竹原市幼児教育 保育あり方検討事業 第 2 回検討委員会議事録 日時 : 平成 23 年 8 月 29 日 ( 月 )18:30 20:00 場所 : 竹原市役所 3 階第 1 2 委員会室出席者 : 検討委員 14 名 ( 欠席 1 名 ) 福祉課 教育委員会 ( 株 ) ぎょうせい担当者 委員会

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1 国の動向 平成 17 年 1 月に中央教育審議会答申 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について が出されました この答申では 幼稚園 保育所 ( 園 ) の別なく 子どもの健やかな成長のための今後の幼児教育の在り方についての考え方がまとめられています この答申を踏まえ

目次 第 1 章再編計画策定の趣旨 2 第 2 章就学前の子育てを取り巻く状況の変化 3 第 3 章再編計画の基本的な考え方 7 第 4 章公立幼稚園再編 ( 認定こども園整備 ) 計画 9 2

幼児教育概要版案 xbd

目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

第 1 章 札幌市幼児教育振興計画の策定 本計画は 主に幼稚園教育を対象とする 本計画は 平成 18 年度から概ね10 年間を計画期間とし 今後はこの方向性に基づいて早期に具体的な施策 ( アクションプログラム ) を打ち出していく 本計画は 社会情勢の変化などに対応し 必要に応じて計画の見直しを行

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1 幼稚園教育の意義と成果幼稚園教育は 生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児期における重要な教育であり 小学校以後の発達に少なからぬ影響を及ぼすものである 特にも よりよい教育環境の中で 教師との信頼関係に基づき 幼児期の特性を踏まえて展開される活動や指導が その後の学力や意欲 勤勉性や協調性などに

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

第2節 茨木市の現況

(2) 施設の状況 幼稚園施設は 昭和 50 年前後に建築され 築 30 年以上が経過しています ( 表 2) ( 表 2) 公立幼稚園施設一覧 施設名称 竣工年月 構造 階数 酒匂幼稚園 昭和 48 年 2 月 鉄筋コンクリート造 ( 一部鉄骨造 ) 地上 2 階 東富水幼稚園 昭和 46 年 3

多様な関係機関を巻き込んだ 包括的な質向上システムの構築が必要 長野県幼児教育振興基本方針 ( 仮称 ) の策定 幼児教育の質向上推進の中心的機能を担うセンターの立ち上げを視野に入れる センターの機能 ( 想定 ) 〇幼児教育関係課 団体 大学等をつなぐ 既存の枠組みを超え 幼児教育に関わる教育 行


第 3 章 保護者との関わり 子育て支援 に来園する親子の平均組数は 国公立で 14.1 組 私立で 19.2 組だった ( 図 表 3-3-1) では どのようなことを親子は体験しているのだろうか 実施内容について複数回答で聞いたところ 私立幼稚園と国公立幼稚園で違いがみられた (

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幼児教育 保育の無償化の実施について 1 子ども 子育て支援新制度の趣旨に沿った無償化の実施を! 子ども 子育て支援新制度 では 一人ひとりの子どもが健やかに成長することができる社会 子どもの最善の利益が実現される社会を目指しています まずこの目指すべき姿に沿った幼児教育 保育の無償化を図るべきです

教育 保育の量の見込み及びその提供体制 1 号認定及び 2 号認定 (3~5 歳児 ) について 利用児童数は 1 号及び 2 号認定の利用児童数と私学助成を受ける私立幼稚園の園児数より算出 1 号認定の利用児童数は 施設型給付費等の基礎資料に関する調査 による ( 時点は各年 4 月 1 日 )

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1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

甲府市私立幼稚園就園奨励費補助金交付規則について

3 保育の必要性の認定の対象とはならない場合 ( 例 : 専業主婦家庭等 ) どのような施設の利用が無償化の対象になりますか 3 歳から5 歳までの子供について 幼稚園 認定こども園 (4 時間相当分 ) は無償化の対象となります なお この場合 預かり保育は無償化の対象となりません このほか 就学

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物価指数研究会(第2回) 2015年基準 モデル式の検討「授業料」・「保育料」

流山市子ども・子育て会議

ぐんま幼児教育センターだより№33①

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

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意見聴取の目的 教育 保育施設 地域型保育事業 の運営開始の申請がなされた場合 佐賀市は 佐賀市子ども 子育て会議 で意見を聴取し を設定しなければなりません 新規設定のみ意見聴取 定員の変更については 会議の意見聴取は不要 事業開始までの流れ 1 都道府県 市町村による施設の認可 2 市町村による

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

地域子育て支援拠点事業について

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

子育て支援事業要件事業例就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律施行規則(内閣府 文部科学省 厚生労働省令)第2条第1号に掲げる事業第2号に掲げる事業第3号に掲げる事業第4号に掲げる事業第5号に掲げる事業取扱基準別表 ( 第 7 条関係 ) 地域の子ども及びその保護者が相互

平成 29 年度第 4 回加古川市子ども 子育て会議 議事要旨 日時平成 30 年 3 月 2 日 ( 金 ) 15 時 00 分から 16 時 00 分場所加古川市民会館大会議室出席委員下村副会長 木村委員 小泉委員 北委員 田口委員 玉田委員 藤井委員 藤池委員 藤木委員 三柴委員 吉田委員 譯

1 需給計画策定に関する基本方針等 教育 保育提供区域の設定 教育 保育提供区域 とは 地域の実情に応じて 保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能な区域として市町村が定める区域のことですが 札幌市においては原則として 行政区単位の設定 とし 一部の事業についてのみ 札幌市全域 とします 量

もうすぐ市長選 # 子育て政策聞いてみた 候補者政策アンケート 市長選挙に際し 待機児童解をはじめとする子育て政策について ご意見をお聞かせくださ い いただいたご回答は 1) 回答全文 2) 候補者回答一覧まとめ * 各項目に目安文字数を記載しています 各回答文頭から目安文字数分を抜粋し ま とめ

地域の幼児教育の拠点となる幼児教育センターの設置及び「幼児教育アドバイザー」の育成・配置に関する調査研究 実施報告書(2年次)(4)

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3 平成 29 年 3 月に幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育 保育要領が改訂され 来年度から全面実施されます 新幼稚園教育要領等では 改訂の基本的な方針として 1) 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 の明確化 健康な心と体 自立心 協同性 道徳性 規範意識の芽生え 社会生

平成16年度第1回○○区地域協議会次第

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会長     それでは会次第にしたがいまして議事を進行してまいります

平成28年度幼児教育実態調査

希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会 潜在待機児童数に関する考察 1. はじめに希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会 ( 以降 本会 と記す ) では 待機児童が概ねゼロになる状況をめざす上で 保育園を増やしても待機児童問題が解消されない原因を把握し その原因を

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

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市街化調整区域における開発許可等の見直しについて 説明させていただきま す ( 内容説明 ) 市街化調整区域における開発許可等の運用基準の見直しの説明は以上です ありがとうございました 以上の説明を踏まえまして ご質問 ご意見等ある方 はよろしくお願いいたします 委員 4 ページの 見直し趣旨 のと


1 計画見直しの趣旨 中央区では 平成 27 年 4 月の子ども 子育て支援新制度実施に伴い 幼児期の教育 保育および地域子ども 子育て支援事業の提供体制の確保を円滑に行うため 子ども 子育て支援施策を中心に 母子保健 教育 ワーク ライフ バランス等の取組を総合的に推進する ( 以下 本計画 とい


 

第5回 東大和市学校規模等あり方検討委員会会議録

 

(2) 設備について 認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 建物及び附属施設の設置場所 同一敷地内又は隣接する敷地内 ( 公道を挟む程度 ) 既存幼稚園 保育所からの移行の場合の特例 1~3 をすべて満たせば 同一敷地内にない場合も設置可 1 教育 保育の適切な提供が可能 2 子どもの移動時

教育長報告 ( 教育長 ) 平成 28 年 4 月 1 日から平成 28 年 5 月 26 日までの一般経過報告 事件 事故 問題行動等 今後の予定について報告 ( 教育長 ) 後程 何かありましたらご質問ください 続きまして事項書 3 議案に入らせていただきます 議案第 1 号熊野市立学校評議員の

での保育園のやっていたこと 幼稚園の行事を含めやっていたことを一緒にやっています 小学校の連携も含めて 教育内容が充実してきています 子育て支援ということで 園庭の開放や子育て相談を行ったり 未就園児と保護者の方が来て過ごす場所を設けたりしています 又 一時保育の充実など これらの子育て支援の充実も

目次 1 幼稚園とは つに分類される 幼稚園 支給認定 支給認定期間 幼稚園等入園申込期間 保育所等併願申込み 申込みから入所までの流れ 利用者負担金 市内幼稚園等一覧... 5

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

保育園における私的契約児の受入れと受入規制 保育カリキュラムの統一 市立の幼稚園 保育園の人事交流と職名統一 市立幼稚園における 3 歳児保育 預かり保育の実施 所管部局の統一( 子ども課で就学前の子どもに対する保育行政施策を一体的に推進 ) 幼保一体化検討部会の開催年次幼保一体化に向けた取組み 昭

子ども・子育て支援新制度における教育委員会の役割について 3

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

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3. 量の見込み 算出の手順 (1) 量の見込みの算出方法量の見込みの算出にあたっては 利用希望把握調査の結果を基礎データとして用います 算出方法は 国が平成 26 年 1 月に提示した 市町村子ども 子育て支援事業計画における 量の見込み の算出等のための手引き を基本としつつ 子育て安心プラン

第3部 次世代育成支援対策(前期行動計画) 第3章 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備


3歳未満児3歳以上児教育標準時間 2 保育の必要量の認定 の導入 新制度では パートタイマーなど短時間就労の保護者のお子さんも 公的保育が利用できるように 保育の必要量の認定 が導入されます 保護者の就労状況等に応じて 保育標準時間 保育短時間 の認定がされます 保育短時間 保育標準時間 3 号認定

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2 平成 27 年度の需要量見込みを記載 ( 平成 3 年度までの各年度の需要量見込みについては 別紙を参照 ) 平成 27 年度推計児童数 ( 人 ) 年齢 平成 27 年度推計児童数 参考 平成 26 年 月現在人口 0-2 歳人口 3,68 2, 歳人口 2,278 2,323

P5 26 行目 なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等の関係から なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等から P5 27 行目 複式学級は 小規模化による学習面 生活面のデメリットがより顕著となる 複式学級は 教育上の課題が大きいことから ことが懸念されるなど 教育上の課題が大きいことから P

環境 体制整備 4 チェック項目意見 事業所評価 生活空間は 清潔で 心地よく過ごせる環境になっているか また 子ども達の活動に合わせた空間となっているか クーラーの設定温度がもう少し下がればなおよいと思いました 蒸し暑く感じました お迎え時に見学させて頂きますが とても清潔だと思

PowerPoint プレゼンテーション

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

広域利用の実態が異なる場合の考え方 保育整備計画との関係項目内容 6) 広域利用の実態が異なる場地域型保育事業の認可の際に行われる需給調整の判合の考え方断基準となること等から 学校就学前子どもの区分 ( 認定区分 ) ごと 地域子ども 子育て支援事業の事業ごとに教育 保育施設等及び地域子ども 子育て

もうすぐ区長選 # 子育て政策聞いてみた 候補者政策アンケート 区長選挙に際し 待機児童解消をはじめとする子育て政策について ご意見をお聞かせくだ さい いただいたご回答は 1) 回答全文 2) 候補者回答一覧まとめ * 各項目に目安文字数を記載しています 各回答文頭から目安文字数分を抜粋し ま と

見をいただきました 市の考え方といたしましては 反映状況の区分をEの その他の意見 にさせていただき 直接今回の中間見直し ( 案 ) に反映させる内容ではございませんが 今後の子ども 子育て施策を検討する上で参考とさせていただくご意見として整理いたしました 以上が市民意見募集 ( パブリックコメン

1 課題出し 瀬戸内市まちづくり会議財政健全化部会経営改善計画策定作業の概要 事務局による課題出し ( 市長 担当の意見も反映 ) 部会委員から出された課題にも対応 課題に対する問題点の整理 わかりやすい記入用シートの作成 2 委員による改革案の作成 事務局提案の課題について 部会委員による改革案の

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居宅介護支援費Ⅰの算定上限(40件)の範囲

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第2節 茨木市の現況

 

資料2:修正一覧

平成 26 年 8 月 仙台市 認可保育所利用申請者数 15,077 人 14,340 人 13,826 人 認可保育所入所者数 13,994 人 13,401 人 13,069 人 市の保育施策で対応している児童数 人 174 人 157 人 待機児童数 人 533 人 4

( 様式第 1-1 号 ) 事業計画書 幼稚園 認定こども園名 1 目的 特別支援教育の充実を図るため 支援を必要とする子どもの受入に必要な人件費等の費用に本補助金を充当する 2 内容様式第 1-2 号 1~ 3 様式第 1-3 号様式第 1-4 号様式第 1-5 号様式第 1-6 号様式第 1-7

Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

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第50回人口・社会統計部会結果概要

国のこども園制度に準拠し 保育料を徴収する しかし 平成 26 年 4 月時点で国のこども園制度が施行されていない場合 町は従来どおり 保育を必要とする児童枠 ( 従来の保育園に該当する部分 ) の児童には町保育料の徴収に関する規則に定められた保育料 ( 従来の保育園にあたる保育料 ) を 保育を必

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3 前項の規定にかかわらず 満 3 歳以上の子どもの教育及び保育時間相当利用児の保育に従事する職員は 保育士の資格を有する者でなければならない ただし 幼稚園型認定こども園又は地方裁量型認定こども園にあっては 保育士の資格を有する者を当該職員とすることが困難であると認められるときは 幼稚園の教員の免

き続き待機児童等の状況を把握しながら 提供体制の充実に努めていきます 尾崎主査続きまして 妊婦健康診査 の修正について説明いたします 前回の会議では 母子手帳の取得が遅い方や早産などの理由から概ね12 回程度が実績値であり 1 人当たりの健診回数を12 回に見直しするとしましたが 市議会の生活福祉常

2 就学前の教育 保育施設の認可について旧制度では 保育所 幼稚園等の設置について 各根拠法令に基づき 県知事による認可等の手続きがありましたが 新制度においては 地域型保育事業 ( 小規模保育事業 家庭的保育事業等 ) について 新たに認可制度が設けられ 市が定める設備および運営の基準 ( 彦根市

平成30年度学校組織マネジメント指導者養成研修 実施要項

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

夏季休業中など比較的時間の確保がしやすい時期に合同研修会を行う 講師招聘のための費用は 実施する校園の申請により大津市教育委員会の幼小連携事業の研究指定や校園内研修に係る予算から支出している 3 出前授業や入り込み授業 ( 保育 ) 交流計画の内容と幼児児童の状況に応じて 小学校の教師が幼稚園や保育

日本テレビ通り沿道まちづくり協議会(第1回)会議録要旨

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竹原市幼児教育 保育あり方検討委員会 第 2 回検討委員会議事録 竹原市幼児教育 保育あり方検討委員会事務局

竹原市幼児教育 保育あり方検討事業 第 2 回検討委員会議事録 日時 : 平成 23 年 8 月 29 日 ( 月 )18:30 20:00 場所 : 竹原市役所 3 階第 1 2 委員会室出席者 : 検討委員 14 名 ( 欠席 1 名 ) 福祉課 教育委員会 ( 株 ) ぎょうせい担当者 委員会次第 1 開会 2 議題 (1) 就学前施設のあり方について (2) その他 1 開会大宮福祉課長の進行で開会し, 最初に配付資料の確認をした 次に前回の第 1 回検討委員会の議事録に関する意見を求めると, 以下のように委員から2つの修正意見が出て, これらを訂正の上にホームページ上に公開すると事務局が説明した 意見 1 まとめの部分に, 民間の積極活用について書かれているが, 言葉が足りない 民業圧迫にならないように適正配置を検討するべきだと, 明言する書き方に直して欲しい 意見 2 意見 18 の発言趣旨が間違っている 子育て世代受けにハウスメーカーが誘致をする際のポジティブな情報も挙げて欲しいということを発言したので, 修正して欲しい その後, 議長である七木田委員に進行を譲り, 議題の検討に入った 2 議題 (1) 就学前施設のあり方について 事務局福祉課井上子ども福祉室長が, 配付した資料 3 について説明した 資料 3:1 関係機関ヒアリング要点まとめ 2 市内保育所 幼稚園等の小学校区別入園者数 3 市内保育所 幼稚園等の小学校区別入園者数 ( グラフ ) 4 市内小学校区の所園別児童数 ( グラフ ) 5 市内保育所 幼稚園等のクラス編成 6 市内保育所 幼稚園等の地域交流の現状 7 保育所在園児住所と保護者勤務地一覧 8 幼稚園在園児住所一覧 1 のヒアリングについてはその実施概要を以下のように説明し, その後, 委員による質疑応答 を行った 関係機関ヒアリング 趣旨 : 適正配置に向けての課題を整理する ( メリット デメリット ) これからの新しい保育 ( 施設 ) のあり方を模索する幼稚園 保育所の一体化の可能性を視野に入れて検討する 対象と方法 : 調査対象 1 幼稚園 4 園 ( 市立 2, 私立 2, うち1 認定こども園 ) 1 実施日時 8 月 4 日 ( 木 ) 10:00 1 時間半

2 小学校 9 校 (1 校欠席 ) 8 月 11 日 ( 木 ) 10:00 1 時間 3 地域子育て支援センター 3ヶ所 同日 13:30 1 時間 4 認可保育所 ( 私立 )3 園 (1 園欠席 ) 同日 15:00 1 時間 5 認可保育所 ( 市立 )6 園 同日 16:30 2 時間 各対象に事前にヒアリング項目をあらかじめ書面で通知する各機関の意見をまとめた形でヒアリング前に書面を提出するヒアリングは各機関別に合同で,1 2 時間実施する提出された書面を元に, 要点の意見交換を行う参加者は各園長 所長 校長 支援センターは実務担当者 合同ヒアリングの議題 : 議 題 対象 保育 ( 幼児教育 ) の適正人数について 幼 保 幼児教育 保育のクラス編成が就学後に与える影響 小 について 就学前施設を集約する際のメリット デメリットに 幼 保 小 ついて 就園児の子育て支援センター利用の現状について 支援セ 就学前施設を集約した場合の課題と対策について 支援セ 新しい保育施設に望まれる設備, 機能, 保育内容について 幼 保 小 支援セ < 以下, 質疑応答の内容は議題別に整理して示す> 関係機関ヒアリングに関して 質問 3 p.1 のヒアリング要点の3に就学前施設の多様性の確保とあるが, これは, 人数的な多様性を指しているのか? 回答: 市 施設の種類などのことも指すが, ヒアリングで主に意見が出たのは人数的な規模の多様性のことで, すべてを大規模に集約するのではなく, 小規模も残すべきだという意見が多かった 質問 4 同じくヒアリング要点の1に,3 歳児はより尐ない人数とあるが, これはどのような意味か? 回答: 市 前述の年長 年中児の人数と比べて, より尐ないという意味 質問 5 幼保一体化のメリット デメリットについて, ヒアリングでどのような意見が出たか? 回答: 市 今回は, 適正配置により施設を集約する際のメリット デメリットについて意見を聞いたが, 幼保一体化については直接議題に挙げていない 質問 6 ヒアリングの新しい施設に望む機能として 子育て支援センターの併設 とあるが, これはどのような意味か? 回答: 市 子育て支援センターは主に未就園児親子向けの, 遊んだり交流したり行事をしたりする場 それを保育所などに併設して, 未就園児も利用できるようにするということ 入園児数データに関して 質問 7 p.2 に入園児数の5 年後,10 年後の推計値が出ている 公立施設を建て替えたり大 2

幅改修したりするには, 何十年か持続できる見通しが必要だと思われる その長期的な見通しについて, 市としての見解は? 回答: 市 何十年後まで持続できるようにという明確な年限は定まっていないが, 長く維持できるように検討するという視点は重要だと考えている 回答: 議長 長期的なビジョンに立った先行事例では, 県北のある地域では, 将来的には高齢者施設への転用ができるように, バリアフリーで保育施設を建てた例がある また, 呉市の下蒲刈では, 高齢者施設と保育所を併設して, 子どもの数が減れば高齢者施設の割合を増やすように考えられた例もある 意見 8 市外からの利用者や, 市外で働く保護者の数も多いことを考えると, 今後の見通しには, 隣接する市町の幼保一体化などの動向も関係すると思われる これについても資料が欲しい 回答: 市 隣接市町の動向に関する資料は, 次回までに用意したい 検討委員会の議論のしかたについて 質問 9 この委員会は方向性を出すだけでよいのか? それとも施設の数などを具体的に出すところまで求められているのか? 質問: 議長 具体的にここは要る, ここは要らないというところまで議論して良いのか? 回答: 市 公立私立含めて市全体のあり方を考えた上で, 民間とのバランスの中で, 公立の数を決めていきたいと考えている 当然, 民間の施設数を検討する場ではない 各所園の地域交流について 意見 10 p.8 の地域交流に関するヒアリング回答の一覧表に, 慰問 という不適切な言葉が使われている 高齢者施設を訪問しての交流には, 児童にとってもメリットのあることで, 慰問 という言葉を改めて欲しい 実際に, 保育所の職員は 慰問 というとらえ方をしているのか? 回答: 委員 その保育所の事例は, 節分行事の時に年中 年長児が施設を訪れて, おゆうぎをしたり, 歌をいっしょに歌ったり, 施設の職員が扮する鬼が登場して豆まきをしたりしながら交流する行事 回答: 議長 資料の中には 老人施設 という言葉もあるので 高齢者施設 に, 他にも誤字があるので, 合わせて事務局で修正して欲しい 幼保一体化の動向について 質問 11 幼保一体化では, 家庭と各園が直接契約して入園を決めるという方針が出ている すべて直接契約にするのか, それともある程度市が間に入って地域的な均等性を持たせるのか, そのあたりの将来的な見通しを市は持っているか? 回答: 市 今の時点の法案では 総合施設 について, 国は直接契約の方針だ 竹原市は待機児童が今は発生していないが, システムの改変で, 待機児童が発生することは避けたいと思っている 現時点では, 市のレベルで介入できるか分からない状況なので, 何とも言い難い 意見 12 総合施設は定員を満たしているかどうかで受け入れ可否が決まる それを前提に, 3

民間の保育所も圧迫しないように公立の配置を考えなければならない 親が自由に選んで直接契約することをきちんと考慮して検討すべき 回答: 市 保育所は, 現時点でもほぼ親の希望通り入所している 総合施設化した後と, さほど変わらない状況ではないかと想像できる 回答: 委員 国は直接契約としているが, 国の方針も状況次第でよく変わっているので, どうなるか分からない 将来的にすべてがこども園化するかどうかも分からない 幼稚園は残るが, 保育所も残るかも知れない 財源の問題で, 市町や施設間の格差が広がることは懸念されている 保育や教育の質の検討について 意見 13 数値的な資料は多く出ているが, 各園の保育や教育の中身を表した資料がない 多様性を論じるには, そのような質的な資料も必要ではないか 園による就学後の違いについてはヒアリングで論じられているようだが 回答: 市 公立保育所は, 保育指針に基づいて各園で保育をしており, 職員の人事交流で質の均一化を図っている 幼稚園のヒアリングでは, 教育課程というのは園の宝であり, 簡単に公開できる性格のものではないという話も出ていた 回答: 議長 建前では, 公立保育園は保育指針に基づいて, ほぼ一定の保育を行っているという前提である ただ, 実態としてはばらつきがあるということだろう 回答: 委員 小学校のヒアリングの中で, 自由保育で育った子どもと, 学習態度をすでに身につけた子どもの違いを大きく感じるという意見もあった もちろん, 学校側はその違いを受けとめ, 同じように学習態度が育つように指導をしていく ただ, 竹原の子どもをどう育てるか ということについて, 保幼小が連携して竹原の幼児教育 保育のスタンダードをつくるべきだという話も出た 小学校のように, 大元の部分は統一化して, その上で各所園の独自性を加える方が良いと思う 回答: 市 竹原市内の小学校には統一のミッションがあり, その中で各校独自の教育を行っている ハコモノだけでなく, その中にどういう魂を入れるかという議論は重要 委員( 意見 13) 数だけであり方を論じたくない 各園の特色を出してもらって, その上で議論したい 質問: 市 各委員さんの保育所, 幼稚園では, どのような特色があるのか? 回答: 委員 お寺の保育園なので, いのちの大切さが分かり, ありがとう と感謝の気持ちを持てることを重視している 当園は学区外の家庭が半数だが, 仕事の都合で選んでいる家庭が多いということは, 配慮が必要な子どもも多いと言うこと 表面上をとりつくろって, 形を上から押しつけるのではなく, まず自分の存在をしっかり受け入れてもらえるということを第 1に考えている 回答: 委員 公立保育所は各園に保育目標, 保育課程がある 当園では 個を大切にした保育 を重視している 所長会では, 地域により環境や子どもも違うので, それを元に地域の特性を活かした保育目標, 保育課程を検討している 回答: 委員 公立幼稚園なので, 国の幼稚園教育要領に基づいて教育課程をつくっている 4

特に地域交流, 実体験, 感動体験など体験を重視して, それを表現やコミュニケーションにつなげる教育をしている 回答: 委員 お寺が母体の幼稚園で, 子ども一人ひとりが, やんちゃでも計り知れない可能性を秘めていると考え, 個性を伸ばしつつ社会性を身につけるように教育をしている 委員( 意見 13) やはり, それぞれの園の特色を資料で出して欲しい 回答: 議長 次の委員会までに, 事務局でとりまとめて資料を出してください 意見 14 数の議論だけでなく 竹原の子どもをどう育てるか いい議論ができた せっかくなので, 年 1 回ぐらい皆で議論できる場を持てばよいと思う まとめ ( 議長 ) 質疑応答での主な話題は以下の 5 点にまとめられる 1 児童数減少をふまえて, どれだけ持続する施設を建てるのか, 使用年数の見通しがあると検討しやすい 2 この検討委員会では, 方向性だけでなく, 施設の数など具体的に議論していく 3 幼保一体化の動向をしっかり検討すべき まだ結論は出ていないが, 入園が直接契約になることも十分考慮が必要 4 各所園の保育内容や教育内容についての資料も欲しい 5 保幼小の連携で, 竹原市の保育 ( 教育 ) の質的なあり方を検討する機会をつくりたい 事務連絡事務局の大宮課長から, 検討委員のヒアリングについて, 日程調整の結果は後日, 日時や場所を連絡すると案内した ( 閉会 ) 5