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保健体育科学習指導案

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

知る 段階では副実習題材として, ハツカダイコンとバジルの栽培を行う 発芽適温や利用部位の異なる2 種の作物を同時に育てていく中で, 作物の特徴や規則性, 土や肥料の性質, 播種, 鉢がえ, 摘心, 施肥等の管理作業など, 生物育成に係る基礎的 基本的な知識や技術を体験しながら習得させる 使う 段階

20情報【授業】

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

国語科学習指導案様式(案)

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単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

(Microsoft Word - \217\254\212w\202U\224N\201i\216R\217\343\201j.doc)

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

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Taro-6学習指導案(事例①小学校

解答類型

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

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ICTを軸にした小中連携

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Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

3 今までに育てたことのある作物は何ですか? サツマイモ (20 名 ), アサガオ (17 名 ), ミニトマト (14 名 ), ヘチマ (14 名 ) ゴーヤ (13 名 ), ホウセンカ (11 名 ) ジャガイモ (10 名 ) 等 4 野菜の栽培に興味がありますか? かなりあるややあるあ

Microsoft Word - 社会科

第3学年英語科学習指導案

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

国語科学習指導案

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画


第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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4 題材の指導 評価計画 ( 時間扱い ) 時評価規準数学習活動 関心 意欲 態度工夫 創造技能知識 理解 3 本時 / 衣服と社会生活 衣服と社会生活 目的に応じた着 衣服の社会生活上 とのかかわり とのかかわりに関 用や個性を生かす の機能について理解 心を持ち 時 場 着用について考え してい

25math3

2、協同的探究学習について

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

第14章 キャリア教育

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

4.原稿(資料)

第1学年 理科学習指導案

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

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数学科学習指導案 1 次方程式 ( 中学校第 1 学年 ) 神奈川県立総合教育センター < 中学校 高等学校 > 数学 理科授業づくりガイドブック 平成 22 年 3 月 問題つくりを題材として取り上げ 身近な生活の中にある数量関係を見いだし それを基に文章題を作らせる指導によって 自ら具体的な事象

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技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

高等学校第 1 学年家庭基礎学習指導案 日時 : 平成 23 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 2 校時場所 : 県立学校被服実習室対象 :1 年 2 組 (40 名男子 10 名女子 30 名 ) 指導者 : 佐賀県教育センター所員平野佐矢子 1 題材名 本当にそうなの? ~ 批判的思考と適切

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

平成23年度東京都教育研究員  地区発表公開授業

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第2学年音楽科学習指導案

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たい 生徒は九州地方のイメージを漠然と 自然が多い 山がある 空気がおいしい というような自然や環境がよいことをあげていた そこで 九州地方の環境と産業の関わりや環境保全への取組 持続可能な社会を目指した活動についてなど 九州の地域的特色を捉えさせることが重要である そのために 環境保全には人々の積

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

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Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

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新潟市立亀田西中学校

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

第2学年1組 家庭科学習指導案

いろいろな衣装を知ろう

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

○ ○ 科 学 習 指 導 案

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

表 2 家庭にミシンがあり, 家族 ( 自分を含む ) が使用している 37% 家庭にミシンはあるが, ほとんど使用していない 26% 家庭にミシンがない 37% 指導観 1 年生にとって, 中学校に入学して初めての被服製作題材である 小学校の家庭科でも布を用いた製作を行ってきているが, 授業後,

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

H30全国HP

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

とのできる児童がいる反面, 問題の意味がなかなか理解できない児童や自分の考えを言葉で表現することに抵抗が強い児童がいるなど個人差がある さらに, 個々の経験や理解度の差により, 題材への興味 関心や同じ時間内に取り組む課題の量にも差が生じている 本題材における事前アンケートでは, 次のような結果が得

指導案

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

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第○学年 ○○科指導計画

第 1 学年理科学習指導案 指導者佐々木一成 1 日時平成 28 年 11 月 16 日 ( 水 ) 第 6 校時 2 学級一関市立大東中学校 1 年 B 組男子 12 名女子 15 名計 27 名 ( 理科室 ) 3 単元名単元 4 大地の変化第 3 章地層から読み取る大地の変化学びを広げよう (

123

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 1 単元名生涯を通じる健康 ( 現代保健体育 大修館書店 ) 期日平成 23 年 10 月 19 日 ( 水 ) 第 5 校時場所県立宇土高等学校 2 年 2 組教室指導者教諭横田大典 2 単元について (1) 単元観本単元は 生涯の各段階において健康にかか

や水産生物の栽培を含むかたちで生物育成領域が新設され C 生物育成に関する技術 が必修化さ れた これは社会の基礎として存在する生物育成の技術について すべての生徒が体験し その重要 性を理解する必要性があるからである しかし 中学校技術 家庭科 ( 技術分野 ) における栽培技 術は長い間必修領域

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

芥川小学校5年家庭科 学習指導案

Transcription:

技術 家庭科学習指導案 日 時 平成 24 年 11 月 21 日 ( 木 ) 公開 2 時間目 (6 校時 ) 場 所 岩泉中学校 3 年教室 学 級 3 年 A 組 男子 9 名 女子 12 名 計 21 名 授業者 伊東 賢治 1 題材名 C 生物育成に関する技術 (1) ア イ (2) ア 作物の栽培( 食べる人が喜ぶトマトを栽培しよう ) 本時 (1) イ生物育成に関する技術の適切な評価 活用について考えること ~トマトの種から生物育成技術との関わり方を考えよう~ 2 題材について (1) 題材観トマトは 乾燥に強く比較的育てやすい作物であるが 収穫までに多くの管理作業があり 生徒に創意工夫させることができる また小学校ではミニトマトの栽培を多くの学校で教材として扱っているが 難易度的にはトマトの方がより高度な管理が必要とされるため 中学生の学習にはふさわしい題材であると考えられる 本校の生徒は 1 年で ソバの栽培花壇作り 2 年で プランターを活用した花の栽培 を経験している さらに本校では学校用の栽培農園を借用しており 露地栽培を行う環境も整っている そこで いままで生徒自身が身に付けた作物の管理技術を生かし 種や栽培方法などにこだわり 様々な角度から栽培技術について触れさせたいと考え 食べる人が喜ぶトマトの栽培 を題材とした (2) 生徒について本校は山間部に属しており 自然とのふれあいや生物との関わりなどは都市部の生徒よりも多い また 家庭菜園などで 生物を育成している家庭なども多くあり 生活の中で生物の育成とかかわっている経験が多いと思われる しかし 農業を職業として行っている保護者はほとんどなく 田舎の都会 という状況も見られる 技術の授業に対しての意欲は高く 作業などの活動にも積極的に取り組もうとする姿勢が見られる 指示に対してもまじめに取り組む生徒が多い しかし 作業の様子を見てみると雑に扱ってしまったり 時間がかかったりする面が見られる 内容を十分に理解し 自分の考えを持って取り組むことが課題となっている トマトの栽培に対しては授業での世話だけでなく 毎日の手入れが必要になるが 学校帰りに実習地に立ち寄る姿が多く見られる しかし トマトそのものに対しての好き嫌いや手入れをしたがらない生徒の個人差もあり どのように意欲付けを行っていくかも課題となっている さらには 作物の栽培に必要な栽培技術や農業の現状などについては漠然としたとらえ方しかしていない面が見られる 実体験を通し 生物育成の技術についての扉を開いていく 授業を展開していきたい 本校の研究課題である家庭学習については ほとんどの生徒が取り組んでくる しかし 技術の授業は週に一度しかないため 提出日を早めに設定しておかないと忘れてしまう生徒も見られる そのため 課題の与え方などを工夫する必要がある (3) 指導について新学習指導要領では技術分野の目標は ものづくりなどの実践的 定見的な学習活動を通して 材料と加工 エネルギー変換 生物育成及び情報に関する基礎的 基本的な知識及び技術を習得すると共に 技術と社会や環境との関わりについて理解を深め 技術を適切に評価し活用する能力と態度を育てる とある 作物の栽培には多くの手間と労力が必要であるため 学習内容に実践的 体験的な活動をより多く計画し 仕事の楽しさや収穫の喜びを味わわせ 作物育成の充実感や成就感を実感させたい また 環境要因について理解させながら 目的とする作物の栽培に必要な要素と作物の管理技術について学ばせる 特に 土壌的要素については育成環境の管理技術とあわせて学習を深め 生活の中での活用場面や容器栽培や養液栽培などへの活用方法についても考えさせていきたい また 育成計画を立て 適切な管理作業を行わせながら より効果的な栽培方法を考え工夫する態度を育成したい さらに 作物の栽培に関する伝統的な技術と先端技術の特徴についても触れる そして 自然の生態系の維持や環境に対する負荷の軽減 安全に配慮した栽培方法について考えさせることにより 私たちの生活や社会をよりよくするために 生物育成に関する技術を適切に評価し活用する能力と態度を育成したい 特に食料の生産にかかわる人々の労働の価値や労働の正しい評価を考えさせ 命あるものを育てるには継続的な愛情が必要であることなどに気づくことで 生徒が心の面でも成長できるように励まし支援していきたい -1-

3 題材の目標 (1) 生活や技術への関心 意欲 態度 作物育成に関する知識と技術に関心を持ち その技術を活用しようとするとともに トマトの栽培により 生物育成に関心を持ち 自然環境や食の安全について見つめ直している (2) 生活を工夫し創造する能力 目的の作物に適した条件や育成環境を考えて栽培計画を工夫し立案できるとともに 生物育成に関する技術を適切に評価し活用できる (3) 生活の技能 作物の育成計画を立て 作物を栽培することができる (4) 生活や技術についての知識 理解 作物の育成に適する条件や管理方法についての知識を身に付けるとともに 生物育成に関する技術と社会や環境との関わりについて理解することができる 4 題材の学習内容 ( 評価規準 ) と家庭学習の内容題材 作物の栽培( 食べる人が喜ぶトマトを栽培しよう ) 学習内容 評価規準 時 はサイクルのパターン 生活や技術への 生活を工夫し 生活の技能 生活や技能について 関心 意欲 態度 創造する能力 の知識 理解 食料を生産する意義 食料を生産する意 生物の栽培条件と生義について関心をも 1 育条件 ち 進んで実践しよ A ア Ⅱ うとする 家生物の栽培条件と生育条件についての知識を身に付けてくる 復習 知識 技能 土壌環境 土壌についての基礎的な知識を身に付 2 ア Ⅱ 4 A けている 家トマトの栽培に適した土壌について考えてくる 予習 思考 判断 表現 3 トマトの播種 発芽条件の大切さ 播種の方法を理解 に気づき 様々な育 し セルトレイに定 て方と植え付け方を 植をすることができ イ Ⅰ 2 AC 知ろうとしている る 家水やりと経過観察を行う 様々な植え付け方と育て方をまとめる 復習 知識 技能 4 トマトの定植 トマトに適した 畝を立て 定植する ア Ⅱ 4 A ことができる 家残りのトマトの定植を行う 復習 知識 技能 5 トマトの特徴と栽培 トマトの歴史や生技術育の特徴について理解し 栽培に必要な栽培技術を理解して ア Ⅱ 4 A いる 家トマトの特徴を理解し 栽培計画をたてる 予習 思考力 判断力 表現力 -2-

6 トマトの栽培計画 自分の目標に沿ったトマトを育てるために 栽培計画を工 イ Ⅰ 5 A 夫している 家自分の栽培方法に適した支柱立て 誘引の方法を考える 予習 思考力 判断力 表現力 7 トマトの支柱立て 適切な資材や用具誘引 ( 本時 ) を用いて 自分のトマトの栽培方法に適した支柱立て 誘引 イ Ⅰ 3 A ができる 家トマトの支柱立て 誘引作業を行う 復習 知識 技能 8 トマトの栽培管理 トマトの成長の変 トマトの生育調査 ~ 追肥 防除 化をとらえ 栽培計収穫ができる 11 灌水 除草 画を見直し 成長に 摘しん 摘芽 応じて適切に対応を トマトの収穫 工夫している ア Ⅱ 4 A 家トマトの生長の変化をとらえ 成長に応じて対応する 復習 知識 技能 収穫したトマトを利用し 家庭で調理して食べる 復習 興味 関心 12 トマトの採種 トマトの種を適切 種について 様な方法で採種するこ々な知識を理解でき ア Ⅱ 5 B とができる る 家 F1 と固定種の種の特徴を表にまとめる 復習 思考力 判断力 表現力 13 生物育成に関する技術の適切な評価 活用 ~トマトの種から生物育成技術との関わり方を考えよう~ 本時 イ Ⅰ 15 B 種が社会や環境に与える影響について多面的に比較 検討し 生物育成技術との関わり方を考えをまとめている 家今までのトマト栽培で学んだ生物育成に関する技術を整理する 復習 知識 技能 14 生物育成に関する技術の適切な評価 活用 ア Ⅱ 25 A 今までのトマト栽培の学習を振り返り 生物育成に関する技術をどのように活用していけばよいか 自分の考えをまとめている 家幼児の生活への生物育成の技術への生かし方を考えてくる 予習 思考力 判断力 表現力 -3-

5 研究主題と本時の授業とのかかわり研究主題 確かな学力の育成 ~ 授業と家庭学習のサイクル化を通して~ 家庭学習授業 宿題宿題の生かし方 ( ねらい ) 必要とする 確かな学力 内容 ア知識 技能 Ⅰ 予習 1 本時の学習内容を深める イ思考力 判断力 表現力 Ⅱ 復習 2 学習課題づくり ウ関心 意欲 3 学習課題の解決に迫る B 自主学習 4 5 既習の学習内容反復 定着 レディネスをそろえる 身につけさせたい 確かな学力 A C 知識 技能 思考力 判断力 表現力 関心 意欲 図 岩泉中における授業と家庭学習の具体的なサイクル -4- (1) 本時で身につけさせたい確かな学力 A 思考力 判断力 表現力 (2) 本時の授業と家庭学習のサイクルパターンイ Ⅱ 15 B (3) 授業構想この授業では 種が与える生物育成への影響を考えることにより 生物育成の技術を適正に評価して これからの自分の行動をまとめることができることをねらいとしている そこで 宿題として前時までのトマト栽培の学習 イ思考力 判断力 表現力 を生かして F1 と固定種の特徴をそれぞれ表にまとめることを Ⅱ 復習 的宿題として行い 種の特徴についての 5レディネス をそろえる 課題設定後には宿題をもとに 種が環境 生活 経済活動に与えるプラス面とマイナス面について整理し 1 本時の学習課題を深める 学習を行う そして グループでの意見交流を通した他者との関わりによる共同の学びによって 理解の進化や修正を行うことにより より思考を深めていきたい その後 討議の中での気づきやわかったことを元に 生物育成技術との関わり方の考えるという課題に対する自己決定をし 自己評価を行うことにより B 思考力 判断力 表現力 を身につける つまり 共同の学びを通して 環境 経済 生活といった複数の面を生産者や消費者などの様々な立場から考察させ 考えをまとめることにより 生活を工夫し創造する能力 の育成を図る したがって 上記の 岩泉中における授業と家庭学習の具体的なサイクル にあてはめると 左から イ Ⅱ 1 5 B となる さらには 次時に向け 今までの生物育成の学習全体で学んできた技術について振り返り整理することを宿題として提示し 生物育成に関する技術とどのように活用していけばよいか 自分の考えをまとめることにつなげていきたい

6 本時について (1) 目標 種が与える影響について 社会や環境という多面的な観点から比較 検討し 生物育成技術との関わり方ついて考え まとめることができる ( 生活を工夫し創造する能力 ) (2) 評価規準 観点評価規準 C: 努力を要する生徒への手だて 生活を工夫し種が社会や環境に与える影響について多面グループでの話し合いや 仲間の発表から創造する能力的に比較 検討し 生物育成技術との関わりからまたは 机間指導等で例を出してあげる方について考えをまとめている などにより 考えられるように支援する (3) 展開 段階学習活動 ( 宿題は ) 指導上の留意点評価規準 評価方法 教具等 導入 1 宿題を確認する 前時の宿題で F1 と固定種の 前時の宿題 種の特徴を表にまとめてきたもの を確認する 10 2 本時の学習課題を確認する 発表の中から社会や環境への影 ワークシート1 分響に着目させ 課題を確認する トマトの種から生物育成技術との関わりを考えよう 3 種が与える影響について 種が与える影響についての事例 参考資料 F1 と固定種の事例を聞く を提示し 社会 環境 経済の 3 画像 展 つの視点に対する影響に着目させ 開 る 35 4 種を購入して生物育成を行 色分けした付箋に記入し プラ ワークシート2 分 うことの影響を考え 個人で スの影響とマイナスの影響がわか 付箋 整理する りやすくなるようにする 5 グループで考えをまとめ 出た意見をまとめ 用紙に記入 模造紙 発表する させる 6 個人で社会 環境 経済の 3つの視点にはどのような人た 生活を工夫し創造する能力 3つの視点のひとつの視点を ちが関わっているか イメージさ 種が社会や環境に与える影響 選択し どのように生物育成 せながら自分の考えをまとめられについて多面的に比較 検討し の技術と関わればよいかをまるように指示する 生物育成技術との関わり方を考 とめ 発表する え まとめている [ 観察 ワークシート3 発表 ] ま 7 発表者の考えを聞き 感想 考えが変わった生徒や自己の考 ワークシート4 と をまとめる えを深めることができた生徒を中 め 心に 指名し発表させる 5 8 宿題と次時の学習内容を確 本時の学習を生かして トマト 分 認する の栽培で学んだ生物育成に関する 技術を整理する -5-