1 年の取組 1 年生情報科年間計画 単元名 内容 使用指導ソフト機器名時間 4 月 おはなしよんで 先生の読み聞かせを興味を持って聞く 図書室での約束 使い方を身につける 好きな本を探して読み 読書の楽しさを知る 3 5 月 どうぞよろしく 自分を紹介する名刺を作り 学級の友達と言葉を交わしながら名刺交換をする 2 5 月 6 月 たんけんしたよみつけたよ 学校探検で自分が見つけたこと 聞いてきたことなどを文字や絵でカードに書き 発表会を開く 4 6 月 こんぴゅーたしつで パソコン室 コンピュータ室での約束 各部の名称 マウスの使い方を身につける 一太郎スマイル 2 7 月 ほんとなかよし 書名や著者名を書いて 紹介カード を書き 本の紹介をする 2 9 月 みんなにしらせたいこと 夏休みの出来事などを友達にしらせたり 友達の話を興味を持って聞いたりする 4 10 月 まうすをつかって パソコン室 スマイルペイントを使ってお絵かきをしたり 互いの作品を見せ合う 一太郎スマイル 2 11 月 12 月 わたしはなんでしょう 図書室で 昆虫や生き物の図鑑を見つけ わたしはなんでしょう カードを作る 5 1 月 2 月 おみせやさんごっこをしよう お店の品物 チラシの作り方について話し合ったり お客とお店の人になってやりとりをしたりする 8 3 月 こんぴゅーたでもじをかこう パソコン室 クリックパレットを使って 自分の名前や友達の名前を文字入力する 二人でクリックパレットを使いながら しりとり遊びをする 一太郎スマイル 2 授業時数 34 国語単元 パソコン関係 28 6 35
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(2 ) 2 学期ア.[ みんなにしらせたいこと ]( 情報科 4 時間 ) 目標友だちに自分の運動会の練習の様子を わかり易く伝える 指導の実際 ( ア ) 運動会の練習の中から 1 番心に残った出来事を選び出す ( イ ) 話すための原稿を書く その際 話し始め 内容の詳しい部分 自分の感想を意識して書かせ まとまった話の構成を意識させる 3 つに書くところの分かれた用紙を使用させる ( 資料 1 ) ( ウ ) 聞き方の注意点をききかた あいうえお 話し方の注意点を はなしかた はひふへほ を利用して 意識づける ( 資料 2 ) ( エ ) 運動会に向けてがんばっていることの発表会をする 資料 1 スピーチ簡易原稿 資料 2 聞き方 あいうえお 話し方 はひふへほ ほへふひは ほ へ ふ ひ は ん ん ざ と っ き じ け の き で を な か り は し い お と な て で を す み て 構成立てて話せるように 夏休みの出来事と共に 運動会の練習 日々の暮らしからみんなに伝えたいことなどを見つけて 日常的に話せるように スピーチの機会を増やしてみた 今回は その中の運動会のものを取り上げてみた 38
イ まうすをつかって 情報科 2 時間 目標 スマイルペイントを使って お絵かきをする 指導の実際 (ア) 一太郎スマイルのお絵かきを開く (イ) クリックに加えドラッグの仕方を知る (ウ) 筆やバケツを選んで 絵をかく (エ) スタンプやグラデュエーションの入れ方を知る (エ) 色の選び方を知り いろんな色を使ってかく (エ) できた作品の発表会をする 出来上がった作品 今年度は お絵かきは昨年度同様 一学期の まうすをつかって に続けて行った ドラッグやク リックを学習した後 作品が出来上がるというのは児童の学ぶ喜びに繋がり 次への意欲を喚起する と思われる 二学期に文字 三学期に文字と絵を扱うと 各学期に興味を持って 新しい学習に取り 組むことができる そのために 時間配当を検討してみる必要がある 39
ウ.[ わたしはなんでしょう ]( 情報科 5 時間 ) 目標 分からないことや詳しく聞きたいことを尋ねたり それに答えたりする 当ててほしいものの特徴を聞き手に分かりやすく話す 友達の話の大事なことを落とさないようにして 興味を持って聞く 姿勢に注意して 丁寧な言葉 はっきりした発音で話す 指導の実際ア. ゲームのやり方を知る 教師の出すクイズに答え ゲームに関心を持つ 教科書 C D を利用してゲームのやり方を理解する ( 光村国語科参考 C D 参照 ) 資料 6 イ. ワークシートを用いて当てるものの特徴を見つけ疑問文をつくる練習をする 資料 3 ウ. わたしはなんでしょう ゲームの問題作りと答えの絵をかく 資料 4 画用紙に問題文 ( ワークシートを利用 ) と答えをかいた絵を貼り付ける エ. 聞き方 話し方 質問の仕方に気をつけて楽しくゲームをする 資料 5 資料 3 ワークシート 40
資料 4 答えの絵 資料 5 ゲーム大会の様子 資料 6 モデル CD 原稿 2 学期参考資料小学校一年 国語授業のすべて 東洋館出版社どの子も書く意欲モリモリ イラスト作文スキル 低学年 明治図書 41
( 3)3 学期 ア こんぴゅーたでもじをかこう ( 情報科 2 時間 ) 目標 クイックパレットを使って文字入力ができる マウスを上手に使うことができる 指導の実際 ( ア ) 一太郎スマイルのクリックパレットを使って 自分の名前を書いたりやことばあつめしたりする 例 ) じぶんの名まえ か からはじまることばふゆにかんけいのあることば おさえる用語 マウス クリック カーソル かくてい ( イ ) クリックパレットのひらがな カタカナの文字の変換の方法を知り 友だち2 人でしりとりをする 注 )1 台のパソコンを使って2 人でうつ ひらがなでもカタカナでもうってもいい かくてい を2 回クリックして改行する 一番下までうつと 2 行目にうつる 資料 42
イ おみせやさんごっこをしよう ( 情報科 8 時間 ) 目標 指導の実際 売る品物のよさが伝わるように 宣伝のちらしの文章を考えて書くことがで きる 客と店の人になって売り買いのやり取りをしながら 自分の思いを伝え合う ことができる ( ア ) グループごとになりたいお店を決めて そこで売っているものの名前を考える ( 情 2) ( イ ) おみせやさんごっこ に必要なものを考えて作る 必要なもの ( 情 2) 品物を書いたカード伝えたいことが分かるように書くための工夫をする ちらしお客さんに来てもらうにはどうすればよいかを考える 値札 品物の新鮮さやおいしさをアピールする言葉や文章 お金 客を引きつける言葉 安いよ 大売り出し タイ お店の看板ムサービス など ( ウ ) 話し方や聞き方を考えて おみせやさんごっこ の練習をする ( 情 2) 客や店の人がどのような話し方をしているのか思い出す 付録 CDを聞いてイメージをつかむ グループの中で客と店の人の役に分かれ 売り買いの練習をする 客 自分のほしい品物の名前や個数がはっきり分かるように話す 店の人 客の注文をよく聞き 値段をはっきり告げる 両方 お互いに分からないことがあったら 分かるまで尋ね返す ( エ ) お客と店の人に分かれて おみせやさんごっこ をする ( 情 2) 丁寧な言葉を使って売るときの言葉や買うときの言葉の練習をし やり取りする ちらし 資料 : おみせやさんの準備 おみせやさんごっこ 43
3. 成果と課題 ( 1) 成果 情報科に取り組んで 2 年目になり 意欲的にパソコンに向かう流れができてきて いるように思う 子どもたちがお絵かきをして一人一枚作品が出来上がったことをとても喜んでい た 一つの作品として出来上がったことが意欲を高めることにつながったと思う わたしはなんでしょう では クイズ形式で学習を進めたので 楽しんで学習 に参加できた 出題時にヒントが与えられるが 分からないことや詳しく知りたい ことを尋ねることによって 答えを考える際必要な情報をより多く集めることがで きた この学習を通して 子どもたちの質問力が高まったように思う みんなにしらせたいこと では カードを使ってスピーチをした 初め 中 終わりの基本的な話の組み立てを意識して取り組むことができた ( 2) 課題 年間計画の見直しが必要である 今年度の年間計画には入っていないが 国語科 の じどう車くらべ の学習の発展として 自分でも他の自動車について説明文を 書いてみるという学習があるが 情報科の一つの単元として年間計画に入れるとよ いのではないかと今年取り組んでみて思った 図鑑で調べるなど 情報収集の方法 として本を利用する学習にちょうどよいと思う 昨年度の課題としてあげられていた 国語科の 話す 聞く と情報科との間で 内容と評価についてどのようにして区別をしていけばいいのかという点については 今年度も不明瞭なままであった 取り組みやすいという点から 今年度も 聞く 話す の単元を多く情報科に移行したが 情報科の年間計画を再度見直し 整理す ることで解決の糸口を見いだすことができるのではないかと思う 例えば 情報科 として扱う 話す 聞く の単元と国語科としての 話す 聞く の単元を それ ぞれの教科のねらいにあわせて学習内容や評価の仕方を考えて取り組むことで 不 明瞭な部分がはっきりしてくるのではないかと考える そのためにも 年度当初 十分に検討して年間計画を立てる必要がある 44