ページトップ 生命保険料控除 について 平成 22 年度税制改正により 生命保険料控除制度が改正されました 契約日が平成 24 年 1 月 1 日以降の保険契約等から新制度が適用されます 以下に制度改正のポイントを記載しておりますので ぜひご確認ください < 目次 > 1. 改正のポイント 2. 新 旧制度適用基準 3. 各控除枠とその判定 4. 控除額の計算方法 5. 保険料控除申告書の記入例 記載の税務上のお取扱いは平成 25 年 7 月 1 日現在の税制にもとづくもので 今後変更される可能性もあります 実際のお取扱いにつきましては 税理士または所轄の国税局 税務署等にご確認ください
1. 改正のポイント 1 の新設 旧制度の と別枠で が創設され 3 つの枠組みとなりました 2 適用限度額の変更 個人年金保険料控除 の対象となる保険料の適用限度額が それぞれ所得税 4 万 円 住民税 2.8 万円になりました 3 制度全体の適用限度額の拡大 個人年金保険料控除 をあわせた全体の適用限度額が 所得税の場合 12 万円に 拡充されました ( 住民税は適用限度額 7 万円のまま変更ありません ) 4 となる特約の取扱について 身体の傷害のみに基因して保険金が支払われる 傷害特約 災害割増特約 等の保険料は 新制度より生命保険料控除の対象外とな ります このため 実際の払込保険料と生命保険料控除証明書に記載される証明額が異なる場合があります 旧制度 新制度 所得税住民税 5 万円 3.5 万円 所得税住民税 4 万円 2.8 万円 所得税 住民税 4 万円 2.8 万円 個人年金保険料控除 個人年金保険料控除 所得税住民税 5 万円 3.5 万円 所得税住民税 4 万円 2.8 万円 全体の 全体の 所得税 10 万円住民税 7 万円 所得税 12 万円住民税 7 万円 ( 注意 ) 更新 転換などにともない年間の保険料支払額が上がる場合でも 新制度適用により控除額が減少することがあります
2. 新 旧制度適用基準 契約日が平成 24 年 1 月 1 日以降の保険契約 改正後の新生命保険料控除制度が適用されます 契約日が平成 23 年 12 月 31 日以前の保険契約従来どおり改正前の旧生命保険料控除制度が適用されますただし 契約日が平成 23 年 12 月 31 日以前でも 平成 24 年 1 月 1 日以降に以下の契約内容の変更などが行われた場合は 新生命保険料控除制度が適用されます 新制度が適用となる場合 主契約および特約の更新 特約の中途増額 中途付加 ( ) メディコムプラスの更新 中途加入 家族型特約の型変更 ( 被保険体が増えるときのみ ) 医療大臣プレミアへの移行 終身医療保険への変更 など 新制度が適用とならない場合 復活 名義変更 ( 学資保険等の連生保険の契約者変更を含む ) など 以下の特約の中途増額 中途付加を除きます 保険料払込免除特約 新制度では控除対象外となる特約( 災害割増特約など ) 保障のない特約( リビングニーズ特約 指定代理請求特約 個人年金保険料税制適格特約など ) ( 注意 ) 保険契約の一部( 特約のみ ) に新制度適用となる変更などがあった場合でも それ以降は契約全体に新制度が適用されます 新積立型介護保険等( 以下 基本保険契約 といいます ) に医療保険をパックしてご加入されているケースで 基本保険契約または医療保険だけに新制度適用となる変更などがあった場合は その変更があった保険契約のみ新制度が適用されます < 参考 > 適用される制度の具体例 1 契約日が平成 24 年 1 月 1 日以降の保険契約 例 ) 契約日が平成 24 年 4 月 1 日の場合 平成 23 年平成 24 年平成 25 年 新制度適用 新制度適用 2 契約日が平成 23 年 12 月 31 日以前の保険契約で 平成 24 年 1 月 1 日以降に上記の新制度が適用となる契約内容の変更などがない場合 例 ) 契約日が平成 23 年 5 月 1 日の場合 平成 23 年平成 24 年平成 25 年 旧制度適用旧制度適用旧制度適用 3 契約日が平成 23 年 12 月 31 日以前の保険契約で 平成 24 年 1 月 1 日以降に上記の新制度が適用となる契約内容の変更などがあった場合 例 ) 契約日が平成 15 年 7 月 1 日で 平成 25 年 7 月 1 日に特約を更新した場合 平成 23 年平成 24 年平成 25 年 旧制度適用 旧制度適用 旧制度適用 新制度適用 平成 25 年 6 月分までの保険料には 旧制度 平成 25 年 7 月分以降の保険料には 新制度 が適用されます
3. 各控除枠とその判定 法令等にもとづく分類 新制度 では法令等にもとづき以下の判定基準にて 主契約 特約の各保険料の控除枠が判定され 4 区分に保険料が分かれます 生存または死亡に基因して一定額の保険金 その他給付金を支払うことを約する部分に係る保険料 入院 通院等にともなう給付部分に係る保険料 個人年金保険料控除 個人年金保険料税制適格特約の付加された個人年金保険契約等に係る保険料 身体の傷害のみに基因して保険金が支払われる特約等に係る保険料 一つの主契約 特約に 死亡保障 と 介護 医療保障 が組み込まれている場合 その主契約または特約の保険料は 一定の条件 に該当する場合に の対象となり 該当しない場合は の対象となります < 参考 > 控除制度適用における新 旧対比例 新制度 が適用されることにより 同じ主契約 特約でも保障内容に応じて以下のように生命保険料控除の区分が変更されます 具体例 弊社商品 ケア イズムアドバンス における主契約と特約ごとの保険料控除の例 契約日が平成 23 年 12 月 31 日以前の場合は 旧制度 平成 24 年 1 月 1 日以降の場合は 新制度 となります 旧制度 新制度 新積立型介護保険 定期保険特約 収入保障特約 新介護保障定期保険特約 介護収入保障特約 重度障害保障定期保険特約 就業不能保障特約 傷害特約災害割増特約医療保険 ( 無事故給付金なし ) がん特約 (09) 3 大疾病治療給付金付がん特約 (09) 成人病給付特約 (09) 女性医療特約 (09) 先進医療特約 (06) 移植医療特約 (02) メディコムプラス 特定損傷特約 (01)
具体例 弊社商品 未来のとびら における主契約と特約ごとの保険料控除の例 未来のとびら に関しては平成 25 年 4 月より販売のため 新制度適用となります 定期保険特約 (2012) 新制度 収入保障特約 (2012) 終身保険特約 (2012) 生存給付金付定期保険特約 (2012) 介護保障特約 有期型 (2012) 介護保障特約 終身型 (2012) 介護収入保障特約 (2012) 重度障害保障特約 (2012) 就業不能保障特約 (2012) 傷害特約 (2012) 災害割増特約 (2012) 医療保険 (09) がん特約 (09) 3 大疾病治療給付金付がん特約 (09) 成人病給付特約 (09) 女性医療特約 (09) 先進医療特約 (06) 移植医療特約 (02) メディコムプラス 特定損傷特約 (01)
4. 控除額の計算方法 所得税 住民税の生命保険料控除の控除額は それぞれ以下の手順で計算します 手順 1 適用制度 控除区分ごとに年間の支払保険料を確認します 弊社より お送りする 生命保険料控除証明書 の証明額をご参照ください 分配を受けた剰余金等は控除します 手順 2 所定の算式をもとに適用制度 控除区分ごとの控除額を計算します 以下の表の算式をもとに適用制度 控除区分ごとの控除額を計算します 所 得 税 旧制度適用 一般 個人年金 それぞれに適用 年間の支払保険料等 控除額 25,000 円以下 支払保険料等の全額 25,000 円超 50,000 円以下 支払保険料等 1/2+12,500 円 50,000 円超 100,000 円以下 支払保険料等 1/4+25,000 円 100,000 円超 一律 50,000 円 一般 個人年金 を合計した全体の 10 万円 新制度適用 一般 介護医療 個人年金 それぞれに適用 年間の支払保険料等 控除額 20,000 円以下 支払保険料等の全額 20,000 円超 40,000 円以下 支払保険料等 1/2+10,000 円 40,000 円超 80,000 円以下 支払保険料等 1/4+20,000 円 80,000 円超 一律 40,000 円 一般 介護医療 個人年金 を合計した全体の 12 万円 住 民 税 年間の支払保険料等 控除額 15,000 円以下 支払保険料等の全額 15,000 円超 40,000 円以下 支払保険料等 1/2+7,500 円 40,000 円超 70,000 円以下 支払保険料等 1/4+17,500 円 70,000 円超 一律 35,000 円 一般 個人年金 を合計した全体の 7 万円 年間の支払保険料等 控除額 12,000 円以下 支払保険料等の全額 12,000 円超 32,000 円以下 支払保険料等 1/2+6,000 円 32,000 円超 56,000 円以下 支払保険料等 1/4+14,000 円 56,000 円超 一律 28,000 円 一般 介護医療 個人年金 を合計した全体の 7 万円 手順 3 控除区分ごとの控除額および全体の控除額を計算します 5. 保険料控除申告書の記入例にてご確認ください
5. 保険料控除申告書の記入例 記入手順に従って申告書に記入してください ( 弊社以外の生命保険料控除証明書をお持ちの場合は あわせて申告してください ) 申告書の記入手順 ❶~❺は一般の生命保険料 個人年金保険料 介護医療保険料ごとに同じ手順を繰り返して記入してください ❻を記入してください 一般生命保険料 個人年金保険料 介護医療保険料の区分ごと 旧制度 新制度 ごと かつ 新 旧区分 ごとに生命保険料控除証明書 ( 以下 証明書 という ) から転記してください ❶ 契約の基本情報を記入してください 保険会社名称 保険等の種類 保険期間又は年金支払期間 契約者氏名 を証明書から転記し 受取人氏名 続柄 を記入してください 受取人氏名 はお手元の保険証券でご確認ください 個人年金保険料の保険金等の受取人欄は 証明書の年金受取人名を転記してください あわせて 年金支払開始日も証明書から転記してください ❷ 新 旧制度区分 支払った保険料を記入してください 証明書の 適用制度 欄を確認のうえ 新 旧区分 いずれかを で囲んでください 12 月分までお払込みになる場合の証明書の申告額 を本年中に支払った保険料 (a) 欄に転記してください 一般生命保険料は一般の生命保険料欄 個人年金保険料は個人年金保険料欄 介護医療保険料は介護医療保険料欄へ それぞれ転記してください ( 注 ) 介護医療保険料は 新制度 のみとなりますので 新 旧区分 の記入はありません ❸ 支払った保険料を 新 旧区分 ごとに合計してください 新 旧区分 毎に金額を合計し A~E 欄へ記入してください ❹ 保険料控除額を計算してください A~E 欄に記入した金額を元に 計算式 Ⅰ( 新保険料等用 ) と計算式 Ⅱ( 旧保険料等用 ) にあてはめて計算した金額を 1 2 4 5( 介護医療保険料については ロ ) に記入してください ( 新制度は合計が 40,001 円以上でも最高 40,000 円 旧制度は合計が 50,001 円以上でも最高 50,000 円 ) ❺ 最終的な保険料控除額を記入してください 1+2 の合計を 3 に 4+5 の合計を 6 に記入してください 2 と 3 5 と 6 のそれぞれ いずれか大きい金額をイとハに記入してください ❻ 各区分ごとの保険料控除額を合計してください イ ロ ハの金額を合計してください ( 合計が 120,001 円以上でも最高 120,000 円 ) ( 注 ) 旧制度対象契約のみで申告する場合は最高 100,000 円
給与所得者の保険料控除申告書 ( 記入例 ) 保険会社等 1 の名称 保険等の種類 保険期間又は年金支払期間 保険等の契約者の氏名 保険金等の受取人 氏名 あなたとの続柄 新 旧の区分 2 あなたが本年中に支払った保 険料等の金額 ( 分配を受けた 剰余金等の控除後の金額 ) (a) 給与の支払者の確認印 富国生命 組立型総合 15 富国太郎富国花子妻新 旧 83,528 円 生命保険料控除 一般の生命保険料 介護医療保険料 個人年金保険料 3 4 (a) のうち新保険料等の金額の合計額 (a) のうち旧保険料等の金額の合計額 (a) の金額の合計額 C 新 旧新 旧 新 旧 A 1 計 (1+2) 3 料等用 ) に当てはめて計算した金額 83,528 円 40,000 円 ( 最高 50,000 円 ) Bの金額を下の計算式 Ⅱ( 旧保険 2と3のいずれ B 2 イ円料等用 ) に当てはめて計算した金額円か大きい金額富国生命組立型総合 15 富国太郎富国花子妻 70,104 円 Cの金額を下の計算式 Ⅰ( 新保険ロ 70,104 円料等用 ) に当てはめて計算した金額富国生命確定年金 10 富国太郎富国太郎本人新 旧 120,000 円 (a) のうち新保険料等の金額の合計額 (a) のうち旧保険料等の金額の合計額 D 円 E 120,000 円 A の金額を下の計算式 Ⅰ( 新保険 Dの金額を下の計算式 Ⅰ( 新保険料等用 ) に当てはめて計算した金額 Eの金額を下の計算式 Ⅱ( 旧保険料等用 ) に当てはめて計算した金額 支払開始日 H4 7 4 1 支払開始日 支払開始日 4 5 ( 最高 50,000 円 ) 円 50,000 円 新 旧新 旧 計 (4+5) 5と6のいずれか大きい金額 計算式 Ⅰ( 新保険料等用 ) 計算式 Ⅱ( 旧保険料等用 ) A C 又はDの金額控除額の計算式 B 又はEの金額控除額の計算式 5 6 6 ハ 40,000 円 40,000 円 37,526 円 40,000 円 50,000 円 生命保険料控除額計 ( イ + ロ + ハ ) 20,000 円以下 A C 又は D の全額 25,000 円以下 B 又は E の全額 ( 最高 1 2 0, 0 0 0 円 ) 20,001 円から 40,000 円まで A C 又は D 1/2+10,000 円 25,001 円から 50,000 円まで B 又は E 1/2+12,500 円 40,001 円から 80,000 円まで A C 又は D 1/4+20,000 円 80,001 円以上一律に 40,000 円 50,001 円から 100,000 円まで B 又は E 1/4+25,000 円 100.001 円以上一律に 50,000 円 120,000 円 1 件目 2 件目 生命保険料控除証明書 ( 一般 介護医療用 ) 適用制度 : 新制度 保険種類 保険期間 組立型総合 15 年 * * * 契約者名 富国 太郎 様 * * * * * * * * * 契約日 払込方法 記号 証券番号 H25 年 5 月 1 日 年 12 回払 610 1234567 証明年度 平成 25 年 証明期間 25 年 5 月から年 5 ヵ月分 証明日までのお払込額を下記のとおり証明いたします 旧制度 新制度 52205 円 * 0 円 52205 円 介護医療保険料 ご参考 旧制度 新制度 一般生命保険料一般生命配当金 ( 相当額 ) 一般生命証明額 介護医療配当金 ( 相当額 ) 介護医療証明額 43815 円 * 0 円 43815 円 12 月分までお払込みになる場合の払込額は以下のとおりです 年間一般生命保険料一般生命配当金 ( 相当額 ) 一般生命申告額 83528 円 * 0 円 83528 円 年間介護医療保険料介護医療配当金 ( 相当額 ) 介護医療申告額 70104 円 * 0 円 70104 円 証明日以降 本年中に12 月分までの保険料を払い込む場合は 上記申告額を申告書にご記入ください ただし 証明額欄にのみ金額が記載されている場合は そちらの金額を申告書にご記入ください 証明日平成 25 年 10 月 4 日富国生命保険相互会社 生命保険料控除証明書 ( 個人年金用 ) 適用制度 : 旧制度 年金種類 保険料払込期間 年金支払期間 確定年金 25 年 10 年 契約者名 年金支払開始日 富国 太郎 様 H47 年 4 月 1 日 年金受取人 受取人生年月日 富国 太郎 様 S49 年 11 月 18 日 契約日 払込方法 記号 証券番号 H22 年 4 月 1 日 年 12 回払 466 123456 証明年度 平成 25 年 証明期間 25 年 1 月から年 9 ヵ月分 証明日までのお払込額を下記のとおり証明いたします 旧制度 新制度 ご参考 旧制度 新制度 個人年金保険料個人年金配当金 ( 相当額 ) 個人年金証明額 90000 円 0 円 90000 円 12 月分までお払込みになる場合の払込額は以下のとおりです 年間個人年金保険料個人年金配当金 ( 相当額 ) 個人年金申告額 120000 円 0 円 120000 円 証明日以降 本年中に12 月分までの保険料を払い込む場合は 上記申告額を申告書にご記入ください ただし 証明額欄にのみ金額が記載されている場合は そちらの金額を申告書にご記入ください 証明日平成 25 年 10 月 4 日富国生命保険相互会社