1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

Similar documents
1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

平成 29 年度第 3 四半期運用状況 年金積立金管理運用独立行政法人年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の公表

1. 平成 29 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 : 日銀の金融緩和が継続される中 期初から 9 月上旬にかけては 北朝鮮のミサイル発射や核実験に伴う地政学的リスクの高まりなどから 10 年国債利回りは一時的にマイナスまで低下しました その後 株価指数の上昇 円

1. 平成 28 第 3 運用環境 各市場の動き ( 10 月 ~ 12 月 ) 国内債券 :9 月に導入された日銀の 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 を受け 期初から 10 年国債利回りはゼロ % をやや下回る水準で推移しましたが 11 月の米大統領選挙後は米国の財政拡大期待による米国金利上昇

1. 平成 28 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :7 月の日銀金融政策決定会合でマイナス金利の拡大が見送られたことから 10 年国債利回りは -0.01% 程度に上昇 ( 債券価格は下落 ) して推移しました また 期末に近い 9 月の金融政策決定会合で日銀が

1. 平成 28 年度第 1 四半期運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 : 日銀の緩和的な金融政策を背景に 10 年国債利回りは マイナス 0.1% 前後での推移が続きました 6 月に入ると 世界的な景気低迷や不安定な金融市場の動きを受け 日銀の追加金融緩和観測が台頭し 1

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

国家公務員共済組合連合会 厚生年金保険給付積立金の令和元年度第 1 四半期運用状況 第 1 四半期末の運用資産額は 6 兆 7,376 億円となりました 第 1 四半期の収益額は 実現収益額が 512 億円 総合収益額が 128 億円となりました 第 1 四半期の収益率は 実現収益率 ( 期間率 )

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

Microsoft PowerPoint - ï¼fiã••PAL镕年+第ï¼fiQ;ver5.pptx

年金積立金管理運用独立行政法人 平成21年度第3四半期運用状況


目次 平成 29 年度 第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) P 2 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 1 P 3 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 2 P 4 平成 29 年度 退職等年金給付組合積立金の資産構成割合 P 5 平成 29 年度 退職等年金給付組合

平成 9 第 3 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +3.98% 収益率 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1.11% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +4,418 億円 総合収益額 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1,05 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 3 四半

平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

平成21年度第1四半期運用状況

平成29年度における運用状況等

平成24年度 業務概況書

目 次 1. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) における運用環境について 2. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) のポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 被保険者ポート

< E97708AC28BAB82C982C282A282C42E786C73>

平成30年度第1四半期における運用状況等

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF322D F8A C52D8BC696B18A548BB58F91288CFA90B6944E8BE A C5817A2092C08BE08FE38FB897A68F4390B38CE32E >

目次 1. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) における運用環境について 2. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) におけるポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 用語の説明 頁 1

目次 1 運用実績の概要 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 2 2 市場環境 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 3 3 資産構成割合 ( 平成 28 年度第 3 四半期末 ) 5 4 運用利回り ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 6 ( 参考 ) 運用利回り ( 前年度 ) 7 5

< C8E DA8E9F2E786C73>

退職等年金給付積立金 平成30年度第2四半期運用状況

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

Microsoft Word - ●01 第1章・第2章

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 日本株式市場 運用環境 [ 2015 年 4 月 ~2016 年 3 月

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

2018年度年金資産運用状況(速報).pdf

Microsoft Word - 21年度資産運用概況.doc

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

Microsoft PowerPoint - 月次レポート(PL)(18.11).pptx

平成23年11月1日

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 20年度資産運用状況.doc


平成 29 年度 厚生年金保険法第七十九条の八第二項に基づく国家公務員共済組合連合会にかかる管理積立金の管理及び運用の状況についての評価の結果 概要 平成 30 年 12 月 財務省主計局給与共済課

資産運用関係補足説明資料

スライド 1

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 運用環境 日本株式市場 TOPIX( 東証株価指数 ) は上昇し 前月末

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 運用環境 日本株式市場 TOPIX( 東証株価指数 ) は上昇し 前月末

1

1

平成 30 年度 厚生年金保険給付組合積立金 運用報告書

PowerPoint プレゼンテーション



nichigingaiyo

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性完全性については これを保証するものではありません 運用環境 [ 2014 年 4 月 ~2015 年 3 月 ] 日本株式市


【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

株式市場 米国株 トランプ氏の政策への期待感後退で調整も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました 11 月 8 日 ( 現地 ) に行われた大統領選挙でトランプ氏が当選し 減税やインフラ投資の拡大などの同氏の政策に注目が集まりました 債券市場では金利が上

Microsoft PowerPoint - CSIS 【三井住友銀行】 USHYファンドの分配金について IM pptx

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 日本株式市場 運用環境 [ 2015 年 4 月 ~2016 年 3 月

Microsoft PowerPoint - CSIS 【三井住友銀行】 FOMC後のスペシャルレポート(USHY).pptx

日経平均株価 22,27.3 NY ダウ工業株 3 種 25,9.32 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 2, 22, 1, 1, 1, 21 年 月 2 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~

日経平均株価 22,97. 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1,, 1,,, 21 年 7 月 23 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21 年 7 月第 3 週末 ) 短期 ( 日次ベース ) (217 年 1 月初

チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

退職等年金給付積立金等の管理運用の方針

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

Outlook201806

当ページは 利用する投資信託の委託会社による運用報告を アクサ生命保険株式会社が提供するものであり 内容に関して アクサ生命保険株式会社は一切責任を負いません 運用環境 日本株式市場 日本株式市場は上昇し TOPIX( 東証株価指数 ) は前月末比 +5.49% の 1, ポイントで月

22101_PremierTouch_A011_H10B11_201906_2

目 次 運用全般について 1. 基本ポートフォリオと運用資産構成 2. の推移 3. 運用資産額 責任準備金 利益剰余金 繰越欠損金の推移 各運用資産について 4. 国内債券 ( 簿価 ) 資産 ( 満期保有目的 ) 5. 融資経理貸付金 6. 生命保険資産 7. 委託運用資産 ( 国内株式 国内債

目 次 野村資産設計ファンド (2015/2020/2025/2030/2035/2040/2045/2050) の運用状況のご報告 各ファンドの運用経過 1ページ 7ページ 13ページ 19ページ 25ページ 31ペー

当期の 1 口当たり純資産価格等の推移について 運用経過 円建円ヘッジクラス受益証券 円建円ヘッジなしクラス受益証券 第 4 期末の 1 口当たり純資産価格 : 第 5 期末の 1 口当たり純資産価格 : 第 5 期中の 1 口当たり分配金合計額 : 騰落率 : 円建円ヘッジクラス 13,212 円

日経平均株価 21,1. NY ダウ工業株 3 種 2,.31 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 22, 1, 1, 1,, 21 年 1 月 29 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21

Microsoft PowerPoint - 02 運用報告書(退年) ppt [互換モード]


ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

週間マーケット情報 (2016 年 9 月 2 日 ~2016 年 9 月 9 日 ) ご参考資料 2016 年 9 月 12 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 2 日比で 0.23% 上昇しました 週初の日

○ 資産運用状況(平成15年度)

 

引受保険会社 東京都港区白金 お問合せ先 : カスタマーサービスセンター Tel アクサ生命ホームページ 特別勘定 ( 世界分散型 30AF) 月次運用実績レポート 2016 年 11 月 利用する

ジャパン ゴールドファンド Ⅱ( ブル 2 倍型 ) 運用経過 基準価額等の推移について 期首 :11,205 円 償還時 :10,439 円 01 銭 騰落率 : 6.8%( 分配金再投資ベース ) 基準価額の主な変動要因わが国の金先物取引を積極的に活用し 日々の基準価額の値動きがわが国の金先物取

日本円単位型特別勘定月次運用レポート 単位型特別勘定の運用方針等 2018 年 12 月末現在 主として円建ての債券に投資することにより 満期時の所定の金額の確保を目指しながら 中長期的に高い投資成果をあげることを目標とします 基本保険金額と同額の成果を目指す 安定運用部分 と 株式市場の環境に応じ

運営管理機関 : ろうきん DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 2 安定 成長型 3 成長型 一般社団法人投資信託協会分類 DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 : 追加型投信 / 内外 / 資産複合 / インデックス型 DIAM バランス ファンド <DC


株式市場 米国株 国内の政策動向や海外の政治動向などに注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場はほぼ変わらずとなりました 月初には 2 月末のトランプ大統領の議会演説を好感して 株価は大幅上昇となりました しかし その後は 新政権の経済政策に対する期待が徐々に後退

特別勘定の内容 目標値 110% または 120% の場合の特別勘定 種類 特別勘定の名称 投資対象となる投資信託 TMA 日本株式インデックスVA * 運用会社 資産運用関係費用 ( ( 年率 ) 注 ) 総合型 世界バランス 40TMA TMA 外国株式インデックスVA * TMA 日本債券イン

【34】今日から使える「リスクとリターン」_1704.indd

PowerPoint Presentation

有価証券等の情報(会社計)162 満期保有目的の債券 がを超えるもの がを超えないもの 公社債 435, ,721 31, , ,565 29,336 外国証券 ( 公社債 ) 1,506,014 1,835, ,712 1,493,938 1,778

日本の債券市場 日本の債券市場の代表的な指数であるNOMURA-BPI 総合は 2 日比で0.09% 上昇しました 前週末発表の1 月の米雇用統計において 賃金上昇圧力が確認されたことを受け 金融引き締めに対する警戒感から各国株式市場が下落したことから 安全資産としての債券需要が高まり日本債券市場は

I. 平成 30 年度国民年金基金連合会資産運用結果 1. 平成 30 年度運用実績 (1) 連合会全体の運用利回り ( 修正総合利回り ) ( 注 1) 連合会全体 2.51% 42,044 億円 複合ベンチマーク 年度通期 ( 参考 ) 積立金額 ( 注 2) 2.90% ( 注 1) 連合会全

WTI 原油先物ファンド ( ロング ポジション ) 運用経過 基準価額等の推移について 第 9 期首 :2,385 円 第 9 期末 :3,585 円 ( 既払分配金 0 円 ) 騰落率 : 50.3%( 分配金再投資ベース ) 基準価額の主な変動要因米国の原油先物取引を積極的に活用し 日々の基準

金融監督等にあたっての留意事項について*事務ガイドライン*第三分冊:金融会社関係

ヘッジ付き米国債利回りが一時マイナスに-為替変動リスクのヘッジコスト上昇とその理由

【11】ゼロからわかる『債券・金利』_1704.indd

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

退職等年金給付積立金 平成29年度業務概況書

weeklyReport(Template).xls

1 運用経過 基準価額等の推移について (2014 年 4 月 1 日から 2015 年 3 月 31 日まで ) 基準価額等の推移 分配金再投資基準価額およびベンチマークは 期首の値が基準価額と同一となるように指数化しています 期 首 18,171 円 期末 20,464 円 ( 分配金 0 円

(4) 資産運用の実績 ( 一般勘定 ) ア. 資産の構成 ( 単位 : 百万円 %) 金額占率金額占率 現預金 コールローン 394, , 買 現 先 勘 定 223, , 商 品 有 価 証 券 金 銭 の 信 託 有 価 証

目次 1 グループ概況 2 国内生命保険事業 3 業績見通し 参考 グループ各社の概況 1

Transcription:

30 第 1 運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業ごとの業務概況書のほか ごとに運用状況の速報として公表を行うものです 収益は 各期末時点での時価に基づく評価であるため 評価損益を含んでおり 市場の動向によって変動するものであることに留意が必要です 30 第 1 市場運用開始以降 ( 13 ~ 30 第 1 ) 収益率 ( 収益額 ) +1.68%( 期間収益率 ) +2 兆 6,227 億円 ( 期間収益額 ) うち 利子 配当収入は 1 兆 42 億円 +3.18%( 年率 ) +66 兆 640 億円 ( 累積収益額 ) うち 利子 配当収入は 31 兆 8,639 億円 運用資産額 158 兆 5,800 億円 ( 30 第 1 末現在 ) 35% 市場運用開始後の収益率と累積収益額 ( 13 ~ 30 第 1 ) +660,640 億円 700,000 30% 25% 収益率 +3.18%( 年率 ) 収益額 +66.1 兆円 ( 累積 ) 600,000 500,000 20% 400,000 15% 300,000 10% 200,000 5% 100,000 0% 0-5% -10% 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 累積収益額 26 27 別収益率 28 29 30-100,000-200,000 ( 注 1) 当法人が管理 運用している資産は 市場運用を行っている資産 ( 以下 市場運用分 といいます ) と満期保有としている財投債になります 市場運用分は時価評価 財投債は償却原価法 (XX) による評価により管理 運用を行っています ( 注 2) 収益率は 市場運用分と財投債の投下元本平均残高等で加重平均により算出しています ( 注 3) 期間収益率及び期間収益額は 前期末から比較したものです ( 以下のページにおいても同様です ) ( 注 4) 市場運用開始以降の収益率 ( 年率 ) は 前までの各の収益率及び今の今までの収益率を用いて幾何平均により算出しています ( 注 5) 累積収益額は 前までの各の収益額に 今の今までの収益額を加えたものです ( 注 6) 上記数値は速報値のため 業務概況書等において 変更になる場合があります ( 以下のページにおいても同様です ) - 1 -

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX) は小幅な上昇となりました 期中は 良好な経済環境や堅調な企業業績に加え 日銀による緩和的な金融政策の継続から堅調な展開となりましたが 期末に向けて 米国の通商政策を巡る不透明感などから 調整に転じました 外国債券 : 米国 10 年国債利回りは上昇しました 米国連邦準備制度理事会 (FRB) による利上げや良好な経済環境などが 米国国債利回りの上昇要因となりました XXXX: 一方 ドイツ 10 年国債利回りは低下しました 欧州中央銀行 (ECB) が利上げ時期について慎重な姿勢を示したことや 政治リスクに対する警戒感が ドイツ国債利回りの低下要因となりました 為替は 対ドルを中心に円安が進みました 外国株式 : 米国株式及びドイツ株式は小幅な上昇となりました 米国における景気刺激策や堅調な企業業績などが相場を下支えしたものの 欧州の景気の鈍化や XXXX: 米国の通商政策を巡る不透明感などが相場の重しとなりました 上海総合指数は米国の通商政策を巡る不透明感などから下落となりました 参考指標 30 年 3 月末 30 年 4 月末 30 年 5 月末 30 年 6 月末 国内債券 10 年国債利回り (%) 0.05 0.06 0.04 0.03 TOPIX 配当なし ( ポイント ) 1,716.30 1,777.23 1,747.45 1,730.89 日経 225 ( 円 ) 21,454.30 22,467.87 22,201.82 22,304.51 外国債券 米国 10 年国債利回り (%) 2.74 2.96 2.86 2.86 ドイツ10 年国債利回り (%) 0.50 0.56 0.34 0.31 NYダウ ( ドル ) 24,103.11 24,163.15 24,415.84 24,271.41 外国株式 ドイツDAX ( ポイント ) 12,096.73 12,612.11 12,604.89 12,306.00 上海総合指数 ( ポイント ) 3,168.90 3,082.23 3,095.47 2,847.42 為替 ドル / 円 ( 円 ) 106.35 109.43 108.65 110.77 ユーロ / 円 ( 円 ) 130.79 132.21 126.82 129.32 ベンチマーク収益率 国内債券 複合ベンチマーク収益率 30 年 4 月 ~6 月 NOMURA-BPI 除く ABS 0.20% TOPIX 配当込み外国債券 FTSE 世界国債インデックス ( 除く日本 円ベース ) 参考 FTSE 世界国債インデックス ( 現地通貨ベース ) -0.29% 外国株式 MSCI ACWI ( 除く日本 円ベース ) 0.13% 1.05% 0.76% 5.16% 参考 MSCI ACWI ( 除く日本 現地通貨ベース ) 2.99% - 2 -

市場インデックスの推移 ( 30 第 1 ) 105 外国債券 (WGBI) 100 国内債券 (NOMURA-BPI 除く ABS ) 95 3 月末 4 月末 5 月末 6 月末 (= 期初 ) 110 外国株式 (MSCI ACWI) 105 100 (TOPIX( 配当込み )) 95 3 月末 (= 期初 ) 4 月末 5 月末 6 月末 - 3 -

2. 運用資産額 構成割合 ( 年金積立金全体 ) 第 1 末 ( 30 年 6 月末 ) ( 年金積立金全体 ) 短期資産 6.65% 10 兆 7,080 億円 内側 : 基本ポートフォリオ ( カッコ内は乖離許容幅 ) 外側 : 30 年 6 月末 国内債券 資産額 ( 億円 ) 構成割合 437,058 27.14% 外国株式 25.32% 40 兆 7,753 億円 25% (±8%) 35% (±10%) 国内債券 27.14% 43 兆 7,058 億円 外国債券 外国株式 短期資産 411,399 25.55% 247,060 15.34% 407,753 25.32% 107,080 6.65% 合計 1,610,351 100.00% 外国債券 15.34% 24 兆 7,060 億円 15% (±4%) 25% (±9%) 25.55% 41 兆 1,399 億円 ( 注 1) 上記数値は四捨五入のため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません ( 注 2) 年金積立金全体とは 年金特別会計で管理する積立金 ( 30 年 6 月末で 2 兆 4,551 億円 ) を含みます なお 基本ポートフォリオは 年金特別会計で管理する積立金を含めた年金積立金 (XX) 全体に対し 国内債券 35%(±10%) 25%(±9%) 外国債券 15%(±4%) 外国株式 25%(±8%) です ( 注 3) オルタナティブ資産の年金積立金全体に占める割合は 0.17%( 基本ポートフォリオでは上限 5%) です ( 注 4) 管理積立金 ( 厚生年金保険法第 79 条の 6 第 1 項に規定する管理積立金をいいます 以下 厚生年金分 といいます ) に係る運用資産別の構成割合は 上記の年金積立金全体に係る構成割合と (XX) 同じ比率です - 4 -

( 参考資料 ) 30 第 1 運用状況 運用資産全体 29 30 第 1 第 2 第 3 第 4 第 1 第 2 第 3 第 4 収益率 (%) 収益額 ( 億円 ) 利子 配当収入 ( 億円 ) 運用資産額 ( 億円 ) 3.54 2.97 3.92-3.49 6.90 1.68 1.68 51,153 44,517 60,549-55,408 100,810 26,227 26,227 (48,095) (41,864) (56,965) (-52,153) (94,888) (24,726) () () () (24,726) 9,016 5,739 7,635 5,398 27,789 10,042 10,042 (8,477) (5,397) (7,183) (5,081) (26,156) (9,467) () () () (9,467) 1,491,987 1,568,177 1,626,723 1,563,832 1,563,832 1,585,800 1,585,800 (1,402,789) (1,474,723) (1,530,422) (1,471,957) (1,471,957) (1,494,999) () () () (1,494,999) 参考 ( 市場運用分 ) ( 財投債 ) 29 30 第 1 29 30 第 1 修正総合収益率 (%) 6.94 1.68 時間加重収益率 6.99 1.68 100,578 26,184 総合収益額 ( 億円 ) (94,669) (24,685) 1,554,868 1,576,842 運用資産額 ( 億円 ) (1,463,520) (1,486,554) 収益率 (%) 収益額 ( 億円 ) 運用資産額 ( 億円 ) 1.82 0.48 232 43 (218) (40) 8,964 8,958 (8,437) (8,445) ( 注 1) 市場運用分は時価による評価 財投債は償却原価法による評価に未収収益を含めたものにより算出しています ( 注 2) 収益率及び収益額は 運用手数料等控除前のものです また 各期間の収益率は期間率 29 は年率です ( 注 3) カッコ内は厚生年金分の値です 寄託金の元本に応じて按分しています なお 収益率は按分後も同じ値なので特記していません - 5 -

収益率の状況 運用資産全体 29 30 第 1 第 2 第 3 第 4 収益率 (%) 6.90 1.68 1.68 参考 ( 市場運用分 ) 29 30 第 1 第 2 第 3 第 4 修正総合収益率 (%) 6.94 1.68 1.68 29 30 第 1 第 2 第 3 第 4 時間加重収益率 (%) 6.99 1.68 1.68 国内債券 0.80 0.14 0.14 15.66 1.03 1.03 外国債券 3.71 0.56 0.56 外国株式 10.15 5.17 5.17 短期資産 -0.00 0.00 0.00 ( 財投債 ) 29 30 第 1 第 2 第 3 第 4 収益率 (%) 1.82 0.48 0.48 ( 注 1) 収益率は 運用手数料等控除前のものです また 30 の各期間及びは期間率 29 は年率です ( 注 2) 厚生年金分の収益率は 按分後も同じ値なので特記していません - 6 -

収益額の状況 運用資産全体 収益額 ( 億円 ) 参考 ( 市場運用分 ) 総合収益額 ( 億円 ) 国内債券外国債券外国株式短期資産 ( 財投債 ) 29 100,810 29 100,578 3,622 55,076 6,740 35,140-0 30 第 1 第 2 第 3 第 4 26,227 26,227 (24,726) () () () (24,726) 30 第 1 第 2 第 3 第 4 26,184 26,184 (24,685) () () () (24,685) 614 614 (579) () () () (579) 4,199 4,199 (3,958) () () () (3,958) 1,340 1,340 (1,264) () () () (1,264) 20,030 20,030 (18,883) () () () (18,883) 1 1 (1) (0) (0) () (1) 29 収益額 ( 億円 ) 232 30 第 1 第 2 第 3 第 4 43 43 (40) () () () (40) ( 注 1) 上記数値は四捨五入のため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません ( 注 2) 収益額は 運用手数料等控除前のものです ( 注 3) カッコ内は厚生年金分の値です 寄託金の元本に応じて按分しています - 7 -

運用実績推移 市場運用開始後の収益率と累積収益額 ( 13 ~ 30 第 1 ) 35% +660,640 億円 700,000 30% 25% 収益率 +3.18%( 年率 ) 収益額 +66.1 兆円 ( 累積 ) 600,000 500,000 20% 400,000 15% 300,000 10% 200,000 5% 100,000 0% 0-5% -10% 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 累積収益額 26 27 別収益率 28 29 30-100,000-200,000 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 4-6 月 独法設立後市場運用開始後 (18~30 第 1 ) (13~30 第 1 ) 収益額 ( 億円 ) 収益率 -5,874-24,530 48,916 26,127 89,619 39,445-55,178-93,481 91,850-2,999 26,092 112,222 102,207 152,922-53,098 79,363 100,810 26,227 526,383 660,640-1.80% -5.36% 8.40% 3.39% 9.88% 3.70% -4.59% -7.57% 7.91% -0.25% 2.32% 10.23% 8.64% 12.27% -3.81% 5.86% 6.90% 1.68% 3.36% 3.18% ( 注 1) 収益額及び収益率は 運用手数料等控除前です ( 注 2) 四捨五入のため 各数値の合算は合計と必ずしも一致しません - 8 -