1-1. 首都高速道路の交通量の変化 別紙 1-1 中央環状線 ( 湾岸線 ~ 渋谷線 の開通により 首都高をご利用されている交通が下図のとおり変化しました 都心に集中する交通の分散が図られ 前年と比較すると 都心環状線の交通量は約 5% 減少 ( 約 約 7 しています 開通 1 ヶ月後の交通量変化 中野長者橋 ~ 西池袋 1% 増 8.7 7.7 渋谷 ~ 大橋 JCT % 減.2. 竹橋 JCT~ 神田橋 % 減.1 11.7 初台南 ~ 富ヶ谷 浜崎橋 JCT~ 芝公園. 21% 減.5 1% 増 5.1 8.2 芝浦 JCT~ 台場 1% 減 大橋 JCT~ 池尻 4% 増 1.8 11.2.8 5. 大橋 JCT~ 五反田 5.2 芝浦 JCT~ 芝浦 7% 減 8.5 7. ー 都心環状線利用交通量の変化 < 使用データ > 車両感知器による平日平均データ : 平成 2 年 月 1 日 ( 月 ~ 平成 2 年 4 月 7 日 ( 月 : 平成 27 年 月 1 日 ( 火 ~ 平成 27 年 4 月 7 日 ( 火 4 約 5% 減 2 7 < 使用データ > 車両感知器による平日平均データ : 平成 2 年 月 1 日 ( 月 ~ 平成 2 年 4 月 7 日 ( 月 : 平成 27 年 月 1 日 ( 火 ~ 平成 27 年 4 月 7 日 ( 火
1-2. 首都高速道路の混雑が緩和 別紙 1-2 前年と比較すると 都心環状線の交通量は約 5% の減少ながら 渋滞損失時間 ( 1 は中央環状線内側 ( 2 で約 5 割減少 首都高速全線においても約 4 割減少しています この首都高速全線の渋滞損失時間の減少分は 年間約 2,2 万人 時間となり 約 1 万 2 千人分の労働力に匹敵します 渋滞損失時間 1 の変化 1 万台 時間 / 日. 首都高全線約 4 割減 7.5 5 4. 中央環状線内側 2 約 5 割減 2.2 1: 渋滞損失時間全交通量を対象とした 規制速度走行時の所要時間に対して生じる遅れ時間で表される渋滞の規模 ( 所要時間 ( 時間 - 規制速度走行時の所要時間 ( 時間 交通量 ( 台 2: 中央環状線内側中央環状線及び湾岸線を含まない < 使用データ > 車両感知器による平日平均データ : 平成 2 年 月 1 日 ( 月 ~ 平成 2 年 4 月 7 日 ( 月 : 平成 27 年 月 1 日 ( 火 ~ 平成 27 年 4 月 7 日 ( 火 渋滞損失時間の減少に伴う生産性の向上 約 5,5 万人 時間 / 年 1 約 2,2 万人 時間 / 年 2 首都高全線の渋滞損失時間 約 4 割減 約 1 万 2 千人分の労働力に匹敵 1: 首都高速全線の渋滞損失時間 2,81 万台 時間 / 年 ( 平成 25 年度実績値 に平均乗車人員 1.5 人 / 台 ( 首都高速道路 ( 株 調べ を乗じた値 2: 上記の渋滞損失時間の削減率 4 割が継続して発現した場合の試算値 : 渋滞損失時間の減少分を労働者一人当たり実労働時間 1,788 時間 / 年 ( 毎月勤労統計調査 ( 平成 2 年 厚生労働省 で除した試算値
2. 混雑緩和に伴う定時性の向上別紙 2 新宿 ( 西新宿 JCT から羽田空港 ( 空港中央 までの混雑時 (11 時台 における所要時間は約 4 分から約 1 分となり より約 21 分短縮しています 混雑緩和に伴う所要時間のばらつきの減少により 定時性が向上しています 例えば 新宿 ( 西新宿 JCT から羽田空港 ( 空港中央 までの所要時間のばらつきが 分から 分に半減しており その結果 利用者にとって リスク ( 遅れ を見込んでいた無駄な行動時間の軽減が期待されます 今後 定時性の向上による経済効果等についても検証してまいります 新宿から羽田空港までの所要時間のばらつきの変化 (ETC2. プローブ情報を用いた分析 新宿 ( 西新宿 JCT から羽田空港 ( 空港中央 までの所要時間 (11 時台 約 4 分 構成比 (% % 25% 2% % 1% 5% 約 分 約 分 所要時間のばらつきが減少 定時性の向上 大橋 JCT 新宿 都心環状線経由 % 1 2 4 5 所要時間 ( 分 < 使用データ > ITS スポットにより収集された ETC2. 車載器のプローブデータ ( データ提供 : 国土交通省国土技術政策総合研究所 : 平成 27 年 月 2 日 ( 月 ~ 日 ( 金 平均 : 平成 27 年 月 日 ( 月 ~1 日 ( 金 平均 中央環状線経由 大井 JCT 約 1 分 約 21 分短縮 ばらつきは上位 下位 1% を除いた所要時間の差 ばらつきが小さい場合は 到着時間が安定 ばらつきが大きい場合は 到着時間が不安定 羽田空港 < 使用データ > 車両感知器による平日平均データ : 平成 25 年度 ( 平日 : 平成 27 年 月 1 日 ( 火 ~ 平成 27 年 4 月 7 日 ( 火
-1. 定時性の向上により輸送 物流への経済効果も発現別紙 -1 定時性の向上は経済活動にも波及しており 新宿方面と羽田空港を結ぶリムジンバスにおいては この 4 月のダイヤ改正から 都心環状線経由から中央環状線経由のルートに変更し 混雑時の所要時間が最大 分短縮 (8 時台 して設定されており 定時性の向上と合わせて 利便性が大幅に向上しています 物流業界においても 今回開通した中央環状線を利用することで 配送にかかる所要時間が短縮されています さらに 定時性の向上により 到着時間の予測がしやすくなったため 配達時間の安定など物流の効率化にも寄与しています 交通事業者からの声 当社のバス路線のうち 約 割が今回開通した区間を利用します 中でも新宿 池袋方面と羽田空港とのリムジンバスでは 4 月 1 日から所要時間を最大 分短縮したダイヤで運行を行っています 新宿駅西口発 羽田空港 所要時間 第 2ターミナル着 改正前 8 時 2 分 時 2 分 分 改正後 8 時 分 時 分 45 分 分短縮 また 都心環状線に流入する車両が減り 中央環状線を利用しない路線においても運行の安定性が向上していると思われます 今後も 所要時間の短縮等による利便性向上とダイヤの効率化に期待しています 新宿エリア 大橋 JCT 中央環状線経由 都心環状線経由 大井 JCT 東京空港交通 ( 株 平成 27 年 4 月ヒアリング調査 ( 首都高速道路 ( 株 調べ 羽田空港 物流事業者からの声 羽田エリアの物流ターミナルと渋谷エリアの営業所間の輸送については 今回開通した中央環状線を利用することで到着時間が短縮されました また 到着時間の予測がしやすくなりました ヤマト運輸 ( 株 東京港から埼玉方面に国外で製造された製品を主に背高コンテナで配送しています 大井埠頭から戸田 上尾方面への配送の場合には は葛西 JCT 経由で中央環状線の東側区間を利用していましたが 今回開通した中央環状線の西側区間を利用することで 所要時間が 分程度は短縮されました 日本高速輸送 ( 株 平成 27 年 4 月ヒアリング調査 ( 首都高速道路 ( 株 調べ
-2. 観光の活性化に期待別紙 -2 アクセス性及び定時性の向上により 中央環状線 ( 湾岸線 ~ 渋谷線 利用の観光コース設定も予定されています 移動時間を短縮できれば 各観光地での滞在時間延長やバス乗り場 観光地の増加など 訪日外国人も含めたお客様の満足度向上や観光の活性化が期待されています 観光事業者からの声 現在は中央環状線 ( 湾岸線 ~ 渋谷線 を走行する定期観光コースはありませんが 今後路線申請を行い 今秋にも通行する予定のコース ( 東京一日コース がございます 年間約 8, 名利用 ( 平成 2 年度実績 移動時間を短縮できれば 各観光地での滞在時間を延長するなどの検討を行う余地は十分あります お客様の満足度向上に繋がると思います はとバス ( 株 中央環状線 ( 湾岸線 ~ 渋谷線 の開通により埼玉や多摩出発のコースが非常に便利になります 特にこれからのシーズンは房総半島に向かうツアーが増えるため 渋滞等にはまることなく時間通りに目的地に着くことができればお客様の満足度の向上に繋がると思います 移動時間を短く出来れば 立ち寄りのバス乗り場や観光地を増やすことができ 多くのお客様にとってより良いツアーが提供できるようになると思います クラフ ツーリス ム ( 株 平成 27 年 4 月ヒアリング調査 ( 首都高速道路 ( 株 調べ 平成 27 年 4 月ヒアリング調査 ( 首都高速道路 ( 株 調べ ~ 観光コース例 ~ 東京一日コース 銀座 東京駅丸の内南口発皇居 国会ドライブ 浅草観音と仲見世 お台場 明治神宮 東京タワー大展望台東京駅丸の内南口着 ~ 観光コース例 ~ 採れた貝は大人 2 キロ 子ども 1 キロお持ち帰り家族みんなで目指せ大収穫房総 潮干狩り三井アウトレット木更津でお買い物 JR 八王子 立川出発 八王子 立川方面 都心環状線経由 浅草 明治神宮 中央環状線経由 アクアライン 房総半島 台場 移動時間の短縮 観光地の滞在時間延長等 お客様の満足度向上観光の活性化
4-1. 一般道路の混雑が緩和 別紙 4-1 一般道路については 今回開通した区間と並行する山手通り 環七通りなどから中央環状線への交通転換が図られ それに伴い 混雑している時間帯での所要時間については約 1 割 ~ 割の短縮が見られます 環八通り 山手通り 環七通り 環八通りから中央環状線への交通転換状況 環七通り 山手通り ( 環 2 大原 初台 中央環状線 都心環状線 天王洲アイル 24 大森東 凡例 : 交通量調査箇所 : 所要時間調査範囲 北側断面 ( 国道 24 号との交差部 南側断面 ( 国道 号との交差部 51 455 1,8 2,78 25 42 258 1,8 2,8 約 2% +15 約 5% +17 5 577 44 14 58 2,75 272 4 245 14 5 2,22 環八通り環七通り山手通り都心環状線中央環状線環八通り環七通り山手通り都心環状線中央環状線 5 1, 1,5 2, 2,5,,5 ( 百台 / 日 5 1, 1,5 2, 2,5 < 使用データ > 一般道路 実測調査の結果 : 平成 2 年 4 月 17 日 ( 木 : 平成 27 年 4 月 日 ( 木 首都高速 車両感知器による平日データ : 平成 2 年 4 月平均 : 平成 27 年 4 月 日 ( 木 ( 百台 / 日 所要時間 ( 分 所要時間の変化 環七通り ( 大森東交差点 大原交差点 山手通り ( 環 ( 天王洲アイル交差点 初台交差点 混雑時間帯の8 時台 混雑時間帯の1 時台 約 1 割 約 割 44 所要 42 8 時 分間 分 ( 分 < 使用データ > 実測調査の結果 : 平成 2 年 4 月 17 日 ( 木 : 平成 27 年 4 月 日 ( 木
4-2. 一般道路の大型車が減少 別紙 4-2 国際標準コンテナ車 ( 背高 4.1m は 東京港から東名 中央道方面へ向かう際に 都心環状線や山手通りの構造上の制約等により 主に環七通りや環八通りを利用していましたが 国際標準コンテナ車 ( 背高 4.1m が通行可能な中央環状線の開通により高速道路利用が可能となったことから 環七通りで約 % 減少するなど 中央環状線への交通の転換がみられます 幹線道路の交通転換により 並行する区道の大型車交通量が約 1 割減少し 自転車走行の安全性向上なども図られています 上馬 環八通り環七通り山手通り ( 環 今回開通区間 国 5 際標準コ 4 ンテナ 車背高 2 4. 1 m 1 交通量 台 / 日 ( ( 環七通り 環八通りの交通状況変化 国際標準コンテナ車 ( 背高 4.1m 交通量の変化 54 25 台 4% 2 417 55 18 環八通り ( 瀬田 2 台 % 環七通り ( 上馬 +18 台 + 皆増 首都高速 ( 中央環状線 瀬田 < 使用データ > 実測調査の結果 : 平成 2 年 1 月 日 ( 木 : 平成 27 年 4 月 日 ( 木 凡例 : 国際標準コンテナ車 ( 背高 4.1m 交通量調査箇所 都心環状線や山手通りの構造上の制約等により 主に環七通りや環八通りを利用 中央環状線は 高さ指定道路 1 であり 国際標準コンテナ車 ( 背高 4.1m が通行可能 山手通り ( 環 並行区道 ( 桐ヶ谷通り 中央環状線 大型車交通量 ( 百台 / 日 2 1 5 山手通り及び並行する区道の大型車交通の状況変化 大型車交通量の変化 11% 7.4. 5 < 使用データ > 実測調査の結果 : 平成 2 年 1 月 日 ( 木 : 平成 27 年 4 月 日 ( 木 5 1 高さの一般的制限値を 4.1m とする道路 並行区道 ( 桐ヶ谷通り 11% 山手通り 首都高速 ( 中央環状線 並行区道 ( 桐ヶ谷通り の状況 大型車交通が減少し 自転車走行の安全性向上なども図られています 凡例 : 大型車交通量調査箇所