特例新株予約権付社債の移行申請データの作成方法について ( 第 1 版 ) 2007( 平成 19) 年 12 月 株式会社証券保管振替機構
目次 ( ページ ) 1. はじめに 1 2. 特例債移行申請 CSV ファイルについて 1 3. 文字種 2 4. 文字コード 2 5. 項目の編集方法について 3 6. 入力ファイルについて 4 7. 提出方法 7 8. セキュリティーについて 7
1. はじめに 特例新株予約権付社債の移行申請については 外部記憶媒体により移行申請のためのデータを機構に提出することとなっている 当該移行申請データの作成方法等について 以下に記載する < 対象データ> 特例新株予約権付社債集中移行時の振替受入簿データ個別移行時の振替口座簿データ 振替受入簿データ 特例 ETF 個別移行時の振替口座簿データ 振替受入簿データ (2009 年 1 月 5 日以降 ) 2. 特例債移行申請 CSV ファイルについて 移行申請データ( 振替口座簿データ 振替受入簿データ ) は CSVファイル ( 特例債移行申請 CSVファイル ) にて作成する CSVファイル上はデータ項目をダブルクォーテーションで("") で囲み データ項目とデータ項目の間をカンマ (,) で区切る CSVファイルの拡張子は.csv のみ有効とし それ以外の拡張子を持つファイルは使用不可とする CSVファイルのファイル名に使用可能な文字は 半角英数字 とする 改行コードについて 入力ファイルで利用できるコードは CR+LF が利用できる 入力ファイルについて 各項目が有効桁数に満たない場合 スペース等は付加しない 複数のレコードで構成されている場合 レコードの終わりで改行する 入力例 ) "12345","1553800","aaaaa","","bbbbb" 改行(CR+LF) "12345","1553800","aaaaa","","bbbbb" 改行(CR+LF) EOF 平成 20 年秋頃 CSVファイルの作成支援のため EXCELマクロを提供する予定 移行申請データ提出時は 必ず 当該 EXCEL マクロでフォーマットチェックを行う 1
3. 文字種 以下に属性一覧を示す 表属性一覧 (CSVファイル) 属性説明 9( 注 ) 数字 ( 数字 0~9 が使用されている ) C( 注 ) 英数字コード ( 半角英字 半角数字 半角記号 半角スペース ( 以降 で表記 ) が使用されている ) N 全角文字コード (JIS 第一 第二水準の漢字 ひらがな カタカナ 英字 ( 小文字 ) 及び上記属性で使用されている文字 ) ( 注 ) 入力ファイルでは以下の半角文字以外は使用できない 種類 入力可能文字種 ( 半角 ) 数字 10 種 0~9 英大文字 26 種 A~Z 記号 20 種 # $ % & ( ) * +, -. / : ; < > = @ \ 半角スペース 1 種 4. 文字コード 特例債移行申請 CSV ファイル上で利用可能な文字コードは Shift-JIS とする EXCEL マクロで対応可能な文字コードは Shift-JIS のみである (Unicode は使用不可 ) 2
5. 項目の編集方法について 入力項目は "" 2 つのダブルクォーテーションで囲み 各項目間は, カンマで区切ることとする ( 未入力項目の場合 2 つのダブルクォーテーション間には何も入力しない ) (1) 銘柄コードについて 銘柄コードについて 予備コードが 0 の場合 省略することができる 以下に新株予約権付社債 総額買取型新株予約権付社債及びETFの入力例を記載する 例 1 新株予約権付社債 総額買取型新株予約権付社債の入力例 "987654321" 正常入力 例 2 ETF の入力例 "0543" 正常入力 "0543 " エラー "05430" 正常入力 "05430 " エラー 3
6. 入力ファイルについて (1) 特例債移行申請 CSV ファイルの入力構成について 特例債移行申請 CSV 入力ファイルは以下のように複数のデータレコードで構成されている 図 X-X-(X) CSV 入力ファイルのレイアウトデータレコード データレコードは可変長 < 注意点 > 振替口座簿記録データについて 1 ファイルが 999 件を越える場合は 複数ファイルに分割する 移行日が異なる場合は 移行日ごとにファイルを作成する 記録先機構加入者コードと申請取扱者の口座管理機関コードの組合せが異なる場合は その組合せごとにファイルを作成する 移行日 記録先機構加入者コードと申請取扱者の口座管理機関コードの組合せ 銘柄が同一の移行申請データは 原則 1 ファイル ( 振替口座簿記録データ 振替受入簿データごとに ) で作成する 特例新株予約権付社債と特例 ETF の移行申請 CSV 入力ファイルは 別ファイルとして作成する (2) ファイル命名規則について 特例債移行申請 CSV ファイルのファイル名称は 口座管理機関コード ( 金融証券区分コード (1 桁 )+ 固有名コード (4 桁 ))+ 固定値 ( 次に示す英字 )+ 振替受入簿記録日 (YYYYMMDD)(8 桁 )+ シーケンス (3 桁 ).csv とする 振替口座簿記録データ 01234kouzabo20090303001.csv 振替受入簿データ 01234ukeirebo20090303001.csv データを分割して複数のファイルまたがる場合には _001003 (3 ファイル中の 1 個目 ) という順序性のある文字列をファイル名称に付加する なお 1ファイルに格納できる場合には 付加文字列は不要とする 4
(3) データレコードについて データレコードの項目一覧を以下に示す a. 振替口座簿記録データ ( 個別移行時のみ提出 ) 項番 項目名 属性 最大桁数 ( ) 必須 編集内容 1 処理区分コード 9 3 固定値 500 特例債預託 を設定する 2 取消区分 9 0 NULL を設定する 3 受付通番 9 0 NULL を設定する 4 機構加入者コード 9 7 記録先機構加入者コード を設定する 5 銘柄コード 9 9 銘柄コード を設定する 6 数量 9 8 移行対象の 総数量 をセットする 新株予約権付社債では千円単位 ETF では 1 口単位 7 口座管理機関コード 9 5 申請取扱者の口座管理機関コード を設定する 8 信託財産表示分 9 1 9 社内処理用項目 C 20 信託財産表示分 を設定する NULL: 表示なし 1 : 信託 社内処理用項目 を設定する NULL: 入力なし ( ) ダブルクォーテーションは含まない 5
b. 振替受入簿データ ( 集中移行時及び個別移行時に提出 ) 項番 項目名 属性 最大桁数 ( ) 必須 編集内容 1 機構加入者コード 9 7 記録先機構加入者コード を設定する 2 銘柄コード 9 9 銘柄コード を設定する 3 数量 9 8 1 券種の 数量 をセットする 新株予約権付社債では千円単位 ETFでは1 口単位 4 口座管理機関コード 9 5 申請取扱者の口座管理機関コード を設定する 5 申請人の氏名又は名称 N 240 申請人の氏名又は名称を設定 6 申請人の住所 N 400 申請人の住所を設定 7 振替受入簿記録日 9 8 集中移行では 施行日 個別移行では移行日をセットする 8 記番号 N 10 集中移行では NULL 個別移行では券面に記載されている記番号を設定する ( ) ダブルクォーテーションは含まない 6
7. 提出方法 特例債移行申請 CSVファイルを提出する媒体は 国内メーカーのDVD-R 又はCD-Rとする DVD-R 又はCD-Rを1 枚提出 各媒体には 機構が定めたラベルを添付 ( 添付ラベルのフォーマットについては 別途提示 ) 一枚の媒体に複数のファイルを格納することも可能 媒体へ格納するためファイルの圧縮は任意であるが 圧縮を行う場合は 後述の暗号化ソフトウェアの機能を用いる 8. セキュリティについて 振替受入簿データについては 以下の暗号化ソフトウェアを使用し 暗号化する JP1/ 秘文 AE IC Ver.07-80 08-01 秘文 AE IC Ver.07-80 08-01 パスワードは 半角英数字 8 桁とし 提出する媒体とは別に あらかじめ通知するものとする 以上 7