目次 直轄工事における事故発生状況 1( 平成 16 年度 ~ 平成 26 年度 ) 2 直轄工事における事故発生状況 2( 平成 21 年度 ~ 平成 26 年度 ) 3 直轄工事における事故発生状況 3( 平成 26 年 ) 4 直轄工事における事故発生状況 4( 平成 26 年 ) 5 事例

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安全啓発リーフレット 平成 26 年の直轄工事における事故発生状況 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 大臣官房技術調査課

目次 直轄工事における事故発生状況 1( 平成 16 年度 ~ 平成 26 年度 ) 2 直轄工事における事故発生状況 2( 平成 21 年度 ~ 平成 26 年度 ) 3 直轄工事における事故発生状況 3( 平成 26 年 ) 4 直轄工事における事故発生状況 4( 平成 26 年 ) 5 事例 1 墜落事故 ( 足場から ) 労働災害 6 事例 2 墜落事故 ( 足場から ) 労働災害 7 事例 3 墜落事故 労働災害 8 事例 4 重機事故 ( クレーン ) 労働災害 9 事例 5 重機事故 ( クレーン以外 ) 労働災害 10 事例 6 重機事故 ( クレーン以外 ) 労働災害 11 事例 7 重機事故 ( クレーン ) 公衆災害( 物損災害 ) 12 事例 8 飛来落下事故 労働災害 13 事例 9 飛来落下事故 労働災害 14 事例 10 飛来落下事故 公衆災害 ( 物損災害 ) 15 事例 11 取扱運搬等事故 労働災害 16 事例 12 その他事故 労働災害 17 事例 13 交通事故 もらい事故 ( 重大事故 ) 18 事例 14 交通事故 公衆災害 ( 第三者災害 ) 19 1

直轄工事における事故発生状況 1( 平成 16 年度 ~ 平成 26 年度 ) 工事事故発生件数 ( 労働災害及び公衆災害 ) 平成 16 年度 ~ 平成 26 年度 1,000 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 直轄工事事故発生件数 ( 労働災害及び公衆災害 ( 第三者と物損 )) 626 314 253 836 429 910 509 853 348 323 327 59 59 78 90 829 436 419 928 517 360 367 828 322 849 451 435 50 44 55 66 874 486 348 361 778 341 410 642 27 27 30 H16 度 H17 度 H18 度 H19 度 H20 度 H21 度 H22 度 H23 度 H24 度 H25 度 H26 度 全体件数労働災害公衆災害 ( 物損 ) 公衆災害 ( 第三者 ) 354 258 死傷者数 ( 労働災害及び公衆災害 ) 平成 16 年度 ~ 平成 26 年度 250 200 150 100 50 0 労働災害及び公衆災害全体死傷者数 224 213 205 204 196 176 165 159 160 146 140 146 130 122 122 110 104 94 95 81 70 51 28 29 14 11 19 16 20 19 21 17 11 14 24 11 17 15 19 19 25 19 15 10 H16 度 H17 度 H18 度 H19 度 H20 度 H21 度 H22 度 H23 度 H24 度 H25 度 H26 度 死亡者数死亡者数 ( 労働災害のみ ) 負傷者数 ( 休業 4 日以上 ) 負傷者数 ( 休業 1~3 日 ) 平成 26 年度の労働災害事故件数は 258 件 (H24 の 341 件から減少傾向 ) であった 平成 26 年度の労働災害及び公衆災害による死亡者数は 11 人 (H25 の 17 人から減少傾向 ) 負傷者数 ( 休業 4 日以上 ) は 104 人 (H25 の 146 人から減少傾向 ) であった 平成 26 年度の公衆災害 ( 物損 ) は 354 件 (H25 の 410 件から減少傾向 ) であった 労働災害の発生件数は 近年は横ばい傾向であったが 平成 26 年度は減少傾向を示している 死亡者数についても 平成 24 年度から継続的に低下している 2

直轄工事における事故発生状況 2( 平成 21 年度 ~ 平成 26 年度 ) 労働災害事故発生件数 ( 件 ) 労働災害及び公衆災害事故の種類別事故件数 70 60 58 交通事故重機事故 ( クレーン以外 ) 重機事故 ( クレーン関係 ) 50 56 42 50 墜落事故 ( 足場から ) 40 38 41 墜落事故 ( 法面から ) 40 42 34 34 飛来落下 30 27 26 31 30 20 27 20 20 18 22 17 10 11 17 15 12 10 7 9 10 6 7 5 7 2 3 5 3 0 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 労働災害死傷者数 ( 休業 4 日以上 ) 平成 21 年度 ~ 平成 26 年度 平成 21 年度 ~ 平成 26 年度 ( 人 ) 労働災害及び公衆災害事故の種類別死傷者数 ( 休業 4 日以上 ) 35 33 交通事故 30 32 重機事故 ( クレーン以外 ) 25 25 22 21 19 21 20 20 重機事故 ( クレーン関係 ) 16 17 墜落事故 ( 足場から ) 15 13 14 15 12 10 11 11 墜落事故 ( 法面から ) 8 8 8 6 9 7 5 7 6 4 飛来落下 5 4 4 1 4 3 2 3 0 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 [ 労働災害 公衆災害の内訳 ] 平成 26 年度は 飛来落下事故 重機事故 ( クレーン以外 ) の事故発生件数が多い 重機事故 ( クレーン関係 ) の発生件数は H25 年度に急増したが H26 年度に減少した 足場からの墜落事故件数は減少している 交通事故は H24 年度から 減少傾向が続いている 飛来落下による死傷者数 ( 休業 4 日以上 ) は H26 年度に増加した 3

直轄工事における事故発生状況 3( 平成 26 年 ) 平成 26 年における事故発生の特徴 労働災害は河川維持修繕工事において最も発生率が高い 公衆災害 ( 第三者災害及び物損災害 ) は 道路及び河川の維持修繕工事において 他の工事に比べて多く発生している もらい事故は 現道での作業が前提となる道路維持修繕が突出している 工事当り事故件数は CORINS データより工事件数を求め 下図の対応関係に基づいて算出した CORINS 月次データ 河川改修 河川改修 ダム建設 河川維持修繕 河川維持修繕 ダム管理 点検業務 海岸 ( 整備 維持修繕含む ) 砂防 地滑り ( 対策 維持修繕含む ) 道路新築 改築道路維持修繕 海岸整備海岸維持修繕砂防 地すべり対策砂防 地すべり対策施設維持修繕道路新設 改築共同溝 電線共同溝道路維持修繕 雪寒 4

直轄工事における事故発生状況 4( 平成 26 年 ) 平成 26 年に発生した道路維持工事 河川維持工事の例 道路維持工事 河川維持工事 事故の種類 事故分類 死亡者数 負傷者数 ( 休業 4 日以上 ) 負傷者数 ( 休業 1~ 3 日 ) その他事故労働災害 1 0 0 吊り足場解体 運搬 その他事故労働災害 0 1 0 除雪作業 墜落事故 ( その他 ) 労働災害 0 1 0 高木剪定作業 墜落事故労働災害 0 1 0 道具を担いで移動中 ( 法面から ) 交通事故 公衆災害 ( 第三者災害 ) 0 1 0 給水車に水を補給 取扱運搬等労働災害 0 1 0 法面維持作業中 重機事故公衆災害 ( クレーン以 ( 第三者災外 ) 害 ) 墜落事故 ( その他 ) 0 0 0 労働災害 1 0 0 その他事故労働災害 0 1 0 重機事故 ( クレーン以労働災害 0 1 0 外 ) 重機事故公衆災害 ( クレーン以 ( 物損災害 ) 外 ) 事故の種類 事故分類等 0 0 0 作業内容事故概要事故原因 防護柵更新工事に伴う支柱打ち込み作業 草刈梱包機による草の梱包作業 肩掛け式草刈機による除草作業 構造物取り壊しの準備作業 仮締切用の土のうの撤去作業 ゴンドラを吊っていたクレーン付トラックが転倒し 吊りワイヤーが破断し ゴンドラごと作業員が川に落下し 死亡した 小型除雪車で除雪を行っていたところ ブロワ部分にも雪が詰まったので 作業員が足で雪を落とそうとしたが ブロワに右足を巻き込まれ被災した 作業員が 安全帯を木の幹に廻して 腰のリングにフックを掛けて体重をかけたところ フックがリングから外れて墜落し被災した 路面排水呑口補修のため 作業員が道具を担いでバイパス法面を登っていたが足を滑らせ 法面下の擁壁 (H=1.3m) から転落し 被災した 歩道にある給水栓の蓋を開けて給水車に給水していたところ 通りかかった自転車が開口部に転落し 自転車運転手が被災した 国道法面に自生していた竹が車道に垂れ下がっていた為 切断しようとしたところ 鎌が周囲の枝葉に引っかかり 手元が狂い左手首を切り 被災した 道路に埋設されている情報 BOX 内の光ケーブルを切断した 刈草梱包機を堤内側から堤防天端を横断し 堤外側の法面を後ろ向きで移動させていたところ 刈草梱包機が転倒し 運転していた作業員が刈草梱包機の下敷きになり被災した 堤防法面で肩掛け式草刈機で除草中 作業員が転倒し 手をついた際に草刈機の刃に接触し被災した 作業員がクレーン仕様のバックホウから 荷下ろし用の格納フックを取り出そうとしていたところにダンプトラックがバックしてきた ハックホウの運転手が危険と判断してブザーを鳴らし ダンプトラックがブレーキを踏んだが 間に合わず作業員に接触して被災した 土のうをバックホウで吊り旋回した際 バックホウが横転した 定格荷重を超えた荷を吊っていた 小型除雪車のエンジンを切らず ブロワの回転停止を確認せずに雪詰り処理を行った 装備された専用スコップを使用せずに足で雪詰り処理を行った 安全帯の使用方法が誤っていた 作業員は作業箇所まで指示された経路を通らず 重量物を抱えて法面を登った 作業員が給水栓の蓋を開けたまま現場を離れ 見張りが不在であった 開口部があることを示す標識類や灯火を設置していなかった 施工計画書では 伐採する際 十分に障害物を取り除いてから作業を行う 旨が記載されていたが遵守しなかった 試掘調査が不十分であったため 被災者は草刈梱包機を坂路でなく堤防の法面を後ろ向きで移動させた 元請業者は危険を防止するための指導が不十分だった また作業手順の確認や指導を行っていなかった 降雨により足元が滑りやすい状況であった 被災者は油断していた ダンプの後退時 誘導員がいなかった 朝礼時の指示伝達が不十分であった為 安全確保の周知が作業員にできていなかった 重機据え付け場所の足場が緩んでいた 5

落下の衝撃で墜落防止ネット結束部が外れ 約 15m 下の路面に墜落 ( 死亡事故 ) 1 日時 : 平成 26 年 1 月 8 日 ( 水 ) 事例 1 墜落事故 ( 足場から ) 労働災害 2 作業内容 : 横桁架設作業 鋼橋架設工事 3 事故内容 : 横桁架設作業時 足を滑らせ吊り足場上に落下した際 衝撃で墜落防止ネット結束部が外れ約 15m 下の路面に墜落した 4 被害状況 : 作業員が死亡 事故発生状況 被災者は 横桁架設作業時に底面足場板上から 0.9m 上にある下フランジ上面に上がろうとしたが 足を滑らせ吊り足場上に落下した その際衝撃により墜落防止ネット結束部が外れ そこから約 15m 下の路面に墜落した 事故発生原因 墜落防止ネットの設置が不適切だった 作業員は安全帯を装着していたがフックを掛けていなかった 6

袋詰めしたジョイントピンを運搬中 枠組足場 4 段目から転落 ( 負傷事故 ) 1 日時 : 平成 26 年 1 月 19 日 ( 日 ) 事例 2 墜落事故 ( 足場から ) 労働災害 2 作業内容 : 枠組足場 (A1 橋台 ) の組立作業 河川 道路構造物工事 3 事故内容 : 袋詰めしたシ ョイントヒ ンを運んでいる際 足場 4 段目から転落した 4 被害状況 : 作業員 1 名休業 60 日程度 事故発生状況 所定の位置にすでに組み上がっていた枠組足場と地組みした枠組足場を連結させるため 袋詰めしたシ ョイントヒ ンを両手で抱え込みながら運んでいたところ 足場 4 段目から転落し 底版鉄筋上に落下し被災した 事故発生原因 安全帯を装着していたが使用していなかった 両手で資材を抱えていたため不安定な状態だった 慣れにより危険に対する意識が低かった 転落箇所 落下箇所 ( うつぶせ ) 枠組足場内側に転落 7

草刈梱包機が転倒し 運転していた作業員が機械の下敷き ( 死亡事故 ) 1 日時 : 平成 26 年 6 月 12 日 ( 木 ) 事例 3 墜落事故 労働災害 2 作業内容 : 草刈梱包機による草の梱包作業 河川維持工事 3 事故内容 : 草刈梱包機が転倒し 運転していた作業員が機械の下敷きになった 4 被害状況 : 作業員が死亡 事故発生状況 刈草梱包機を堤内側から堤防天端を横断し 堤外側の法面を後ろ向きで移動させていたところ 刈草梱包機が転倒し 運転していた作業員が刈草梱包機の下敷きになり被災した 事故発生原因 被災者は草刈梱包機を坂路でなく堤防の法面を後ろ向きで移動させた 元請業者は危険を防止するための指導が不十分だった また作業手順の確認や指導を行っていなかった 8

クレーンが転倒し 載せていた鉄板がオペレーターに当たる ( 死亡事故 ) 1 日時 : 平成 26 年 10 月 9 日 ( 木 ) 事例 4 重機事故 ( クレーン ) 労働災害 2 作業内容 : 休憩時間中 オペレーターがクレーンのアウトリガーを操作 鋼橋架設工事 3 事故内容 : クレーンが転倒し クレーン上にウェイトとして載せていた鉄板がオペレーターに当たった 4 被害状況 : オペレーターが死亡 事故発生状況 ブームを伸ばしたままアウトリガーの操作を行ったところ クレーンが転倒し クレーン上にウェイトとして載せていた鉄板がオペレーターに当たった 事故発生原因 ブームを伸ばした状態でアウトリガー操作を行った 09. タイヤの下に角材を敷き タイヤで荷重を受け替えた ( 推測 ) 10. タイヤが圧縮し 車体が左前へ傾斜した ( 推測 ) 少し左側へ傾斜 少し左側へ傾斜 11. 車体が傾斜すると同時に旋回体が回転し 傾斜に拍車をかけ転倒に至った ( 推測 ) ログ写真 旋回体回転 9

ミニバックホウが転倒し オペレーターが機械の下敷き ( 死亡事故 ) 事例 5 災重機事故 ( クレーン以外 ) 労働災害 1 日時 : 平成 26 年 11 月 28 日 ( 金 ) 2 作業内容 : 橋梁下部工の掘削作業 河川 道路構造物工事 3 事故内容 : ミニバックホウが転倒し オペレーターが機械の下敷きになった 4 被害状況 : オペレーターが死亡 事故発生状況 二次掘削への作業切り替えのため 切り崩した斜面を利用し 被災者が 1 人で一次掘削完了面への移動を行っていたところ バックホウ (0.08m3) が斜面途中から一次掘削完了面に転倒した 被災者は投げ出されアームの下敷きになった 事故発生原因 自走する斜面が急勾配だった 誘導員が配置されていなかった 斜面形状を具体的に指示していなかった 後工程で他業社作業が待っていたので焦りがあった 事故発生状況断面図 掘削箇所上部にあったバックホウ 0.08 m3を床堀するため一次掘削面に移動している最中に斜面から転倒した 第一発見者は 手摺を補修するため掘削箇所の上にいた バックホウを背にした状態で作業していたため 転倒した後に気付いた 作業員 34 は 二次掘削までの準備時間中に トイレ及び資材養生で 作業堀から離れていた バックホウ 0.08 m3 手摺 ( 単管 ) 作業員 2( 第一発見者 ) 転倒 作業員 1( 被災者 ) 10

クローラクレーンのブームを旋回したところ 安定を失って転倒 ( 負傷事故 ) 1 日時 : 平成 26 年 2 月 24 日 ( 月 ) 事例 6 重機事故 ( クレーン以外 ) 労働災害 2 作業内容 : コンクリートバケットによるコンクリート打設作業 道路改良工事 3 事故内容 : クローラクレーンのブームを旋回したところ バランスを失って転倒 4 被害状況 : 作業員 1 名休業 60 日程度 事故発生状況 親杭横矢板形式の土留擁壁前面の化粧コンクリートを打設しようと 4.9t 吊りクローラクレーンで 0.5m3 コンクリートバケットを吊っていたところ 進行方向に直角となる川側にブームを旋回した時 バランスを失って川側に転倒した 事故発生原因 オペレーターがブームを伏せるもしくは伸ばす操作をしたため 旋回半径が大きくなった クレーン設置基面は縦断勾配約 3% 横断勾配約 2% あり 転倒方向へ傾斜しており 転倒方向に機体が傾き 吊荷がなお外側に振れ転倒に至った 平面図 4.9t 吊クローラクレーン 不整地運搬車 CON 打設予定 不整地運搬車で運ばれてきたコンクリートバケット (0.5 m3 ) を 4.9t 吊クローラクレーンで吊り上げ 打設場所まで旋回していた途中 クローラークレーンが川側へ転倒した 11

クレーン付きトラックのブームを上げたまま走行し架空線切断 ( 公衆災害 ( 物損災害 )) 1 日時 : 平成 26 年 1 月 25 日 ( 土 ) 事例 7 重機事故 ( クレーン ) 公衆災害( 物損災害 ) 2 作業内容 : 敷鉄板を移設するためにクレーン付トラックで移動 河川工事 3 事故内容 : クレーン付きトラックのブームを上げたまま走行したため 国道から工事現場へ進入する際に架空線を引っ掛けて切断した 4 被害状況 : 光ケーブル切断 2 本 電話線切断 2 本 ( 約 300 戸 ) 電話引込み線切断 5 軒不通 電柱倒壊 1 本 電力会社の街路灯引き込み線切断 1 本 事故発生状況 加害者は 敷鉄板を他工区へ運搬しようとして クレーン付トラックのブームを上げたまま走行し 国道から工事現場へ進入する際に架空線を引っ掛けて切断した 事故発生原因 クレーン付トラック運転手がブームの格納を忘れた 玉掛者が途中で現場を離れ 1 人作業となっていた 12

作業員の背後の法面の土塊が崩落し背中に落下 ( 死亡事故 ) 事例 8 飛来落下事故 労働災害 1 日時 : 平成 26 年 1 月 29 日 ( 水 ) 2 作業内容 : 水道管のボルト締め付け作業 電線共同溝工事 3 事故内容 : 作業員の背後の法面の土塊が崩落し 背中に落ちた 4 被害状況 : 作業員が死亡 事故発生状況 作業員が水道管 ( 鋳鉄管 ) のフランジ部のボルトの締め付け作業を行っていたところ 背後の法面の土塊が崩落し 背中に落ちた 事故発生原因 床堀法面の勾配および土石の処理が不適切だった 崩落土塊 事故発生場所 崩落土塊 掘削仮置土 13

吊り荷の足場板が落下し 作業員の頭部に接触 ( 負傷事故 ) 事例 9 飛来落下事故 労働災害 1 日時 : 平成 26 年 6 月 19 日 ( 木 ) 2 作業内容 : 躯体構築用の足場組立作業 河川 道路構造物工事 3 事故内容 : 足場板をクレーンで吊り上げ 旋回中落下し 下の作業員の頭部に接触した 4 被害状況 : 作業員 1 名休業 4 日 事故発生状況 足場板を資材置き場から組立場所まで運搬するため クレーンで吊り上げ 旋回していたところ 足場板が落下し 下にいた作業員の頭部に接触した 事故発生原因 クレーンの旋回半径内で型枠組立作業が実施されていた 玉掛けが適切に実施されていなかった 14

荷台の投光器を踏切内へ落下させ 特急列車が接触 ( 公衆災害 ( 物損災害 )) 1 日時 : 平成 26 年 8 月 27 日 ( 水 ) 事例 10 飛来落下事故 公衆災害 ( 物損災害 ) 2 作業内容 : クレーン付トラックで投光器を運搬中 道路改良工事 3 事故内容 : 荷台に積んでいた投光器を誤って踏切内へ落下させた 4 被害状況 : 特急列車が投光器に接触 事故発生状況 夜間工事にて 配線設備工事を行うため現場に向かう途中 JR の踏切をクレーン付トラックで渡った際に 荷台に積んでいた投光器を誤って踏切内へ落下させ 特急列車が接触した 事故発生原因 クレーン付トラックの積荷 ( 投光器 ) のタイヤロックはしていたが 荷台へ固定していなかった 運転手が積荷の固定状況について確認を怠った 踏切横断時 投光器が荷台より落下し特急列車と衝突した 国道 228 号から作業場所へ 当該車両進行方向 当該車両進行方向 投光器落下 接触場所 15

固定されていない竹にチェーンソーがはじかれ 左手甲を負傷 ( 負傷事故 ) 1 日時 : 平成 26 年 2 月 10 日 ( 月 ) 2 作業内容 : 雑木 竹等の除去作業 公園工事 3 事故内容 : 固定されていない竹にチェーンソーがはじかれ 左手甲を負傷 4 被害状況 : 作業員 1 名休業 60 日程度 事故発生状況 ツルが絡んだ竹を地面に落としていない状態で 左手で竹を押え 右手のみでチェーンソーを使用し 竹が切断された瞬間 固定されていない右側の竹に左方向にチェーンソーがはじかれ 左手甲を負傷した 事例 11 取扱運搬等事故 労働災害 事故発生原因 本来は竹を地面に置いて 両手でチェーンソーを持って竹を切るべきだったが 上部にツルが絡んでいて地面に落とすのが難しかったため 落ちていない状態で切断作業をした 事故写真 事故状況竹を切断する様子 公園外周部 被災時状況竹を除去しようとしたところ 隣のツバキから伸びた蔓に絡まっていた これを撤去するため竹を切断したところ その竹が右側チェーンソー付近と接触し 左手甲を負傷した 支障木 ( 竹 ) 事故写真 事故状況竹切断後 公園外周部 蔓が巻付いている 事故写真 事故状況竹切断後 ( 拡大 ) 公園外周部 16

クレーン付トラックが転倒し ゴンドラごと作業員が川に落下 ( 死亡事故 ) 事例 12 その他事故 労働災害 1 日時 : 平成 26 年 3 月 17 日 ( 月 ) 2 作業内容 : 吊り足場解体 運搬 道路維持工事 3 事故内容 : クレーン付トラックが転倒したため 吊りワイヤーが破断し ゴンドラごと作業員が川に落下した 4 被害状況 : 作業員 1 名が死亡 事故発生状況 ゴンドラを吊っていたクレーン付トラックが転倒し 吊りワイヤーが破断し ゴンドラごと作業員が川に落下し 死亡した 事故発生原因 定格荷重を超えた荷を吊っていた 17

セーフティコーンの回収作業中 第三者が運転するトラックが衝突 ( 死亡事故 ) 事例 13 交通事故 もらい事故 ( 重大事故 ) 1 日時 : 平成 26 年 7 月 23 日 ( 水 ) 2 作業内容 : 区画線工事で 車道外側線の施工 道路維持工事 3 事故内容 : セーフティコーンをトラックに乗車しながら回収作業していたところ 第三者が運転するトラックが衝突してきた 4 被害状況 : 作業員 1 名死亡 2 名負傷 事故発生状況 被害者ら ( 作業員 2 名及び運転手 1 名 ) は車道外側線施工後に養生のため置いていたセーフティコーンを トラックに乗車しながら回収作業していたところ 後方より第三者が運転するトラックが衝突してきた 事故発生原因 加害車両の運転手の前方不注意 18

車両後退時 工事用道路内に進入していた高齢女性と接触 ( 死亡事故 ) 1 日時 : 平成 26 年 2 月 19 日 ( 水 ) 事例 14 交通事故 公衆災害 ( 第三者災害 ) 2 作業内容 : 資材運搬中 PC 橋工事 3 事故内容 : 車両を後退させた際に 工事用道路内に進入していた高齢女性と接触した 4 被害状況 : 高齢女性が死亡 事故発生状況 P4 橋脚の足場材を他の橋脚に転用しようと足場材をクレーン付トラックに積み込み 車両を後退させたところ 工事用道路内に進入していた高齢女性と接触 事故発生原因 工事現場内へ第三者が誤って進入 運転手が後方確認を怠った 運転手と一緒に積込み作業を行った作業員が後進時の誘導を怠った 19

安全啓発リーフレット参考資料 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 大臣官房技術調査課

重機事故のデータ分析 ( 平成 25 年度 SAS データより ) 3.3% 3.3% 3.3% 3.3% バックホウ 55.7% 重機の種類別事故発生割合 バックホウ杭打機および杭抜機ダンプトラックリフト付トラックコンクリートポンプ車高所作業車不整地運搬車ブルドーザークローラークレーントラッククレーン積載型トラッククレーンラフタークレーンタイヤローラ振動ローラ 4t コンハ イント ローラーリフトローラーローラー等ホイルローダモーターグレーダーボーリングマシンモノレールハンドガイド歩行キャリア未記載 [ 重機事故の内訳 ] バックホウと作業員の接触が 55.7% と最も多い 発生形態は 重機の 前方 で 重機の方向に向いて作業 している場合が最も多く 合図 確認の不徹底 誤操作が原因と思われる 事故発生時の重機動作状況は 後退させる 作業装置操作中 が多く 重機操作前の周囲確認を怠ることが原因である場合が多い 合図 誘導員が 未配置 である事故がほとんどを占める [ 重機事故の対策 ] 45% 40% 35% 30% 25% 20% 15% 10% 5% 0% 重機に背を向けて作業 29.0% 12.9% 0.0% 重機の方向を向いて作業 6.5% 38.7% 12.9% 35% 30% 25% 20% 15% 10% 5% 0% 29.5% 16.4% 13.1% 9.8% 11.5% 13.1% 6.6% 重機事故に対しては バックホウ 作業の対策を重点的に行う必要がある 作業員に気付かせる対策 ( 近接警報装置の普及推進等 ) 重機オペレーターに重機操作前の確認を促す対策 ( 旋回 後進時の警告音 ステッカー運動の改善等 ) が重要 厳な立入禁止措置が実質的に困難であることを前提とし 合図誘導者の配置促進を徹底する 作業員と重機オペレーターのコミュニケーション ( 声掛け ) が重要 作業員の配置状況別の事故発生割合 重機の動作状況別の事故発生割合 1

飛来 落下事故のデータ分析 ( 平成 25 年度 SAS データより ) [ 飛来 落下事故の内訳 ] 29.6% 37.0% クレーン等で その他 運搬中 ( 吊り荷等 ) のもの クレーンによる吊荷の落下事故が 29.6% と多くを占める 飛来事故は 材料取壊しや障害物撤去時において 破片が目に入った場合に事故となり 保護メガネの未使用 ( 装着時の不快感や危険予知能力不足による ) が原因で 重篤な被災には至らない 吊荷の落下事故は 玉掛け不良 ( キチンと玉掛作業をせず 確認もしない ) が原因のものが多い 間接的な原因として 吊り荷の下に入る 上下作業を行っている ものが多くみられる 特に 吊り荷の受取り側の作業員が接近または吊り荷下に入り 被災するケースが多くみられる 7.4% 丸太 角材 パネル等の取り付け後のもの 用具 荷 取り付け前の部材等 25.9% 事故種類別の事故発生割合 [ 飛来 落下事故の対策 ] 吊り荷の落下事故に対する重点的な事故防止対策が必要 吊荷の下に入らない 上下作業禁止 という基本的な安全対策を強化することが必要 吊荷受取側の作業員の被災も多く 安易な近接を抑制する対策が必要 ( 介錯ロープ等を用いて吊り荷が腰より低くなった後に近接する 受取側の作業員に玉掛技能資格を持たせる等 ) 2

年齢別 経験 現場入場日数別の死傷者数 ( 平成 25 年度 SAS データより ) 各就業者 1,000 人当たりの被災者数 ( 人 ) 0.12 0.10 0.10 0.08 0.06 0.04 0.02 0.00 ( 人 / 日 ) 年齢別被災者発生割合 50 40 30 20 10 0 39.00 0.05 9.00 0.06 3.17 0.07 0.53 0.17 0.03 初日 2 日 ~7 日 ~1 ヶ月以内 ~6 ヶ月以内 ~1 年以内 1 年以上 日当たり現場入場日数別被災者数 経験年数別被災者発生割合 就業者数の出典 : 平成 25 年労働力調査年報 (I-B- 第 5 表 ) 経験年数別就業者割合の出典 : 国土交通省資料 ( 参考資料資料 4) 0.06 0.06 15~24 歳 25~34 歳 35~44 歳 45~54 歳 55~64 歳 65 歳以上 各就業者 1,000 人当たりの被災者数 ( 人 ) 1.60 1.38 1.40 1.20 1.00 0.80 0.60 0.40 0.20 0.00 0.33 0.06 0.05 0.03 0.02 5 年未満 6~10 年 11~20 年 21~30 年 31~40 年 41 年以上 [ 年齢 経験 現場入場日数別死傷者数について ] 年齢別被災割合では若年層が最も被災が多く それ以上の年代では大きな差はない 現場入場初期の被災率が高く 現場の状況 危険個所等の知識が不足している新規入場者の被災する可能性が高い 経験年数 5 年未満の被災者は 入場日数 年齢において広範にわたることから 経験が少ない場合には入場日数 年齢に依存せず被災する傾向にある [ 未熟練 新規入場者の事故対策について ] 平成 25 年度直轄工事での発生事故のうち 未熟練技能者等の経験が少ないことが原因と思われる事故の実態や事故防止対策等について把握することを目的にアンケート調査を実施した その結果得られた目新しい対策について以下に示す 下請会社の送り出し教育時に 新規入場者の経験年数や熟練度を調査し 記録してもらう 経験 1 年未満の作業員は職長が作業状況を日々確認し 結果を KY 用紙に記録する 職長は危険予知活動時に 作業員全員の経験の有無を確認し 記入する 元請担当職員は 作業手順書に作業員の経験の有無を記入する 初心者マーク安全シート というフォーマットを用い 危険予知を職長と 2 人で実施 確認する アンケート調査は国交省独自調査による 3