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問題 1 1 問題 1 1 納税義務者 相続税の納税義務者及び課税財産の範囲 課税価格 1 納税義務者 ⑴ 次に掲げる者は 相続税を納める義務がある 1 居住無制限納税義務者 ( 法 1 の 3 1 一 ) 相続又は遺贈により財産を取得した個人でその財産を取得した時において法施行地に住所を有するもの

( 相続時精算課税適用者の死亡後に特定贈与者が死亡した場合 ) (6) 相続時精算課税適用者 ( 相続税法第 21 条の9 第 5 項に規定する 相続時精算課税適用者 をいう 以下 (6) において同じ ) の死亡後に当該相続時精算課税適用者に係る特定贈与者 ( 同条第 5 項に規定する 特定贈与者

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

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Microsoft Word - 文書 1

第 5 章 N

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

平成19年12月○日

用語の意義 この FAQ において使用している用語の意義は 次のとおりです 用語 意義 所得税法 ( 所法 ) 所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) をいいます 所得税法施行令 ( 所令 ) 所得税法施行令 ( 昭和 40 年政令第 96 号 ) をいいます 改正所令 所得税法施行令の一

2. 改正の趣旨 背景 国内に住所を有しないことにより相続税 贈与税の課税を免れる租税回避行為を抑制するため 平成 12 年度改正 ( 相続人 受贈者の国籍による納税義務判定の導入 ) 平成 25 年度改正 ( 相続人 受贈者が日本国籍なしの場合の課税強化 ) が行われてきた 平成 29 年度改正で

第68回税理士試験 消費税法 模範解答(理論)

問 1 ( 続き ) ⑵ 債務の意義 1 控除すべき債務 (➋ 点 ) ⑴ により控除すべき債務は 確実と認められるものに限る 2 公租公課の金額 (➍ 点 ) ⑴ により控除すべき公租公課の額は 被相続人の死亡の際納税義務が確定しているもののほか 被相続人の死亡後 相続税の納税義務者が納付し 又は

経 ViewPoint 営相談 相続時における小規模宅地等の特例の改正 谷口敬三相談部東京相談室 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 ( 以下 小規模宅地等の特例 ) は 一定の要件を満たす宅地等 ( 特定事業用等宅地等 特定居住用宅地等 貸付事業用宅地等 ) につ

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

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時価で譲渡したものとみなされ所得税が課税され かつ その所得税は相続税の課税価格の計算上被相続人の債務として控除されていることにより 所得税と相続税の負担の調整は済んでいますので この特例の適用は受けられません 2 取得費に加算される金額平成 26 年度の改正前は 相続財産である土地等の一部を譲渡し

相続税・贈与税の基礎と近年の改正点

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(1) 改正の内容 内容 現行制度 特例制度 納税猶予対象株式 納税猶予税額 発行済議決権株式総数の 3 分の 2 に達するまでの株式 贈与の場合 : 納税猶予対象株式に係る贈与税の全額 相続の場合 : 納税猶予対象株式に係る相続税の 80% 取得した全ての株式 贈与の場合 : 納税猶予対象株式に係

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2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

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コピー又は web からダウンロードしてご使用ください 答案用紙 Chapter1 問題 1 個人とみなされる納税義務者 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 遺贈財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額 2 生前贈与加算される贈与財産の額の計算 ( 単位 :

2 税額控除等の計算 ( 単位 : 円 ) 項目対象者計算過程金額 答案用紙 Chapter2 問題 3 課税価格の計算 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 分割財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 2 みなし取得財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

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平成16年版 真島のわかる社労士

事業承継税制の全体像は ( 図表 1) の通りである ( 図表 1) 事業承継税制の全体像 経営者 1 代目 経営者 2 代目 一括贈与 大臣認定 贈与税の課税 贈与税の納税猶予の適用 相続税の納税猶予制度と同様 雇用確保を含む 5 年間の事業継続を行い その後も株式を継続保有 生前贈与により株式の

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

叔父から財産の贈与(1~3) を受けた場合 1/1 12/31 2/1 3/15 相選養続択与子贈時届贈精出縁与算書与 1組課提2 税出3 暦年課税相続時精算課税 養子縁組前の贈与 1については 暦年課税により贈与税額を計算し 養子縁組以後の贈与 2 及び 3は 相続時精算課税により贈与税額を計算し

5 配偶者控除等 配偶者控除 配偶者特別控除 扶養控除及び勤労学生控除の合計所得金額の要件 について 一律 10 万円ずつ引き上げられます 6 青色申告特別控除正規の簿記の原則により記帳している者に係る控除額が 55 万円に引き下げられ 正規の簿記の原則により記帳し かつ e5tax 等により確定申

平成 25 年度税制改正解説相続税 ~ 基礎控除の引き下げ 税率構造の見直し等 法定相続人の数と基礎控除法定相続人の数と基礎控除 法定相続人の数 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 60,000 千円 70,000 千円 80,000 千円 90,000 千円 100,000 千円 36,000

国外転出時課税制度(出国税)の導入

所令要綱

間の初日以後 3 年を経過する日の属する課税期間までの各課税期間 6 高額特定資産を取得した場合の納税義務の免除の特例事業者 ( 免税事業者を除く ) が簡易課税制度の適用を受けない課税期間中に国内における高額特定資産の課税仕入れ又は高額特定資産に該当する課税貨物の保税地域からの引取り ( 以下 高

2018年度改正 相続税・贈与税外国人納税義務の見直し

1 非上場株式等についての贈与税の納税猶予及び免除の特例 ( 租税特別措置法第条の 7 の 5) 特例措置 ⑴ 制度のあらまし ( 注 1 円滑化法の認定 ) を都道府県知事から受ける非上場会社の後継者である受贈者 ( 特例経営承継受贈者 といいます ) が 贈与者から非上場会社の株式又は出資 (

2. 改正の趣旨 背景 (1) 問題となっていたケース < 親族図 > 前提条件 1. 父 母 ( 死亡 ) 父の財産 :50 億円 ( すべて現金 ) 財産は 父 子 孫の順に相続する ( 各相続時の法定相続人は 1 名 ) 2. 子 子の妻 ( 死亡 ) 父及び子の相続における相次相続控除は考慮

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

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[2] 税率構造の見直し 相続税の税率構造が現行の6 段階から8 段階に変更されるとともに 最高税率が 50% から 55% に引き上げられることとなりました ただし 各法定相続人の取得金額が2 億円以下の場合の税率は と変わりありません この改正は 平成 27 年 1 月 1 日以後に相続または遺

Microsoft Word - 最新版租特法.docx

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

措置法第 69 条の 4(( 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 )) 関係 ( 被相続人等の居住の用に供されていた宅地等の範囲 ) 69 の 4-7 措置法第 69 条の 4 第 1 項に規定する被相続人等の居住の用に供されていた宅地等 ( 以下 69 の 4-8 までにおいて 居

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

2. 二世帯住宅と特定居住用宅地等 [1] 区分所有なし : 外階段 / 親族が取得する場合 Q. 被相続人 A が所有する宅地の上に A の所有する建物があり 1 階に A が居住し 2 階に子 B とその家族が居住しています ( 建物内部では行き来ができない構造 ) A と B は別生計です こ

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Microsoft Word - 東日本大震災により被害を受けた場合の相続税・贈与税の取扱い

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

<TAC> 無断複写 複製を禁じます ( 税 18) 相上 (8)C10-1 相続税法 上級 演習 8 テキスト 2 第 8 回 - 解答 点 - 第一問 問 1 持分の定めのない法人に対し財産の贈与又は遺贈があった場合において 税負担の不当減少を防 止

個人版事業承継税制の創設について 現行税制上の事業承継支援特例を踏まえた検討

目次 特例措置の概要等... 5 ( 問 1) 非上場株式等についての相続税 贈与税の納税猶予及び免除に係る一般措置と特例措置との違い... 5 ( 問 2) 相続開始後の特例承継計画の提出... 8 ( 問 3) 特例措置の対象となる株式等の種類... 9 ( 問 4) 特例措置における雇用確保要

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

( 参考 ) 相続税の申告の際に提出していただく主な書類 1 相続税の申告書に記載されたマイナンバー ( 個人番号 ) について 税務署で本人確認 (1 番号確認及び 2 身元確認 ) を行うため 次の本人確認書類の写しを添付していただく必要があります なお 各相続人等のうち税務署の窓口で相続税の申

目 次 最近における相続税の課税割合 負担割合及び税収の推移 1 地価公示価格指数と基礎控除(58 年 =100) の推移 2 最近における相続税の税率構造の推移 3 小規模宅地等の課税の特例の推移 4 相続税負担の推移( 東京都区部のケース ) 5 ( 補足資料 ) 相続税の概要 6 相続税の仕組

理     論     編

2018年度税制改正大綱 - 資産税関連の主な改正点

税法入門コース 相続税 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 4 回 第 1 章 第 2 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 4 章 第 5 章 テーマ 1 相続税 贈与税とは? テーマ 2 用語の説明 テーマ 1 相続人となれる人は? テ

<4D F736F F F696E74202D DC C5817A94F18FE38FEA8A948EAE939982C982C282A282C482CC91A1975E90C A91B190C582CC945B90C C814596C68F9C81698E968BC68FB38C7090C590A7816A82CC82A082E782DC82B520202

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

12. 小規模宅地等の特例の見直し 1. 改正のポイント (3) 適用時期平成 30 年 4 月 1 日以後に相続又は遺贈により取得する宅地等に係る相続税について適用される ただし (2)1 の改正について 平成 30 年 3 月 31 日においての別居親族の要件を満たしていた宅地等を平成 32 年

追録8pt.mcd

速報!  平成27年度税制改正セミナー

て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

税法実務コース 海外勤務者と外国人の出国 入国 滞在時の国際税務 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 1 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 第 7 章 第 8 章 テーマ 1 居住者 非居住者判定テーマ 2 課税範囲についてテー

参考. 改正前の制度概要 ( 改正対象は太字 ) (1) 税の納税猶予の全体像 ( 概要 ) の要件 会社の代表者であったこと 時には代表権を有していないこと と同族関係者で決議数の 50% 超の株式を保有かつを除いた同族内で筆頭株主であったこと 認定対象会社の要件 の要件 会社の代表者であること

~ 改正の変遷 ~ (1) 平成 12 年度改正前相続人 受贈者がの場合には 国内財産のみ課税 (2) 平成 12 年度改正後 平成 25 年度改正前平成 12 年度改正 : 相続人 受贈者について国籍主義を導入 H12 年度改正 : 国内財産 国外財産ともに課税 相続人 受贈者 相続人 受贈者 被

非課税上場株式等管理に関する約款 第 1 条 ( 約款の趣旨 ) この約款は お客さまが租税特別措置法第 9 条の8に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得の非課税および租税特別措置法第 37 条の14に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る譲渡所得等の非課税の特例 ( 以下 非課税

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

日税研メールマガジン vol.143 ( 平成 31 年 2 月 15 日発行 ) 公益財団法人日本税務研究センター Article 平成 31 年度税制改正大綱の解説 ( 2) 税理士金井恵美子 * 本稿では 前号 ( vol.142) に引き続き 平成 31 年度税制改正の大綱 に示された改正事

Ⅲ 納付 [Q6] 申告 納付等の期限の延長が認められた場合 延滞税 利子税はどのようになりますか また 加算税は賦課されますか 7 [Q7] 今般の熊本地震災害により被害を受けましたが 納税の猶予はどのような場合に受けることができますか 8 [Q8] 納税の猶予の 相当の損失 とはどの程度の損失を

を受けたものを除きます ) の合計額に対応する譲渡所得 ( 又は山林所得 ) がないものと仮定して次の算式により計算した税額 X 又はYと 確定申告書に記載される所得税額との差額に相当する金額とされています ( 所法 1324 所令 266 措令 平 25.5 改正前の措令 25の814

配偶者の税額軽減特例の有利な受け方 配偶者がいる場合の 相続税の具体的な計算例は以下の通りです 1. 設例 自宅 預貯金等の相続財産の遺産額 =2 億円 法定相続人 = 配偶者 + 子 2 人の合計 3 人 実際の遺産分割は 法定相続分の通りとする 未成年者控除 外国税額控除 生命保険金の非課税枠金

テキスト編 第 1 章相続税 贈与税とはなにか 目次 1 相続税が課税される理由 1 2 どれくらいの遺産がある場合 相続税は課税されるか 2 3 贈与税が課税される理由 3 4 相続税と贈与税の関係 4 第 2 章相続人と相続分 1 相続人と相続順位 5 2 相続の承認と放棄 14 3 相続人の相

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

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第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

(2) 課税状況の累年比較 申告状況 課税価格相続税額税額控除被相続人の数相続人の数金額人千円千円千円人 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 8, ,371,256 50,659,924 15,868

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

1. 相続税 (1) 基礎控除額の引き下げ 1) 改正の趣旨現在 ( ) の相続税の仕組みは 下図の通りです すなわち 合計課税価格から 基礎控除額を除いた課税遺産総額が相続税の計算の対象となるため 合計課税価格が基礎控除額の範囲内である場合には 相続税が課税されません その結果として 現状の相続税

1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

である 12 遺留分とは 遺言の内容にかかわらず一定の相続人が確実に受け取ることができる一定の 割合のことである 直系尊属のみが相続人である場合は 被相続人の財産の 1/3 その 他の場合には 被相続人の財産の 1/2 である ただし 兄弟姉妹には遺留分はない 13 相続の放棄は 被相続人の生前に行

2 制限納税義務者及び相続開始の時において相続税法の施行地に住所を有しない特定納税義務者 ( 法 32 2の52 令 5の4)7 相続又は遺贈により財産を取得した者が制限納税義務者又は特定納税義務者 ( 相続開始の時において法施行地に住所を有しない者に限る ) である場合においては その相続又は遺贈

事業承継税制の拡充・資産税逃れ対策等

枚方市税条例施行規則 ( 昭和 50 年 5 月 1 日規則第 19 号 ) より抜粋 ( 貧困による市民税の減免 ) 第 9 条の2 条例第 47 条第 1 項第 1 号に規定する減免理由による減免は 市民税の納税義務者が申請の日に生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定による

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

贈与税の納税猶予制度の認定要件 ( 施 規則第 6 条第 1 項第 13 号 ) 贈与税の納税猶予制度の適 を受けるには 以下の要件等を満たすことが必要です 3 ( 贈与者 ) 先代経営者以外の株主等の要件 先代経営者からの贈与 は相続以後に 贈与を った者であること ( 先代経営者からの贈与 は相

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

2011年度税制改正大綱(相続・贈与税)

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

1 贈与税の納税猶予制度の認定要件 ( 施 規則第 6 条第 1 項第 11 号 ) 贈与税の納税猶予制度の適 を受けるには 以下の要件等を満たすことが必要です 対象会社要件 中 企業者であること 上場会社等 俗営業会社に該当しないこと 資産保有型会社 は資産運 型会社 ( 以下 資産保有型会社等

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書籍をご購入いただいたみなさまへ 平成 30 年 5 月 19 日現在 大原出版株式会社出版事業部 相続税法理論サブノート 税法の改正に伴う修正のお願い 平素よりご愛顧いただき誠にありがとうございます 誠に申し訳ございませんが 本書の記載内容に訂正がございます ご購入いただいたみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしますが 下記該当書籍及び訂正内容をご確認のうえ ご使用いただきますようお願い申し上げます 該当書籍 2018 年税理士試験受験対策シリーズ相続税法理論サブノート ( 平成 29 年 8 月 21 日第 17 版発行 ) ISBN 978-4-86486-481-7 訂正内容 訂正頁 P.56 問題 3-12 1 (5) 訂正箇所 4 の次に下線部分を追加してください 5 非上場株式等の相続税の納税猶予及び免除の特例

納税義務者 1 納税義務者 問題 1 1 問題 1 1 1問題 1 1 納税義務者相続税の納税義務者及び課税財産の範囲 課税価格 ( 所得税法に規定する国外転出時課税等に関する部分を除く ) 次に掲げる者は 相続税を納める義務がある ⑴ 居住無制限納税義務者 ( 法 1 の 3 1 一 ) 相続又は遺贈により財産を取得した次に掲げる者であって その財産を取得した時において法施行地に住所を有するもの 1 一時居住者でない個人 2 一時居住者である個人 ( 被相続人が一時居住被相続人又は非居住被相続人である場合を除く ) ⑵ 非居住無制限納税義務者 ( 法 1 の 3 1 二 ) 相続又は遺贈により財産を取得した次に掲げる者であって その財産を取得した時において法施行地に住所を有しないもの 1 日本国籍を有する個人であって次に掲げるものイその相続開始前 10 年以内のいずれかの時において法施行地に住所を有していたことがあるものロその相続開始前 10 年以内のいずれの時においても法施行地に住所を有していたことがないもの ( 被相続人が一時居住被相続人又は非居住被相続人である場合を除く ) 2 日本国籍を有しない個人 ( 被相続人が一時居住被相続人又は非居住被相続人である場合を除く ) ⑶ 居住制限納税義務者 ( 法 1 の 3 1 三 ) 相続又は遺贈により法施行地にある財産を取得した個人でその財産を取得した時において法施行地に住所を有するもの (⑴を除く ) ⑷ 非居住制限納税義務者 ( 法 1 の 3 1 四 ) 相続又は遺贈により法施行地にある財産を取得した個人でその財産を取得した時において法施行地に住所を有しないもの (⑵を除く ) ⑸ 特定納税義務者 ( 法 1 の 3 1 五 ) 贈与により相続時精算課税の規定の適用を受ける財産を取得した個人 (⑴ ⑷を除く ) 2 課税財産の範囲 課税価格 ⑴ 無制限納税義務者 ( 法 2 1 11の 2 1) 居住無制限納税義務者又は非居住無制限納税義務者に該当する者については その者が相続又は遺贈により取得した財産の全部に対し相続税を課し その相続又は遺贈により取得した財産の価額の合計額をもって 相続税の課税価格とする ⑵ 制限納税義務者 ( 法 2 2 11の 2 2) 居住制限納税義務者又は非居住制限納税義務者に該当する者については その者が相続又は遺贈により取得した財産で法施行地にあるものに対し相続税を課し その相続又は遺贈により取得した財産で法施行地にあるものの価額の合計額をもって 相続税の課税価格とする ⑶ 特定納税義務者 ( 法 21の161 3) 特定贈与者から相続又は遺贈により財産を取得しなかった相続時精算課税適用者については 相続時精算課税適用財産を特定贈与者から相続又は遺贈により取得したものとみなして相続税の計算規定を適用する この場合において 相続税の課税価格に算入される相続時精算課税適用財産の価額は その贈与の時における価額による 3 用語の意義 ( 法 1 の 3 3) ⑴ 一時居住者相続開始時において在留資格で一定のものを有する者であってその相続開始前 15 年以内において法施行地に住所を有していた期間の合計が10 年以下であるものをいう ⑵ 一時居住被相続人相続開始時において在留資格で一定のものを有し かつ 法施行地に住所を有していた被相続人であってその相続開始前 15 年以内において法施行地に住所を有していた期間の合計が10 年以下であるものをいう ⑶ 非居住被相続人相続開始時において法施行地に住所を有していなかった被相続人であって その相続開始前 10 年以内のいずれかの時において法施行地に住所を有していたことがあるもののうちそのいずれの時においても日本国籍を有していなかったもの又はその相続開始前 10 年以内のいずれの時においても法施行地に住所を有していたことがないものをいう

納税義務者 1 納税義務者 問題 1 2 問題 1 2 1問題 1 2 納税義務者贈与税の納税義務者及び課税財産の範囲 課税価格 ( 所得税法に規定する国外転出時課税等に関する部分を除く ) 次に掲げる者は 贈与税を納める義務がある ⑴ 居住無制限納税義務者 ( 法 1 の 4 1 一 ) 贈与により財産を取得した次に掲げる者であって その財産を取得した時において法施行地に住所を有するもの 1 一時居住者でない個人 2 一時居住者である個人 ( 贈与者が一時居住贈与者又は非居住贈与者である場合を除く ) ⑵ 非居住無制限納税義務者 ( 法 1 の 4 1 二 ) 贈与により財産を取得した次に掲げる者であって その財産を取得した時において法施行地に住所を有しないもの 1 日本国籍を有する個人であって次に掲げるものイその贈与前 10 年以内のいずれかの時において法施行地に住所を有していたことがあるものロその贈与前 10 年以内のいずれの時においても法施行地に住所を有していたことがないもの ( 贈与者が一時居住贈与者又は非居住贈与者である場合を除く ) 2 日本国籍を有しない個人 ( 贈与者が一時居住贈与者又は非居住贈与者である場合を除く ) ⑶ 居住制限納税義務者 ( 法 1 の 4 1 三 ) 贈与により法施行地にある財産を取得した個人でその財産を取得した時において法施行地に住所を有するもの (⑴を除く ) ⑷ 非居住制限納税義務者 ( 法 1 の 4 1 四 ) 贈与により法施行地にある財産を取得した個人でその財産を取得した時において法施行地に住所を有しないもの (⑵を除く ) 2 課税財産の範囲 課税価格 ⑴ 無制限納税義務者 ( 法 2 の 2 1 21の 2 1) 居住無制限納税義務者又は非居住無制限納税義務者に該当する者については その者が贈与により取得した財産の全部に対し贈与税を課し その年中において贈与により取得した財産の価額の合計額をもって 贈与税の課税価格とする ⑵ 制限納税義務者 ( 法 2 の 2 2 21 の 2 2) 居住制限納税義務者又は非居住制限納税義務者に該当する者については その者が 贈与により取得した財産で法施行地にあるものに対し贈与税を課し その年中において贈与により取得した財産で法施行地にあるものの価額の合計額をもって 贈与税の課税価格とする ⑶ 年の中途において課税財産の範囲が異なることとなった場合 ( 法 21の 2 3 令 4 の 4 の 2 ) 贈与により財産を取得した者がその年中における贈与による財産の取得について⑴ かつ⑵に該当する場合には その者については ⑴の期間内に贈与により取得した財産の価額及び⑵の期間内に贈与により取得した財産で法施行地にあるものの価額の合計額をもって贈与税の課税価格とする ⑷ 相続開始の年において被相続人から贈与を受けた場合 ( 法 21の 2 4) 相続又は遺贈により財産を取得した者が相続開始の年においてその相続に係る被相続人から受けた贈与により取得した財産の価額で生前贈与加算の規定により相続税の課税価格に加算されるものは 贈与税の課税価格に算入しない 3 用語の意義 ( 法 1 の 4 3) ⑴ 一時居住者贈与時において在留資格で一定のものを有する者であってその贈与前 15 年以内において法施行地に住所を有していた期間の合計が10 年以下であるものをいう ⑵ 一時居住贈与者贈与時において在留資格で一定のものを有し かつ 法施行地に住所を有していた贈与者であってその贈与前 15 年以内において法施行地に住所を有していた期間の合計が10 年以下であるものをいう ⑶ 非居住贈与者贈与時において法施行地に住所を有していなかった贈与者であって次に掲げるものをいう 1 その贈与前 10 年以内のいずれかの時において法施行地に住所を有していたことがあるものであって次に掲げるものイ法施行地に住所を有しなくなった日前 15 年以内において法施行地に住所を有していた期間の合計が10 年以下であるもの ( その期間引き続き日本国籍を有していなかったものに限る ) ロ法施行地に住所を有しなくなった日前 15 年以内において法施行地に住所を有していた期間の合計が10 年を超えるもの ( その期間引き続き日本国籍を有していなかったものに限る ) のうち同日から 2 年を経過しているもの 2 その贈与前 10 年以内のいずれの時においても法施行地に住所を有していたことがないもの

税価格課税価格 問題 3 9 特例対象宅地等の用語の意義 1 特定事業用宅地等 ( 措法 69 の 4 3 一 ) ( 注 ) 被相続人等の事業 ( 不動産貸付業等を除く 以下 1 及び 3 において同じ ) の用に 供されていた宅地等で 次のいずれかを満たすその被相続人の親族 ( その親族から相続又 は遺贈によりその宅地等を取得したその親族の相続人を含む ⑴ 及び 4 (⑵ を除く ) に おいて同じ ) が相続又は遺贈により取得したものをいう ⑴ ⑵ その親族が 相続開始時から申告期限までの間にその宅地等の上で営まれていた被 相続人の事業を引き継ぎ 申告期限まで引き続きその宅地等を有し かつ その事業 を営んでいること 被相続人の生計一親族が 相続開始時から申告期限 ( その親族が申告期限前に死亡 した場合には その死亡の日 4 ⑴ を除き 以下同じ ) まで引き続きその宅地等 を有し かつ 相続開始前から申告期限まで引き続きその宅地等を自己の事業の用に 供していること ( 注 1 ) 被相続人等とは 被相続人又は被相続人の生計一親族をいう ( 注 2 ) 被相続人等の事業には 準事業を含む 2 特定居住用宅地等 ( 措法 69の 4 3 二 措令 40の 2 11) 被相続人等の居住の用に供されていた宅地等 ( その宅地等が 2 以上ある場合には 一定の宅地等に限る ) で その被相続人の配偶者又は次のいずれかを満たすその被相続人の親族 ( その被相続人の配偶者を除く 以下 2 において同じ ) が相続又は遺贈により取得したものをいう ⑴ その親族が相続開始の直前においてその宅地等の上に存する被相続人の居住の用に供されていた一棟の建物 ( その被相続人 その配偶者又はその親族の居住の用に供されていた部分として一定の部分に限る ) に居住していた者であって 相続開始時から申告期限まで引き続きその宅地等を有し かつ その建物に居住していること ⑵ その親族 ( 被相続人の居住の用に供されていた宅地等を取得した者に限る ) が次に掲げる要件の全てを満たすこと ( その被相続人の配偶者又は相続開始の直前においてその被相続人の居住の用に供されていた家屋に居住していた親族で法定相続人に該当する者がいない場合に限る ) 31 相続開始前 3 年以内に法施行地にあるその親族 その親族の配偶者 その親族の 三親等内の親族又はその親族と特別の関係がある法人が所有する家屋 ( 相続開始の 直前においてその被相続人の居住の用に供されていた家屋を除く ) に居住したこ とがないこと 2 相続開始時にその親族が居住している家屋を相続開始前のいずれの時においても 所有していたことがないこと 3 相続開始時から申告期限まで引き続きその宅地等を有していること ⑶ 被相続人の生計一親族が 相続開始時から申告期限まで引き続きその宅地等を有 し かつ 相続開始前から申告期限まで引き続きその宅地等を自己の居住の用に供し ていること 3 特定同族会社事業用宅地等 ( 措法 69の 4 3 三 措規 23の 2 5) ( 注 ) 特定同族会社の事業の用に供されていた宅地等で その宅地等を相続又は遺贈により取 得した被相続人の親族 ( 申告期限においてその法人の役員である者に限る ) が相続開始 時から申告期限まで引き続き有し かつ 申告期限まで引き続きその法人の事業の用に供 されているものをいう 問題 3 9 問題 3 9 ( 注 ) 特定同族会社とは 相続開始の直前の被相続人及び同族関係者の議決権割合が 50% 超の法人をいう 4 貸付事業用宅地等 ( 措法 69の 4 3 四 ) 被相続人等の事業 ( 不動産貸付業等に限る 以下 貸付事業 という ) の用に供されていた宅地等で 次のいずれかを満たすその被相続人の親族が相続又は遺贈により取得したもの ( 3 及び相続開始前 3 年以内に新たに貸付事業の用に供された宅地等 ( 相続開始の日まで 3 年を超えて引き続き一定の貸付事業を行っていた被相続人等のその貸付事業の用に供されたものを除く ) を除く ) をいう ⑴ その親族が 相続開始時から申告期限までの間にその宅地等に係る被相続人の貸付事業を引き継ぎ 申告期限まで引き続きその宅地等を有し かつ その貸付事業の用に供していること ⑵ 被相続人の生計一親族が 相続開始時から申告期限まで引き続きその宅地等を有し かつ 相続開始前から申告期限まで引き続きその宅地等を自己の貸付事業の用に供していること 課

申問題 6 2 贈与税の期限内申告 1 提出義務者及び提出期限 ⑴ 本来の提出義務者 ( 法 281) 贈与により財産を取得した者は その年分の贈与税額 ( 贈与税の配偶者控除の規定の適用を受けないものとして計算した金額 以下同じ ) があるとき又はその財産が相続時精算課税適用財産であるときは その年の翌年 2 月 1 日から 3 月 15 日まで ( 同年 1 月 1 日から 3 月 15 日までに納税管理人の届出をしないで法施行地に住所及び居所を有しないこととなるときは その住所及び居所を有しないこととなる日まで 以下同じ ) に 期限内申告書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない ⑵ 提出義務の承継者 ( 法 282) 次の場合には その死亡した者の相続人又は包括受遺者は その相続開始を知った日の翌日から10 月以内 ( その者がその期間内に納税管理人の届出をしないで法施行地に住所及び居所を有しないこととなるときは その住所及び居所を有しないこととなる日まで ) に その死亡した者の期限内申告書をその死亡した者の納税地の所轄税務署長に提出しなければならない 1 年の中途において死亡した者がその年 1 月 1 日から死亡の日までに贈与により取得した財産の価額につき贈与税額があることとなるとき 2 相続時精算課税適用者が年の中途において死亡した場合に その年 1 月 1 日から死亡の日までに相続時精算課税適用財産を贈与により取得したとき 3 期限内申告書を提出すべき者がその申告書の提出期限前にその申告書を提出しないで死亡した場合 ⑶ 提出期限の特例 ( 国通 11) 税務署長等は 災害等の理由により 申告期限までに申告することができないと認めるときは その理由のやんだ日から 2 月以内に限り その期限を延長することができる ⑷ 提出を要しない場合 ( 法 283 4) 1 ⑴⑵の規定は 期限内申告書の提出期限前に贈与税について決定があった場合には 適用しない 2 相続時精算課税適用者が相続時精算課税適用財産を取得した場合において 特定贈与者がその贈与をした年の中途に死亡したときは その財産については 期限内申告書を提出することを要しない 6⑸ 短期非居住贈与者 ( 法 285 6 7) 1 意 義 問題 6 2 問題 6 2 贈与時において法施行地に住所を有していなかった贈与者であって その贈与前 告 10 年以内のいずれかの時において法施行地に住所を有していたことがあるもののう告申ち法施行地に住所を有しなくなった日前 15 年以内において法施行地に住所を有して いた期間の合計が10 年を超えるもの ( その期間引き続き日本国籍を有していなかったものに限る ) で 同日から 2 年を経過していないものをいう 2 提出不要贈与税の非居住無制限納税義務者で日本国籍を有しないものが短期非居住贈与者から贈与により財産を取得した場合には ⑴の規定は 適用しない 3 短期非居住贈与者が出国後 2 年以内に日本住所を有することとなる場合 2の規定の適用を受けた者に係る短期非居住贈与者が法施行地に住所を有しなくなった日から 2 年を経過する日までに再び法施行地に住所を有することとなった場合には 2の規定にかかわらず ⑴の規定を適用する この場合において 贈与税の期限内申告書の提出期間は 短期非居住贈与者が法施行地に住所を有することとなった日の属する年の翌年 2 月 1 日から 3 月 15 日までとする 4 短期非居住贈与者が出国後 2 年を経過した場合 2の規定の適用を受けた者に係る短期非居住贈与者が法施行地に住所を有しなくなった日から 2 年を経過した場合には 2の規定にかかわらず その短期非居住贈与者を非居住贈与者とみなして ⑴の規定を適用する この場合において 贈与税の期限内申告書の提出期間は 短期非居住贈与者が法施行地に住所を有しなくなった日から 2 年を経過した日の属する年の翌年 2 月 1 日から 3 月 15 日までとする 2 納付 ( 法 33) 期限内申告書を提出した者は その申告書の提出期限までに その申告書に記載した贈与税を国に納付しなければならない 参考国税通則法に規定する贈与税の期限内申告 ( 国通 17) 贈与税は申告納税方式を採用しており 納税者は 贈与税に関する法律の定めるところにより 納税申告書を法定申告期限までに税務署長に提出しなければならない この納税申告書を期限内申告書という

納付納付 7問題非上場株式等の贈与税の納税猶予及び免除 7 9 1 適用要件 ( 措法 70の 7 1) 認定贈与承継会社の非上場株式等を有していた個人で一定の者 ( その認定贈与承継会社 の非上場株式等について既にこの規定の適用に係る贈与をしているものを除く 以下 贈 与者 という ) が 経営承継受贈者にその認定贈与承継会社の非上場株式等の贈与をし 問題 7 9 問題 7 9 た場合において その贈与が次のそれぞれに定める贈与であるときは その経営承継受贈 者の納付すべき贈与税額のうち その非上場株式等 ( 贈与時におけるその認定贈与承継会社の発行済株式総数の 2 3 に達するまでの部分として一定のものに限る 以下 対象受贈非上場株式等 という ) に係る納税猶予分の贈与税については 申告期限までにその贈与税額相当額の担保を提供した場合に限り 贈与者の死亡の日まで納税を猶予する ⑴ A+B C 2 3 (C 2 3 -B) 以上の認定贈与承継会社の非上場株式等の贈与 ⑵ A+B<C 2 3 贈与者が有していた認定贈与承継会社の非上場株式等の全ての贈与 A 贈与直前の贈与者の保有株式数 B 贈与直前の経営承継受贈者の保有株式数 C 贈与直前の認定贈与承継会社の発行済株式総数 2 申告要件 ( 措法 70の 7 8) この規定は 贈与税の期限内申告書に一定の事項を記載し かつ 一定の書類を添付した場合に限り 適用する 3 継続届出書 ( 措法 70の 7 9 ) 経営承継受贈者は 税務署長がやむを得ない事情があると認める場合を除き 届出期限までに 一定の事項を記載した継続届出書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない 4 納税猶予期限 ( 措法 70 の 7 1 3 5 11 ) ⑴ 原則 贈与者の死亡の日 ⑵ 特則 1 経営贈与承継期間内 経営贈与承継期間内に 1 の規定の適用を受ける経営承継受贈者又は認定贈与承 継会社に次の事由が生じた場合には 1 の規定にかかわらず 次に掲げる日から 2 月を経過する日まで納税を猶予し 納税猶予額の全額と利子税を納付しなければ ならない イ経営承継受贈者が代表権を有しなくなった場合 有しなくなった日ロ従業員数確認期間内に存する各基準日におけるその対象受贈非上場株式等に係る認定贈与承継会社の常時使用従業員数の合計を従業員数確認期間の末日において従業員数確認期間内に存する基準日の数で除して計算した数が その常時使用従業員の雇用が確保されているものとして定める一定の数を下回った場合 従業員数確認期間の末日ハ適用対象非上場株式等の全部又は一部の譲渡等をした場合 譲渡等をした日ニ納税猶予の適用を受けることをやめる旨を記載した届出書を納税地の所轄税務署長に提出した場合 届出書の提出があった日ホ継続届出書が届出期限までに提出されない場合 届出期限の翌日ヘその他一定の場合 一定の日 2 経営贈与承継期間経過後経営贈与承継期間の末日の翌日から納税猶予額の全部につき納税猶予期限が確定する日までの間において 1 の規定の適用を受ける経営承継受贈者又は認定贈与承継会社に次の事由が生じた場合には 1 の規定にかかわらず 次に掲げる日から 2 月を経過する日まで納税を猶予し 納税猶予額のうち一定額と利子税を納付しなければならない イ対象受贈非上場株式等の全部又は一部の譲渡等をした場合 譲渡等をした日ロ納税猶予の適用を受けることをやめる旨を記載した届出書を納税地の所轄税務署長に提出した場合 届出書の提出があった日ハ継続届出書が届出期限までに提出されない場合 届出期限の翌日ニその他一定の場合 一定の日

納⑴ 届出書による免除 次に該当する場合には 一定の贈与税を免除する この場合において 経営承継受贈者又はその相続人及び包括受遺者は 税務署長が やむを得ない事情があると認める場合を除き その該当することとなった日から同日 (3 の場合には 贈与税の申告書を提出した日 ) 以後 6 月 (2 の場合には 10 月 ) を 経過する日までに 一定の事項を記載した届出書を納税地の所轄税務署長に提出しな ければならない 1 贈与者の死亡の時以前に経営承継受贈者が死亡した場合 2 贈与者が死亡した場合 3 経営贈与承継期間の末日の翌日 ( 経営贈与承継期間内にやむを得ない理由により代表権を有しないこととなった場合には その有しないこととなった日 ) 以後に その経営承継受贈者が対象受贈非上場株式等につき 1 又は非上場株式等の贈与税の納税猶予及び免除の特例の規定の適用に係る贈与をした場合 ⑵ 申請書による免除 経営贈与承継期間の末日の翌日以後に 次に該当する場合において その経営承継受贈者は 一定の贈与税の免除を受けようとするときは その該当することとなった日から 2 月を経過する日までに 一定の事項を記載した申請書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない 1 その経営承継受贈者がその認定贈与承継会社の非上場株式等の全部の譲渡等をした場合において その譲渡等があった時におけるその対象受贈非上場株式等の時価相当額等がその譲渡等の直前における猶予中贈与税額に満たないとき 2 その認定贈与承継会社について破産手続開始の決定又は特別清算開始の命令があった場合 3 その認定贈与承継会社が合併により消滅した場合において 合併直前における対象受贈非上場株式等の時価相当額等がその合併直前における猶予中贈与税額に満たないとき 7 6 贈与者が死亡した場合の相続税の課税の特例 ( 措法 70の 7 の 3 1) 非上場株式等の贈与税の納税猶予があった場合において 経営承継受贈者の死亡前に贈 与者が死亡したときは その贈与者の死亡に係る相続税については その経営承継受贈者 がその対象受贈非上場株式等をその贈与者から相続又は遺贈により取得したものとみな す この場合において 相続税の課税価格に算入すべき対象受贈非上場株式等の価額は そ の贈与の時における価額による 問題 7 9 問題 7 9 付 5 贈与税の免除 ( 措法 70 の 7 15 16 )

納付納付 7問題非上場株式等の相続税の納税猶予及び免除 7 10 1 適用要件 ( 措法 70の 7 の 2 1) 経営承継相続人等が 認定承継会社の非上場株式等を有していた個人で一定の者 ( 以下 被相続人 という ) から相続又は遺贈によりその認定承継会社の非上場株式等の取得 ( 経営承継期間の末日までに申告期限が到来する相続又は遺贈による取得に限る ) をした 問題 7 10 問題 7 10 場合には その経営承継相続人等の納付すべき相続税額のうち その非上場株式等 ( 相続 開始時におけるその認定承継会社の発行済株式総数の 2 3 に達するまでの部分として一定のものに限る 以下 対象非上場株式等 という ) に係る納税猶予分の相続税については 申告期限までにその相続税額相当額の担保を提供した場合に限り 経営承継相続人等の死亡の日まで納税を猶予する 2 申告要件 ( 措法 70の 7 の 2 9) この規定は 相続税の期限内申告書に一定の事項を記載し かつ 一定の書類を添付した場合に限り 適用する 3 継続届出書 ( 措法 70の 7 の 2 10 ) 経営承継相続人等は 税務署長がやむを得ない事情があると認める場合を除き 届出期限までに 一定の事項を記載した継続届出書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない 4 未分割である場合 ( 措法 70の 7 の 2 7) 申告期限までに 非上場株式等の全部又は一部が分割されていない場合には その分割されていない非上場株式等は その申告書にこの規定の適用を受ける旨の記載をすることができない 5 納税猶予期限 ( 措法 70 の 7 の 2 1 3 5 12 ) ⑴ 原則 経営承継相続人等の死亡の日 ⑵ 特則 1 経営承継期間内 経営承継期間内に 1 の規定の適用を受ける経営承継相続人等又は認定承継会社 に次の事由が生じた場合には 1 の規定にかかわらず 次に掲げる日から 2 月を 経過する日まで納税を猶予し 納税猶予額の全額と利子税を納付しなければならな い イ経営承継相続人等が代表権を有しなくなった場合 有しなくなった日ロ従業員数確認期間内に存する各基準日におけるその対象非上場株式等に係る認定承継会社の常時使用従業員数の合計を従業員数確認期間の末日において従業員数確認期間内に存する基準日の数で除して計算した数が その常時使用従業員の雇用が確保されているものとして定める一定の数を下回った場合 従業員数確認期間の末日ハ適用対象非上場株式等の全部又は一部の譲渡等をした場合 譲渡等をした日ニ納税猶予の適用を受けることをやめる旨を記載した届出書を納税地の所轄税務署長に提出した場合 届出書の提出があった日ホ継続届出書が届出期限までに提出されない場合 届出期限の翌日ヘその他一定の場合 一定の日 2 経営承継期間経過後経営承継期間の末日の翌日から納税猶予額の全部につき納税猶予期限が確定する日までの間において 1 の規定の適用を受ける経営承継相続人等又は認定承継会社に次の事由が生じた場合には 1 の規定にかかわらず 次に掲げる日から 2 月を経過する日まで納税を猶予し 納税猶予額のうち一定額と利子税を納付しなければならない イ対象非上場株式等の全部又は一部の譲渡等をした場合 譲渡等をした日ロ納税猶予の適用を受けることをやめる旨を記載した届出書を納税地の所轄税務署長に提出した場合 届出書の提出があった日ハ継続届出書が届出期限までに提出されない場合 届出期限の翌日ニその他一定の場合 一定の日

問題 7 10 ⑴ 届出書による免除 次に該当する場合には 一定の相続税を免除する この場合において 経営承継相続人等又はその相続人及び包括受遺者は 税務署長がやむを得ない事情があると認める場合を除き その該当することとなった日から同日 (2の場合には 贈与税の申告書を提出した日) 以後 6 月を経過する日までに 一定の事項を記載した届出書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない 1 経営承継相続人等が死亡した場合72 経営承継期間の末日の翌日 ( 経営承継期間内にやむを得ない理由により代表権を納有しないこととなった場合には その有しないこととなった日 ) 以後に その経営 承継相続人等が対象非上場株式等につき非上場株式等の贈与税の納税猶予及び免除又はその特例の規定の適用に係る贈与をした場合 ⑵ 申請書による免除 経営承継期間の末日の翌日以後に 次に該当する場合において その経営承継相続人等は 一定の相続税の免除を受けようとするときは その該当することとなった日から 2 月を経過する日までに 一定の事項を記載した申請書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない 1 その経営承継相続人等がその認定承継会社の非上場株式等の全部の譲渡等をした場合において その譲渡等があった時におけるその対象非上場株式等の時価相当額等がその譲渡等の直前における猶予中相続税額に満たないとき 2 その認定承継会社について破産手続開始の決定又は特別清算開始の命令があった場合 3 その認定承継会社が合併により消滅した場合において 合併直前における対象非上場株式等の時価相当額等がその合併直前における猶予中相続税額に満たないとき 付 6 相続税の免除 ( 措法 70 の 7 の 2 16 17 )

納付納付 7問題贈与者が死亡した場合の相続税の課税の特例並びに 7 11 相続税の納税猶予及び免除 1 贈与者が死亡した場合の相続税の課税の特例 ( 措法 70の 7 の 3 1) 非上場株式等の贈与税の納税猶予があった場合において 経営承継受贈者の死亡前に贈 与者が死亡したときは その贈与者の死亡に係る相続税については その経営承継受贈者 がその対象受贈非上場株式等をその贈与者から相続又は遺贈により取得したものとみな 問題 7 11 問題 7 11 す この場合において 相続税の課税価格に算入すべき対象受贈非上場株式等の価額は そ の贈与の時における価額による 2 非上場株式等の贈与者が死亡した場合の相続税の納税猶予及び免除 ( 措法 70の 7 の 4 1) 経営相続承継受贈者が 1 の規定によりその贈与者から相続又は遺贈により取得をしたものとみなされた対象受贈非上場株式等につきこの規定の適用を受けようとする場合には その経営相続承継受贈者の納付すべき相続税額のうち その対象受贈非上場株式等 ( 相続開始時におけるその対象受贈非上場株式等に係る認定相続承継会社の発行済株式の総数の 2 3 に達するまでの部分として一定のものに限る 以下 対象相続非上場株式等 という ) に係る納税猶予分の相続税については 申告期限までにその相続税額相当額の担保を提供した場合に限り 経営相続承継受贈者の死亡の日まで納税を猶予する 3 申告要件 ( 措法 70の 7 の 4 7) この規定は 相続税の期限内申告書に一定の事項を記載し かつ 一定の書類を添付した場合に限り 適用する 4 継続届出書 ( 措法 70の 7 の 4 8 14) 経営相続承継受贈者は 税務署長がやむを得ない事情があると認める場合を除き 届出期限までに 一定の事項を記載した継続届出書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない 5 納税猶予期限 ( 措法 70 の 7 の 4 1 3 9) ⑴ 原則 経営相続承継受贈者の死亡の日 ⑵ 特則 1 経営相続承継期間内 経営相続承継期間内に 2 の規定の適用を受ける経営相続承継受贈者又は認定相 続承継会社に次の事由が生じた場合には 2 の規定にかかわらず 次に掲げる日 から 2 月を経過する日まで納税を猶予し 納税猶予額の全額と利子税を納付しなけ ればならない イ 経営相続承継受贈者が代表権を有しなくなった場合 有しなくなった日 ロ従業員数確認期間内に存する各基準日におけるその対象相続非上場株式等に係る認定相続承継会社の常時使用従業員数の合計を従業員数確認期間の末日において従業員数確認期間内に存する基準日の数で除して計算した数が その常時使用従業員の雇用が確保されているものとして定める一定の数を下回った場合 従業員数確認期間の末日ハ適用対象相続非上場株式等の全部又は一部の譲渡等をした場合 譲渡等をした日ニ納税猶予の適用を受けることをやめる旨を記載した届出書を納税地の所轄税務署長に提出した場合 届出書の提出があった日ホ継続届出書が届出期限までに提出されない場合 届出期限の翌日ヘその他一定の場合 一定の日 2 経営相続承継期間経過後経営相続承継期間の末日の翌日から納税猶予額の全部につき納税猶予期限が確定する日までの間において 2 の規定の適用を受ける経営相続承継受贈者又は認定相続承継会社に次の事由が生じた場合には 2 の規定にかかわらず 次に掲げる日から 2 月を経過する日まで納税を猶予し 納税猶予額のうち一定額と利子税を納付しなければならない イ対象相続非上場株式等の全部又は一部の譲渡等をした場合 譲渡等をした日ロ納税猶予の適用を受けることをやめる旨を記載した届出書を納税地の所轄税務署長に提出した場合 届出書の提出があった日ハ継続届出書が届出期限までに提出されない場合 届出期限の翌日ニその他一定の場合 一定の日

問題 7 11 ⑴ 届出書による免除 次に該当する場合には 一定の相続税を免除する この場合において 経営相続承継受贈者又はその相続人及び包括受遺者は 税務署長がやむを得ない事情があると認める場合を除き その該当することとなった日から同日 (2の場合には 贈与税の申告書を提出した日) 以後 6 月を経過する日までに 一定の事項を記載した届出書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない 1 経営相続承継受贈者が死亡した場合72 経営相続承継期間の末日の翌日 ( 経営相続承継期間内にやむを得ない理由により納代表権を有しないこととなった場合には その有しないこととなった日 ) 以後に その経営相続承継受贈者が対象相続非上場株式等につき非上場株式等の贈与税の納税猶予及び免除又はその特例の規定の適用に係る贈与をした場合 ⑵ 申請書による免除 経営相続承継期間の末日の翌日以後に 次に該当する場合において その経営相続承継受贈者は 一定の相続税の免除を受けようとするときは その該当することとなった日から 2 月を経過する日までに 一定の事項を記載した申請書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない 1 その経営相続承継受贈者がその認定相続承継会社の非上場株式等の全部の譲渡等をした場合において その譲渡等があった時におけるその対象相続非上場株式等の時価相当額等がその譲渡等の直前における猶予中相続税額に満たないとき 2 その認定相続承継会社について破産手続開始の決定又は特別清算開始の命令があった場合 3 その認定相続承継会社が合併により消滅した場合において 合併直前における対象相続非上場株式等の時価相当額等がその合併直前における猶予中相続税額に満たないとき 付 6 相続税の免除 ( 措法 70 の 7 の 4 12 14)