外傷センター 土田芳彦副院長, 外傷センター長日本外傷学会専門医, 日本整形外科学会専門医, 日本救急医学会専門医, 日本手外科学会専門医, 日本外傷学会評議員, 日本マイクロサージャリー学会評議員, 日本骨折治療学会評議員, 北海道整形災害外科学会評議員, AO Japan chapter 理事, 臨床研修指導医 村上裕子部長, 副外傷センター長日本整形外科学会専門医 白川哲也医長日本整形外科学会専門医 綾部真一医長日本整形外科学会専門医 西田匡宏医長日本整形外科学会専門医, 臨床研修指導医 長谷川真之日本整形外科学会専門医 鈴木崇史 対比地加奈子 佐藤亮 佐々木淳 浦山将司 吉田直樹はじめに札幌の地から鎌倉へ来て早 3 年が経過しました. 2015 年は地下専用手術室 3 室の運用開始, 東京西徳洲会病院外傷センターの開設, 外傷センター主催の骨折コースの開催, また日本各地での重症四肢外傷セミナー開催, 神奈川周辺からの診療依頼などなど慌ただしい1 年でした. また, 外傷センタースタッフの各先生には各々 1~2 編の論文を執筆いただき, 来年 への足掛かりとなりました. 平成 30 年の 外傷センター棟 竣工まであと2 年余りです. しかし ハコモノ が出来たとしても, システムが不十分であったり, スタッフが一流でなければ 存在価値 がありません. 本年度以降に私が力を入れるところは 診療を阻害する忌まわしい慣習を排除し一流のシステムを構築すること, 外傷医療マニュアルを策定しスタッフ全員が理解 実践すること, そして センター全体で25~30 編以上の論文を発表すること です. また本年は, 私自身が 重症四肢外傷治療マニュアル を出版するべく尽力すべき年です. 日本各地の外傷整形外科医に分担執筆して頂いている部分も多々ありますが, 書物の統一性を出すために大胆に修正を加える予定です. 具体的症例を基にした解説をふんだんに取り入れ, 日本重度四肢外傷医療 のバイブルとしたく存じます. ところで, 私は以前より 立川談志 に関する書物や映像を鑑賞し, 外傷整形外科の世界 は 落語の世界 に似ていると感じていました. 落語の一門には真打, 二つ目, 前座などの階層がありますが師匠が認める基本を本当の意味で習得し, かつそれを自分の技として応用できなければ二つ目にはなれません. 外傷整形外科医も同様であり, 二つ目は自分の医療を他の医師へ伝える講演が出来ることが必要です. さらに真打になるには弟子を取り, 育てるだけの力量が認められなければならないのです. この施設の目的は, 多くの 真打 を生み出すことに他なりません. 診療実績 2015 年 全手術件数 2015 年 1,496 件
手術症例数 特殊領域 8 成人手 99 件 手指切断 2 成人上肢 24 指尖部損傷 6 件 成人下肢 534 件 挫滅手 5 件 骨盤 脊椎 23 件 上肢 major 切断 四肢鋭利神経血管損傷 4 件 ヘリコプター搬送 17 件 上肢重症開放骨折 手指切断 10 件 下肢重症開放骨折 8 件 挫滅手 四肢骨髄炎 上肢 major 切断 多発外傷 / 多発骨折 四肢鋭利神経血管損傷 ヘリコプター搬送 17 件 上肢重症開放骨折 四肢軟部組織欠損 1 下肢重症開放骨折 手指感染小児骨折 / 上肢鎖骨骨折上腕骨近位端骨折上腕骨顆上骨折上腕骨外顆骨折 Monteggia 骨折前腕近位部骨折前腕骨骨幹部骨折前腕骨遠位部骨折手舟状骨折手指骨骨折小児骨折 / 下肢大腿骨骨幹部骨折大腿骨遠位部骨折脛骨骨幹部骨折脛骨遠位部骨折足部損傷 53 件 7 件 3 件 13 件 6 件 8 件 1 3 件 10 件 6 件 学術業績 (1) 学会発表 1. 佐々木淳 : 上肢 major 切断再接合術における一考察 - 骨短縮は初回手術時に施行することが機能再建への鍵である. 第 29 回日本外傷学会, 札幌, 2015,6. 2. 白川哲也 : 足部開放骨折に対する逆行性腓腹動脈皮弁と遊離前外側大腿皮弁の検討. 第 55 回関東整形災害外科学会, 埼玉,2015, 白川哲也 : 掌側ロッキングプレート固定術後に発症した長母指伸筋腱断裂の検討. 第 41 回日本骨折治療学会, 奈良,2015,6. 4. 鈴木崇史 : 高齢者大腿骨転子部骨折に対するロングネイルの適応. 第 41 回日本骨折治療学会, 奈良,2015,6. 5. 対比地加奈子 :Vancouver typec 大腿骨ステム周囲骨折の治療戦略. 第 157 回神奈川整形災害外科研究会, 横浜,2015,5. 6. 対比地加奈子 : 下腿三分枝動脈損傷を伴う脛骨
近位部開放骨折の1 例. 第 29 回日本外傷学会, 札幌,2015,6. 7. 土田芳彦 : 機能再建型 外傷センター における重症四肢外傷治療. 第 29 回日本外傷学会, 札幌,2015,6. 8. 土田芳彦 : 橈骨遠位端骨折 typec3の治療. 第 41 回日本骨折治療学会, 奈良,2015,6. 9. 土田芳彦 : 重症外傷診療のイノベーションを目指して 重症四肢開放骨折治療の理想的なあり方とは? 第 43 回日本救急医学会, 埼玉,2015, 10. 10. 土田芳彦 : 新規整形外科外傷センターにおける下腿重度開放骨折の治療. 第 42 回日本マイクロサージャリー学会, 埼玉,2015,11. 11. 西田匡宏, 土田芳彦, 佐藤亮, 対比地加奈子, 鈴木崇史, 新井学, 小島安弘, 綾部真一, 伴光正, 白川哲也, 村上裕子, 松村福広 : 大腿骨頚基部骨折後遷延癒合に対する外反骨切り術の1 例. 第 55 回関東整形災害外科学会, 埼玉,2015, 12. 松村福広 : パネルディスカッション 高齢者骨折のトラブルと治療戦略 大腿骨インプラント周囲骨折. 第 41 回日本骨折治療学会, 奈良, 2015,6. 1 松村福広 : シンデスモーシス損傷を伴った足関節骨折に対するZip Tightの使用経験. 第 41 回日本骨折治療学会, 奈良,2015,6. 14. 松村福広 : 四肢長管骨開放骨折の全国的症例登録 ( DOTJ). 第 29 回日本外傷学会, 札幌,2015, 6. (2) 著書 総説 1. 土田芳彦. 最新 重症開放骨折の治療 治療の標準化を目指して第 1 回急性期における治療 (1) 整形外科 Surgical Technique 5:85-89,2015. 2. 土田芳彦. 最新 重症開放骨折の治療 治療の標準化を目指して第 3 回急性期における治療 (2) 整形外科 Surgical Technique 5:343-347,2015. 土田芳彦. 骨折治療の真実 日本の外傷教育 治療はここがダメだ 私が 整形外科外傷センター を構築する理由 Bone Joint Nerve 5: 877-879,2015. 4. 土田芳彦. 最新 重症開放骨折の治療 治療の標準化を目指して : 第 5 回骨欠損再建のあり方整形外科 Surgical Technique 5:598-603,2015. 5. 土田芳彦. 最新 重症開放骨折の治療 治療の標準化を目指して : 第 8 回トラブルへの対処法整形外科 Surgical Technique 6:218-223,2015. 6. 松村福広. 大腿骨骨幹部骨折整形外科 Surgical Technique 5:25-30,2015. 7. 松村福広 : 患者説明整形外科看護 20(6),2015. 8. 松村福広 : 骨折治療の真実 大腿骨骨幹部骨折ギャップはどこまで許されるのか.Bone Joint Nerve 5(3),2015. 9. 松村福広 :Stryker infos 23 Spring:31-35,2015. 10. 松村福広 :Stryker infos 24 Summer/Autumn:36-41, 2015. (3) セミナー 研究会 講演会 1. 小林倫子 : 術後転位を来した掌尺側骨片を含む Volar Shaving Fractureの一例. 第 1 回 3 施設合同四肢外傷カンファランス, 東京,2015,8. 2. 佐々木淳 : 大腿骨転子部骨折.SOTC 湘南外傷整形外科コース 下肢骨折, 鎌倉,2015,9. 佐々木淳 : 腿骨幹部骨折.SOTC 湘南外傷整形外科コース 小児骨折, 鎌倉,2015,11. 4. 佐々木淳 : 手部軟部組織再建の時期を逸した2 例. 第 4 回重度四肢外傷 microsurgery meeting, 埼玉,2015,11. 5. 鈴木崇史 : 下腿遠位開放骨折における軟部組織
再建のありかた. 第 16 回神奈川骨折治療研究会, 横浜,2015,6. 6. 土田芳彦 : 重症下腿開放骨折の骨 軟部再建のあり方. 第 1 回東北四肢外傷治療セミナー, 仙台, 2015,2. 7. 土田芳彦 :Distal radial fractures-which to fix? How to fix?/radiation hazards./distal radial fractures. / Management of open fractures. / Summary (case-based comment). AOT Course Kobe, 新神戸, 2015,2. 8. 土田芳彦.FIX and FLAPのあり方 / 温存か切断かの判断. 重度四肢開放骨折を語る会 in 名古屋, 名古屋,2015, 9. 土田芳彦 : 救急医療における整形外科の役割 ( 下肢開放性骨折治療の実際 ). 第 17 回埼玉成恵会病院救急症例検討会, 埼玉,2015, 10. 土田芳彦 : 重度四肢開放骨折の標準的治療 ~デブリフマン 創管理 (NPWT) から再建まで. 第 1 回北九州 Ortho Plastic Seminar, 北九州,2015, 11. 土田芳彦 : 日本における外傷治療の現状と諸外国との比較.The7th Masters Fracture Forum Japan, 東京,2015,5. 12. 土田芳彦 : 肩甲骨骨折 / 肘関節脱臼骨折.SOTC 湘南外傷整形外科コース 上肢骨折, 鎌倉, 2015,5. 1 土田芳彦 :mangled handを如何に救済するか? 第 2 回 JSETS 日本重度四肢外傷シンポジウム, 札幌,2015,7. 14. 土田芳彦 : 脛骨骨欠損治療を如何に治療するか? 東日本骨軟部組織損傷研究会, 東京,2015,7. 15. 土田芳彦 : 指尖部損傷 /mangled hand.sotc 湘南外傷整形外科コース 手部外傷, 鎌倉,2015, 8. 16. 土田芳彦 : 軟部組織再建の考え方原則を抑える.The2nd Ortho Plastic Seminar in 関西, 大阪, 2015,9. 17. 土田芳彦 :Principles in treating articular fracture in the hand./useful pedicle or free flap of the upper extremity. AOT Hand Course Sapporo, 札幌,2015, 9. 18. 土田芳彦 : 足関節骨折.SOTC 湘南外傷整形外科コース 下肢骨折, 鎌倉,2015,9. 19. 土田芳彦 :FIX and FLAP 最近の話題. 第 6 回 Technical Learning Course for Fix and Flap Surgery, 川崎,2015,10. 20. 土田芳彦 : 多発外傷における骨折治療 ( 骨盤骨折も含める ). 第 10 回日本骨折治療学会研修会ベーシック, 横浜,2015,10. 21. 土田芳彦 : 上肢開放骨折 - 機能肢温存のための必須条件. 第 7 回日本骨折治療学会研修会アバンス, 横浜,2015,10. 22. 土田芳彦 : 重症上肢 ( 四肢 ) 外傷の治療 外傷治療における手外科医の関り方. 中国四国手外科研究会, 米子,2015,10. 2 土田芳彦 : こうすれば治る 運命を分ける重症開放骨折治療.TMED Kamakura, 横浜,2015, 10. 24. 土田芳彦 : 私が考える重症開放骨折治療哲学./ NPWTはどうあるべきか?/ 血行再建のあり方. / 皮弁のットール. 重度四肢外傷セミナー in 岡山, 岡山,2015,10. 25. 土田芳彦 : 重症四肢外傷治療標準化への戦い 私が外傷整形外科専門施設を構築したい理由. 第 11 回鹿児島外傷セミナー, 鹿児島,2015,11. 26. 土田芳彦 : 骨再建法と軟部組織再建法のあり方 温存か切断かの判断. 第 2 回九州重度四肢外傷治療セミナー, 福岡,2015,11.
27. 土田芳彦 : 小児骨折治療のキン事項.SOTC 湘南外傷整形外科コース 小児骨折, 鎌倉,2015, 11. 28. 土田芳彦 : 重症四肢外傷における感染症危機管理. 第 9 回四国外傷治療研究会, 高松,2015,11. 29.Tsuchida,Y.:Tibial plateau fractures. AO Trauma Basic Principles of Fracture Management,Davos, 2015,12. 30. 松村福広 : 足関節 Syndesmosisの固定法. 5th Zimmer Trauma Symposium, 品川,2015,1. 31. 松村福広 : 大腿骨転子部骨折の治療 up to date. 第 3 回福島整形外傷研究会, 郡山,2015,1. 32. 松村福広 : 意味のあるケースディスカッションとは? 第 2 回中国 Trauma Open Conference, 岡山, 2015,2. 3 松村福広 : 診療ガイラインから見た大腿骨近位部骨折. 第 56 回 JABO 研修会, 品川,2015,2. 34. 松村福広 :Faculty. AO Trauma Combined Courses, 神戸,2015,2. 35. 松村福広 : 脛骨遠位部骨折に対するプレート固定. 第 2 回関西運動器外傷セミナー, 大阪,2015, 2. 36. 松村福広 : 骨折の保存治療 Tips&Pitfalls. 第 324 回福岡臨床整形外科医会教育研修会, 福岡,2015, 37. 松村福広 : 鎌倉キックオフセミナー, 鎌倉,2015, 38. 松村福広 : 上腕骨遠位端骨折.SOTC 湘南外傷整形外科コース 上肢骨折, 鎌倉,2015,5. 39. 松村福広 : 大腿骨近位部骨折に対する外科的治療の最前線.Fragility Fracture Seminar, 名古屋, 2015,5. 40. 松村福広 : 大腿骨遠位端骨折ロッキングプレート固定法.Stryker Fracture Management Seminar, 名古屋,2015,5. 41. 松村福広 :Far Cortex Locking Screwの特徴とその可能性 大腿骨遠位部骨折を中心に. 第 41 回日本骨折治療学会イブニングセミナー, 奈良, 2015,6. 42. 松村福広 : 高エネルギー損傷による大腿骨転子下骨折治療 ~ 成功の秘訣 ~.Stryker Hip Fracture Symposium, 東京,2015,7. 4 松村福広 : 下腿遠位部骨折 (Pilon 骨折 ) の治療戦略 足関節骨折 ( 果分骨折 ) の治療戦略. 第 2 回三河骨折セミナー, 名古屋,2015,7. 44. 松村福広 : 高エネルギー損傷による大腿骨転子下骨折治療 ~ 成功の秘訣 ~.Stryker Hip Fracture Symposium, 名古屋,2015,7. 45. 松村福広 : 人工股関節 大腿人工骨頭周囲骨折に対する治療戦略.Zimmer Trauma Peri-rosthetic Fracture Advanced Seminar, 名古屋,2015,8. 46. 松村福広 : 大腿骨転子下骨折./ 大腿骨遠位部骨折./ 脛骨遠位部骨折.SOTC 湘南外傷整形外科コース 下肢骨折, 鎌倉,2015,9. (4) その他 カンファレンス術前術後カンファレンス毎週 ( 月 )~( 土 )7 時 院内開催セミナー 1.SOTC 湘南外傷整形外科コース 上肢骨折 2015 年 3 月 21 日 ( 参加 80 名 ) 2.SOTC 湘南外傷整形外科コース 手部外傷 2015 年 5 月 16 日 ( 参加 75 名 ) SOTC 湘南外傷整形外科コース 下肢骨折 2015 年 9 月 26 日 ( 参加 50 名 ) 4.SOTC 湘南外傷整形外科コース 小児骨折 2015 年 11 月 21 日 ( 参加 40 名 )
5. 手術室看護師のための整形外傷セミナー in 湘南 2013 年 11 月 30 日 ( 参加 75 名 ) 6. 湘南外傷セミナー外傷整形外科看護師に必要な基礎知識 2015 年 3 月 21 日 ( 参加 115 名 )