2. 税額の計算 算出方法 均等割額 + 所得割額 = 年税額 均等割額 市民税 3,500 円県民税 1,500 円 課税になる方の均等割額は 平成 16 年度より 市町村の人口規模に関係なく一律になりました 妙高市以外の 他市町村でも均等割額は県分と併せて合計 5,000 円です 防災施策の財源を確保するため 平成 26 年度から平成 35 年度までの間 均等割額は市民税 県民税に それぞれ 500 円が加算されています 所得割額 = 課税標準額 ( 前年中の所得金額 - 所得 ) 税率 - 調整 - 税額 - 配当割 株式 等譲渡所得割額 区分 課税所得金額 税率 市民税 6% 一律 県民税 4% 所得の種類 所得割の税額計算の基礎は所得金額です 所得の種類は 10 種類あり 基本的には 収入から必要経費を差し 引くことによって算出されます 個人市 県民税の計算は 前年中の所得に基づいて算出します 1 所得の種類 所得の種類 所得金額の計算方法 利子所得公債 社債などの利子収入金額 = 利子所得の金額 配当所得 株式や出資の配当 収入金額 - 株式などの元本の取得に要した負 債の利子 不動産所得地代 家賃 権利金など収入金額 - 必要経費 事業所得営業や農業などの事業から生じる所得収入金額 - 必要経費 給与所得給与 賞与 賃金等収入金額 - 給与所得 退職所得退職金 一時恩給等 ( 収入金額 - 退職所得 ) 1/2 山林所得山林 ( 土地を除く ) の伐採 譲渡により生じる所得収入金額 - 必要経費 - 特別 譲渡所得 総合 機械や権利などの資産を売った場合に生じる所得 長期 収入金額 - 資産の取得費などの経費 - 特別控除 1/2 が課税対象 短期 収入金額 - 資産の取得費などの経費 - 特別控除
分離 土地 建物 株式などの資産を売った場合に生じる所得 収入金額 - 資産の取得費などの経費 - 特別控除 一時所得 雑所得 生命保険などの一時金 満期返戻金等 国民年金 厚生年金等の公的年金 他の所得にあてはまらない所得 ( 生命保険契約等に基づく年金 ( 個人年金 ) シルバー人材センターから受け取る配分金 ) 収入金額 - 必要経費 - 特別 ( 最高 50 万円 ) 1/2 が課税対象 収入金額 - 公的年金等 収入金額 - 必要経費 2 給与所得計算表 給与所得は 必要経費にかわるものとして 収入金額から給与所得を差し引きます 給与所得の計算方法は下記のとおりです 収入金額 ~ 650,999 円 給与所得の額 0 円 651,000 ~ 1,618,999 円収入金額 -650,000 円 1,619,000 ~ 1,619,999 円 969,000 円 1,620,000 ~ 1,621,999 円 970,000 円 1,622,000 ~ 1,623,999 円 972,000 円 1,624,000 ~ 1,627,999 円 974,000 円 1,628,000~1,799,999 円 ( 収入金額 4 ) 4 60% 1,800,000~3,599,999 円 3,600,000~6,599,999 円 6,600,000~9,999,999 円 10,000,000~11,999,999 円 ( 収入金額 4 ) 4 70%-180,000 円 ( 収入金額 4 ) 4 80%-540,000 円収入金額 90%-1,200,000 円収入金額 95%-1,700,000 円 12,000,000 円 ~ 収入金額 100%-2,300,000 円 1,000 円未満の端数を切り捨ててください
3 公的年金等の雑所得計算表 受給者の年齢収入金額所得計算式 ~ 1,299,999 円 収入金額 -700,000 円 65 歳未満 1,300,000 円 ~4,099,999 円収入金額 75%-375,000 円 4,100,000 円 ~7,699,999 円収入金額 85%-785,000 円 7,700,000 円 ~ 収入金額 95%-1,555,000 円 ~3,299,999 円 収入金額 -1,200,000 円 65 歳以上 3,300,000 円 ~4,099,999 円収入金額 75%-375,000 円 4,100,000 円 ~7,699,999 円収入金額 85%-785,000 円 年齢はその年の 12 月 31 日現在で判定します 7,700,000 円 ~ 収入金額 95%-1,555,000 円 控除の種類 1 所得控除の種類所得控除は 納税者個々の生活の個別事情 ( 扶養者数 医療費の出費等 ) を反映させ 個々の実情に合わせた税負担となるよう考慮するものです 種類 雑損控除 前年中に災害などにより資産に損失を受けた場合 損失金額 - 保険金などで補てんされる金額 =A 1. A の金額 -( 総所得金額等 10%) 2. A のうち災害関連支出の金額 -5 万円 1 と 2 のいずれか多い方の金額 医療費控除 前年中に支払った医療費 社会保険料控除 前年中に本人や生計を一にする親族のために社会保険料 ( 国民健康保険 後期高齢者医療保険料 介護保険料 国民年金保険料等 ) を支払った場合 小規模企業共済等掛金控除 前年中に小規模企業共済制度に基づく共済契約の掛金 確定拠出年金法の個人型年金加入者掛金や心身障害者扶養共済制度に基づく掛金を支払った場合 ( 支払った医療費 - 保険金などで補てんされる額 )-( 総所得金額等の 5% 又は10 万円のいずれか少ない方の金額 ) 限度額 200 万円支払った額支払った額
生命保険料控除 前年中に生命保険 個人年金などの保険料 掛金を支払った場合 支払金額 12,000 円以下のとき支払金額の全額 新契約 12,000 円超 32,000 円以下のとき 32,000 円超 56,000 円以下のとき 支払金額の 1/2+6,000 円 支払金額の 1/4+14,000 円 56,000 円超のとき 28,000 円 15,000 円以下のとき支払金額の全額 旧契約 15,000 円超 40,000 円以下のとき 40,000 円超 70,000 円以下のとき 支払金額の 1/2+7,500 円 支払金額の 1/4+17,500 円 70,000 円超のとき 35,000 円 一般生命保険料 介護医療保険料及び個人年金保険料について それぞれ上の算式により計算したの合計額 ( 限度額 70,000 円 ) 一般生命保険料または個人年金保険料については 新契約と旧契約の両方について控除の適用を受ける場合 新契約と旧契約それぞれ上の算式により計算したの合計額 ( 限度額 28,000 円 ) 地震保険料控除 支払金額 地震保険料 旧長期損害 保険料 50,000 円以下のとき支払金額の 1/2 50,000 円超のとき 25,000 円 5,000 円以下のとき支払金額の全額 5,000 円超 15,000 円以下のとき 15,000 円超のとき 10,000 円 支払金額の 1/2+2,500 円 地震保険料控除 旧長期損害保険料の両方がある場合は それぞれ上の算式により計算したの合計額 ( 限度額 25,000 円 ) 一つの契約で地震保険料と旧長期損害保険料の両方が含まれている場合 どちらか一方を控除
障がい者控除 本人 控除対象配偶者または扶養親族が障がい者である場合 1 人につき 26 万円 特別障がい者 30 万円 同居特別障がい者 53 万円 特別障がい者とは 身体障がい者手帳 1 級及び 2 級 精神障がい者手帳 1 級 療育手帳 A に該当する方等をいいます 寡婦 寡夫控除 配偶者と死別 ( または離別 ) し再婚していない場合は 年齢に関係なく 次に 示した一定の要件を満たしていると 寡婦 ( 寡夫 ) 控除が受けられます 扶養親族は 他の納税者の扶養 ( 配偶者 ) 控除の対象になってないことが条件です 区分 配偶者の状況 親族の扶養要件 本人の所得要件 ( 合計所得金額 ) 一般寡婦 死別 生死不明 なし 子か親族 500 万円以下 なし 26 万円 離別子か親族なし 特定の 寡婦 寡夫 死別 生死不明離別死別 生死不明離別 子 500 万円以下 30 万円 子 500 万円以下 26 万円 勤労学生控除 前年の合計所得金額が 65 万円以下であり かつ 給与所得以外の所得の 合計額が 10 万円以下の勤労学生 26 万円 配偶者控除 生計を一にする配偶者で前年の合計所得金額が 38 万円以下 配偶者特別控除 ただし 申告者本人の合計所得金額が 1,000 万円を超える場合は適用できません 1. 控除対象配偶者 33 万円 2. 老人控除対象配偶者 ( 控除対象配偶者のうち 70 歳以上の人 38 万円配偶者の合計所得 380,001 円 ~449,999 円 33 万円 450,000 円 ~499,999 円 31 万円 500,000 円 ~549,999 円 26 万円 550,000 円 ~599,999 円 21 万円 600,000 円 ~649,999 円 16 万円 650,000 円 ~699,999 円 11 万円 700,000 円 ~749,999 円 6 万円 750,000 円 ~759,999 円 3 万円 760,000 円以上 0
扶養控除 生計を一にする親族で 前年の合計所得金額が 38 万円以下の場合 1. 一般扶養親族 (16 歳以上 19 歳未満と 23 歳以上 70 歳未満 ) 33 万円 2. 特定扶養親族 (19 歳以上 23 歳未満 ) 45 万円 3. 老人扶養親族 (70 歳以上 ) 38 万円 4. 同居老親等 (70 歳以上で同居している本人 または配偶者の直系尊 属 ) 45 万円 5. 16 歳未満 0 円 ( 控除対象外 ) 基礎控除 全ての納税義務者について 33 万円 2 税額控除 調整控除所得税を減らし 市 県民税を増やす税源移譲において 納税者の税負担が変わらないようにするための措置のひとつとして 所得税と市 県民税の人的の差 ( 基礎控除 扶養控除などの差 ) を調整する 調整控除 が平成 19 年度より新設されました 個々の納税者の扶養親族等の控除の状況に応じて 一定の金額が控除されます 課税所得金額 200 万円以下 A. 人的控除の差の合計額 B. 市 県民税の課税所得金額 調整 A と B のいずれか小さい金額の 5% 200 万円超 人的控除の差の合計額 -( 市 県民税の課税所得金額 -200 万円 )} 5% ただし この額が 2,500 円未満の場合は 2,500 円 配当控除 区分市民税控除率県民税控除率 利益の配当等に係る配当控除 課税所得金額の合計額の 1,000 万円以下の部分に含まれる配当所得 1.6% 1.2% 課税所得金額の合計額の 1,000 万円を超える部分に含まれる配当所得 0.8% 0.6%
寄附金控除 対象 地方公共団体 ( 都道府県 市町村 ) 日本赤十字社支部 共同募金会 条例で指定された団体 前年中に次に掲げる寄附金を支出し 合計額 ( 寄附金の合計額が総所得金額の合計額の 30% を超える場合には当該 30% に相当する金額 ) が 2 千円を超える場合には その超える場合には その超える金額の市民税は 6% 県民税は 4% に相当する金額 1. 都道府県 市町村または特別区に対する寄附金 2. 住所地の道府県共同募金会または日本赤十字社の支部に対する寄附金 3. 所得税法等に規定される寄付金控除の対象のうち 住民の福祉の増進に寄与する寄附金として住所地の道府県または市町村の条例で定めるもの 4. 特定非営利活動法人に対する寄附金のうち 住民の福祉の増進に寄与する寄附金として住所地の道府県または市町村の条例で定めるもの ただし 1 の寄附金が 2 千円を超える場合は その超える金額に 下表の左欄の区分に応じ て右欄の割合を乗じて得た額の市民税は 5 分の 3 県民税は 5 分の 2 に相当する金額をさら に加算した金額 ( 所得割の 20% に相当する金額を超えるときは その 20% に相当する金額 ) 課税総所得金額から人的控除差調製額を控除した額 割合 0 円以上 195 万円以下 84.895% 195 万円を超え 330 万円以下 79.79% 330 万円を超え 695 万円以下 69.58% 695 万円を超え 900 万円以下 66.517% 900 万円を超え 1,800 万円以下 56.307% 1,800 万円超 49.16% 4,000 万円超 44.055% 0 円未満 ( 課税山林所得および課税退職所得金額を有しない場合 ) 90% 0 円未満 ( 課税山林所得および課税退職所得金額を有する場合 ) 地方税法に定める割合 ふるさと納税ワンストップ特例制度 都道府県や市区町村に寄附をした場合 寄附金税額控除に関する特例申請書 を提出することで 確定申告をせずにふるさと納税に係る寄附金税額控除の適用を受けることができます ( 平成 28 年 4 月 1 日以降の寄付金から適用 ) ただし 寄附先が 6 団体以上の方は確定申告が必要 医療費控除等で確定申告や市 県民税申告をする方は ふるさと納税に係る寄附金控除も併せて申告が必要 なお 確定申告をされない方で 市 県民税の寄付金控除を受けられる方は 市役所に寄附先の名称及び 寄附金額を記載した寄附金税額控除申告書等の提出が必要となります
住宅借入金等特別税額控除 ( 住宅ローン控除 ) 対象 住宅ローンを組んでいる方で 平成 21 年から平成 26 年 3 月に入居した方 住宅ローンを組んでいる方で平成 26 年 4 月から平成 33 年に入居した方 次の A または B のいずれか少ない額 (0 円になる場合は 個人住民税の住宅ローン控除の適用はありません ) A. 所得税の住宅ローン控除可能額のうち 所得税において引ききれなかった額 B. 前年の所得税の課税所得金額 ( ) 5% ( 上限 97,500 円 ) B. 前年の所得税の課税所得金額 ( ) 7% ( 上限 136,500 円 )