 条この条例は, 平成 29 年 11 月 1 日から施行する ( 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正 ) 第 2 条公益的法人等への職員の派遣等に関する条例 ( 平成 13 年 12 月条例第 49 号 ) の一部を次のように改正する 第 7 条第 2 項中 地方公務員法 の次に 第 26 条の3 第 1 項に規定する高齢者部分休業に相当する期間, 同法 を加える ( 職員の給与に関する条例の一部改正 ) 第 3 条神戸市職員の給与に関する条例 ( 昭和 26 年 3 月条例第 8 号 ) の一部を次のように改正する 第 12 条中 勤務しないとき の次に ( 次項に規定するときを除く ) を加え, 第 7 条 を 第 16 条 に改め, 同条に次の1 項を加える 2 職員が高齢者部分休業の承認を受けて勤務しないときは, その勤務しない 1 時間につき, 給料の月額 ( 調整額及び教職調整額を含む ) 並びにこれに対する地域手当, 特殊勤務手当 ( 月額で支給するものに限る ), 産業教育手当, 定時制教育手当, 教員特別手当, 管理職手当及び初任給調整手当の月額の合計額に12を乗じ, その額を,1 週間当たりの勤務時間に52を乗じたものから人事委員会規則で定める時間を減じたもので除して得た額を減額して給与を支給する ( 職員退職手当金条例の一部改正 ) 第 4 条 神戸市職員退職手当金条例 ( 昭和 24 年 9 月条例第 147 号 ) の一部を次の ように改正する 第 7 条第 4 項各号列記以外の部分中 期間のある月 を 期間又は期間のある月 に改め, 同項に次の1 号を加える (7) 神戸市職員の高齢者部分休業に関する条例 ( 平成 29 年月条例第号 ) 第 2 条第 1 項の規定に基づいて承認を受けた高齢者部分休業により現実に職務をとることを要しない期間その他これに準ずる事由により現実に職務
をとることを要しない期間 それらの期間の合計の 2 分の 1 に相当する月 数 ( 市営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正 ) 第 5 条神戸市営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例 ( 昭和 28 年 3 月条例第 5 号 ) の一部を次のように改正する 第 13 条中 ) の承認 の次に, 地方公務員法第 26 条の3 第 1 項の高齢者部分休業に相当する休業の承認 を加える 理 由 高齢者部分休業制度を導入するに当たり, 条例を制定する必要があるため
( 参考 1) 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例ぬきがき ( は, 改正部分を示す ) ( 現行 ) ( 職務に復帰した職員等に関する退職手当金条例の特例 ) 第 7 条略 2 派遣職員に関する退職手当金条例第 7 条第 4 項及び第 10 条第 1 項の規定の適用については, 職員派遣の期間 ( 育児休業, 介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 ( 平成 3 年法律第 76 号 ) に規定する育児休業の期間, 地方公務員の育児休業等に関する法律 ( 平成 3 年法律第 110 号 ) 第 10 条第 1 項に規定する育児短時間勤務 ( 同法第 17 条の規定による短時間勤務を含む ) に相当する期間, 地方公務員法第 26 条の5 第 1 項に規定する自己啓発等休業に相当する期間, 同法第 26 条の6 第 1 項に規定する配偶者同行休業に相当する期間, 職員の分限及び懲戒に関する条例第 2 条に規定する休職に相当する期間及び教育公務員特例法 ( 昭和 24 年法律第 1 号 ) 第 26 条第 1 項に規定する大学院修学休業の期間を除く ) は, 退職手当金条例第 7 条第 4 項に規定する休職月等には該当しないものとみなす ( 改正案 ) ( 職務に復帰した職員等に関する退職手当金条例の特例 )) 第 7 条略 2 派遣職員に関する退職手当金条例第 7 条第 4 項及び第 10 条第 1 項の規定の適用については, 職員派遣の期間 ( 育児休業, 介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 ( 平成 3 年法律第 76 号 ) に規定する育児休業の期間, 地方公務員の育児休業等に関する法律 ( 平成 3 年法律第 110 号 ) 第 10 条第 1 項に規定する育児短時間勤務 ( 同法第 17 条の規定による短時間勤務を含む ) に相当する期間, 地方公務員法第 26 条の3 第 1 項に規定する高齢者部分休業に相当する期間, 同法第 26 条の5 第 1 項に規定する自己啓発等休業に相当する期間, 同法第 26 条の6 第 1 項に規定する配偶者同行休業に相当する期間, 職員の分限及び懲戒に関する条例第 2 条に規定する休職に相当する期間及び教育公務員特例法 ( 昭和 24 年法律第 1 号 ) 第 26 条第 1 項に規定する大学院修学休業の期間を除く ) は, 退職手当金条例第 7 条第 4 項に規定する休職月等には該当しないものとみなす 3,4 略
( 参考 2) 神戸市職員の給与に関する条例ぬきがき ( は, 改正部分を示す ) ( 現行 ) ( 改正案 ) ( 給与の減額 ) 第 12 条職員が勤務しないとき ( 次項に規定するときを除く ) は, 勤務時間条例第 8 条第 1 項に規定する職員の休日 ( 以下単に 休日 という ) である場合, 休暇 ( 勤務時間条例第 13 条に規定する介護休暇を除く ) による場合その他その勤務しないことにつき任命権者の承認 ( 神戸市職員の育児休業等に関する条例 ( 平成 4 年 3 月条例第 71 号 ) 第 7 条に規定する部分休業の承認及び勤務時間条例第 14 条に規定する介護休暇の承認を除く ) があつた場合を除くほか, その勤務しない1 時間につき, 第 17 条に規定する勤務 1 時間当たりの給与額を減額して給与を支給する 2 職員が高齢者部分休業の承認を受けて勤務しないときは, その勤務しない1 時間につき, 給料の月額 ( 調整額及び教職調整額を含む ) 並びにこれに対する地域手当, 特殊勤務手当 ( 月額で支給するものに限る ), 産業教育手当, 定時制教育手当, 教員特別手当, 管理職手当及び初任給調整手当の月額の合計額に12を乗じ, その額を 1 週間当たりの勤務時間に52を乗じたものから人事委員会規則で定める時間を減じたもので除して得た額を減額して給与を支給する 第 12 条職員が勤務しないとき ( 次項に規定するときを除く ) は, 勤務時間条例第 8 条第 1 項に規定する職員の休日 ( 以下単に 休日 という ) である場合, 休暇 ( 勤務時間条例第 13 条に規定する介護休暇を除く ) による場合その他その勤務しないことにつき任命権者の承認 ( 神戸市職員の育児休業等に関する条例 ( 平成 4 年 3 月条例第 71 号 ) 第 16 条に規定する部分休業の承認及び勤務時間条例第 14 条に規定する介護休暇の承認を除く ) があつた場合を除くほか, その勤務しない1 時間につき, 第 17 条に規定する勤務 1 時間当たりの給与額を減額して給与を支給する 2 職員が高齢者部分休業の承認を受けて勤務しないときは, その勤務しない1 時間につき, 給料の月額 ( 調整額及び教職調整額を含む ) 並びにこれに対する地域手当, 特殊勤務手当 ( 月額で支給するものに限る ), 産業教育手当, 定時制教育手当, 教員特別手当, 管理職手当及び初任給調整手当の月額の合計額に12を乗じ, その額を 1 週間当たりの勤務時間に52を乗じたものから人事委員会規則で定める時間を減じたもので除して得た額を減額して給与を支給する
( 参考 3) 神戸市職員退職手当金条例ぬきがき ( は, 改正部分を示す ) ( 現行 ) ( 勤続期間の計算 ) 第 7 条略 2,3 略 4 前 3 項の規定による在職期間のうちに次の各号に掲げる期間のある月 ( 現実に職務をとることを要する日のあつた月を除く 以下 休職月等 という ) が1 以上あつたときは, 当該各号に掲げる月数を前 3 項により計算した在職期間から除算する (1)~(6) 略 (7) 神戸市職員の高齢者部分休業に関する条例 ( 平成 29 年 月条例第 号 ) 第 2 条第 1 項の規定に基づいて承認を受けた高齢者部分休業により現実に職務をとることを要しない期間その他これに準ずる事由により現実に職務をとることを要しない期間それらの期間の合計の2 分の1に相当する月数 5~7 略 ( 改正案 ) )( 勤続期間の計算 ) 第 7 条略 2,3 略 4 前 3 項の規定による在職期間のうちに次の各号に掲げる期間又は期間のある月 ( 現実に職務をとることを要する日のあつた月を除く 以下 休職月等 という ) が1 以上あつたときは, 当該各号に掲げる月数を前 3 項により計算した在職期間から除算する (1)~(6) 略 (7) 神戸市職員の高齢者部分休業に関する条例 ( 平成 29 年月条例第号 ) 第 2 条第 1 項の規定に基づいて承認を受けた高齢者部分休業により現実に職務をとることを要しない期間その他これに準ずる事由により現実に職務をとることを要しない期間それらの期間の合計の2 分の1に相当する月数 5~7 略
( 参考 4) 神戸市営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例ぬきがき ( は, 改正部分を示す ) ( 現行 ) ( 給与の減額 ) 第 13 条職員が勤務しないときは, 第 8 条に規定する休日である場合, 休暇 ( 介護休暇 ( 当該職員が配偶者, 父母, 子, 配偶者の父母その他管理者が指定する者で負傷, 疾病又は老齢により管理者が指定する期間にわたり日常生活を営むのに支障があるものの介護をするため, 勤務しないことが相当であると認められる場合における休暇をいう 以下同じ ) を除く ) による場合その他その勤務しないことにつき管理者の承認 ( 部分休業 ( 当該職員がその小学校就学の始期に達するまでの子を養育するため1 日の勤務時間の一部 (2 時間を超えない範囲内の時間に限る ) を勤務しないことをいう ) の承認, 地方公務員法第 26 条の 3 第 1 項の高齢者部分休業に相当する休業の承認及び介護休暇の承認を除く ) があつた場合を除くほか, その勤務しない1 時間につき, 勤務 1 時間当たりの給与額を減額して給与を支給する ( 改正案 ) ( 給与の減額 ) 第 13 条職員が勤務しないときは, 第 8 条に規定する休日である場合, 休暇 ( 介護休暇 ( 当該職員が配偶者, 父母, 子, 配偶者の父母その他管理者が指定する者で負傷, 疾病又は老齢により管理者が指定する期間にわたり日常生活を営むのに支障があるものの介護をするため, 勤務しないことが相当であると認められる場合における休暇をいう 以下同じ ) を除く ) による場合その他その勤務しないことにつき管理者の承認 ( 部分休業 ( 当該職員がその小学校就学の始期に達するまでの子を養育するため1 日の勤務時間の一部 (2 時間を超えない範囲内の時間に限る ) を勤務しないことをいう ) の承認, 地方公務員法第 26 条の 3 第 1 項の高齢者部分休業に相当する休業の承認及び介護休暇の承認を除く ) があつた場合を除くほか, その勤務しない1 時間につき, 勤務 1 時間当たりの給与額を減額して給与を支給する
第 49 号議案 神戸市職員の高齢者部分休業に関する条例 ( 案 ) 概要 1. 趣旨高齢職員の勤務形態の選択肢を広げることで, 加齢による肉体的, 精神的または家庭の事情, 地域活動への従事などへ対応し, 仕事との両立を支援する 参考根拠法令 地方公務員法第 26 条の 3 第 1 項抜粋任命権者は, 高年齢として条例で定める年齢に達した職員が申請した場合において, 公務の運営に支障がないと認めるときは, 条例で定めるところにより, 当該職員が当該条例で定める年齢に達した日以後の日で当該申請において示した日から当該職員に係る定年退職日までの期間中, 一週間の勤務時間の一部について勤務しないことを承認することができる 2. 概要 1 週間を通じて当該職員の 1 週間当たりの通常の勤務時間の 2 分の 1 を超えない範囲内で,15 分を単位として承認する 高齢者部分休業を取得している期間の給与の取扱いは, 法律に基づき減額する 3. 対象となる職員 55 歳に達した職員 定年が 60 歳より上の職員については, その 5 歳前に達した職員 4. その他の条例の改正関係規定の整備等 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例 神戸市職員の給与に関する条例 神戸市職員退職手当金条例 神戸市営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例 5. 実施時期平成 29 年 11 月 1 日