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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

により算定する ただし 処方せんの受付回 数が 1 月に 600 回以下の保険薬局を除く により算定する 注の削除 注 4 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合 ( 削除 ) しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険薬局において調剤した場合には 基準調剤加算として所定点数に32 点を加算する

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保険QA_ _第1章.indd

スライド 1

Microsoft PowerPoint - 【厚労省】説明資料_ pptx

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る


2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

平成 30 年度調剤報酬改定に係る 都薬によくある問い合わせ ( 平成 28 年 ) 調剤基本料 1 ( 平成 30 年 ) 調剤基本料 1 の場合は提出不要 様式 87 の 3 地域支援体制加算の施設基準に係る届出書添付書類 2 麻薬小売業者免許証の番号 ( 届出する全薬局 ) 該当番号を記載 3

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Ⅱ 調剤録等の取扱いについて

に 正当な理由がない限り無償で交付しなければならないものであるとともに 交付が義務付けられている領収証は 指定訪問看護の費用額算定表における訪問看護基本療養費 訪問看護管理療養費 訪問看護情報提供療養費及び訪問看護ターミナルケア療養費の別に金額の内訳の分かるものとし 別紙様式 4を標準とするものであ

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目次 Ⅰ 調剤等に関する事項 1 処方せん 1 2 調剤等 2 3 処方せん 調剤録の保存 3 Ⅱ 調剤技術料に関する事項 1 調剤料 3 2 調剤料又は調剤技術料に係る加算 3 Ⅲ 薬学管理料に関する事項 1 薬剤服用歴管理指導料 3 Ⅳ 事務的事項 1 新規 届出事項 5 2 掲示事項 5 Ⅴ

かかりつけ薬剤師について 新 かかりつけ薬剤師指導料 70 点 かかりつけ薬剤師 薬局の評価一元的 継続的な服薬管理の評価 主な算定要件 患者の同意が必要 同意を得た次の来局時以降に算定可能となる 患者の署名付きの同意書を作成した上で保管し 患者の薬剤服用歴にその旨を記載すること 患者 1 人に対し

目次 Ⅰ 調剤等に関する事項 1 処方せん 1 2 調剤等 2 3 処方せん 調剤録の保存 3 Ⅱ 調剤技術料に関する事項 1 調剤料 3 2 調剤料又は調剤技術料に係る加算 3 Ⅲ 薬学管理料に関する事項 1 薬剤服用歴管理指導料 3 Ⅳ 薬剤料等の請求 1 薬剤料 5 Ⅴ 事務的事項 1 届出事

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

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Point

スライド 1

【73】300730 受付前点検チェック条件表(調剤)

政策課題分析シリーズ14(本文2)

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

H まで経過措置注意喚起

分割調剤の手続きの明確化 1 分割調剤に係る処方箋様式を追加 分割指示に係る処方箋の記載例 様式処方箋第二 ( この処方箋は どの保険薬局でも有効です ) 号所要欄に記載する の分割指示に係る処方箋様 2 分割の1 回目二(式処方箋第第公費負担者番号保険者番号二二 ( この処方箋は どの保険薬局でも

政策課題分析シリーズ14(本文3)

<4D F736F F F696E74202D208E7396F22096F296F298418C6782C982C282A282C448502E B8CDD8AB B83685D>

体制強化加算の施設基準にて 社会福祉士については 退院調整に関する 3 年以上の経験を有する者 であること とあるが この経験は 一般病棟等での退院調整の経験でもよいのか ( 疑義解釈その 1 問 49: 平成 26 年 3 月 31 日 ) ( 答 ) よい 体制強化加算の施設基準にて 当該病棟に

平成 29 年度版として各県の項目を統合したものです 平成 29 年度に実施した個別指導におい て保険薬局 ( 調剤 ) に改善を求めた主な 指摘事項 東北厚生局 平成 31 年 3 月

201601

居宅介護支援 契約時の説明について問 131 今回の改正により 利用者の意思に基づいた契約であることを確保するため 利用者やその家族に対して 利用者はケアプランに位置付ける居宅サービス事業所について 複数の事業所の紹介を求めることが可能であること等を説明することを義務づけ それに違反した場合は報酬が

Microsoft Word - ① 鏡.docx

Microsoft Word - コンピュータチェック対象事例ファイル仕様書

資料 1 薬の処方せんの使用期間の徒過の防止について 現状 処方せんの使用期間は 交付の日を含めて 4 日以内 ただし 特殊の事情があると認められる場合は 医師の判断により延長が可能 医療機関が用いる処方せんの使用期間欄の記載は 文字が小さく患者が見落としやすい 処方せんに使用期間を記載すること以外

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

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訪問介護にかかる適正なサービス提供及びサービス提供記録等の作成について 平成 26 年 10 月 15 日 ( 水 ) 神戸市保健福祉局高齢福祉部介護指導課 1. 当該集団指導の趣旨 このたび 神戸市は 不正な介護報酬の請求を行ったことを理由に 指定訪問介護事業所に対して 一部効力停止処分 (6カ月

事務連絡 平成 26 年 9 月 5 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 御中 厚生労働省保険局医療課 疑義解釈資料の送付について ( その 9) 診療報酬の算定

Microsoft Word - 05FAQ(医科)

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日が沈むのがはやくなり 涼しい風が吹くようになって参りました 皆様いかがお過ごしでしょうか 9 月 22 日の秋分の日を過ぎると徐々に 昼が短くなり夜の方が長くなって参ります また この時期を境にして徐々に寒くなっていきます 皆様 体調には気を付けて秋を楽しんでいきましょう 食欲? 運動? 読書?

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平成 22 年 調剤報酬改定説明会 主催社団法人茨城県薬剤師会 本日の配布資料は 診療報酬改定に関わる膨大な資料の中から 保険薬局に関係する部分を取りまとめたものです スライドの説明順とは必ずしも一致しませんので ご了承ください 1/41



Microsoft Word - 平成28年度診療報酬改定における主要改定項目.docx

スライド 1

後発医薬品への変更調剤について

院外処方箋記載マニュアル

スライド 1

保険調剤の理解のために

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スライド 1

事務連絡(平成30年大阪府北部を震源とする地震)

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

1 1 調査の目的 調査の概要 1 平成 28 年 4 月より レセプトの電子請求を行っている保険医療機関及び保険薬局について 公費負担医療に係る給付により自己負担がない患者 ( 全額公費負担の患者を除く ) から求めがあった場合にも明細書の発行が義務づけられたことを踏まえ 保険医療機関 保険薬局及

医科診療報酬点数表関係 別添 1 在宅患者支援療養病床初期加算 在宅患者支援病床初期加算 問 1 療養病棟入院基本料の注 6の在宅患者支援療養病床初期加算及び地域包括ケア病棟入院料の注 5の在宅患者支援病床初期加算の算定要件に 人生の最終段階における医療 ケアの決定プロセスに関するガイドライン 等の

( 平成 30 年度前期以降 ) 特定事業所集中減算に係る Q&A 制度全般に関することについて Q1 特定事業所集中減算について知りたい場合や様式をダウンロードしたい場合 どこを見ればわかりますか A1 飾区役所公式ホームページの 事業者情報 > 申請 手続き > 福祉関連 > 特定事業所集中減算

1 分析の主旨 ビタミン剤 うがい薬 湿布薬 保湿剤に関しては 医療費適正化の観点か ら 診療報酬改定で様々な対応を行ってきている 本分析は 2012 年度から2016 年度 ( 平成 24 年度から平成 28 年度 ) の調剤レセプトのデータを用いて これらの医薬品の薬剤料 数量等の推移を示したも

ニ後発医薬品の使用に積極的に取り組んでいる旨を当該保険医療機関の見やすい場所に掲示している こと 4 施設基準 通知 第 36 の 3 外来後発医薬品使用体制加算 1 外来後発医薬品使用体制加算に関する施設基準 (1) 診療所であって 薬剤部門又は薬剤師が後発医薬品の品質 安全性 安定供給体制等の情

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Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

3 薬局サービス等 (1) 健康サポート薬局である旨の表示 健康サポート薬局 である旨を表示している場合 健康サポート薬局 とは かかりつけ薬剤師 薬局としての基本的な機能に加えて積極的な健康サポート機能 ( 地域住民による主体的な健康の維持 増進を支援する機能 ) をする薬局をいいます (2) 相

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注意事項 委任状は 別添様式 2 を使用すること 委任期間は 入札及び開札日 ( 平成 30 年 12 月 13 日 ) とすること (7) 入札保証金及び契約保証金 1 入札保証金ア入札保証金等は 見積もった契約希望金額 ( 消費税及び地方消費税を含む 以下同じ ) の 100 分の 5 以上の金

介護福祉施設サービス

「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

2 重症度 医療 看護必要度の判定基準の見直し 療養病棟入院基本料の評価体系の見直し 医療区分の適正化 在宅復帰機能強化加算 療養病棟における夜間看護体制の充実 高度な放射線治療機器の効率的な利用の推進 医

< F2D C D838A8BDB92CA926D2E6A7464>

Microsoft Word - 介護保健最新情報vol.583.doc

健保連業務支援 G 補足資料 高額療養費の制度改正事項 平成 29 年 8 月施行 1 の引き上げ ( 対象 :70 歳以上の者 ) 1 70 歳以上の外来におけるの引き上げ 70 歳以上の外来におけるが これまでの一般ので 12,000 円 現役並みので 44,400 円だったものが 一般ので 1

別紙 1 すべての指定居宅介護支援事業所が作成すること 特定事業所集中減算 ( 平成 30 年度 ) Ⅰ 特定事業所集中減算について 毎年度 2 回 判定期間に作成された居宅サービス計画のうち 訪問介護 通所介護 福祉用具貸与 地域密着型通所介護 ( )( 以下訪問介護サービス等という ) のそれぞ

正誤表 正誤箇所 誤 正 医科 - 基本診療料 -35/47 注 3 診療に係る費用 ( 注 2 及び注 4に規定する加算 注 3 診療に係る費用 ( 注 2 及び注 4に規定する加算 注の見直し 当該患者に対して行った第 2 章第 1 部医学管理等の 当該患者に対して行った第 2 章第 1 部医学

第2章診療費の算定とレセプト記載29 ハ. 入院の場合は1 日につきの金額ですが 加算できるのは入院初日から7 日目までです ニ. 入院分と外来分を重複して加算することはできません ホ. 健保点数の 救急医療管理加算 特定入院料 との重複算定はできません 時間外等加算時間外 休日 深夜に緊急診療を行

Taro-【新旧】医療観察診療報酬告

Microsoft Word - 第10回消費税分科会資料税1-1(1月6日段階暫定)④

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

Microsoft Word _正当理由通知(薬局医薬品) (反映)

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

( 概要図 ) 告知書発行納期限督促状発行督促状による 対象月 ( 翌月 20 日まで ) ( 翌月末 ) 納付指定期限 延滞金の割合 10 日 ( 運用 ) 10 日 3 ヶ月 2.6% ) 8.9% 2 ただし 督促状による納付指定期限までに掛金を完納したときは 延滞金は発生しない 1 平成 3

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

保険薬局の薬剤師による 在宅医療とは 急激に進む高齢化社会と相次ぐ医療 介護制度の改正により ご自宅や施設で医療を受ける患者様がますます増えてきています このような背景のもと 処方箋を受け付けた薬局の薬剤師が 調剤したお薬を持ってご自宅や施設に直接お伺いし お薬の服用方法を説明するものです この際に

政策課題分析シリーズ14(本文4)

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Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

H12.4調剤報酬点数表解釈通知(案)

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④資料2ー2

の家族等に行うこと ( イ ) 当該薬剤の名称 ( 一般名処方による処方箋または後発医薬品への変更が可能な処方箋の場合においては 現に調剤した薬剤の名称 ) 形状 ( 色 剤形等 ) ( ロ ) 用法 用量 効能 効果 ( ハ ) 副作用及び相互作用 ( ニ ) 服用及び保管取扱い上の注意事項 (

( 注意 ) 1 用紙の規格は 日本工業規格 A 列 4 番とする 2 1~3 の欄は 申請に係る疾病について医療を受けた者の氏名 性別 生 現住所及び電話番号を記入する 3 4~11 の欄は PMDA( 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ) から障害児養育年金 障害年金の認定において疾病に係る医

02 基本診療料施設基準通知  現在版

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

機関と調整する ) 次の 1 から 3 により算出し それを合計して支払いを行うことと なりますので 各保険医療機関においては 別紙様式により 当該保険医療機関等の 平成 23 年 5 月の入院 外来別の診療実日数を併せて届け出るものとなります 1 入院分平成 22 年 11 月 ~ 平成 23 年

抗精神病薬の併用数 単剤化率 主として統合失調症の治療薬である抗精神病薬について 1 処方中の併用数を見たものです 当院の定義 計算方法調査期間内の全ての入院患者さんが服用した抗精神病薬処方について 各処方中における抗精神病薬の併用数を調査しました 調査期間内にある患者さんの処方が複数あった場合 そ

Transcription:

日医工 MPI 行政情報 http://www.nichiiko.co.jp/stu-ge/ 分割 2018 (MPI の FAQ 解説付き ) 日医工医業経営研究所 ( 日医工 MPI) ( 公社 ) 日本医業経営コンサルタント協会認定登録番号第 4217 号菊地祐男 作成支援 :( 公社 ) 日本医業経営コンサルタント協会認定登録番号第 4463 長岡俊広作成支援 :( 公社 ) 日本医業経営コンサルタント協会認定登録番号第 6345 寺坂裕美 2018 年 8 月 21 日に以下のページを訂正 p25 FAQ 解説 A2 ( 処方箋の経過措置 ) p27 FAQ 解説 A6 の図 ( 図 : 日数 ) 資料 No.20180821-496-2 日医工 MPI では 直接のお問い合わせはお受けしていません ご質問等は日医工 MR にお尋ねください

分割とは? Q: 分割の仕組みが良くわかりません? A: 現在の分割は 3 つの種類があります 1 長期保存が困難な場合 2 後発医薬品を試しに使ってみるため 3 医師の指示によるもの 2018 年度改定で 3 医師の指示 のルールが整理され明確な規定が設けられました 基本料 ( 分割 ) 算定 点数 長期保存が困難 ( 注 7) 2 回目以降の1 分割につき 5 点 後発医薬品の試用 ( 注 8) 2 回目のみ 5 点 医師の指示による ( 注 9) 2

3 基本料の規定 (2018 年度 ) 注 7 長期保存が困難 注 8 後発医薬品の試用 新設年度 2004 年度 2008 年度 注 9 医師の指示による 2016 年度 (2018 年度ルールの明確化 ) 分割限度なし 2 回 (MPI 見解 ) 3 回 対象 14 日を超える投薬で薬剤の保存が困難である場合 初めてその後発品を服用する場合 患者の病状は安定しているものの服薬管理が難しい場合 処方箋様式従来従来新様式 + 別紙 患者の意向 ( 特に記載なし ) 希望により (2 回目で意向確認 ) 同意の下 分割点数 2 回目以降 5 点を算定 /1 分割 2 回目のみ5 点を算定なし ( 基本料 ) 重複算定不可 ( いずれか ) 重複算定不可 ( 注 9 優先 ) 基本料 料 薬学管理料 時間外加算 初回のみ算定可 (2 回目以降は算定不可 ) 初回のみ算定可 ( 薬剤服用歴管理指導料は 2 回目も算定可 ) 夜間 休日等加算初回のみ算定可 (2 回目以降は算定不可 ) 初回のみ算定可 1 処方元への対応 服薬情報等提供料 記録 患者への対応 分割比較表 ( 日医工 MPI まとめ ) 496 初回のみ算定 ( する薬局が異なる場合はそれぞれ算定 ) 通算した点数を超えない ( 一包化加算も同様 ) 照会 録に理由を記入 算定可 所定の要件を満たせば初回のみ算定可 特に規定なし 連絡 ( 先発医薬品に戻った時も ) 録に理由を記入 ( 再変更時も理由を記入 ) 分割なし で合算して 分割回数で割り 分割毎に算定 ( 患者の体調の変化 副作用が疑われる症状の有無等を確認 ) 情報提供 2 回目以降服薬情報等提供料 1 を算定可 1 薬剤服用歴に記載 規定あり ( 説明 確認 連絡 ) Copyright 1: C 2018 他の点数と合算して分割回数で割る Nichi-Iko Pharmaceutical Co., Ltd.

分割関連抜粋 別表第三報酬点数表 (2018 年 3 月 5 日厚労省告示 ) 第 1 節技術料区分 00 基本料 ( 処方箋の受付 1 回につき ) 1~ 6 略 7 長期投薬 (14 日分を超える投薬をいう ) に係る処方箋受付において 薬剤の保存が困難であること等の理由により分割してを行った場合 当該処方箋に基づく当該保険薬局における 2 回目以降のについては 1 分割につき 5 点を算定する なお 当該においては第 2 節薬学管理料は算定しない 8 後発医薬品に係る処方箋受付において 当該処方箋の発行を受けた患者が初めて当該後発医薬品を服用することとなること等の理由により分割してを行った場合 当該処方箋に基づく当該保険薬局における2 回目のに限り 5 点を算定する なお 当該においては 第 2 節薬学管理料 ( 区分番号 10に掲げる薬剤服用歴管理指導料を除く ) は算定しない 後発医薬品 が理由の分割は 分割回数は 2 回 (MPI) 9 医師の分割指示に係る処方箋受付 ( 注 7 及び注 8 に該当する場合を除く ) において 1 回目のについては 当該指示に基づき分割してを行った場合に 2 回目以降のについては投薬中の患者の服薬状況等を確認し 処方箋を交付した保険医 ( 以下この表において 処方医 という ) に対して情報提供を行った場合に算定する この場合において 区分番号 00 に掲げる基本料及びその加算 区分番号 01 に掲げる料及びその加算並びに第 2 節に掲げる薬学管理料は それぞれの所定点数を分割回数で除した点数を 1 分割につき算定する 3 種類の分割 注 7 の規定 長期保存が困難 14 日を超える投薬 2 回目以降 5 点を算定 /1 分割 2 回目以降 薬学管理料の算定は不可 注 8 の規定 後発医薬品の試用 初めてその後発品を服用 2 回目のみ 5 点を算定 2 回目の薬学管理料は原則算定不可 ( 薬剤服用歴管理指導料は OK) 注 9 の規定 医師の指示による 処方医への情報提供 所定点数を合算して分割回数で割る ( 基本料 料 薬学管理料 ) 4

医科 分割関連抜粋 別添 1 医科診療報酬点数表に関する事項 (2018 年 3 月 5 日保険局通知 ) 第 2 節処方料 F100 処方料 (1) 医師が処方する投薬量については 予見することができる必要期間に従ったものでなければならず 30 日を超える長期の投薬を行うに当たっては 長期の投薬が可能な程度に病状が安定し 服薬管理が可能である旨を医師が確認するとともに 病状が変化した際の対応方法及び当該保険医療機関の連絡先を患者に周知する なお 上記の要件を満たさない場合は 原則として次に掲げるいずれかの対応を行うこと ア 30 日以内に再診を行う イ 200 床以上の保険医療機関にあっては 患者に対して他の保険医療機関 (200 床未満の病院又は診療所に限る ) に文書による紹介を行う旨の申出を行う ウ患者の病状は安定しているものの服薬管理が難しい場合には 分割指示に係る処方箋を交付する 医科の規定 ( 医師の指示によるもの ) 処方料及び処方箋料の両方で 分割指示に係る処方箋を交付 を規定 医師の指示による分割は 2016 年度から規定があった 5 第 5 節処方箋料 F400 処方箋料 (1) 医師が処方する投薬量については 予見することができる必要期間に従ったものでなければならず 30 日を超える長期の投薬を行うに当たっては 長期の投薬が可能な程度に病状が安定し 服薬管理が可能である旨を医師が確認するとともに 病状が変化した際の対応方法及び当該保険医療機関の連絡先を患者に周知する なお 上記の要件を満たさない場合は 原則として次に掲げるいずれかの対応を行うこと ア 30 日以内に再診を行う イ 200 床以上の保険医療機関にあっては 患者に対して他の保険医療機関 (200 床未満の病院又は診療所に限る ) に文書による紹介を行う旨の申出を行う ウ患者の病状は安定しているものの服薬管理が難しい場合には 分割指示に係る処方箋を交付する (2) 保険薬局で保険を受けさせるために 患者に保険医療機関及び保険医療養担当規則 ( 昭和 32 年厚生省令第 15 号 ) に定められている様式の完備した処方箋 ( 院外処方箋 ) を交付した場合に限り算定し その処方箋に処方した剤数 投与量 ( 日分数 ) 等の如何にかかわらず 1 回として算定する なお 分割指示に係る処方箋を発行する場合は 保険医療機関及び保険医療養担当規則に定められている様式第二号の二を用いることとし 分割の回数は 3 回までとする また 患者に対し を受ける度に別紙を含む分割指示に係る処方箋の全てを保険薬局に提出するよう指導する 患者の病状は安定しているものの服薬管理が難しい場合には 分割指示に係る処方箋を交付する 2018 年度から 分割指示に係る処方箋 の様式が定められた ( 様式第二号の二 ) 赤字 ( 下線 ) の部分が 2018 年度に追加された規定 新様式の処方箋を使用 分割回数は 3 回まで 処方箋提出の指導

処方箋様式第二号の二 分割指示に係る処方箋様式第二号の二 ( 別紙 ) 6

厚労省説明会資料 (2018 年 3 月 5 日 ) 7

患者 A さんは 病状は安定しているけど 服薬管理が難しそうなので 分割指示に係る処方箋を発行しよう 医師の指示による分割 ( 医師 ) 90 日処方を 3 回に分割指示する例 (MPI 見解 ) 分割指示は 3 回まで ( 例 :90 日処方を 3 分割 ) 1 患者に を受ける度に別紙を含む処方箋全てを保険薬局に提出するよう指導する この 4 枚の用紙全てを薬局の薬剤師さんに渡してください 医師 処方例 10mg 錠 1 日 1 回就寝前 90 日分 20mg 錠 1 日 2 回朝夕食後 90 日分 2 1, 処方箋を 3 枚書く (1) 2,3 枚とも分割時の投与数と総投与日数を記載する (2) 3, 別紙に医師の連絡先を記載する (3) 4,4 枚とも患者に渡す 3 患者 A 8

分割関連抜粋 別添 3 報酬点数表に関する事項 (2018 年 3 月 5 日保険局通知 ) < 通則 > 1 保険薬局は 当該保険薬局においてされる医薬品の品質確保について万全を期さなければならない 3 種類の分割 9 2 保険薬剤師は 医師の分割指示に係る処方箋又は投与日数が長期間にわたる処方箋によってを行う場合であって 処方薬の長期保存の困難その他の理由によって分割してする必要がある場合には 分割を行うこと また 分割を行う場合 ( 上記の場合のほか 後発医薬品 ( ジェネリック医薬品 ) への変更が不可の場合の署名欄に処方医の署名又は記名 押印がない 又は署名欄に処方医の署名又は記名 押印があるものの 変更不可 欄に 又は が記載されていない先発医薬品がある処方箋 ( 以下 後発医薬品への変更が可能な処方箋 という ) を提出した患者の同意に基づき 処方箋に記載された先発医薬品を初めて後発医薬品に変更してを行う場合であって 当該患者の希望により 分割を行う場合を含む ) は その総量は 当然処方箋に記載された用量を超えてはならず また 第 2 回以後のにおいては使用期間の日数 ( ただし 処方箋交付の日を含めて 4 日を超える場合は 4 日とする ) と用量 ( 日分 ) に示された日数との和から第 1 回日から起算して当該日までの日数を差し引いた日分を超えては交付できない 例えば 4 月 3 日交付 使用期間 4 日間 用量 10 日分の処方箋で 4 月 4 日に 5 日分のを受け 次に 10 日にを受けに来た場合は (10+4)-7=7 であるから 残りの 5 日分を全部交付して差し支えないが もし第 2 回のを 4 月 13 日に受けに来た場合 (10+4)-10=4 となるので 4 日分しか交付できない 3 保険薬局において分割を行い 当該薬局において済みとならない場合は 処方箋に薬剤師法第 26 条に規定する事項及び分割理由等の必要な事項を記入し 録を作成した後 処方箋を患者に返却すること 次ページから詳細解説 ( 例 )4 月 3 日交付 使用期間 4 日間 用量 10 日分の処方せん 4 月 4 日に 5 日分のを受け 次に 4 月 10 日にを受けに来た場合は (10+4)-7 =7 であるから 残りの 5 日分を全部交付できる [7 は 4 月 10 日 -4 月 4 日 +1 * の 7 日分 ] しかし 2 回目を 4 月 13 日に受けに来た場合は (10+4)-10=4 となるので 4 日分しか交付できない [10 は 4 月 13 日 -4 月 4 日 +1 * の 10 日分 ]( +1 * は日数カウントの補正 ) 医師の指示による 及び 長期保存が困難 後発医薬品の試用 分割の総量は 処方箋記載の用量を超えてはいけない 可能日数 = 使用期間 4 日間 + 用量日数 分割最終回以外のでは 処方箋に分割理由等を記載し その処方箋を患者に返却する 2018 年度でルールが整備された 医師の指示による 場合も該当するか?(MPI) 疑義解釈 (p24) に 何回目であっても全ての処方箋 とある

初回の来局処方箋交付日に 分割の日数の基本的な考え方 ( 処方箋交付日に 1 回目の ) ( 例 )4 月 3 日交付 使用期間 4 日間 用量 10 日分の処方箋 総量は処方箋に記載された用量を超えない 2 回目以後のにおいては使用期間の日数と用量 ( 日分 ) に示された日数の和から 1 回目の日から起算して当該日までの日数を差し引いた日分を超えない (3 回目以降のも同様 ) 2 回目の来局予定通り 例 :4 月 1 回目 2 回目 1 日 2 日 3 日 4 日 5 日 6 日 7 日 8 日 9 日 10 日 11 日 12 日 13 日 14 日 15 日 16 日 17 日 18 日 処方箋 交付 5 日分 処方箋交付日に 1 回目の 使用期間 (4 日 ) 用量日数 (10 日 ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 第 1 回目日の前日を 1 日目とする 5 日分 可能日数は 14 日間 ( 使用期間 4 日間 + 用量日数 10 日 ) 簡易計算式 (2 回目以降の可能日数 ) 可能日数ー (2 回目日ー 1 回目日 )+1 日 +1 日の理由は次ページ 496 2 回目の来局 1 日遅れた 2 回目の来局 4 日遅れた ( 可能日数 :14 日 )-(1 回目日から 2 回目日を差し引いた日数 :7 日 )=7 日となり 残り 5 日分のが可能 2 回目 2 回目 使用期間 (4 日 ) 用量日数 (10 日 ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 第 1 回目日の前日を 1 日目とする ( 可能日数 :14 日 )-(1 回目日から2 回目日を差し引いた日数 :10 日 )=4 日となり 残り4 日分しかできない使用期間 (4 日 ) 用量日数 (10 日 ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 第 1 回目日の前日を 1 日目とする 5 日分 14 日ー (4 月 9 日ー 4 月 3 日 =6 日 )+1 日 =7 日 (5 日分 OK) 4 日分 10 14 日ー (4 月 12 日ー 4 月 3 日 =9 日 )+1 日 =4 日 (4 日分まで )

分割の日数の基本的な考え方 ( 処方箋交付日の 3 日後に 1 回目の ) Q: なぜ 簡易計算では +1 日 ( 日前日からカウント ) するのか? A: 例えば 4 月 5 日ー 4 月 4 日は計算上 1 日ですが カウントは 2 日となるため 1 日をプラスして計算します ( 日付計算と日数計算の考え方 ) 例 :4 月 1 日 2 日 3 日 4 日 5 日 6 日 7 日 8 日 9 日 10 日 11 日 12 日 13 日 14 日 15 日 16 日 17 日 18 日 496 初回の来局処方箋交付日の 3 日後に 1 回目 処方箋交付 (1 日後 )(2 日後 )(3 日後 ) 処方箋交付日の 3 日後に 1 回目の 5 日分 2 回目の来局予定通り 2 回目 使用期間 (4 日 ) 用量日数 (10 日 ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 第 1 回目日の前日を1 日目とする 5 日分 2 回目の来局 1 日遅れた ( 可能日数 :14 日 )-(1 回目日から 2 回目日を差し引いた日数 :7 日 )=7 日となり 残り 5 日分のが可能 2 回目 使用期間 (4 日 ) 用量日数 (10 日 ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 第 1 回目日の前日を 1 日目とする 5 日分 このページの例では 2 回目のが 1 日遅れても 4 月 12 日に 5 日分をできますが 前ページの例では 2 回目のが 4 日遅れると同じ 4 月 12 日のでも 4 日分しかできないことに留意 14 日ー (4 月 12 日ー 4 月 6 日 =6 日 )+1 日 =7 日 (5 日分 OK) 2 回目は遅れないように指導することが必要 ( 可能日数 :14 日 )-(1 回目日から2 回目日を差し引いた日数 :10 日 )=4 日となり 残り4 日分しかできない使用期間 (4 日 ) 用量日数 (10 日 ) 2 回目の来局 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 4 日遅れた 2 回目 第 1 回目日の前日を1 日目とする 4 日分 11 14 日ー (4 月 15 日ー 4 月 6 日 =9 日 )+1 日 =4 日 (4 日分まで )

分割関連抜粋 別添 3 報酬点数表に関する事項 (2018 年 3 月 5 日保険局通知 ) < 技術料 > 区分 00 基本料 (1) 基本料は 患者等が提出する処方箋の枚数に関係なく処方箋の受付 1 回につき算定する なお 分割を行う場合は 注 7 注 8 又は 注 9 により算定する (2)~(5) 略 (6) 注 7 又は 注 8 に係る分割を行う場合は 基本料は初回のみ算定し 2 回目以降については 注 7 又は 注 8 のとおり算定するが 異なる保険薬局で分割を行う場合は 各保険薬局においてそれぞれ基本料を算定できる 長期保存が困難 と 後発医薬品の試用 の場合基本料は初回のみ算定薬局が異なる場合はそれぞれ算定可 (7) 注 7 については 長期投薬 (14 日分を超える投薬をいう 以下同じ ) に係る処方箋によってを行う場合であって 処方薬の長期保存の困難その他の理由によって分割してする必要があり 分割を行った場合で 1 処方箋の 2 回目以降のを同一の保険薬局において 2 回目以降行った場合に算定する (8) 注 7 に係る分割を行う場合は 処方箋の受付時に 当該処方箋を発行した医療機関等に対し照会を行うとともに 分割理由等の必要な事項を録に記入すること (9) 注 8 については 後発医薬品への変更が可能な処方箋を提出した患者の同意に基づき 処方箋に記載された先発医薬品を初めて後発医薬品に変更してを行う場合であって 当該患者の希望により分割を行った場合で 同一の保険薬局において 1 処方箋の 2 回目のを行った場合に限り算定する この場合において 2 回目のを行う際には 先発医薬品から後発医薬品への変更による患者の体調の変化 副作用が疑われる症状の有無等を確認するとともに 患者の意向を踏まえ 後発医薬品又は変更前の先発医薬品のを行うこととする なお その際に 所定の要件を満たせば 区分番号 10 の薬剤服用歴管理指導料を算定できる (10) 注 8 に係る分割を行った場合は 処方箋を発行した医療機関等にその旨を連絡するとともに 分割理由等の必要な事項を録に記入すること また 2 回目のの際に 患者の意向により変更前の先発医薬品のを行った場合も 処方箋を発行した医療機関等にその旨を連絡するとともに 先発医薬品に再変更した理由等の必要な事項を録に記入すること 注 7 の規定 長期保存が困難 14 日を超える投薬 2 回目以降 5 点を算定 /1 分割 薬学管理料の算定は不可 処方元に照会 分割理由を録に記入 注 8 の規定 後発医薬品の試用 初めてその後発品を服用 2 回目のみ 5 点を算定 2 回目の薬学管理料は原則算定不可 ( 薬剤服用歴管理指導料は OK) 患者の希望 患者の状態を確認 ( 薬剤服用歴管理指導料の算定可 ) 処方元に連絡 分割理由を録に記入 2 回目に先発品に戻ったら処方元に連絡 再変更の理由を録に記入 12

分割関連抜粋 別添 3 報酬点数表に関する事項 (2018 年 3 月 5 日保険局通知 ) (11) 1 処方箋について 注 7 に係る分割の 2 回目以降のと 注 8 に係る分割の 2 回目のを同一の保険薬局において同一日に行う場合にあっては いずれか一方の分割に係る点数のみを算定する (12) 注 9 については 医師の分割指示に係る処方箋 ( 注 7 又は 注 8 に該当する場合を除く ) に基づき 患者の同意の下 分割を行った場合に算定する (13) 注 9 に係る分割を行う場合において 基本料及びその加算 料及びその加算並びに薬学管理料については 当該分割を行う保険薬局が当該処方箋において分割を実施しない場合に算定する点数をそれぞれ合算し 分割回数で除した点数を当該時に算定する 当該点数は 小数点以下第一位を四捨五入して計算する (14) 注 9 に係る分割を行う場合には 保険薬局の保険薬剤師は 以下を実施する ア分割指示に係る処方箋の交付を受けた患者に対して 処方箋受付前に 継続的な薬学的管理及び指導のため 当該処方箋の 1 回目のから全てのが完了するまで 同一の保険薬局に処方箋を持参するべきである旨を説明する イ患者に対し 次回の自局への処方箋持参の意向の有無及び予定時期を確認するとともに 予定時期に患者が来局しない場合は 必要に応じ 電話等で服薬状況を確認し来局を促す ウまた 患者から次回は別の保険薬局に処方箋を持参する旨の申し出があった場合は 患者の了解を得た上で 次回の円滑な薬剤交付に資するよう 後遅滞なく 患者が次回処方箋を持参しようとする保険薬局に対し の状況とともに必要な情報をあらかじめ提供する 長期保存が困難 と 後発医薬品の試用 の場合 5 点算定は 重複して算定できない 医師による分割指示であっても患者の同意が必要 注 9 の規定 医師の指示による 処方医への情報提供 所定点数を合算して分割回数で割る ( 基本料 料 薬学管理料 ) 説明同一の薬局で分割を受けるべきである 確認次回の自局への処方箋持参の意向来局予定時期 予定時期に来局しない場合の対応電話等で服薬状況を確認 患者が他の薬局でのを希望した場合当該他薬局に情報提供 ( 患者の了解 ) 13 (15) 1 処方箋について 注 7 注 8 又は 注 9 に係る分割のうち 複数の分割を同一の保険薬局において同一日に行う場合にあっては 注 9 の分割に係る点数により算定する (16) 略 長期保存が困難 又は 後発医薬品の試用 と 医師の指示による が同時の場合は 医師の指示による 算定のみとする ( 重複して 5 点算定はできない )

14 分割関連抜粋 区分 01 料 (1) 内服薬ア ~ ウ オ ~ キ略エ同一薬局で同一処方箋を分割 ( 区分番号 00 の基本料の 注 7 又は 注 8 に係る分割に限る ) した場合は 1 回目のから通算した日数に対応する点数から前回までに請求した点数を減じて得た点数により算定する ク一包化加算の取扱いは 以下のとおりとすること 1~5 7 略 6 同一薬局で同一処方箋に係る分割 ( 区分番号 00 の基本料の 注 7 又は 注 8 に係る分割に限る ) をした上で 2 回目以降のについて一包化を行った場合は 1 回目のから通算した日数に対応する点数から前回までに請求した点数を減じて得た点数を所定点数に加算する < 薬学管理料 > 区分 10 薬剤服用歴管理指導料 (1)~(24) (26)~(31) 略 別添 3 報酬点数表に関する事項 (2018 年 3 月 5 日保険局通知 ) (25) 区分番号 00 の基本料の 注 9 の分割における 2 回目以降のを行う場合には 患者の服薬状況 服薬期間中の体調の変化等について確認し 処方医へ情報提供するとともに 処方医に対して情報提供した内容を薬剤服用歴の記録に記載する 区分 15 の 5 服薬情報等提供料 (1) 略 (2) 服薬情報等提供料 1 は 保険医療機関から (4) のア又はイに掲げる情報提供の求めがあった場合にその理由とともに 患者の同意を得て 現に患者が受診している保険医療機関に対して 当該患者の服薬状況等について書面又は電子的な方法 ( 以下 文書等 という ) により提供した場合に算定できる これには 次に掲げる場合が含まれる ア処方箋を発行した保険医療機関が患者の服用薬の残薬の報告を求めており 保険薬局において患者の服用薬の残薬を確認し 当該保険医療機関に対して情報提供を行った場合イ 区分番号 00 の基本料の 注 9 に掲げる分割において 2 回目以降の時に患者の服 薬状況 服薬期間中の体調の変化等について確認し 処方医に対して情報提供を行った場合 長期保存が困難 と 後発医薬品の試用 の場合の料通算した料から前回請求分の差額を算定する ( 通算した点数を超えない ) 長期保存が困難 と 後発医薬品の試用 の場合一包化加算通算した一包化加算から前回請求分の差額を算定する ( 通算した点数を超えない ) 医師の指示による の薬剤服用歴管理指導料の算定要件 患者の状態を確認 処方元に情報提供 その内容を薬剤服用歴に記載 医師の指示による の場合処方元に情報提供を行った場合は 服薬情報等提供料 1(30 点 ) を算定する

長期保存が困難と判断した場合の分割 90 日処方を 3 回に分割する例 (MPI 見解 ) 録に分割した理由を記入 分割について照会 14 日を超える処方 ( 例 :90 日処方 ) 1 回目 医師 薬局 B 患者 A 90 日分の処方が出ていますが この薬剤は保管に注意が必要なので 30 日ずつ 3 回に分けてお渡ししましょうか? 3 回目 薬局 B 2 回目 そう 助かるわ お願いできるかしら 体調の変化など何か変わったことはありませんか? 問題なかったわ 体調の変化など何か変わったことはありませんか? 問題なかったわ それでは今回は 30 日分お出しします 2 回目は 日までに取りに来てくださいね 15 それでは最後の 30 日分をします 次回は診察を受けて新たな処方箋を持って来てください 分割点数 (5 点 ) 料 (90 日分を計算し 1 回目と 2 回目の算定額を差し引いて算定 ) それでは次の 30 日分をしますね 薬局の算定 分割点数 (5 点 ) 料 (60 日分を計算し 1 回目の算定額を差し引いて算定 ) 薬局の算定 基本料料 (30 日分を算定 ) 薬剤服用歴管理指導料 ( 要件を満たせば )

後発医薬品の試用による分割 28 日処方を 2 回に分割する例 (MPI 見解 ) 録に分割した理由を記入 分割を連絡 変更可処方箋一般名記載処方箋 1 回目 医師 薬局 B 先発品に戻した理由を連絡 録に戻した理由を記入 2 回目 薬局 B 患者 A 今まで処方されたおくすりが後発医薬品に変更できますが 変更を希望されますか? 初めて後発医薬品を使うので少し心配なのですが 体調の変化など何か変わったことはありませんか? 問題はなかったけど 先発医薬品に戻して欲しいわ 以前と同じで問題なかったわ 28 日分の処方が出ていますので 試しに 7 日分だけ後発医薬品にしましょうか? お願いします それでは残りの 21 日分は先発医薬品でしますね それでは残りの 21 日分も後発医薬品でしますね 処方箋に分割理由等を記入して患者に返却する 残りの 21 日分は 日までに取りに来てくださいね 16 薬局の算定 分割点数 (5 点 ) 料 (28 日分を計算し 1 回目の算定額を差し引いて算定 ) 薬剤服用歴管理指導料 ( 要件を満たせば ) 薬局の算定 基本料料 (7 日分を計算し算定 ) 薬剤服用歴管理指導料 ( 要件を満たせば )

分割指示分の処方箋 (3 枚 ) と分割指示に係る処方箋 ( 別紙 ) 医師 この 4 枚の用紙全てを薬局の薬剤師さんに渡してください 服薬状況 副作用等のフィードバック 分割の度に残薬 副作用等を確認 分割対応薬局 医師の指示による分割 90 日処方を 3 回に分割指示する例 (MPI 見解 ) 分割の 2 回目以降は 診察が不要であり 自宅に近い薬局に行く可能性がある 患者 A 初回の薬局 ( 例えば門前薬局 B) 1 回目 1 か月後の 月 日までに 2 回目のお薬を受け取りに来てくださいね こちらは遠いから 2 回目はうちの近くの薬局に行きたいんだけどいいかしら? どちらの薬局に行かれますか? こちらからその薬局に情報提供しておきますね こちらの処方箋は 90 日分を 3 回に分割する指示が出ています 今回は 30 日分していますが 継続した管理が大事ですので 次のの際もこちらにいらしてくださいね 必ず来局を促す 必ず次回の日時を伝える わかりました 17 初回と異なる薬局 ( 例えば面薬局 C) 2 回目以降 後遅滞なく情報提供する B 薬局 C 薬局の算定 算定例 : 疑義解釈 (p23) 全処方日数で 基本料 料 薬学管理料 を算出し 分割回数で割った分を毎回算定する ( 小数点以下第一位を四捨五入 ) 予定している時期に患者が来ない場合 2 回目の予定日となりましたが 2 回目のお薬は受け取られていますか? 必ず連絡する 薬局により基本料や加算が異なるので 必ずしも請求額が同じとは限らない

あいうえおか 18 2004 年 3 月 30 日 疑義解釈 ( ) 医療課事務連絡から抜粋 第 1 節技術料 (2) 分割 分割に関する疑義解釈 (2004 年度 ) 長期保存が困難 の疑義解釈 長期保存が困難 な場合の分割が新設 ( 問 1)2 回目以降の分割と新規分の処方箋を同時に受け付けた場合 基本料はどのように考えたらいいのか ( 答 ) 分割に係る基本料については 長期投薬に係る処方せんについて分割してした時の行為を評価したものであり 新規分とは別に算定することとなる ( 問 2) 施設基準を満たした薬局において 2 回目以降の分割を5 点の基本料算定時に 基準加算は認められるのか ( 答 ) 認められない ( 問 3)2 回目と 3 回目の分割を行った場合 それぞれ 5 点の算定をすることが可能か ( 答 ) 分割してをする毎にそれぞれ算定する ( 問 4)2 回目以降の分割にかかる基本料の算定は内服薬 ( 浸煎薬 湯薬 一包化薬を除く ) のみが対象ということか ( 答 ) 内服薬だけでなく 全ての薬剤が対象となるが 分割してする必要がある場合に限られる ( 問 5)2 回目以降の分割にかかる基本料算定時の受付回数は 従来どおり 0 回 としてよいか ( 答 ) 従来通りでよい ( 問 6)2 回目以降の分割にかかる基本料は 時間外加算の対象となるか ( 答 ) 時間外加算 休日加算及び深夜加算を算定する場合の基礎額に含まれるので 当該加算の対象となる 分割と新規が同時の場合 地域支援体制加算 ( 基準加算を読み替えれば ) 内服薬以外 初回のみカウント 受付回数 時間外加算

き 分割に関する疑義解釈 (2008 年度 ) 2008 年 3 月 25 日 日本薬剤師会 Q&A( その1) から抜粋 長期保存が困難 と 後発医 < 技術料 > 薬品の試用 の疑義解釈 [ 分割 ] Q1. 後発医薬品の分割は 内用薬だけでなく 外用薬なども対象となるのか A. 医薬品の長期保存の困難性などの理由から分割する場合と同様に 対象となる 長期保存が困難 な場合に加えて 後発医薬品の試用 を追加 内服薬以外 く け Q2. 分割にあたり 医薬品の長期保存の困難性などの理由によるケースと後発医薬品の試用を目的とするケースが混在する場合には どちらの分割を行ったものとして算定しなければならないのか A. いずれか一方の点数しか算定できないが どちらの分割として算定しても差し支えない ただし 長期保存の困難性などの理由で分割を行った場合には 2 回目の時において薬剤服用歴管理指導料等を算定することはできない [ 自家製剤加算 ] Q2. 内服薬の自家製剤を伴う医薬品を分割した場合 次の例について自家製剤加算はどのように算定するのか 例 A 錠 2mg 1.5 錠 1 日 3 回毎食後 20 日分 ( 10 日分ずつ 2 回に分割して ) A.1 回目および 2 回目の時は いずれも 10 日分の自家製剤を行っているので どちらについても自家製剤加算 ( 内服薬 ) として 40 点を算定する 2 種の分割の重複 自家製剤加算 19 こ 20 点 2 [ 夜間 休日等加算 ] Q3. 同一薬局において分割を行った場合であっても 2 回目以降の時に夜間 休日等加算を算定することは可能か A. 夜間 休日等加算は 処方せん受付 1 回につき 算定するものとされている 同一薬局において分割を行った際の 2 回目以降のは 処方せん受付回数には含まれない取り扱いとなることから 夜間 休日等加算は算定することができない 夜間 休日等加算

分割に関する疑義解釈 (2012 年度 ) 2012 年 4 月 20 日 疑義解釈 ( その 2) 医療課事務連絡から抜粋 さ 報酬点数表関係 服薬情報等提供料 ( 問 1) 点数表の簡素化の観点から 情報提供料と服薬情報提供料が廃止され 服薬情報等提供料に統合された 平成 24 年 3 月までは 1 吸湿性等の理由により長期保存の困難性等から分割する必要がある場合や 2 粉砕等の特殊な技術工夫により薬剤の体内動態への影響を認める場合には 情報提供料を算定できたが 平成 24 年 4 月以降については これに代わり服薬情報等提供料を算定するという理解で良いか ( 答 ) そのとおり 服薬情報等提供料 MPI 見解 2012 年度の疑義解釈通知では 長期保存が困難な場合 の分割で 服薬情報等提供料 は算定可としている 2018 年度の報酬上の規定では 注 7( 長期保存が困難な場合 ) は 医師に照会 注 8( 後発医薬品の試用 ) は 医師に連絡 とあり 注 9( 医師の指示による ) の 情報提供 と書きぶりが異なるため 単に分割を行う旨を伝えただけでは算定できないと考える ( 服薬情報等提供料 1 の算定要件には 注 9 の場合が記載されているが 注 7 注 8 は記載が無い ) しかし 注 7 注 8 であっても服薬情報等提供料の算定要件を満たした場合は 初回のみ算定は可能と考える 注 9 は服薬情報等提供料 1 の算定可としているが 合算して分割回数で割り 分割毎に算定するため 実質 1 回分の算定となる 20

し す 分割に関する疑義解釈 (2016 年度 ) 2016 年 3 月 31 日 疑義解釈 ( その 1) 医療課事務連絡から抜粋 報酬点数表関係 基本料 ( 問 14) 同一医療機関で複数の診療科から発行された処方せんを同時に受け付けた際に ある診療科からの処方せんは分割指示があり 他の診療科の処方せんでは分割指示がない場合 報酬の算定はどのように取り扱うべきか ( 答 ) 通常 同一患者から同一日に複数の処方せんを受け付けた場合は受付回数を 1 回とするが 分割指示の処方せんが含まれる場合に限っては 同時に受け付けた場合であっても 分割指示の処方せんとして 1 回 分割指示のない処方せんとして 1 回のように 処方せんごとに別で取り扱い それぞれの受付ごとに報酬を算定して差し支えない なお このような事例については 特定の診療科の処方せんのみ分割することが妥当かどうか確認の上 医師に疑義照会するなど必要な対応を行うこと ( 問 15) 上記の際に 分割指示の処方せんが複数あり 分割指示の方法 ( 分割回数や期間 ) が異なる場合 どのように取り扱うべきか ( 答 ) 分割指示が異なる場合は 分割の方法が異なることにより 患者が適切に服薬できるか等の妥当性を確認の上 医師に疑義照会するなど必要な対応を行うべきである 医師の指示による が追加 長期保存が困難 と 後発医薬品の試用 と 医師の指示 の疑義解釈 複数科で分割指示あり なしの場合 複数科で分割指示方法が異なる場合 せ 2018 年度は 注 9 ( 問 16) 基本料の 注 8 の医師の指示に伴う分割について 例えば 2 回目の時に 残薬や副作用が確認され 医師に疑義照会して 2 回目以降の処方内容が変更された場合 重複投薬 相互作用等防止加算又は在宅患者重複投薬 相互作用等防止管理料の算定は可能と理解してよいか ( 答 ) 貴見のとおり なお 当該分割時に算定できる点数は 重複投薬 相互作用等防止加算又は在宅患者重複投薬 相互作用等防止管理料を含んだ技術料の合計の 2 分の 1 又は 3 分の 1 の点数を算定する 重複投薬 相互作用等防止加算 等 21 そ ( 問 17) 基本料の時間外加算の算定例 2018 年度疑義解釈で更新 (p23)

た 2016 年 6 月 14 日 疑義解釈 ( その 4) 医療課事務連絡から抜粋 報酬点数表関係 基本料 分割に関する疑義解釈 (2016 年度 ) 2018 年度は 注 9 医師の指示による が追加 ( 問 1) 基本料の 注 8 の医師の指示に伴う分割について 処方せんに分割指示がある薬剤と分割指示のない薬剤の両方が含まれている場合 料はどのように算定したらよいか ( 答 ) 分割指示の有無にかかわらず 処方された薬剤について 1 剤 又は 1 として扱われるものは それぞれ料を算定できる この際 分割指示がある薬剤に係る料は 医師の指示に伴う分割に規定する方法にしたがって算定すること なお 医師の指示に伴う分割指示がある処方せんの場合は 基本料 薬学管理料等は 医師の指示に伴う分割に規定する方法にしたがって算定すること 薬剤により分割指示のあり なしの場合 具体例 1 A 剤と B 剤が別剤であり A 剤のみが分割指示されている場合 Rp1 A 剤 30 日分 ( 分割指示あり ) Rp2 B 剤 5 日分 ( 分割指示なし ) ( 初回の時の料 ) 別剤 Rp1 については 医師の指示に伴う分割に規定する方法で算定 Rp2 については 内服薬の 5 日分の料を算定 ( 分割 2 回目以降の料 ) Rp1 の料として 医師の指示に伴う分割に規定する方法で算定 具体例 2 A 剤とB 剤が 1 剤 の範囲であり A 剤のみが分割指示されている場合 Rp1 A 剤 30 日分 ( 分割指示あり ) 1 剤 Rp2 B 剤 5 日分 ( 分割指示なし ) Rp3 C 剤 5 日分 ( 分割指示なし ) 別剤 ( 初回の時の料 ) Rp1とRp2については 医師の指示に伴う分割に規定する方法で算定 Rp3については 内服薬の5 日分の料を算定 ( 分割 2 回目以降の料 ) Rp1の料として 医師の指示に伴う分割に規定する算定方法で算定 22

分割に関する疑義解釈 (2018 年度 ) 2018 年 3 月 30 日 疑義解釈 ( その 1) 医療課事務連絡から抜粋 医師の指示による のルールを整備 ち の更新 ( 改訂 ) 報酬点数表関係 基本料 ( 問 3) 基本料の 注 9 の医師の指示に伴う分割について 例えば 分割指示が 3 回で 1 回目は時間外加算の対象 2 回目は時間外加算の対象外 3 回目は時間外加算の対象の場合 どのように算定することになるか ( 答 ) それぞれの分割を実施する日に 当該処方箋について分割を実施しない場合に算定する点数 ( 基本料及びその加算 料及びその加算並びに薬学管理料 ) を合算した点数の 3 分の 1 に相当する点数を算定する したがって 時に時間外加算の要件を満たす場合には 当該加算も合算した点数に基づき算定することになる 具体例 (90 日分処方 30 日 3 回の分割指示 時には一包化を行う ) 薬剤料はした分を算定 23 1 回目 基本料 41 点 地域支援体制加算 35 点 料 (2 剤の場合 ) 172 点 (90 日分 ) 一包化加算 220 点 (90 日分 ) 時間外加算 248 点 薬剤服用歴管理指導料 41 点計 757 点 1/3 = 252.333 252 点 + 薬剤料 (30 日分 ) MPI 見解時間外加算を行った場合は その所定点数を含めて合算し分割回数で割って算定するため 3 回分割で全て時間外対応となった場合でも 毎回 1/3 の算定となるため 実質 1 回分となる 2 回目 基本料 41 点 地域支援体制加算 35 点 料 (2 剤の場合 ) 172 点 (90 日分 ) 一包化加算 220 点 (90 日分 ) 薬剤服用歴管理指導料 41 点 服薬情報等提供料 1 30 点計 539 点 1/3 = 179.666 180 点 + 薬剤料 (30 日分 ) 3 回目 時間外加算を含めて合算する 基本料 41 点 地域支援体制加算 35 点 料(2 剤の場合 ) 172 点 (90 日分 ) 一包化加算 220 点 (90 日分 ) 時間外加算 248 点計 787 点 1/3 = 薬剤服用歴管理指導料 41 点 262.333 262 点 + 薬剤料 (30 日分 ) 服薬情報等提供料 1 30 点

分割に関する疑義解釈 (2018 年度 ) 2018 年 3 月 30 日 疑義解釈 ( その 1) 医療課事務連絡から抜粋 医師の指示による のルールを整備 つ 報酬点数表関係 分割処方 ( 問 6) 分割指示に係る処方箋について 何回目の分割であるかにかかわらず 別紙を含む全ての処方箋が提出されない場合は 処方箋を受け付けられないという理解でよいか ( 答 ) 貴見のとおり MPI 見解 2018 年度の改定で 注 9( 医師の指示による ) の場合のルールが整備され処方箋は分割回数ごとに発行することになった ( 分割 3 回であれば 処方箋 3 枚 + 別紙で 4 枚 ) 一般的に考えると 3 分割の 1 枚目の処方箋は 1 回目の薬局に渡して 次回は残り 2 枚の処方せんと別紙を 2 回目の薬局に渡すことになると予想していたが あくまで 何回目の分割であるかにかかわらず 別紙を含む全ての処方箋 となっているため 診察時に 4 枚の処方箋を受けたら 2 回目以降も 4 枚の処方せん全てを薬剤師に提出する必要があると思われる せっかく複数枚の処方せんを発行することにしたためなぜこのようなルールとするのかは不明であり 再度疑義解釈が示される可能性もあるが あえて考えると 1 回目と異なる 3 回目の薬局で 1 回目にされた数量を確認するためかもしれない (90 日処方で 1 回目 20 日分 2 回目 30 日分 3 回目 40 日分だった場合 3 回目の薬局でも数の経緯が分かる ) この疑義解釈を適用すると 注 9( 医師の指示による ) の場合は 処方箋 3 枚 + 別紙で 4 枚の処方せんを受け付けた 1 回目の薬局は 3 分割の 1 枚目の処方箋に分割理由 及び別紙の 1 回目のを受け付けた薬局 の必要事項を記載し 処方箋 3 枚 + 別紙で 4 枚の処方せんを患者に返却する ことになる 2018 年 3 月 5 日 日本医師会 Q&A から抜粋 24 て 処方箋様式 Q. 分割指示に係る処方箋様式 ( 様式第二号の二 ) が新たに追加されたが 分割指示を行わない場合は 従来の様式を使用することでよいか? A. よい

医科 MPI の FAQ 解説 ( 分割指示 ) 医科 Q1: 分割を行う処方箋発行により 処方元が算定できる点数はありますか? A1: 分割指示の処方箋発行においては処方箋料を算定します 処方元が別に算定できる点数はありません Q2: 分割指示の新たな処方箋様式が示されましたが この新しい処方箋の導入に当たり 切り替えの期限や経過措置はありますか? A2:2018 年 9 月 30 日までは 従来の処方箋様式を使用し分割指示をすることができます また分割指示を行わない通常の処方箋発行であれば従来の様式がそのまま使用できることが 2018 年 3 月 5 日の日本医師会 Q&A で示されています 疑義解釈 (p24) Q3:90 日処方の場合で処方箋交付日の 3 日後に 1 回目の薬 (30 日分 ) を取りに来た場合 2 回目の受け取り予定日からは何日まで処方箋は有効ですか? A3:2 月 7 日の答申資料 P466(5) には 受付保険薬局情報において 1 枚目の処方箋の使用期間内に受け付けられたことが確認できない場合は 当該処方箋は無効とすること と記載されています これを踏まえると 1 回目の分割が処方箋発行日を含め 4 日以内に行われていれば 2 回目のについては処方箋の有効期限という考え方はないものと思われます しかし 2 回目以降の分割については日によって可能な日数が変わり 最終的に全ての日数分を受け取れなくなる場合がありますので 注意が必要です (p10 p11 参照 ) 25

MPI の FAQ 解説 ( 分割 ) Q4: 分割の回数は 医師指示による 場合が 3 回とされていますが 長期保存が困難 後発医薬品の試用 についての回数制限はありますか? A4: 長期投薬が困難 な場合は特に回数制限は設定されていません 後発医薬品の試用 については 5 点は同一薬局で 2 回目のを行った場合に限り算定する とあり 2 回目以降の規定がないこと (p4 参照 ) また 2008 年 3 月 6 日に開催された 厚労省技官会議 の概要報告において 後発医薬品分割について 3 回目以降は算定不可 とあり 2 回を超える分割は想定されていないものと考えられます しかし日本薬剤師会編集の 平成 28 年度保険 Q&A に 後発医薬品の試用 の 3 回目の請求例 ( 料と薬剤料のみ ) が示されており 2 回を超える分割を行った場合でも 5 点を算定しなければ実施することは可能と思われます Q5: 分割回数の 3 回の分割指示処方箋を受け取った場合で 患者の希望でまとめて欲しいと言われた場合 ( 例えば 2 回目と 3 回目をまとめてを希望 ) は可能ですか? また まとめた場合の請求額計算はどうなりますか? A5: 医師の指示による 分割であっても患者の同意の下で行うことが規定されています よって医師の指示だからと言って 患者の希望を無視して分割を行うことは出来ないと考えます この場合は医師に疑義照会を行うなどの対応が必要と思われます また 2 回目と 3 回目をまとめてされた場合は 合算して 2/3 を算定 することが妥当と思われますが 根拠となる規定等は無いため MPI では判断いたしかねます 厚生局あるいは支払基金など然るべき機関にお問い合わせください 26

MPI の FAQ 解説 ( 分割 ) Q6: 予定日より早くできますか? またその他で注意するべきこととして何が考えられますか? A6: 4 月 3 日交付 用量 30 日分の 3 分割指示処方箋 のモデル ( 下図 ) を例に考察してみます 1 回目を処方箋交付日 (1) とし 2 回目 (2) が 4 日遅れた例です この場合 2 回目も 10 日分可能ですが 3 回目は予定日に来局しても (3a)8 日分しかできません そこで予定日より早く来局してもらえれば (3 b)10 日分をすることは可能と考えます しかしこの場合 既に残薬を持っている また 次の受診時に処方薬が余っている ことが考えられるためその対応が必要になると考えます また休日 ( 特に GW や年末年始など ) も考慮して 患者の来局日を調整し また来局を促すことも重要になります [ 以上 MPI の見解 ] しかし どこまで早くしてもいいのか? や 余るのが分かっていてしていいのか? などを含めて 以上の見解を明記した規定等はありません 厚生局などの然るべき機関にお問い合わせください 予定日が休日に重なる場合など 前倒しですることはあると思われます (MPI 見解 ) 1 ( 例 )4 月 3 日交付 ( 使用期間 4 日間 ) 用量 30 日分の 3 分割指示処方箋 例 :4 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 1 2 3 4 5 6 7 8 処方箋 1 回目 交付 10 日分 ( 大型連休 ) 496 2 2 回目 使用期間 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 用量日数 (30 日 ) 10 日分 3a 3 回目 使用期間用量日数 (30 日 ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 8 日分 27 可能日数の詳細解説 (p10~p11) 3b 3 回目 使用期間用量日数 (30 日 ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 10 日分