性 1) 液性 (ph) なし光なしその他 膜透過性 なし BCS Biowaiver option なし 薬効分類 131 眼科用剤 規格単位 0.1%5mL1 瓶 0.3%0.4mL1 個 0.3%5mL1 瓶 2

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記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 マグミット錠 250mg 協和化学工業 2 酸化マグネシウム錠 250mg TX みらいファーマ 3 酸化マグネシウム錠 250mg モチダ 持田製薬販売 # 4 酸化マグネシウム錠 250mg マイラン マイラン製薬 # 5 酸化マグネシ

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 溶出 検査 1 ジフェニドール塩酸塩錠 25mg CH 長生堂製薬 * 2 シュランダー錠 25mg 鶴原製薬 * 3 ジフェニドール塩酸塩錠 25mg TYK 武田テバ薬品 * 4 ジフェニドール塩酸塩錠 25mg タイヨー 武田テバファーマ

37 シロスタゾールOD 錠 50mg ケミファ 日本薬品工業 38 シロスタゾールOD 錠 50mg JG ダイト 39 シロスタゾールOD 錠 50mg マイラン マイラン製薬 40 シロスタゾールOD 錠 50mg トーワ 東和薬品 41 シロスタゾールOD 錠 50mg ツルハラ 鶴原製薬

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 第 2 版 ( 初版 ) 有効成分 クエチアピンフマル酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 1 クエチアピン錠 25mg AA あすか製薬 後発医薬品 2 クエチアピン錠 25mg DSEP 第一三共エスファ 3

36 モサプリドクエン酸塩錠 5mg TSU 鶴原製薬 37 モサプリドクエン酸塩錠 5mg YD 陽進堂 38 モサプリドクエン酸塩錠 5mg ZE 全星薬品工業 39 モサプリドクエン酸塩錠 5mg アメル 共和薬品工業 40 モサプリドクエン酸塩錠 5mg イセイ コーアイセイ 41 モサプリ

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 第 2 版 ( 初版 ) 有効成分 アカルボース 品目名 ( 製造販売業者 ) 1 アカルボース錠 50mg BMD ビオメディクス 後発医薬品 2 アカルボース錠 50mg JG 日本ジェネリック 3 アカルボー

2 有効成分名 添付文書及び審査報告書に基づき記載する 3 品目名 ( 後発医薬品 ) 添付文書及び審査報告書のほか薬価基準収載品目リストにより記載する 複数の品目がある場合は 個別医薬品コード (YJ コード ) 順に番号を振り 記載する ( 複数規格があっても 全規格まとめて YJ コード順とす

光 試験区分保存条件保存期間保存形態結果 苛酷試験 光 白色蛍光灯 120 万 lux hr ハ ラフィルムで 覆ったカ ラ ス容器 照射された表面の黄色への着色 並びに水分及び溶液の色の増加 膜透過性 その他 試験項目 : 外観 類縁物質 水分 定量 溶液の色 * ph * 旋光度 * IR スペ

品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 36 ロサルヒド配合錠 HD DK 大興製薬 37 ロサルヒド配合錠 HD EP 第一三共エスファ 38 ロサルヒド配合錠 HD FFP 富士フイルムファーマ 39 ロサルヒド配合錠 HD KO 寿製

眼科用剤一覧表:7.角膜治療薬

36 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg YD 陽進堂 37 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg ZE 全星薬品工業 38 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg アメル 共和薬品工業 39 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg 杏林 キョーリンリメディオ 40 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30m

テイカ製薬株式会社 社内資料

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2 2) 保存条件 保存期間 保存形態 結果 蛍光灯下 2000Lux 1 ヵ月 ( 約 140 万 Lux hr) ガラス容器 密封 極限粘度の低下傾向がみられた その他の項目については変化なし その他 1 1) 試験 保存条件 保存期間 / 保存形態 結果 総光照射量 長期保存試験 5 14 ヵ

本品約2g を精密に量り、試験液に水900mLを用い、溶出試験法第2法により、毎分50回転で試験を行う

37 モンテルカスト錠 5mg DSEP 第一三共エスファ 38 モンテルカスト錠 5mg EE エルメッドエーザイ 39 モンテルカスト錠 5mg KN 小林化工 40 モンテルカスト錠 5mg KO 寿製薬 41 モンテルカスト錠 5mg SN シオノケミカル 42 モンテルカスト錠 5mg T

すとき, モサプリドのピーク面積の相対標準偏差は 2.0% 以下である. * 表示量 溶出規格 規定時間 溶出率 10mg/g 45 分 70% 以上 * モサプリドクエン酸塩無水物として モサプリドクエン酸塩標準品 C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 :

36 パロキセチン錠 20mg JG 日本ジェネリック 37 パロキセチン錠 20mg KN 小林化工 38 パロキセチン錠 20mg KO 寿製薬 39 パロキセチン錠 20mg KOG 日本薬品工業 40 パロキセチン錠 20mg NP ニプロ 41 パロキセチン錠 20mg TCK 辰巳化学

36 ピタバスタチンCa 錠 2mg 杏林 キョーリンリメディオ 37 ピタバスタチンCa 錠 2mg ケミファ 日本ケミファ 38 ピタバスタチンCa 錠 2mg サワイ 沢井製薬 39 ピタバスタチンCa 錠 2mg サンド サンド 40 ピタバスタチンCa 錠 2mg 三和 三和化学研究所 4

36 ドネペジル塩酸塩錠 5mg アメル 共和薬品工業 37 ドネペジル塩酸塩錠 5mg オーハラ 大原薬品工業 38 ドネペジル塩酸塩錠 5mg 科研 シオノケミカル 39 ドネペジル塩酸塩錠 5mg 杏林 キョーリンリメディオ 40 ドネペジル塩酸塩錠 5mg ケミファ 日本ケミファ 41 ドネ

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あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値



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ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

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を加え,0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液で滴定 2.50 する.0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液の消費量は 0.2 ml 以下である ( 過酸化水素として 170 ppm 以下 ). (4) アルデヒド (ⅰ) ホルムアルデヒド標準液ホルムアルデヒド メタノール液のホルムアルデヒ

7. 角 膜 治 療 薬 2/5 ヒアレイン 点 眼 液 0.1% アイケア 点 眼 液 0.1% ヒアロンサン 点 眼 液 0.1% ティアバランス 点 眼 液 0.1% ヒアルロン 酸 PF 点 眼 液 0.1% 日 点 ヒアルロン 酸 点 眼 液 0.1% ニッテン ヒアルロン 酸 点 眼 液

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グルコースは膵 β 細胞内に糖輸送担体を介して取り込まれて代謝され A T P が産生される その結果 A T P 感受性 K チャンネルの閉鎖 細胞膜の脱分極 電位依存性 Caチャンネルの開口 細胞内 Ca 2+ 濃度の上昇が起こり インスリンが分泌される これをインスリン分泌の惹起経路と呼ぶ イ

ジ 4) には, 適合する公的溶出試験の種類が製品ごとに掲載されており, 参考とした. 対象とする製品のうち, 口腔内崩壊錠については公的溶出試験の設定がないため, 各々の医薬品製造販売承認書の規定に従って溶出試験を行った. 表 1 溶出規格 表示量 規定時間 溶出率 溶出性 a 5mg 30 分

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ジェネリック医薬品とは 内容 ジェネリック医薬品は 新薬 ( 先発医薬品 ) の特許期間を満了した 同じ有効成分を使った 品質 効き目 安全性が同等で 低価格な おくすりです とっきょきかん 1. ジェネリック医薬品とは 2. どうして低価格なの? 医療用医薬品 新薬 3. 効き目も安全性も同等 4

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医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 2018.10.25 初版有効成分ヒアルロン酸ナトリウム 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1 アイケア点眼液 0.1% 科研製薬 2 ヒアロンサン点眼液 0.1% 東亜薬品 3 ティアバランス点眼液 0.1% 千寿製薬 4 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% 日新 日新製薬 ( 山形 ) 5 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.1% ニッテン ニッテン 6 ヒアルロン酸ナトリウムPF 点眼液 0.1% 日点 日本点眼薬研究所 7 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% ファイザー ファイザー 8 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.1% TS テイカ製薬 9 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% わかもと わかもと製薬 10 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.1% トーワ 東和薬品 11 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% 杏林 キョーリンリメデ ィオ 12 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% JG 日本ジェネリック 13 ヒアルロン酸ナトリウムミニ点眼液 0.3% ニッテン ニッテン 14 ヒアルロン酸ナトリウムミニ点眼液 0.3% 日点 日本点眼薬研究所 15 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% ファイザー ファイザー 16 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.3% TS テイカ製薬 17 アイケア点眼液 0.3% 科研製薬 18 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.3% トーワ 東和薬品 19 ティアバランス点眼液 0.3% 千寿製薬 20 ヒアロンサン点眼液 0.3% 東亜薬品 21 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% 杏林 キョーリンリメデ ィオ 22 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% JG 日本ジェネリック 23 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% 日新 日新製薬 ( 山形 ) 24 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% わかもと わかもと製薬 1 ヒアレイン点眼液 0.1% 参天製薬 2 ヒアレインミニ点眼液 0.1% 参天製薬 3 ヒアレインミニ点眼液 0.3% 参天製薬 4 ヒアレイン点眼液 0.3% 参天製薬 http://www.bbdb.jp http://www.bbdb.jp http://www.bbdb.jp 該当資料なし 1) 溶解度 水にやや溶けにくい ( 局方の溶解性表現 ) 原薬の安定 水 なし 1

性 1) 液性 (ph) なし光なしその他 膜透過性 なし BCS Biowaiver option なし 薬効分類 131 眼科用剤 規格単位 0.1%5mL1 瓶 0.3%0.4mL1 個 0.3%5mL1 瓶 2

記載データ一覧 品目名製造販売業者 BE 品質 1 アイケア点眼液 0.1% 科研製薬 2 ヒアロンサン点眼液 0.1% 東亜薬品 3 ティアバランス点眼液 0.1% 千寿製薬 4 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% 日新 日新製薬 ( 山形 ) 5 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.1% ニ ッテン 6 ヒアルロン酸ナトリウム PF 点眼液 0.1% 日点 7 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% ファイザ ー 8 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.1% T S ニッテン 日本点眼薬研究所 ファイザー テイカ製薬 9 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% わかもと わかもと製薬 10 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.1% ト ーワ 東和薬品 11 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% 杏林 キョーリンリメディオ # 12 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% JG 日本ジェネリック 13 ヒアルロン酸ナトリウムミニ点眼液 0.3% ニッテン 14 ヒアルロン酸ナトリウムミニ点眼液 0.3% 日点 15 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% ファイザ ー 16 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.3% T S ニッテン 日本点眼薬研究所 ファイザー テイカ製薬 17 アイケア点眼液 0.3% 科研製薬 18 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.3% ト ーワ 東和薬品 19 ティアバランス点眼液 0.3% 千寿製薬 20 ヒアロンサン点眼液 0.3% 東亜薬品 21 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% 杏林 キョーリンリメディオ 22 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% JG 日本ジェネリック 23 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% 日新 日新製薬 ( 山形 ) 24 ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% わかもと わかもと製薬 再評価 記載対象外 純度 検査 3

注 ) BE は 生物学的同等性(BE) 試験結果を示し 印がついているものは本情報集にデータを掲載している 印の右に 印がついているものは動物試験のデータであり # 印がついているものは in vitro 試験のデータ 5~14 ページ 注 ) 品質再評価 は品質再評価結果通知が発出されている品目を示す 品質再評価は 内用固形製剤の溶出性を溶出試験で確認したものであり 点眼剤は検討対象外である 15 ページ 注 ) 純度 は ジェネリック医薬品品質情報検討会での純度試験結果を示し 上記表中に番号の記載があるものは 試験を実施した品目である ( 上記表中の番号は 本情報集に掲載された純度試験結果中の番号と対応している ) 全品目で空欄となっている場合は 純度試験未実施である 一部が空欄となっている場合は 当該試験実施以降に承認された品目等である 16 ページ 注 ) 検査 は 後発医薬品品質確保対策事業検査結果を示し 上記表中に 印がついているものは検査を実施した品目である 全品目で空欄となっている場合は 検査未実施である 一部が空欄となっている場合は 当該検査実施以降に承認された品目等である 17 ページ 注 ) ファイザー テイカ製薬 東和薬品及び日本ジェネリックの点眼液 0.1%5mL は 承認時において他社と共同開発されたものである 東亜薬品 ニッテン 日本点眼薬研究所及びわかもと製薬の点眼液 0.3%0.4mL は 承認時において他社と共同開発されたものである ファイザー テイカ製薬 東和薬品 千寿製薬 東亜薬品 キョーリンリメディオ 日本ジェネリック及び日新製薬 ( 山形 ) の点眼液 0.3%5mL は 承認時において他社と共同開発されたものである ( 医薬品審査管理課調査による ) 4

生物学的同等性(BE) 試験結果 1 < 参考 > ウサギ角膜上皮障害モデル ( 角膜上皮創傷モデル及び強制開瞼ドライアイモデル ) を用い 試験製剤 ( アイケア点眼液 0.1%) の治療効果を標準製剤 ( 点眼液 精製ヒアルロン酸ナトリウム濃度 0.1%) と比較した結果 試験製剤と標準製剤の生物学的同等性が確認された 2 なし 3 < 参考 > 1. 涙液保持作用ウサギに本剤あるいは標準製剤をフルオレセインナトリウムとともに単回点眼し 点眼 3 分後の涙液中フルオレセインナトリウムの蛍光強度を涙液保持作用の指標として比較検討した その結果 両製剤間における蛍光強度の平均値の差の 90% 信頼性区間は-0.0514~0.2662 であり 標準製剤の平均値に対する割合が-1.55~ 8.04% と ±20% 以内であったことから 両剤の生物学的同等性が確認された フルオレセインナトリウムの蛍光強度ティアバランス点眼液 0.1% 3.4198±0.2269 標準製剤 ( 点眼液 0.1%) 3.3124±0.3739 ( 平均値 ± 標準偏差,n=10) 2. 角膜乾燥防止作用ウサギを強制的に開瞼して本剤あるいは標準製剤を点眼し 点眼 2 時間後の角膜上皮障害の程度を角膜乾燥防止作用の指標として比較検討した なお 角膜上皮障害の程度はメチレンブルーで障害部位を染色し その抽出液の吸光度により定量的に求めた その結果 両製剤間における吸光度の平均値の差の 90% 信頼性区間は-0.00597 ~0.00497 であり 標準製剤の平均値に対する割合が-11.59~9.64% と ±20% 以内の範囲であったことから 両剤の生物学的同等性が確認された メチレンブルーの吸光度 ティアバランス点眼液 0.1% 標準製剤 ( 点眼液 0.1%) 0.05103±0.01973 0.05153±0.02252 ( 平均値 ± 標準偏差,n=20) 5

4 < 参考 >( ウサギ ) 1. 角膜上皮創傷治癒効果 2. 保水効果 5 < 参考 > ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.1% ニッテン ( インタビューフォームより ) 6 < 参考 > ヒアルロン酸ナトリウム PF 点眼液 0.1% 日点 6

7 < 参考 > ( ウサギ ) ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% ファイザー (1)n-へプタノール角膜創傷に対する治癒作用治癒率の対数値の平均値の差の 90% 信頼区間は log(0.80)~log(1.25) の範囲であり 両剤の生物学的同等性が確認された (2) 角膜上皮障害に対する抑制作用 色素量の対数値の平均値の差の 90% 信頼区間は log(0.80)~log(1.25) の範囲であり 両剤の生物学的同等 性が確認された 8 < 参考 > 1. 角膜上皮障害モデルに対する効果ウサギ n-ヘプタノール角膜上皮障害モデルに対する治癒効果を標準製剤 (0.1%) を対照に比較検討した 創傷惹起後 24 時間における治癒率は 試験製剤群 標準製剤 ( 点眼剤 0.1%) 群 基剤群及び生理食塩液群それぞれ 69.4±1.74% 67.3±1.40% 53.2±1.50% 55.8±1.45% であった ( 表 1) 治癒率の対数の平均値の差の 90% 信頼区間は -0.00424~0.03024 であり これは log(0.8)~log(1.25)( =-0.09691~0.09691) の範囲内であることから試験製剤と標準製剤は生物学的に同等であると判断された 両製剤とも対照製剤である生理食塩液群及び基剤群と比べ有意な治癒促進作用が認められた また 試験製剤群及び標準製剤群の間に有意な差は認められなかった 2. ドライアイモデルに対する効果ウサギ強制開瞼ドライアイモデルに対する効果を標準製剤 (0.1%) を対照に比較検討した 色素量は 試験製剤 標準製剤 ( 点眼剤 0.1%) 生理食塩液及び基剤それぞれ 1.60±0.05μg 1.62±0.09μg 2.48±0.10μg 及び 2.48±0.18μg であった ( 表 3) 有意差検定を行った結果 試験製剤及び標準製剤は 生理食塩液及び基剤に対して有意な抑制作用が認められた また 生理食塩液と基剤の間 試験製剤と標準製剤の間には有意な差は認められなかった (Dunnett の多重比較検定 ) 試験製剤と標準製剤の色素量の対数の平均値の差の 90% 信頼区間は -0.07183~0.07703 であり log(0.8)~log(1.25)( =-0.09691~0.09691) の範囲内にあることから試験製剤と標準製剤は生物学的に同等であると判断された 7 ( 一部インタビューフォームより )

9 < 参考 > ( 白色ウサギ ) (1) 実験的角膜上皮剥離モデルに対する治療効果 ( 外科的剥離 ) (2) 実験的角膜上皮剥離モデルに対する治療効果 (n- ヘプタノール損傷 ) 10 < 参考 > 1. 角膜上皮障害モデルに対する効果ウサギ n-ヘプタノール角膜上皮障害モデルに対する効果を標準製剤 (0.1%) を対照に比較検討した 統計解析の結果 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.1% トーワ 及び標準製剤(0.1%) はそれぞれ有意な治癒効果を認め 生物学的同等性が確認された 2. ドライアイモデルに対する効果ウサギ強制開瞼ドライアイモデルに対する効果を標準製剤 (0.1%) を対照に比較検討した 統計解析の結果 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.1% トーワ 及び標準製剤(0.1%) はそれぞれ有意な治癒効果を認め 生物学的同等性が確認された 11 < 参考 > ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% 杏林 1) 角膜上皮の n-ヘプタノールによる損傷に対する作用 n-ヘプタノールにより角膜上皮を損傷させたウサギのモデルを用いて 角膜損傷直後 2 4 及び 6 時間後に 右眼にヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% 杏林 標準製剤( 点眼剤 0.1%) ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% 杏林 基剤を 左眼には対照群として生理食塩液を各々 50μL 点眼し 角膜上皮損傷面積を指標として比較検討した (n =10) 各群の左右眼の比較は Student の t 検定あるいは Aspin-Welch の t 検定を行い 右眼の群間比較は Tukey 型の多重比較検定を行った結果 本剤及び標準製剤の平均損傷面積は対照群及び基剤群に比べ有意に小さく 角膜上皮損傷に対する明らかな治癒促進作用が認められ また両製剤の損傷面積は統計学的に差がなく 生物学的な同等性が確認された 2) 角膜上皮の外科的損傷に対する作用角膜上皮を外科的に損傷させたウサギのモデルを用いて 前項と同様の試験方法にて 角膜損傷面積を指標として比較検討した (n=10) その結果 本剤及び標準製剤の平均損傷面積は対照群及び基剤群に比べ有意に小さく また両製剤の損傷面積は統計学的に差がなく 両剤の角膜上皮損傷に対する治癒促進作用は生物学的に同等であることが確認された 8

3) 角膜乾燥防止作用に対する作用 (in vivo) ウサギの右眼に本剤 標準製剤 本剤基剤を各々 50μL 点眼し 左眼は対照群として無処置眼とし 点眼 1 時間後に両眼を摘出し 角膜乾燥重量を測定して水分保有率を算出した (n=10) 各群の水分保有率の比較は Tukey 型の多重比較検定を行った結果 本剤と標準製剤間の平均水分保有率に有意差は認められず 生物学的な同等性が確認された 4) 角膜乾燥防止作用に対する作用 (in vitro) 寒天培地に本剤 標準製剤 本剤基剤を各々 50μL を添加し 添加 0.2 0.5 1 2 3 4 時間後の寒天培地重量を測定し乾燥防止作用を比較検討した (n=10) 各群間の比較は Tukey 型の多重比較検定を行った結果 本剤及び標準製剤の相対重量は添加 0.5 時間以降 4 時間まで無処置対照群を有意に上回っており 添加後 1 及び 2 時間でも基剤群に対しても有意差があり 寒天乾燥防止作用が認められ また両製剤間の相対重量に統計的な差はなく 生物学的に同等な角膜乾燥防止作用が確認された 12 < 参考 > (1) 角膜上皮障害モデルに対する効果ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% JG と標準製剤( 点眼液 0.1%) の創傷治癒作用を ウサギ n-ヘプタノール角膜上皮障害モデルを用い検討した その結果 両剤は ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% JG 基剤及び生理食塩液に対し有意な創傷治癒作用を認め 90% 信頼区間法による統計解析の結果 両剤の生物学的同等性が確認された (2) ドライアイモデルに対する効果ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% JG と標準製剤( 点眼液 0.1%) の角膜上皮障害の抑制作用を ウサギ強制開瞼ドライアイモデルを用い検討した その結果 両剤は ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.1% JG 基剤及び生理食塩液に対し有意な角膜上皮障害の抑制作用を認め 90% 信頼区間法による統計解析の結果 両剤の生物学的同等性が確認された 13 < 参考 > 14 < 参考 > 1. 家兎実験的角膜上皮はく離モデルに対する効果家兎における実験的 1-Heptanol 誘発角膜上皮はく離モデルを用いて ヒアルロン酸ナトリウムミニ点眼液 0.3% ニッテン と各々の標準製剤の角膜上皮創傷治癒効果を治癒率速度又は治癒率で評価した結果 両剤に有意差は認められず 生物学的に同等であると判断された 2. 家兎外科的角膜上皮損傷モデルに対する効果家兎における外科的角膜上皮損傷モデルを用いて ヒアルロン酸ナトリウムミニ点眼液 0.3% ニッテン と各々の標準製剤の角膜上皮創傷治癒効果を治癒率 - 時間曲線下面積 (AUC 0-60hr) 又は治癒率で評価した結果 両剤に有意差は認められず 生物学的に同等と判断された (1) 家兎実験的角膜上皮はく離モデルに対する効果家兎における実験的 1-Heptanol 誘発角膜上皮はく離モデルを用いて ヒアルロン酸ナトリウムミニ点眼液 0.3% 日点 と標準製剤の角膜上皮創傷治癒効果を治癒率速度又は治癒率で評価した結果 両剤に有意差は認められず 生物学的に同等であると判断された (2) 家兎外科的角膜上皮損傷モデルに対する効果家兎における外科的角膜上皮損傷モデルを用いて ヒアルロン酸ナトリウムミニ点眼液 0.3% 日点 と標準製剤の角膜上皮創傷治癒効果を治癒率 - 時間曲線下面積 (AUC 0-60hr ) 又は治癒率で評価した結果 両剤に有意差は認められず 生物学的に同等と判断された 9

15 < 参考 > ( ウサギ ) ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% ファイザー (1)n-へプタノール角膜創傷に対する治癒作用治癒率の対数値の平均値の差の 90% 信頼区間は log(0.80)~log(1.25) の範囲であり 両剤の生物学的同等性が確認された (2) 角膜上皮障害に対する抑制作用色素量の対数値の平均値の差の 90% 信頼区間は log(0.80)~log(1.25) の範囲であり 両剤の生物学的同等性が確認された 16 < 参考 > 1. 角膜上皮障害モデルに対する効果ウサギ n-ヘプタノール角膜上皮障害モデルに対する効果を標準製剤 (0.3%) を対照に比較検討した 創傷惹起後 24 時間における治癒率は 試験製剤群 標準製剤 ( 点眼剤 0.3%) 群 基剤群及び生理食塩液群それぞれ 69.5±1.95% 70.2±2.71% 56.7±1.67% 60.2±2.58% あった ( 表 2) 治癒率の対数の平均値の差の 90% 信頼区間は -0.01525~0.02285 であり これは log(0.8)~log(1.25)( =-0.09691~0.09691) の範囲内であることから試験製剤と標準製剤は生物学的に同等であると判断された 両製剤とも対照製剤である生理食塩液群及び基剤群と比べ有意な治癒促進作用が認められた また 試験製剤群及び標準製剤群の間に有意な差は認められなかった 2. ドライアイモデルに対する効果ウサギ強制開瞼ドライアイモデルに対する効果を標準製剤 (0.3%) を対照に比較検討した 色素量は 試験製剤 標準製剤 ( 点眼剤 0.3%) 生理食塩液及び基剤それぞれ 1.24±0.13μg 1.19±0.13μg 2.49±0.11μg 2.50±0.08μg であった ( 表 4) 有意差検定を行った結果 試験製剤及び標準製剤は 生理食塩液及び基剤に対して有意な抑制作用が認められた また 生理食塩液と基剤の間 試験製剤と標準製剤の間には有意な差は認められなかった (Dunnett の多重比較検定 ) 試験製剤と標準製剤の色素量の対数の平均値の差の 90% 信頼区間は -0.02999~0.07719 であり log(0.8)~log(1.25)( =-0.09691~0.09691) の範囲内にあることから試験製剤と標準製剤は生物学的に同等であると判断された 10 ( 一部インタビューフォームより )

17 < 参考 > ウサギ角膜上皮障害モデル ( 角膜上皮創傷モデル及び強制開瞼ドライアイモデル ) を用い 試験製剤 ( アイケア点眼液 0.3%) の治療効果を標準製剤 ( 点眼液 精製ヒアルロン酸ナトリウム濃度 0.3%) と比較した結果 試験製剤と標準製剤の生物学的同等性が確認された 18 < 参考 > 1. 角膜上皮障害モデルに対する効果ウサギ n-ヘプタノール角膜上皮障害モデルに対する効果を標準製剤 (0.3%) を対照に比較検討した 統計解析の結果 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.3% トーワ 及び標準製剤(0.3%) はそれぞれ有意な治癒効果を認め 生物学的同等性が確認された 2. ドライアイモデルに対する効果ウサギ強制開瞼ドライアイモデルに対する効果を標準製剤 (0.3%) を対照に比較検討した 統計解析の結果 ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 0.3% トーワ 及び標準製剤(0.3%) はそれぞれ有意な治癒効果を認め 生物学的同等性が確認された 19 < 参考 > 1.n-ヘプタノール損傷による角膜創傷モデルに対する治療効果 n-ヘプタノールにより角膜創傷させたウサギに対して 本剤 標準製剤あるいは Control( 生理食塩液 ) を点眼し 創傷作製時及び 24 時間後の創傷面積から求めた治癒率を比較検討した その結果 両剤ともに Control との間に有意な差が認められ 両剤間では有意な差は認められず 両剤の生物学的同等性が確認された 治癒率 (%) ティアバランス点眼液 0.3% 69.5±1.95 * 標準製剤 ( 点眼液 0.3%) 70.2±2.71 * Control( 生理食塩液 ) 60.2±2.58 ( 平均値 ± 標準誤差,n=6) * :p<0.05 Dunnett の多重比較検定 対 Control( 生理食塩液 ) 2. ドライアイモデルに対する角膜乾燥抑制効果ウサギのドライアイモデルに対して 本剤 標準製剤あるいは Control( 生理食塩液 ) を点眼し 点眼 1 時間後 角膜障害部位を染色した 染色した角膜より抽出した液の吸光度から求めた色素量を比較検討した その結果 両剤ともに Control との間に有意な差が認められ 両剤間では有意な差は認められず 両剤の生物学的同等性が確認された 色素量 (μg) ティアバランス点眼液 0.3% 1.24±0.13 * 標準製剤 ( 点眼液 0.3%) 1.19±0.13 * Control( 生理食塩液 ) 2.49±0.11 ( 平均値 ± 標準誤差,n=7) * :p<0.05 Dunnett の多重比較検定 対 Control( 生理食塩液 ) 11

20 < 参考 >( ウサギ ) 1.n- ヘプタノール損傷による実験的角膜上皮障害 モデルに対する治療効果 3. ドライアイモデルに対する角膜乾燥防止効果 2. 外科的剥離による実験的角膜上皮障害モデルに 対する治療効果 21 < 参考 > ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% 杏林 1)n-ヘプタノール損傷による実験的角膜上皮障害モデルに対する治療効果 n-ヘプタノールにより角膜上皮を損傷させたウサギのモデルに対して ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% 杏林 標準製剤 ( 点眼剤 0.3%) 生理食塩液( 対照群 ) を点眼し 角膜上皮損傷面積を指標として比較検討した (n= 10) 各観察時点での角膜損傷面積率(%) 及び角膜損傷面積率 - 時間曲線下面積に関して Tukey 型多重比較検定により各投与群間の比較を行った結果 本剤及び標準製剤投与群ともに対照群との間に有意な差が認められ また 両製剤群間では有意な差が認められず 両製剤は同等の治療効果を有すると考えられ 生物学的同等性が確認された 12

2) 外科的剥離による実験的角膜上皮障害モデルに対する治療効果角膜上皮を外科的に剥離させたウサギのモデルに対して 前項と同様の試験方法にて 角膜上皮損傷面積を指標として比較検討した (n=10) 各観察時点での角膜損傷面積率(%) 及び角膜損傷面積率 - 時間曲線下面積に関して Tukey 型多重比較検定により各投与群間の比較を行った結果 本剤及び標準製剤投与群ともに対照群との間に有意な差が認められ また 両製剤群間では有意な差が認められず 両製剤は同等の治療効果を有すると考えられ 生物学的同等性が確認された 3) ドライアイモデルに対する角膜乾燥防止効果ウサギのドライアイモデルに対して ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% 杏林 標準製剤( 点眼剤 0.3%) 生理食塩液 ( 対照群 ) を点眼し 点眼 3 時間後眼球摘出し 角膜上皮障害部位をメチレンブルーで染色し 角膜からの抽出液中の色素吸光度を指標として角膜乾燥防止効果を比較検討した (n=10) 各群から得られた抽出液の吸光度について Tukey 型多重比較検定により各投与群間の比較を行った結果 本剤及び標準製剤投与群ともに対照群との間に有意な差が認められ また 両製剤群間では有意な差が認められなかったことから 生物学的同等性が確認された 22 < 参考 > (1) 角膜上皮障害モデルに対する効果ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% JG と標準製剤( 点眼液 0.3%) の創傷治癒作用を ウサギ n-ヘプタノール角膜上皮障害モデルを用い検討した その結果 両剤は ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% JG 基剤及び生理食塩液に対し有意な創傷治癒作用を認め 90% 信頼区間法による統計解析の結果 両剤の生物学的同等性が確認された (2) ドライアイモデルに対する効果ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% JG と標準製剤( 点眼液 0.3%) の角膜上皮障害の抑制作用を ウサギ強制開瞼ドライアイモデルを用い検討した その結果 両剤は ヒアルロン酸 Na 点眼液 0.3% JG 基剤及び生理食塩液に対し有意な角膜上皮障害の抑制作用を認め 90% 信頼区間法による統計解析の結果 両剤の生物学的同等性が確認された 13

23 < 参考 > 1. 角膜上皮損傷治療効果 24 < 参考 > ( ウサギ ) (1) 実験的角膜上皮剥離モデルに対する治療効果 ( 外科 的剥離 ) (2) 実験的角膜上皮剥離モデルに対する治療効果 (n- ヘ プタノール損傷 ) 2. 角膜乾燥防止効果 ( 保水効果 ) (3) ドライアイモデルに対する角膜乾燥防止効果 Mean±S.D.,n=10 ( インタビューフォームより ) 14

品質再評価 ( 医療用医薬品品質情報 ( オレンジブック )) 記載対象外 15

純度試験結果 ( ジェネリック医薬品品質情報検討会 ) なし 16

後発医薬品品質確保対策事業検査結果 なし 17

分析法 ( 純度試験 ) 2) 精製ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 Purified Sodium Hyaluronate Ophthalmic Solution 定量法本品の精製ヒアルロン酸ナトリウム [(C 14 H 20 NNaO 11 ) n ] 約 1.5mg に対応する容量 VmL を正確に量り, 移動相を加えて正確に 30mL とし, 試料溶液とする. 別に定量用ヒアルロン酸ナトリウムを酸化リン (Ⅴ) を乾燥剤として 60 で 5 時間減圧 (0.67kPa 以下 ) 乾燥し, その約 50mg を精密に量り, 塩化ナトリウム溶液 (9 1000) に溶かし, 正確に 50mL とする. この液 1mL を正確に量り, 移動相を加えて正確に 20mL とし, 標準溶液とする. 試料溶液及び標準溶液 20μL ずつを正確にとり, 次の条件で液体クロマトグラフィー 2.01 により試験を行い, それぞれの液のヒアルロン酸のピーク面積 A T 及び A S を測定する. 本品 1mL 中の精製ヒアルロン酸ナトリウム [(C 14 H 20 NNaO 11 ) n ] の量 (mg) =M S A T /A S 1/V 3/100 M S : 定量用ヒアルロン酸ナトリウムの秤取量 (mg) 試験条件検出器 : 紫外吸光光度計 ( 測定波長 :210nm) カラム : 内径 7.8mm, 長さ 30cm のステンレス管に 7μm の液体クロマトグラフィー用多孔性ポリメタクリレートを充塡する. カラム温度 :40 付近の一定温度移動相 : 硫酸ナトリウム十水和物 32.2g を水に溶かし,1000mL とする. 流量 : ヒアルロン酸の保持時間が約 5 分になるように調整する. システム適合性システムの性能 : 精製ヒアルロン酸ナトリウム 50mg を塩化ナトリウム溶液 (9 1000)50mL に溶かす. この液 1mL 及びイプシロン-アミノカプロン酸溶液 (1 500)2mL をとり, 移動相を加えて 20mL とし, システム適合性試験用溶液とする. システム適合性試験用溶液 20μL につき, 上記の条件で操作するとき, ヒアルロン酸, イプシロン-アミノカプロン酸の順に溶出し, その分離度は 5 以上である. システムの再現性 : 標準溶液 20μL につき, 上記の条件で試験を 6 回繰り返すとき, ヒアルロン酸のピーク面積の相対標準偏差は 2.0% 以下である. 18

関連情報 なし 引用情報 1) ヒアレイン点眼液 0.1%/ 点眼液 0.3%/ ミニ点眼液 0.1%/ ミニ点眼液 0.3%( 製造販売元 : 参天製薬株式会社 ) 医薬品インタビューフォーム (2018 年 7 月改訂 第 11 版 ) 2) 第十七改正日本薬局方 ( 平成 28 年 3 月 7 日厚生労働省告示第 64 号 ) 19