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1. 事業者内の不安と問題 下線 は新規施策 1経営者事業者が抱える不安や問題点事業者の対応政府の施策 (1) 人手不足で事業の継続が困難になりかねない (2) 人手不足と賃金高騰等で従業員が採用できない / 定着しない ( 離職する ) 魅力ある職場環境の整備 労働条件 処遇等の見直し ( 働く側

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ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

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2018年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

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資料9

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平成30年版 少子化社会対策白書 概要版(PDF版)

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4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

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23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

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を中心に待機児童が生じている 待機児童数は 平成 22 年度以降減少傾向にあったが 女性の就業が更に進んだことや 子ども 子育て支援新制度 の施行等により 保育所等の利用申込者数が増加したことから 平成 27 年 4 月 1 日時点の待機児童数は約 2 万 3 千人となった 政府は 待機児童の解消に

新設 拡充又は延長を必要とする理由25-2 ⑴ 政策目的 中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備やIT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑵ 施策の必要性昨今の中小企業の業況は持ち直しつつある

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図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

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働き方改革推進の基本方針 平成 29 年 9 月 22 日 一般社団法人日本建設業連合会 政府は 平成 29 年 3 月 28 日に 働き方改革実行計画 を策定した 本計画では 同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善 賃金引上げと労働生産性向上 罰則付き時間外労働の上限規制の導入など長時間労働の是

資料3

6 市町村と連携した就職促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 就職活動の進め方 履歴書の書き方 面接対策 等をテーマにしたセミナーを市町村等実施地区の関係者と協力 連携して実施 ( 県内 15 地区 ) 7 新入社員向け職場定着促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 概ね入社後 1 年の若

1. はじめに 中小企業経営者の高齢化が進展する中 事業承継の円滑化は喫緊の課題です 平成 30 年度税制改正において 事業承継の際に生ずる相続税 贈与税の負担を軽減する 非上場株式等についての相続税及び贈与税の納税猶予及び免除の特例 ( 以下 事業承継税制 ) が抜本的に改正されました 本改正では

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1, 過不足はない 1, 過剰である 合計 2, 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,

新今回の要望に合関理連性する事項設 拡充又は延長を必要とする理中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備や IT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 昨今の中小企業の

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

主に 労働時間 及び 同一労働同一賃金 に関する法整備 1 時間外労働の上限規制 ( 罰則付き ) 原則 月 45 時間 年 360 時間が上限 特別な事情で超過する場合も 月 100 時間未満 年 720 時間以内 複数月平均 80 時間以内で この 特例が認められるのは年 6 か月以内 施行日

また 営業秘密の取扱いについても 社内の規程を整備することが秘密情報の流出時に法的保護を受ける上で重要であることから 今回の職務発明規程の整備に併せて 同期間 IN PITでは 営業秘密管理規程を含む企業の秘密情報管理体制の構築に関する情報提供や周知活動も積極的に行っていきます ( 本発表資料のお問

中央労働災害防止協会発表

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

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資料 2 サービス等生産性向上 IT 導入支援事業 (IT 導入補助金 ) について 平成 31 年 2 月 27 日 近畿経済産業局サービス産業室

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21


(1) 政府の方針 (2) 近年の法改正の動向 (3) 国の高齢者雇用施策の概要 2 神奈川県の取組 (1) シニア ジョブ スタイル かながわ (2) 神奈川生涯現役促進協議会の取組 (3) 第 10 次神奈川県職業能力開発計画 (4) 経済団体への要請 (5) シルバーベンチャーの創出促進 (6

様式 重点項目 産業を担う人材確保対策の推進 雇用情勢の改善を背景に 就職相談者の減少が見込まれる中にあっても 本県産業の持続的な発展を図るため 優れた人材を確保していく必要があることから 県内外の学生や若年者をはじめとした幅広い世代 UI ターン希望者に対するきめ細かな支援により 人材確保を図りま

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2018年度の雇用動向に関する道内企業の意識調査

女性の活躍推進の意義と課題 意 義 課題 少子高齢化で生産年齢人口が減少 労働力人口の増加 海外を含む企業間競争の中で 性別に関わらず優秀な人材の確保が必要 埋もれている優秀な人材の確保 少子化と生産年齢人口の減少が進む中で 女性の活躍の推進は喫緊の課題 女性の労働力率は 第 1 子出産を機に 6

20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

結果概要 Ⅰ 働き方改革に係る各制度改正について 時間外労働の上限規制等について. 新たな時間外労働の上限規制が導入された場合の影響について 社 % 直近 年を振り返って新たな時間外労働の上限規制に抵触する労働者がいる 0. 直近 年を振り返って新たな時間外労働の上限規制に抵触する労働者はいない,0

我が国の女性の活躍推進に向けて

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××税制(所得税・法人税・法人住民税・事業税)

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

第16回税制調査会 別添資料1(税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税))

資料 4-2 リカレント教育 厚生労働省人材開発統括官若年者 キャリア形成支援担当参事官室 1

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Transcription:

中小企業 小規模事業者における 働き方改革 実現に向けた対策 平成 30 年 3 月 厚生労働省中小企業庁

中小企業 小規模事業者の 働き方改革 基本的な考え方と改革の必要性 働き方改革の 基本的な考え方 働き方改革 は 働く方々が 個々の事情に応じた多様で柔軟な働き 方を 自分で 選択 できるようにするための改革 我が国が直面する 少子高齢化に伴う生産年齢人口の 減少 働く方のニーズの多様化 などの課題に対応す るためには 投資やイノベーションによる生産性向上と ともに 就業機会の拡大や意欲 能力を存分に発揮でき る環境をつくることが必要 中小企業等における 改革の必要性 働く方の置かれた個々の事情に応じ 多様な働き方を選択できる社会を実現す ることで 成長と分配の好循環を構築し 働く方一人ひとりがより良い将来の展望 を持てるようにすることを目指す 働き方改革 は 我が国雇用の7割を占める中小企業 小規模事業者 において 着実に実施することが必要 魅力ある職場とすることで 人手不足解消にもつながる 職場環境の改善などの 魅力ある職 場づくり が人手不足解消につながる ことから 人手不足感が強い中小企 業 小規模事業者においては 生産性 向上に加え 働き方改革 による魅 力ある職場づくりが重要 取組にあたっては 意識の共有がされ やすい など 中小 企業 小規模事業者 だからこその強みも ある 魅力ある職場づくり 人材の確保 業績の向 上 利益増 の好循環を つくるため 生産性向上や 魅力ある職場づくり のた めにきめ細かな支援を行う 1

中小企業 小規模事業者の意見を踏まえ 支援策を検討 平成 29 年 7 月に立ち上げた有識者による検討会の場等を通じ 関係者からのヒアリングや好事例の紹介等を行うとともに 全都道府県で中小企業 小規模事業者との意見交換会等を実施 いただいたご意見を踏まえつつ 中小企業 小規模事業者が前向きに取り組むことができるよう 働き方改革の理解を図り 支援を届ける体制を強化するとともに 人手不足対応や取引条件の改善など総合的な対策をきめ細かく行う 事業者が抱える主な不安や問題点 中小企業のみならず 取引先企業や消費者を含む様々な関係者に働き方改革の趣旨を理解してもらう必要がある 業務に繁閑があるなか 残業規制の範囲内で業務を行えるか不安 労働基準法等の労働関係法令をそもそも知らない 人手不足 賃金高騰等で従業員を採用できない 残業しないと人材育成の時間が確保できない 貴重なワザを持つ高齢者が退職してしまう 労働時間の管理をしていない 上司より後で帰宅 長時間労働は美徳 等の慣行がある 従業員が定着しない 発注企業側の残業規制や業務効率化のしわ寄せで受注企業等の生産性が悪化し 残業が増える 国 自治体の発注納期が年度末に集中し 労働時間が長くなる 効率の良い設備を導入する投資が困難 業界ごとの慣習 特殊性がある 対応策 支援体制構築 働き方改革の理解と支援体制の強化 1 人手不足への対応 2 雇用管理の見直し等 3 取引条件改善 4 生産性向上 5 業種別の取組等 2

支援策の全体像 30年度当初予算総額 2,113億円 1,555億円 29年度補正 1,700億円 厚生労働省 中小企業庁における予算案 支援体制構築 働き方改革 の理解を図り 相談に応じ 支援を届ける体制の強化 P4 働き方改革 で求められる対応や必要性について 中小企業 小規模事業者に対して周知徹底を図るとともに 全都道府県 に相談のための拠点を設け 各地域の商工会 商工会議所等と連携して 働き方改革 に取り組む中小企業等を支援 こうした支援体制に加えて 都道府県による中小企業等に対する取組を支援 関係機関が連携して 以下の支援策① ⑤の活用を促進 支援策① 人手不足への対応の支援 P5 人手不足感の強い中小企業 小規模事業者において 女性 若者 高齢者等がさらに活躍できるよ う マッチング 人材の育成 活用力の強化 環境整備等を支援 支援策② 社内で取り組むことができる雇用管理の見直し等の支援 P7 時間外労働の上限規制への対応や 同一労働同一賃金など非正規雇用労働者の処遇改善に向け 必要な社内のルール整備等に対して支援 助成する 支援策③ 外部環境等 取引条件改善のための支援 P8 労働時間短縮等につなげるため 取引条件の改善に向けて支援 支援策④ 生産性向上のための支援 P9 賃金引上げ等につなげるため 生産性向上に向けて支援 支援策⑤ 業種別の取組 P11 業種ごとに現状や課題が異なるため 業種の特徴に応じて支援 支援策の実施にあたっては 事務負担にも配慮し 事業者目線で手続の重複感や煩雑さを解消し ワンストップで施策を活用 できる環境を整備すること 施策の実施について 継続的にモニタリングし PDCAサイクルを回していくことが重要 3

働き方改革 の理解を図り 相談に応じ 支援を届ける体制の強化 1 働き方改革 の理解促進と相談支援体制の強化 支援体制構築 119億円 109億円 66億円 58億円 ① 非正規雇用労働者の処遇改善や過重労働防止に資する時間外労働の上限規制への対応 人手不足の緩和 賃金引上げ 等に向けて 47都道府県に 働き方改革推進支援センター を設置し 賃金制度などの見直しや業務の繁閑に対応し た労働時間管理のノウハウなどについて 労務管理等の専門家による個別訪問や電話相談等を実施するほか 各地域 の商工会 商工会議所 中央会やよろず支援拠点等とも十分な連携を図り セミナーの開催 出張相談の実施など 支援を 15億円 6.9億円 必要とする中小企業 小規模事業者に対応する ② よろず支援拠点 に人手不足アドバイザー 仮称 を設置するなど 人手不足に関する相談体制を強化する 2 都道府県への支援 50億円 51億円 53億円 51億円 ① 正社員雇用の創出に取り組む都道府県を支援する 地域活性化雇用創造プロジェクト において 中小企業 小規模事業 者の働き方改革に資する取組を実施する都道府県に対して 補助額の上限を引き上げる 53億円 51億円 4

人手不足への対応の支援 30年度当初 736億円 506億円 1 人材確保に向けたマッチング支援や雇用管理改善 支援策① 29年度補正 25億円 143億円 144億円 ① 民間 NPO等のノウハウの活用や YouTube SNS等のメディアの活用による中小企業の魅力等の発信により 若年層を 中心に求職者の掘り起こしを行う 併せて 若年期に必要なキャリア形成を行うことができるよう 学生 生徒等に対する職 業意識形成支援を実施する また 働き方改革に取り組む企業をハローワークで求職者に周知し 重点的に人材を紹介するほか 求人担当制でフォ ローアップを徹底する ② ハローワークの人材確保対策コーナーにおいて 人手不足に悩む事業主に対し 求人充足に向けたコンサルティング 事業所見学会や就職面接会の実施等のマッチング支援を推進する ③ 地域内外の若者 女性 シニアといった多様な人材とともに 一定のキャリアを積んだミドル人材等から 地域の中小企業 小規模事業者が必要とする人材について発掘 確保 定着を一括して支援する ④ 雇用管理制度( )の導入 介護労働者の身体的負担軽減のための介護福祉機器の導入 介護及び保育労働者に対する 賃金制度整備等を通じて従業員の雇用の安定に取り組む事業主等に対して助成する 評価 処遇制度 研修制度 健康づくり制度 メンター制度 短時間正社員制度 保育事業主のみ 6.2億円 2.9億円 26億円 16億円 19億円 17億円 92億円 (108億円) 5

2 人材の育成 活用力の強化 支援策① 30年度当初 507億円 293億円 29年度補正 25億円 ① 人手不足 人材育成に苦慮する中小零細企業に対して 業界団体による人材育成に係る専門的支援を実施し しっかりと したスキルを身につけた人材を育成 確保 3年間で一人前レベルの人材を育て 地元産業への定着を図る ② 中小企業 小規模事業者が行う社員訓練について 訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成する また 社員の専門 的知識や技能 技術を向上させたい 社内の働き方改革を進めるために生産性を向上させたい等の中小企業等からの要望に 即したオーダーメイド型の訓練や人材育成の相談対応など 中小企業等の人材育成を支援する ③ 託児サービス付き訓練や子育て女性等のリカレント教育に資する訓練等の充実などにより 女性の学び直しを支援する 2.7億円 新規 456億円 246億円) 48億円 47億円 ④ 全国の中小企業大学校において 経営課題の解決力を見出すための研修 経営診断などの手法を習得するための研修 を実施し 人材育成を支援する ⑤ 中小企業等の従業員向けに 社会人基礎力や中小企業等で求められる専門スキルに関する研修 座学及びWeb講座 を 実施する 3 女性 高齢者等が働きやすい環境整備 25億円 新規 87億円 68億円 ① 子育て安心プラン を前倒しし 平成32年度までの3年間で約32万人分の保育の受け皿整備を進め 保育人材の確保 に取り組む ② 育児 介護休業からの復帰プランの策定支援や育児休業取得者の代替要員確保への助成措置等により 仕事と家庭の 両立支援と継続就労促進に取り組む中小企業 小規模事業者を支援する ③ ハローワークによる高年齢求職者の支援 定年制の廃止や定年引上げ等を行う事業主に対する助成を行う 28億円 33億円 59億円 35億円 6

雇用管理の見直し等の支援 支援策② 1,006億円 707億円 1 時間外労働の上限規制への対応など長時間労働の是正 35億円 11億円 ① 時間外労働の上限規制に対応するため 出退勤管理のソフトウェア導入 専門家によるコンサルティングを受けて 行う業務効率化 社内規程整備 生産工程の自動化 省力化等に取り組む中小企業 小規模事業者や 販路拡大 ビジ ネスモデル開発等のコンサルティングの実施など傘下企業を支援する中小企業団体に対する助成を行う 2 同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善 11億円 926億円 660億円 ① 非正規雇用労働者の処遇改善に向け 各企業が賃金制度も含めた待遇全般の点検等を円滑に行うため 業界別の特性 を踏まえた 同一労働同一賃金導入マニュアル を作成し 周知 啓発を図るとともに 都道府県労働局において 正規雇 用労働者と非正規雇用労働者の不合理な待遇差に関する相談支援などを行う ② 非正規雇用労働者のキャリアアップを促進するため 正社員化や賃金規定等の増額改定 正規雇用労働者と非正規雇用 労働者の賃金規定等または諸手当制度の共通化などの処遇改善をした場合等に事業主に対する助成を行う 3 産業医 産業保健機能の強化 35億円 3.5億円 新規 923億円 660億円 45億円 36億円 ① 中小企業等における従業員の健康づくりを支援するため 全国の産業保健総合支援センターを通じて 事業主の求めに応 じた専門職の訪問サービスの拡充 面接指導等 事業主向け産業医の活かし方等のセミナーの企画実施 産業保健 スタッフがいない小規模事業者向けの産業保健活動への助成金の拡充 保健師の選任等に要する費用を新たに助成 45億円 36億円 や重点的な広報活動の展開を行う 7

8 支援策 3 取引条件改善のための支援 (1) 中小企業 小規模事業者における取引条件の改善 1 発注事業者側の働き方改革によって下請事業者にしわ寄せがきていないか 今後 下請 G メンによる下請企業ヒアリングを通じて実態を確認する 2 極端な短納期発注等の中小企業 小規模事業者の働き方改革に支障をきたすような行為で下請法等違反が認められるような事案については 公正取引委員会と連携した通報制度により対応することを含め 厳正に対処していく また 法令違反には至らないものの改善が望ましい事案については 大企業等発注側へのヒアリングや 経営トップへの改善要請を検討していく 3 労働規制への抵触が発生しうるような大企業の短納期発注等を含めた 中小企業に不当に不利益が発生する下請法及び独禁法違反の恐れがある行為の事例を収集する 4 下請中小企業の長時間労働の背景として 親事業者の下請法等違反が疑われる場合に 労基署から中小企業庁や公正取引委員会に通報する制度の強化について検討し 整備する 5 サプライチェーン全体で取引条件改善や生産性向上 働き方改革に取り組んでいる好事例を収集し 公表する 6 官公需発注に起因した業務によって 受注者及びその下請事業者が長時間労働につながることがないよう 関係省庁に対して経産省と厚労省の連名による要請文を発出し 注意喚起を図る また 地方自治体に対しても要請文を発出し 周知を図る

生産性向上のための支援 30年度当初 231億円 213億円 支援策④ 29年度補正 1,656億円 1 中小企業 小規模事業者における賃金引上げや生産性 経営力向上の支援 30年度当初 210億円 191億円 29年度補正 1,606億円 ① 生産性向上に資するITツール導入の経費を支援する 500億円 100億円 ② 革新的なサービス開発 生産プロセスの改善に必要な設備投資を支援する 1,000億円 763億円 ③ 商工会 商工会議所と作成した経営計画に基づいて行う販路開拓等の経費を支援する 100億円 120億円 ④ 生産性向上特別措置法 仮称 に基づき 高い労働生産性の向上を目指す企業が導入する設備について 3年間固定資産税 を軽減 ゼロ 1 2 する これに合わせ ものづくり 商業 サービス補助金 等の予算措置を拡大 重点支援する ⑤ 中小企業等経営強化法に基づき 生産性向上等に関する 経営力向上計画 を作成し 設備投資や人材育成 確保により生 産性の向上に取り組む中小企業 小規模事業者に対して固定資産税の軽減 1 2 や法人税等について 即時償却 税額控除 最大10 などの税制面 金融面等の支援を行う ⑥ 金融機関と連携しつつ 生産性向上や雇用管理の改善に関する計画を作成し 省力化のための装置など労働生産性向上に 資する設備等への投資を行う企業に対する助成を行う ⑦ 中小企業支援機関を伴走組織としてクラウド等を活用した業務改善を進め 中小企業 小規模事業者における税務会計や人 事労務業務等について各種事務手続を効率化するとともに 経営の可視化 改善を促進 9

支援策④ ⑧ 生産性向上に向けて 働き方改革推進支援センターにおける専門家による業務改善方法の提案や 生産性向上に資す る設備 器具の導入等を行い 事業場内最低賃金を一定額以上引き上げる中小企業 小規模事業者に対する助成等を行 う 一部29年度補正 また 傘下企業の時間外労働の削減や賃金引上げに向けた生産性向上に資する取組を行う中小企業 団体に対する助成を行う 30年度当初 29億円 12億円 6億円 ⑨ 所得拡大促進税制を延長 拡充し 1.5 以上の賃上げを行った中小企業 小規模事業者は 前年度からの給与増加額の 15 を法人税 個人事業主は所得税 から税額控除し 2.5 以上の賃上げに加えて従業員への教育訓練や生産性向上 に関する取組に積極的な企業には税額控除率を25 に上乗せする ⑩ 非正規雇用労働者の賃金規定の増額改定や 生産性向上に資する人事評価制度 賃金制度 の整備 実施を通じ て 生産性向上 賃金アップ等を実現した企業に対する助成を行う 能力評価等を含む明確な評価基準と これに対応した賃金表 ⑪ 転職 再就職者の処遇等に関する社内制度を整備し転職 再就職者の採用拡大に取り組む事業主に対して助成を行うと ともに 生産性向上に取り組む企業が転職者を受け入れて行う能力開発や賃金アップに対して助成を行うこと等により 中 小企業 小規模事業者も含めた雇用吸収力や付加価値の高い産業への転職 再就職支援を図る 2 事業承継支援 30年度当初 21億円 22億円 119億円 82億円 63億円 97億円) 29年度補正 50億円 30年度当初 ① 事業承継ネットワークを全国展開 また 事業引継ぎ支援センターによる後継者不在企業に対するマッチング支援等を実 施 一部29年度補正 21億円 20億円 20億円 ② 事業承継に係る設備投資資金を補助 30億円 29当初 2億円 ③ 事業承継に係る税制を優遇 拡充予定 売却 M&Aの際の税負担を軽減 10

業種別の取組 30年度当初 136億円 106億円 支援策⑤ 29年度補正 19億円 1 生産性向上 経営力強化の推進など業種ごとの取組の推進 30年度当初 24億円 8.3億円 29年度補正 19億円 ① 介護分野について 経営の専門家による個別事業所の訪問等を通じた調査研究を行うとともに その結果を踏まえ組織的に 30年度当初 8.4億円 生産性向上や業務改善に取り組みやすくするためのガイドライン作成 普及啓発を行う 一部29年度補正 また 介護 5.3億円 ロボットの活用を促進するため 介護現場のニーズを的確に把握し 開発につなげる取組を推進するとともに 介護事業所に おけるICT化等を推進する 2.9億円 ②生活衛生分野について 生産性向上や業務改善に取り組みやすくするためのガイドライン作成 普及啓発を行う また 30年度当初 1億円 中小企業 小規模事業者が多い生活衛生関係営業者の収益力を向上させることにより 最低賃金引上げに必要な経営力を高 新規 め 経営の健全化を図るため 中小企業診断士等の専門家による好事例紹介や 最低賃金制度及び各種助成金制度の周 知などに関するセミナーや個別相談等を実施する 一部29年度補正 2.8億円 ③ 保育分野について 保育士の業務負担軽減を図るため 保育に関する計画 記録や保護者との連絡 子どもの登降園管 理等の業務のICT化に必要な経費を補助する ④ 医療分野について 都道府県医療勤務環境改善支援センターにおける専門的アドバイスを行う体制の拡充を行うなど 医師をはじめとする医療従事者の勤務環境の改善を図る 13億円 14億円 3億円 ⑤ 生産性向上が課題となっている業種 政府として生産性向上を重点的に図る5分野等 を中心に事業分野別指針の策定等 や事業分野別経営力向上推進機関の拡大を進めるとともに 事業者が指針に基づく経営力向上計画の認定を受け 生産性 向上を図る場合 固定資産税の軽減 1 2 や法人税等について 即時償却 税額控除 最大10 などの税制面 金融面等 の支援を行う 介護 飲食業 宿泊業 小売業 道路貨物運送等 11

2 取引条件改善など業種ごとの取組の推進 支援策⑤ 112億円 98億円 ① 自動車運送事業について 機械荷役への転換による荷役時間の削減等に取り組むほか 長時間労働是正の環境整備の ための関連制度の見直しや支援措置に関する行動計画を策定 実施する 特に トラック運送事業については 荷待ち時間 荷役時間の削減 集配経路の見直しなど ドライバーの長時間労働是 正のために荷主と交渉する際に参考にできるようなガイドラインの策定 改善策や好事例を盛り込んだハンドブックの作 成等の支援策を実施する ② 建設業について 適切な工期設定等を求めるガイドラインを官民の発注者に徹底するとともに 若者や女性等への訓練 など 人材確保に取り組む事業者への助成等を行う ③ 情報サービス業 IT業界 について 業務特性など時間外労働が生ずる要因の把握 分析を行うとともに 業務プロセスや 取引条件面も含め 改善方策の検討 推進等を行う 47億円 37億円 83億円 63億円 1億円 1.8億円 12

参考 中小企業 小規模事業者の 働き方改革 実現に向けた対策 見直し部分 人手不足対策 中小企業人材確保プラン 中小企業 小規模事業者の人材 若者中心 確保を支援 求人者のニーズを踏まえた求職者の掘り起こし 30年度予算額 3.4億円 民間 NPO等のノウハウを活用して 若年層を中心に求職者を掘り起こし 若者に中小企業の魅力等を発信し マッチングに資するようYouTube SNS等のメディアを活用 求職者を中小企業 小規模事業者 中小企業等担い手育成支援事業に積極的に紹介 中小企業等担い手育成支援事業の創設 30年度予算額 2.7億円 人手不足 人材育成に苦慮する中小零細企業に対して 業界 団体による人材育成に係る専門的支援を実施し しっかりと したスキルを身につけた人材を育成 確保 3年間で一人前に 地元産業への定着を図る 初年度 30年度 より全国展開 働き方改革の取組の支援 働き方改革に取り組む企業の人材確保支援強化 働き方改革に取り組む企業をハローワークで求職者 に周知し 重点的に人材を紹介 求人担当制でフォローアップを徹底 強力な相談支援 生産性向上の取組の支援 働き方改革推進支援センター の機能強化 30年度予算額 15億円 商工会議所 商工会 中央会 各労働局 ハローワーク等 よろず支援拠点に加え 生産性向上人材育成支援センター 等とも連携 専門業種毎の取組も強化 時間外労働規制や同一労働同一賃金に係る対応のみならず 人手不足 賃金引上げ 各種助成制度 人材育成等について ワンストップで対応可能に 助成金をさらに強力に 使いやすく 時間外労働等改善助成金の限度額等の引き上げ 30年度予算額 本助成金全体で35億円 労働関係助成金について 支給要件の見直し 添付資料の削減 申請様式の簡素化 事業主目線でわかりやすい 書類作成補助ツールの提供 等により大幅に使いやすくする 13