2018 年 9 月 13 日 妊娠 出産 育児の各期において 女性の度に影響する意識や行動は異なる 多くは子どもの人数によっても違い 各期で周囲がとるべき行動は変わっていく 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ ( 本社 : 東京都品川区代表取締役社長山口文洋 ) が運営するリクルートブライダル総研では 出産 育児の実態について詳細を把握するために を実施しました ここに 調査結果の要旨をご報告いたします 女性の各期度への影響まとめ 各期妊娠期出産期育児期 度に影響する要素 配偶者の関与内容 不安の種類 関与者の種類 親 親族のサポート内容 配偶者の家事 育児参加 子どもの人数 1 人目 2 人目以上 妊娠そのものに対する関与 日常的なコミュニケーション頻度 配偶者の協力 配偶者の協力 の時間の確保 配偶者 親 子どもの預かり 家事 育児どちらも重要 配偶者 家事の手伝い 家事 育児 どちらも重要 詳細 < 結婚生活度と妊娠 出産 育児期の度 > P3 結婚生活の度は男女で差はない一方 各期の度は男性よりも女性の変化が大きい 特に女性の育児期の度が低下する < 妊娠期における子どもの人数別ギャップ > P4 5 妊娠期において 女性の度に影響する 配偶者の関与の内容 は 子どもの人数によって異なる 子どもが 1 人目 の人は 配偶者の 妊娠そのものへの関与 子どもが 2 人目以上 の人は 妊娠に関することだけではなく 日常的なコミュニケーション を持つことが重要 妊娠期において 女性の度に影響する 感じた不安の種類 は 子どもの人数によって異なる 子どもが 1 人目 の人は 配偶者の協力 が 子どもが 2 人目以上 の人は 配偶者の協力 に加え 出産後に の時間 が持てるかが を分けるポイント < 出産期における子どもの人数別ギャップ > P6 出産期において 女性の度に影響する 関与者の種類 は 子どもの人数によって異なる 子どもが 1 人目 の人は 配偶者の関与 だけでなく 里帰り出産や立ち会いによる 親の関与 が関係し 子どもが 2 人目以上 の人は 親の関与 よりも 配偶者の関与 の影響が強い < 育児期における子どもの人数別ギャップ > P7 8 育児期において 女性の度に影響する 親 親族のサポート内容 は 子どもの人数によって異なる 子どもが 1 人目 の人は 育児への協力 子どもが 2 人目以上 の人は 家事への協力 の有無による影響度が高い 育児期において 配偶者の家事 育児への参加 については 子どもの人数に関わらず 女性の育児度に影響する 出版 印刷物へデータを転載する際には ( リクルートブライダル総研調べ ) と明記いただきますようお願い申し上げます の詳細は 下記広報担当までご連絡ください リクルートマーケティングパートナーズではこれからも ひとりひとりにあった まだ ここにない 出会い を届けることを目指していきます 本件に関するお問い合わせ先 https://www.recruit-mp.co.jp/support/press_inquiry/
2 調査概要 調査概要 調査対象 全国の20~49 歳の既婚男女 ( 本人 配偶者ともに初婚 ) で 3 歳以下の同居末子がいる方 調査方法 インターネット調査 ( 株式会社インテージの調査モニターを使用 ) 調査期間 2018 年 3 月 26 日 ~3 月 30 日 有効サンプル数 4,000 人 内訳 ( 性別 居住地域 ) TOTAL 北海道東北南関東北関東 甲信北陸東海近畿中国四国九州 合計 4,000 304 339 543 386 320 536 542 347 251 432 男性 2,000 103 138 341 184 119 334 340 146 65 230 女性 2,000 201 201 202 202 201 202 202 201 186 202 集計方法 H27 年度国勢調査 ( 総務省 ) と人口動態調査 ( 厚生労働省 ) を掛け合わせて作成した 回答者の性別 (2 区分 ) 年代 (3 区分 ) 末子年齢 (4 区分 ) 居住地域 (10 区分 ) の母集団に合わせて調査結果をウェイトバック集計を実施 性別(2 区分 ) 年代(3 区分 ) 末子年齢(4 区分 ) 居住地域(10 区分 ) : 男性 女性 :20~29 歳 30~39 歳 40~49 歳 :0 歳 1 歳 2 歳 3 歳 : 北海道 東北 南関東 北関東 甲信 北陸 東海 近畿 中国 四国 九州
3 結婚生活状況と妊娠 出産 育児期の状況 結婚生活の度は男女で差はない一方 各期の度は男性よりも女性の変化が大きい 特に女性の育児期の度が低下する 結婚生活度は 男女ともに約 7 割 各期の度において 男性は大きな変化はない一方 女性は男性に比べ 出産期から育児期にかけて 度が低下する 結婚生活度 <0~3 歳の末子がいる 20~40 代の男女 / 単一回答 /7 段階評価のうち 非常に やや 計 > 男性全体(%) < 男性 > (%) 10 10 8 72.0 73.9 70.5 8 6 6 4 4 71.7 72.3 71.1 各期 ( 妊娠期 出産期 育児期 ) の度 <0~3 歳の末子がいる20~40 代の男女 / 単一回答 /7 段階評価のうち 非常に やや 計 > (%) < 男性 > (%) 8 子子どもが1 人目女性全体どもが2 人目以上8 < 女性 > < 女性 > 結婚生活度 : 結婚してから現在までの度子どもが2 人目子どもが1 人 育児期 : 出産後から現在まで ( 末子の年齢によって異なる ) 目以上6 6 4 4 妊娠期出産期育児期 妊娠期出産期育児期 男性全体 61.3 65.9 62.8 子どもが 1 人目 63.4 68.1 65.4 女性全体 66.9 70.1 62.2 子どもが 1 人目 73.3 74.3 64.0 子どもが 2 人目 以上 59.7 64.0 60.7 子どもが 2 人目 以上 61.7 66.7 60.7
4 < 妊娠期 > 子どもの人数別ギャップ ( 配偶者関与 / コミュニケーション ) 妊娠期において 女性の度に影響する 配偶者の関与の内容 は 子どもの人数によって異なる 子どもが 1 人目 の人は 配偶者の 妊娠そのものへの関与 子どもが 2 人目以上 の人は 妊娠に関することだけではなく 日常的なコミュニケーション を持つことが重要 末子の妊娠時に対する配偶者の関与状況において 子どもが 1 人目 の人は 子どもが 2 人目以上 の人よりも の差が大きい 末子妊娠中の配偶者との日常的なコミュニケーション頻度において 子どもが 2 人目以上 の人は 子どもが 1 人目 の人よりも の差が大きい 末子の妊娠時に対する配偶者の関与状況 <0~3 歳の末子がいる20~40 代の女性 / 単一回答 /7 段階評価のうち 非常に関与していた 関与していた やや関与していた 計/ 女性の妊娠期状況別 > 女性の妊娠期度評価のうち どちらともいえない はに含む (%) < 子どもが1 人目 > (%) 10 35.0 10 8 3 8 25.0 6 6 4 15.0 4 1 5.0 関与していた < 子どもが 2 人目以上 > 関与していた 25.0 15.0 1 5.0 82.4 51.5 差 30.9 69.2 45.9 差 23.3 子どもが 1 人目 > 子どもが 2 人目以上 末子妊娠中の配偶者との日常のコミュニケーション頻度 <0~3 歳の末子がいる20~40 代の女性 / 単一回答 / 女性の妊娠期状況別 > 女性の妊娠期度評価のうち どちらともいえない はに含む < 子どもが1 人目 > < 子どもが2 人目以上 > ほぼ毎日 週 3~4 回程度 週に 1~2 回程度 月 1~3 回程度 2~3 ヶ月に 1 回程度 半年に 1 回未満 ほぼ毎日 週 3~4 回程度 週に 1~2 回程度 月 1~3 回程度 2~3 ヶ月に 1 回程度 半年に 1 回未満 4.0 5.7 1.6 6.4 1.9 68.1 7.4 6.6 13.2 2.0 ほぼ毎日 の差 7.7pt 61.2 9.87.8 4.1 12.8 ほぼ毎日 の差 15.5pt 60.4 10.4 9.2 11.4 45.7 11.111.78.5 18.9 子どもが 1 人目 < 子どもが 2 人目以上
5 < 妊娠期 > 子どもの人数別ギャップ ( 妊娠 出産時の不安 ) 妊娠期において 女性の度に影響する 感じた不安の種類 は 子どもの人数によって異なる 子どもが 1 人目 の人は 配偶者の協力 が 子どもが 2 人目以上 の人は 配偶者の協力 に加え 出産後に の時間 が持てるかが を分けるポイント 末子の妊娠 出産時に不安に感じたこと において 子どもが 1 人目 の場合 配偶者の協力 に関する項目が 子どもが 2 人目以上 の場合 配偶者の協力 の時間 に関する項目が者を者が上回る 末子の妊娠 出産時に不安に感じたこと <0~3 歳の末子がいる 20~40 代の女性 / 複数回答 / 女性の妊娠期状況別 > 女性の妊娠期度評価のうち どちらともいえない はに含む 配偶者の協力 妊娠 出産時の夫の協力 < 子どもが1 人目 > (%) < 子どもが2 人目以上 > (%) 5 10 5 10 出産後の夫の協力 妊娠 出産時にかかるお金 19.5 30.2 36.1 44.9 42.4 45.8-10.7pt -8.8pt -3.4pt の協力の時間 配偶者出産後の夫の協力 出産後の趣味など自身のプ ライベートとの両立 妊娠中の趣味など自身のプ ライベートとの両立 7.2 13.1 2.9 7.0 25.3 36.8-11.5pt -5.9pt -4.1pt 出産後 育児にかかるお金 53.3 55.7-2.4pt 妊娠 出産時の夫の協力 18.8 22.3-3.5pt 出産後の母体の体力 体調 40.2 42.3-2.1pt 子どもの障害 58.4 60.3-1.9pt 出産後の自身の仕事との両立 18.5 20.2-1.7pt 出産後の自身の仕事との両立 12.3 12.8-0.5pt 妊娠 出産時の母体の体力 体調 37.8 39.1-1.3pt 妊娠中の自身の仕事との両立 13.1 12.5 0.6pt 妊娠中の趣味など自身のプライベートとの両立 5.3 6.5-1.2pt 妊娠 出産時にかかるお金 33.1 29.8 3.3pt 妊娠中の自身の仕事との両立 19.8 20.1-0.3pt 出産後の母体の体力 体調 38.3 34.9 3.4pt 出産後の趣味など自身のプライベートとの両立 13.9 12.1 1.8pt 出産後 育児にかかるお金 47.1 42.6 4.5pt 子どもの障害 71.1 64.6 6.5pt 妊娠 出産時の母体の体 力 体調 34.5 27.9 6.6pt 妊娠 出産時のトラブル ( 流 産 早産など ) 59.3 74.1 14.8pt 妊娠 出産時のトラブル ( 流産 早産など ) 68.7 57.2 11.5pt その他 1.2 0.7 0.5pt その他 7.9 3.2 4.7pt 特に不安に感じることはなかった 5.1 8.4-3.3pt 特に不安に感じることはな かった 7.0 8.6-1.6pt - -1 1 差 (pt) - の差の昇順 - の差の昇順
6 < 出産期 > 子どもの人数別ギャップ ( 里帰り出産 / 立ち会い出産 ) 出産期において 女性の度に影響する 関与者の種類 は 子どもの人数によって異なる 子どもが 1 人目 の人は 配偶者の関与 だけでなく 里帰り出産や立ち会いによる 親の関与 が関係し 子どもが 2 人目以上 の人は 親の関与 よりも 配偶者の関与 の影響が強い 末子出産時の里帰り状況において 子どもが 1 人目 の場合 者が里帰りをしている割合が高く その差は 子どもが 2 人目以上 の場合よりも大きい 末子出産時の立ち会い状況において 配偶者 が立ち会った割合の の差は 子どもが 2 人目以上 の人が大きく 一方で 母親 が立ち会った割合の の差は 子どもが 1 人目 の人の方が大きい 末子出産時の里帰り状況 <0~3 歳の末子がいる 20~40 代の女性 / 単一回答 / 女性の出産期状況別 > < 子どもが1 人目 > 女性の出産期度評価のうち どちらともいえない はに含む < 子どもが2 人目以上 > 里帰りをした 出産後まもなく里帰りをした 里帰りをしなかった 里帰りをした 出産後まもなく里帰りをした 里帰りをしなかった 48.5 16.6 34.9 35.7 11.0 53.3 11.2pt 0.6pt 37.3 17.0 45.8 35.1 10.5 54.4 末子出産時の立ち会い状況 <0~3 歳の末子がいる 20~40 代の女性 / 単一回答 / 女性の出産期状況別 > 配偶者 < 子どもが1 人目 > < 子どもが2 人目以上 > (%) (%) 5 10 5 10 67.7 60.7 7.0pt 配偶者 女性の出産期度評価のうち どちらともいえない はに含む 出産時 分娩している部屋の中で立ち会った人 45.3 6 14.7pt あなたの母親 13.6 9.1 4.5pt あなたの母親 8.5 7.1 1.4pt 配偶者の母親 0.9 0.6 0.3pt あなたの兄弟 姉妹 2.0 0.7 1.3pt あなたの兄弟 姉妹 0.9 2.0-1.1pt 配偶者の母親 1.5 0.2 1.3pt あなたの父親 0.6 2.2-1.6pt あなたの父親 0.4 1.0-0.6pt 立ち会った人はいない 27.4 34.3-6.9pt 立ち会った人はいない 35.6 49.9-14.3pt その他 を除く全体の上位 6 項目を表示 - の差の降順 - その他 を除く全体の上位 6 項目を表示 - の差の降順
7 < 育児期 > 子どもの人数別ギャップ ( 親 親族のサポート内容 ) 育児期において 女性の度に影響する 親 親族のサポート内容 は 子どもの人数によって異なる 子どもが 1 人目 の人は 育児への協力 子どもが 2 人目以上 の人は 家事への協力 の有無による影響度が高い 末子の育児に対する親 親族のサポート内容において 子どもが 1 人目 の場合 者は者より 子育ての相談に乗ってもらう 子どもを預かってもらう の項目が高い 子どもが 2 人目以上 の場合 者は者より 子育ての相談に乗ってもらう 家事を手伝ってもらう の項目が高い 末子の育児に対する親 親族のサポート内容 <0~3 歳の末子がいる20~40 代の女性 / 単一回答 / 女性の育児期状況別 > 女性の育児期度評価のうち どちらともいえない はに含む < 子どもが1 人目 > (%) < 子どもが2 人目以上 > (%) 5 10 5 10 子育ての相談に乗ってもらう 48.7 6.8pt 41.9 家事を手伝ってもらう 36.9 10.5pt 26.4 子どもを預かってもらう 61.5 54.7 6.8pt 子育ての相談に乗ってもらう 29.7 40.1 10.4pt 経済的に支援してもらう 28.6 25.3 3.3pt 子どもが病気の時に預かっても らったり病院に連れて行っても らったりする 25.9 18.6 7.3pt 家事を手伝ってもらう 38.8 36.7 2.1pt 幼稚園 保育園 学校 習い事へ の送り迎えをしてもらう 20.3 19.7 0.6pt 幼稚園 保育園 学校 習い事へ の送り迎えをしてもらう 7.9 8.7-0.8pt 子どもを預かってもらう 60.9 62.3-1.4pt 子どもが病気の時に預かっても らったり病院に連れて行っても らったりする 16.1 17.9-1.8pt 経済的に支援してもらう 20.4 22.3-1.9pt その他 1.0 0.2 0.8pt その他 0.8 0.6 0.2pt サポートを受けていない 18.8 21.0-2.2pt サポートを受けていない 20.4 20.4 pt -5.0 差 5.0 1 - の差の降順 差 -5.0 5.0 1 15.0 - の差の降順
8 < 育児期 > 子どもの人数別ギャップ ( 家事 育児分担比率 ) 育児期において 配偶者の家事 育児への参加 については 子どもの人数に関わらず 女性の育児度に影響する 女性の育児分担比率および育児分担比率において が 9 割以上 の高負担である割合は 者よりも者の方が高い 末子の育児中の家事分担 <0~3 歳の末子がいる 20~40 代の女性 / 単一回答 / 女性の育児期状況別 > 女性の育児期度評価のうち どちらともいえない はに含む < 子どもが 1 人目 > < 子どもが 2 人目以上 > 10 割 9 割 8 割 7 割 6 割 5 割 4 割以下 10 割 9 割 8 割 7 割 6 割 5 割 4 割以下 高負担 :48.2% 5.4 高負担 :51.0% 3.8 14.9 33.3 20.4 17.6 6.7 1.8 19.7 31.3 22.1 13.1 6.8 3.3 高負担 :56.7% 8.5pt 2.7 高負担 :59.8% 8.8pt 1.3 19.2 37.5 18.8 13.7 5.9 2.2 26.6 33.2 12.5 3.8 2.5 末子の育児分担 <0~3 歳の末子がいる 20~40 代の女性 / 単一回答 / 女性の育児期状況別 > 女性の育児期度評価のうち どちらともいえない はに含む < 子どもが 1 人目 > < 子どもが 2 人目以上 > 10 割 9 割 8 割 7 割 6 割 5 割 4 割以下 10 割 9 割 8 割 7 割 6 割 5 割 4 割以下 高負担 :40.2% 5.8 高負担 :45.4% 4.8 4.1 36.1 29.2 18.0 3.5 3.3 10.2 35.2 24.5 19.8 4.5 1.0 高負担 :52.6% 12.4pt 1.7 高負担 :56.5% 11.1pt 2.4 15.1 37.5 22.8 15.4 4.7 2.8 16.0 40.5 23.7 11.2 3.8 2.5