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企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

2. 中小企業のための主な優遇制度 注 : 各項目に付記している番号は 関連する参考資料です 番号に対応する資料名などは 5~6 ページに掲載していますのでご参照ください [1] 中小法人等 に適用される主な優遇制度 紙面の都合により ここでは制度の種類と それに関連する参考資料の番号を紹介していま

サービス業 5 千万円以下 100 人以下政令指定業種固定資産税のゼロ特例や国補助金の優先採択を受けることができます! 1 先端設備等導入計画 の概要 中小企業等が 計画期間内に 労働生産性を一定程度向上させるため 先端設備等を導入する計画を策定し その計画が北九州市の 導入促進基本計画 等に合致す

消費税率引上げ時期の変更に伴う対応について 消費税関係 資料 1 税率引上げ関係 軽減税率関係 軽減税率財源確保関係 転嫁対策 改正前 1 税率引上げ時期 : 平成 29 年 4 1 ( 税制抜本改 法で規定 ) 2 請負契約等に係る経過措置の指定 : 平成 28 年 軽減税率実施時期

2 財政健全化目標との関係や平成 30 年度の 経済 財政再生計画 の中間評価を踏まえつつ 消費税制度を含む税制の構造改革や社会保障制度改革等の歳入及び歳出の在り方について検討を加え 必要な措置を講ずる (3) 対象品目及び適用税率軽減税率の対象品目は 1 酒類及び外食を除く飲食料品 2 定期購読契

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(0830時点)PR版

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

( 資料 2) 消費税軽減税率制度に係る 事業者支援措置について 平成 30 年 5 月 中小企業庁

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

1 設備投資をして生産性を高めたい! ~ 中小企業経営強化税制の創設 ~ ~ 固定資産税特例の拡充 ~ 利用できるのは 法 人 個人事業主 法人税 所得税固定資産税 省力化のため セルフレジ ( 複数台合計で約 1,500 万円 ) を導入したい! 何か使える支援策はないかしら? 経営力を向上させる

経営強化法の執行について

新今回の要望に合関理連性する事項設 拡充又は延長を必要とする理中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備や IT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 昨今の中小企業の

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下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の

Ⅰ 法人関連税制 1 減価償却制度 2 年連続の大改正になった背景 減価償却制度については 平成 19 年度税制改正により 残存価額および償却可能限度額の取扱いが廃止される大改正が行われ 定率法はいわゆる 250% 定率法 と呼ばれる従来にない新しい計算の仕組みが採用されました そして平成 20 年

目次 ページ はじめに 奄美群島の税制特例制度 ( 国税 ) の概要 対象となる業種 対象となる設備投資 事業者 設備投資の規模等の要件 他の国税の優遇措置との比較 ( 例 : 過疎税制 ) 奄美群島の税制特例制度 ( 地方税 ) の概要奄美群島税制まとめ

2 消費税軽減税率の対象となる新聞 軽減税率の対象は全ての新聞ではなく 一定の要件を満たす新聞のみです ( 図 2) 新聞販売所は定期購読契約の新聞のほか 即売 週 1 回以下の発行などさまざまな形態の新聞を扱っています このため 区分けには慎重な対応が必要です 図 2 軽減税率が適用される新聞の譲

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改正 ( 事業年度の中途において中小企業者等に該当しなくなった場合等の適用 ) 42 の 6-1 法人が各事業年度の中途において措置法第 42 条の6 第 1 項に規定する中小企業者等 ( 以下 中小企業者等 という ) に該当しないこととなった場合においても その該当しないこととなった日前に取得又

消費税軽減税率制度への備えを いますぐ始めましょう! 軽減税率制度のギモン どんな商品が軽減税率 (8%) になるの? 飲食料品 ( 外食や酒類を除く ) と 新聞です P.2 建設業の場合 軽減税率制度は 関係ないですよね? いいえ すべての事業者に 影響があります P.3 日々の業務で気をつける

中小企業等経営強化法の概要

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目次 Ⅰ 消費税軽減税率制度の概要 4 Ⅱ 軽減税率の対象品目 5 1 飲食料品の範囲等 5 ⑴ 飲食料品 5 ⑵ 飲食料品から除かれるもの ( 軽減税率の対象とならないもの ) 6 ⑶ 飲食料品を販売する際に使用される包装材料等 7 ⑷ 飲食料品の輸入取引 7 2 一体資産 8 ⑴ 一体資産 8

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( 平成 35 年 (2023 年 )10 月 ~) 等の仕入税額控除可 税額計算( 注 ) 売上税額を 積上げ計算 する場合には 仕入税額も 積上げ計算 特例( みなし計算 簡易課税の事後選択 ) - その他適格等保存方式の導入 等保存方式 ( 現行制度 ) の記載事項 発行者の氏名又は名称 取引

23-24

3 地域別の業種リストを確認 対象業種の判断は 日本標準産業分類のに基づいて行われます 経営力向上計画の 2 事業分野と事業分野別指針 欄の 事業分野 ( ) が 次ページ以降の7 都府県別の業種リストにおける対象業種 ( ) に該当するかどうかを確認して下さい 経営力向上計画の 事業分野 ( )

平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

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消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置

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1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

はじめに 令和元 (2019) 年 10 月 1 日から消費税率が10% に引き上げられることに合わせて 食品と新聞に対して8% の軽減税率が導入されます そのため 消費税率は8% と10% の複数税率になります 食品や新聞を取り扱っている事業者は 軽減税率や複数税率への対応が必要となりますが 売上

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

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平成20年2月

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平成23年度税制改正の主要項目

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

Microsoft PowerPoint - 【別添1】23税制改正の概要.pptx

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

- 平成 28 年度税制改正について ( 税制改正大綱 の概要解説 ) - 1. 法人税 改正の概要 (1) 法人税率の引下げ等 現行 28 年度 30 年度 法人税率 23.9% 23.4% 23.2% 法人事業税所得割 6.0% 3.6% 3.6% ( 標準税率 ) 法人実効税率 32.11%

平成 29 年 11 月 22 日版 本手引きは予告なく修正されることがありますので 必ず中小企業庁 HP に掲載されている最新版をご確認ください 中小企業等経営強化法に基づく 税制措置 金融支援 活用の手引き ( 平成 2 9 年度税制改正対応版 ) 目次 1. はじめに 中小企業等経営強化法に基

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また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した

1 特別償却の適用例 コネクテッド インダストリーズ税制 (IoT 税制 ) よくあるご質問補足資料 例 ) a. 5,000 万円の課税対象設備を購入 ( 対象設備の法定耐用年数は 5 年とする ただし の計算法は 定額法 とする ) 5,000 万円 5 年 = 1000 万円 b. 当年度で

現段階での状況に基づく内容になりますので今後変更の可能性がありえます 項目内容回答 ( 対応方針 ) 説明先今後の備考 8 対象者 本税制の対象となる法人に制限はあるのか 青色申告書を提出する法人であれば 業種 資本金規模を問わずに対象となる予定です 本税制の対象となる設備は ソフトウェア 器具備

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

××税制(所得税・法人税・法人住民税・事業税)

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

HPのトップページ更新原稿

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

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生産性向上設備投資促進税制 Q&A 集 (AB 類型共通 ) 共 - 8 共 - 9 共 - 10 共 - 11 共 - 12 設備取得の際に国又は地方公共団体から補助金を受けた場合でも 税制の対象となるのか 取得価額の判定は 消費税抜きでするのか それとも税込みか 単品の取得価額は どのように判定

d 凡例 文中 文末引用の条文等の略称は 次のとおりである 法令改正法 所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 15 号 ) 改正令 消費税法施行令等の一部を改正する政令 ( 平成 28 年政令第 148 号 ) 改正省令 消費税法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 28 年

(2) 青色申告書を提出する中小企業者等 ( 平成 3 年 4 月 日以後開始する事業年度については 適用除外事業者 ( 注 4) を除く ) が 平成 30 年 4 月 日から平成 33 年 3 月 3 日までの間に開始する各事業年度において 国内雇用者に対して給与等を支給する場合に継続雇用者給与

目 次 < 子ども 子育て > 1 < 健康 医療 > 2 < 医療保険 > 4 < 介護 > 4 < 雇用 > 5 < 年金 > 5 < 生活衛生 > 5 < その他 > 7 * 印を付している項目は他省庁が主管で要望をしている項目

法人税 faq

3. 住宅税制 消費税率の引上げに伴う一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和する観 点から 住宅税利について以下のとおり所要の措置を講じます 住宅ローン減税を平成 26 年 1 月 1 日から平成 29 年末まで 4 年間延長し その期間のうち平成 26 年 4 月 1 日から平成 29

H28設備投資に関するご案内.indd

複数税率対応レジの導入等支援受発注システムの改修等支援請求書管理システムの改修等支援

3. 改正の内容 法人税における収益認識等について 収益認識時の価額及び収益の認識時期について法令上明確化される 返品調整引当金制度及び延払基準 ( 長期割賦販売等 ) が廃止となる 内容改正前改正後 収益認識時の価額をそれぞれ以下とする ( 資産の販売若しくは譲渡時の価額 ) 原則として資産の引渡

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はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

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研究開発投資にかかる政府目標 安倍政権が 新 3 本の矢 の 1 つとして掲げた 2020 年頃の名目 GDP600 兆円達成 の目標や 日本再興戦略 2016( 閣議決定 ) 等に基づく 今後 5 年間での民間企業の研究開発投資の対 GDP 比 3% 目標の達成には 民間企業の研究開発投資を年平均

地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

凡例 文中 文末引用の条文等の略称は 次のとおりである 法令改正法 所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 15 号 ) 改正令 消費税法施行令等の一部を改正する政令 ( 平成 28 年政令第 148 号 ) 改正省令 消費税法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 28 年財務

Microsoft PowerPoint 寄附金控除制度概要.ppt

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改正前改正案速報 5. 改正の内容 (1) 研究開発税制の見直し ( 大企業の場合 ) 総額型 上乗せ措置 税額控除額 = 試験研究費の総額 税額控除率 (6%14%: 試験研究費の増減割合に応じて ) 控除上限額 法人税額 25% 高水準型 税額控除額 = 試験研究費の額のうち平均売上金額 10%

公益法人の寄附金税制について

11 ものづくり補助金において優先採択された場合 交付決定はどの様に行われるのか 平成 29 年度補正予算のものづくり補助金 ( 一次公募 ) については 平成 30 年 6 月中に採択結果を公表し 順次 採択事業者から交付申請を受け付けます ただし 交付決定の際には 1 事業者が所在する自治体から

1. 先端設備等導入計画 の概要 (1) 制度の概要 先端設備等導入計画 は 生産性向上特別措置法において措置された 中小企業 小規模事業者等が 設備投資を通じて労働生産性の向上を図るための計画です この計画は 所在している市区町村が国から 導入促進基本計画 の同意を受けている場合に 認定を受けるこ

【表紙】

借換保証制度要綱(H ~)[1]

5 配偶者控除等 配偶者控除 配偶者特別控除 扶養控除及び勤労学生控除の合計所得金額の要件 について 一律 10 万円ずつ引き上げられます 6 青色申告特別控除正規の簿記の原則により記帳している者に係る控除額が 55 万円に引き下げられ 正規の簿記の原則により記帳し かつ e5tax 等により確定申

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ことも認められています 施行日前 ( 平成 26 年 3 月 31 日以前 ) にリース契約を締結し リース資産の引渡しを行ったリース取引についてこの特例により賃貸借処理を行っている場合には 旧税率の 5% が適用されます 3. 資産の貸付け に関する経過措置指定日の前日 ( 平成 25 年 9 月

H1-4

の各種税制優遇を受けやすくする見直しが行われ 入居までに耐震基準に適合するという証明があれば 1 住宅ローン減税 2 住宅取得資金に関する贈与税の非課税措置 3 中古住宅に関する不動産取得税の特例措置の適用が可能となる 耐震基準に適合しない中古住宅を取得し 耐震改修工事を実施した後に入居するような場

新設 拡充又は延長を必要とする理由25-2 ⑴ 政策目的 中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備やIT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑵ 施策の必要性昨今の中小企業の業況は持ち直しつつある

平成 31 年度税制改正に関する内閣府主管項目のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 3 歳から 5 歳まで (0 歳から

与党の平成 29 年度税制改正大綱 ( 平成 28 年 12 月 8 日 ) に記載された事項 森林吸収源対策の財源確保に係る森林環境税 ( 仮称 ) の創設について 第一 平成 29 年度税制改正の基本的考え方 6 森林吸収源対策 2020 年度及び2020 年以降の温室効果ガス削減目標の達成に向

試験研究費 9,, 7,, Check7 14,, 14,, Check8 7,, 2,, 14,, 6,, 6,, 税務弘報

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( 注 ) 役務の提供を受ける者の本店又は主たる事務所が日本にあれば課税 ということですので 国内に本店がある法人の海外支店に対して インターネットを介してソフトウェア等を提供した場合は 提供者が国内 国外いずれの事業者であっても国内取引に該当し消費税が課税されます ( 国税庁作成の 国境を越えた役

2: 補助金 サービス等生産性向上 IT 導入支援事業 2

Transcription:

消費税軽減税率 ( 案 ) への対応について 平成 28 年 3 月 中小企業庁

軽減税率制度の概要 軽減税率制度を 消費税率引上げ (10%) に伴う低所得者対策として 平成 29 年 4 月に導入 週 2 回以上発行される新聞の購読料 平成 29 年 4 月から平成 33 年 3 月までの経理方式 平成 33 年 4 月からの経理方式 ( 適格請求書等保存方式の導入 ) 1

軽減税率制度の対象品目 1 飲食料品の譲渡 ( 食品表示法に規定する食品 ( 酒税法に規定する酒類を除く ) の譲渡をいい 外食等を除く ) 2 定期購読契約が締結された週 2 回以上発行される新聞の譲渡 現在詳細な整理を政府内において検討中 2

対象品目関係 ( 外食 等の範囲 ) 現在詳細な整理を政府内において検討中 3

適格請求書等保存方式の導入 4

区分記載請求書等保存方式 ( 平成 29 年 4 月 ~) 現行の請求書等保存方式を維持しつつ 区分経理に対応するための措置を講ずる 5

売上税額の計算の特例 ( 区分記載請求書等保存方式段階における税額計算の特例 ) 6

仕入れ税額の計算の特例 ( 区分記載請求書等保存方式段階における税額計算の特例 ) 7

適格請求書等保存方式 ( 平成 33 年 4 月 ~) 平成 33 年 4 月 1 日から導入 ( 登録は平成 31 年 4 月 1 日から ) 不特定多数の者に対して販売を行う小売業 飲食業 タクシー業等については 適格請求書の記載事項を簡易なものとすることができる ( 適格簡易請求書 ) 適用税率 及び 適用税率毎の消費税額等 適用税率 又は 適用税率毎の消費税額等 交付を受ける事業者の氏名又は名称 省略 8

適格請求書等保存方式の要点 9

税額計算の方法及び特例の施行スケジュール 10

軽減税率制度の円滑な導入 運用のための検証 取組み 11

消費税軽減税率対応に利用できる支援措置 12

消費税軽減税率対策予算 消費税軽減税率への対応が必要な事業者の準備が円滑に進むよう以下の支援を行うための予算を計上 1. 中小の小売事業者等に対するレジの導入 システム改修等支援 ( 予備費 996 億円 ) 小売段階の支援 流通段階の支援 複数税率対応レジの導入等支援対象者 : 複数税率に対応して区分経理等を行う必要がある中小の小売事業者等 ( 複数税率対応レジを持たない者に限る ) 補助率 : 原則 2/3 3 万円未満のレジ購入の場合 3/4 補助 補助上限 :1 台あたり 20 万円 商品マスタの設定が必要な場合には上記にプラス 20 万円で上限 40 万円 受発注システムの改修等支援対象者 : 軽減税率制度の導入に伴い電子的に受発注を行うシステムの改修等を行う必要がある中小の小売事業者 卸売事業者等 補助率 :2/3 補助上限 :1000 万円 ( 小売事業者等の発注システム ) 150 万円 ( 卸売事業者等の受注システム ) 補助事業を超える分について 日本政策金融公庫等の低利融資が利用可能 ( 特別利率 3( 基準金利 -0.9%)) スキーム 国 補助 (10/10) 中小企業基盤整備機構 補助 (2/3 3/4) 事業者 レジ会社等が使用方法の教示 サポートを実施 2. 中小企業団体等の小売事業者への周知や対応サポート体制の整備 ( 補正予算 170 億円 ) 制度の周知及び対応の促進 相談窓口の設置 講習会の実施 巡回指導 専門家派遣等 13

中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例 平成 28 年度延長 ( 所得税 法人税 個人住民税 法人住民税 事業税 ) 消費税軽減税率やマイナンバー対応で事務負担増が集中する中小企業を支援するため 適用対象者を見直した上で 適用期限を 2 年延長する 改正概要 適用期間 :2 年間 ( 平成 29 年度末まで ) 中小企業者が 30 万円未満の減価償却資産を取得した場合 当該減価償却資産の合計額 300 万円を限度として 全額損金算入 ( 即時償却 ) することを認める措置 適用対象者から従業員 1,000 人超の法人を除外し 適用期限を 2 年延長する 取得価額 償却方法 中小企業者のみ 30 万円未満 全額損金算入 ( 即時償却 ) 合計 300 万円まで 20 万円未満 3 年間で均等償却 ( 注 ) ( 残存価額なし ) 本則全ての企業 10 万円未満 全額損金算入 ( 即時償却 ) ( 注 )20 万円未満の減価償却資産であれば 3 年間で毎年 1/3 ずつ損金算入することが可能 14

商業 サービス業 農林水産業活性化税制 平成 27 年度延長 消費税軽減税率対応等のために経営改善設備を取得した場合に 取得価額の 30% 特別償却又は 7% 税額控除を受けることができる措置 平成 27 年度改正において 適用期限を 2 年延長 概要 適用期間 :2 年間 ( 平成 28 年度末まで 商業 サービス業者等が経営改善設備 ( ) を取得した場合に 取得価額の 30% 特別償却又は 7% 税額控除ができる措置 ( ) 認定経営革新等支援機関等 ( 商工会議所等 ) による 経営改善に関する指導に伴って取得する下記の設備をいう 1 台 30 万円以上の器具 備品 ( 事務機器 通信機器 電気機器 ガス機器 家具 家庭用品 試験機器 測定機器 看板 理容 美容機器等 ) 1 台 60 万円以上の建物附属設備 ( 電気設備 給排水設備 衛生設備 冷暖房設備 ボイラー設備 ドアー自動開閉設備 アーケード 間仕切り等 ) 本税制のイメージ図 活性化に資する設備の例 店舗内のイメージアップ 集客力の拡大 中小商業 サービス業 相談 経営改善指導等を行う機関 照明設備 ( ダウンライト ) 理容椅子 え 1 シャンプー台設備 経営改善指導等に基づく設備投資 経営改善指導等 都道府県中小企業団体中央会商工会議所商工会商店街振興組合連合会認定経営革新等支援機関等 冷蔵オープンショーケース 税制措置 ( 特別償却 30% 又は税額控除 7%) 15

中小企業投資促進税制 ( 法人税 所得税 法人住民税 事業税 ) 平成 26 年度拡充 延長 機械装置 ソフトウェア等を取得した場合 特別償却又は税額控除を受けることができる措置 平成 26 年度改正において 最新モデルであるなどの生産性向上の要件を満たすものについて 即時償却又は取得価額の 10% を税額控除できる上乗せ措置を創設 対象設備 通常措置の対象業種 設備 対象業種ほぼ全業種 ( 娯楽業 風俗営業等を除く ) 対象事業者中小企業者等 ( 資本金 1 億円以下 ) 機械 装置すべて (1 台 160 万円以上 ) 器具 備品 電子計算機 ( 複数台計 120 万円以上 ) デジタル複合機 (1 台 120 万円以上 ) 試験又は測定機器 ( 複数台計 120 万円以上 ) 工具 測定工具及び検査工具 ( 複数台計 120 万円以上 ) ソフトウェア 複数基計 70 万円以上 貨物自動車 車両総重量 3.5t 以上 内航船舶 取得価額の75% 上乗せ措置の要件 適用対象設備 通常措置の対象設備のうち 一定の要件を満たす設備については上乗せ措置がある 先端設備 ( 通称 :A 類型 ) 最新モデルであること 旧モデルと比べて年平均 1% 以上生産性が向上するなど一定の要件に該当する以下の設備 機械 装置( ソフトウェア組込型機械 装置は 一代前モデルも対象 ) サーバー 試験 測定機器 稼働状況等の情報を収集 分析 指示するソフトウェア( 生産性向上要件なし ) 工業会等がメーカーから申請をうけて確認 生産ライン等の改善に資する設備 ( 通称 :B 類型 ) 投資利益率が5% 以上となる投資計画に記載された設備 ( 貨物自動車 内航船舶は除く ) 申請者が作成する簡素な設備投資計画を 税理士等がチェックし 経済産業局が確認 概要 適用期間 :3 年間 ( 平成 28 年度末まで ) 税制措置の内容 個人事業主 資本金 3,000 万以下の中小企業等 税制措置の内容 個人事業主 資本金 3,000 万以下の中小企業等 特別償却 特別償却 税額控除 30% 7% 資本金 3,000 万超の中小企業 30% 措置無し 税額控除 即時償却 10% 資本金 3,000 万超の中小企業即時償却 7% 16

消費税軽減税率対応のためのソフトウェア システム改修の取扱いについて POS のレジシステムや受発注システム 経理システム等について 制度改正に対応するために行うソフトウェアの改修は 一般的にソフトウェアの効用を維持するために行われる支出に該当すると考えられ 費用として処理できる ( 下記参照 ) 参考 < ソフトウェアの取扱い > ソフトウェアの取得取得価額を資産計上 (5 年で減価償却 ) プログラムの修正 1 新たな機能の追加 機能の向上等に該当するときは その修正等に要した費用は 資本的支出に該当 (5 年で減価償却 ) 2 ソフトウェアの効用を維持するために行われる支出は修繕費 軽減税率対応の改修は 2 の取扱いとなる旨の明確化を国税庁に要請 ( 税法の成立後 ) 消費税法改正に伴う会計ソフト修正費用の取扱いについて ( 平成 15 年 9 月 ) ( 問 ) 消費税法改正により 平成 16 年 4 月から取引価格の総額表示が義務付けられることから 消費税に係る会計処理をコンピュータで行っているA 社は 会計処理プログラムを修正する必要があり 当該修正を外部に委託することとしています 当該修正は 消費税法改正による総額表示義務付けに対してなされるものであり 新たな機能の追加 機能の向上等には該当しないことから 当該修正に要する費用は修繕費 ( 損金算入 ) として取り扱うこととして差し支えないでしょうか 答 プログラムの修正が 消費税法改正による総額表示の義務付けに対してなされるものに限定されていることにつき 作業指図書等で明確にされている場合には 照会のとおりに取り扱って差し支えありません 解説 プログラムの修正が ソフトウエアの機能の追加 向上等に該当する場合には 新たなソフトウエアの取得と認められ こうした修正に要する費用は資本的支出として取り扱われることとなりますが 照会の会計処理プログラムの修正は 消費税法改正による総額表示義務付けに対して 現在使用しているソフトウエアの効用を維持するために行われるものであり 新たなソフトウエアの取得とは認められないことから 本事案における修正に要する費用は 修繕費に該当します ( 注 ) プログラムの修正の中に 新たな機能の追加 機能の向上等に該当する部分が含まれている場合には この部分に関しては資本的支出として取り扱うこととなります 17