s_052小4算数「面積のはかり方と表し方」北総

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 29 年 10 月 16 日 ( 月 )5 校時 第 4 学年 3 組 36 名 指導者 : 臼井梨峰 研究主題 能動的 協働的な学習活動を通して 自己の学びを確立していく児童の育成 1 単元名 面積のはかり方と表し方 ~ 広さを調べよう ~ ( 東京書籍 ) 2

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

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第4学年算数科学習指導案

国語科学習指導案様式(案)

Microsoft Word - 面積指導案(江口先生)

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

第6学年2組 算数科 学習指導案

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(3) 児童の実態 1 埼玉県学力 学習状況調査の結果 学年正答率県正答率領域学年正答率県正答率観点学年正答率県正答率 小 4 算数 Ⅰ 数と計算 数学的な考え方 Ⅱ 量と測定 数量や図形についての技能

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Microsoft Word - 円の面積指導案_H24.2.9

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○数学科 2年 連立方程式

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

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2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

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Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc

分化会 F 第 5 学年単元名 体積 ~ わけを説明する活動を通して 数学的な考え方 を育成する ~ 1 単元の指導にあたって (1) 本単元で育てたい数学的な考え方学習指導要領第 5 学年の内容 [B 量と測定 ] では, 次のように示されている (2) 体積について単位と測定の意味を理解し, 体

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

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第4学年3組  算数科学習指導案

算数科学習指導案 1 単元名三角形と四角形 授業者小澤勇司 2 単元について児童は第 1 学年で, 箱や積み木の面を写し取ったり, 数え棒を使って形を作ったりするなどの活動を通して, 図形の構成要素である辺や頂点 角についての素地的な経験をしている ここでは, 児童が日常使っている さんかく や し

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

平成18年5月11日

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

指導案 5年 算数

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1 付けたい力 方法や理由等を言葉や数 式を用いて説明する力 第 5 学年算数科学習指導案 啓林館版 2 単元名 面積 3 単元目標 三角形や四角形の面積の求め方を考え 説明することができる 三角形や四角形の面積の公式を理解し 面積を求めることができる 三角形の高さと面積などの関係を調べ 比例してい

4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

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Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

第○学年○組 ○○科学習指導案

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

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2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

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(2) 児童観実践校の対象児童は, 算数の学習に意欲的に取り組む児童が多く, 与えられた課題に対して一生懸命考えることができる 特に, 作業的, 体験的な活動には熱心に取り組む かけ算やわり算などの計算や筆算の仕方はよく理解しているが, 自力解決の場面においては, 解決の過程を絵や図, 言葉を使って

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小3_算数 長さ(東葛)

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

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(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

★数学学習指導案最終(知的障害)

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 5 学年算数科指導案 中野区立新井小学校平成 28 年 9 月 7 日 ( 水 ) 第 5 校時第 5 学年 2 組 37 名授業者古矢岳史 平成 28 年 9 月 5 日 ( 月 ) 第 4 校時第 5 学年 1 組 38 名授業者梶田智美 研究主題 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 算数科

2 単元名分数 3 単元の目標及び評価規準 (1) 目標 分数の意味とその表し方について理解するとともに 端数部分の大きさや等分してできる部分の大きさなどを表すときに分数を用いることができる (2) 評価規準 分数を用いると 整数で表せない端数部分の大きさや等分してできる大きさなどを表すことが でき

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

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6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

第6学年 算数科学習指導案

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た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

(3) 指導観本時は 連立方程式の文章題を扱う最初の時間である 方程式の文章題は 個数と代金に関する問題 速さ 時間 道のりに関する問題 割合に関する問題 を扱う これらを解くときには図や表 線分図などを書くことが有効であることを生徒達は昨年度一次方程式の時にも経験している 一元一次方程式を利用する

第 3 学年算数科学習指導案 日時対象学校名授業者会場 平成 27 年 7 月 8 日 ( 水 )5 校時 13:40~14:25 第 3 学年均等割クラス 19 名町田市立町田第六小学校 2 階 3 年 1 組教室 1 単元名 かけ算の筆算 ( 学校図書 みんなと学ぶ小学校算数 3 年上 ) 2

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

第 2 学年算数科学習指導案 平成 29 年 1 月 30 日 ( 月 ) 板橋区立蓮根小学校第 2 学年 3 組 25 名指導者長谷川千明 平成 28 年度研究主題 副主題 ~ 問題解決学習を通して ~ 1 単元名長いものの長さのたんい 長さをはかろう 2 単元の目標長いものの長さの測定などの活動

3 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 4 単元の評価規準ア算数への関心 意欲 態度 イ数学的な考え方 ウ数量や図形についての技能 エ数量や図形についての知識 理解 速さを 単位量当たりの大きさなどを用いて数値化したり 実際の場面と結びつけて 生活や学習に活用したりしようとし

第5学年  算数科学習指導案

第 6 学年 1 組 算数科指導案 平成 年 月 日 ( ) 指導者 在籍児童数 名 1 題材名場合を順序よく整理して 2 題材について本題材では, 具体的な事柄について, 起こり得る全ての場合を適切な観点から図や表などを用いて分類整理し, 落ちや重なりがないように調べることができるようにすることを

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

第3・4学年算数科学習指導案

単元名 算数第 2 学年安芸太田町立加計小学校指導者田尾佐智恵 かけ算 (2) ( 九九をつくろう ) 本単元で育成する資質 能力 伝え合う力 1 日時平成 29 年 1 月 19 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 2 学年男子 7 名女子 15 名計 22 名 3 単元名 かけ算(2) 九九をつ

Taro-5年研究のまとめ

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第1学年国語科学習指導案

本時の展開

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

平成 28 年度山梨県学力把握調査 結果分析資料の見方 調査結果概況 正答数分布グラフ 分布の形状から児童生徒の解答状況が分かります 各学校の集計支援ツールでは, 形状だけでなく, 県のデータとの比較もできます 設問別正答率 無解答率グラフ 設問ごとの, 正答率や無解答率が分かります 正答率の低い設

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

4 研究との関わり (1) 確かな学びを生み出すノート作り研究内容 2-2 正しい手順で正確に計算させるために, 問題間に余白をとらせ, 筆算には補助数字を書かせる 本単元では, 既習の 2 位数の加減筆算の仕組みを用いて, 繰り上がりと繰り下がりが 2 回ある場合の加減の筆算の仕方を身に付けること

< 教材の関連と発展 > (3) 指導について児童は かけ算 という言葉は知っている しかしながら 意味については ほとんど理解できていない 単元導入の遊園地のイラストから 同じ数のまとまり に着目させ かけ算を使う場面の理解を図る また 具体物や半具体物の操作や図などを使って乗法の意味理解を深める

2、協同的探究学習について

Transcription:

プログラムを取り入れた指導事例 ( 小学校 4 年算数 ) 第 4 学年算数科学習指導案 1 単元名面積のはかり方と表し方 広さを調べよう 2 単元について (1) 単元観 目標 (2) 面積の単位と測定について理解し, 図形の面積を求めることができるようにするとともに, 角の大きさの単位と測定について理解できるようにする 内容 (1) 面積について単位と測定の意味を理解し, 面積を計算によって求めることができるようにする ア面積の単位 ( 平方センチメートル ( cm2 ), 平方メートル ( m2 ), 平方キロメートル ( km2 )) について知ること イ正方形及び長方形の面積の求め方を考えること 本単元は, 学習指導要領の以下の目標と内容に基づいて設定したものである 算数的活動 (1) イ長方形を組み合わせた図形の面積の求め方を具体物を用いたり, 言葉, 数, 式, 図を用いたりして考え, 説明する活動 ウ身の回りにあるものの面積を実際に測定する活動 本単元では, 面積についてその単位と測定の意味を理解し, 長方形及び正方形の面積の求め方について考え, それらを用いて面積を求めることができるようにすることをねらいとしている 児童は, 第 1 学年では, 面積の比較などの活動を通して, 面積の意味や測定についての理解の基礎となる学習をしてきた そして本単元の学習から, 第 5 学年の直方体や立方体などの体積や, 平行四辺形や三角形などの面積を求める学習へとつながっていく 本単元では, まず, 面積の意味とその単位 平方センチメートル ( cm2 ) を理解する そこで, こうした単位を用いれば, 多数の図形の広さを比較することができるという普遍単位の必要性や有用性にも気付かせる 次に, 長方形や正方形の求積公式を導く活動を行う それに加えて, 面積と一方の辺の長さから, もう一方の辺の長さを求めることや, 縦 横の長さ, 面積, 周りの長さの関係を整理すること, 複合図形を長方形に分割して面積を求めることを通して公式の意味の理解を深めていく そして, 平方メートル ( m2 ) 平方キロメートル ( km2 ) などの単位と, それらの単位の相互関係を知るとともに, 身の回りにあるものの面積を実際に測定する活動を行うことで, 必要に応じて単位を使い分けることができるようにし, 面積の量感を養うことができるようにする

指導内容の系統性 1 年 4 年 5 年 15 どちらがひろい 11 面積のはかり方と表し方 2 直方体や立方体の体積 面積の意味や測定についての素地的活動 面積の意味 面積の単位 ( cm2, m2, km2, a,ha) と単位の相互関係 長方形, 正方形の面積の求め方と公式の意味 複合図形の面積 体積の意味 体積の単位 ( cm3, m3 ) と単位の相互関係 直方体と立方体の体積の求め方と公式 複合図形の体積 体積の概測 11 四角形と三角形の面積 三角形や平行四辺形, 台形, ひし形の面積の求め方と公式 (2) 指導観 ( 仮説との関わり ) 算数的活動や考えを伝え合う場を工夫していけば, 思考 表現する力が育つであろう 本単元のねらいは, 面積についてその単位と測定の意味を理解し, 長方形及び正方形の面積の求め方について考え, それらを用いて面積を求めることができるようにすることである そこで, ねらいにせまるための主な算数的活動として, 複合図形の面積を求める活動 と 身の回りにあるものの面積を実際に測定する活動 を行う 複合図形の求積活動では, 長方形や正方形の求積公式を活用すれば面積を求められることに気付かせ見通しを持たせる また求積方法は一通りではないため, さまざまな求め方を考えさせ, それぞれの考え方を図や式, 言葉などで表現していく そして, 身の回りにあるものの面積を実際に測定する活動では, 学習したことを自分たちの生活と結び付けて考えられるように, 教科書やノート, 黒板や教室, 体育館などの面積を実際に測定したり, 自分たちの市の面積がどのくらいになるのかを考えさせたりする その際, 見当を付けたり, 測定に用いる道具 ( ものさしや巻き尺 ) を考えたりすることで, それぞれの単位を使い分けるよさや面積の量感を養っていく また, 市の面積を求める活動では, 市のおおよその形を示した図形を提示し, 複合面積の求積活動を基に, どのように分割して求積していくかを考えさせる このような活動を通して, 既習事項を基に筋道を立てて考えるよさやさまざまな方法で考える楽しさに気付かせ, 思考力を養っていきたい 毎時間の展開では, 見出す 段階においては, 素材の提示を視覚的に工夫したり, 既習事項の振り返りや前時の学習との違いをはっきりさせたりすることで, 問題解決への見通しを持たせるようにする 調べる 段階では, 図に補助線を引いたり色を塗ったり, 切ったり付け足したりといった活動を大切にし, その上で数学的な表現方法を用いて自分の考えをノートやワークシートにまとめるようにする 考えがまとまらない場合には, 途中まででもよいことを伝え, どこからがわからないのか, どんなことがわからないのかを説明できるようにさせる そして, 自分の考えを書くときには, 友達にわかってもらうためにはどうすればよいか という視点を持たせることで, よりよい表現の工夫ができるようにしたい また, 自力解決が難しかったり迷ったりしたときには, 近くの友達と相談させることで, 解決へのヒントとなるようにする 深める 段階では, 全体での話し合いの前にペアトークやグループトークを取り入れる 互いのノートやワークシートを見合いながら話し合いを行うが, 友達の意見を聞く際には, 考えを深めるための視点として, 自分の考えとの類似点や相違点に着目させながら聞かせるようにする また, 考えがまとまらない場合には, その続きをみんなで考えたり, 間違いがあった場合には, どうして

間違えたのか考えたりして, 互いの考えを交流し深めていく 全体での話し合いでは, 代表者の考えの一部 ( 途中のもの, 式のみ, 図のみなど ) を提示し, 詳しい説明や補足を児童同士で行っていくことで, 全員で考えられるようにしていく このような話し合いの過程で, 自分の考えを見直したりよりよい考えを見出したりして思考力を高めていきたい そして調べる段階同様, 話し合いの際にも, 相手にわかるような説明の仕方を意識させることで互いの表現力を高めていきたい まとめあげる 段階では, 本時の学習問題を確認し, 深める段階での話し合いのポイントを振り返ることで自分なりの言葉でまとめられるようにしたい また自身の学習への関わり方や, 友達の考えや表現の仕方についての感想などを書かせたりすることで, 児童の関心 意欲などを把握するとともに, 教師からのコメントを添えることで, 児童の意欲化を図っていきたい 3 単元の目標 面積を数値化して表すことのよさや, 計算によって求められることの便利さに気付き, 身の回りの面積を求めるなど生活に生かそうとする ( 関心 意欲 態度 ) 面積について, 量や乗法の学習を基に, 単位の何こ分で数値化して表すことや, 辺の長さを用いて計算で求められることを考え, とらえることができる ( 数学的な考え方 ) 長方形, 正方形の面積を公式を用いて求めることができる ( 技能 ) 面積について, 単位と測定の意味や, 長方形や正方形の面積は計算によって求められることやその求め方を理解し, 面積についての量感を身に付ける ( 知識 理解 ) 4 指導計画 (12 時間扱い ) 過程時配目標学習活動評価規準 見出す 調べる (6) 1 面積の比べ方をいろいろな方法で考え, 面積を比べることができる 1 面積の単位 平方センチメートル ( cm2 ) を知り, 面積の意味について理解する 2 長方形, 正方形の面積を計算で求める方法を理解し, 面積を求める公式をつくることができる 陣取りゲームで得られた図形の面積の比べ方を考える 任意単位の考えで面積を比べる 陣取りゲームで得られた面積の表し方を考える 面積の単位 平方センチメートル ( cm2 ) を知る 方眼を使って, 一定面積の図形を描く 長方形, 正方形の面積を計算で求める方法を考える 公式 の意味を知り, 長方形, 正方形の面積の公式をまとめる 公式を用いて長方形, 正方形の面積を求める 公式を用いて長方形や正方形の面積を求めたり, 辺の長さを求めたりする 周りの長さが等しい長方形や正方形の面積を調べ, 周りの長さが等しくても面積が異なる図形があることをおさえる 既習の量の場合を基に, いろいろな方法で面積の比べ方を考えようとしている < 関 > 任意単位を用いて, 面積を数値化して比べることができる < 技 > 面積の意味や面積の単位 平方センチメートル ( cm2 ) を理解している < 知 > 面積は計器による測定ではなく, 縦横の辺の長さから計算で求められることの便利さに気付いている < 関 > 面積の公式を用いて, 長方形, 正方形の面積を求めることができる < 技 >

深める (3) まとめあげる (3) 2 本時 5/12 既習の長方形や正方形の面積の求め方を活用して, 複合図形の面積の求め方を考えることができる 1 面積の単位 平方メートル ( m2 ) を知り, m2とcm2の関係を理解する 1 辺の長さが m の場合も, 長方形や正方形の面積の公式が適用できることを理解する 1 面積の単位 アール (a) ヘクタール (h a) 平方キロメートル ( km2 ) を知り, 面積の単位の相互関係を理解する 1 学習内容を適用して問題を解決する 1 算数的活動を通して学習内容の理解を深め, 面積についての興味を広げたり, 面積の大きさについての感覚を豊かにしたりする 複合図形の面積を, 分割したり, 補ったりするなどのいろいろな考えで求める 他者の考えを読み取り, 図や式などで説明する 新聞紙で作った, 周りの長さが同じ長方形と正方形の面積を求める 面積の単位 平方メートル ( m2 ) を知る 1 m2は何cm2になるか調べる 教室には 1 m2の正方形が何こ分並ぶか調べる 辺の長さが m で表されていても, 面積の公式が使えることを確認する 紙を使って 1 m2の正方形を作り, 面積の量感をつかむ活動に取り組む 1 辺の長さを 10m や 100m にしたときの面積を考え, 面積の単位 アール (a) ヘクタール (ha) を知る 町の面積を調べ, 面積の単位 平方キロメートル ( km2 ) を知る 1 km2は何m2になるか調べる 力をつけるもんだい に取り組む やってみよう に取り組み, 身の回りのいろいろなものの面積を, 見当をつけてから調べる 複合図形の面積の求め方を求積方法が既習である長方形や正方形に分割するなどして考え, 図や式などを用いて説明している < 考 > 面積の単位 m2 やm2とcm2の関係を理解している < 知 > 辺の長さがmで表された長方形や正方形も, 面積の公式を適用して求められることを理解している < 知 > 1cm2,100 cm2,1m2,1a, 1ha,1km2で表される正方形の1 辺の長さと面積から, 正方形の1 辺の長さが 10 倍になると面積は 100 倍になる関係を見出し, 説明している < 考 > 面積の単位 a ha km2 と, その相互関係を理解している < 知 > 学習内容を適切に活用して, 活動に取り組もうとしている < 関 > 学習内容を適用して, 問題を解決することができる < 技 > 1 学習内容の定着を確認し, 理解を確実にする しあげのもんだい に取り組む 基本的な学習内容を身に付けている < 知 >

5 本時の指導 (1) 目標 既習の長方形や正方形の面積の求め方を活用して, 複合図形の面積の求め方を考えることができる ( 数学的な考え方 ) (2) 展開 (5/12) 時配学習活動と内容指導 支援 ( ) と評価 ( ) 資料 2 3 1 前時の学習を振り返る 長方形や正方形の面積を求める 見出す 2 本時の学習問題をつかむ 面積を求める公式を確認し復習することで, 本時の学習へのスムーズな導入をし, 意欲を持って学習に取り組めるようにする 掲示物図形カード 図形カード 前時までとの違いを考える 本時の複合図形を部分的に提示することで, 前時との違いに気付きやすくする でこぼこした図形の面積のもとめ方を考えよう 解決の見通しを持つ < 予想される児童の考え > 右と左の 2 つに分けて考えよう 上と下の 2 つに分けて考えよう 大きい長方形にして, 付けたしたところを引こう 長方形の公式が使えそう 予想を立てることで, 自力解決への見通しを持たせる 既習事項である長方形や正方形の求積公式が使えることに気付かせる 8 調べる 3 自力解決をする < 予想される児童の考え > 補助線を引き, 長方形に分けて考える ( 左右で分ける ) ( 上下で分ける ) (3 つに分ける ) 図形カードを配布して, 切る 色を塗る 補助線を書き込むなどすることで多様な考えで調べられるようにする また, 図形の切り抜きを準備し, 自由に使って考えられるようにする 自力解決が困難な児童には, 近くの友達と相談したり, 友達のノートを見せてもらったりするよう助言する 解決できた児童には, 他の方法がないか考えさせる 考えられない場合には, 近くの友達と相談したり, 友達のノートを見せてもらったりするよう助言する どの部分を求積したのかわかるように, 色分けしたり, 記号を付けたりするよう助言する 児童用図形カード

大きな長方形として考える ( 一部を補う ) ( 等積変形 ) 等積変形 倍積変形については, 全てを取り上げることができなければ, 次時で行う ( 倍積変形 ) 20 深める 4 それぞれの考えを発表し検討する グループで話し合う 全体で話し合う 式から友達の方法を考える 図から計算方法を考える 分けて考える ( 左右で分ける ) 4 3=12,2 3=6 12+6=18 18cm2 ( 上下で分ける ) 2 3=6,2 6=12 6+12=18 18cm2 (3つに分ける) 2 3 3=18 18cm2大きな長方形として考える ( 一部を補う ) 4 6=24,2 3=6 24-6=18 18cm2 ( 等積変形 ) 4-1=3,3 6=18 18cm2 4+2=6,6 3=18 18cm2 6+3=9,2 9=18 18cm2 互いのノートをもとに, 式だけでなく, 図や言葉でわかりやすく説明させる 自分が考えた方法との類似点や相違点を考えながら話し合うよう助言する 自力解決が途中になった児童には, できたところまでを説明させ, 続きはみんなで考えるよう助言する 間違いがあった場合には, どうして間違ったのかを考えるよう助言する 全体での話し合いでは, 代表者の考えの一部 ( 式のみや図のみ ) を提示し, 考え方や計算方法などを他の児童に説明させ, 全体の児童に考える場を与える 既習の求積公式を活用して, 複合図形の面積の求め方を考え, 説明しているか < 考 > ( 観察 発表 ノート ) それぞれの面積の求め方の共通点に着目させることで, 本時のまとめにつなげる 発表用図形カード

( 倍積変形 ) 6+3=9,4 9 2=18 18 cm2 3 まとめあげる 5 複合図形の面積の求め方についてまとめる まとめが書けない児童には, 面積の求め方の共通点を確認させる でこぼこした図形も, 長方形の形をもとにして考えれば, 面積を求めることができる 6 3 6 適用問題を解く 7 本時の学習を振り返る 本時のまとめを生かし, 自分のやりやすい方法で解くよう助言する 本時の学習を振り返っての感想や, 友達の考えや表現について感じたことなどを書かせ, 次時への意欲につなげる (3) 板書計画 学 でこぼこした図形の面積のもとめ方を考えよう 児童の解答児童の解答児童の解答 予 線を引いて長方形に分けて考える 児童の解答 児童の解答 児童の解答 大きい長方形にして, 付け足したところを引く 面積をもとめる公式が使えそう ま でこぼこした図形も, 長方形の形をもとに考えれば, 面積をもとめることができる