富山市民病院薬剤部 発行 ID:1609-1 発行日 : 平成 28 年 9 月 HEAD LINE INDEX 1. 薬事委員会報告 ( 平成 28 年 9 月 20 日 ) (1) 新規採用 剤型変更医薬品 (10 薬品 12 規格 ) (2) 院外処方限定医薬品 (7 薬品 8 規格 ) (3) 院採用削除医薬品 (10 薬品 10 規格 ) (4) 院外採用削除医薬品 (1 薬品 1 規格 ) 2. エチゾラム ゾピクロンの規制区分変更について 1. 薬事委員会報告 ( 平成 28 年 9 月 20 日 ) (1) 新規採用 剤型変更医薬品 外用薬 劇 カロナール坐剤 400 CALONAL Supp あゆみ製薬 緩和ケア科 規格 400mg/ 個一般名アセトアミノフェン 小児領域における解熱 鎮痛通常 乳児 幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして 体重 1kgあたり1 回 10~15mgを直腸に挿入する 挿入間隔は4~6 時間以上とし 1 日総量として60mg/kを限度とする なお 年齢 症状により適宜増減する ただし 成人の用量を超えない 分類番号 1141 薬価 400mg/ 個 : 44.0 スピオルトレスピマット Spiolto Respimat 規格 28 吸入一般名 ベーリンガー インゲルハイム チオトロピウム臭化物水和物オロダテロール塩酸塩 慢性閉塞性肺疾患 ( 慢性気管支炎 肺気腫 ) の起動閉塞性障害に基づく諸症状の緩解 ( 長時間作 用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入 β2 刺激剤の併用が必要な場合 ) 通常 成人には 1 回 2 吸入 ( チオトロピウム ) として 5μg 及びオロダテロールとして 5μg) を 1 日 1 回吸入投与する 分類番号 2259 薬価 28 吸入 / キット : 4176.40 薬 劇 カロナール錠 500mg CALONAL Tab -1- あゆみ製薬 緩和ケア科 規格 500mg/ 錠一般名アセトアミノフェン 1) 下記の疾患並びに症状の鎮痛 頭痛 耳痛 症候性神経痛 腰痛症 筋肉痛 打撲痛 捻挫痛 月経痛 分娩後痛 がんによる 疼痛 歯痛 歯科治療後の疼痛 変形性関節症 2) 下記疾患の解熱 鎮痛 急性上気道炎 ( 急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む ) 3) 小児科領域における解熱 鎮痛
1) の場合 通常 成人にはアセトアミノフェンとして 1 回 300~1000mg を経口投与し 投与間隔は 4~6 時間 以上とする なお 年齢 症状により適宜増減するが 1 日総量として 4000mg を限度とする また 空腹時の投与は避けることが望ましい 2) の場合 通常 成人にはアセトアミノフェンとして 1 回 300~500m を頓用する なお 年齢 症状により適宜 増減するが 1 日総量として 4000mg を限度とする また 空腹時の投与は避けさせることが望ましい 3) の場合 通常 幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして 体重 1kg あたり 1 回 10~15mg を経口投与し 投与 間隔は 4~6 時間以上とする なお 年齢 症状により適宜増減するが 1 日総量として 60mg/kg を限 度とする ただし 成人の用量を超えない また 空腹時の投与は避けさせることが望ましい 分類番号 1141 薬価 500mg/ 錠 : 9.80 キプレス OD 錠 10mg KIPRES OD Tablets 杏林製薬 規格 10mg/ 錠一般名モンテルカストナトリウム 気管支喘息 アレルギー性鼻炎 < 気管支喘息 > 通常 成人にはモンテルカストとして 10mg を 1 日 1 回就寝前に経口投与する < アレルギー性鼻炎 > 通常 成人にはモンテルカストとして 5~10mg を 1 日 1 回就寝前に経口投与する 分類番号 449 薬価 10mg/ 錠 : 203.50 薬 シプロキサン注 400mg Ciproxan I.V バイエル 規格 400mg/ 袋一般名シプロフロキサシン 成人 < 適応菌種 > 本剤に感性のブドウ球菌属 腸球菌属 炭疽菌 大腸菌 クレブシエラ属 エンテロバクター属 緑膿菌 レジオネラ属 < 適応症 > 敗血症 外傷 熱傷及び手術創等の二次感染 肺炎 胸膜炎 胆嚢炎 胆管炎 炭疽小児 1) 一般感染症 < 適応菌種 > 本剤に感性の炭疽菌 大腸菌 緑膿菌 < 適応症 > 複雑性膀胱炎 腎盂腎炎 炭疽 2) 嚢胞性線維症における緑膿菌による呼吸器感染症の改善 -2-
成人 通常 シプロフロキサシンとして 1 回 400mg を 1 日 2 回 1 時間かけて点滴静注する 患者の状態に応じ て 1 日 3 回に増量できる 小児 1) 一般感染症 複雑性膀胱炎 腎盂腎炎 : 通常 シプロフロキサシンとして 1 回 6~10mg/kg を 1 日 3 回 1 時間かけ て点滴静注する ただし 成人における 1 回量 400mg を超えないこととする 炭疽 : 通常 シプロフロキサシンとして 1 回 10mg/kg を 1 日 2 回 1 時間かけて点滴静注する ただ し 成人における 1 回量 400mg を超えないこととする 2) 嚢胞性線維症における緑膿菌による緑膿菌による呼吸器感染に伴う症状の改善 通常 シプロフロキサシンとして 1 回 10mg/kg を 1 日 3 回 1 時間かけて点滴静注する ただし 成人 における 1 回量 400mg を超えないこととする 分類番号 6241 薬価 400mg/ 袋 : 2,314.00 劇 生 ネスプ液プラシリンジ 120μg NESP INJECTION 協和発酵キリン 規格 120μg 一般名ダルベポエチンアルファ 腎性貧血 骨髄異形成症候群に伴う貧血 腎性貧血 < 血液透析患者 > 初回用量成人 : 通常 成人にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) として週 1 回 20μgを静脈投与する 小児 : 通常 小児にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) として週 1 回 0.33μg/kg( 最高 20μg) を静脈投与する エリスロポエチン( エポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) エポエチンベータ ( 遺伝子組換え ) 等 ) 製剤からの切替え初回用量成人 : 通常 成人にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) として週 1 回 15~60μgを静脈投与する 維持用量成人 : 貧血改善効果が得られたら 通常 成人にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) として 週 1 回 15~60μgを静脈投与する 週 1 回投与で貧血改善が維持されている場合には その時点での1 回投与量の2 倍量を開始用量として 2 週に1 回投与に変更し 2 週に1 回 30~120μgを静脈投与することができる 小児 : 貧血改善効果が得られたら 通常 小児にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) として 週 1 回 5~60μgを静脈投与する 週 1 回投与で貧血改善が維持されている場合には その時点での1 回投与量の2 倍量を開始用量として 2 週に1 回投与に変更し 2 週に1 回 10~120μgを静脈投与することができる なお いずれの場合も貧血症状の程度 年齢等により適宜増減するが 最高投与量は 180μgとする < 腹膜透析患者及び保存期慢性腎臓病患者 > 初回用量成人 : 通常 成人にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) として 2 週に1 回 30μgを皮下又は静脈投与する -3-
小児 : 通常 小児にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) として 2 週に 1 回 0.5μg/kg( 最高 30 μg) を皮下又は静脈投与する エリスロポエチン ( エポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) エポエチンベータ ( 遺伝子組換え ) 等 ) 製 剤からの切替え初回用量 成人 : 通常 成人にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) として 2 週間に 1 回 30~120μg を皮 下又は静脈投与する 小児 : 通常 小児にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) として 2 週に 1 回 10~60μg を皮下 又は静脈投与する 維持用量 成人 : 貧血改善効果が得られたら 通常 成人にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) とし て 2 週に 1 回 30~120μg を皮下又は静脈投与する 2 週に 1 回投与で貧血改善が維持されている 場合には その時点での 1 回投与量の 2 倍量を開始用量として 4 週に 1 回投与に変更し 4 週に 1 回 60~180μg を皮下又は静脈投与することができる 小児 : 貧血改善効果が得られたら 通常 小児にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) とし て 2 週に 1 回 5~120μg を皮下又は静脈投与する 2 週に 1 回投与で貧血改善が維持されている 場合には その時点での 1 回投与量の 2 倍量を開始用量として 4 週に 1 回投与に変更し 4 週に 1 回 10 ~180μg を皮下又は静脈投与することができる なお いずれの場合も貧血症状の程度 年齢等により適宜増減するが 最高投与量は 180μg とする 骨髄異形成症候群に伴う貧血 通常 成人にはダルベポエチンアルファ ( 遺伝子組換え ) として 週 1 回 240μg を皮下投与する なお 貧血症状の程度 年齢等により適宜増量する 分類番号 3999 薬価 120μg/ シリンシ : 20,007.00 ニコペリック腹膜透析液 NICOPELIQ テルモ 規格 1500mL( 排液バッグ付き ) 2000mL 一般名腹膜透析液 慢性腎不全患者における腹膜透析 腹膜透析治療において 1 日 1 回のみ使用すること 通常 成人には 1 日 3~5 回交換のうち 1 回の交 換において本剤 1.5~2L を腹腔に注入し 8~12 時間滞液し 効果期待後に排液除去すること 本剤以外の交換にはブドウ糖含有腹膜透析液を用いること なお 注入量及び滞液時間は 症状 血液生化学値 体液平衡 年齢 体重等を考慮し適宜増減する 注入及び排液速度は 通常 300 ml/ 分以下とする 分類番号 342 薬価 2000mL/ 袋 : 1,859.00 1500mL/ 袋 : 1,255.00 ( 排液バッグ付き ) 特 PPSB-HT 500 単位 PPSB-HT for injection 規格 300mg/ 錠一般名 日本製薬 乾燥人血液凝固第 Ⅸ 因子複合体 血液凝固第 Ⅸ 因子欠乏患者の出血傾向を抑制する 本剤を添付の日本薬局方用水 25mL(500 単位製剤 ) で溶解し 通常 1 回血液凝固第 Ⅸ 因子 量 200~1200 国際単位を静脈に緩徐にする 用量は 年齢 症状に応じ適宜増減する 分類番号 6343 薬価 500 単位 / 瓶 : 31,822.00-4-
規格 劇 ライゾデグ配合注フレックスタッチ RYZODEG FlexTouch インスリンデグルデク 210 単位インスリンアルパルト 90 単位 一般名 ノボノルディスク インスリンデグルデクインスリンアスパルト インスリン療法が適応となる糖尿病 規制区分 : 毒 : 毒薬 劇 : 劇薬 麻 : 麻薬 向 : 向精神薬 : 処方せん医薬品規制区分 : 習 : 習慣性医薬品 生 : 生物由来製品 特 : 特定生物由来製品 放 : 放射性医薬品 (2) 院外処方限定医薬品 区分 ( 一般名 ) 販売会社薬効 外 用 通常 成人では 初期は 1 回 4~20 単位を 1 日 1~2 回皮下する 1 日 1 回投与のときは 主たる 食事の直前に投与し 毎日一定とする 1 日 2 回投与のときは 朝食直前と夕食直前に投与する 投 与量は症状及び検査所見に応じて適宜増減するが 維持量は通常 1 日 4~80 単位である 但し 必 要により上記用量を超えて使用することがある 分類番号 2492 薬価 300 単位 / キット : 2,294.00 エンクラッセエリプタ 30 吸入用 グラクソ スミスクライン -5- 長時間作用型吸入気管支拡張剤 オルメテック OD 錠 20mg 第一三共高親和性 AT1 レセプターブロッカー スタレボ配合錠 L 50mg 100mg テノゼット錠 300mg ハーボニー配合錠 ミティキュアダニ舌下錠 レギュニール LCa 1.5 2.5 腹膜透析液 10000JAU ノバルティス グラクソ ファーマ スミスクライン ギリアド サイエンシズ 抗パーキンソン薬 抗ウイルス化学療法剤 抗ウイルス剤 バクスター 規格 LCa 1.5 2.5L / LCa 2.5 2.5L 一般名腹膜透析液 鳥居薬品減感作療法 ( アレルゲン免疫療法 ) 薬 レグパラ錠 12.5mg 協和発酵キリンカルシウム受容体作動薬 慢性腎不全患者における腹膜透析 ( 高マグネシウム血症の改善が不十分な場合で かつカルシウム 製剤や活性型ビタミン D 製剤の投与により高カルシウム血症をきたすおそれのある場合に用いる ) 腹腔に注入し 透析治療を目的とした液として使用する 通常 成人では 1 回 1.5~2L を腹腔 に注入し 4~8 時間滞液し 効果期待後に排液除去する 以上の操作を 1 回とし 体液の過剰が 1k g/ 日以下の場合 通常 1 日あたりレギュニール LCa 1.5 腹膜透析液のみ 3~4 回の連続操作を継 続して行う 体液の過剰が 1kg/ 日以上認められる場合 通常レギュニール LCa 2.5 腹膜透析液を 1 ~4 回 またはレギュニール LCa1.5 腹膜透析液と組み合わせて 1 日あたり 3~5 回の連続操作を継 続して行う なお 注入量 滞液時間 操作回数は症状 血液生化学値及び体液の平衡異常 年 齢 体重などにより適宜増減する 注入及び排液速度は 通常 300mL/ 分以下とする 分類番号 342 薬価 LCa1.5/ 袋 : 1,207.00 LCa2.5/ 袋 : 1,264.00
(3) 院採用削除医薬品 ( 在庫残量は平成 28 年 9 月 20 日時点 ) 区分商品名院在庫備考 外用アズマネックス吸入 100μg 1 キット代替削除 キプレス錠 10mg 0 錠代替削除 ポンタールカプセル 250mg 92cap 代替削除 ノボリン 30R フレックスペン 4 キット代替削除 シプロキサン注 300mg 0 袋代替削除 ダイアニールNPD4 1.5 シングルバッグ 2.5L ダイアニールNPD4 2.5 シングルバッグ 2.5L ダイアニールNPD4 1.5 システムⅡ 2.5L ダイアニールNPD4 2.5 システムⅡ 2.5L 9 袋代替削除 17 袋代替削除 10 袋代替削除 11 袋代替削除 ネスプ液プラシリンジ 20μg 27 袋代替削除 (4) 院外採用削除医薬品 区分商品名備考 外用セレベント 50 ディスカス代替削除 2. エチゾラム ゾピクロンの規制区分変更について 9 月 14 日付けで 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課より 麻薬 麻薬原料植物 向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令 の一部改正が交付されました 新たに3 物質 ( ゾピクロン エチゾラム フェナゼパム ) が第三種向精神薬として指定されます それにより医薬品として流通している ゾピクロン エチゾラム は向精神薬として管理が必要になりました 交付日 施行期日は以下の通りです 処方日数に関しては 30 日に制限される予定です ( 平成 28 年 10 月 13 日告示予定 ) 交付日 ; 平成 28 年 9 月 14 日 施行期日 ; 平成 28 年 10 月 14 日 ( 詳細は厚生労働省 HP を参照してください ) -6-