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Visio 調査データ.vsd

定期報告 耐震診断基本データ 2006 年 4 月 1 日 ~2018 年 12 月 31 日 12 年 9 ヶ月 この耐震診断基本データは前回発表時から追加された診断結果を加算し毎回発表しています 対象の住宅について 1950 年 ( 昭和 25 年 )~2000 年 ( 平成 12 年 )5 月

0720_最終_耐震性能検証法チラシ案3種サンプル

所得税確定申告セミナー

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

Ⅲ 診断判定モデル住宅事例 建物概要 2 階建て木造住宅延べ床面積 53 m2 1 昭和 56 年 6 月以降 2 地盤は普通か良い 3 鉄筋コンクリート基礎 4 屋根は軽い 5 健全である 6 壁量多い 7 筋かいあり 8 壁のバランスが良い 9 建物形状はほぼ整形 10 金物あり 老朽度 診断結

横浜市のマンション 耐震化補助制度について

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契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

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どこで起きてもおかしくない地震 必ずやってくる東南海地震!! 阪神 淡路大地震以降 日本は 地震活動期に突入 震度 6 以上の地震が日本 世界各地で群発しています 今後 30 年以内に予想される 三大巨大地震 2011 年 3 月 11 日東日本大地震が発生 多くの方々が 家屋倒壊 津波によって尊い

Taro-町耐震改修助成要綱 j

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

( 資料 3) 比較検討した住宅 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資料 4) 住宅の選択理由 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

住宅リフォーム年報.indb

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

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厚木市木造住宅耐震診断

1 市川市耐震改修助成制度 の概要 この制度は 市民の皆さんが所有し かつ居住する木造戸建住宅について 市の助成を受けて行っ た耐震診断の結果 耐震性が低いことから市に登録した木造住宅耐震診断士による耐震改修を実施した場合に 耐震改修設計費 耐震改修工事 工事監理費及び耐震改修に伴うリフォーム工事費

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第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建


資産運用として考える アパート・マンション経営


土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

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マンション建替え時における コンテキスト効果について

1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのものであること (2) 所有者自らが居住していること (3)

三鷹市耐震改修促進計画(改定素案)

図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

平成15年度

木造住宅耐震改修事例集

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平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

ADVISER INSPECTION はじめに 適確な住宅購入の判断材料をご提供いたします 不動産の購入には様々な情報が複合的に関係してくるため 住宅購入を希望する消費者と仲介事業者 売主との情報格差が問題となっております 特に既存住宅は経年による劣化をしているため 新築住宅に比べ住宅の性能も検討材

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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左記に該当しない方 ボタンを選択した場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 住宅借入金等特別控除の入力画面が表示されます 所得 所得控除等入力 画面で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 3 ページ

マンション棟数密度 ( 東京 23 区比較 ) 千代田区中央区港区新宿区文京区台東区墨田区江東区品川区目黒区大田区世田谷区渋谷区中野区杉並区豊島区北区荒川区板橋区練馬区足立区葛飾区江戸川区

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

スライド 1

個信センター概要

木造住宅耐震診断費の補助 申込み期限 1 月 3 1 日 1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのもの

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2. 相談 29

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事務連絡 平成 31 年 2 月 28 日 ( 一社 ) 住宅リフォーム推進協議会ご担当者様 国土交通省住宅局住宅政策課 住宅企画官付 住宅生産課 建築指導課 税制特例に係る証明書における建築士等の個人の住所欄の削除について 平素より住宅行政の推進にご協力をいただき 誠に有難うございます 先般 パブ

平成26年度税制改正及び土地住宅政策に関する提言書(案)

約 6 倍になると予測されており これら高経年マンションが増えていく中 経年による建物 設備の劣化等に対応するための大規模修繕や改修等の資金不足の問題が深刻化している 今後 良質なマンションを維持していくためにも 特にマンション共用部のリフォームについての支援が急務である (4) 賃貸住宅のリフォー

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北栄町耐震改修促進計画の目的等 目的 本計画は 町民生活に重大な影響を及ぼす恐れのある地震被害から 町民の生命 財産を保護するとともに 地震による被害を軽減し 社会秩序の維持と公共の福祉に資するため 建築物の計画的な耐震化を促進することを目的とします 計画の実施期間 本計画の実施期間は 国及び県の実

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

地域経済分析システム () の表示内容 ヒートマップでは 表示する種類を指定する で選択している取引価格 ( 取引面積 mあたり ) が高い地域ほど濃い色で表示されます 全国を表示する を選択すると 日本全国の地図が表示されます 都道府県単位で表示する を選択すると 指定地域 で選択している都道府県

住宅借入金等特別控除の入力編

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

住宅借入金等特別控除の入力編

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保険の仕組み 消費者 ( 発注者 ) 工事請負契約 保険加入の依頼 登録事業者 ( リフォーム事業者 ) 保険金の 保険金 保険金の 保険加入 支払 直接請求 支払 手続 登録事業者が倒産等した場合検査 ( 建築士 ) 保険法人 ( 出所 ) 住宅瑕疵担保責任保険協会ホームページ 保険金の支払対象

間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間

Taro-地震防災マップQ&A集.jtd

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

Microsoft PowerPoint - 【資料3-13】中国.pptx

住宅性能等の新規追加項について ( 解説資料 ) 種 別 耐震基準適合証明書耐震基準適合証明書が存在する 建物が現行の耐震基準を満たしていることを証明する書類であり 建築士事務所登録を行っている事務所に所属する建築士 又は指定性能評価機関が発行する 耐震基準適合証明書 が存在する場合はチェックを入れ


平成 30 年度版 階上町安全安心住宅リフォーム促進支援事業 住宅リフォーム補助制度のご案内 ~ 目次 ~ 1. 階上町住宅リフォーム促進支援事業 補助率と補助金上限額 補助対象となる費用 補助金額の算出方法 申請から補助金の支払いまで

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

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設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ

スライド 1

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スライド 1

図表 1 消費税率引上げに伴う住宅着工の影響 ( 平成 9 年 ) 1995( 平成 7) 年度 1996( 平成 8) 年度 1997( 平成 9) 年度 (4 月 1 日に消費税 (5%) 導入 ) 1998( 平成 10) 年度 住宅着工戸数 前年からの増減 1,485 万戸 - 1,630

木造住宅耐震改修費の補助対象 1 耐震改修と簡易耐震改修 本市では 耐震改修と簡易耐震改修を次のように定めています (1) 耐震改修 一般的な耐震改修工事のことで 現行の耐震基準を満たす改修工事を行うこと (2) 簡易耐震改修 現行の耐震基準には満たないが 改修前より一定基準以上の耐震性が向上する改

税幅を 1% ずつ小刻みに引き上げるべきであるといった意見も浮上しており 予定通り引上げが実施されるかは 不透明な状況です Q 消費税増税で住宅取得時の税負担は どのくらい増加しますか A そもそも住宅購入にかかる消費税は 土地にはかからず新築物件なら建物部分のみです 仮に図表 1の モデル のよう


N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

これだけは知っておきたい地震保険

ご注意 ( 個人向け ) 補修の場合で 元金据置期間を設定するときは 返済期間の欄の年数から 1 年を引いた年数の返済額をご覧ください ( 例 ) 返済期間 20 年据置期間 1 年 20 年 - 1 年 = 19 年 返済期間 19 年の返済額をご覧ください < 個人向け> 災害復興住宅融資 10

長野県観光地の概要

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡益)編

消費税率引上げを踏まえた住宅取得対策 1 住宅取得については取引価格が高額であること等から 消費税率引上げの前後における駆け込み需要及びその反動等による影響が大きいことを踏まえ 一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和するとともに 良質な住宅ストックの形成を促し響国民の豊かな住生活を確保する

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

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わが国は世界有数の地震大国です 日本周辺では世界の 10 分の 1 の地震が起こると言われています 東日本大震災では 被害は甚大なものとなってしまいました 阪神 淡路大震災では犠牲者の大半が 建物の倒壊 や 火災 により亡くなっています 今までの悲劇を繰り返さないためにも 建築物の耐震化は喫緊の課題

1. 国土交通省土地 建設産業局関係の施策 不動産流通に関する予算要求が拡大 ここ数年 国の住宅 不動産政策において 不動産流通に関する施策が大幅に拡大している 8 月に公表された国土交通省の 2019 年度予算概算要求概要によると 土地 建設産業局における施策は大きく 4 項目あるが 全体の予算額

の各種税制優遇を受けやすくする見直しが行われ 入居までに耐震基準に適合するという証明があれば 1 住宅ローン減税 2 住宅取得資金に関する贈与税の非課税措置 3 中古住宅に関する不動産取得税の特例措置の適用が可能となる 耐震基準に適合しない中古住宅を取得し 耐震改修工事を実施した後に入居するような場

耐震診断を応援します

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耐震診断 耐震改修に関する設計に係る業務報酬基準案について寄せられたご意見と国土交通省の考え方 20 名の個人 団体から合計 66 件の意見をいただきました とりまとめの都合上 内容を適宜要約させていただいております 本業務報酬基準案と直接の関係がないため掲載しなかったご意見についても 今後の施策の

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PRESS RELEASE 木造住宅耐震診断調査データ記者発表のお知らせ 平成 26 年 1 月 15 日 拝啓益々ご清祥のこととお慶び申し上げます ( 加盟組合員数 :1,096 社 / 事務局 : 東京都千代田区 / 理事長 : 小野秀男 ) では 組合で実施した耐震診断の結果等についての調査データをこの度発表いたしました この記者発表は平成 12 年以降 阪神 淡路大震災が発生した1 月と防災月間の9 月に毎年行っているもので 今回は 30 回目の発表となります 平成 26 年度国土交通省税制改正概要 に盛り込まれた税制改正の一つ 中古住宅取得後に耐震改修工事を行う場合における住宅ローン減税等の適用 を受けまして 今後取引が増えると思われる昭和 56 年 ~ 平成 5 年の住宅に焦点を当てました 敬具 TOPICS 1 補強工事費用 < 減税効果 税制改正のメリットは大きなものに!! 昭和 56 年 ~ 平成 5 年に建てられた木造住宅のうち耐震基準を満たしていない住宅について どの程度の耐震補強を行えば耐震基準を満たせるかを 現状の評点 床面積などから試算しました その結果 耐震基準に適合させるのに必要な補強工事費用の目安金額は163 万円 (3ページ) さらにシミュレーションにおける減税効果は約 30 万円となり 大きなメリットが発生するという結果になりました ( 試算条件等は4ページに記載 ) 本年の税制改正概要に 住宅購入後に買主が補強工事を行った場合も減税が受けられるよう盛り込まれました 減税効果で補強工事費用がまかなえるとなれば 耐震性が担保された住宅に住むことを希望する買主がこれまで以上に増えるのではないでしょうか 調査データ 3 4ページ TOPICS 2 築 20 年超の新耐震 ( 昭和 56 年以降 ) 住宅の 9 割が耐震基準に不適合 新耐震基準で建てられた住宅のうち 築年数が20 年を超える昭和 56 年 ~ 平成 5 年に建てられた住宅について 9 割の建物が現行の耐震基準を満たしていないという結果となりました 建築基準法は 昭和 56 年 6 月 平成 12 年 6 月 の2 回にわたり 大きく改正されています この2 回の改正の間に建てられた住宅については 様々な原因 ( 壁の配置や劣化による低減など ) により 現行の耐震基準を満たさない建物が数多く存在します ご自宅の状態を知っていただき 現在の自宅に長く快適に住まわれるためにも 積極的に耐震診断を受診していただくことを当組合では推進しております 調査データ 2ページ上記トピックス以外の調査データ全文は 下記ホームページで公開しております また 過去の調査データもご覧いただけますので 是非ご一読下さい 木耐協 耐震診断調査データ http://www.mokutaikyo.com/data/201401/ ~~~~~ 本件に関するお問い合わせ先 ~~~~~ 事務局担当関 伊藤 102-0083 東京都千代田区麹町 2-12-1 グランアクス麹町 7 階 TEL 03-6261-2040( 代 ) FAX 03-6261-2041 URL http://www.mokutaikyo.com/ Eメール jimukyoku@mokutaikyo.com

木耐協耐震診断調査データ 昭和 56 年 ~ 平成 5 年に建てられた木造住宅の耐震性と耐震基準適合証明書取得に必要な工事費用目安 1 築年数別の評点 P1 2 耐震基準に適合している住宅の割合 P2 3 耐震基準に適合させるためにかかる耐震改修工事費 P3 参考 : 耐震基準適合証明書を取得することで受けられる減税効果 P4 耐震診断基本データ 耐震診断結果 ( 基本データ ) P5 耐震診断結果 ( 昭和 55 年以前 / 昭和 56 年以後 ) P6 耐震補強費用の分布 P7 平成 26 年 1 月 15 日 発表

昭和 56 年 ~ 平成 5 年に建てられた木造住宅の耐震性と耐震基準適合証明書取得に必要な工事費用目安 築 20 年を超える中古住宅を購入する場合 新築住宅と同様の住宅ローン減税等の優遇税制を受けるためには 耐震基準適合証明書の取得か既存住宅売買瑕疵保険への加入が必要でした しかし 引渡しまでの取得が必要なため 必要な工事や検査を行うことが実務上困難でした 平成 26 年度国土交通省税制改正概要 に盛り込まれた税制改正の一つ 中古住宅取得後に耐震改修工事を行う場合における住宅ローン減税等の適用 では 来年度から買主が住宅取得後に耐震改修を実施した場合も 住宅ローン減税等の特例を受ける事が可能になる予定です そこで 今後取引が増えると思われる新耐震基準住宅ではあるが築 20 年を超える ( 建築年 : 昭和 56 年 ~ 平成 5 年 ) 住宅に焦点を当てました 耐震診断対象家屋 : 平成 18 年 4 月 ~ 平成 25 年 11 月の間に木耐協で耐震診断を実施した木造在来工法 2 階建て以下の建物のうち昭和 56 年 ~ 平成 5 年の間に着工された住宅 1 築年数別の評点 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80 建築年度別平均評点 新しい住宅ほど耐震性の高い住宅が増加 建築年度 評点 棟数 1981 0.514 777 1982 0.526 730 1983 0.529 626 1984 0.540 471 1985 0.568 507 1986 0.587 511 1987 0.595 522 1988 0.608 739 1989 0.634 484 1990 0.643 408 1991 0.654 395 1992 0.709 427 1993 0.708 446 合計 7,043 平均評点 0.591 昭和 56 年 ~ 平成 5 年に着工された住宅の評点について 各年度の平均を算出してみると 新しい住宅ほど耐震性が高まるという結果となりました 新しい住宅ほど評点が高い要因は主に 3 つが考えられます 1 鉄筋コンクリートの基礎が普及 ( 鉄筋コンクリート基礎の割合が 5 割から約 9 割に上昇 ) 2 柱と土台 梁のつなぎ目に取り付ける接合金物が普及していった 3 劣化による耐力の減少が少ない (1)

2 耐震基準に適合している住宅の割合 上部構造評点 1.0 を超える住宅を 耐震基準に適合している 下回っている住宅を 耐震基準に適合していない として集計を行いました 耐震診断対象家屋 : 木耐協で耐震診断を実施した木造在来工法 2 階建て以下の建物のうち昭和 56 年 ~ 平成 5 年の間に着工された住宅 適合している 9.33% 棟数 割合 耐震基準適合 657 9.33% 耐震基準非適合 6,386 90.67% 適合していない 90.67% 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 総計 耐震基準適合 ( 割合 ) 4.25% 5.34% 5.11% 4.46% 7.50% 8.41% 10.92% 10.42% 13.43% 13.24% 11.65% 18.74% 16.14% 9.33% 棟数 33 39 32 21 38 43 57 77 65 54 46 80 72 657 耐震基準非適合 ( 割合 ) 95.75% 94.66% 94.89% 95.54% 92.50% 91.59% 89.08% 89.58% 86.57% 86.76% 88.35% 81.26% 83.86% 90.67% 棟数 744 691 594 450 469 468 465 662 419 354 349 347 374 6,386 合計棟数 777 730 626 471 507 511 522 739 484 408 395 427 446 7,043 実に 9 割の住宅は耐震基準に適合していない 新耐震基準住宅であっても 9 割の住宅が耐震基準に適合していないという結果でした 建築基準は 昭和 56 年 6 月 平成 12 年 6 月 に 2 回大きく改正されました 1 回目の改正は反映されているものの 2 回目の改正が反映されていないため現行の耐震基準を満たしていない住宅が大半となります 平成 12 年の改定では 接合部の金物 と 住宅のバランス ( 偏心率 ) について規定が盛り込まれました 現行の基準と照らし合わせると 1 柱ごとの引抜け力に見合った金物が使われていない 2 住宅のバランス ( 偏心率 ) が考慮されず南側などに壁が偏っている物件がある といった弱点があります (2)

3 耐震基準に適合させるためにかかる耐震改修工事費の目安 耐震基準に適合していない 6,386 棟の住宅について 耐震基準に適合させた場合にかかる耐震改修工事の目安となる金額を ( 一財 ) 日本建築防災協会が公表している 木造住宅の耐震改修の費用 - 耐震改修ってどのくらいかかるの?- に基づき算出しました 耐震診断対象家屋 : 木耐協で耐震診断を実施した木造在来工法 2 階建て以下の建物のうち昭和 56 年 ~ 平成 5 年の間に着工された住宅その中で 耐震基準を満たしていない 6,385 棟 木造住宅の耐震改修の費用 - 耐震改修ってどのくらいかかるの?- 建築年度 ( 一財 ) 日本建築防災協会 http://www.kenchiku-bosai.or.jp/seismic/mokuhiyou.html 上記表に目標評点を 1.0 として計算を行いました改修前の評点は 1(1p) の表から 耐震基準に適合している住宅を除外し集計しました 耐震改修工事費 ( 万円 ) 改修前の評点 延べ床面積 ( m2 ) 1981 166.11 0.483 119.10 744 1982 167.06 0.490 121.22 691 1983 168.05 0.488 121.53 594 1984 159.74 0.510 120.71 450 1985 163.33 0.516 125.05 469 単位費用目標評点 1986 155.27 0.532 122.96 468 =27,000 (1.0- ) 1987 164.25 0.519 126.44 465 1988 164.53 0.536 131.35 662 1989 168.50 0.543 136.65 419 1990 164.16 0.553 136.06 354 1991 158.88 0.571 137.31 349 1992 149.33 0.589 134.45 347 1993 139.97 0.608 132.19 374 平均値 163.91 0.526 128.08 適合証明書取得に必要な耐震改修工事の金額目安は平均 163 万円 本ページでは耐震基準に適合していない住宅だけを集計しています 耐震基準に適合させるために必要な補強工事費用目安は平均 163 万円となりました 築年数が新しいほど住宅の評点は改善しますが 新しい住宅ほど延べ床面積も大きくなるため 補強金額を押し下げる効果が薄くなっています なお あくまで平均の数値に基づいて算出した結果です 補強工事の方法や物件の状況によって補強工事費用は上下しますので工事金額の目安となります 棟数 (3)

参考 : 耐震基準適合証明書を取得することで受けられる減税効果 築 24 年の木造住宅を中古で購入するシミュレーションを行いました 耐震診断を行った所 耐震基準を満たしていませんでした そこで そのまま購入した場合と 引渡しまでに耐震改修を行い耐震基準適合証明書を取得した場合で どの程度金銭的な違いがあるのか試算しました 試算シミュレーションの設定条件入居時期 : 平成 26 年 1 月土地 :2,000 万円建物 : 500 万円 固定資産税評価額は土地 :1,300 万円 建物 :300 万円とした借入金額 :2,200 万円頭金 : 300 万円建築年 : 1990 年 ( 築 24 年 ) 建物のべ床 : 136m2土地面積 : 230m2扶養家族 :3 人金利 :1.8% 借入期間 :35 年金利 : 元利均等返済方式 試算シミュレーション結果 ( 単位 : 円 ) 各項目の下段が税率です 住宅ローン減税 年度末の借入金額 1% 10 年 ( 一年当たり 20 万円上限 最大 200 万円 ) 登録免許税建物所有権移転建物の固定資産税評価額 1% 0.3% 抵当権設定借入金額 0.4% 0.1% 不動産取得税土地 土地の固定資産税評価額 1/2 3% 土地の 1 平方メートルあたりの価格 1/2 住宅の床面積 2 3% 建物 建物の固定資産税評価額 3% 評価額から 450 万円が控除 耐震非適合 ( 優遇税率適用なし ) 88,000 耐震適合 ( 優遇税率適用あり ) 優遇される金額 0 1,602,000 1,602,000 30,000 9,000 21,000 22,000 66,000 195,000 69,391 125,609 90,000 0 90,000 合計金額 1,904,609 物件条件によっては工事費以上の減税効果があるケースも シミュレーションの結果 築 24 年の住宅の平均補強工事費用が 163 万円 ( 参照 :3P) に対し 耐震基準適合証明書を取得したことで受けられる減税効果が 190.4 万円となりました 工事費より約 30 万円の減税により金銭的メリットが大きいという結果になりました 平成 26 年度の税制改正概要に 買主が住宅取得後に補強工事を行っても住宅ローン減税を受けられるよう緩和策が盛り込まれています 今回のケースの様に耐震基準を満たしていない住宅であっても 補強工事を行って適合証明書を取得したいという買主が増加すると思われます 設定条件 ( 借入金額 年間の所得 土地 建物の固定資産税評価額等 ) によって試算結果は上下しますので 各物件ごとに計算を行って下さい (4)

耐震診断基本データ平成 18 年 4 月 1 日 ~ 平成 25 年 11 月 30 日 平成 18 年 4 月 1 日から平成 25 年 11 月 30 日まで (7 年 8 ヶ月 ) に木耐協で実施した耐震診断のうち 木耐協で耐震診断結果の詳細を把握している 19,279 件の耐震診断結果を分析したものです 耐震診断対象家屋 : 昭和 25 年 ~ 平成 12 年 5 月までに着工された木造在来工法 2 階建て以下の建物 参考 建築基準法では 耐震計算する際に想定する地震を大地震と中地震の 2 段階に分けています 大地震とは建物が建っている間に遭遇するかどうかという極めてまれな地震 ( 数百年に一度起こる震度 6 強クラスの地震 ) のこと 中地震とは建物が建っている間に何度か遭遇する可能性のある地震 ( 震度 5 強程度 ) のことです 大地震時には人命を守ること 中地震の場合には建物という財産を守ること を目標とするのが 建築基準法の考え方です これに対し 耐震診断では人命を守ることに重点を置き 大地震時に倒壊しない ための耐震性確保を目標に据えることを明示しました 大地震 中地震という 2 段階を設定する建築基準法と異なり 耐震診断では大地震への対応という 1 段階で考えることになります 耐震診断結果 ( 基本データ ) 評点 / 判定 件数 割合 平均築年数 1.5 以上 / 倒壊しない 258 1.34% 14.30 年 1.0~1.5 未満 / 一応倒壊しない 1,414 7.33% 18.26 年 0.7~1.0 未満 / 倒壊する可能性がある 3,315 17.19% 24.10 年 0.7 未満 / 倒壊する可能性が高い 14,292 74.13% 30.84 年 1.34% 7.33% 17.19% 全体 19,279 28.54 年 耐震補強工事の平均施工金額耐震補強工事の施工金額中央値 148 万 3,082 円 124 万 5,000 円 74.13% 1.5 以上 1.0~1.5 未満 0.7~1.0 未満 0.7 未満 診断案件のうち現行の耐震基準に適合しない住宅が 9 割以上 耐震診断を受診された建物のうち 91.33% の住宅が耐震基準を満たしていませんでした アンケート回答結果に基づく耐震補強工事の平均施工金額は約 148 万円 工事全体の施工金額中央値は 124 万円でした 新しい住宅ほど耐震性が高まりますが 現行の建築基準が適用される前に ( 平成 12 年 5 月までに ) 着工された木造在来工法の住宅をリフォームする際には 耐震性のチェックが欠かせないといえるでしょう 本項目内の 耐震補強工事の平均施工金額 算出に当たっては 前項の 築年数別 1 階床面積別耐震補強工事費用 ( 耐震診断受診者アンケートより ) と同一の結果を用いています (5)

耐震診断結果 ( 旧耐震基準建物 : 昭和 55 年以前の建物 ) 評点 / 判定 件数 割合 平均築年数 1.5 以上 / 倒壊しない 12 0.12% 31.83 年 1.0~1.5 未満 / 一応倒壊しない 177 1.84% 34.76 年 0.7~1.0 未満 / 倒壊する可能性がある 1,118 11.60% 35.12 年 0.7 未満 / 倒壊する可能性が高い 8,331 86.44% 37.23 年 全体 9,638 36.93 年 0.12% 1.84% 11.60% 耐震補強工事の平均施工金額耐震補強工事の施工金額中央値 177 万 8,068 円 150 万 0,000 円 86.44% 1.5 以上 1.0~1.5 未満 0.7~1.0 未満 0.7 未満 旧耐震基準建物の 98% が 耐震性に問題あり 旧耐震基準建物 ( 昭和 55 年以前に建てられた建物 ) のほぼ全てが現行の耐震基準を満たしていない結果となりました 平均施工金額は約 177 万円 施工金額中央値は 150 万円でした 耐震診断結果 ( 新耐震基準建物 : 昭和 56 年以降の建物 ) 評点 / 判定 件数 割合 平均築年数 1.5 以上 / 倒壊しない 246 2.55% 13.45 年 1.0~1.5 未満 / 一応倒壊しない 1,237 12.83% 15.90 年 0.7~1.0 未満 / 倒壊する可能性がある 2,197 22.79% 18.50 年 0.7 未満 / 倒壊する可能性が高い 5,961 61.83% 21.92 年 2.55% 12.83% 全体 耐震補強工事の平均施工金額耐震補強工事の施工金額中央値 9,641 20.15 年 122 万 4,967 円 100 万 0,000 円 22.79% 61.83% 1.5 以上 1.0~1.5 未満 0.7~1.0 未満 0.7 未満 新耐震基準建物の 84% が 耐震性に問題あり 新耐震基準建物 ( 昭和 56 年以降に建てられた建物 ) でも 8 割以上が現行の耐震基準を満たしていないという結果となりました 新耐震基準建物の平均施工金額は約 122 万円 施工金額中央値は 100 万円となりました 耐震基準は 昭和 56 年 6 月 と 平成 12 年 6 月 の 2 度にわたって大きく改訂されています また 本調査データでは 昭和 55 年以前に建てられた建物 を 旧耐震基準建物 昭和 56 年以降に建てられた建物 を 新耐震基準建物 と区分しています 本来であれば 昭和 56 年 6 月 をもって区分すべきではありますが 診断依頼者から詳細な建築時期を確認することが困難なケースもあることから 事務局では上記のように区分しております (6)

耐震補強費用の分布 完工金額 全体昭和 55 年以前昭和 56 年以降件数割合件数割合件数割合 50 万円未満 44 13.33% 12 7.79% 32 18.18% 50~100 万円未満 72 21.82% 27 17.53% 45 25.57% 100~150 万円未満 77 23.33% 31 20.13% 46 26.14% 150~200 万円未満 39 11.82% 21 13.64% 18 10.23% 200~300 万円未満 73 22.12% 45 29.22% 28 15.91% 300 万円以上 25 7.58% 18 11.69% 7 3.98% 全体 330 154 176 平均施工金額 施工金額中央値 148 万 3,082 円 177 万 8,068 円 122 万 4,967 円 124 万 5,000 円 150 万 0,000 円 100 万 0,000 円 100 万円未満 150 万円未満 全体 13.33% 21.82% 23.33% 11.82% 22.12% 7.58% 昭和 55 年以前 ( 旧耐震 ) 7.79% 17.53% 20.13% 13.64% 29.22% 11.69% 昭和 56 年以降 ( 新耐震 ) 18.18% 25.57% 26.14% 10.23% 15.91% 3.98% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 50 万円未満 50~100 万円未満 100~150 万円未満 150~200 万円未満 200~300 万円未満 300 万円以上 工事全体のうち 100 万円未満が 35% 150 万円未満が 58% アンケートにて工事金額をご回答いただいた 330 件のうち 約 35% にあたる 116 件は 100 万円未満の工事 約 58% にあたる 193 件は 150 万円未満の工事でした 旧耐震基準住宅は新耐震基準住宅に比べ 1 現行の基準よりも当時求められていた壁量が少なかった 2 築 33 年以上経過し劣化事象が進行している といった要因により 評点が全体に低くなります そのため 工事箇所が多くなり工事金額も高額となっています 旧耐震基準住宅の場合はまずは国 自治体の補助金を検討し それでも予算が厳しい場合は 予算の範囲で出来る最大限の補強工事を行うといったお客様目線にたった工事提案力が耐震補強事業者に益々求められると言えるでしょう (7)

私共 ( 略称 : 木耐協 ) は 平成 10 年 7 月に民間の任意団体 木造住宅耐震補強推進協議会 として発足し 平成 11 年 3 月 4 日に当時の建設省 ( 現 : 国土交通省 ) を主務官庁とする協同組合として新たな一歩を歩み始めました 平成 25 年 12 月現在では全国 1,096 社の組合員が活動しております 当組合では平成 12 年 1 月より年 2~3 回 ( 阪神 淡路大震災の前の1 月中旬及び防災月間前の8 月下旬 ) 組合として実施した耐震診断結果の調査データを分析 発表しています 今回は耐震補強工事の実施を検討されている住まい手を念頭に置き 築年数および住宅の床面積から耐震補強工事費用の平均額を算出しました 私共木耐協では 今後もこの分野における公的な団体や自治体との密な関連を保ち 協調関係を結びつつ 活動して参りたいと考えております 基本理念 私たちは 地震災害から国民の生命と財産を守るため 安全で安心できる家づくり まちづくり に取り組み 耐震社会の実現を目指します 組合員倫理憲章 一 私達は木造建築の素晴らしさを保全し 安全で快適な住環境の維持に努めます 一 私達は公共社会の一員として品性と倫理観を備え 常に研鑚に努めます 一 私達は耐震技術者としての知識 技術 経験を高める事に努めます 一 私達は適切な耐震診断を行ない 誠実な工事に努めます 一 私達はお客様の要望を正確につかみ お客様の理解と満足を得る事に努めます 一 私達は業務を通じて得た耐震に関する知識を広く社会に還元し 耐震社会の構築に努めます 以上 私達組合員一同は 本倫理憲章を誠実に履行することを誓います 102-0083 東京都千代田区麹町 2-12-1 グランアクス麹町 7 階 TEL:03-6261-2040 FAX:03-6261-2041 ホームページアドレス http://www.mokutaikyo.com/ 201401