平成26年度の保健事業結果

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億万長者のいる街 いない街 ~ 申告所得税データから見た高額所得者の地域分布 ~ ( 統計集 Ⅵ) 大阪経済大学経済学部特任教授梅原英治 ( 目次 ) はじめに 1. データの出所 2. 統計集 ( はじめに ) 3. 統計集 ( 第 1 章 ) 4. 統計集 ( 第 2 章 ) 以上 統計集 Ⅰ

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ストレスチェック制度は 従業員 50 名以上の事業所が対象となっているため 中小企業の多くが適用外となっている そのような中小企業のメンタルヘルス対策の現状はいかがか 現在 宮城支部ではメンタルヘルス関連事業として セミナー 出前講座 カウンセリング事業を実施しているところであるが 申し込み状況等か

特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 25 年 3 月 1 日

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

特定健康診査等実施計画

特定健康診査等実施計画

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた し かし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医 療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する

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特定健康診査等実施計画 ( 第二期 ) 三重交通健康保険組合 平成 25 年 7 月

効果的な健康づくり 施策検討プロジェクト

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) 三菱製紙健康保険組合 平成 30 年 4 月

- 平成 30 年度医学生地域医療奨学金募集要項 - この制度は 将来県内の医療機関で勤務しようとする医学生に対し 奨学金を 貸与することにより 県内医療機関における医師の確保及び充実を図ることを目 的としています 1 対象者 平成 30 年度鳥取大学医学部医学科島根県枠入学者 2 貸与額と交付方法

第三期 特定健康診査等実施計画 ウシオ電機健康保険組合 平成 30 年 4 月

特定健康診査等実施計画 第二期 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 第一版 三菱鉛筆健康保険組合 平成 25 年 5 月

Ⅰ 目標達成

目 次 序章特定健康診査及び特定保健指導の実施について 2 第 1 章目標及び対象者数について 2 1. 特定健康診査等の目標と対象者数 第 2 章実施方法について 4 1. 基本事項について 2. 集合契約について 3. 受診券 ( セット券 ) 及び利用券について 4. 代行機関について 5.

島根県福祉及び乳幼児等医療費助成事業受給対象者の現物給付化について 島根県 市町村における福祉及び乳幼児等医療費助成事業 ( 以下 地単医療費 ) に おける現物給付の対象を拡大し 受給対象者の利便性の向上を図ります (1) 現物給付化に伴う請求 支払の流れ 地単医療費受給対象者は4~5 頁参照地単

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(この実施計画は「高齢者の医療の確保に関する法律」第19条の規定に基づき作成し、

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 30 年 3 月 1 日 ( 最終更新日 : 平成 30 年 7 月 27 日 )

各種健診等の連携についての考え方 一現行制度における各種健診等の連携. 基本健診において生活機能評価を同時実施 () 現在 老人保健法において 65 歳以上の対象者については 生活機能評価を基本健診において同時に実施するよう求めている 同時実施は 本人の利便性 受診率の向上 検査重複の回避に資する

特定健康診査等実施計画


背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

平成 29 年 3 月改定 特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) 協和発酵キリン健康保険組合 平成 29 年 3 月

第三期特定健康診査等実施計画 ニチアス健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 02 月 20 日

特定健康診査等実施計画 東京スター銀行健康保険組合 平成 25 年 4 月

平成27年国勢調査結果(県速報)

はじめに

資料 6 広島市健康福祉局保健部保健医療課 元気じゃ健診 ( 特定健診 ) の受診に関する地域包括支援センターから地域住民への呼びかけについて 1. 趣旨 広島市は 全国平均に比べて 平均寿命は長いが 健康寿命は短くなっている また 広島市国民健康保険の 1 人当たり医療費は 政令市の中で最も高くな

(7)健診データの受領方法

H :00~11:00 島根県松江市 向島町 134 番 10 松江地方合同庁舎 3 階会議室 50 名軽減税率制度等説明会松江税務署 松江税務署法人課税第一部門 ( ( タ イヤルイン )) H :30~14:30 島根県 邑智郡美郷町 粕

医療法人積善会 蒲郡東部病院 特定健康診査 及び 特定保健指導 運営規定 2019 年 4 月 1 日


平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 : 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) リクルート健康保険組合 平成 25 年 4 月 1

資料1-1 HTLV-1母子感染対策事業における妊婦健康診査とフォローアップ等の状況について

平成 28 年度健康診断について 基本健康診断 ( 一次検査 ) 健康保険組合は疾病予防事業として被保険者 被扶養者の皆様の健康診断を実施しています 健診種類 ( いずれかを選択 ) 生活習慣病健診 人間ドック 被保険者 対象者 対象年齢 ( 該当年度末日 (3 月 31 日 ) 基準 ) 年齢制限

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと 世界最長の平均寿命や高い保険医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などの大きな環境変化に直面しており 医療制 度を持続可能なものにするため その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

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Microsoft Word - 特定健康診査等実施計画2期(YNK).docx

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特定健康診査等実施計画 豊田合成健康保険組合 平成 30 年 3 月

特定健康診査等実施計画 静岡県自動車販売健康保険組合 平成 19 年 12 月

< 富江地区 > 問い合わせ先 富江支所窓口班 電話 歳児健康相談 四種混合 12 月 3 日 ( 月曜日 ) 11 時 ~11 時 30 分富江老人福祉センター健康相談室 12 月 13 日 ( 木曜日 ) 9 時 ~9 時 15 分福江総合福祉保健センター 3 階対象者 :

第 5 号平成 31 年 3 月 28 日 発行 : 島根県幼児教育センター TEL: 平成 31 年度研修計画について 島根県幼児教育センター 2 年目を迎えます 平成 31 年度も島根県における幼児

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(様式第4)

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

目次 個人住民税について 2 個人住民税の特別徴収のしくみ 2 1 給与支払報告書の提出 3 2 特別徴収義務者の指定 7 3 特別徴収の対象になる従業員 7 4 特別徴収税額の通知 7 5 特別徴収税額の天引き 8 6 特別徴収税額の納入 8 7 特別徴収税額に変更があった場合 8 8 従業員が退

問 4: パートやアルバイトの従業員も特別徴収 ( 給与天引き ) しなければならないのですか? 答 4: パートやアルバイトの従業員であっても 答 3に該当する場合は特別徴収 ( 給与天引き ) しなければなりません ただし 今回の県内一斉実施に当たっては 以下に該当する場合は 当分の間 特別徴収

島根県およびその周辺地域の地震活動 2018 年 4 月 1 日 ~30 日 [ 概況 ] 今期間 M0.5 以上を観測した地震は 2134 回 (3 月は 237 回 ) でした また 島根県内で震度 1 以上を観測した地震は 48 回でした 9 日 01 時 32 分島根県西部の地震 ( 深さ

Microsoft PowerPoint - 資料3【支部活動報告】健保委員活動 -

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特定健康診査等実施計画

Microsoft PowerPoint - 1 H22年度事業実施状況について

全体の流れ 1 ID パスワードの申請 2 協会けんぽから ID パスワード送付 3 健診対象者データ 手続き資料 (Opti) をダウンロード 4 健診機関へ予約 5 Opti で健診申込データ作成 6 申込内容を確認しアップロード 事業所担当者様が協会けんぽホームページの情報提供サービスから行う

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社保なら

特定健康診査等実施計画書 ( 第 3 期 ) JXTG グループ健康保険組合 平成 20 年 4 月 1 日制定平成 22 年 4 月 1 日改訂平成 25 年 4 月 1 日改正平成 30 年 4 月 1 日改正 - 1 -

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特定健康診査等 ( 平成 30 年度 平成 35 年度 ) 背景 現状 基本的な考え方 No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 事業所数が多く その健康課題も多岐にわたるため対策実施に当たっては事業所の協力が欠かせない 被保険者の特定健診受診率は 95% 前後であり 事業主健診は

第三期特定健康診査等実施計画 横浜ゴム健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 10 月 16 日

3 対象者への案内の方法 当該年度の特定保健指導対象者全員 ( 基準では非該当だが 医療保険者の判断で特定保健指導対象となる方 も含む ) に対して 参加案内を郵送して 結果説明会を実施するとともに 特定保健指導における初回時面接を行います また 初回時面接未参加者に対しても 再度 特定保健指導の参

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島根県 次世代自動車充電インフラ整備ビジョン 平成 25 年 6 月策定 平成 27 年 3 月修正 (P2 補助金概要 )

平成29年度版 特定健康診査 実施ガイド 島根県保険者協議会

第2期データヘルス計画について

釧路町広報2月号.indd

令和元年度 特定健診指定機関一覧 中国・四国ブロック (集合契約A)

事務連絡

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平成27年度 第1回健康づくり推進協議会

特定健康検査等実施計画【案】

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと 社会保障制度を構築してきた結果 世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 近代において 急速な少子高齢化や国民の大きな生活環境の変化は 飽食や便利さと引き換えに慢性的な運動不足に陥り いわゆる生活習慣病への大きな要因となっている さらには 医

平成21年度秋田支部事業の実施状況(上期).xlsx

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自分にあった健康保険を見つけよう! それぞれの健康保険の特徴を踏まえ 自分にあった健康保険を選ぶようにしましょう! 今までの収入 扶養家族の有無によって どの健康保険に加入するとメリットがあるか 参考にしてください 健康保険の被保険者資格を喪失 再就職しない 再就職する 就職先の健康保険に加入できな

特定健康診査等実施計画

1. 背景及び趣旨我が国は 急速な少子高齢化 経済の低成長への移行 疾病構造の変化など 大きな環境変化に直面している 今まで築いてきた国民皆保険制度を堅持し 医療制度を将来にわたり持続可能なものとしていくためには その構造改革が急務である 国民の実態を見ると 高齢化の急速な進展と生活習慣病の増加によ

平成 27 年 10 月 6 日第 2 回健康増進 予防サービス プラットフォーム資料 協会けんぽ広島支部の取り組み ~ ヘルスケア通信簿について ~ 平成 27 年 10 月全国健康保険協会広島支部 協会けんぽ 支部長向井一誠

主要地方道掛合上阿井線 15 ( 奥出雲町の国道 4 号との交差点から雲南市の国道 54 号との交差点 ) 主要地方道川本波多線 16 ( 雲南市の国道 54 号との交差点から川本町の国道 61 号との交差点 ) 一般県道皆井田江津線 ( 邑南町の国道 61 号との交差点から主要地方道浜田作木線との

大阪府医師国民健康保険組合 特定健康診査等実施第 2 期計画 ( 平成 25 年 7 月 1 日 ) 1. 計画策定の背景昭和 36 年の国民皆保険の成立により わが国の平均寿命は飛躍的に伸び 今や世界一の長寿国となった しかし 世界に冠たるこの国民皆保険制度は 平均寿命の伸びによる高齢化の急激な進

東芝健康保険組合 2019 年度東芝けんぽスマート健診のご案内 健康診断事務委託先 : 株式会社イーウェル 下記の期間以外での予約 受診はできません 受診日の 2 週間前までに予約してください 予約期間受診期間対象者健診コース ( 月 )~ ( 土 ) 201

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特定健康診査等実施計画


特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 新旧対照表 改正後 特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 現行 ICT を活用した特定保健指導の実施の手引き 最終改正平成 30 年 2 月 9 日 1.ICTを活用した特定保健指導の実施者保険

加入者の連絡等にも利用します マスター の住所 氏名等の連絡先を用いて 当組合の資格喪失後も必要に応じて 届出等に記載された連絡先にご連絡することもあります 医療機関や他の保険者 ( 区市町村 年金事務所を含む ) から資格喪失か否かなど保険診療の照会があった場合 相手先確認の上 マスター の保険証

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日本赤十字社健康保険組合 ( 以下 当組合 という ) におきましては 被保険者やその家族 ( 以下 加入者 という ) からいただいた各種届出や申請書などに記載されている個人情報 医療機関等に受診された際に 医療機関等から当組合に請求される 診療報酬明細書 ( 以下 レセプト という ) に記載さ

加入者 ( 被保険者 被扶養者 ) の状況 50,000 人 加入者数の別推移 ( 平成 5 年 0 ~ 平成 7 年 0 ) 0,000 人 計 30,75 人 計 3,7 人 30,000 人 計 0,0 人 3,50 人 被保険者 扶養率 0. 人 36,07 人 対前年同差, 人増加 0,0

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資料 2 健診事業の実施状況 平成 30 年度第 1 回健康づくり推進協議会

1 健康診断の実績 ( 全体 ) 速報値 (1) 平成 29 年度の健康診断の実績 ( 全体 ) 区分対象者数 ( 人 ) 受診者数 ( 人 ) 受診率 支部目標 (%) 支部結果 (%) 全国結果 (%) 被保険者 60,632 60.6 60.8 49.6 99,786 事業者健診 9,470 13.4 9.5 6.4 生活習慣病予防健診 計 99,786 70,102 74.0 70.3 56.0 被扶養者 特定健康診査 25,495 6,914 44.5 27.1 23.2 加入者計 125,281 77,016 67.7 61.5 48.5 (2) 健康診断の実績 ( 加入者計 ) の年度推移 (%) 65.0 55.0 島根 45.0 全国 35.0 島根 (%) 全国 (%) 25.0 44.4 44.2 47.0 48.5 49.3 52.3 56.3 60.0 60.0 61.5 29.2 31.5 34.3 36.6 39.4 41.8 43.8 44.9 47.1 48.5 1

2-1 生活習慣病予防健診 (40 歳以上 ) の実績 速報値 (1) 対象者数及び受診者数の年度推移 ( 島根支部 ) ( 人 ) 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 対象者数 0 受診者数 (2) 受診率の年度推移 対象者数 ( 人 ) 88,749 89,478 89,819 89,095 89,983 91,950 94,490 95,387 97,628 99,786 受診者数 ( 人 ) 46,501 47,746 50,254 51,461 51,840 53,350 55,255 56,382 58,356 60,632 65.0 (%) 60.0 島根 全国 55.0 50.0 45.0 40.0 35.0 島根 (%) 全国 (%) 52.4 ( 2) 53.4 ( 2) 56.0 ( 3) 57.8 ( 3) 57.6 ( 6) 58.0 ( 5) 58.5 ( 5) 59.1 ( 8) 59.8 ( 9) 60.8 ( 9 ) 35.9 38.3 40.9 42.7 44.3 45.7 46.7 48.0 48.5 49.6 表中の ( ) 内の数値は 全国における島根支部の順位である 2

2-2 生活習慣病予防健診 (35 歳以上 ) の実績 速報値 (1) 受診者数の年度推移 ( 島根支部 ) ( 人 ) 80,000 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 受診者数 受診者数 ( 人 ) 54,530 56,993 60,608 62,294 62,495 64,194 65,858 66,573 68,678 70,285 3

2-3 生活習慣病予防健診の受診率向上に向けた取組 (1) 健診実施機関の拡充健診の受入枠を増やすため 実施機関を拡充 1 医療機関へ健診実施に係る勧奨 2 ホームページによる実施機関の募集 事業状況 平成 29 年度 新たに 3 機関を健診実施機関として指定した 平成 30 年度には 新たに 1 機関を指定 1 機関が辞退 実施結果 状況 区分松江市出雲市浜田市益田市江津市邑智郡計 29 年度勧奨機関 ( 件 ) 2 2 0 1 0 1 6 29 年度指定機関 ( 件 ) 0 0 2 0 1 0 3 実施機関数の推移 年度 30 年度 機関数 ( 件 ) 32 32 33 40 40 40 43 46 52 55 55 4

生活習慣病予防健診実施機関一覧 ( 平成 30 年 8 月末現在 ) 実施機関名 所在地 実施機関名 所在地 実施機関名 所在地 島根県環境保健公社 検診車 飯南町立飯南病院 飯石郡 益田地域医療センター医師会病院 JA 島根厚生連 検診車 斐川生協病院 益田赤十字病院 松江市立病院健診センター 出雲徳洲会病院 石見クリニック ふれあい診療所健診センター 出雲市立総合医療センター 村野医院 益田市 松江記念病院 JCHO 玉造病院門脇内科胃腸科医院 松江市 出雲市民病院健診センターヘルスサイエンスセンター島根小林病院 出雲市 金島胃腸科外科黒田医院津田医院 たまゆ内科クリニック松江東健康クリニック しまね総合健診クリニック三原医院 津和野共存病院六日市病院 鹿足郡 小林医院 合原医院 三笠記念クリニック 福間内科医院 福田医院 大田市 星ヶ丘クリニック 邑智郡 つだ胃腸科 内科クリニック 木島医院 公立邑智病院 安来第一病院日立記念病院安来市立病院 安来市 済生会江津総合病院おかだファミリークリニック 浜田医療センター 江津市 隠岐病院隠岐島前病院福岡健康管理センター 検診車 隠岐郡福岡市 安来市医師会病院 浜田市国保弥栄診療所 町立奥出雲病院雲南市立病院 仁多郡 岡本胃腸科内科医院山根病院 浜田市 平成記念病院 雲南市 浜田市国保波佐診療所 雲南市国保掛合診療所 浜田市国保あさひ診療所 印の機関については 平成 29 年度に新規に指定した実施機関である 印の機関については 平成 30 年度に新規に指定した実施機関である 5

(2) 健診機関からの生活習慣病予防健診の受診勧奨 30 年度新規 個別の健診機関と覚書を締結し 健診受診率 ( 件数 ) の目標値を設定 健診機関から健診未利用事業所に受診勧奨を行う 勧奨の結果により 目標値を達成した場合 その成果に対して協会けんぽが支払いを行う 覚書締結期間 : 平成 30 年 4 月 1 日 ~ 平成 31 年 2 月 28 日 覚書締結機関 : しまね総合健診クリニック 事業状況 勧奨対象事業所の一覧を 8 月に協会けんぽから健診機関へ提供勧奨対象事業所数 :326 事業所 ( 対象人数 4,206 名 ) 6

(3) 新規適用事業所に対する受診勧奨 新規に協会けんぽに加入された島根県内の事業所に対し 案内文書を送付平成 30 年 8 月より 送付後の電話勧奨を開始 事業状況 年度勧奨事業所数申込事業所数申込率 28 年度 363 57 16% 29 年度 288 71 25% 30 年度 8 月現在 160 19 12% (4) 任意継続被保険者に対する受診勧奨 任意継続被保険者に加入されている方及び新規に加入された方に対し 健康診断の案内文書を送付 事業状況 年度 勧奨数 申込数 申込率 28 年度 2,861 565 20% 29 年度 2,529 569 22% 30 年度 8 月現在 2,383 357 15% 7

3-1 事業者健診結果の取得実績 速報値 (1) 取得件数の年度推移 ( 島根支部 ) ( 件 ) 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 取得件数 0 対象者数 ( 人 ) 88,749 89,478 89,819 89,095 89,983 91,950 94,490 95,387 97,628 99,786 取得者数 ( 人 ) 0 192 1,007 866 1,587 3,707 6,748 9,580 8,634 9,470 (2) 取得率の年度推移 (%) 10.0 8.0 島根 全国 島根 (%) 全国 (%) 6.0 4.0 2.0 0.0 0 ( - ) 0.2 (22) 1.1 (19) 1.0 (39) 1.8 (41) 4.0 (27) 7.1 (15) 10.0 ( 4) 8.8 ( 13) 9.5 ( 8) 0 0.2 1.2 2.2 3.7 4.4 5.2 4.6 6.2 6.4 表中の ( ) 内の数値は 全国における島根支部の順位である 8

3-2 事業者健診結果の取得率向上に向けた取組 (1) 民間業者による取得勧奨 事業者健診を受診している協会けんぽの加入事業所に対し 健診結果を提供する勧奨業務を民間業者 へ委託 1 事業者健診データの提供にかかる同意書の取得勧奨業務 2 事業者健診結果票 ( 紙媒体 ) の取得勧奨及び事業者健診データの作成業務 委託期間 : 平成 30 年 8 月 1 日 ~ 平成 31 年 3 月 31 日 受託業者 : 株式会社エム エイチ アイ ( 東京都 ) 事業状況 以下のとおり 委託予定 1 勧奨対象事業所 1700 事業所 2 結果票取得対象事業所 460 事業所 29 年度事業実績 委託期間 : 平成 29 年 10 月 1 日 ~ 平成 30 年 3 月 31 日 受託業者 : 東京ソフト株式会社 ( 大阪府 ) 勧奨対象事業所数 707 事業所中 同意書取得数 224 事業所 ( 取得率 31.7%) 9

(2) 社会保険労務士と連携した取得勧奨 事業者健診を受診している協会けんぽの加入事業所に対し 健診結果提供について勧奨業務を社会保険労務士会へ委託 委託期間 : 未定 29 年度事業実績 委託期間 : 平成 30 年 2 月 1 日 ~ 平成 30 年 2 月 28 日 対象事業所数 70 事業所 提供可能 14 事業所 (3) 健診機関からのデータ提供効率化 30 年度新規 協会けんぽが健診結果データ作成について委託している健診機関で受診した健診結果については 通常 協会けんぽから健診機関に事業所ごとの受診確認をしたうえで 対象者リストを提供し データの提供を受けているが 健診機関と覚書を締結し 健診機関において随時データ作成の可否を確認のうえ 受診月の翌々月までにデータ提供を受ける手順とする 覚書締結期間 : 平成 30 年 6 月 1 日 ~ 平成 31 年 2 月 28 日 覚書締結機関 : 島根県環境保健公社 事業状況 30 年 4 月受診分 (7 月 31 日提供 ):655 名分 30 年 5 月受診分 (7 月 31 日提供 ):832 名分 30 年 6 月受診分 (8 月 29 日提供 ):491 名分 10

(4) 広報の強化 30 年度新規 協会では事業者健診データ取得事業を実施していることを積極的にアピールすることで事業に対するハードル ( わかりにくさ ) を下げ取得強化につなげる 30 年度事業実施状況 リーフレットの新規作成 支部ホームページへの掲載 インセンティブ制度運用開始にともなう周知 ( 納入告知書同封チラシ メルマガなど ) 新規リーフレット (A4 サイズ 4 頁 ) QA で疑問解決 どうすればいいのか明確に 生活習慣病予防健診 PR メリットを強調 現状をお知らせ 11

4-1 特定健康診査 ( 被扶養者 ) の実績 速報値 (1) 対象者数及び受診者数の年度推移 ( 島根支部 ) ( 人 ) 対象者数 受診者数 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 対象者 ( 人 ) 28,454 28,600 28,249 27,638 27,344 27,515 27,272 26,585 25,807 25,495 受診者 ( 人 ) 5,490 4,203 4,175 4,305 4,426 5,386 6,606 7,253 7,073 6,914 (2) 受診率の年度推移 30.0 (%) 25.0 20.0 15.0 島根 全国 10.0 島根 (%) 全国 (%) 19.3 ( 4) 14.7 ( 13) 14.8 ( 13) 15.6 ( 13) 16.2 ( 20) 19.6 ( 16) 24.2 ( 8) 27.3 ( 6) 27.4 ( 10) 27.1 ( -) 11.2 12.2 13.1 13.8 14.9 17.7 19.3 21.0 22.2 23.2 表中の ( ) 内の数値は 全国における島根支部の順位である 12

4-2 特定健康診査 ( 被扶養者 ) の受診率向上に向けた取組 (1) 被扶養者の特定健診項目に検査項目を追加した 特定健診セット の実施 協会けんぽ島根支部の被扶養者に対して実施する 特定健康診査 を利用し 協会けんぽの 被保険者に対して実施する生活習慣病予防健診のうち 一般健診に相当する項目を実施できる 健診機関を募集し 特定健診セット が受診できる健診機関として加入者 ( 被扶養者 ) に広 く周知を行い 受診勧奨を実施する これにより被扶養者についても 生活習慣病予防健診のうち一般健診部分に相当する健診に ついて 特定健診に対する協会の補助額 ( 詳細な健診項目による補助額を除き 最高 6,520 円 ) を利用して受けることが可能となる 事業状況 実施機関 24 機関 特定健診セット受診者数 123 名 (30 年 7 月受診まで ) 29 年度事業実績 特定健診セット受診者数 286 名 ( 実施機関 23 機関 ) 13

特定健診セットの実施機関 実施機関名所在地 実施機関名所在地 1 島根県環境保健公社 検診車 13 小林病院 2 JCHO 玉造病院 14 しまね総合健診クリニック 出雲市 3 松江東健康クリニック 松江市 15 三原医院 小林医院 4 福間内科医院 16 合原医院 17 福田医院 大田市 5 安来第一病院 18 岡本胃腸科内科医院浜田市 6 日立記念病院 7 安来市立病院 安来市 19 金島胃腸科外科 20 黒田医院 益田市 9 平成記念病院 10 雲南市国保掛合診療所 雲南市 21 三笠記念クリニック 22 星ヶ丘クリニック 邑智郡 11 飯南町立飯南病院飯石郡 23 隠岐病院隠岐郡 12 斐川生協病院出雲市 24 福岡健康管理センター 検診車 福岡市 14

(2) 未受診者に対する集団健診 当該年度の未受診者対策として 協会けんぽ独自の集団健診を開催する ポイント 無料オプショナル健診をセット 30 年度新規 市町村のがん検診をセット 新たに奥出雲町で開催 30 年度新規 受診者数の目標値を設定し 超過した場合には委託健診機関へ成功報酬を支払い 30 年度新規 実施機関 島根県環境保健公社へ委託 実施期間 平成 30 年 11 月 ~ 平成 31 年 2 月 実施会場 県内 8 市 奥出雲町 ( 会場は調整中 ) 勧奨対象者数 約 19,000 名 ( 予定 ) 15

29 年度事業実績 実施期間: 平成 30 年 1 月 11 日 ~ 平成 30 年 3 月 2 日 ( 延べ24 日間 ) 会場 :8 市 隠岐の島町各会場 ( 延べ24 会場 ) 健診費用: 受診者の自己負担なし ( 無料 ) 対象者 : 平成 29 年度の未受診者で 県内 8 市及び隠岐の島町に被保険者の住所のある方 地区別の案内者数 実施地区安来市松江市出雲市雲南市大田市江津市浜田市益田市 隠岐の島町 合計 対象者数 1,002 6,463 5,096 1,502 1,020 751 1,471 1,707 354 19,366 案内方法 : 案内文書 申込書及び返信用封筒を健診機関より送付 ( 隠岐の島町を除く ) 健診機関 : 島根県環境保健公社 ( 隠岐の島町のみ大阪健康管理センター ) 受診者数 :1996 名 ( 合計 ) 地区別の実施結果は 次表のとおり 16

地区実施日会場がん検診受診者数 安来市 1 月 11 日 ( 木 ) 安来市学習訓練センター肺 大腸 54 1 月 12 日 ( 金 ) 安来市学習訓練センター肺 大腸 43 1 月 31 日 ( 水 ) 宍道公民館 肺 大腸 26 2 月 1 日 ( 木 ) 松江流通センター 肺 大腸 103 2 月 5 日 ( 月 ) くにびきメッセ 肺 大腸 129 松江市 2 月 13 日 ( 火 ) くにびきメッセ肺 大腸 124 2 月 19 日 ( 月 ) 松江流通センター肺 大腸 64 2 月 20 日 ( 火 ) 松江流通センター 肺 大腸 52 2 月 23 日 ( 金 ) 松江流通センター 肺 大腸 42 2 月 27 日 ( 火 ) くにびきメッセ 肺 大腸 133 1 月 23 日 ( 火 ) 斐川文化会館 - 156 出雲市 2 月 2 日 ( 金 ) 長浜コミュニティセンター - 80 2 月 7 日 ( 水 ) ビッグハート出雲 - 182 2 月 9 日 ( 金 ) ビッグハート出雲 - 70 雲南市 2 月 1 日 ( 木 ) 大東町地域交流センター肺 大腸 100 2 月 7 日 ( 水 ) 三刀屋農村環境改善メインセンター - 58 大田市 1 月 18 日 ( 木 ) サンレディー大田 - 129 江津市 2 月 1 日 ( 水 ) 江津商工会議所 - 98 1 月 29 日 ( 金 ) サンマリン浜田 肺 96 浜田市 2 月 14 日 ( 水 ) 県立体育館 肺 70 2 月 16 日 ( 金 ) サンマリン浜田 肺 33 益田市 1 月 9 日 ( 火 ) 益田商工会議所肺 大腸 78 2 月 7 日 ( 木 ) 益田商工会議所肺 大腸 65 隠岐の島町 3 月 2 日 ( 金 ) JFしまね西郷支所 - 11 17

(3) 経年未受診者を対象とした集団健診 30 年度新規 特定健診 ( 被扶養者 ) 対象者の 56% は 2 年または 3 年連続で特定健診を受診していない つまり 受診者の多くは毎年受診しており 新規受診者が少ない現状となっている そのため 経年的な未受診者をターゲットに集団健診を開催し受診率の底上げを図る ポイント 対象者は 2 年連続未受診者かつ女性 ( 経年未受診者の 9 割が女性 ) 案内状には過去 3 年間の受診状況を表示 無料オプショナル健診として 肌チェッカー を予定 対象者が女性であることに合わせ健診スタッフも女性 市町村のがん検診をセット 受診者へアンケートを実施し 経年的に受診しない者の特徴を把握 受診者数の目標値を設定し 超過した場合には委託健診機関へ成功報酬を支払い 実施機関 島根県環境保健公社へ委託 実施期間 平成 30 年 10 月 ~11 月 実施会場 県内 8 市 ( 会場は調整中 ) 勧奨対象者数 計 8,404 名 ( 内訳松江市 2,852 名 浜田市 694 名 出雲市 2,529 名 益田市 793 名 大田市 482 名安来市 437 名 江津市 338 名 雲南市 279 名 ) 18

(4) 集団健診未開催地域への個別健診機関案内 30 年度新規 集団健診を開催しない地域に住所がある特定健診対象者に対して 個別健診機関への受診勧奨を実施する ポイント 対象者は 29 年度特定健診未受診者 住所地周辺市町村の個別健診機関一覧を作成し送付 案内状には過去 3 年間の受診状況を表示 実施期間 平成 30 年 8 月 対象地域 集団健診を開催しない 10 町村 ( 飯南町 川本町 美郷町 邑南町 津和野町 吉賀町 海士町 西ノ島町 知夫村 隠岐の島町 ) 勧奨対象者数 計 1,025 名 ( 内訳飯南町 91 名 川本町 61 名 美郷町 108 名 邑南町 161 名 津和野町 159 名吉賀町 91 名 海士町 31 名 西ノ島町 32 名 知夫村 1 名 隠岐の島町 290 名 ) 19

(5) 新規加入被扶養者に対する受診勧奨新規加入の被扶養者に対し 案内文書とともに受診券を送付 事業状況 年度 一般分 ( 人 ) 任意継続分 ( 人 ) 28 年度 3,765 1,415 29 年度 3,816 1,470 30 年度 8 月現在 2,512 1,284 (6) 被扶養者のがん検診広報の実施 30 年度新規 被扶養者のがん検診受診について広報を実施することで健康増進を図る 30 年度事業実施状況 がん検診を受けましょう パンフレットを新規作成し 受診券送付時に同封 支部ホームページへパンフレットを掲載 20

5 健診事業における課題と今後の方向性 課題 今後の方向性 共通 生活習慣病予防健診 事業者健診 未受診者の特徴把握が不十分 健診機関における健診枠オーバーによる 健診を受けたくても受けられない人 が存在する 生活習慣病予防健診の魅力や健診そのものの周知がまだ不十分 受けない理由を把握できていない 同意事業所が少ない 紙媒体にて健診結果を提供していただく際の事業所の負担が大きい ( 個人情報の課題を含む ) 健診機関からのデータ提供の効率が悪い 性別 年代別 地域別 業態別などの階層別に受診状況分析を実施し 事業の基盤強化 効率化を図る 30 年度予定 健診機関を増やす 健診機関の受入枠拡大を機関と協議する ( 目標値超過による成功報酬支払制度を有効活用 ) 健診機関の閑散期を活用した集団健診などの実施 未受診事業所を健診機関と共有するなど 健診機関と支部が連携した受診勧奨を実施する 健診機関を見える化 ( チラシ作成など ) する 既存の広報媒体を積極的に活用した広報を展開する アンケートの実施 関係機関 ( 社労士会 労働局など ) と連携する 勧奨業務を民間業者へ委託することで効率的に同意事業所を増やす 既存の広報媒体を積極的に活用した広報を展開する データによる提供可能な健診機関を増やす 30 年度に島根県環境保健公社で実施している効率化の成功例を横展開し 効率的にデータ取得できるようにする 特定健診 受診率が低い 協会主催の集団健診にオプショナル健診などの魅力を増やす 市町村の集団健診や個別健診機関への受診案内を実施する 特定健診セットの実施機関を増やす 経年未受診者を減らす対策を実施する 新たな切り口による勧奨( 例えば事業主とコラボ ) を検討する 受診者に対してインセンティブ付与できる手法を検討する 21