改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 用法 用量 用法 用量 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger Ellison 症候群 Ellison 症候群現行のとおり略 逆流性食道炎 逆流性食道炎現行のとおり略 非びらん性胃食道逆流

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です

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D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

**2016 年 10 月改訂 ( 第 25 版 ) *2016 年 4 月改訂 日本標準商品分類番号 プロトンポンプ インヒビター日本薬局方オメプラゾール腸溶錠 処方箋医薬品注 ) 貯法 : 室温保存 ( 開封後は湿気を避けて保存すること ) 使用期限 : 3 年 ( 外箱に表示 )

オメプラゾール錠「アメル」

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

スイッチ OTC 医薬品の候補となる成分についての要望 に対する見解 1. 要望内容に関連する事項 組織名日本消化器病学会 要望番号 H28-11 H28-12 H28-16 成分名 ( 一般名 ) オメプラゾール ランソプラゾール ラベプラゾールオメプラゾール : 胸やけ ( 胃酸の逆流 ) 胃痛

ランソプラゾールOD錠15mg「テバ」/ランソプラゾールOD錠30mg「テバ」

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パリエット錠5mg、パリエット錠10mg、パリエット錠20mg

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ヘリコバクター ピロリの除菌の補助の場合通常 成人にはとして 1 回 3mg アモキシシリン水和物として 1 回 75mg( 力価 ) 及びクラリスロマイシンとして 1 回 2mg( 力価 ) の 3 剤を同時に 1 日 2 回 7 日間経口投与する なお クラリスロマイシンは 必要に応じて適宜増量

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2017 年 10 月改訂 ( 第 3 版 ) 2017 年 4 月改訂プロトンポンプインヒビター 日本薬局方ランソプラゾール腸溶性口腔内崩壊錠 日本標準商品分類番号 Lansoprazole OD 規制区分 : 処方箋医薬品注意 - 医師等の処方箋によ

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

[ 症例概要 ]( 国内自発報告 ) [ 症例 (1)] 患者 性 年齢男 90 代 使用理由 ( 合併症 ) 胃食道逆流性疾患 ( 高血圧 良性前立腺肥大症 心筋虚血 緑内障 ) 1 日投与量投与期間 20mg 不明 副作用 経過及び処置 2~3ヶ月前 A 院にてオメプラゾールから本剤へ切り替えた


クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

減量・コース投与期間短縮の基準

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先発品とのの相違の一覧 エダラボン点滴静注 30mg 杏林 エダラボン点滴静注 30mg 杏林 脳梗塞急性期に伴う神経症候 日常生活動作障害 機能障害の改善 通常 成人に 1 回 1 管 ( エダラボンとして 30mg) を適当量の生理食塩液等で用時希釈し 30 分かけて 1 日朝夕 2 回の点滴静

患者向医薬品ガイド

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患者向医薬品ガイド

患者向医薬品ガイド

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ラベプラゾールナトリウム錠10 ㎎「日医工」

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にラベプラゾール Na 塩錠 オーハラ に含まれる成分に対して過敏な反応を経験したことがある人 アタザナビル硫酸塩 リルピビリン塩酸塩を使用している人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬

したことによると考えられています 4. ピロリ菌の検査法ピロリ菌の検査法にはいくつかの種類があり 内視鏡を使うものとそうでないものに大きく分けられます 前者は 内視鏡を使って胃の組織を採取し それを材料にしてピロリ菌の有無を調べます 胃粘膜組織を顕微鏡で見てピロリ菌を探す方法 ( 鏡検法 ) 先に述

- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 効能又は効果 用法及び用量の一部変更 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) エタンブトール製剤 エタンブトール塩酸塩錠 このたび 標記製品の 効

患者 ID: 氏名 : ピロリ菌外来説明文書 1. ピロリ菌はいつ誰によって発見されたのでしょうかピロリ菌はオーストラリアのウォレンとマーシャルによって 1983 年ヒトの胃の中から発見されました その後 ピロリ菌がヒトの胃に与える様々な影響が解明

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食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

厚生労働省告示024号/平成22年1月22日告示/平成22年1月22日施行

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

ネキシウムに係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 ネキシウム カプセル 10 mg 20mg ネキシウム 懸濁用顆粒分包 10mg 20mg 有効成分 エソメプラゾールマグネシウム水和物 製造販売業者アストラゼネカ株式会社薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

< 維持療法 > 再発 再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては 通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして 1 回 10mg を 1 日 1 回経口投与する また プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な逆流性食道炎の維持療法においては 1 回 10mg を 1 日 2 回経口投

アシクリル・アシクリルバッグ(アイロム)使用上の注意改訂のお知らせ_120913

ランソプラゾールOD錠15mg「武田テバ」/ランソプラゾールOD錠30mg「武田テバ」

患者向医薬品ガイド

タケキャブ錠 10 mg 他に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 ( 別紙様式 ) 販売名 タケキャブ錠 10 mg 同 20 mg 有効成分 ボノプラザンフマル酸塩 製造販売業者 武田薬品工業株式会社 薬効分類 提出年月 2018 年 4 月 1.1. 安全性検討事項 重要

110607セチリジン5-1.indd

使用上の注意改訂のお知らせ スピーゲル

p 13

改訂の理由及び調査の結果直近 3 年度の国内副作用症例の集積状況 転帰死亡症例 アモキシシリン水和物及びクラブラン酸カリウム アモキシシリン水和物の国内症例が集積したことから 専門委員の意見も踏まえた調査の結果 改訂することが適切と判断した 血小板減少関連症例 1 アモキシシリン水和物 3 例 (

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ネキシウムカプセル10mg/ネキシウムカプセル20mg

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アビガン錠 200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 アビガン錠 200mg 有効成分 ファビピラビル 製造販売業者 富士フイルム富山化学株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁 重要な潜在

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

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2010年12月改訂(第2版)

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にラベプラゾール Na 塩錠 オーハラ に含まれる成分に対して過敏な反応を経験したことがある人 アタザナビル硫酸塩 リルピビリン塩酸塩を使用している人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬

ラベプラゾールナトリウム錠20 ㎎「日医工」

Drug Infomation

< アシクリル点滴静注用 250mg> 改訂後 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること (1 腎障害のある患者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] (2 肝障害のある患者 [ 肝障害が増悪するおそれがある ] (3 高齢者 [ 用法 用量に関連する

Microsoft Word _ボグリボースお知らせ

用法 用量 通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして 1 回 10mg アモキシシリン水和物として 1 回 750mg( 力価 及びクラリスロマイ シンとして 1 回 200mg( 力価 の 3 剤を同時に 1 日 2 回 7 日間 経口投与する なお クラリスロマイシンは 必要に応じて適宜増量

用法 用量 通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして 1 回 10mg アモキシシリン水和物として 1 回 750mg( 力価 及びクラリスロマイ シンとして 1 回 200mg( 力価 の 3 剤を同時に 1 日 2 回 7 日間 経口投与する なお クラリスロマイシンは 必要に応じて適宜増量

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ネキシウムカプセル10mg/ネキシウムカプセル20mg

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

用法 用量 通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして 1 回 10mg アモキシシリン水和物として 1 回 750mg( 力価 及びクラリスロマイ シンとして 1 回 200mg( 力価 の 3 剤を同時に 1 日 2 回 7 日間 経口投与する なお クラリスロマイシンは 必要に応じて適宜増量

オメプラール錠10/オメプラール錠20

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載され

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

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ランソプラゾールOD錠15,30mg「ケミファ」IF

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Microsoft Word - kipres_Info.doc

スライド 1

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

用法 用量 プロトンポンプインヒビター アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの 3 剤投与によるヘリコバクター ピロリの除菌治療が不成功の場合通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして 1 回 10mg アモキシシリン水和物として 1 回 750mg( 力価 ) 及びメトロニダゾールとして

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

バイエル薬品工業 改訂のお知らせネクサバール錠

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

改訂後 用法 用量 用法 用量 カンデサルタン錠 2mg 4mg 8mg 12mg オーハラ の場合 高血圧症 高血圧症通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセ通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセチルとして4~8mgを経口投与し 必要に応じチルとして4~8mgを経口投与し 必

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使用上の注意の改訂理由 副作用( その他の副作用 ) 妊婦, 産婦, 授乳婦等への投与 臨床検査結果に及ぼす影響 の項の改訂について ( 薬生安通知によらない改訂 ) 先発医薬品の改訂に伴い 同様の改訂を行い注意をお願いすることとしました ここでお知らせした内容は 田辺製薬販売株式会社ホームページ

Microsoft Word - 医薬品情報_ コピー

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Transcription:

適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 効能 効果 用法 用量 の一部変更承認に伴う 使用上の注意 改訂のお知らせ 2013 年 7 月 注 ) 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること このたび 標記製品の 効能 効果 用法 用量 が一部変更承認されました それに伴い 関連する 使用上の注意 を下記のとおり改訂致しましたのでお知らせ申し上げます 本剤のご使用に際しましては 添付文書の各項を十分ご覧くださいますようお願い申し上げます < 改訂のポイント> 効能 効果 / 用法 用量 : ヘリコバクター ピロリの除菌の補助( 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 胃 MALTリンパ腫 特発性血小板減少性紫斑病 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃 ヘリコバクター ピロリ感染胃炎 ) の追加承認事項を追記効能 効果に関連する使用上の注意 / 重要な基本的注意 / その他の副作用 / 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 / その他の注意 : 適応追加に伴い関連する使用上の注意事項を追記 改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 効能 効果 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 逆流性食道炎 Zollinger Ellison 症候群 非びらん性胃食道逆流症下記におけるヘリコバクター ピロリの除菌の補助胃潰瘍 十二指腸潰瘍 胃 MALT リンパ腫 特発性血小板減少性紫斑病 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃 ヘリコバクター ピロリ感染胃炎 記 効能 効果 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 逆流性食道炎 Zollinger Ellison 症候群 非びらん性胃食道逆流症 効能 効果に関連する使用上の注意 1. 本剤の投与が胃癌による症状を隠蔽することがあるので 悪性でないことを確認のうえ投与すること ( 胃 MALT リンパ腫 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター ピロリの除菌の補助を除く ) 2. 進行期胃 MALT リンパ腫に対するヘリコバクター ピロリ除菌治療の有効性は確立していない 3. 特発性血小板減少性紫斑病に対しては ガイドライン等を参照し ヘリコバクター ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行うこと 4. 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には ヘリコバクター ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない 5. ヘリコバクター ピロリ感染胃炎に用いる際には ヘリコバクター ピロリが陽性であること及び内視鏡検査によりヘリコバクター ピロリ感染胃炎であることを確認すること 効能 効果に関連する使用上の注意 本剤の投与が胃癌による症状を隠蔽することがあるので 悪性でないことを確認のうえ投与すること 1

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 用法 用量 用法 用量 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger Ellison 症候群 Ellison 症候群現行のとおり略 逆流性食道炎 逆流性食道炎現行のとおり略 非びらん性胃食道逆流症 非びらん性胃食道逆流症現行のとおり略 ヘリコバクター ピロリの除菌の補助 通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして1 回 10mg アモキシシリン水和物として1 回 750mg ( 力価 ) 及びクラリスロマイシンとして1 回 200mg ( 力価 ) の3 剤を同時に1 日 2 回 7 日間経口投与する なお クラリスロマイシンは 必要に応じて適宜増量することができる ただし 1 回 400mg( 力価 )1 日 2 回を上限とする プロトンポンプインヒビター アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3 剤投与によるヘリコバクター ピロリの除菌治療が不成功の場合は これに代わる治療として 通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして1 回 10mg アモキシシリン水和物として1 回 750mg( 力価 ) 及びメトロニダゾールとして1 回 250mg の3 剤を同時に1 日 2 回 7 日間経口投与する 使用上の注意 2. 重要な基本的注意 1)~ 6) 現行のとおり 7) 本剤をヘリコバクター ピロリの除菌の補助に用いる際には 除菌治療に用いられる他の薬剤の添付文書に記載されている禁忌 慎重投与 重大な副作用等の使用上の注意を必ず確認すること 使用上の注意 2. 重要な基本的注意 1)~ 6) 略 4. 副作用 3) その他の副作用 (1) 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 逆流性食道炎 Zollinger Ellison 症候群 非びらん性胃食道逆流症以下のような副作用があらわれた場合には 症状に応じて適切な処置を行うこと 現行のとおり (2) ヘリコバクター ピロリの除菌の補助以下のような副作用があらわれた場合には 症状に応じて適切な処置を行うこと 過敏症発疹 そう痒感 蕁麻疹 血 液白血球減少 白血球増加 血小板減 少 好酸球増多 リンパ球減少 リン パ球増多 好中球減少 肝 臓 AST(GOT) ALT(GPT) γ GTP Al P LDHの上昇 循 環 器動悸 血圧上昇 消 化 器下痢 軟便 味覚異常 腹痛 腹部膨満感 便秘 嘔気 口渇 鼓腸放屁 舌炎 口内炎 口唇炎 胸やけ 腸炎 食道炎 胃部不快感 食欲不振 痔核 4. 副作用 3) その他の副作用以下のような副作用があらわれた場合には 症状に応じて適切な処置を行うこと 略 2

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 精神神経系頭痛 めまい そ の 他中性脂肪の上昇 舌のしびれ感 熱感 倦怠感 蛋白尿 手足のしびれ感 顔面浮腫 眼圧上昇 尿酸の上昇 尿糖異常 勃起増強 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 1) 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 動物試験 ( ラット経口 400mg/ kg ウサギ静注 30mg/kg) で胎児毒性 ( ラットで化骨遅延 ウサギで体重の低下 化骨遅延 ) が報告されている また ラットにラベプラゾールナトリウム (25mg/kg/ 日 ) アモキシシリン水和物 (400mg/kg/ 日以上 ) 及びクラリスロマイシン (50mg/kg/ 日以上 ) を 4 週間併用投与した試験で 雌で栄養状態の悪化が認められている ] 2) 現行のとおり 9. その他の注意 1)~ 5) 現行のとおり 6) ヘリコバクター ピロリの除菌判定上の注意 : ラベプラゾールナトリウム等のプロトンポンプインヒビターやアモキシシリン水和物 クラリスロマイシン等の抗生物質及びメトロニダゾールの服用中や投与終了直後では 13 C 尿素呼気試験の判定が偽陰性になる可能性があるため 13 C 尿素呼気試験による除菌判定を行う場合は これらの薬剤の投与終了後 4 週以降の時点で実施することが望ましい 7) ラットに類薬であるランソプラゾール (50mg/ kg/ 日 ) アモキシシリン水和物 (500mg/kg/ 日 ) 及びクラリスロマイシン (160mg/kg/ 日 ) を併用投与した試験で 母動物での毒性の増強とともに胎児の発育抑制の増強が認められている 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 1) 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 動物試験 ( ラット経口 400mg/ kg ウサギ静注 30mg/kg) で胎児毒性 ( ラットで化骨遅延 ウサギで体重の低下 化骨遅延 ) が報告されている ] 2) 略 9. その他の注意 1)~ 5) 略 改訂の理由 2013 年 7 月 18 日付けでヘリコバクター ピロリの除菌の補助 ( 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 胃 MALTリンパ腫 特発性血小板減少性紫斑病 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃 ヘリコバクター ピロリ感染胃炎 ) に対する 効能 効果 用法 用量 が追加承認されました これに伴い 関連する使用上の注意事項を改訂致しました 以上 3

ラベプラゾールナトリウム錠 10mg NP 効能 効果 及び 使用上の注意 の改訂にあたって このたび ラベプラゾールナトリウム錠 10mg NP において ヘリコバクター ピロリ感染胃炎 の適応症追加の承認を取得致しました 適応症追加承認に伴い 効能 効果に関連する使用上の注意 の項の 5. に以下の記載を追記致しましたので ご注意いただきますようお願い申し上げます 効能 効果に関連する使用上の注意 ヘリコバクター ピロリ感染胃炎に用いる際には ヘリコバクター ピロリが陽性であること及び内視鏡検査によりヘリコバクター ピロリ感染胃炎であることを確認すること ヘリコバクター ピロリ感染胃炎の確認に際しては 患者さんごとに (1) 及び (2) の両方を実施する必要があります (1) ヘリコバクター ピロリの感染を以下のいずれかの方法で確認する 迅速ウレアーゼ試験 鏡検法 培養法 抗体測定 尿素呼気試験 糞便中抗原測定 (2) 胃内視鏡検査により 慢性胃炎の所見があることを確認する なお 感染診断及び除菌判定の詳細については 各種ガイドライン等を参照してください 今後とも当社製品のご使用にあたって副作用等の有害事象をご経験の際には 当社 MRまで できるだけ速やかにご連絡くださいますようお願い申し上げます DSU( 医薬品安全対策情報 )No.222 掲載 ( 平成 25 年 8 月発行予定 ) 流通の関係上 改訂添付文書を封入した製品がお手元に届くまでに日数を要することもございますので 何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます 改訂後の添付文書の情報は当社ホームページhttp://www.nipro.co.jp/ 並びに医薬品医療機器情報提供ホームページhttp://www.info.pmda.go.jp/ にも掲載されます 次頁より改訂した 効能 効果 / 用法 用量 及び 使用上の注意 の全文を記載しておりますので 併せてご覧くださいますようお願い申し上げます 4

効能 効果 / 用法 用量 及び 使用上の注意 の全文 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. アタザナビル硫酸塩 リルピビリン塩酸塩を投与中の患者 ( 3. 相互作用 の項参照 ) 効能 効果 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 逆流性食道炎 Zollinger Ellison 症候群 非びらん性胃食道逆流症 下記におけるヘリコバクター ピロリの除菌の補助胃潰瘍 十二指腸潰瘍 胃 MALTリンパ腫 特発性血小板減少性紫斑病 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃 ヘリコバクター ピロリ感染胃炎 効能 効果に関連する使用上の注意 1. 本剤の投与が胃癌による症状を隠蔽することがある ので 悪性でないことを確認のうえ投与すること ( 胃 MALTリンパ腫 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター ピロリの除菌の補助を除く ) 2. 進行期胃 MALTリンパ腫に対するヘリコバクター ピロリ除菌治療の有効性は確立していない 3. 特発性血小板減少性紫斑病に対しては ガイドライン等を参照し ヘリコバクター ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行うこと 4. 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には ヘリコバクター ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない 5. ヘリコバクター ピロリ感染胃炎に用いる際には ヘリコバクター ピロリが陽性であること及び内視鏡検査によりヘリコバクター ピロリ感染胃炎であることを確認すること 用法 用量 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger Ellison 症候群通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして1 回 10mgを1 日 1 回経口投与するが 病状により1 回 20mgを1 日 1 回経口投与することができる なお 通常 胃潰瘍 吻合部潰瘍では 8 週間まで 十二指腸潰瘍では6 週間までの投与とする 逆流性食道炎逆流性食道炎の治療においては 通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして1 回 10mgを1 日 1 回経口投与するが 病状により1 回 20mgを1 日 1 回経口投与することができる なお 通常 8 週間までの投与とする また プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な場合 1 回 10mg又は1 回 20mgを1 日 2 回 更に8 週間経口投与することができる ただし 1 回 20mg 1 日 2 回投与は重度の粘膜傷害を有する場合に限る 再発 再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては 通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして 1 回 10mgを1 日 1 回経口投与する 非びらん性胃食道逆流症通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして 1 回 10mgを1 日 1 回経口投与する なお 通常 4 週間までの投与とする ヘリコバクター ピロリの除菌の補助通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして 1 回 10mg アモキシシリン水和物として 1 回 750mg( 力価 ) 及びクラリスロマイシンとして 1 回 200mg( 力価 ) の 3 剤を同時に 1 日 2 回 7 日間経口投与する なお クラリスロマイシンは 必要に応じて適宜増量することができる ただし 1 回 400mg( 力価 )1 日 2 回を上限とする プロトンポンプインヒビター アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの 3 剤投与によるヘリコバクター ピロリの除菌治療が不成功の場合は これに代わる治療として 通常 成人にはラベプラゾールナトリウムとして 1 回 10mg アモキシシリン水和物として 1 回 750mg( 力価 ) 及びメトロニダゾールとして 1 回 250mg の 3 剤を同時に 1 日 2 回 7 日間経口投与する 用法 用量に関連する使用上の注意 1. 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger Ellison 症候群の治療において 病状が著しい場合及び再発性 難治性の場合に1 回 20mgを1 日 1 回投与することができる 2. 逆流性食道炎の治療において 病状が著しい場合及び再発性 難治性の場合に1 回 20mgを1 日 1 回投与することができる ( 再発 再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法 プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な場合は除く ) また プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な患者に対し1 回 10mg又は1 回 20mgを1 日 2 回 更に8 週間投与する場合は 内視鏡検査で逆流性食道炎が治癒していないことを確認すること なお 本剤 1 回 20mgの1 日 2 回投与は 内視鏡検査で重度の粘膜傷害を確認した場合に限る 使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1) 薬物過敏症の既往歴のある患者 2) 肝障害のある患者 [ 肝硬変患者で肝性脳症の報告がある ] 3) 高齢者 ( 5. 高齢者への投与 の項参照 ) 2. 重要な基本的注意 1) 治療にあたっては経過を十分に観察し 病状に応じ治療上必要最小限の使用にとどめること 2) 本剤の投与中には 血液像や肝機能に注意し 定期的に血液学的検査 血液生化学的検査を行うことが望ましい また 異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと 3) 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 非びらん性胃食道逆流症については 長期の使用経験が十分でないので 維持療法には用いないことが望ましい 4) 逆流性食道炎の維持療法については 再発 再燃を繰り返す患者に対し行うこととし 本来 維持療法の必要のない患者に行うことのないよう留意すること また 食事制限 アルコール摂取制限等の生活習慣の改善が図られ 寛解状態が長期にわたり継続する場合には休薬を考慮すること なお 維持療法中は定期的に内視鏡検査を実施するなど観察を十分に行うことが望ましい 5) 非びらん性胃食道逆流症については 問診により胸やけ 呑酸等の酸逆流症状が繰り返しみられること (1 週間あ 5

たり2 日以上 ) を確認のうえ投与すること なお 本剤の投与が胃癌 食道癌等の悪性腫瘍及び他の消化器疾患による症状を隠蔽することがあるので 内視鏡検査等によりこれらの疾患でないことを確認すること 6) 非びらん性胃食道逆流症の治療については 投与開始 2 週後を目安として効果を確認し 症状の改善傾向が認められない場合には 酸逆流以外の原因が考えられるため他の適切な治療への変更を検討すること 7) 本剤をヘリコバクター ピロリの除菌の補助に用いる際には 除菌治療に用いられる他の薬剤の添付文書に記載されている禁忌 慎重投与 重大な副作用等の使用上の注意を必ず確認すること 3. 相互作用本剤の代謝には肝薬物代謝酵素チトクロームP450 2C19 (CYP2C19) 及び3A4(CYP3A4) の関与が認められている また 本剤の胃酸分泌抑制作用により 併用薬剤の吸収を促進又は抑制することがある 1) 併用禁忌 ( 併用しないこと ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 アタザナビル硫酸塩 ( レイアタッツ ) リルピビリン塩酸塩 ( エジュラント ) アタザナビルの作用が減弱するおそれがある リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある 2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 本剤の胃酸分泌抑制作用により 胃内 ph が上昇し アタザナビルの溶解性が低下し アタザナビルの血中濃度が低下するおそれがある 本剤の胃酸分泌抑制作用により 胃内 ph が上昇し リルピビリン塩酸塩の吸収が低下し リルピビリンの血中濃度が低下することがある 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 ジゴキシンメチルジゴキシン イトラコナゾールゲフィチニブ 水酸化アルミニウムゲル 水酸化マグネシウム含有の制酸剤 相手薬剤の血中濃度が上昇することがある 相手薬剤の血中濃度が低下するおそれがある 本剤の胃酸分泌抑制作用により 胃内 ph が上昇し 相手薬剤の吸収を促進する 本剤の胃酸分泌抑制作用により 胃内 ph が上昇し 相手薬剤の吸収を抑制するおそれがある 本剤単独投与に比べ制酸剤同時服用 制酸剤投与 1 時間後服用で平均血漿中濃度曲線下面積がそれぞれ 8% 6% 低下したとの報告がある 4. 副作用本剤は 副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない 1) 重大な副作用 ( ) (1) ショック アナフィラキシー様症状ショック アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと (2) 汎血球減少 無顆粒球症 血小板減少 溶血性貧血汎血球減少 無顆粒球症 血小板減少 溶血性貧血があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと (3) 劇症肝炎 肝機能障害 黄疸劇症肝炎 肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと (4) 間質性肺炎間質性肺炎があらわれることがあるので 発熱 咳嗽 呼吸困難 肺音の異常 ( 捻髪音 ) 等が認められた場合には 速やかに胸部 X 線等の検査を実施し 本剤の投与を中止するとともに 副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと (5) 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis: TEN) 皮膚粘膜眼症候群(Stevens Johnson 症候群 ) 多形紅斑中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis: TEN) 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens Johnson 症候群 ) 多形紅斑等の皮膚障害があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと (6) 急性腎不全 間質性腎炎急性腎不全 間質性腎炎があらわれることがあるので 腎機能検査 (BUN クレアチニン等) に注意し 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと (7) 低ナトリウム血症低ナトリウム血症があらわれることがあるので 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと (8) 横紋筋融解症筋肉痛 脱力感 CK(CPK) 上昇 血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので このような場合には投与を中止し適切な処置を行うこと 2) 重大な副作用 ( 類薬 ) 類薬 ( オメプラゾール ) で以下の副作用が報告されている (1) 視力障害視力障害があらわれることがあるので 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと (2) 錯乱状態せん妄 異常行動 失見当識 幻覚 不安 焦燥 攻撃性等があらわれることがあるので 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと 3) その他の副作用 (1) 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 逆流性食道炎 Zollinger Ellison 症候群 非びらん性胃食道逆流症以下のような副作用があらわれた場合には 症状に応じて適切な処置を行うこと 過敏症発疹 そう痒感 蕁麻疹 血 液白血球減少 白血球増加 好酸球増多 貧血 赤血球減少 好中球増多 リンパ球減少 肝 臓 AST(GOT) ALT(GPT) Al P γ GTP LDH 総ビリルビンの上昇 循環器血圧上昇 動悸 消 化 器便秘 下痢 腹部膨満感 嘔気 腹痛 苦味 口内炎 カンジダ症 胃もたれ 口渇 食欲不振 鼓腸 舌炎 嘔吐 精神神経系頭痛 めまい ふらつき 眠気 四肢脱力 知覚鈍麻 握力低下 口のもつれ 失見当識 せん妄 昏睡 6

その他 総コレステロール 中性脂肪 BUN の上昇 蛋白尿 血中 TSH 増加 浮腫 倦怠感 発熱 脱毛症 しびれ感 CK(CPK) の上昇 かすみ目 目のちらつき 関節痛 筋肉痛 高アンモニア血症 低マグネシウム血症 女性化乳房 (2) ヘリコバクター ピロリの除菌の補助以下のような副作用があらわれた場合には 症状に応じて適切な処置を行うこと 過敏症発疹 そう痒感 蕁麻疹 血 液白血球減少 白血球増加 血小板減少 好酸球増多 リンパ球減少 リンパ球増多 好中球減少 肝臓 AST(GOT) ALT(GPT) γ GTP Al P LDH の上昇 循環器動悸 血圧上昇 消 化 器下痢 軟便 味覚異常 腹痛 腹部膨満感 便秘 嘔気 口渇 鼓腸放屁 舌炎 口内炎 口唇炎 胸やけ 腸炎 食道炎 胃部不快感 食欲不振 痔核 精神神経系頭痛 めまい その他中性脂肪の上昇 舌のしびれ感 熱感 倦怠感 蛋白尿 手足のしびれ感 顔面浮腫 眼圧上昇 尿酸の上昇 尿糖異常 勃起増強 5. 高齢者への投与本剤は主として肝臓で代謝されるが 高齢者では肝機能が低下していることが多く 副作用があらわれることがあるので 消化器症状等の副作用 ( 4. 副作用 の項参照 ) があらわれた場合は休薬するなど慎重に投与すること 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 動物試験 ( ラット経口 400mg / kg ウサギ静注 30mg / kg ) で胎児毒性 ( ラットで化骨遅延 ウサギで体重の低下 化骨遅延 ) が報告されている また ラットにラベプラゾールナトリウム (25mg/kg/ 日 ) アモキシシリン水和物 (400mg/kg/ 日以上 ) 及びクラリスロマイシン (50mg/kg/ 日以上 ) を4 週間併用投与した試験で 雌で栄養状態の悪化が認められている ] 2) 授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが やむを得ず投与する場合は 授乳を避けさせること [ 動物試験 ( ラット ) で乳汁中へ移行することが報告されている ] 7. 小児等への投与小児等に対する安全性は確立していない ( 使用経験がない ) 8. 適用上の注意 1) 服用時本剤は腸溶錠であり 服用にあたっては 噛んだり 砕いたりせずに のみくだすよう注意すること 2) 薬剤交付時 PTP 包装の薬剤は PTPシートから取り出して服用するよう指導すること [PTPシートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ] 9. その他の注意 1) ラットに5mg / kg以上を2 年間経口投与した毒性試験において 雌で胃にカルチノイドの発生がみられたとの報告がある 2) 動物試験 ( ラット経口投与 25mg / kg以上 ) で甲状腺重量及び血中サイロキシンの増加が報告されているので 使用にあたっては甲状腺機能に注意する 3) 本剤の長期投与中に良性の胃ポリープを認めたとの報告がある 4) 海外における複数の観察研究で プロトンポンプインヒビターによる治療において骨粗鬆症に伴う股関節骨折 手関節骨折 脊椎骨折のリスク増加が報告されている 特に 高用量及び長期間 (1 年以上 ) の治療を受けた患者で 骨折のリスクが増加した 5) 海外における主に入院患者を対象とした複数の観察研究で プロトンポンプインヒビターを投与した患者においてクロストリジウム ディフィシルによる胃腸感染のリスク増加が報告されている 6) ヘリコバクター ピロリの除菌判定上の注意 : ラベプラゾールナトリウム等のプロトンポンプインヒビターやアモキシシリン水和物 クラリスロマイシン等の抗生物質及びメトロニダゾールの服用中や投与終了直後では 13 C 尿素呼気試験の判定が偽陰性になる可能性があるため 13 C 尿素呼気試験による除菌判定を行う場合は これらの薬剤の投与終了後 4 週以降の時点で実施することが望ましい 7) ラットに類薬であるランソプラゾール (50mg/kg/ 日 ) アモキシシリン水和物 (500mg/kg/ 日 ) 及びクラリスロマイシン (160mg/kg/ 日 ) を併用投与した試験で 母動物での毒性の増強とともに胎児の発育抑制の増強が認められている 7

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