ることが窺えます 昨今, 主体的 対話的で深い学び の重要性が強調されていますが, 対話的 な学 びを重視した学習を今後も進めていく必要があることが明らかになりました 算数 算数は, 基礎 基本の力を問う A 問題では全国 平均とほぼ同じ, 活用力を問う B 問題では, 総合 的に全道平均や全国平均

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ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

算数でも 知識 (A) 問題 活用 (B) 問題とも 全領域で全国平均を上回りました A 問題では 14 問中 12 問が全国平均を上回り うち8 問が5ポイント以上上回りました 下回った2 問は 直径と円周の長さの関係理解 と 除法で表す2 量関係の理解 でした B 問題では 10 問中 9 問が

H30全国HP

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

H

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

町全体の状況を把握 分析するとともに 平均正答率については 全国 全道との比較を数値以外の文言で表現します また 質問紙調査の結果や 課題解決に向けた学力向上の取組を示します (3) 学校ごとの公表小規模校において個人が特定される恐れのあることから 学校ごとの結果公表はしません (4) 北海道版結果

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

<H19 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平成 23 年度は震災のため中止となりました 豊能町立小学校全国学力学習状況調査結果 ( 平均正答率全国を 1 として ) H19 H20 H21 H

別紙様式 平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果と考察及び対策について 東松島市立宮野森小学校 1 国語科 (1) 国語 A 平均正答率 ( 宮城県 全国との比較 ) 話す 聞く能力 書く能力 読む能力 言語についての知識 理解 技能 全体 県比較

小学校国語について

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

平成 25 年度の全国学力 学習状況調査の下野市の全体の結果 ( 国語, 算数 数学 ) は, 小学校, 中学校ともに, すべての領域で, 全国平均正答率を上回る結果となった 小学校の全国学力調査全体結果について 小学校は国語 AB, 算数 AB ともに, 数ポイント全国平均正答率を上回っていた 小

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

H30全国学テ 保護者校内お知らせ鏡文

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 領域全国平均正答率下回っているやや下回っているほぼ同じやや上回っている上回っている 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特 質に関する事項 67.0% 漢字を正しく読んだり 文の中で正しく使

①H28公表資料p.1~2

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

1

< 中学校 3 年生 > [ 国語 ] 主として 知識 に関する題 主として 活用 に関する題 ともに, 全国平均をやや上回る状況でした [ 数学 ] 主として 知識 に関する題 は全国平均をやや上回り, 主として 活用 に関する題 はやや下回る状況でした 数学 A 資料の活用 の領域は, 全国平均

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

領域別レーダーチャート 教科の領域別に全国を 100 とした場合の全道及び根室市の状況をレーダーチャートで示したもの 小学校 : 国語 小学校 : 算数 国語 A( 話すこと 国語 B( 読むこと ) 聞くこと ) 国語 A( 書くこと

国語 B 柏原 埼玉県 全国 話すこと 聞くこと 書くこと 読むこと 算数 A 柏原 埼玉県 全国 数と計算 量と測定 図形 数量関係 算数 B 柏原 埼玉県 全国

中学校 (3 年 ) 国語では A( 知識問題 ) は ほぼ全国平均なみです B( 活用問題 ) は 課題が見られます 数学では A( 知識問題 ) B( 活用問題 ) ともに 課題が見られます 国語 A( 知識に関する問題 ) 国語 B( 知識を活用する問題 ) 言語事項は ほぼ全国平均なみです

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

Taro-H20第二段階全国学力・学

教科の見方 ~ 例算数 ~ 大阪市の平均正答率を表しています ( 算数と理科のみ ) このグラフの項目は 学習指導要領ので平均正答率を表しています このグラフの項目は 問題の内容ごとに平均正答率を表しています 各学での がんばりがみられた点 と がんばりが必要な点 を示しています このグラフの項目は

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 67.0% 考 察 話すこと 聞くこと では 相手や目的に応じて 理由や事例などを挙げなが ら筋道を立てて話すことができています 今後も

平成 30 年度 全国学力 学習状況調査の結果概要について 吉野川市教育委員会 文部科学省が実施している 全国学力 学習状況調査 における吉野川市の結果の概要についてお知らせします なお, 本調査により測定できるのは, 特定教科の学力の一部分や教育活動の一側面です 1 はじめに 全国学力 学習状況調

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

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平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

3 小学校 : 教科に関する調査 1 人吉 球磨の平均正答率と比較すると 国語 A 算数 Aともに下回っている 国語 B 算数 Bは人吉 球磨と同等である 2 熊本県の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている 3 全国の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている (1) 小学校国語

平成 3 年度花乃井中のあゆみ 調査結果から 成果と課題 学力調査では すべての項目において平均値を上回っているが 平均値では若干下回っている教科もある 平均正答率を平均と比べると 国語 A は - ポイント 国語 B は -2.2 ポイント 数学 A は +6.9 ポイント 数学 B は +6.

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

国語について (1) 結果 国語 A 国語 B ともに県 全国を下回っている 無回答率が県 全国の平均を上回っており 特 に記述式の問題で目立っている (2) 課題 話し合いの場面で 話し合いの内容のポイントをつかむことに苦手意識がある 漢字の読み取りに関しては県と同等であったが 漢字の書き取りに関

(4) 学校の規則を守っていますか (5) いじめは, どんな理由があってもいけないことだと思いますか

2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

平成 27 年度の全国学力 学習状況調査の下野市の結果は 小学校では国語以外の教科で 中学校ではすべての教科で 全国平均正答率を上回る結果となった 小学校の全国学力調査全体結果について 算数 A B および理科ともに 全国平均正答率を上回った しかしながら 国語 A B は全国平均正答率を下回った

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

平成24年度全国学力・学習状況調査の結果について(概要)

平成 30 年度全国学力 学習状況調査結果について 大山町立名和小学校 1 教科に関する調査 : 全国平均を下回るもの (1) 全体平均正答率国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 理科 名和小 全国 名和小 全国 名和小 全国 名和小 全国 名和小 全国

(2) 国語の調査結果について 1 国語 A の問題〇図書館への行き方の説明を行う, 話す 聞く能力 の正答率は, 県 全国とも上回っていた また文の中で漢字を使う, 言語についての知識 理解 技能の正答率も比較的高い数値が見られた また, 全ての問題で無回答率 ( 白紙 ) が低く, 何とかしてい

平成 20 年度全国学力 学習状況調査回答結果集計 [ 児童質問紙 ] 松江市教育委員会 - 児童 小学校調査 質問番号 (1) 朝食を毎日食べていますか 質問事項 選択肢 その他 無回答 貴教育委員会 島根県 ( 公

調査結果及び考察 1 国語 (1) 結果全国正答率との比較 1 国語 A( 知識 ) 話す 聞く 書くこと 読むこと 言語事項 勧興小 佐賀県 全国 国語 B( 活用 ) 1 話す 聞く 書くこと 読む

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

平成27年度全国学力・学習状況調査結果の概要

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

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平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

全国学力・学習状況調査の指導改善策

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

1-1 小学校国語 A( 調査時間 20 分 ) 基礎的 基本的な言語活動や言語事項に関する知識 技能が身に付いているかどうかをみる問題 で 12 設問で構成されている 本町の結果は 全国の平均正答率 栃木県の平均正答率とほぼ同じであった この調査では 学習指導要領の領域等として 話すこと 聞くこと

【分析結果】H29朝来市立大蔵小学校

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

指導方法等の改善計画について

PowerPoint プレゼンテーション

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小学校においては 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B の全ての調査において 全国平均正答率を 0.5 から 1.2 ポイント下回っている 中学校においては 国語 B で 1 ポイント下回った以外は 全国平均正答率を 0.1 から 1.4 ポイント上回って いる 文部科学省によると 全国的には 以

小学校における県平均正答率との比較 市と県の平均正答率の差を比べると 国語 A B 算数 A B 理科のすべての教科 領域 区分で 5ポイント以上の差のものはなくなった 国語 A 市 :68.2% 県 :70.1% 差 :-1.9ポイント 国語 B 市 :49.6% 県 :53.6% 算数 A 市

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2015)のポイント

(2) 教科の問題結果から見られる特徴 基礎的な内容を問う問題については おおむね成果が見られるが 記述式の問 題や基礎的な内容を問う問題の一部に 依然として課題が見られる 主な成果主な課題 ( は問題形式による課題 ) 国語 学年別漢字配当表に示されている漢字を 指定された箇所の正しい筆順を示すこ

Microsoft Word - ★41_東海中 _学力向上に向けた取組(再提出)

Transcription:

平成 30 年度帯広市立帯広小学校 学力 UP 便り 平成 30 年 10 月 24 日 ( 水 ) 第 5 号 発行 : 学力向上チーム 全国学力 学習状況調査の結果から 全国の小 6 中 3 を対象に毎年実施され, 本校の 6 年生も 4 月に取り組んだ 全国学力 学習状況調査 このほど, 全国平均など, 結果の詳細が文部科学省から公表されました 学力 UP 便り第 5 号では, 公表さ れた結果を受けて, 学力における 帯小の子どもたちの姿の一端 について紹介させていただきます 子ど もたちが, 今後も効果的に学習を進めていくことができるような, 何らかのヒントになればと思います 国語 基礎 基本の力を問う A 問題は, 総合的に全 道平均を上回ったものの, 全国平均をやや下回 る結果となりました 一方, 活用力を問う B 問 題は, 全道平均, 全国平均を上回る結果となり ました 結果をより詳細に見ていくと,A 問題の 伝 統的な言語文化 ~ 漢字や文法的な内容 領域 が, 領域別 (~ こと, で示される学習の範囲 ) で全国平均を上回りました 具体的には, 慣用 句 心を打たれる の意味や用法を答える問題 で正答率が高かったほか, 主語と述語の関係に 気をつけて文を書く問題などで, 全国平均を上 回っていました 一方, 話すこと 聞くこと 領域, 読むこ と ~ 文章の読解力 領域, 書くこと 領域は 全国平均をやや下回りました 登場人物の心情 について, 心に残ったことと, その理由を説明 する適切なものを選ぶ問題などで, 全国平均を 下回っています B 問題では 書くこと 読むこと 領域が 全国平均を上回りました 伝記を読んで, 心ひ かれた部分を選んだ理由を書く記述式の問題 などで, 全国平均を大きく上回りました 一方, 話すこと 聞くこと 領域は全国平 均をやや下回りました 問題文で示された話し 合いの中で, 司会者の役割として適切なものを 選択する問題などで, 全国平均を下回りまし た 言語知識 読む能力 読む能力 記述式 書く能力 国語 A 問題 話すこと 聞くこと 書く能力 国語 B 問題 話す 聞く 書くこと 読むこと 話す 聞く能力 書くこと 話す 聞く能力 伝統的な言語文化 読むこと 関心意欲態度 これらの結果からは, 話すこと 聞くこと を得意としていない子どもたちが, 帯小には少なからずい

ることが窺えます 昨今, 主体的 対話的で深い学び の重要性が強調されていますが, 対話的 な学 びを重視した学習を今後も進めていく必要があることが明らかになりました 算数 算数は, 基礎 基本の力を問う A 問題では全国 平均とほぼ同じ, 活用力を問う B 問題では, 総合 的に全道平均や全国平均をやや上回る結果とな りました 結果をより詳細に見ていくと,A 問題では 数 と計算 領域, 量と測定 領域が, 全国平均を 上回りました 問題場面を数直線で表す問題や, 分度器の目盛りを読んで,180 よりも大きい 角度の大きさを求める問題などで, 全国平均を上 回りました 一方, 図形 領域, 数量関係 領域が, 全国 平均を下回りました 円の円周が 2 倍のとき, 円 周の長さが何倍になるかを選ぶ問題や, 示された 内容が表されている折れ線グラフを選ぶ問題な どで, 全国平均を下回りました B 問題では, 数と計算 領域で全国平均をや や下回ったものの, それ以外の領域では全国平均 を上回る結果となりました 示された情報を解釈 して, 条件にあう時間を求める問題や, 33, 40 の 2 つの数の和が九九の 9 の段の数になる わけを, 分配法則を用いて式に表す問題などで全 国平均を上回りました 一方,1 回の玉入れゲー ムの時間を 3 分に最も近い時間にするための玉 を投げる時間を表に整理して求める問題や, 折り 紙の輪の色の規則性を考え, それを基に条件に合 う色を判断する問題 ( 右下参照 ) などでは, 全国 平均を下回る正答率になりました これらの結果からは, 基礎 基本を大切にして, 問題文の読み取り, 絵や図, 表を正しく読み取る力を, 日常的に子どもたちに身に 付けさせてあげるための工 夫や, 問題文 立式 計算 答え の思考の流れは子ど もたちによく理解されている 反面, その反対から問われる 問題でミスが目立つことから, 時には思考の逆転的な問いを 数 図の知識理解 記述式 正答率の低かった問題例 数 図の知識理解 算数 A 問題 数と計算 数量や図形の技能 算数 B 問題 数と計算 量と測定 数学的な考え方 量と測定 図形 数量関係 図形 数量関係 規則性を解釈し, それを基に条件に合う色を求める問題です 準備して, 問題に取り組んでいく練習などが, 今後も必要であることが明らかになりました 帯小 北海道 全国

学力 UP 便り第 5 号 (2) 理科 理科は, 全体的にみると全国平均とほぼ同じ結果となりました 結果をより詳細に見ていくと, エネルギー 領域, 生命 領域が, 全国平均を上回りました 目的の時間帯にだけモーターを回すため, 太陽の 1 日の位置の変化に合わせた箱の中での光電池の適切な位置や向きを選ぶ問題や, 鳥の翼と人の腕のつくりについてのまとめから, どのような視点を基にまとめた内容なのかを選ぶ問題などで, 全国平均を上回りました 一方, 物質 領域, 地球 領域が, 全国平均を下回りました 食塩を水に溶かしたときの全体の重さを選ぶ問題や, 上流側の雲の様子や雨の降っているところと下流側の川の水位の変化から, 上流側の天気と下流側の水位の関係について言えることを選ぶ問題などで, 全国平均を下回りました これらの結果からは, 理科の学習の中で, 実生活に生きて働く力を視野に入れた学習を展開する必要性があることが明らかになりました 具体的には, 例えば新たな疑問を友達と議論しているうちに, 議論の中心がずれてしまい, 何を確かめていたのかを見失うことのないようにする練習や, 相手の話を具体的に自分の中でイメージしながら聞き 解釈する力を高めていき, その考えを共有する場を設け, 自分と他者との 違い を実感し, 対話を深め 理解を深めることにつなげて, イメージしながら解釈する力をつけていく練習などが, 今後も必要であることが明らかになりました 質問紙調査 から見えてくること 知識 理解 技能 記述式 思考 表現 理科問題 知識 活用 関心 意欲 地球 物質 エネルギー 生命 * 学力レーダーチャートは, 全国平均を 100 とした数値で表されています 全国学力 学習状況調査では, 国語, 算数, 理科の学習調査のほかに, 学習意欲や方法, 環境, 生活の諸側面についてアンケート形式で答える, 質問紙調査 が実施されています このうち, 本校の子どもたちに見られる特徴的ないくつかの側面について取り上げ, 全国平均と比較しながらお知らせします 上記 ( 理科のグラフの下 ) のグラフの見方ですが, 色のついている部分が, 本校児童の質問紙の結果です 色の部分とおおむね重なっている, 円を描いている白黒の線が全国平均値です 学力 ( 青い部分 ) で見ると, 例えば国語 B の部分の色が全国平均値を越えて広がっていることから, この教科は全国平均を上回る結果となったことが分かります また, 緑部分で示されている学習への関心の度合いからは, 算数や理科への関

心が全国平均と比較して高い値を示している一方, 地域 社会への関心等については, 全国平均を下回っていることが分かります 黄色で示されているのが自尊感情, 規範意識についての値です 自尊感情は全国平均を大きく上回っています 赤で示された 習慣 の項目では, 学習習慣が全国平均値以上に身に付いている半面, 生活習慣は全国平均を下回る値になっています では, 質問紙について, いくつかの点をピックアップして, 具体的に見ていきたと思います 一部の質問についてはグラフも掲載し, 詳しく見ていきたいと思います 質問 1 自分には, よいところがあると思いますか 質問 3 将来の夢や目標をもっていますか 質問 4 学校のきまりを守っていますか 質問 6 人の役に立つ人間になりたいと思いますか 質問 1と3は自尊感情について,4と6は規範意識についての質問です 質問 1は, 当てはまる どちらかといえば当てはまる を合わせると, 大変高い値でした 全国平均と比べても高い値で, 子どもたちの 自己肯定感 の高さを見ることができます ここからは, 現在の生活に対する満足度の高さを読みとることができそうです また, 質問 3についても, 当てはまる と答えた子の割合が全国平均をはるかに上回る, 高い値となっています 一方, 規範意識に関しても, 質問 4では 当てはまる で全国をやや上回る値でした 更に, 質問 6では 当てはまる が全国平均を大きく上回り, これらの数値からは, よりよい生活をしていこう という, 子どもたちの意識の高さを読み取ることができます 質問 2 先生は, あなたのよいところを認めてくれていると思いますか 一方, 質問 2においても 当てはまる の値が全国平均を大きく上回っており, 本校の子どもたちの多くが, 楽しく充実した学校生活を送れている様子を見て取ることができます 続いて, 赤い色で示された 生活環境 学習環境 等についてです 質問 7 朝食を毎日食べていますか 質問 8 毎日, 同じくらいの時間に寝ていますか これらの質問では, している と答えた率が, いずれも全国平均をやや下回る結果となっています 早寝 早起き 朝ごはん の合言葉もある通り, これらの生活習慣は, 健康のためにも, 毎日の生活リズムづくりのためのも大切にしていきたいものです 学校でも引き続き声掛けを進めていきたいと考えています 質問 7 の結果 質問 8 の結果

学力 UP 便り第 5 号 (3) 次に, 家庭での学習時間についての質問です 質問 14 普段,1 日当たりどれくらいの時間, 勉強をしますか 本校の家庭学習は 学年 10 分 +10 分 としており,6 年生の場合は 70 分以上の家庭学習 を呼びかけていますが, 1 時間以上勉強する と答えている率は, 全国平均をやや上回る結果となっています 家庭学習は, 中学生になってからも, とても重要です ぜひ, 今後も継続させていきたい習慣です 質問 14の結果 続いて, 地域 社会への関心についての質問です 質問 20 今住んでいる地域の行事に参加していますか 質問 23 地域社会などでボランティア活動に参加したことがありますか 質問 21 地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がありますか 質問 20,23,21は, 地域や社会, ボランティア活動での活動の様子や関心を問うものです 質問 20は, 地域行事に参加しているかを問う問題です 本校は市の中心地にあることから, 地域行事がなかったり, 参加が難しい状況であったりすることもあるかもしれませんが, している どちらかといえば, している まで含めても, 全国平均を下回る値を示しています また, 質問 23の 地域社会などでのボランティア活動への参加 を問う問題でも, 参加したことがある の値が全国平均をやや下回っています 一方, 質問 21の 地域や社会の出来事への関心 を問う問題では, あてはまらない が, やや全国平均を上回るものの, 当てはまる やや当てはまる の合計値も, 全国平均をやや上回っており, 一定の関心の高さを示すものとなっています ここからは, 地域や社会で起こっている問題や出来事に一定の関心はもっているものの, 実際の活動は行っていない ( あるいは, 環境上, できていない ) という子どもたちの様子が見て取れます コミュニケーション能力は, 先にも触れた 対話的 な活動を進める上でも重要な力であり, 今後, 一層重視されていくであろう能力です 本校でも キャリア教育 の一環で, 様々な職種で仕事をされている方々の話を聞いたり, お年寄りや幼稚園, 保育園の子ともたちと活動する場を設けたりして 学校外の人たちとの交流の場 を設けていますが, 今後もこのような活動に力を注いでいくとともに, 質問 20の結果 質問 21 の結果

子どもたちにも, 様々な 経験の場 の情報を提供するなどして, 一人一人が発信力, コミュニケーション力を伸ばしていくことができるような取組を引き続き大切にしていきたいと考えています 質問 25 新聞を読んでいますか 質問 26 テレビのニュース番組やインターネットのニュースを見ますか 質問 25,26は, より広い 社会 への関心に関わる, 情報収取についての質問です 質問 25では ほぼ毎日読んでいる と答えた率が, 全国平均をやや下回ったものの, 週に1~3 回程度読んでいる まで含めると, 全国平均を上回っています 質問 26でも, よく見る の値は全国平均を下回るものの, 時々見る まで含めると, 全国平均を上回っており, 社会情勢への関心の高さを見て取ることができます 子どもたちは地域社会だけでなく, より広く社会全般の出来事にも一定の関心をもっているという姿を, ここから見て取ることができます 質問 25 の結果 質問 26 の結果 以上, 質問紙調査について, いくつかの結果をお示ししましたが, 全国平均と比べたとき, 帯小の子どもたちの実態はどのようなものなのだろう, という疑問への答えにつながるヒントを少しでもお示しできていれば, 嬉しく思います また, 前半で触れた学力面につきましても, この調査が すべての学年での学習内容を網羅している という特徴をもっていることから, 単に今年度の参加者のみの結果ではなく, 本校児童全体の姿の一端であると受け止めていただければ幸いです 本校では, 子どもたちの成長を願い, 今後も職員が一丸となって指導を進めていきます しかし, 子どもたちが健やかに育っていくためには, ご家庭の皆様の協力も欠かせません 今後とも本校の教育活動へのご理解, ご協力をよろしくお願いいたします * 帯広市の結果も, 市教委から公表されています 関心をお持ちの方は 市のホームページなどでご覧いただけますので, ご参照ください