えなし ちいき地域 じゅうたくとう住宅等 せいび整備 けいかく計画 えなし ( ちいき地域 じゅうたく住宅 けいかく計画 だい ( 第 かい 1 回 へんこう変更 )) えな 平成 23 年 2 月
社会資本総合整備計画 計画の名称地域住宅等整備計画地域住宅計画の名称都道府県名岐阜県作成主体名計画期間平成 22 年度 ~ 27 年度 地域住宅計画 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 は岐阜県の南東部に位置し 面積は 504.19 平方キロメートルであるがその約 78% を森林が占る自然豊かな地域であり 東は長野県 西は瑞浪市 北は八百津町 白川町 南は愛知県豊田市に隣接し 名古屋市より 1 時間余りの距離にある 本市は平成 16 年 10 月 旧 岩村町 山岡町 明智町 串原村及び上矢作町の新設合併により誕生したこともあり 旧の一部では中部圏開発整備法の都市開発区域の指定がある一方で 串原や上矢作町では過疎地域の指定がなされており 二面性を持っている 人口は 55,770 人 世帯数は 19,041 世帯 (H21.4.1 現在住民基本台帳 ) であるが 総合計画の後期計画策定 (H23~H27) のための将来人口推計結果によると平成 27 年度の推計値は人口 51100 人 世帯数 16900 世帯 高齢化率 33.2% と著しい減少及び高齢化が予想されている 平成 17 年の国勢調査によると持家率は約 80% と高いが は地域によってその住宅事情は様々である 北部を流れる木曽川の北側地域には民営住宅や公的賃貸住宅は整備されておらず 旧地域と岩村町地内は民営住宅を補填する形で公的賃貸住宅を供給している 民間参入していない岩村町を除く南部地域は公的賃貸住宅を供給している こういった住宅事情の地域差は周辺地域の人口減少にも直結する問題であり 地域間バランスを図りながらの適切な住宅施策のあり方についても十分考慮していく必要がある また 公営住宅の入居率は 84.1% ( 平成 20 年統計書 ) であり 合併以前の市町から引き継いだ老朽住宅の管理について必要に応じ除却あるいは長寿命化を図り ストックの有効活用と高齢化に対応すべきバリアフリー化等住宅政策において重要な事項となっている 現在 民間住宅施策としては耐震化の促進のための耐震診断事業及び耐震補強工事補助事業を取り組んでいるが 補助要件を満たす耐震改修の個人負担大きいことから 特に高齢者世帯等の住宅耐震化が進んでいない現状である また公的住宅施策としては ストックの質と量の適正化に取り組みながらの住環境整備や若者や子育て世帯の定住による地域コミュニティの充実等 次世代へつなげるための公的住宅の確保も課題となっている 2. 課題 推計による人口の減少は市内周辺地域 ( 減少率で全市の平均値 8.4% を上回る 9 地域 ) で特に顕著となる予想であり その急激な人口減少はコミュニティーの崩壊への懸念や地域づくり施策について大きな問題となる 合併以前の市町から引き継いだ公営住宅は新旧が混在し ストックの有効活用や住環境整備 高齢化に対応すべきバリアフリー化等住宅政策において重要な事項となっている 地域バランスを考慮しつつ 老朽住宅の除却や長寿命化に伴う機能改善を図りながらの適正供給が課題である 安心して暮らせる居住環境は全ての生活の基本となるものであるが 新耐震基準以前に建設されたものが多く 耐震上不安があるにも関わらず 耐震診断や耐震改修が進んでおらず また 急速な高齢化が予想される中 災害弱者対策や高齢者に対して 適切な措置がなされておらず バリアフリー対策も遅れており 高齢者等誰もが安心して暮らせる環境が整っていない
3. 計画の目標 地域住宅計画は の総合計画における市の将来像 人 地域 自然が調和した交流都市 の実現に向けた施策大綱一つとなっている 豊かな自然と調和した安全なまち への取り組みの一端として位置づけ 次の目標を定める 1. 人口対策プロジェクトとして 移住 定住対策のための住宅施策の推進 2. 地域バランスを考慮した老朽化住宅の除却や長寿命化計画策定による ストックの機能向上改善 下水道切替等の住環境整備 バリアフリー化等を推進し公的賃貸住宅ストックの効率的且つ経済的な提供を図り 地域づくりにつながる住環境向上を実現する 3. 安心して住める住まいづくり を目指し 公営住宅の耐震性の確保に努めると共に 民間住宅の耐震診断や耐震補強工事を啓発推進し地震防災性能の向上を実現する また高齢者等の災害弱者に配慮した耐震施策を実現する 4. 目標を定量化する指標等 定住促進住宅の割合 指標 定義従前値目標値単位基準年度目標年度 % 定住 移住促進のための 若者住宅 ( 単独整備 ) 特公賃住宅 地優賃住宅整備の割合 ( 既存数 46 戸 平成 30 年度までに地優賃住宅 20 戸整備を目標とし 本計画に於いて 8 戸の整備を計画 ) 70% 22 82% 27 公営住宅のバリアフリー対応住宅の戸数 戸 平成 8 年度以降に建設された中層以上の公営住宅の内エレベーター設置によりバリアフリー化する住宅の戸数 (1 階の戸数を除く ) 92 戸 22 104 戸 27 民間木造住宅の耐震化施策の戸数 戸 S56 年以前に建設された民間木造住宅のうち 木造住宅耐震診断事業による耐震診断において 倒壊の恐れがある とされた住宅について耐震補強工事又は耐震シェルター設置する戸数 6 戸 22 48 戸 27 計画期間の終了後 上記の指標を用いて評価を実施する
5. 目標を達成するために必要な事業等の概要 (1) 基幹事業の概要 1. 人口対策プロジェクトとして 移住 定住対策のための住宅施策の推進 地域優良賃貸住宅整備事業による地域自治区と協働した地域優良賃貸住宅一般型 ( 公共供給 ) の建設等 2. 地域バランスを考慮した老朽化住宅の除却や長寿命化計画策定による ストックの機能向上改善 下水道切替等の住環境整備 バリアフリー化等を推進し公的賃貸住宅ストックの効率的且つ経済的な提供を図り 地域づくりにつながる住環境向上を実現する 公営住宅ストック総合改善事業による 長寿命化計画策定と既存公営住宅のバリアフリー化 外部改修事業等の実施 3. 公的賃貸住宅家賃低廉化事業 平成 18 年度以降に管理を開始した公営住宅と今後建設する地域優良賃貸住宅等の家賃補助 (2) 提案事業 ( 効果促進事業 ) の概要 1. 人口対策プロジェクトとして 移住 定住対策のための住宅施策の推進 地域優良賃貸住宅整備事業にかかる 地域自治区と協働した定住促進住宅建設のための用地関係及び造成事業 定住促進奨励金事業として 新たに市内に住宅を取得し居住を開始した場合に奨励金を交付 2. 地域バランスを考慮した老朽化住宅の除却や長寿命化計画策定による ストックの機能向上改善 下水道切替等の住環境整備 バリアフリー化等を推進し公的賃貸住宅ストックの効率的且つ経済的な提供を図り 地域づくりにつながる住環境向上を実現する 高齢者や身障者に配慮し エレベーター設置により既存住宅のバリアフリー化を図る 既存木造市営住宅改善事業として下水道切替 外壁改修等を実施 3. 安心して住める住まいづくり を目指し 公営住宅の耐震性の確保に努めると共に 民間住宅の耐震診断や耐震補強工事を啓発推進し地震防災性能の向上を実現する また高齢者等の災害弱者に配慮した耐震施策を実現する 伝統的建築物群保存地区内耐震診断モデル事業として地区内の耐震診断を実施しその検証資料を公表 木造住宅耐震シェルター等設置助成事業として高齢者等災害弱者に配慮した 耐震シェルター等設置に対する助成を実施 建築物耐震化促進事業による民間住宅の耐震診断や耐震補強工事補助の推進及び啓発 (3) その他 ( 関連事業など ) 建築物耐震化促進事業 木造住宅無料耐震診断 建築物耐震診断 木造住宅耐震補強工事
6. 目標を達成するために必要な事業等に要する経費等 A 基幹事業 ( 金額の単位は百万円 ) A1 地域住宅計画に基づく事業 ( 基幹事業 ) 地域優良賃貸住宅整備事業公営住宅ストック総合改善事業公的賃貸住宅家賃低廉化事業住宅地区改良事業等 ( 空き家再生等推進事業 ) A1 小計 Ac 地域住宅計画に基づく事業 ( 提案事業 ) 事業 事業 交付期間内事業費 8 戸 162 地域住宅計画のA 事業 68 戸 97 地域住宅計画のK 事業 48 戸 128 地域住宅計画のK 事業 15 件 30 地域住宅計画のK 事業 417 交付期間内事業費 Ac 小計 0 合計 (A1+Ac) 417 A2 基幹事業 ( 地域住宅計画に基づく事業以外の事業 ) 事業 交付期間内事業費 小計 (A2) 0 小計 (A1+Ac+A2) 417 B 関連事業 ( 関連社会資本整備事業 ) ( 金額の単位は百万円 ) B 関連社会資本整備事業交付期間内事業費 小計 (B) 0
C 関連事業 ( 効果促進事業 ) ( 金額の単位は百万円 ) C 効果促進事業 事業交付期間内事業費 地域優良賃貸住宅整備事業用地関係事業 8 戸 10 地域優良賃貸住宅整備事業用地造成事業 8 戸 8 定住促進奨励金事業 90 件 28 伝統的建築物群保存地区内耐震診断モデル事業 2 棟 1 木造住宅耐震シェルター等設置助成事業 12 戸 6 既存木造市営住宅改善事業小計 (C) 32 戸 23 76 合計 (A1+Ac+A2+B+C) 効果促進事業等の割合 15.4% 493 交付期間内事業費は概算事業費 ( 参考 ) その他関連事業 事業 ( 例 ) 建築物耐震化促進事業 木造住宅無料耐震診断 600 件 建築物耐震化促進事業 建築物耐震診断 30 件 建築物耐震化促進事業 木造住宅耐震補強工事 30 件 事業を行わない基幹事業については適宜表から削除してください
7. 法第 6 条第 6 項の規定に基づく公営住宅建替事業に関する事項 法第 6 条第 6 項に規定する公営住宅建替事業に関する事項を地域住宅計画に記載する場合には 法第 12 条に規定する施行要件の特例の対象となります 8. 法第 6 条第 7 項の規定に基づく配慮入居者及び特定優良賃貸住宅の賃貸に関する事項 法第 6 条第 7 項に規定する配慮入居者及び特定優良賃貸住宅の賃貸に関する事項を地域住宅計画に記載する場合には 法第 13 条に規定する特定優良賃貸住宅の入居者の資格に係る認定の基準の特例の対象となります ( ただし 一定の要件を満たすことが必要です ) 9. その他公的賃貸住宅等の管理等に関する事項 法 とは 地域における多様な需要に応じた公的賃貸住宅等の整備等に関する特別措置法 をいう