2018 年夏場のユーロ ポンド相場と マーケット全般を展望する 松崎美子 2018 年 7 月 4 日 20 時 ~21 時 30 分 主催 : FX プライム bygmo
第一部第二部第三部第四部第五部 英国政治英国経済 / 金融政策ユーロ圏政治 / 経済 / 金融政策ポーランドマーケット展望
第一部 英国政治
Brexit 今後のタイムライン ( 長期 ) 6 月 28/29 日 EU サミット 7 月 9 日 Brexit 報告書発表予定 2018 年 2019 年 10 月 18/19 日 EU サミット Brexit 最終案合意予定 10 月末 ~11 月中 欧州議会へ Brexit 最終案提出 最低でも EU 加盟 20 ヶ国以上 全人口の 65% 以上の賛成を持って合意とみなす 11 月末 ~12 月 欧州議会 Brexit 最終案批准 賛成が得られない限り 欧州議会で批准できない 12 月 13/14 日 EU サミット 10 月に合意できなかった場合最終調整 1 月末 EU 加盟国全てが Brexit 最終案の批准手続き終了期限 5 月 23-26 日欧州議会選挙 ( 予定 ) 移行期間 ( 貿易交渉 ) 3 月 29 日 英国時間 23 時 2 年間の交渉終了正式離脱 2020 年 3 月 30 日 移行期間スタート 12 月 31 日移行期間終了 EU 全加盟国が賛成すれば 交渉期間延長が可能 出典 : 英議会 Brexit に関するリサーチペーパー (2018 年 3 月 12 日 ) https://researchbriefings.parliament.uk/researchbriefing/summary/cbp- 7960#fullreport
Brexit 今後のタイムライン ( 短期 ) 6/28-29 EU サミット 7/9 Brexit 報告書発表予定 7/24 9/4 英議会夏休み 10 月 18/19 日 EU サミット Brexit 最終案合意予定 7/3 メイ首相オランダ訪問 7/5 メルケル首相ドイツ訪問 7/6 英閣僚会議 Brexit 報告書作成 7/13 トランプ大統領訪英 9/30-10/3 保守党党大会
アイルランド国境 + 難民 / 移民問題 ハード Brexit ソフト Brexit 関税同盟から離脱 英国は世界各国と独自の通商交渉が結べる 難民 / 移民入国を制限できる 英国は EU との関税同盟に残るため 世界各国と独自の通商交渉が結べない 難民 / 移民制限が難しくなる 他に解決策がなければアイルランド共和国と北アイルランドの間にハードボーダー ( 厳格な国境管理 ) が必要となる 人の移動 が自由になるため アイルランド共和国と北アイルランドの間に国境は必要なし
Brexit 国民投票以降の英国 英ガーディアン紙 /ICM 世論調査 (5 月 30 日発表 ) 英国景気について 良い影響があった 30% 悪い影響があった 45% 特に変化を感じない 13% わからない 13% 英国人の生活全般 良い影響があった 32% 悪い影響があった 39% 特に変化を感じない 18% わからない 11% 個人の財政状況 良い影響があった 14% 悪い影響があった 32% 特に変化を感じない 40% わからない 14% 出典 : 英ガーディアン紙
Brexit 国民投票以降 生活水準低下 2018 年 5 月 22 日四半期インフレーションレポートに関する議会証言 カーニー総裁 2016 年 6 月実施の国民投票以降 世帯収入は 900 ポンド減少 出典 : 英 Evening Standard 紙一面 (2018 年 5 月 22 日 )
第二部 英国経済 / 金融政策
Brexit 国民投票以降のポンド 2016 年 6 月国民投票実施 2017 年 12 月 EU 首脳会議 Brexit 交渉 1 合意 2017 年 9 月メイ首相伊フローレンス演説 2018 年 2 月英中銀早急の利上げ必要性 2018 年 3 月英中銀ブリハ理事 3 年で 6 回利上げ必要? 2017 年 1 月メイ首相ランカスターハウス演説 2017 年 4 月英 2018Q1GDP 大きく低下 2016 年 10 月メイ首相党大会演説 2017 年 3 月 29 日英国 50 条行使 2017 年 9 月格付け会社 Moody s 英格下げ 2017 年 10 月 EU 首脳会議 Brexit 交渉 1 合意ならず 2017 年 12 月英 11 月インフレ率 3.1% へ ポンド / ドル日足
2000 年以降の英 GDP( 前期比 ) (%) ロンドンオリンピック 2000 年からの平均値 0.48% リーマンショック 国民投票実施 データ : 英統計局 (ONS)
英国 製造業 / サービス業 PMI 17 ヶ月ぶりの弱さ 製造業 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 英国 55.3 55 54.9 53.9 54.3 54.4 5 月分が下方修整 建築業 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 英国 50.2 51.4 47 52.5 52.5 53.1 7 ヶ月ぶりの強さ サービス業 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 英国 53 54.5 51.7 52.8 54 データ : マークイット社
PMI と GDP サービス業 PMI PMI は そこそこ頑張っているが GDP には反映されず今後の景気減速が懸念される GDP( 前年比 ) 景気減速が心配される データ : 英統計局 (ONS) マークイット社
英 インフレ率と賃金上昇率 (%) ボーナスなし (4 月 ) +2.8% ( インフレ調整前 ) ボーナス含む (4 月 ) +2.5% ( インフレ調整前 ) CPI (5 月 ) + 2.4% インフレ率 > 賃金上昇率 実質賃金減少消費不振 賃金上昇率 > インフレ率 実質賃金増加消費好調 データ : 英統計局 (ONS)
英中銀インフレ予想 インフレのピークは打った 今後の予想 チャート : 英中銀インフレーション レポート (2018 年 5 月 )
英中銀四半期インフレレポート (2018 年 5 月 ) インフレはコントロールされるが賃金は上昇するというバラ色の未来? 2018 年 5 月インフレレポート GDP インフレ率賃金上昇率 2018 年 1.4% 2.2% 2.75% 2019 年 1.7% 2.1% 3.25% 2020 年 1.7% 2% 3.5% チャート : 英中銀インフレーション レポート (2018 年 5 月 )
住宅価格指数 住宅市場は英国経済のアキレス腱! 非常に重要な指標 英国 住宅価格指数 ( 前年比 ) 英統計局 (ONS) 英国 住宅価格指数 ( 前年比 ) ネーションワイド チャート : ネーションワイド住宅金融組合 英統計局 (ONS)
経済指標スコアーボード 英国編 12 項目中 5 改善 数値 傾向 GDP ( 前期比 ) +0.1%(Q1) 悪化 インフレ率 (CPI) +2.4% 下落 失業率 4.1% 改善 賃金上昇率 ( ボーナス含 ) 2.5% 悪化 製造業 PMI 54.4 横ばい 建築業 PMI 53.1 改善 サービス業 PMI (5 月分 ) 54 改善 貿易収支 53 億ポンドの赤字 悪化 鉱工業生産高 ( 前月比 ) ー 0.8% 悪化 住宅価格指数 ( 前年比 ) +3.9% 悪化 小売売上高 ( 前月比 ) +1.3% 改善 消費者信頼感指数 -7 改善
英中銀金融政策理事会 (MPC) 政策金利 0.5% 据え置き投票配分 6 対 3 で据え置き決定 6 月 21 日ポンド / ドル 5 分足 7 対 2 で据え置き予想だったが 1 6 対 3 と利上げ票が増えた 2 はじめて英国中銀から利上げ票が入った 英中銀からの発表 120 ポイントポンド高 テーパリング条件の緩和 英中銀主席エコノミスト 出典 : 英中銀
MPC 理事達の最近の発言 カーニー総裁 5/24 Brexit 交渉が不利に進めば利下げに追い込まれるかも ブロードベント副総裁 5/16 英国経済は 更年期障害 のステージかもしれない カンリフ副総裁 11/14 次の利上げは賃金上昇が確認されてから ラムスデン副総裁 5/24 2018Q1GDP が弱かったのは一時的現象 マカファーティー理事 4/10 賃金が予想通り上昇したためインフレ率が再度上昇するリスク 2018 年 8 月 31 日退任 ソーンダース理事 7/3 政策金利は市場が予想するより早く利上げとなる可能性 ホールデン主席エコノミスト 2/21 賃金と物価が ここから上昇する兆候がある ブリハ理事 5/22 今後 3 年間で最大 6 回の利上げが必要となるかもしれない テンレイロ理事 6/4 Brexit による不透明感を考慮した場合政策金利据え置きは 利点もある 写真 : 英中銀ホームページ http://www.bankofengland.co.uk/about/pages/people/mpc.aspx
タカ派ハト派の変化 8/31 退任 英中銀関係者 写真 : 英中銀ホームページ
新外部委員 : ハスケル氏 インペリアルカレッジ ロンドンビジネススクール教授 ジョナサン ハスケル氏 8 月 31 日で退任するマカファーティー理事の後任 経済学者 2018 年 9 月 1 日 MPC 理事就任 写真 : 英インペリアルカレッジ ロンドン
ハスケル新理事は ハト派? 6 月 26 日就任に向けた議会証言 労働市場の 緩み は 予想以上に大きい可能性 ジョナサン ハスケル氏 8 月 31 日で退任するマカファーティー理事の後任 事前予想通りハト派の印象が強い 賃金上昇率が 思うように伸びていかない点に懸念を表明 就業者数は上がっているが 労働時間の短縮などが 賃金が上がらない理由の一つ? グローバル化に伴い 労働者の賃上げ要求力が弱まった可能性 Brexit の結果が悪ければ 英経済は一時的に悪化する可能性 写真 : 英インペリアルカレッジ ロンドン
英国人の 2017 年を振り返り (YouGov 社調査 ) 2017 年嬉しかったこと 英国を取り巻く問題と Brexit 交渉の進展があったこと 10% 科学やテクノロジーの発展 8% スポーツ全般 6% 地球温暖化と自然保護 6% ISIS の勢力が弱くなったこと 5% ハリー王子の婚約発表 4% 同性愛者同志の結婚がオーストラリアで合法化 ジンバブエ : ムガベ大統領の辞任 3% 3% その他 26% 2017 年嫌だったこと トランプ大統領の存在そのものと言動 25% テロリズム 14% トランプ氏が大統領である事実 14% 北朝鮮とアメリカとの関係悪化 13% Brexit の行方 10% アメリカがエルサレムを首都と認めた事 3% メイ氏が首相となったこと 2% その他 9%
第三部 ユーロ圏政治 / 経済 / 金融政策
イタリア新連立政権 : 財政拡大規模 ディマイオ副首相兼労働経済発展相 (5 つ星運動 ) サルビーニ副首相兼内務相 ( 同盟 ) フラットタックス (15/20%) 最低所得保証 付加価値税 (VAT) 引き上げ撤回 年金改革 ガソリン税の撤廃 公共投資 その他 子育て / 家族支援 合計 大まかな額 500 億ユーロ 170 億ユーロ 125 億ユーロ 81 億ユーロ 60 億ユーロ 60 億ユーロ 87 億ユーロ 0~170 億ユーロ 1,088~1,258 億ユーロ 対 GDP 比 6~7% プライマリーバランス ( 黒字 ) 0.7% 写真 : 各党のホームページ
両党の立ち位置 政治的立場 5 つ星運動同盟 左寄り 右寄り 対 EU 統合 離脱 財政政策 緊縮 拡大
心配される暫定予算案提出時期 6 月 5 日 内閣信任投票イタリア上院 6 月 6 日 内閣信任投票イタリア下院 6 月中旬 ~ 9 月末 欧州委員会へ暫定予算案提出期限 賛成 171 反対 116 棄権 25 賛成 350 反対 236 棄権 35 イタリア議会 2019 年度予算案作成 10 月 15 日 欧州委員会は 中期財政計画 (2021~27 年 ) との適合性を審査する もし 適合性に欠けていると判断された場合 もう一度作り直しとなるが 最終的には 1GDP 0.2% 相当の無利子の預託金 2 罰金の制裁が加えられる 以前は 財政規律違反の対象は 財政赤字対 GDP 比 3% 超えであったが 現在は中期財政計画も適用対象となった
イタリア格付け あと 2 ノッチ格下げでジャンク債扱い
イタリア 10 年物国債利回り ( 月足 ) 2.40% に注目か! チャート : 米セントルイス連銀
ユーロ圏 GDP( チャートは前期比 ) 2018Q1 前期比 +0.4% 前年比 +2.5% チャート : 欧州統計局
ユーロ圏 PMI 米欧貿易摩擦の影響? 製造業 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 フランス 58.4 55.9 53.7 53.8 54.4 52.5 16ヶ月来の弱さ ドイツ 61.1 60.6 58.2 58.1 56.9 55.9 18ヶ月来の弱さ ユーロ圏 59.6 58.6 56.6 56.2 55.5 54.9 18ヶ月来の弱さ サービス業 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 フランス 59.2 57.4 56.9 57.4 54.3 56.4 2ヶ月来の強さ ドイツ 57.3 55.3 53.9 53 52.1 53.9 3ヶ月来の強さ ユーロ圏 58 56.2 54.9 54.7 53.8 55 4ヶ月来の強さ 総合 PMI 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 フランス 59.6 57.3 56.3 56.9 54.2 55.6 2ヶ月来の強さ ドイツ 59 57.6 55.1 54.6 53.4 54.2 2ヶ月来の強さ ユーロ圏 58.8 57.1 55.2 55.1 54.1 54.8 2ヶ月来の強さ データ : マークイット社
ユーロ圏消費者物価指数 (HICP) 5 月 +1.9% チャート : 欧州統計局
ユーロ圏失業率 2018 年 4 月 8.5% 米英と比較すると失業率の水準が非常に高い労働市場の緩みはまだまだ残っている チャートとデータ : 欧州統計局
ユーロ圏若年層失業率 ユーロ圏 4 月 17.2% 若年層の失業率が 20% を超えているユーロ加盟国は 19 ヶ国中 6 ヶ国 チャート : 欧州統計局
経済指標スコアーボード ユーロ圏編 数値 傾向 GDP ( 前期比 ) +0.4% (2018Q1) 悪化 インフレ率 (CPI) +1.9% 上昇 失業率 +8.5% 改善 製造業 PMI 55 悪化 サービス業 PMI 55 改善 総合 PMI 54.8 改善 貿易収支 167 億ユーロの黒字悪化 鉱工業生産高 +1.7% 大幅悪化 小売売上高 ( 前年比 ) +1.7% 改善 消費者信頼感指数 -0.5% 悪化 ZEW 景況感指数 -12.6 大きく悪化 11 項目中改善 5
ECB 金融政策理事会 (6 月 14 日 ) 最初の利上げ時期を明確にした時間軸政策を発表理事会前は 2019 年 6 月の利上げ織り込み度が 60/70% となっていたため 一気にユーロが下落した 資産買入プログラム (APP) 終了時期 APP 月額 理事会前理事会後 Euro 上手く行けば年内終了 10 月から 100 億ユーロへ減額? 条件付きではあるが 年内終了 10~12 月は月額 150 億ユーロへ減額 オープンエンド方式 継続か? 消滅 ただし 他の条件が加わった 満期国債の再投資継続継続 - 最初の利上げ時期 ( マイナス金利 ) 早ければ 2019Q1/2 早くても 2019 年夏の間
声明文内容の変化 声明文内容今までの内容今回の理事会 金融政策全般 なんらかの緩和策の継続の必要性 物価安定の維持を目的とし なんらかの緩和策は必要に応じて継続 政策金利 QE 策実施 QE 策内容 現在の政策金利水準は QE 策終了後 かなりの期間 現状維持される ECB 理事会がインフレ達成の道筋がきちんと整ったと確認できるまで継続 必要であれば QE 策のサイズや期間延長などを検討する準備あり 少なくとも 2019 年夏の間までは変更なし 2018 年 12 月末で終了 ( ただし 経済指標次第 という条件付き ) 3 月 8 日削除
ECB タイムライン 2018 年 1 月 QE 策月額 600 億ユーロから 300 億ユーロへ減額 少なくとも 9 月まで継続 2018 年 6 月 14 日 1QE 策を 9 月から 12 月末まで延長 210~12 月は月額 150 億ユーロ 3 現行の金利水準は 少なくとも 2019 年夏の間まで継続 4 満期国債再投資継続 2019 年夏 最初の利上げ実施となるか? 2018 年 2019 年 3 月 4 日 イタリア総選挙 5 月 23-26 日 欧州議会選挙 ( 予定 ) 2019 年 10 月末 ドラギ総裁任期満了
ECB 6 名の役員会の入れ替わり ハト派ハト派ハト派 5 月 31 日 コンスタンシオ副総裁任期切れ 5 月 31 日 プラート主席エコノミスト任期切れ 10 月 31 日 ドラギ総裁任期切れ 中立 / ややタカ派 12 月 31 日 クーレ理事任期切れ 2018 年 2019 年 2020 年 6 月 1 日 スペインデギンドス氏副総裁就任 ハト派 / タカ派バランス変更に注意
第四部 ポーランド
ポーランド中銀金融政策会合 Narodowy Bank Polski National Bank of Poland ポーランド国立銀行 6 月 6 日金融政策理事会では 2015 年 4 月以来 36 会合連続で (2011 年 4 月以来 ) 政策金利据え置きを決定 政策金利 リファレンス金利 1.5% 翌日物ロンバート金利 ( 貸出 ) 2.5% 翌日物預金金利 0.5% 再割引金利 1.75% インフレ目標 1998 年より設定 インフレ目標 2.5% ±1% のバンド (2004 年に新規設定 ) 出典 : ポーランド国立銀行ホームページ
2020 年まで現状維持? 現在の金利水準は 2020 年くらいまで継続することが望ましい グラピンスキ総裁 ポーランド経済は比較的高い成長率を示し 賃金の伸びも 17 年よりも加速しているにもかかわらず CPI( 消費者物価指数 ) の伸びが鈍化しており ( 値動きが激しい ) 食品とエネルギーを除いたコアインフレ率も依然として低い 写真 : ポーランド中銀ホームページ
ズロチ の立ち位置 EU 加盟国としての立場 (EU の決定事の影響を受けやすい ) 新興国通貨の影響
最近のズロチ安について EU 加盟国への補助金カット EU からの補助金カットが予想されており今後の経済成長見通しに影を落としている 2018 年 GDP 予想 世界銀行 4.2% 欧州委員会 4.3% 大手金融機関 (2017 年 GDP 4.6%) 4% 前後 新興国通貨としてのポーランド ズロチ アルゼンチンやトルコなどの通貨安の影響を受けやすい 周辺国との金利差 ルーマニアやチェコ中銀による利上げ EU 関連指標 ユーロ圏や EU 加盟国の経済指標に元気がない
EU 中期予算枠組み (MFF) 多年次財政枠組み Multiannual Financial Framework (MFF) 現在 2014~2020 年 MFF 次は 2021~2027 年 MFF 英国が抜けた穴をどう埋めるか? ( 年間約 120~130 億ユーロ ) MFF EU 基本条約によると EU 首脳会議 ( サミット ) で全会一致の合意が必要 1 ヶ国でも反対をしたら 採用されない 歳出削減 加盟国への補助金カット 拠出額の増加 データ : マークイット社
ポーランド格付け 予想していた以上に力強い格付けレベル
経済 景気スコアーボード ポーランド編 数値 傾向 GDP ( 前年比 ) +5.2%(2018Q1) 改善 インフレ率 (CPI) +1.7% 上昇 失業率 6.3% 改善 賃金上昇率 +7% 悪化 製造業 PMI 53.3 悪化 貿易収支 約 3 億ユーロの黒字 改善 鉱工業生産高 5.4% 悪化 小売売上高 ( 前年比 ) 7.6% 改善 消費者信頼感指数 6.1 改善 景況感指数 15.7 悪化 10 項目中改善 6
ユーロ円とズロチ円 ( 過去 5 年間 ) ユーロ円 ( 左軸 ) ズロチ円 ( 右軸 ) ユーロ円上昇相場では ズロチ買い / 円売りでスワップを取りに行くのも面白い
ズロチ円日足 ( 過去約 3 年間 ) 28.90 台 28.00 台
ズロチ円日足 ( 過去 15 ヶ月 ) 28.90 台が週足で抜けたら 28 円くらいまでの下落はあり? 28.90 台 28.00 台
第五部 マーケット展望
米欧政策金利差 少なくとも 2019 年中盤までは 両国の金利差は拡大する一方 FOMC 3 月予想 6 月予想 利上げ回数 2018 年 2.125% 2.375% 計 4 回 2019 年 2.875% 3.125% 3 回 2020 年 3.375% 3.375% 1 回 長期 2.875% 2.875% ECB レフィ金利 2018 年 0% 2019 年 0~0.1%? 2020 年 現状維持の場合 2019 年末時点での政策金利差は 3% 以上 よほどファンダメンタルズの面で不安要因がアメリカに出てこない限り ユーロ / ドルでのユーロ ロングはコストがかかる
ドル実効レート 95 台が確実に上抜けした場合 96 ミドル 98 が次の目標 チャート : stockcharts
ユーロ実効レート ( 短期 ) 目先のコアレンジとして 98 100 予想 7/2 98.974 8 チャート : ECB ホームページ
ユーロ実効レート ( 長期 ) ここまでユーロ安になる理由がないが チャート的に気になりました チャート : ECB ホームページ
ポンド実効レート Brexit 問題解決に向けた 先が見える までは乱高下しそうなイメージ 6/29 78.268 8 データ : 英中銀ホームページ
ユーロ / ポンド週足 0.86 ミドル 62 週 EMA
ユーロ / ポンド週足拡大 Brexit 次第 水色のチャネルを上抜けしない限り リスクは下を見ているが 0.86 ミドル 0.82 ミドル 62 週 EMA
南アランド / 円週足 ( 過去 4 年間 ) 過去のレジスタンス / サポートが通る 7.73/7.77 台が抜けてしまうと 7.0000 が視野に入ってくる 7.73 7.77 台
某英系銀行予想 18Q3 Q4 19Q1 Q2 ユーロ / ドル 1.14 (1.22) 1.12 (1.22) 1.13 (1.22) 1.14 ドル円 109 (103) 107 (101) 105 (99) 103 ポンド / ドル 1.31 (1.42) 1.29 (1.44) 1.31 (1.44) 1.33 ドル / スイス 1.01 (0.97) 1.04 (0.97) 1.03 (0.97) 1.03 ドル / カナダ 1.33 (1.29) 1.34 (1.28) 1.34 (1.27) 1.34 AUD/ ドル 0.73 (0.77) 0.73 (0.77) 0.73 (0.77) 0.73 NZD/ ドル 0.67 (0.72) 0.67 (0.72) 0.67 (0.72) 0.67 ユーロ円 124 (126) 120 (123) 119 (121) 117 ユーロ / ポンド 0.87 (0.86) 0.87 (0.85) 0.86 (0.85) 0.86 ユーロ / スイス 1.15 (1.18) 1.16 (1.18) 1.16 (1.18) 1.17
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