地域再生計画 1 地域再生計画の名称 屋台のまち 鹿沼の観光拠点整備計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 鹿沼市 3 地域再生計画の区域 鹿沼市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題地場産品の販売に力を入れている 新 鹿沼宿 では 販売品目の不足や顧客のニーズに合致していない品揃えもあることなどから 物販を見直すとともに 農林産物の6 次化商品や屋台のまちをPRできる商品を開発し販売する方針だが 導線上の問題や店内に十分なキャパシティがないという課題がある さらに 本施設は観光案内の拠点でもあるが 車で来訪する観光客への案内が主で 鉄道やバスなどを利用し本市を訪れ本市の公共交通等を利用して市内を巡る観光客への対応が不足しており 特に自家用車を持たない外国人観光客等の誘客が進んでいないという課題もある また 屋台のまち をPRするため 新 鹿沼宿 から徒歩 5 分に位置する 屋台のまち中央公園 では 屋台を間近で見られる他 世界に認められた屋台行事の歴史や伝統工芸である屋台制作の過程などを実物や映像などで紹介しているが 展示内容のマンネリ化やすぐに屋台展示施設だと判断できない外観 大通り沿いに位置していないことから観光客の誘導が不十分である 4-2 地方創生として目指す将来像鹿沼市街地は 江戸時代に例幣使街道の宿場町として栄え 現在も国道 293 号線にその名残を残すとともに 本市の交通の要衝となっており 平成 23 年には 交通の便が良いこと 市街地の中心部に位置すること等から その国道沿いに観光と物産の拠点となる まちの駅新 鹿沼宿 をオープンさせ 多くの観光客を迎えている この地区は平成 28 年 12 月 1 日にユネスコ無形文化遺産に登録された 鹿 1
沼今宮神社祭の屋台行事 が開催されるとともに 江戸期等に制作された絢爛豪華な彫刻屋台を常設で展示する施設が 屋台のまち中央公園 を中心に他 3 館あり 屋台のまち としてインバウンドを含めた観光消費のさらなる増加が期待される 本市では 屋台行事 を活かした観光施策を地方創生加速化交付金事業で実施しており 10 月にある屋台行事以外の時期でも来訪してもらえるよう 屋台が生まれ息づくまちを体験できる事業を実施するなど 通年観光の実現に向けた取組を進めている そのためには 観光の拠点である 新 鹿沼宿 そして 屋台の魅力を体験 発信する 屋台のまち中央公園 を整備することで 屋台の魅力を感じてもらうとともに 市街地の回遊性向上を目指していく必要があり 本整備事業を実施することにより市街地への入込数 観光消費の増加を図り まちの賑わいを創出する さらに 10 年先には 新たな観光産業の創出による都市イメージアップを図り 選ばれる自治体へとなっていくことを目標としている 数値目標 平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度事業開始前増加分増加分増加分 ( 現時点 ) (1 年目 ) (2 年目 ) (3 年目 ) 市内交流人口 ( 千人 ) 476.01 2.76 4.62 5.81 418,515 2,185 4,554 4,823 3,310 297.9 337.6 394.5 平成 32 年度増加分 (4 年目 ) 平成 33 年度増加分 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 2
5.90 5.95 25.04 4,852 4,952 21,366 市内交流人口 ( 千人 ) 402.7 410.02 1,842.72 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本市では 市街地の中心部に位置する観光と物産の拠点となる まちの駅新 鹿沼宿 と江戸期等に制作された絢爛豪華な彫刻屋台を常設で展示する施設である 屋台のまち中央公園 を中心とした通年観光の実現に向けた取組を進めている そのためには 屋台の魅力を感じてもらうとともに 市街地の回遊性向上を目指していく必要があり まちの駅新 鹿沼宿 の増築による販売スペースの確保及び観光総合案内の充実 そして 屋台のまち中央公園 の展示内容のリニューアルと塗装工事を実施し 屋台のまち として一体感が生まれるよう整備をする また 鹿沼秋祭り や さつきマラソン を まちの駅新 鹿沼宿 を中心に実施することにより市街地への入込数 観光消費の増加を図り まちの賑わいを創出する 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業地方創生拠点整備交付金 ( 内閣府 ): A3007 1 事業主体鹿沼市 2 事業の名称 : 屋台のまち 鹿沼の観光拠点整備計画 3 事業の内容 3
(1) まちの駅新 鹿沼宿 の増築により 販売スペースの確保や観光の総合案内を充実させ 観光と物産の拠点としてリニューアルする (2) 屋台のまち中央公園 の展示内容のリニューアルと塗装工事を実施することで 新 鹿沼宿 と一体感のある施設としてリニューアルする 4 事業が先導的であると認められる理由 自立性 新 鹿沼宿 では 売り場の増築及びディスプレイの変更により魅力ある商品を充実させ お土産や日常の食料品等の買い物の利便性を向上させる さらに 観光交通の拠点機能を強化することで誘客を図り 売り上げ額を2 割以上増加させ 施設の自立を目指していく また 今回増築するウッドハウスの一部は利用料を徴収する貸し店舗としての機能をもたせ 収益性の向上に寄与していく 官民協働 市では 施設整備として 新 鹿沼宿 にウッドハウスを設置し市内民間事業者に貸し出す 事業者は自身の創意工夫により販売を実施していく またユネスコ無形文化遺産登録というこの機を最大限に活かし 屋台のまち中央公園 を中心とした 屋台展示施設を本市を初めて訪れた人でもわかりやすく巡ることができるよう 屋台のまち として市街地に一体感を持たせた導線を整備していく また 屋台展示施設では 屋台を守る地域住民が展示の解説や施設の清掃を行うなど 行政と住民が一体となったまちづくりを実践し 魅力ある伝統文化を継承していく 政策間連携 新 鹿沼宿 において 農林作物の6 次産業化事業によって完成した魅力ある商品の販売や 市民の日常生活の足となる市バス等の乗り継ぎの拠点となることで お土産として観光客が買い求める需要だけでなく 日常の食料品として市民が購入するようになり 観光誘客と地産地消につながる また 屋台のまち としての一体感を出したまちづくりにより 観光客だけでなく 今まで屋台行事に関わりのなかった市民の関心を引くこともでき 行事実施の後継者を獲得することにもつながる 地域間連携 本県で 本市と同時にユネスコ無形文化遺産に登録された祭りをもつ 那須烏山市 とは 地方創生加速化交付金事業で祭りを活用した通年観光の実現と祭り後継者の育成という共通の目的のもと連携 4
して事業を進めている その事業のなかで両市の特産物を活用したコラボ商品の開発も進めており 完成した商品を本市の 新 鹿沼宿 や那須烏山市の山あげ会館などで販売してく 5 重要業績評価指標 (KPI) 及び目標年月 数値目標 平成 29 年度事業開始前増加分 ( 現時点 ) (1 年目 ) 平成 30 年度増加分 (2 年目 ) 平成 31 年度増加分 (3 年目 ) 市内交流人口 ( 千人 ) 476.01 2.76 4.62 5.81 418,515 2,185 4,554 4,823 3,310 297.9 337.6 394.5 平成 32 年度平成 33 年度 KPI 増加分の増加分増加分累計 (4 年目 ) (5 年目 ) 5.90 5.95 25.04 4,852 4,952 21,366 5
市内交流人口 ( 千人 ) 402.7 410.02 1,842.72 6 評価の方法 時期及び体制 検証方法 毎年度 目標の達成状況を鹿沼市総合計画審議会で評価した後 鹿沼市のホームページで公表する 外部組織の参画者 商工会議所 森林組合 農業協同組合 青年会議所 栃木県 公共職業安定所 小中学校校長会 宇都宮大学 幼稚園連合会 足利銀行 鹿沼相互信用金庫 労働組合 下野新聞社等 検証結果の公表の方法 毎年度 目標の達成状況を鹿沼市総合計画審議会で評価した後 鹿沼市のホームページで公表する 7 交付対象事業に要する経費 第 5 条第 4 項第 1 号イに関する事業 A3007 総事業費 18,799 千円 8 事業実施期間 地域再生計画認定の日から平成 34 年 3 月 31 日 (5 ヵ年度 ) 9 その他必要な事項特になし 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 (1) 鹿沼秋まつり事業概要 : ユネスコ無形文化遺産に登録された 鹿沼今宮神社祭の屋台行事 や市民パレード等を まちの駅新鹿沼 6
宿 を中心として実施 実施主体 : 鹿沼秋まつり実行委員会事業期間 : 平成 29 年度 ~ (2) 鹿沼さつきマラソン事業概要 : まちの駅新鹿沼宿 をスタート地点とし 市街地から山間部までをコースとしたマラソン大会を実施 実施主体 : 鹿沼市事業期間 : 平成 29 年度 ~ 6 計画期間 地域再生計画認定の日から平成 34 年 3 月 31 日 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況にかかる評価の手法 検証方法 鹿沼市総合計画審議会を構成する有識者や議会の関与を得ながら検証結果報告をまとめる また 必要に応じて 鹿沼市総合戦略や今後の事業推進方針に反映させる 外部組織の参画者 商工会議所 森林組合 農業協同組合 青年会議所 栃木県 公共職業安定所 小中学校校長会 宇都宮大学 幼稚園連合会 足利銀行 鹿沼相互信用金庫 労働組合 下野新聞社等 7-2 目標の達成状況にかかる評価の時期及び評価を行う内容 数値目標 平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度事業開始前増加分増加分増加分 ( 現時点 ) (1 年目 ) (2 年目 ) (3 年目 ) まちの駅新鹿沼宿物産館 かぬマルシェ ウッドハウ 476.01 2.76 4.62 5.81 418,515 2,185 4,554 4,823 7
ス及び屋台のまち中央公園売上 ( 千円 ) 市内交流人口 ( 千人 ) 3,310 297.9 337.6 394.5 平成 32 年度平成 33 年度 KPI 増加分の増加分増加分累計 (4 年目 ) (5 年目 ) 5.90 5.95 25.04 4,852 4,952 21,366 市内交流人口 ( 千人 ) 402.7 410.02 1,842.72 7-3 目標の達成状況にかかる評価の公表の手法毎年度 目標の達成状況を鹿沼市総合計画審議会で評価した後 鹿沼市のホームページで公表する 8