会場参加型 学びのやる気スイッチが入るとき - 学生, 教員, 職員それぞれの立場から - 平成 28(2016) 年 2 月 20 日 ( 土 ) 14:10~15:25
ヨコハマ FD フォーラム 16 モデレーター紹介 横浜国立大学 大学教育総合センター 曽根健吾 よろしくお願いいたします!
ヨコハマ FD フォーラム 16 趣旨について 学修者である学生をはじめ, 教員, 職員それぞれの立場から学びのモチベーションをチームとして高めていくために今後に向けた方策と課題を提案いただきます そして, フロアの皆さまを巻き込みながら今後必要なアクションと方向性を検討し, アイディアを出し合います この後のグループディスカッションへ
の流れ 1 学びのやる気スイッチが入るとき, 入った時はどんなとき? ( 学生登壇者からのミニプレゼンとペアワーク, ディスカッション ) 2 学生の学びのやる気スイッチを入れるために, 教員がすべきこと, 職員ができること ( 教職員登壇者からのミニプレゼンとペアワーク, ディスカッション ) 3 この大学で学んでよかった! 学びのモチベーションが高まっていく! と全ての学生が思えるために ( のまとめ ) ( 登壇者全員からの提案とディスカッション )
登壇者紹介 学生 油山寛さん ( 神奈川大学法学部法律学科 4 年生 ) 学生 青木春花さん ( 関東学院大学経済学部経済学科 2 年生 ) 学生 大越里菜さん ( 横浜国立大学経済学部経済システム学科 1 年 ) 教員 杉山崇氏 ( 神奈川大学人間科学部 ) 職員 松本直樹氏 ( 関東学院大学学生生活課 )
1 学びのやる気スイッチが入ると き, 入った時はどんなとき? 1 意見表明油山さん 青木さん 大越さん 2 ペアワーク 3 全体ディスカッション
やる気スイッチが入ったきっかけ 油山 寛 神奈川大学法学部法律学科 4 年
ヨコハマ FD フォーラム 16 はじめに 失敗の連続小学校受験の失敗 中学校受験にも失敗 高校受験を経験しなかった 大学受験にも失敗 一浪するも苦手を克服できずに神奈川大学へ入学 このようにいつまでたっても勉強に対する意欲がわかない学生であった その理由 勉強する意味がわからなかったから
ヨコハマ FD フォーラム 16 神奈川大学に入学後の変化 入学当初 不本意入学ということもあり何をすれば良いのかわからなかった 入学後の英語会話の授業 積極的になり自信を持てるようになった English Lounge の利用 この自信が 3 年次夏季の海外研修につながった 現地での留学生の交流 帰国後の学習への変化 大学院進学のきっかけ
ヨコハマ FD フォーラム 16 神奈川大学が私に与えてくれたもの English Lounge 英会話の楽しさ英語を勉強ではなく会話の道具であるということを実感させてくれた 留学生との交流の多さ 国際交流委員会を中心に国際センターと連携してイベントを開催海外研修先の種類の多さなど
好奇心, 危機感がやる気を変える! 関東学院大学 青木 春花 経済学部経済学科 2 年
ヨコハマ FD フォーラム 16 1 日常のナンデ? をモチベに変える 入学当初 経済については全くの無知だった 1 年の夏に参加したインターンシップで授業で理解できなかったことも実践的に考えることで理解がしやすくなった 結果 好奇心 = 知りたい = ナゼが生まれることで自然と学ぶ力がつく
ヨコハマ FD フォーラム 16 2 日常のナンデ? をモチベに変える 授業を楽しく受けるコツ 自分のなかでナンデ? をつくる 単純なことでも疑問をもつことで後に理解ができる + 思わぬところで知識を使える日がくる!
他人からの刺激がやる気スイッチを押す! 氏名大越里菜横浜国立大学経済学部 1 年
すごい! 私もこうなりたい! 自分も頑張らなければ!
私の場合 1 横浜国立大学ビジネスプランコンテストへの参加 一緒に出場した仲 間からの刺激!
ヨコハマ FD フォーラム 16 私の場合 2 経営者の話を直接聞ける講義 経営者の方からの刺激!
最初のディスカッションのテーマ : さあもっと, 勉強しよう! 大学での学びにやる気スイッチが入る時は? 1 ペア ワーク (3 分程度 ) 意見表明の感想 やる気になるときはどんな時? その他, 自由な感想, 意見, 経験談 2 フロアからの発言, ディスカッション
2 学生の学びのやる気スイッチを 入れるために, 教員がすべきこと, 職員ができること 1 意見表明杉山氏 松本氏 2 ペアワーク 3 全体ディスカッション
心理学教員の やる気スイッチ マネジメント 杉山崇 ( 神奈川大学人間科学部 )
ヨコハマ FD フォーラム 16 やる気スイッチ への 2 つの視点 伝統的な心理学研究では やる気の方程式 なるものが明らかになっています それは やる気 = 欲求 目標の価値 達成への期待 一つでも 0 になると やる気は 0 です
欲求 目標の価値 達成期待をバランスよく育てるように心がけています 例えば FYS ではレポートの書き方を学びます その前に私のオリジナルレクチャー 世界は文書で回っている! で 説得力のある書類の力 をアピールします 目標の価値を高めるのです
もう一つの視点は 学生の一人一人をリスペクトする態度を絶やさないことです 私の研究では 人は人から大切にされるとやる気が出てきます 大学の宝は学生さんなので 学生さんとのコミュニケーションの一つ一つにその気持ちがこもるように心がけています
たとえば FYS は月曜の一時限です 時間通りに来るだけでも遠方の人は大変です 時間通りに集まってくれて 計画通りに授業が進むのは学生さんの努力のおかげです この協力には感謝しなければなりませんね みなさんのご協力で今日も授業ができました ありがとうございます と伝えるようにしています
このように心がけてから 授業アンケートで学生さんのやる気に関わる項目のスコアが変わりました リスペクトされること 当たり前のようですが やる気スイッチはここにあるような気がするのです
ヨコハマ FD フォーラム 16 松本直樹 ( 関東学院大学学生生活課 )
学生の学びのやる気スイッチを入れために 職員ができること 環境づくり 情報の提供
次のディスカッションのテーマ : 大学での学びにやる気を! 教員, 職員, 学生がすべきこととは? 1 ペア ワーク (3 分程度 ) 意見表明の感想 教員, 職員は何をすべき? してほしい? 学生は何をすべき? 学生ができることは? その他, 自由な感想, 意見, 経験談 2 フロアからの発言, ディスカッション
3 この大学で学んでよかった! 学 びのモチベーションが高まってい く! と全ての学生が思えるために 1 登壇者全員からの提案表明油山さん 青木さん 大越さん 杉山氏 松本氏 2 ペアワーク 3 全体ディスカッション 4 総括
ヨコハマ FD フォーラム 16 より良い学生生活を送るための提案 国際交流が私を変えてくれるきっかけだった つまり 学生が大学に求めるものはきっかけ しかしそのきっかけに気がつけない学生も多数存在する もっと大学にはそのきっかけの広報に力を入れて欲しい 油山
積極的参加型の授業を増やす 授業が退屈な理由 = 危機感 ( ノートテイクのみ ) や自分で考える時間がないから 正解の有無ではなく 自分の考えや意見を整理することで 繰り返し考える力がつく グループワークをすることで自然とコミュニケーションスキルも身に着く 青木
ヨコハマ FD フォーラム 16 横浜国立大学への提案! 文系と理系が交流できる科目を増やす 文系 理系 大越
杉山的 やる気スイッチ マネジメントのまとめ やる気 = 欲求 目標の価値 達成への期待 リスペクト どれだけいいことがあるか 確実に出来そうか 一つでも 0 にならないように できれば全部 100 になるように 杉山
この大学で学んでよかった! どんどん学びのモチベーションが高まっていく! と全ての学生が思えるためには 学生生活部の取り組みとして 帰属意識向上 地域 社会との接点を増やす 学生の自主的 主体的な取り組みに対する奨学金制度の充実 松本
最後のディスカッション この大学で学んでよかった! 学びのモチベーションが高まっていく! と全ての学生が思えるためには? 1 ペア ワーク (3 分程度 ) 登壇者全員の提案への感想 全体の感想 ご自身の考え その他, 自由な感想, 意見, 経験談 2 フロアからの発言, ディスカッション 3 モデレーターからの総括
モデレーターからの総括
積極的なご参加, ありがとうございました これにて, を終了とさせていただきます