() 教材観 指導観教材文 ちいちゃんのかげおくり は 幼い少女ちいちゃんを主人公とし かげおくりという素朴な遊びを取 り上げながら戦争の悲惨さと恒久平和への願いを訴えた文学作品である 本文は以下の 5 つの場面によって構成されている 家族そろって仲睦まじくかげおくりをする 幸せなちいちゃん 激しい

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価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

第1学年国語科学習指導案

Taro-【HP用】指導案.jtd

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

児童は, これらの 読みの観点 を使いながら, 物語のしくみや中心人物の心情の変化を捉える経験を積んできている しかし, 作品の価値や作者の思いに気付いたりすることは十分ではない (2) 教材観本単元で取り扱う教材は, 作者である小林豊氏がアフガニスタンを訪問した際の経験を基に書いた三部作の中から教

第1学年国語科学習指導案

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

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単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

Microsoft Word - 3年国語指導案 ちいちゃんのかげおくり.doc

たい 単元を貫く言語活動として, ポップカード で友達におすすめの本を紹介するという活動を位置 付ける もうすぐ雨に で習得した学びを活用し, 自分で選んだ本の紹介文を書いていく 作品の テーマを読み取りまとめる言語活動は, 読書に対する興味 関心を広げることにつながると考える (4) 単元の指導計

Ⅰ 前書き 1 時 : 春になると 様子 : 花がさく Ⅱ ちえ1 2 時 : 二 三日たつと 様子 : 花はしぼんで だんだんくろっぽい色にかわっていきます 3けれども わけ : たねにえいようをおくっている たねを太らせる Ⅲ ちえ2 4 時 : やがて 様子 : 花がかれて わた毛ができる 5

第1学年国語科学習指導案

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3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

Microsoft Word ~16第1学年1組国語科学習指導案 提出用

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

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1 三年とうげ 指導案

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

国語科学習指導案

Taro-第3学年国語科学習指導案「

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ちいちゃんのかげおくり前文.doc

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

う言語活動を位置付けた学習をしていくという目的意識を持つ 第 2 次では 注文の多い料理店 について キャッチコピー あらすじ 二人の紳士の人物像 ここがおすすめ ( 話のおもしろさを伝える ) という要件で リーフレットにまとめる 第 3 次では 並行読書してきた宮沢賢治の作品のリーフレットを作り

学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

第1学年国語科学習指導案

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

今年度の校内研究について.HP

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

第 1 学年 国語科学習指導案 1 単元名 オツベルと象 を読む ~ 読みの交流を通して~ 学習指導要領との関連 C 読むこと (1) エ文章の構成や展開 表現の特徴について 自分の考えを持つこと 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項イ ( ア ) 音声の働きや仕組みについて関心を持ち 理解を深

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

よく聞いて, じこしょうかい 2

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

d 単元について 第 2 学年 5 組国語科学習指導案単元名 : 謎解きインタビュー記事を書こう教材文 : 走れメロス 男子 21 名女子 16 名計 37 名 指導者水田陽子 単元観本単元は, 中学校学習指導要領国語科第二学年, C 読むこと の指導事項 イ文章全体と部分との関係, 例示や描写の効

第1学年国語科学習指導案

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Taro-5年研究のまとめ

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いろいろな衣装を知ろう

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第 2 学年 3 組国語科学習指導案 単元名 : いろいろなどうぶつのすづくりすごろく を作ろう ビーバーの大工事 単元について 指導者呉市立横路小学校西宮和子 本単元は, 小学校学習指導要領の C 読むこと ( 第 1 学年及び第 2 学年 )(1) イ 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内

第○学年○組 学習指導案

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

国語科学習指導案 平成 25 年 6 月 25 日 ( 火 ) 5 校時 第 3 学年 A 組 ( 男子 12 名, 女子 15 名計 27 名 ) 授業教室 3A 教室 指導者相田健太郎 (T1) 柿内香予 (T2) 1 単元の学習指導について (1) 単元名 近現代の短歌 俳句 読もう 詠もう短

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

第3学年国語か学習指導案

Transcription:

第 3 学年 組国語科学習指導案 単元名 教材名場面の様子を想像しながら読もう ちいちゃんのかげおくり ( 光村図書 3 年下 ) 平成 年 9 月 4 日 ( 木 ) 第 5 校時 場 所 第 3 学年 組教室 指導者 教諭 宮地直子 共同研究者 大瀧篤志 永井智景 鈴木太 押切あや 松本翠 在籍児童数男子 6 名女子 6 名計 3 名 児童の思いや願いと本単元の意図 () 児童の実態昨年度の市内一斉の学力テストの達成率の結果は右のよ うであった ( 資料 ) 基礎 はまずまずであるが 応用 力 書く力 読む力 が弱いことがわかる そこで 書く 力 読む力 をつけるために 次のような取り組みを行っ てきた 読むこと では きつつきの商売 で森の様子や音を 想像し 音読の仕方を工夫しながら学習してきた また 三 年とうげ では 場面の様子やおじいさんの気持ちが表れる ように音読を工夫することを学習してきた 子どもたちはこ れらの学習を通し 音読の仕方を工夫し 気持ちを込めて音 読するようになってきた 読み取りについては 叙述に即して読む のではなく 資料 市内一斉学力テスト国語 (H. 月実施 ) 00 80 60 40 0 0 教科総合 言語に基礎応用書く力読む力ついて 説明的文学的言語文章文章事項 鳩ヶ谷市 76.6 75.6 58 58.5 6.7 8. 67. 45.6 8. 本校 80. 79.4 58.7 58.7 65.9 84.9 7. 46.8 84.9 文全体の感じや自分の推測で読んでしまうことが目立つ そこで めあてに沿って 場面の様子や登場人物 の気持ちが表れている叙述にサイドラインを引かせ 思ったことや考えたことを書き込む学習を行ってきた ( 年 スーホの白い馬 3 年 三年とうげ ) これにより叙述に着目することを意識するようになってき ているが 書き込みの内容にはやはり個人差が見られる めあてに沿って 場面の様子や登場人物の気持ち が特によく表れている箇所に着目できるようにし 何を書き込めばよいのかを引き続き指導していく必要が ある また 自分が書き込んだところを積極的に発表するとともに 友だちと自分の考えを比較しながら聞 き 考えを広げたり深めたりできるようにしていきたい 書くこと では 4 月から 三文日記 を続けている 三文なので短時間で取り組め 児童への負担も 少なく 子どもたちは進んで取り組んでいる 楽しかった うれしかった おもしろかった などの言 葉を使わずに 理由を入れて書かせるようにしている しかし 内容がなかなか決まらなかったり 自分の 思いや考えをまとめられなかったり 苦手意識を持つ児童も多い そこで作文指導では 年生の終わりに 学習した作文の書き方 ( 内容の柱を 3 つ決め それに書き出しと終わりをつける ) を継続して行い 始め 中 終わり を意識して書かせるようにしている 児童は 学期に次のようなことに取り組んできた 読む きつつきの商売 情景を叙述をもとに想像しながら読む ありの行列 段落について知り 問い と 答え を探しながらまとまりに注意して読む 三年とうげ 場面の移り変わりを 情景を叙述をもとに想像しながら読む

() 教材観 指導観教材文 ちいちゃんのかげおくり は 幼い少女ちいちゃんを主人公とし かげおくりという素朴な遊びを取 り上げながら戦争の悲惨さと恒久平和への願いを訴えた文学作品である 本文は以下の 5 つの場面によって構成されている 家族そろって仲睦まじくかげおくりをする 幸せなちいちゃん 激しい空襲のため 母と兄からはぐれ ひとりぼっちになってしまったちいちゃん 3 母と兄の帰りを信じて ひたすら待ち続けるちいちゃん 4 衰弱し 夢うつつの中で たった一人でかげおくりをするちいちゃん 5 ちいちゃんが亡くなった数十年後 公園で幸せそうに遊ぶ子どもたち本教材は 教科書で最初に出会う戦時下状況の文学作品である 戦争に対しての知識が乏しい児童にとって当 時の時代背景や生活を理解するのは難しいと思われる しかし 本教材は情景や人物の言動が生き生きと描かれ ているので 児童は自分と近い存在であるちいちゃんに感情移入しながら読み進めることができるであろう 本単元では 叙述に即してちいちゃんの心情 そして作者の願いを読み取ることをねらいとして取り組む 具 体的な方法として 登場人物の様子や気持ちがわかる部分にサイドラインを引く そこから読み取れる登場 人物の気持ちをノートに書き込む という活動を毎時間取り入れる また それぞれの場面での読み取りだけで なく 場面同士の比較読みをさせ 違いから登場人物の心情や主題について読み取ったり考えたりすることがで きるようにする 本時では ちいちゃんの様子や言葉から 家族に会いたいという一途な思いを読み取らせる 本時のかげおく り (= 戦争の悲惨さの象徴 ) と場面 の家族一緒のかげおくり (= 平和の象徴 ) との違いを叙述に着目して読み 比べることを通して ちいちゃんから家族 命 未来をうばった戦争の悲惨さを感じ取らせたい 単元を学習するにあたって 小学校学習指導要領解説国語編 教育に関する三つの達成目標 で示されて いる内容の中で 以下の点に着目する 小学校学習指導要領解説国語編第 3 学年及び 4 学年 C 読むこと 内容 ア内容の中心や場面の様子がよく分かるように音読すること ウ場面の移り変わりに注意しながら 登場人物の性格や気持ちの変化 情景などについて 叙述を 基に想像して読むこと オ文章を読んで考えたことを発表し合い 一人一人の感じ方について違いがあることに気付くこと 埼玉県 三つの達成目標 第 3 4 学年 学力 段落ごとの内容やつながりを考えながら読み取ることができるようにしましょう 聞いている人に場面の様子がよくわかるように 声に出して読むことができるようにしましょう 規律ある態度 名前を呼ばれたら はい と元気よく返事をすることができる ~ です ~ ます を言うことができる これらの点を踏まえ 本単元では以下のことに留意して取り組む 場面の移り変わりや情景を叙述をもとに想像して読む 5 つの場面に分け 場面ごとに登場人物の会話や動作を表す言葉に着目して情景を想像しながら読むことができるようにする 叙述をもとに登場人物の心情や作者の願いを読み取ることができるようにする 感想や自分の考えを書いたり話したりする 読み取ったことを受けて 感想や自分の考えを表現できるようにする また 一人一人の感じ方について違いがあることに気づく

3 研究主題との関わり () 研究主題 確かに理解し 豊かに考え 表現できる国語力の育成 () 研究の仮説と手立て 仮説 基礎 基本の確実な定着と学力向上 指導内容の統一性 系統性をもち 学年の発達段階に応じた指導の工夫を行えば 言語に対する基礎 基本の確実な定着につながるであろう < 手だて > 学習展開の明確化 毎時間の学習展開を明確にし 児童一人一人が見通しを持って意欲的に学習に取り組ませるようにする ( 学びの手引きの活用 ) 単元を通しての学習課題を 戦争はちいちゃんから何をうばったのでしょうか ちいちゃんの願いとは とし ちいちゃんの気持ちを読み取るようにする 指導方法の工夫 気持ちが読み取れるところ めあてに沿ったところなどにサイドラインを引き ノートに分かったことや思ったことを書かせる 一人読み の時間を設け 叙述に即して自力で読み取らせるようにする 一人読みや感想を自分でノートにまとめることにより 読みを深め ノートの使い方を知る 学習のねらいに合わせて 一人学習 グループ学習 全体を取り入る 多様な考えがあることを知るためにグループ学習を取り入れ 意見や感想を交流し合ったりする 3 音読指導の工夫 グループ読み 役割読み 群読 暗唱を取り入れ 読むことの楽しさを味わわせる 4 支援の工夫 机間指導をしながら 一人読みができない児童には サイドラインを引く場所を示して読み深めていけるように支援する 5 学習環境の整備 毎時間ごとの学習内容を掲示し 常に学習を振り返ることができるようにする イメージの助けとなる写真や毎時間の授業内容を掲示として残し 興味を持たせ 持続させる 仮説 豊かな表現力の育成 自ら考えようとする意欲を高め 表現する場や機会を多く取り入れることにより 児童一人ひとりに 豊かな表現力が身に付くであろう < 手だて > 豊かな読み 表現力を高める工夫 表現読みの活動を取り入れ 読み取ったことを気持ちをこめて表現させる 一時間ごとに感想を書く活動を取り入れ めあてに沿って読み取ったことを自分の言葉で表現させる 語彙を増やす工夫 毎日の三文日記の中で 一言 ( 楽しかった うれしかった ) で表現するのではなく その中身を書かせる 3 評価の工夫資料視写力実態調査結果 (H.9 月実施 ) 資料読書量調査結果 (H.4~8 月実施 ) 毎時間の授業の 6 30 最後に 自分の 8 4 学習を振り返り 5 自己評価させる 0 0 右の表は児童の実態参考資料 8 6 4 0 0~000 ~4000 ~6000 ~8000 ~0000 0000~ 5 0 5 0 ~00 字 ~50 字 ~00 字 00 字 ~

学習活動における具体の評価規準4 単元の目標 場面 についてよりよく理解し 情景や登場人物の様子 心情について叙述に基づいて想像し 戦争時を描いた作品世界に迫る 言葉や表現に即して 場面の様子やその移り変わりを想像しようとしたり 自分の考えをまとめようとする 関心 意欲 態度 場面の移り変わりや情景を 叙述をもとに想像しながら読むことができる 読む能力 叙述をもとに自分の思いや考えを書くことができる 読む能力 読み取った内容についての考えをまとめ 一人一人感じ方に違いがあることに気づくことができる 読む能力 国語辞典を活用し 語句を確認したり 新出漢字を理解することができる 言語事項 5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準ア国語へのエ読む能力関心 意欲 態度 場面の様子や移り変わりを叙述をもとに想像しようとしたり 自分の考えをまとめようとしている 単元の評価規準 場面の移り変わりや情景を 叙述をもとに想像しながら読み 自分の思いや考えを書くことができる オ言語についての知識 理解 技能 国語辞典を使い 難語句や新出漢字を理解することができる 場面の様子や 移り変わりを想像していく中から 詳しく読みたいところや読み直したいところ または疑問を見つけている サイドラインを引き 場面の様子や登場人物の気持ちについて進んで読み取ろうとしている 会話や動作を表す言葉などをもとに 場面の様子や登場人物の気持ちを想像しながら読んでいる 様子や登場人物の気持ちを場面ごとに比べながら読み 違いに気づいている 3 友だちの読みと比べながら 自分の考えと違いがあることに気づいている 4 場面の様子や登場人物の気持ちを 聞き手を意識しながら 声に出して読んでいる 5 めあてに沿った感想を自分の言葉で書いている 新出漢字を正しく読んだり書いたりすることができる 国語辞典を引き 分からない語句の意味を調べ 理解している 6 学習指導計画 評価計画 ( 時間割扱い ) 本時 8/ 時 次 つかむ 時 主な学習活動 学習内容 つけたい国語力 評価規準 評価方法 単元のねらいをとらえ 学習の見通しをもつ 初発の感想の持ち方 アの 扉の詩を読み 広がる青空を想像する 読む力 学習のねらいと全体像をとらえる エの35 戦争について知っていることを話し合う 範読を聞き 初発の感想を書く 登場人物の確認 感想のまとめ 交流をする 作品を読み深める 物語の舞台背景を読み取る 時や場の設定 登場人物などを知る 三つのかげおくりをとらえる 読みのめあてを知る 戦争がちいちゃんからうばったものは何か ちいちゃんの願いとは 新出漢字や語句の学習をする 3 第一場面 ちいちゃんの家族がどんな家族かを読み取る 舞台背景の読み取り方 音読の仕方読む力 言葉やその働き言語事項 登場人物の読み取り方 音読の仕方 エの オの ( ノート )

次 理解する 4 5 6 7 8 本時 9 0 高める 第一場面 の音読 (P4L~P7L) ちいちゃんの人物像 暮らし 時代背景をとらえる 家族みんなでかげおくりをしたときのちいちゃんの気持ち せんそうがちいちゃんからうばったものは何かを読み取る 第一場面 の音読 (P7L~P8L9) お父さんの出征を見送ったちいちゃんの気持ち 兄妹でかげおくりをして遊ぶちいちゃんの気持ち かげおくりができなくなっていった状況の変化 ( 楽しい所 とてもこわい所 ) 第二場面 空襲からにげるちいちゃんの気持ちを読み取る 第二場面 の音読 (P8L0~P0L6) 空襲の様子 必死で逃げ回るちいちゃんの気持ち 家族とはぐれてしまったちいちゃんの気持ちを読み取る 第二場面 の音読 (P0L7~PL5) お母さんとはぐれてしまったちいちゃんの気持ち ひとりぼっちで眠るちいちゃんの気持ち 第三場面 一人で家にもどったときのちいちゃんの気持ちを読み取る 第三場面の音読 (PL6~P3L7) 変わり果てた町の様子 焼け落ちてしまった家でお母さんたちを待つちいちゃんの気持ち ( おばさんとの会話 ) 暗い防空壕で過ごすちいちゃんの気持ち 第四場面 一人でかげおくりをするちいちゃんの気持ちを読み取る 第四場面 の音読 (P3L8~P5L6) 空から家族の声が聞こえてきたときのちいちゃんの気持ち 白い影が四つ見えたときのちいちゃんの気持ち 第一場面のかげおくりとの対比 ( 家族 兄妹 一人 ) 家族と出会えたときのちいちゃんの気持ちを読み取る 第四場面 の音読 (P5L7~P6L7) 花畑と防空壕との対比 家族に出会えたちいちゃんの気持ち ( ちいちゃんの死 ) 第五場面 平和な暮らしの様子を読み取る 第五場面の音読 (P6L7~L) 戦争中と現在の対比 ( 戦争がちいちゃんから奪ったもの ちいちゃんの願い ) まとめの感想を書く 感想の記入 初発の感想との比較 感想の交流 感想の持ち方読む力 場面の様子の読み取り方 音読の仕方 感想の持ち方読む力 まとめの感想の書き方読む力 エの 45 エの 5 エの 5 エの 5 エの 5 エの 35 エの 3 エの 3 エの 35

まとめる 音読発表会をする 好きな場面の音読 音読発表会 音読の仕方読む力 エの 34 ( 発表 観察 ) 7 本時の学習指導 ( 8/ 時 ) () 本時の目標 第一場面と対比しながら 一人でかげおくりをするちいちゃんの気持ちを読み取ることができる () 評価規準ア国語へのエ読む能力関心 意欲 態度 一人でかげおくりをするちいちゃんの気持ちを読み取ろうとしている (3) 展開段落 時 情景や場面の様子や登場人物の気持ちを 第一場面と対比し 想像を広げながら読み取っている めあてに沿った感想を自分の言葉で書いている 学習活動 内容 ( ) と主な発問 期待する児童の反応 指導 支援 ( ) と評価 ( ) 評価方法 ( ) の創意工夫 つかむ ) 5 (. 本時の学習課題をつかむ 第一場面と第四場面のかげおくりをくらべよう 第一場面のかげおくりを振り返る. 音読する ( 個人 ) 第四場面を読む P3L8~P5L6 を読む 家族四人で 楽しい思い出 第一場面の授業のまとめの掲示を参考にさせる や言葉に気をつけて読む 理解する ) 5 ( 3. 一人でかげおくりをするちいちゃんの気持ちを読み取る 一人読みをする 第一場面のかげおくりと違うところに線を引きましょう そこからちいちゃんのどんな気持ちが分かるか書きましょう 一人学習 ちいちゃんの体調については 全体で押さえる A 評価 めあてに沿ってサイドラインを引き ちいちゃんの様子や気持ちが書けている < サイドラインと書き出し > 青い空からふってきました 家族でやって楽しかったかげおくりを思い出したと思います 家族に会いたい たった一つのかげぼうしかげおくりをすれば家族に会える くっきりと白いかげが四つ ちいちゃんはやっと家族に会えてうれしい B 評価 サイドラインが引け 書き込みができている C 評価 サイドラインや書き込みができない 挿絵も参考にして考えさせる サイドラインが引けない児童には サイドラインを引く場所を指示し 読み深められるようにする

4. 書き込んだことをもとにグループで話し合う 5. グループでの話し合いをもとに発表する グループ学習 ( 四人組 ) 第一場面家族で 青空の下で本当のかげおくり 第四場面一人で ぼうくうごうの中でちいちゃんだけに聞こえる声まぼろしのかげおくり 全体 一人でさびしいので まぼろしを見た 家族に会いたい気持ち 家族に会えてうれしい もう一度かげおくりをしたい 関係のないところにサイドラインを引いている児童には めあてに立ち返って考えるよう支援する 文や語句からイメージを広げて考えようとしている ( ノート ) 司会を決め 話し合いがスムーズにいくようにする 自分と友だちの考えを比べながら聞くようにさせる 家族に会えたことは本当に幸せなのかは 次時に考えさせる 高める ) ( 6. ちいちゃんの気持ちを考えながら音読をする P5L~P5L6 指名読み 7. 感想を書く 学習して分かったことや考えたことを感想にまとめる 一人でさびしかったけど やっと家族に会えてよかったと思います ちいちゃんの気もちがやっと通じて 会えたんだと思います 感想の評価 A 評価 一人で幻のかげおくりをするちいちゃんの気持ちを読み取って 自分の言葉でまとめている B 評価 読み取ったことや感想をまとめている C 評価 あらすじを書いている 感想が書けない児童には 読み深めた文から ちいちゃんの気持ちを考えて書くように助言する ちいちゃんの気持ちを自分の言葉でかけている ( ノート ) 8. 感想を発表する 教師が意図的に指名する まとめる ) 3 9. 振り返りカードを書く 0. 次時の予告 授業に対する自己評価をさせる 家族に会えたことは本当に幸せなのかを考えさせることを告げ 次時の学習意欲につなげる (

(4) 板書計画ちいちゃんのかげおくりあまんきみこちいちゃんの気もち 一人でさみしかったけど 家族に会えてうれしい やっと会えた もうさみしくない またみんなでかげおくりができる でも みんなの気もちは?第一場面と第四場面のかげおくりをくらべよう第四場面の文かげおくり(現実)第一場面 家族みんなで 楽しく 幸せ 家族の記念写真かげおくり(まぼろし)第四場面 ちいちゃん一人で ふらふらで うれしい