ファイナンシャル プランニングと倫理 関 連法規 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 2

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第14章 国民年金 

年金・社会保険セミナー

(3) 可処分所得の計算 可処分所得とは 家計で自由に使える手取収入のことである 給与所得者 の可処分所得は 次の計算式から求められる 給与所得者の可処分所得は 年収 ( 勤務先の給料 賞与 ) から 社会保険料と所得税 住民税を差し引いた額である なお 生命保険や火災保険などの民間保険の保険料およ

年金・社会保険セミナー

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年金・社会保険セミナー

例以下のケースにおいて 遺族基礎年金が支給されるのはだれか? 夫 A 妻 A 夫 B 妻 B 子 B (21 歳 ) 夫 C 妻 C 子 C (17 歳 ) 夫 D 同居 妻 D 子 D (17 歳 ) その他 ( 第 1 号被保険者の場合特有の制度 ) 一方のみ 寡婦年金妻が 60 歳 ~65 歳

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 15,250 円 ( 平成 26 年度 ) 付加保険料月額 400

退職後の医療保険制度共済組合の年金制度退職後の健診/宿泊施設の利用済組合貸付金/私的年金退職手当/財形貯蓄/児童手当個人型確定拠出年金22 共イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けるこ

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 16,490 円 ( 平成 29 年度 ) 付加保険料月額 400

ライフプランニングと資金計画 問題 1. ファイナンシャル プランナーの顧客に対する行為に関する次の記述のうち 職 業倫理や関連法規に照らし 最も適切なものはどれか 1. 税理士資格を有しないファイナンシャル プランナーが 住宅ローン相談セミナーを開催し その出席者に対して無償で確定申告書の作成代行

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中小企業の退職金制度への ご提案について

高齢者福祉


国民年金

年金・社会保険セミナー

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

スライド 1

現在公的年金を受けている方は その年金証書 ( 請求者及び配偶者 請求者名義の預金通帳 戸籍謄本 ( 受給権発生年月日以降のもの ) 請求者の住民票コードが記載されているもの ( お持ちの場合のみ ) 障害基礎年金 受給要件 障害基礎年金は 次の要件を満たしている方の障害 ( 初診日から1 年 6か

年金制度のポイント

強制加入被保険者(法7) ケース1

平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

他の所得による制限と雇用保険受給による年金の停止 公務員として再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額停止となり 特別 ( 本来 ) 支給の老齢厚生年金の一部または全部に制限がかかることがあります なお 民間に再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額支給されますが

2 障害厚生年金障害厚生年金は次の1~3の条件すべてに該当する方が受給できます 1 障害の原因となった病気やケガの初診日 ( 1) が 厚生年金保険の被保険者である期間にあること 2 障害の原因となった病気やケガによる障害の程度が 障害認定日 ( 2) に法令により定められている障害等級表 ( 3)

第 2 問問 4 2 < 遺族に必要な生活資金等の総額 > 生活費 30 万円 50% 12 カ月 29 年 =5,220 万円 死亡整理資金( 葬儀費用等 ) 200 万円 緊急予備資金 300 万円 住宅ローンについては団体信用生命保険に加入しているので計算に含めない合計 5,220 万円 +2

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ただし 対象期間の翌年度から起算して3 年度目以降に追納する場合は 保険料に加算額が上乗せされます 保険料の免除や猶予を受けず保険料の未納の期間があると 1 年金額が減額される 2 年期を受給できない3 障害基礎年金や遺族基礎年金を請求できない 場合がありますのでご注意ください 全額または一部免除

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第 2 節強制被保険者 1 第 1 号被保険者頻出 択 ( 法 7 条 1 項 1 号 ) 資格要件 日本国内に住所を有する20 歳以上 60 歳未満の者 ( 第 2 号 第 3 号被保険者に該当する者を除く ) 例 ) 自営業者 農漁業従事者 無業者など 適用除外 被用者年金各法に基づく老齢又は退

2/5 ヘ ーシ Q1. 年金通算とは何ですか? A. これまで各企業や基金では 加入者の老後の安定の一助となるよう さまざまな年金制度をつくり運営してきました しかし 従来の終身雇用を前提とした制度では 現代のライフスタイルに対応することが難しくなってきています 転職など雇用の流動化に対応し これ

平成 29 年 1 月度実施実技試験 ( 保険顧客資産相談業務 ) 73

実技試験 ( 個人資産相談業務 ) 次の設例に基づいて 下記の各問 ( 問 1 ~ 問 3 ) に答えなさい 設例 Aさん (33 歳 ) および妻 Bさん (29 歳 ) は 民間企業に勤める会社員である 平成 29 年 3 月に第 1 子を出産予定の妻 Bさんは 産前産後休業および育児休業を取得

年金支給開始年齢図 特別支給の ( 給料比例部分 ) 昭和 29 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 特別支給の退職共済年金 昭和 25 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 退職共済年金 経過的職域加算額 ( 旧職域部分 ) 退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 ) 平成 27 年 9 月までの組合

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1. はじめに 自ら変わります 社会保険庁を変えます 社会保険庁ホームページ : 社会保険庁改革リスタートプラン より やるき化 プロジェクト あたりまえ化プロジェクト 見える化 プロジェクト きれい化 プロジェクト 2007/4/14 Copyright

年金制度のしくみ 3 階私的年金みらい企業年金基金 2 階 1 階 公的年金 厚生年金 国民年金 共済年金 自営業者など会社員の配偶者会社員公務員など 国民年金の加入者区分 第 1 号被保険者 第 33 号被保険者 第 2 号被保険者 3 階建ての年金制度 日本の公的年金制度は 国民年金 から全ての

老齢基礎年金 老齢基礎年金を受けられる方 老齢基礎年金は 原則として受給資格期間が 25 年 (300 ヵ月 ) 以上ある方が 65 歳になったときから受けられます 受給資格を満たしているときは 本人の希望により 60 歳から 70 歳までの間で年金を受け始める年齢を変更することができます (17

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介護保険・高齢者福祉ガイドブック

(2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職 再就職 老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 ( 一部又は全額支給停止 ) 3 年金決定請求 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありますの

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はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

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第 7 章 年金 福祉 1 年金 日本の公的年金制度は, 予測できない将来へ備えるため, 社会全体で支える仕組みを基本としたものです 世代を超えて社会全体で支え合うことで給付を実現し, 生涯を通じた保障を実現するために必要です 働いている世代が支払った保険料を高齢者などの年金給付に充てるという方式で

52 (2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業 無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職再就職老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 3 年金決定請求 ( 一部又は全額支給停止 ) 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありま

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

年金・社会保険セミナー

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平成19年度市民税のしおり

01 公的年金の受給状況

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<ライフプランニング>

ご自身の加入限度額は? 加入条件 お さまの 性 自 者 年金 者種 1 者 に確定 年金や 確定拠出年金 ( 型 ) がない 確定拠出年金 ( 型 ) に加入している 2 者 加入できる 確定 年金がある 者 基本的には 60 歳未満のすべての方 にご加入いただけます 国民年金を免除されている方等

第 1 号被保険者 資格取得の届出の受理 種別変更の届出の受理 資格喪失の承認申請 ( 任意脱退 ) の受理 資格喪失届出の受理 資格喪失の申出 第 1 号被保険者 任意加入被保険者 付加保険料の納付の申出の受理 付加保険料の納付しないことの申出の受理 に申請 届出または申出をした場合 被保険者 世

第9章 国民年金制度について

8-1 雇用保険 雇用保険の適用基準 1 31 日以上引き続き雇用されることが見込まれること 31 日以上雇用が継続しないことが明確である場合を除き この要件に該当することとなります このため 例えば 次の場合には 雇用契約期間が31 日未満であっても 原則として 31 日以上の雇用が見込まれるもの

( 第 1 段階 ) 報酬比例部分はそのまま定額部分を段階的に廃止 2 年ごとに 1 歳ずつ定額部分が消える ( 女性はすべてプラス 5 年 ) 報酬比例部分 定額部分 S16 S16 S18 S20 S22 4/1 前 4/2 ~4/2 4/2 4/2 4/2 ~~~

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税金読本(11-1)年金と税金

障害厚生年金 厚生年金に加入している間に初診日 ( 障害のもととなった病気やけがで初めて医者にかかった日 ) がある病気やけがによって 65 歳になるまでの間に 厚生年金保険法で定める障害の状態になったときに 受給要件を満たしていれば支給される年金です なお 障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害

企業年金のポータビリティ制度 ホ ータヒ リティ制度を活用しない場合 定年後 : 企業年金なし A 社 :9 年 B 社 :9 年 C 社 :9 年 定年 ホ ータヒ リティ制度を活用する場合 ホ ータヒ リティ制度活用 ホ ータヒ リティ制度活用 定年後 :27 年分を通算した企業年金を受給 A

被用者年金一元化法

社会人として生活していくうえで必要な知識には様々なものがありますが 年金 健康保険 税金に関する知識や その支払いなどの金融に関する知識はその一つといえます また 充実した人生を送るためには ライフプラン マネープランについて学ぶことが重要であり セカンドライフに向けては 国民年金 厚生年金といった

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

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スライド 1

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移換手続きの手引き (60 歳前に企業型 DC のある企業をご退職されたお客さまへ ) この資料では 確定拠出年金を DC (Defined Contribution) と記載しています 北陸銀行 平成 30 年 4 月現在

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再任用と年金加入の関係をまとめると次のようになる ( 都道府県によって勤務形態は異なる ) 再任用の勤務形態フルタイム勤務 3/4 1/2 週の勤務時間 38 時間 45 分 29 時間 19 時間 15 分 共済年金 厚生年金 (2016 年 9 月 30 日まで ) 加入する年金 (2015 年

国民年金基金にご加入いただいたみなさまへ

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Microsoft PowerPoint - 老後の年金格差(前半)HP用

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2. 事例 Q&A [1] 公的年金制度の仕組み Q. 私は昭和 37(1962) 生まれの男性で 現在 55 歳のサラリーマンです 何歳からどのような年 金が受け取れるのでしょうか A. 65 歳から老齢基礎年金と老齢厚生年金が それに加えて配偶者が 65 歳になるまで加給年金が 支給されます 確

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例 言 厚生年金保険被保険者厚生年金保険被保険者については 平成 27 年 10 月 1 日から被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い 厚生年金保険法第 2 条の5の規定に基づき 以下のように分類している 1 第 1 号厚生年金被保険者第 2


しくみ2 厚生年金は基礎年金に上乗せ 厚生年金保険が適用されている事業所に勤めるサラリーマン等は 国民年金と厚生年金保険の2つの年金制度に加入することになります 厚生年金保険から支給される年金は 加入期間とその間の平均収入に応じて計算される報酬比例の年金となっていて 次のように基礎年金に上乗せするか

はじめに 1 掛金は毎月 1 日に引き落としいたします 国民年金基金にご加入いただきありがとうござい ます 国民年金基金は 自営業者などの国民年金の第 1 号被保険者の方々の多様化するニーズに応え より豊かな老後を過ごすことができるよう 国民年金 ( 老齢基礎年金 ) に上乗せした年金を受け取るため

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年金・社会保険セミナー

2 厚年と国年の加入期間がある人 昭和 36 年 3 月以前 20 歳未満および 60 歳以後の厚年の被保険者期間 昭和 36 年 3 月以前の厚年期間のみの人 坑内員 船員 ( 第 3 種被保険者 ) の場合 昭和 61 年 3 月までの旧船員保険の

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強制加入被保険者(法7) ケース1

スライド 1

新規裁定当該期間 ( 月又は年度 ) 中に新たに裁定され 年金受給権を得た者が対象であり 年金額については裁定された時点で決定された年金額 ( 年額 ) となっている なお 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が65 歳に到達した以降 老齢基礎年金及び老齢厚生年金 ( 本来支給もしくは繰下げ支給 ) を

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平成 31 年度 ( 平成 30 年分 ) 所得控除 雑損控除 納税義務者又はその者と生計同一の配偶者 その他親族が有する資産について 災害 盗難 横領によ る住宅 家財 現金の損害一定額 控除計算 A B いずれか多い方の金額 A:( 損失額 - 保険金等による補てん額 )-( 総所得金額等の合計

介護保険制度 介護保険料に関する Q&A 御前崎市高齢者支援課 平成 30 年 12 月 vol.1

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FP2 級受検対策 2014~2015 年

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FP の職業倫理 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 3

業際関連法規 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 4

投資顧問業 投資運用業 投資一任業務投資一任契約に基づき 投資者から投資判断や投資に必要な権限を全部または一部委任され投資を行う ファンド運用業務 投資助言 代理業 投資助言業務投資顧問 ( 助言 ) 契約に基づいて 有価証券など金融商品への投資判断について 顧客に助言を行い 顧客は自ら投資判断を行う 代理 媒介業務投資運用業者との投資一任契約または投資助言業者との投資顧問 ( 助言 ) 契約の締結の代理 媒介を行う Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 5

投資の助言と一任の違い プロ アドバイス 運用の成果 プロ 投資家 報酬 投資家 お金を預ける + 報酬 市場で売買 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 6

ライフプランニングの考え方 手法 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 7

キャッシュフロー表 ライフイベント 世帯や個人に起こるできごとをいいます ライフイベント表 将来の世帯や個人のライフイベントを時系列でまとめたものをライフイベント表といいます キャッシュフロー表 ライフイベントをお金で見積もって毎年の収支を明らかにしたものをキャッシュフロー表といい ます Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 8

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個人バランスシート 資産は時価 負債はローン残高を記入 生命保険の時価は 住宅の時価は ローン残高はいつの時点 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 10

年金 / 一時金 & 現価 / 終価 考えることは1 回のみか 毎年か基準となる時点は現在か 将来かその逆数は 年金 / 一時金 現価 / 終価 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 11

一時金 現価 / 終価 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 12

年金 現価 / 終価 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 13

減債基金係数資本回収係数 減債基金係数 資本回収係数 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 14

各種係数の計算式 終価係数 = 1 + i k i: 利率 k; 年数 現価係数 = 1 + i k 年金終価係数 = 1 + i k 1 i 年金現価係数 = 1 1 + i k 1 1 + i 1 1 1 + i 減債基金係数 = 資本回収係数 = 1 年金終価係数 1 年金現価係数 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 15

社会保険 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 16

社会保険の全体像 サラリーマン 自営業者 病気 ケガ 健康保険労災保険国民健康保険 要介護 介護保険 離職ほか 雇用保険 老齢 障害 遺族 厚生年金保険 国民年金 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 17

社会保険 ~ 労働者災害補償保険 重要 重要 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 18

社会保険 ~ 労働者災害補償保険 労働者を一人でも使用する事業は労災保険法の対象 保険料は全額事業主負担 加入は労働者ごとではなく 事業場ごとに行う 正社員のみならずパート アルバイト等も加入の必要あり 特別加入制度により 一人親方 も加入可能 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 19

社会保険 ~ 雇用保険 重要 重要 重要 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 20

社会保険 ~ 医療保険 重要 重要 重要 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 21

社会保険 ~ 介護保険 重要 重要 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 22

公的年金 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 23

公的年金の全体像 1 階部分 日本の居住者は誰でも加入 国民年金 2 階部分 サラリーマン 公務員が加入 厚生年金 共済年金 3 階部分 サラリーマン 公務員が加入 確定給付企業年金 確定拠出年金 ( 企業型年金 ) 共済年金 ( 職域加算 ) など 2 3 階部分 自営業者など 国民年金基金 確定拠出年金 ( 個人型年金 ) など Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 24

公的年金の全体像 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 25

老齢給付のしくみ Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 26

給付の種類 老齢給付 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 一定の年齢に達したら年金が受け取れる 老齢基礎 ( 国民 ) 年金 老齢厚生年金 雑所得として所得税が課税される 障害給付 障害基礎年金 / 障害厚生年金 遺族給付 遺族基礎年金 / 遺族厚生年金 被保険者が死亡したら年金が受け取れる 遺族基礎 ( 国民 ) 年金 遺族厚生年金 課税されない 所定の障害状態に該当したら年金が受け取れる 障害基礎 ( 国民 ) 年金 障害厚生年金 課税されない Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 27

年金支給開始年齢の引き上げ Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 28

年金支給開始年齢の引き上げ Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 29

特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢の引き上げ Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 30

保険料免除 国民年金穂保険料免除には 法定免除と申請免除の2 種類あります 法定免除生活保護の生活扶助を受けている 障害基礎年金を受けているなどの場合 全額免除 申請免除全額 4 分の3 半額 4 分の1の四種類の免除がある Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 31

国民 ( 基礎 ) 年金額 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 32

加給年金 加給年金は 年金受給権者が特別支給の老齢厚生年金の定額部分を受け取る場合にはその時から 受け取らない場合は受給権者が65 歳の時から支給が開始され 配偶者が65 歳になるまで支給されます Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 33

60 歳台前半の在職老齢年金 働きながら年金を受け取る場合 年金の一部が支給停止になる Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 34

60 歳台後半の在職老齢年金 60 歳代前半の対象 特別支給の老齢厚生年金 ( 定額部分 ) 特別支給の老齢厚生年金 ( 定額部分 ) 60 歳代後半の対象 老齢厚生年金 ( 報酬比例部分 ) Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 35

障害基礎年金 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 36

障害厚生年金 受給要件 障害基礎年金と同様の受給要件を満たしている 初診日において厚生年金保険の被保険者である 障害認定日において 障害等級 1 級 2 級 3 級の障害状態である 障害基礎年金には3 級に対する給付はない Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 37

遺族年金 遺族基礎年金 遺族厚生年金 受給できる人 子のある配偶者 子 (18 歳になった直後の3 月末まで ) 子のない配偶者は受給できない 子が18 歳 以上になると受給できない 中高齢の寡婦加算 短期要件 厚生年金の被保険者が死亡した 1 級または2 級の障害年金の受給権者がしぼうしたなど 長期要件 老齢厚生年金の受給権者が死亡した 老齢厚生年金の受給資格を満たしている人が死亡した Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 38

遺族年金の変更点 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 39

遺族年金のしくみ Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 40

中高齢の寡婦加算 夫の死亡時 子のない妻に対して支給される 受給要件 長期要件により支給される遺族厚生年金の場合 ( 夫の被保険者期間が20 年以上 ) 妻の年齢が40 歳以上の場合 子が18 歳に達した時 妻の年齢が40 歳以上であること Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 41

寡婦年金の解説 寡婦年金は 老齢基礎年金または障害基礎年金の支給を受けていない第 1 号被保険者 ( 自営業者 ) の夫が 老齢基礎年金の受給資格期間を満たしたまま亡くなったときに 妻 ( 婚姻期間 10 年以上 ) に対して支払われる年金です 死亡一時金も 老齢基礎年金または障害基礎年金の支給を受けていない第 1 号被保険者の夫が死亡したときに支給されます 死亡一時金と寡婦年金のいずれもが受給できるときはいずれか一方を選択して受け取ることになります Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 42

企業年金 自営業者等の年金 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 43

企業年金ほか 企業年金は サラリーマンや公務員に対してのみ存在する年金です 企業年金は企業の独自給付です 企業年金は法律によって決められた制度です 企業年金は 1 種類だけではありません 企業年金には類似制度もあります 自営業者等についてもいくつかの年金が用意されています 国民年金基金 確定拠出年金 ( 個人型年金 ) 小規模企業共済 付加年金 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 44

企業年金ほか 厚生年金基金 大企業などで導入されている企業年金 単独型 / 連合型 / 総合型 確定給付企業年金 規約型 基金型 確定拠出年金 企業型年金 個人型年金 中小企業退職金共済 中小企業の従業員 国民年金基金 第 1 号被保険者 小規模企業共済 小規模企業経営者 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 45

確定拠出年金の全体像 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 46

確定拠出年金 ( 個人型年金 ) Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 47

確定拠出年金 ( 企業型年金 ) Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 48

確定給付企業年金 規約型 基金型 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 49

中小企業退職金共済 ( 中退共 ) Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 50

小規模企業共済 小規模企業の個人事業主が事業を廃止した場合や会社等の役員が役員を退職した場合など 第一線を退いたときに それまで積み立ててきた掛金に応じた共済金を受け取る共済制度 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 51

企業年金掛金と税金 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 52

住宅取得 教育ローンほか Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 53

フラット 35 フラット35は 民間金融機関と住宅金融支援機構が提携する長期固定金利住宅ローン ( 最長 35 年 ) です実際に貸し付けを行うのは 銀行等の民間金融機関で貸付利率は異なります Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 54

フラット 35 項目 買取型 融資方法融資金額金利返済期間収入基準返済方法団体信用生命保険保証料 繰上返済手数料 民間金融機関の住宅ローン債権を住宅金融支援機構が買い取り 100 万円以上 8,000 万円まで 取扱金融機関が決定返済期間が 20 年以下と 20 年超 融資率が 9 割を超えるかで金利が異なる 15 以上 35 年または 80 歳 - 申込時の年齢 のいずれか短い期間まで 年収 400 万円以上 年収の 35% 以下年収 400 万円未満 年収の 30% 以下 元利均等毎月払いまたは元金均等毎月払い 任意 なし Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 55

団体信用生命保険 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 56

繰り上げ返済 繰上返済には ( 返済 ) 期間短縮型と返済額短縮型の 2 つのタイプがあります 期間短縮型のほうが利息の減額効果が大きい フラット35では繰り上げ返済の手数料が無料 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 57

教育資金 国の教育ローン 日本政策金融公庫が取扱い ( 教育積立郵便貯金の預金者には郵貯貸付もある ) 一定の年収要件 教育一般貸し付け 350 万円以内 返済期間 15 年以内 奨学金 ( 日本学生支援機構 ) 第一種奨学金 無利息 第二種奨学金 有利息 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 58

貸金業法の改正 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 59