学習指導要領

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教科 : 地理歴史科目 : 世界史 A 別紙 1 (1) 世界史へのいざない 学習指導要領ア自然環境と歴史歴史の舞台としての自然環境について 河川 海洋 草原 オアシス 森林などから適切な事例を取り上げ 地図や写真などを読み取る活動を通して 自然環境と人類の活動が相互に作用し合っていることに気付かせ

平成 30 年度年間授業計画 教科 : 地理歴史科目 : 世界史 A 校内科目名 : 世界史 A 対象年次 :1 2 単位 使用教科書 教材 教科書 現代の世界史 改訂版( 山川出版社 ) 補助教材 ニューステージ世界史詳覧 ( 浜島書店 ) 1 学期 2 学期 指導内容指導目標評価の観点 方法 <

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年間授業画 地理 歴史 2 年必修世界史 A( 理系 ) 数 2 2 年 56 組 書 教材世界史 A( 実教出版 ) プロムナード世界史 ( 浜島書店 ) 1 近代ヨーロッパの成立以後の近現代史を全世界的観点から体系的に理解させる 今日的な諸課題の解決の一助として歴史的理解 意識を習得させる 2

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検証授業(歴史人物の扱い方)の学習指導案

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高等学校学習指導要領比較対照表【地理歴史】

第 6 学年社会科指導案 日時平成 24 年 10 月 17 日 ( 木 ) 児童男子 13 名女子 10 名計 23 名 指導者河野美恵 1 単元名平和で豊かな暮らしを目ざして 2 単元を展開するにあたって (1) 単元について本単元は, 新学習指導要領第 6 学年の内容 (1) のケ 日華事変,

指導内容科目世界史 A の具体的な指導目標評価の観点 方法 ユーラシアの諸文明 西アジア 西アジアにおける古代オリエント文明とイラン人の活動 アラブ人とイスラーム帝国の形成過程や文明の特質を理解する 5 ユーラシアの諸文明 ヨーロッパ 古代ギリシア ローマ文明 キリスト教を基盤とした東西ヨーロッパ世

中学校第 2 学年社会科学習指導案 日時 : 平成 29 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 第 2 学年 組 名学校 : 中学校授業者 : 1 単元名 欧米の進出と日本の開国 2 単元の目標 欧米諸国の近代化やアジア諸国への進出について関心をもち それらが日本に与えた影響や開国に至る過程について

「改訂版 世界史A(世A019)」教科書シラバス案

第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

日B 314 高校日本史 改訂版

授業実践計画 指導計画 (7 時間 ): 詳細については次頁に記載 ⑴ 日本と外国との関係を考え, 単元を貫く意識をもたせる ⑵ 明治中 後期, 大正期の社会的事象を調べ, 明 と 暗 について考える 日清 日露の戦争の 明 と 暗 2 不平等条約の改正時の 明 と 暗 1 生活や社会の変化の 明

第 2 学年 1 組 社会科学習指導案 平成 1 7 年 6 月 8 日 ( 水曜日 ) 第 5 時限 1 3 : 2 0 ~ 於 : 2 年 1 組教室 名南中学校森健二 1 単元近世から近代へ 2 単元について ( 1) 単元の意義 本単元 近世から近代へ で取り上げる江戸時代末期は, およそ

アメリカ合衆国の生活 文化 アメリカ合衆国とその周辺の自然環境にはどのような特徴があるのか 地形や気候の東西について注目し理解する アメリカの歴史と社会に対する関心と課題意識を高めて それを意欲的に追求し捉えようとする オーストラリア生活 文化 期末考査 オーストラリアとアジア太平洋との結びつきが強

社会科学習指導案 広島市立 小学校指導者 1 日時平成 20 年 10 月 日 ( ) 2 学年 組第 6 学年 組 3 単元明治維新をつくりあげた人々 4 単元設定の理由 (1) 社会の形成に参画する資質や能力を育成する社会科授業 社会の形成に参画する ということは, 計画や企画に参加するなど,

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欧米列強の侵略と日本の条約改正はどのように進められ たか関心をもっている ( 関心 意欲 態度 ) 2 日清戦争 本時のねらい 日清戦争は どのように起こり どんな結果になったのか 理解することができる 課題 : 日清戦争は どう起こり どんな結果になっ たのだろう ( 理解支援 整理 ) 甲午農民

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政経 311 政治・経済


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第16講  第二次世界大戦とドイツの戦略(1)

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07 年度シラバス 対象教科科目名単位 担当者 年生特進コース地歴世界史 A 必修 単位平井廣治 帝国書院 明解世界史 A 浜島書店 ニューステージ 習上の留意点 人権の尊重 ( 人権習 ) と平和の実現 ( 平和習 ) を目指し 近 現代史を中心とした世界史習を行います 歴史の知識の理解を基礎に

FdData入試社会歴史

朝日 TV 2015/4/18-19 原発政策安倍内閣は 今後の電力供給のあり方について検討しているなかで 2030 年時点で 電力の 2 割程度を 原子力発電で賄う方針を示しています あなたは これを支持しますか 支持しませんか? 支持する 29% 支持しない 53% わからない 答えない 18%

平成 28 年度版 中学社会歴史未来をひらく 年間学習指導計画 評価計画 ( 案 ) 章節 学習項目学習のねらい社会的事象への関心 意欲 態度社会的な思考 判断 表現資料活用の技能社会的事象についての知識 理解 章の評価規準 第 1 章 歴史の移り変わりを考えよう 第 1 章歴史の移り変わりを考えよ

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

代々木ゼミナール 2018|高校生コース|高1生~高3生

総論――日清戦争~韓国併合

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02○年間授業計画16地歴

Transcription:

(1) 私たちの時代と歴史 現代の社会やその諸課題が歴史的に形成されたものであるという観点から 近現代の歴史的事象と現在との結び付きを考える活動を通して 歴史への関心を高め 歴史を学ぶ意義に気付かせる 開国前後から第二次世界大戦終結までの政治や経済 国際環境 国民生活や文化の動向について 相互の関連を重視して考察させる 都立世田谷泉高校学力スタンダード身近な社会 地域の事象や 現代の課題を追求するなかで 近現代の歴史と現在との関わりに気づき 自らが歴史の当事者であることを知る (2) 近代の日本と世界 ア近代国家の形成と国際関係の推移 ( ア ) 近代の萌芽や欧米諸国のアジア進出 文明開化などに見られる欧米文化の導入と明治政府による諸改革に伴う社会や文化の変容 自由民権運動と立憲体制の成立に着目して 開国から明治維新を経て近代国家が形成される過程について考察させる 近代の萌芽 欧米で資本主義経済を基調とする近代国家が成立し植民地を求めてアジアに進出したことを知る 手工業の発展 新しい思想や学問の登場 教育機関の発達を学び これらが日本の近代化の基盤になったことを知る 開国から幕府の滅亡 アメリカからの要求を機に 江戸幕府が開国したことを知り その後日米修好条約の締結によって日本が貿易も始めたことを知る また その内容が不平等な条約であったことを知る 開国後の政治の中で 尊王攘夷派と公武合体派の対立があったことを知る 明治初期の諸改革 明治新政府が中央集権化をめざし富国強兵や殖産興業政策をすすめ 廃藩置県 四民平等 学制 徴兵令 地租改正などの諸改革を実施したことを知る 文明開化によって欧米文化が導入され 人々の生活が変化していったことを知る 明治初期の外交 清国と日清修好条規 朝鮮とは日朝修好条規が結ばれたことを知る ロシアや清国などと領土画定が進められていったことを知る

都立世田谷泉高校学力スタンダード 自由民権運動の展開 藩閥政府に対する不満と不平士族の反乱を通じて 自由民権運動に発展したことを知る 身分を問わず政治的関心が高まったことを知る 立憲体制の成立 大日本帝国憲法の制定により 欧米諸国以外で初めて立憲体制が整ったことを知る 憲法のほかに 刑法や民法などの諸法典も整備されたことを知る ( イ ) 条約改正や日清 日露戦争前後の対外関係の変 化 政党の役割と社会的な基盤に注目して 国際環 境や政党政治の推移について考察させる 条約改正 明治政府が 欧米諸国との不平等条約改正を主な外 交課題として重視し取り組んでいたことを知る 日清 日露戦争と国際関係 朝鮮への支配権をめぐって日清関係が悪化し 日清戦争が始まったことを知る 日清戦争は下関条約で講和したことを知る 三国干渉により日露関係が悪化したことを知る 日本とロシアが朝鮮や満洲の権益をめぐって対立し日露戦争に至った経緯を知る また 日本がイギリスと日英同盟を結んだことを知る 日露戦争はポーツマス条約によって講和が成立したことを知る 日清戦争と日露戦争を通じて日本が国際的地位を高め 韓国併合を行うなど東アジアでの勢力を拡大させた事を知る 政党政治の展開 第一次護憲運動や原敬内閣の成立により 本格的な政党内閣が組織されたことを知る 第二次護憲運動を経て二大政党制が始まったことを知る 加藤高明内閣で普通選挙法が成立したことを知る

都立世田谷泉高校学力スタンダード イ近代産業の発展と両大戦をめぐる国際情勢 ( ア ) 産業革命の進行 都市や村落の生活の変化と社会問題の発生 学問 文化の進展と教育の普及 大衆社会と大衆文化の形成に着目して 近代産業の発展と国民生活の変化について考察させる 産業革命の進展と資本主義の発展 日本の産業革命が 紡績や製糸を中心とする軽工業の分野から始まったことを知る 日本の産業革命における重工業の発展が 日清戦争と日露戦争の影響を受けていることを知る 国民生活の変化 工業の発展により産業構造が変化し 農村から都市へと人口移動が起きたことを知る 大正デモクラシー と呼ばれる風潮の中で様々な思想が広まったことを知る ( イ ) 諸国家間の対立や協調関係と日本の立場 国内の経済 社会の動向 アジア近隣諸国との関係に着目して 二つの世界大戦とその間の内外情勢の変化について考察させる 第一次世界大戦前後の国内外の動向 第一次世界大戦において 日本が連合国側で参戦し 中国進出をすすめ国際的な立場を強めようとしたことを知る 大戦後のパリ講和会議とワシントン会議について知る また講和内容の不満から三 一独立運動や五 四運動がおこったことを知る 大戦景気と産業構造の変化について知る 戦間期の国内外の動向 戦後恐慌 震災恐慌 金融恐慌 昭和恐慌など 日本で長く恐慌や経済不況が続き経済が悪化したことで 社会不安が増大したことを知る 世界恐慌で資本主義諸国が危機を強めた事を知る 五 一五事件や二 二六事件などが起こり 日本国内で軍部が台頭したことを知る

都立世田谷泉高校学力スタンダード 第二次世界大戦前後の国内外の動向 日中戦争が長期化する中で 日本国内は全体主義的な国家体制が構築されたことを知る ウ近代の追究近代における政治や経済 国際環境 国民生活や文化の動向が相互に深くかかわっているという観点から 産業と生活 国際情勢と国民 地域社会の変化などについて 具体的な歴史的事象と関連させた適切な主題を設定して追究し表現する活動を通して 歴史的な見方や考え方を育てる 第二次世界大戦後の政治や経済 国際環境 国民生活や文化の動向について 現代の諸課題と近現代の歴史との関連を重視して考察させる 近代日本がどのように形成され展開してきたのかは 政治や経済 国際環境 国民生活や文化の動向が深く 影響していることを知る (3) 現代の日本と世界 ア現代日本の政治と国際社会占領政策と諸改革 新憲法の成立 平和条約と独立 国際交流や国際貢献の拡大などに着目して 我が国の再出発及びその後の政治や対外関係の推移について考察させる 我が国の再出発 第二次世界大戦敗戦後 日本はアメリカ軍を中心と した連合国軍の占領下におかれ 連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ/SCAP) が間接統治を実施したことを知る 戦後 日本の民主化を推進するために 五大改革が実施されたことについて知る GHQ 草案をもとにして新たに制定された日本国憲法を 大日本帝国憲法との違いに着目しながら知る 特に 三大原理について知る 民主的な普通選挙が実現し 日本における政党政治が復活した事や社会運動が活発化したことを知る

都立世田谷泉高校学力スタンダード 冷戦の開始と講和 連合国を中心に国際連合 ( 国連 ) が結成される一方 アメリカを中心とする西側陣営と ソ連を中心とする東側陣営が対立し 冷戦が始まった事を知る 世界が東西対立 ( 冷戦 ) の影響を受け東アジア情勢も変化する中で 対日占領政策が早期の経済復興を実現する方向へと転換されたことを知る サンフランシスコ平和条約が調印され 日本が独立を回復したことと その同日に日米安全保障条約が調印されたことを知る 琉球諸島 小笠原諸島 奄美諸島は 平和条約締結後もアメリカの施政権下に置かれたことを知る 政治や対外関係の推移 戦後 保革対立のもとで保守一党優位の 55 年体制が約 40 年にわたり続いたことを知る 冷戦の終結とともに 国際社会から日本に要求されるようになった国際貢献の内容を知る イ経済の発展と国民生活の変化戦後の経済復興 高度経済成長と科学技術の発達 経済の国際化 生活意識や価値観の変化などに着目して 日本経済の発展と国民生活の変化について考察させる 日本経済の発展と国民生活の変化 日本が戦後の経済復興を成し遂げ 高度経済成長や石油危機を経て経済大国となったことを知る 高度経済成長の過程において 社会構造や家族形態が変化したことや 公害が問題となったことを知る 二度の石油危機を経て高度経済成長が終わり 日本の経済が安定成長の時代に入ったことを知る ウ現代からの探究現代の社会やその諸課題が歴史的に形成されたものであるという観点から 近現代の歴史にかかわる身の回りの社会的事象と関連させた適切な主題を設定させ 資料を活用して探究し その解決に向けた考えを表現する活動を通して 歴史的な見方や考え方を身につけさせる 現代の日本社会が抱える身近な課題などについて 様々な資料を活用しながら 具体例を通じて知る