豊かな老後に向けた の活用について 年金局企業年金 個人年金課 2018 年 1 月
高齢者世帯の収入の状況 高齢者世帯の収入の 65% を公的年金が占める 高齢者世帯の 50% 強は公的年金のみで生活している一方 50% 弱は公的年金 に他の収入を組み合わせて生活している 仕送り 企業年金 個人年金 その他の所得 16.9 万円 (5.5%) 公的年金 恩給以外の社会保障給付金 1.9 万円 (0.6%) 20~40% 未満 7.2% 20% 未満 3.5% 財産所得 22.9 万円 (7.4%) 40~60% 未満 10.7% 稼働所得 65.0 万円 (21.1%) 高齢者世帯 1 世帯あたり平均所得金額 308.4 万円 60~80% 未満 12.4% 公的年金 恩給が総所得に占める割合 公的年金 恩給 201.6 万円 (65.4%) 80~100% 未満 12.0% 全てが公的年金 恩給 54.1% ( 資料 ) 平成 28 年国民生活基礎調査 ( 厚生労働省 ) 1
ねんきんネット のご案内 メリット 1 24 時間いつでもどこでも パソコンやスマートフォンで 最新の年金加入記録を確認できる! メリット 2 将来受け取る年金の見込額をさまざまな条件に応じて試算できる! メリット 3 ご利用登録はカンタン!( 日本年金機構のホームページから ) STEP1 新規登録画面から 基礎年金番号などの必要事項を入力 STEP2 日本年金機構より ユーザ ID をお届け STEP3 ユーザ ID パスワードを使用して ねんきんネット へログイン 2
そもそもってなに? 簡単に言うと ideco は税の優遇を受けながら 豊かな老後生活を送るための資金準備ができる 法律に基づく年金制度デコ ideco 普及推進キャラクター イデコちゃん 3
年金制度の体系 ( イメージ ) 1 階部分 基礎年金公的年金 2 階部分 厚生年金保険 3 階部分 ideco 等 私的年金 国民年金基金 企業年金 厚生年金保険 (2 階 ) 基礎年金 (1 階 ) 自営業者等 第 1 号被保険者 会社員公務員等 第 2 号被保険者 専業主婦 ( 夫 ) 第 3 号被保険者 今回の拡大対象 4
の加入可能範囲の拡大 (2017.1~) 労働の多様化が進む中 生涯にわたって継続的に老後に向けた自助努力を可能とするため ideco について 第 3 号被保険者や企業年金加入者 公務員等共済加入者を加入可能とする 企業型 DC 加入者については規約に定めた場合に限る 拠出限度額年額 81.6 万円 ( 月額 6.8 万円 ) 国民年金基金との合算枠 [ 現行と同じ ] 拠出限度額年額 27.6 万円 ( 月額 2.3 万円 ) 拠出限度額年額 27.6 万円 ( 月額 2.3 万円 ) [ 現行と同じ ] 新たに加入可能となった者 拠出限度額年額 24.0 万円 ( 月額 2.0 万円 ) 1 企業型 DC 拠出限度額年額 66 万円 ( 月額 5.5 万円 ) 2 企業型 DC 拠出限度額年額 33 万円 ( 月額 2.75 万円 ) 確定給付型年金 厚生年金基金確定給付企業年金私学共済など 拠出限度額なし 拠出限度額年額 14.4 万円 ( 月額 1.2 万円 ) 確定給付型年金 厚生年金基金確定給付企業年金私学共済など 拠出限度額なし 年金払い退職給付 保険料率上限 1.5 % ( 法定 ) 国民年金基金 ideco との重複加入可 厚生年金保険 基礎年金 自営業者等 ( 第 1 号被保険者 ) 専業主婦 ( 夫 ) 等 ( 第 3 号被保険者 ) 会社員 ( 第 2 号被保険者 ) 1 企業型 DC のみを実施する場合は 企業型 DC への事業主掛金の上限を年額 42 万円 ( 月額 3.5 万円 ) とすることを規約で定めた場合に限り ideco への加入を認める 2 企業型 DC と確定給付型年金を実施する場合は 企業型 DC への事業主掛金の上限を年額 18.6 万円 ( 月額 1.55 万円 ) とすることを規約で定めた場合に限り ideco への加入を認める 公務員等 [ 第 2 号被保険者 ] 5
( 個人型確定拠出年金 ) とは ideco の仕組み 加入者が自ら定めた掛金額を拠出 運用 原則 60 歳以降に 掛金とその運用益の合計額をもとに給付額が決定し 給付を受ける制度です 加入者個人が拠出 提示された運用商品から商品を選択して積立金を運用 運営管理機関が提示した運用商品 商品 A 商品 B 商品 C etc 加入者個々人が運用商品 ( 預金 保険 投資信託等 ) を選択 原則 60 歳以降 加入者それぞれの 拠出額 と 運用収益 との合計額をもとに 給付額 が決定し 給付が始まります 年金 一時金等で受け取り 加入 ➊ 掛金を拠出 ➋ 運用 ➌ 給付 年 1 回に限り掛金額の変更可能 運用のみを行い 掛金拠出の停止も可能 運用商品の配分変更 スイッチングはいつでも可能 受給開始年齢到達後 給付の請求をしない場合は 引き続き資産を運用することができる ideco 3 つの税制優遇 掛金が全額所得控除されます 例えば 毎月 2 万円ずつ掛金を拠出した場合 税率 20% とすると 年間 4 万 8 千円の節税効果となります 運用益も非課税で再投資されます 通常 金融商品の運用益には税金 ( 源泉分離課税 20.315%) がかかりますが ideco の運用益は非課税です 受け取る時も税制優遇措置があります 一時金として受け取る場合は 退職所得控除 年金の場合は 公的年金等控除 という大きな控除が受けられます 積立金には別途 1.173% の特別法人税がかかりますが 平成 31 年度末まで課税が凍結されています 6
の税制優遇 ( 拠出時 ) 課税所得 300 万円 ideco に加入しない場合 税額 50 万 2,500 円 60 万円 -9 万 7,500 円 課税所得 276 万円 ideco に加入する場合 税額 45 万 4,500 円 軽減額 ideco 24 万円 55 万 2,000 円 -9 万 7,500 円 4 万 8,000 円 所得控除 前提 課税所得 300 万円 所得税率 :10% 住民税率 :10% ( 所得税の控除額 :9 万 7,500 円 ) ideco 掛金 : 月額 2 万円 ( 年額 24 万円 ) 拠出 ideco 年間手数料 : 約 6,000 円 ( 金融機関によって異なる ) 7
アプリによる資産形成シミュレーション シミュレーション前提 職業 自営業 課税所得 300万円 所得税10 住民税10 ideco掛金 月額2万円 運用利回り 年3 同条件で 30歳から加入と50歳から加入した場合を比較 30歳加入と 50歳加入で 比較 加入 運用 期間が長い程 資産形成は有利に 同 条 件 で も 加 入 年 齢 に よ っ て 資 産 額 や 税 制 優 遇 額 に 大 き な 差 が 8
の仕組み 金融機関を選ぶ 各金融機関のコールセンターやウェブサイトから資料を請求 毎月の金額 & 運用商品とその配分を決める 毎月の金額は 5,000 円以上 1,000 円刻みで 上限まで拠出可能 2018 年 1 月からは 掛金の拠出を 1 年で考え 年 1 回以上 任意に決めた月にまとめて拠出することも可能 運用商品には 元本確保型と投資信託があり 自由に選択可能 ideco 例えば 選択可能 両者の組み合わせも可能 毎月 5,000 円を 預金 50% 投資信託 50% ( 国内株式 ) 9
60 歳前の引き出しに制限があります の留意点 ideco は 老後の資産形成を目的とした年金制度であるからこそ 税制優遇措置があります このため 原則 60 歳まで引き出すことができません 掛金の額は 年に 1 回変更することができます 受け取る金額は 運用成績によって変動します 運用商品には 預貯金や保険といった元本が確保される商品もありますが 投資信託など元本が確保されない可能性がある商品もあります 金融機関ごとに商品が異なります 手数料がかかります 加入時の手数料や毎月の口座管理費などの各種手数料があります 金融機関ごとに手数料が異なります 10
加入者の推移 ( 人 ) 800,000 750,000 700,000 650,000 600,000 550,000 500,000 450,000 400,000 350,000 300,000 250,000 200,000 18.4 万人 ( 対前年比 2.5 万人増 (16% 増 )) 3 号加入者 2 号加入者 1 号加入者 21.3 万人 ( 対前年比 2.9 万人増 (16% 増 )) 25.8 万人 ( 対前年比 4.5 万人増 (21% 増 )) 30.6 万人 33.2 万人 2.5 万人増 (8% 増 )) 改正法施行後 37.9 万人 4.7 万人増 (14% 増 )) 43.1 万人 5.2 万人増 (14% 増 )) 48.9 万人 5.8 万人増 (13% 増 )) 51.7 万人 2.8 万人増 (6% 増 )) 55.0 万人 3.3 万人増 (6% 増 )) 58.4 万人 3.4 万人増 (6% 増 )) 62.0 万人 3.6 万人増 (6% 増 )) 65.2 万人 ( 対前年比 3.2 万人増 (5% 増 )) 68.7 万人 ( 対前年比 3.5 万人増 (5% 増 )) 71.2 万人 ( 対前年比 2.5 万人増 (4% 増 )) 150,000 100,000 50,000 0 平成 25 年度末 平成 26 年度末 平成 27 年度末 平成 28 年 12 月 平成 29 年 1 月 平成 29 年 2 月 平成 29 年 3 月 平成 29 年 4 月 平成 29 年 5 月 平成 29 年 6 月 平成 29 年 7 月 平成 29 年平成 29 年平成 29 年平成 29 年 8 月 9 月 10 月 11 月 ( 出所 ) 国民年金基金連合会 HP 11
ideco公式サイト ご案内 理解促進 と 行動喚起 の役割を担ったiDeCo公式のWEBサイト 各運営管理機関の検索や様々なコンテンツを搭載しています トップページ idecoってなに イデコ公式サイト 検索 https://www.ideco-koushiki.jp/ idecoカンタン加入診断 税制シミュレーション idecoの税制メリットを年収 年齢 掛金を入力 するだけで簡単に試算することができます idecoの制度概要やメリットをイラスト idecoに加入できるか 掛金の限度額は やグラフを使用して説明しています いくらか 簡単に診断することができます マンガ アニメで わかるiDeCo ライブラリ 運営管理機関一覧 idecoの運営管理機関を検索して 各 金融機関の連絡先 手数料などを確認 することができます 画像提供 国民年金基金連合会 idecoがわかるマンガやアニメを掲載 しています idecoの各種資料や届出様式の 記入例などを掲載しています 12
マンガ アニメでわかるiDeCo ご案内 http://www.ideco-guide.jp/movie/ 特設WEBサイト idecoガイド にて マンガ アニメでわかるiDeCo を掲載しております 老後資金計画の自分事化を喚起すること 制度概要説明 申し込みまでの一連の流れをマンガやアニメで分かりやすく説明しております マンガ アニメでわかるiDeCo アニメ ①老後について 考えよう 老後資金計画の自分事化を喚起 ⑤運用商品を選ぼう 運用商品の選び方を紹介 ②iDeCoを知ろう 制度の概要を説明 ⑥年金をいつ いくらもらえるのか知ろう 老齢給付金の受給関連事項を紹介 ③金融機関を選ぼう ④運用商品の種類を知ろう 金融機関を選ぶ場合の判断材料を説明 運用における留意事項を紹介 ⑦iDeCoお申し込みまでの流れ 第2号被保険者が新規に加入する場合 を紹介 マンガ 画像提供 国民年金基金連合会 アニメ同様の1 7話の構成で ideco申し込みまでの一連の流れを説明 読み手のペースで読み進めることが可能 PDFファイルによるダウンロードも可能であり マンガ冊子として金融機関などがiDeCoの普及活動等に活用可能 13
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