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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分クリンダマイシンリン酸エステル 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 原薬の安定水 性 1) 液性 (ph) 1

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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

スライド 1

スライド 1

後発医薬品への変更調剤について

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 マグミット錠 250mg 協和化学工業 2 酸化マグネシウム錠 250mg TX みらいファーマ 3 酸化マグネシウム錠 250mg モチダ 持田製薬販売 # 4 酸化マグネシウム錠 250mg マイラン マイラン製薬 # 5 酸化マグネシ

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

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タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

抗精神病薬の併用数 単剤化率 主として統合失調症の治療薬である抗精神病薬について 1 処方中の併用数を見たものです 当院の定義 計算方法調査期間内の全ての入院患者さんが服用した抗精神病薬処方について 各処方中における抗精神病薬の併用数を調査しました 調査期間内にある患者さんの処方が複数あった場合 そ

201601

2 有効成分名 添付文書及び審査報告書に基づき記載する 3 品目名 ( 後発医薬品 ) 添付文書及び審査報告書のほか薬価基準収載品目リストにより記載する 複数の品目がある場合は 個別医薬品コード (YJ コード ) 順に番号を振り 記載する ( 複数規格があっても 全規格まとめて YJ コード順とす

スライド 1

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版 有効成分 ニカルジピン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 1 ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル20mg 日医工 日医工 後発医薬品 2 ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル40mg 日医工 日医工 品目名 ( 製造販売業者 )

相談者数の推移平成 27 年度下半期 (2015 年 10 月 ~2016 年 3 月 ) 注 : 後発医薬品に対する疑問 不安を持って相談窓口に寄せられた相談を対象として集計した 2

医薬品説明会資料 ジェネリック (後発医薬品)

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

ジェネリック医薬品とは 内容 ジェネリック医薬品は 新薬 ( 先発医薬品 ) の特許期間を満了した 同じ有効成分を使った 品質 効き目 安全性が同等で 低価格な おくすりです とっきょきかん 1. ジェネリック医薬品とは 2. どうして低価格なの? 医療用医薬品 新薬 3. 効き目も安全性も同等 4

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

市場調査における有害事象報告の実態について

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分ベンフォチアミン B6 B12 配合剤 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 1 ダイメジンスリービー配合カプセル

審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

Microsoft Word - 日薬連宛抗インフル薬通知(写).doc

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

目次 Ⅰ 調剤等に関する事項 1 処方せん 1 2 調剤等 2 3 処方せん 調剤録の保存 3 Ⅱ 調剤技術料に関する事項 1 調剤料 3 2 調剤料又は調剤技術料に係る加算 3 Ⅲ 薬学管理料に関する事項 1 薬剤服用歴管理指導料 3 Ⅳ 薬剤料等の請求 1 薬剤料 5 Ⅴ 事務的事項 1 届出事

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37 シロスタゾールOD 錠 50mg ケミファ 日本薬品工業 38 シロスタゾールOD 錠 50mg JG ダイト 39 シロスタゾールOD 錠 50mg マイラン マイラン製薬 40 シロスタゾールOD 錠 50mg トーワ 東和薬品 41 シロスタゾールOD 錠 50mg ツルハラ 鶴原製薬

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社


1 分析の主旨 ビタミン剤 うがい薬 湿布薬 保湿剤に関しては 医療費適正化の観点か ら 診療報酬改定で様々な対応を行ってきている 本分析は 2012 年度から2016 年度 ( 平成 24 年度から平成 28 年度 ) の調剤レセプトのデータを用いて これらの医薬品の薬剤料 数量等の推移を示したも

④資料2ー2

薬価基準収載医薬品コード レセプト電算処理システム用コード HOT コード一覧 薬価基準収載医薬品コード (YJ コード ) レセプト電算処理システム用コード HOT コード包装 ブロチゾラム錠 0.25mg ヨシトミ F1037

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

Point

から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

CQ1: 急性痛風性関節炎の発作 ( 痛風発作 ) に対して第一番目に使用されるお薬 ( 第一選択薬と言います ) としてコルヒチン ステロイド NSAIDs( 消炎鎮痛剤 ) があります しかし どれが最適かについては明らかではないので 検討することが必要と考えられます そこで 急性痛風性関節炎の

資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

Microsoft Word - LIA RMP_概要ver2.docx

Microsoft PowerPoint - 【厚労省】説明資料_ pptx

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

untitled

別添 1 抗不安薬 睡眠薬の処方実態についての報告 平成 23 年 11 月 1 日厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部精神 障害保健課 平成 22 年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 向精神薬の処方実態に関する国内外の比較研究 ( 研究代表者 : 中川敦夫国立精神 神経医療研究センタートラン

DRAFT#9 2011

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東医療センター** 薬事委員会内規


鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

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適応外申請 治験審査委員会 Institutional Review Board (IRB)

この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれることがあり この薬を飲んで自動車を運転し 突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されています 突発的睡眠や傾眠などについて十分に理解できるま

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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にインチュニブ錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 妊

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

医薬品安全性情報の入手・伝達・活用状況等に関する調査

相互作用DB

患者向医薬品ガイド

第169・218回関東支部-9indd.indd

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日本医師会に寄せられる後発医薬品への意見 1 平成 27 年 3 月 29 日第 134 回日本医師会臨時代議員会に提出された質問 ( 抜粋 ) 後発医薬品 ( ジェネリック ) 使用は本当に医療費削減効果が あるのか? 厚生労働省は医療費のうち薬剤費の削減のためジェネリック医薬品の使用促進を進めて

Microsoft Word - sa_niflec_ doc

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

高校生版 薬の正しい使い方

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骨粗しょう症調査

シダキュアスギ舌下錠 2,000JAU 5,000JAU に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 シダキュアスギ舌下錠 2,000JAU,5,000JAU 有効成分 スギ花粉エキス原末 承認取得者名 鳥居薬品株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 8 月 1.1.

Microsoft Word - オーソ_201302_Final.docx

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

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Microsoft Word (発出版)適正使用通知案(冷凍アブレーション)

ゾピクロン錠7.5mg/10mg「サワイ」201306

1. 医薬品の採用 購入 1) 国 ( 厚生労働省 ) が医薬品として承認しているもの ( 保険収載されていない医薬品を含む ) はその作用 効果及び副作用をよく理解した上で さらに複数の製品がある場合はそれらの品質や薬価を考慮し 採用を決定する 2) 一成分一品目 ( 一規格 ) を原則とし 採用

患者向医薬品ガイド フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg 2016 年 5 月作成 この薬は? 販売名 フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg Fycompa Tablets 2mg Fycompa Tablets 4mg 一般名 ペランパネル水和物 Perampanel Hydrate

調査タイトル : 一般名処方に関する調査 調査方法 : インターネットリサーチ 調査対象 : 医師 医療従事者向け専門サイト CareNet.com 医師会員 有効回答数 :1,000 サンプル 調査日時 :2011 年 12 月 19 日 ( 月 )~20 日 ( 火 ) 設問詳細 一般名処方 に

2 院内処方 ( 入院外 投薬 ) 及び院外処方 ( 薬局調剤 ) における薬剤点数薬剤点数階級別件数の構成割合を入院外の投薬 ( 以下 院内処方 という ) 薬局調剤( 以下 院外処方 という ) 別にみると ともに 500 点未満 が最も多く それぞれ 67.0% 59.4% となっている また

この薬の効果は? この薬は 遺伝子組換え血液凝固第 Ⅷ 因子製剤と呼ばれるグループに属する注射薬です この薬は 血液中に欠乏している血液を固める役割のあるタンパク質( 血液凝固第 Ⅷ 因子 ) を補うことにより 血が止まりにくくなっている状態を改善します 次の目的で処方されます 血液凝固第 Ⅷ 因子

目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 粉砕時の安定性 8 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で 規格内 の変化を認めるいずれかの試験項目で 規格外 の変化を認める 評価基準 外

処方時の薬剤選択ミス事例 事例 1 泌尿器科から発行された処方箋を調剤薬局が受けた 処方内容は Rp1. ザイティガ 錠 250 mg 1 錠分 1 14 日分朝食後服用 Rp2. 般 セフジニルカプセル 100 mg 3 カプセル分 3 7 日分毎食後服用であった ザイティガ 錠の用法 用量は プ

ニ後発医薬品の使用に積極的に取り組んでいる旨を当該保険医療機関の見やすい場所に掲示している こと 4 施設基準 通知 第 36 の 3 外来後発医薬品使用体制加算 1 外来後発医薬品使用体制加算に関する施設基準 (1) 診療所であって 薬剤部門又は薬剤師が後発医薬品の品質 安全性 安定供給体制等の情

この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇意識がもうろうとしたり 睡眠中の異常行動 ( たとえば夢遊症状 : 眠っているときに突然起き上がり 目が覚めているかのように歩き回ったりするなど ) があらわれることがあります また 眠りに入るまでの あるいは途中で目が覚めた時の出来事を記憶していないことがあ

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12

Transcription:

第 6 回ジェネリック医薬品品質情報検討会 資料 6-46 平成 22 年度上半期 (2010( 年 4 月 ~9 ~ 月 ) 後発医薬品相談受付状況 ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構医薬品 医療機器相談室 第 6 回ジェネリック医薬品品質情報検討会平成 23 年 2 月 9 日 1

後発医薬品相談の相談者数の推移平成 22 年度上半期 :2010 年 4 月 ~9 月 100 92 80 相談者数(人)50 40 60 65 57 0 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 2

後発医薬品相談の月別相談者数の推移 2007 年 5 月 ~2010 年 9 月 200 195 180 160 140 相談者数(人)120 100 103 97 92 80 60 66 60 80 65 57 40 34 36 25 40 40 20 22 21 13 6 6 10 7 6 9 8 14 18 23 17 12 7 8 9 6 8 9 13 13 19 20 28 24 0 3

後発医薬品相談の相談者平成 22 年度上半期 :2010 年 4 月 ~9 月 医師 歯科医師 0.8% その他 5.3% 薬剤師 2.0% 一般消費者 91.9% 計 394 人 4

後発医薬品相談の相談内容の分類平成 22 年度上半期 分 類 相談件数 1. 漠然とした不安 7 2. 効果への不安 4 3. 有害事象の疑い ( 自己判断を含む ) 5 4. 品質関連 12 5. 添加物関連 1 6. 代替調剤可否 0 7. 薬価 5 8. 診療 調剤報酬関連 14 9. 医薬品 メーカーの確認 106 10. 先発医薬品との違い 6 11. 適応症 3 12. 生物学的同等性 2 13. 後発医薬品への変更に関する相談 ( 先発への変更, 変更を希望しないケースを含む ) 42 14. 後発医薬品に係る相談の業務内容 1 15. その他 255 5

後発医薬品相談の相談内容の分類 : その他の内訳平成 22 年度上半期 分類件数 ジェネリック医薬品希望カードに関する相談カードの目的, 使用方法, 入手方法など 後発医薬品に関する一般的事項後発医薬品とは?, 後発医薬品の薬価など 後発医薬品の情報入手方法検索方法, 患者向け資料入手方法, 関連通知入手方法など 176 72 8 その他 53

品質等への懸念に関する具体的な相談内容 1 No 相談内容後発医薬品名製造販売業者等の見解 1 パニック障害 ( 車で大型ショッピングセンターなどに出かけると突然動悸と呼吸困難 ) の治療で SSRI の 1[ パキシル錠 ]20mg( 寝前 ) と 出かける前に発作予防に 2[ コンスタン錠 ] 3[ ジアゼパム錠 ] 4[ エチゾラム錠 ] を服用していた 以前からの主治医が 人事異動でいなくなったので 別の心療内科医院に変更したら 調剤薬局の取扱品目が異なり 3 は以前の サワイ から アメル に変更となった すると効き目が弱くなってパニック発作が出るようになった 4 でも同じ事があり デパス に変更したら効果が戻った 3 も他剤に変更出来ないか? ジアゼパム錠 アメル ( 一般名ジアゼパム薬効分類催眠鎮静剤 抗不安剤 ) 本剤の発売以来 集積しました自発報告には 効果不十分 という事例はありません ジアゼパム錠 アメル は 2mg 錠 5mg 錠の 2 規格ですが ジアゼパム錠 サワイ は 2mg 錠の 1 規格であるため 変更して処方されたものはジアゼパム錠 2mg アメル と推察されます これらを比較してみると ( ジアゼパム錠 2mg サワイ ジアゼパム錠 2mg アメル ) 錠剤や PTP の色は変わらないものの PTP に記載の文字色 ( 赤 紺 ) 錠剤の直径 (8.0mm 7.0mm) 厚み (2.6mm 1.95mm) 重量 (170mg 100mg) とデザインも錠剤の大きさも異なることが判明しました 本事例は 主治医が変わる という患者にとっては大きな環境変化に加えて 同じ処方とはいえ今までとは見た目が大きく異なる薬を服用するというストレスが重なって発作を招いた可能性が高いと推察しました 今後 同種の副作用の発現状況に留意してまいります 7

品質等への懸念に関する具体的な相談内容 2 No 相談内容後発医薬品名製造販売業者等の見解 2 心臓に不整脈があり以前は先発品の 2[ フランドルテープ ] を貼付していた 薬局のすすめで後発品の 1[ リファタックテープ 40mg] に変更した ところが 入浴時に一旦テープを剥がして入浴後 汗を拭き取ってから再貼付したところ後発品の 1 はうまく付かない 先発品の 2 は再貼付が可能であった 後発品に変更して多少薬代は安くなったが 再貼付が出来ないために新しいのを貼らなければならない 結局以前より消費枚数が増えるので逆に高くなってしまった 同じものと言いながら後発品の性能が悪いのなら同じものとは言えないのではないか リファタックテープ 40mg ( 一般名硝酸イソソルビド薬効分類血管拡張剤 ) 粘着性は 規格及び試験方法で規定したボールタック試験に基づきこれを評価しています 本剤の粘着性は本試験に適合しています 粘着性能はこれに用いる粘着性基剤によって異なり 接着性の高いものや貼り替え可能な粘着性の高いものによって性質が変わります またその粘着性は肌質によっても個人差が認められるものでもあります おそらくリファタックテープを使用された患者様は比較的乾燥肌のタイプで 最初に貼付された後で剥がした時に皮膚の角質部分が粘着剤表面に剥がし取られて粘着性が低下したために再貼付できなくなったものと推測されます また 本剤の用法 用量は 24 時間又は 48 時間ごとに 1 回 1 枚貼付であり この患者様が 1 日 1 回本剤を貼付し 1 日 1 回入浴されているとすれば 本剤の貼付時間を入浴後に設定することで再貼付することなく投与することができ 再貼付による剥がれは防げるものと考えられますので 用法について医療機関にご相談いただきますようご説明いただければと存じます 3 うつ状態でデパスを服用していたが 2~3ヵ月前エチカーム錠に成分は同じということでエチカームに変更に ( 一般名エチゾラなった 服用量は少なく2~3 日に1 錠を服用してム薬効分類精いるだけだが 最近胃がむかむかすることがあり 神神経用剤 ) ジェネリックに変更したための副作用でしょうか エチゾラム製剤の添付文書に 悪心 胃 腹部不快感 といった記載のあることから エチゾラム製剤により発現した可能性は否定できませんが 2~3 ヶ月間は特に問題なく服用されておりますので ジェネリックへの変更がこの副作用を引き起こしたものではないと考えます 8

品質等への懸念に関する具体的な相談内容 3 No 相談内容後発医薬品名製造販売業者等の見解 4 私は薬が変更される毎に辛い思いをしていた 薬の変化に体が過敏に反応してしまう 今回も不眠でチスボン 5mg 錠を服用していたが ベンザリン 5mg に変更したらかえって眠れず 興奮してしまい 深夜にテンションの高い内容のメールを友人に送るなど変な行動を起こしてしまった 今までの経験から服用後数日で変な症状が起こるが 今回は服用後 4 時間ぐらいで興奮するようになった 変更前に医師に念を押したのだが ジェネリック医薬品と先発医薬品は成分が同じで 症状が出ることは考えられないとの説明だった ベンザリン錠 5( 先発品 ) チスボン錠 5( 後発品 ) ( 一般名ニトラゼパム薬効分類催眠鎮静剤 抗不安剤 ) < 先発企業の回答 > ベンザリン錠 5 の品質の確認として有効期限の残る全ロットの出荷判定記録を確認したところ いずれのロットも合格しており 主成分であるニトラゼパムの定量値も含量規格 (90~110%) に適合しており 品質上の問題はないものと考える 本件については 患者様ご自身が 薬の変化に体が敏感に反応してしまう とおっしゃっておられるように 薬剤の変更に対して感受性の高い患者さんであると思われる 今回の興奮症状の発現は 服用し慣れたジェネリックから先発品に変更されたことによる心理的作用による可能性が高いものと考える しかしながら 本剤の添付文書に 頻度不明の副作用として 刺激興奮 錯乱 : 統合失調症等の精神障害者に投与すると逆に刺激興奮 錯乱等があらわれることがある とあることから 今後同様の副作用の発現状況に注意していきたい < 後発企業の回答 > 先発品と後発品は主成分は同じであるが添加物は異なる場合があり 先発品から後発品あるいはその逆の切り替えを行った場合 その違いによる副作用発現の可能性は否定できません しかし 今回の場合は添加物が関与しているとは考え難いと判断致します チスボン錠の主成分であるニトラゼパムの使用上の注意には その他の副作用 の項に 興奮 不快感 不機嫌 の記載があり 重大な副作用 の項には ( 統合失調症等の精神障害者に投与すると ) の条件はあるものの 刺激興奮 錯乱 が記載されています この記載から今回の症状が先発品 後発品に関係なくニトラゼパムの継続投与中に発現した可能性も考えられます また 私は薬が変更される毎に辛い思いをしていた 今までの経験から服用後数日で変な症状が起こるが との記載が今回のように同一成分の薬剤の変更によるものか 同一薬効の他の成分への変更かは不明であるものの 何らかの患者の体質に関連があることも否定できません しかし チスボン錠ではこれまでこのような症状の発現は経験しておらず 今回の原因についても明確には判断致しかねます 9