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Taro-入門ⅡA jtd

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. 減価償却の仕組みを理解する 60 定率法 定額法など減価償却の方法を理解しましょう. 有価証券の整理をする 68 有価証券一覧表に 購入売却のつど その取引内容を記載していくと 決算業務の際に便利です. 受取配当金を集計する 78 有価証券の整理後 受取配当金と源泉所得税を集計し 申告書作成の準

第4期 決算報告書

1―3

【問】適格現物分配に係る会計処理と税務処理の相違

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営 業 報 告 書

営 業 報 告 書

第 3 期決算公告 (2018 年 6 月 29 日開示 ) 東京都江東区木場一丁目 5 番 65 号 りそなアセットマネジメント株式会社 代表取締役西岡明彦 貸借対照表 (2018 年 3 月 31 日現在 ) 科目金額科目金額 ( 単位 : 円 ) 資産の部 流動資産 負債の部 流動負債 預金

精算表 精算表とは 決算日に 総勘定元帳から各勘定の残高を集計した上で それらに修正すべき処理 ( 決算整理仕訳 ) の内 容を記入し 確定した各勘定の金額を貸借対照表と損益計算書の欄に移していく一覧表です 期末商品棚卸高 20 円 現金 繰越商品 資本金 2

財剎諸表 (1).xlsx

2018年 租税法基礎答練1回

野村アセットマネジメント株式会社 2019年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

第10期

利益積立金額第 10 章税法上の資本の部 第 2 節利益積立金額 利益積立金額とは 法人の所得の金額のうち留保されているものをいう ( 法 21 十八 ) この利益積立金額は 法人の所得として課税済みの金額であり それが株主等に配当等された場合には二重課税の調整を要し また 特定同族会社の留保金課税

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第28期貸借対照表

野村アセットマネジメント株式会社 平成30年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

損金経理と積立金経理の違い ( 圧縮超過額がない場合の基本構造 ) 例 A 社は 50の国庫補助金を得て 100で機械を取得した なお A 社の経常利益は 100 である * 仕訳の違い ( 単位 : 百万円 ) 損金経理積立金経理 補助金受贈と機械取得時の仕訳 ( 両者とも同じ ) 現金預金 50

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に相当する金額を反映して分割対価が低くなっているはずですが 分割法人において移転する資産及び負債の譲渡損益は計上されませんので 分割法人において この退職給付債務に相当する金額を損金の額とする余地はないこととなります (2) 分割承継法人適格分割によって退職給付債務を移転する場合には 分割法人の負債

株 主 各 位                          平成19年6月1日

実務特集1. 寄附修正 Ⅰ はじめに グループ法人税制 100% グループ内の法人間での譲渡損益の繰り延べ 100% グループ内の法人間の寄附 ( 以上 2010 年 11 月号 ) 100% グループ内の法人間の寄附 ( 寄附修正 ) 支配関係 完全支配関係の判定 100% グループ内の法人のステ

第1章 簿記の一巡

( 資産の部 ) ( 負債の部 ) Ⅰ 特定資産の部 1. 流動負債 366,211,036 1 年内返済予定 1. 流動資産 580,621,275 特定社債 302,000,000 信託預金 580,621,275 事業未払金 2,363, 固定資産 6,029,788,716 未払

連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

2018年12月期.xls

貸借対照表 平成 28 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 千円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 資産の部 負債の部 流動資産 (63,628,517) 流動負債 (72,772,267) 現金及び預金 33,016,731 買掛金 379,893 売掛金 426,495 未払金 38,59

第4期電子公告(東京)

貸借対照表 平成 27 年 3 月 31 日現在 会社名 : NHK 営業サービス株式会社 資産の部負債の部 ( 単位 : 千円 ) 科目金額科目金額 流動資産 8,930,928 流動負債 6,339,212 現金及び預金 2,615,847 買掛金 56 売掛金 5,927,917 短期借入金

第 36 期決算公告 浜松市中区常盤町 静岡エフエム放送株式会社代表取締役社長上野豊 貸借対照表 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 資産の部 負債の部 Ⅰ. 流 動 資 産 909,595 Ⅰ. 流 動 負 債 208,875 現金及び預金 508,

別表五(一) 利益積立金額及び資本金等の額の計算に関する明細書

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第 76 期 計算書類 自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 大泉物流株式会社

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PowerPoint プレゼンテーション

科目印収納科目一覧

Z-64-A 簿記論〔第一問〕-解 答-

欄記載要領注意事項 役員給与の損金不算入額 8 加算 の 10 1 と 留保 2 に記載します ロ納税充当金で消却した場合この明細書には記載しないで 別表五 ( 一 ) において 前期から繰り越された 仮払税金 の 減 2 にその消却した金額を 印を付して記載するとともに 納税充当金 27 の 減

会計上の当期利益 + 加算調整項目 - 減算調整項目 = 税法上の課税所得 加算調整項目 : 税法上の課税所得の方が大きくなるため, 会計上の利益に加算する項目 減算調整項目 : 税法上の課税所得の方が小さくなるため, 会計上の利益に減算する項目 < 申告調整項目 > 1 益金算入 会計上は収益とし

CONTENTS 第 1 章法人税における純資産の部の取扱い Q1-1 法人税における純資産の部の区分... 2 Q1-2 純資産の部の区分 ( 法人税と会計の違い )... 4 Q1-3 別表調整... 7 Q1-4 資本金等の額についての政令の規定 Q1-5 利益積立金額についての政

Microsoft Word 【公表】HP_T-BS・PL-H30年度

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前期に販売した商品を当期に修理する場合 前期末に設定した商品保証引当金を取り崩 す つまり借方に商品保証引当金を 50,000 計上する 差額の 30,000 は商品保証費とする (3) 資本金 資本準備金の問題当座預金に払い込まれた金額は次のように計算される 2,000 株 4,000 = 8,0

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

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BS_PL簡易版(平成28年度).xlsx

計算書類等

平成23年度税制改正の主要項目

営業報告書

第8期(平成26年度)貸借対照表および損益計算書(改版)

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

第54期決算公告

第21期(2019年3月期) 決算公告

科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3

Taro-入門ⅠA-2019.jtd

営業活動によるキャッシュ フロー の区分には 税引前当期純利益 減価償却費などの非資金損益項目 有価証券売却損益などの投資活動や財務活動の区分に含まれる損益項目 営業活動に係る資産 負債の増減 利息および配当金の受取額等が表示されます この中で 小計欄 ( 1) の上と下で性質が異なる取引が表示され

128 Z E I K E I T S U S H I N 10. 3

平成 29 年度連結計算書類 計算書類 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) 連結計算書類 連結財政状態計算書 53 連結損益計算書 54 連結包括利益計算書 ( ご参考 ) 55 連結持分変動計算書 56 計算書類 貸借対照表 57 損益計算書 58 株主

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企業会計の利益 法人税法上の所得金額 売上原価販売費一般管理費営業外費用特別損失 売上 営業外収益特別利益 損金の額原価費用損失の額 益金の額 ( 収益の額 ) 当期純利益所得の金額 2 益金の額に算入すべき金額とは何か益金の額に算入すべき金額とは 法人税法の規定や他の法令で 益金の額に算入する 又

貸借対照表 (2019 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 科目 金額 科目 金額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) 流動資産 3,784,729 流動負債 244,841 現金及び預金 3,621,845 リース債務 94,106 前払費用 156,652 未払金 18,745

余金の額の減少に伴うものを除きます 以下同じです ) 若しくは利益の配当又はいわゆる中間配当 ( 資本剰余金 の額の減少に伴うものを除きます 以下同じです ) を した場合には その積立金の取崩額を 減 2 に記載するとともに 繰越損益金 26 の 増 3 の金額に含まれることになります なお この

 

法人による完全支配関係下の寄附金 1.100% グループ内の法人間の寄附 ( 法法 372) 現行税制上では 寄附金は支出法人では損金計上限度額を超える部分が損金不算入 受領法人では益金算入です 平成 22 年度税制改正により 100% グループ内での支出法人では寄附金全額を損金不算入とし 受領法人

貸借対照表 (2018 年 3 月 31 日現在 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) Ⅰ. 流動資産 8,741,419 千円 Ⅰ. 流動負債 4,074,330 千円 現 金 預 金 5,219,065 未 払 金 892,347 受 取 手 形 3,670 短

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

〔第一問〕―50点―

決算書(全社) xls

計算書類 貸 損 借益 対計 照算 表書 株主資本等変動計算書 個 別 注 記 表 自 : 年 4 月 1 日 至 : 年 3 月 3 1 日 株式会社ウイン インターナショナル

第 29 期決算公告 平成 26 年 4 月 1 日 平成 27 年 3 月 31 日 計算書類 1 貸借対照表 2 損益計算書 3 個別注記表 中部テレコミュニケーション株式会社

決算書類(H25年度)

貸借対照表平成 25 年 3 月 31 日現在 資産の部 常盤工業株式会社 Ⅰ 流 動 資 産 円 現 金 預 金 3,199,249,562 受 取 手 形 373,361,959 完成工事未収入金 4,168,117,651 売 掛 金 731,610,772 有 価 証 券 162,577,0

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第 30 期損益計算書 自 2017 年 4 月 1 日至 2018 年 3 月 31 日 科目金額 営業収益 受 取 保 証 料 2,385,318 受 取 手 数 料 194,068 その他の営業収益 26,092 営業費用 役 員 報 酬 40,470 給 与 手 当 258,100 賞与引当

平成22年5月17日

Microsoft Word 決算短信修正( ) - 反映.doc

第6期決算公告

第 14 期 ( 平成 30 年 3 月期 ) 決算公告 平成 30 年 6 月 21 日 東京都港区白金一丁目 17 番 3 号 NBF プラチナタワー サクサ株式会社 代表取締役社長 磯野文久

第 33 期決算公告 浜松市中区常盤町 静岡エフエム放送株式会社代表取締役社長上野豊 貸借対照表 ( 平成 27 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 資産の部負債の部 Ⅰ. 流動資産 665,173 Ⅰ. 流動負債 141,626 現金及び預金 290,479 未払金

作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

貸借対照表 ( 平成 25 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 科目金額科目金額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) 流動資産 14,146,891 流動負債 10,030,277 現金及び預金 2,491,769 買 掛 金 7,290,606 売 掛 金 9,256,869 リ

会社法施行規則及び会社計算規則による株式会社の各種書類のひな型(計算書類及び連結計算書類)新旧対照表

貸借対照表 ( 平成 27 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 科目金額科目金額 ( 資産の部 ) 流 動 資 産 現 金 預 金 受取手形 営業未収金 貯蔵品 前渡金 前払費用 繰延税金資産 その他 貸倒引当金 固定資産 有形固定資産建 物 構築物 機械装置 車両運搬具 器具備品

「平成20年版 法人税申告書の記載の手引」別表五(一)

1―3

東京電力エナジーパートナー

様式3

(訂正・数値データ修正)「平成29年5月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について

3. その他 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) 無 (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 無 2 1 以外の会計方針の変更 無 3 会計上の見積りの変更 無 4 修正再表示 無 (3)

Microsoft Word - 決算公告(39期_.DOC

連結会計入門 ( 第 6 版 ) 練習問題解答 解説 練習問題 1 解答 解説 (129 頁 ) ( 解説 ) S 社株式の取得に係るP 社の個別上の処理は次のとおりである 第 1 回取得 ( 平成 1 年 3 月 31 日 ) ( 借 )S 社株式 48,000 ( 貸 ) 現預金 48,000

Transcription:

第二問 - 50 点 - ( 問 1) 45 総額区分計算欄 1 当期利益又は当期欠損の額 1 154,209,000 円 損金経理をした法人税及び 8,000,000 地方法人税 ( 附帯税を除く ) 2 損金経理をした道府県民税 2,450,000 650,000+1,800,000= 2,450,000 ( 利子割額を除く ) 及び市 3 町村民税 損金経理をした道府県民税 利子割額 4 損金経理をした納税充当金 5 28,000,000 加 損金経理をした附帯税 ( 利子税を除く ) 加算金 6 延滞金 ( 延納分を除く ) 及び過怠税 減価償却の償却超過額 39,362,501 (1) 建物附属設備 算 1 償却限度額 10 40,000,000 0.067 12 = 2,333,333 2 償却超過額 40,000,000- (1) = 37,766,667 円 (2) 機械装置 ( 移設費用 ) 1 会社計上償却費 7 7 3,000,000 0.400 12 = 700,000 2 償却限度額 (3,000,000+2,500,000) 0.500 = 2,750,000 (3,000,000+2,500,000) 0.12499 = 687,445 2,750,000 > 687,445 2,750,000 7 2,750,000 12 = 1,604,166 3 償却超過額 (1+2,500,000)- 2 = 1,595,834 (3) (1) +(2) = 39,362,501 - 法人税法 (66 回改訂 Ver) B1 -

役員給与の損金不算入額 270,000 乙 : 代表取締役 役員 8 丙 : 甲社は同族会社で 丙は特定株主で経営に従事しているため みなし役員である 業務従事割合 70% を超える部分については 役員給与にあたる そして この金額は 定期同額給与 事前確定届出給与等に該当しないため 損金不算入となる 加 900,000 30% = 270,000 交際費等の損金不算入額 個別貸倒引当金繰入超過額 0 (1) 繰入限度額 10 S 社は当期中に破産手続き開始の申立てを行っているものとする 10,000,000 50%= 5,000,000 (2) 繰入超過額 (7,700,000-2,900,000)- (1) 算 = 200,000 処理なし 一括貸倒引当金繰入超過額 520,000 (1) 繰入限度額 1 一括評価金銭債権 38,500,000+124,000,000-10,000,000 +150,000,000= 302,500,000 2 実質的に債権とみられないもの 15,000,000 > 5,000,000 5,000,000 3 繰入限度額 8 (1-2) 1,000 = 2,380,000 (2) 繰入超過額 2,900,000-(1) = 520,000 K 社株式評価損の損金不算 0 K 社株式はその他有価証券に該当し か 入額 つ 会社は全部純資産直入法を適用していると考え 会社計上評価損は計上されず 別表 4の調整は不要と判断した デリバティブ取引に係る 0 会社が繰延ヘッジ処理を適用していたと 先物利益計上もれ 想定すると 税務上の調整は不要である 小計 11 78,602,501 減 減価償却超過額の当期認容 算 - 法人税法 (66 回改訂 Ver) B2 -

納税充当金から支出した事 5,000,000 税等の金額 13 受取配当等の益金不算入額 1,125,326 (1) 配当等の額 1 完全子法人株式等 900,000 2 関連法人株式等 157,500 3 非支配目的株式 480,000 14 (2) 益金不算入額 1 支払利息総額 3,260,100+132,450= 3,392,550 2 株式等の簿価 12,600,000+12,600,000=25,200,000 減 3 総資産額貸借対照表における貸倒引当金の表示形式は 控除方式によっていたものとした 1,504,336,000+1,520,791,000 + 1,600,000+7,700,000 = 3,034,427,000 4 原則法による控除負債利子 2 算 1 = 285,127 3 5 益金不算入額 900,000 + (157,500-28,174) + 480,000 20% = 1,125,326 外国子会社から受ける剰余金の配当等の益金不算入額 15 受贈益の益金不算入額 16 適格現物分配に係る益金不 算入額 17 法人税等の中間納付額及び 18 誤納に係る還付金額 所得税額等及び欠損金の繰 戻しによる還付金額等 19 仮払租税公課認定損 13,450,000 8,000,000+650,000+1,800,000 20 +3,000,000= 13,450,000 - 法人税法 (66 回改訂 Ver) B3 -

譲渡損益調整勘定繰入額 250,000,000 C 社に譲渡した土地の譲渡直前簿価は 1,000 万円以上であるため 譲渡損益調整資産に該当し これを完全支配関係があるC 社に譲渡したため その譲渡利益は 譲渡事業年度の損金の額に算入する 減 時価ヘッジに伴う損金算入額 0 会社が繰延ヘッジ処理を適用していたと 想定すると 税務上の調整は不要である 算 小計 21 269,575,326 仮計 22 36,763,825 関連者等に係る支払利子等の損 23 金不算入額 超過利子額の損金算入額 24 仮計 25 36,763,825 寄附金の損金不算入額 250,592,274 (1) 完全支配関係 250,000,000 26 (2) その他 2,000,000 (3) (1) +(2) = 252,000,000 (4) その他の寄附金の損金算入限度額期末資本金等は 100,000,000 円とする 12 2.5 {(100,000,000 ) 12 1,000 2.5 1 + 別表 4 仮計 +(3)) } 100 4 = 1,407,726 (5) 損金不算入額 (3)-(4) = 250,592,274 法人税額から控除される所得税 313,958 183,780+32,162+98,016= 313,958 29 税額控除の対象となる外国法人 30 税の額 合計 33 214,142,407 - 法人税法 (66 回改訂 Ver) B4 -

契約者配当の益金不算入額 34 非適格合併又は残余財産の全部分配等による移転資産等の譲渡 36 利益額又は譲渡損失額差引計 37 214,142,407 欠損金又は災害損失金等の当期 38 控除額総計 39 214,142,407 新鉱床探鉱費又は海外新鉱床探 鉱費の特別控除額 40 残余財産の確定の日の属する事業年度に係る事業税の損金算入 46 額所得金額又は欠損金額 47 214,142,407 ( 問 2) C 社の当期末における土地の帳簿価額 5 法人が固定資産を時価よりも低い金額で購入した場合 固定資産の取得原価は 購入時の時価 に基づいて算定する 従って 会社が計上している帳簿価額は 150,000,000 円であるが 税務上 の帳簿価額は 400,000,000 円となる - 法人税法 (66 回改訂 Ver) B5 -

1. 租税公課について 4/1 3/31 前期分確定申告当期分中間申告当期末未払計上 会社仕訳会社仕訳会社仕訳 未払 ( 法 ) 16,000 Cash 仮払 13,450 / Cash 13,450 法? 未払 未払 ( 住 ) 3,080 住? 28,000 未払 ( 事 ) 5,000 事? 損金算入できる事 5,000,000を 事の 3,000,000だけが損金算入なの 損金算入できない法と住と事を費用 費用処理していないので 減算 で 全額減算し 法と住を加算する 処理しているので 加算 する する 仮払租税公課認定損 13,450,000( 減 ) 納税充当金支出事業税 損金計上法人税 8,000,000( 加 ) 損金計上納税充当金 5,000,000( 減算 ) 損金計上住民税 2,450,000( 加 ) 28,000,000( 加算 ) 2. A 社との取引 (1) 中古機械装置について ( 会社の会計処理 ) 資料 4 2 (1) より 取得原価は 3,000,000 円 支出額との差額は寄附金となる ( 借 ) 機械装置 3,000,000 ( 貸 ) 現金預金 5,000,000 寄附金 2,000,000 資料 4 6 (2) より 移設費用 2,500,000 円は 工場経費として費用処理している ( 借 ) 工場経費 2,500,000 ( 貸 ) 現金預金 2,500,000 資料 4 2 (1) より 会社償却費は 耐用年数 5 年の定率法 (0.400) で 7 ヶ月分を計上している ( 借 ) 減価償却費 700,000 ( 貸 ) 機械装置 700,000 3,000,000 0.400(5 年 定率法 ) 7/12= 700,000 ( 税務上の仕訳 ) 資料 4 2 (1) より 税務上の取得原価と寄附金の額は 会社計上額と一致しています ここで 甲社とA 社の間に法人による完全支配関係があれば 寄附金は全額損金不算入となります しかし 本問の場合 甲社とA 社は個人による完全支配関係となっているため グループ法人税制は適用されず 当該寄附金 2,000,000 円は その他の寄附金とされ 損金算入限度額を超える部分のみが損金不算入となります 個 丙 丁 20% A 社 80% 100% 甲社 甲社と A 社は 個 に よる完全 配関係 ( 借 ) 機械装置 3,000,000 ( 貸 ) 現金預金 5,000,000 寄附金 2,000,000 資料 4 6 (2) の移設費用 2,500,000 円は 税務上 事業供用費用として取得原価に算入する ( 借 ) 機械装置 2,500,000 ( 貸 ) 現金預金 2,500,000 例えば 甲社が所有している機械装置を東京工場から千葉工場に移設する際の費用は修繕費とされます ( 基通 7-8-2) が 他の法人からの移設費用は取得原価とされます 資料 4 6 (2) より 償却限度額は 耐用年数 4 年の定率法 (0.500) で7ヶ月分を計上する ( 借 ) 減価償却費 1,604,166 ( 貸 ) 機械装置 1,604,166 (3,000,000+2,500,000) 0.500(4 年 定率法 ) 7/12= 1,604,166 - 法人税法 (66 回改訂 Ver) B6 -

(2) A 社株式の譲渡有価証券の譲渡原価の算出方法は 移動平均法 ( 法定 ) によっている 200 株 会社計上譲渡原価 =(30,000,000+20,000,000) = 12,500,000 円 800 株会社計上仕訳 ( 平成 29 年 10 月 20 日 ) ( 借 ) 現金預金 @88,000 200 株 ( 貸 )A 社株式 12,500,000 有価証券売却益 5,100,000 完全 配関係法 間の資産の譲渡取引に係る譲渡損益の繰延べの適 について A 社株式は 売買目的外の有価証券であり かつ 譲渡直前の簿価が10,000,000 円以上であるため 譲渡損益調整資産に該当します そして 譲渡損益の繰延べは 完全支配関係にある他の内国法人に譲渡した場合に適用される制度ですが 本問の場合 譲渡損益調整資産を個人丁に譲渡しているため 譲渡損益の繰延べは適用されません 会社計上有価証券売却益 5,100,000 円は 税務上の譲渡益と一致し 別表上の調整は不要となります 3. 甲社からC 社への 地の譲渡会社計上仕訳 ( 平成 30 年 2 月 1 日 ) ( 借 ) 未収入金 400,000,000 ( 貸 ) 土地 150,000,000 土地譲渡益 250,000,000 ( 借 ) 雑損失 ( 寄附金 ) 250,000,000 ( 貸 ) 未収入金 250,000,000 内国法人がその有する譲渡損益調整資産を その内国法人との間に完全支配関係がある他の内国法人に譲渡した場合には その譲渡損益調整資産に係る譲渡利益 ( 損失 ) の金額は その譲渡した事業年度の所得の金額の計算 損金 ( 益金 ) の額に算入する 譲渡損益調整勘定繰 額 250,000,000( 減算 ) 内国法人が完全支配関係 ( 法人による完全支配関係に限る ) のある他の内国法人に対して支出した寄附金の額は 寄附を行った内国法人の所得金額の計算上 その全額が損金不算入とされる 寄附 の損 不算 額 250,000,000( 別表 4 仮計下で加算 ) - 法人税法 (66 回改訂 Ver) B7 -

4. 当期中に甲社が受けた配当 (1) 配当等の額 1 完全 法 株式等 ( 配当等の計算期間を通じて 完全支配関係にあった他の内国法人の株式等 ) A 社株式 : 900,000 円 ( 甲社は当期中に個人丁にA 社株式を譲渡しているが 完全支配関係内での譲渡のため 完全支配関係は継続していると考える ) 2 関連法 株式等 ( 配当等の計算期間を通じて 発行済株式総数の 1/3 超を有している場合の他の内国法人の株式等 ( 完全子法人株式等を除く )) B 社株式 : 157,500 円 3 配 的株式 ( 配当等の基準日に 発行済株式総数の5% 以下を有している場合の他の内国法人の株式等 ) K 社株式 : 480,000 円 (2) 益 不算 額 1 払利息総額 ( 売上割引料は含めない ) 3,260,100+132,450= 3,392,550 2 関連法 株式等の簿価 (B 社株式の税務上の簿価 ) 12,600,000+12,600,000= 25,200,000 3 総資産簿価 ( 帳簿上 ) 貸借対照表における貸倒引当金の表示形式について 問題文に指示がないため ここでは 控除方式によるとして計算する ( 株式について 借方表示 と明記されているので 貸倒引当金について 貸方表示 であれば その旨が明記されていたはず と考えて 控除方式を選択したが 貸方表示形式による別解も認められるはずである ) 1,504,336,000+1,520,791,000+1,600,000+7,700,000 = 3,034,427,000 4 原則法による控除負債利 2 1 = 285,127 3 5 益 不算 額完全子法人 A 社株式 900,000 + 関連法人 B 社株式 (157,500-28,174)+ 非支配目的 K 社株式 480,000 20% = 1,125,326 円 (3) K 社株式の評価について K 社株式が売買目的で保有しているかはどうかについて 指示がありません しかし 売買目的有価証券とされるためには 例えば 次のような要件が必要となります 1. 短期的な価格の変動を利用して利益を得る目的で行う取引に専ら従事する者が短期売買目的で取引を行ったもの ( 専担者売買有価証券 ) 2. その取得の日において短期売買目的で取得した旨を帳簿書類に記載したものこのように 売買目的有価証券 はどちらかといえば限定的な存在で 問題文に指示がない場合には その他有価証券 に該当すると考えるべきです 次に 会社が 全部純資産直入法 と 部分純資産直入法 のいずれを適用していたのかも定かではありません ヒントとして 資料 3 に次のような指示があります 甲社では 一般に公正妥当と認められる会計処理の基準に従って会計処理を行っている 会計処理の基準では 両者を並列列挙しているものと 全部純資産直入法 を原則扱いしているものとがあります そこで 会社が全部原価直 法を採 し 評価損の費 処理を っていないと判断し 別表 4の調整は不要としています 他の解答としては 次のようなものも考えられます 1 K 社株式 売買 的 会社は評価損を計上している 別表 4の調整なし 2 K 社株式 売買 的外 会社は部分純資産直 法で評価損を計上 別表 4で加算調整 - 法人税法 (66 回改訂 Ver) B8 -

5. 貸倒引当 甲社は 資本金 1 億円以下の普通法人で かつ 資本金 5 億円以上の大法人に完全支配されていないため 税務上の個別貸倒引当金 及び一括貸倒引当金を設定できる (1) 個別貸倒引当 について取引先 S 社が破産手続開始の申立てを行っため 個別貸倒引当金の設定を検討する必要があります S 社が当期と翌期のいずれにおいて破産手続き開始の申立てを行ったのか定かではないので まず この点を明らかにした上で 答案を作成して下さい S 社が当期中に申し立てを行っていた場合 = S 社への売掛金は個別評価金銭債権 会社繰入額 (7,700,000-2,900,000)- 繰入限度額 10,000,000 50% = 200,000 処理なし S 社が翌期に申し立てを行っていた場合 = S 社への売掛金は一括評価金銭債権 会社繰入額 (7,700,000-2,900,000)- 繰入限度額 0 = 繰入超過額 4,800,000( 加算 ) (2) 括貸倒引当 について S 社が当期中に申し てを っていた場合 = S 社への売掛 は個別評価 銭債権 1 括評価 銭債権 38,500,000+124,000,000-10,000,000+150,000,000= 302,500,000 2 実質的に債権とみられないもの 15,000,000 > 5,000,000 5,000,000 3 繰 限度額 (1-2) 8/1,000 = 2,380,000 4 繰 超過額会社繰入額 2,900,000 - 繰入限度額 2,380,000 = 繰入超過額 520,000( 加算 ) S 社が翌期に申し てを っていた場合 = S 社への売掛 は 括評価 銭債権 1 括評価 銭債権 38,500,000+124,000,000+150,000,000= 312,500,000 2 実質的に債権とみられないもの 15,000,000 > 5,000,000 5,000,000 3 繰 限度額 (1-2) 8/1,000 = 2,460,000 4 繰 超過額会社繰入額 2,900,000 - 繰入限度額 2,460,000 = 繰入超過額 440,000( 加算 ) 6. 建物付属設備の改修冷暖房設備の出力を大きくするための支出 40,000,000 円は 資本的支出に該当します 平成 28 年 4 月 1 日以降取得建物附属設備には定額法が適用されますが 平成 19 年 3 月 31 日以前に取得した建物付属設備に対する資本的支出については 既存設備の償却方法 ( 定率法 ) による償却も可能です 本問では 資料 3 (6) の 甲社が所有する中古資産に対し資本的支出を行った場合には 新規に資産を取得したものとして減価償却を行うこととしている という指示を援用して 定額法によって償却超過額の計算を行っています なお 従来から所有している本体の 50,000,000 円部分については 減価償却費の計算は適正に行われている という指示に従い 本問における調整は 6 月 1 日に支出した40,000,000 円部分に対してのみ行っています 会社償却費 40,000,000 - 償却限度額 40,000,000 0.067 10/12= 繰入超過額 37,766,667( 加算 ) - 法人税法 (66 回改訂 Ver) B9 -

7. 海外視察旅 について 基通 9-7-6( 海外渡航費 ) 法人がその役員又は使用人の海外渡航に際して支給する旅費 ( 仕度金を含む 以下この款において同じ ) は その海外渡航が当該法人の業務の遂行上必要なものであり かつ 当該渡航のため通常必要と認められる部分の金額に限り 旅費としての法人の経理を認める したがって 法人の業務の遂行上必要とは認められない海外渡航の旅費の額はもちろん 法人の業務の遂行上必要と認められる海外渡航であってもその旅費の額のうち通常必要と認められる金額を超える部分の金額については 原則として 当該役員又は使用人に対する給与とする ( 注 ) その海外渡航が旅行期間のおおむね全期間を通じ 明らかに法人の業務の遂行上必要と認められるものである場合には その海外渡航のために支給する旅費は 社会通念上合理的な基準によって計算されている等不当に多額でないと認められる限り その全額を旅費として経理することができる (1) 上記通達より 代表取締役乙 及び乙の長男である丙が参加した海外旅行費のうち 270,000 円 (= 900,000 30%) は 給与となります (2) 乙の長男である丙が みなし役員 とされるか を検討します 1 甲会社は 上位 1グループによって100% 保有されている 同族会社 2 丙は 50% 10% 5% 超基準を満たしている 特定株主 3 丙は 経営に従事している 1~3より 丙は みなし役員 となります (3) 役員給与の損金性について 検討します 1 定期同額給与の要件を満たしていない 2 事前確定届出給与の要件を満たしていない 1~3より 当該役員給与の損金算入は認められません (4) (1)~(3) より 270,000 円 ( 加算 ) 役員給与の損金不算入額 8. デリバティブ取引会社が繰延ヘッジ処理しているのか 時価ヘッジ処理しているのかについて 直接的な指示はありません ただし 会計上は繰延ヘッジ処理が原則であること 資料 3 (1) において 甲社では 一般に公正妥当と認められる会計処理の基準に従って会計処理を行っている とした上で 資料 4 8. において 当期末において未決済であるため甲社では何も処理を行っていない とされていることから 繰延ヘッジ処理を適用していたと想定するのが自然です デリバティブ取引については 税務上の処理が会計処理に従う形となるため 会社が繰延ヘッジ処理を採 していて 何ら会計処理を っていないならば それが 税務上の適正な処理 ということになり 税務上の調整も不要です なお 会社が時価ヘッジ処理していた場合の税務調整も示しておきます 会社が何ら会計処理を行っていないため 時価ヘッジ処理を行っていたのと同じ結果になるように税務調整を行います デリバティブ取引に係る先物利益計上もれ 3,200,000 円 ( 加算 ) 時価ヘッジに伴う損 算 額 3,000,000 円 ( 減算 ) - 法人税法 (66 回改訂 Ver) B10 -