卵 巣 出 血 を 伴 え る メ ツケ ル 憩 室 の 一 例 と 自験 例 四 例 を 含 め て 本 邦 に於 け る メ ツ ケ ル 憩 室 の 統 計 的観 察 福 岡市 香椎 外科 清 成 (本論 文の 要 旨は 第25回 正 智 日本臨 床 外科 医 学 会 総 会 に て発 表 す) 術 後 経 過 良 好 に し て10日 緒 言 日に全 治 退 院す 組 織 学 的 に 胃 底 腺 の 迷 入 を 認 む (写 真1) 卵 巣 出 血 を伴 え る メツ ケ ル憩 室 の一 例 を経 験 症 例,2,3,4(36)は 表1に した の で 報 告 し,合 せ て 自験 例四 例 を含 めて本 示 す 如 し 写 真1 邦 に 於 ける メツ ケル 憩 室 の統 計 的観 察 を した 症 15才 主 例 女子 訴 右下 腹 部疼 痛 前 病歴 及 家族 歴 現病歴 特 記 す る 事 な し 入 院 前 夜 よ り右 下 腹 部疼 痛 あ りて 軟 便 を排 出 す 悪 心,嘔 し 初 潮12才 現 症 体 格 中 等 度,栄 貧 血 な く,胸 Burney圧 (+)Lanz圧 養 良,可 視 粘膜 に 部 臓 器 に 異 常 な し 腹 部 は 視 診 上 異 常 な く,右 Mac 吐 な し 性 器 出1虹な 下 腹 部 に 筋 防 禦 軽 度 に あ り 痛 点(-)Kummel圧 痛 点(-)Rosensthein微 (+)L2圧 痛 点(-)Cope症 考 痛点 候 候(-)自 血球 1809年Friedric 按 Meckelが 腸 憩 室 の 胎 生学 的 発 生 経 過 及 び 臨 床 的 事 項 を詳 細 に 記 載 し た の 数8500 で 卵黄 管 の 閉鎖 不 全 に よ る もの を メ ツケ ル憩 室 以 上 の所 見 よ り急 性 虫 垂 炎 の 診 断 に て 開 腹 と呼 ぶ よ うに なつ た 発 見 頻度 す 手 術所 見 液 あ り,虫 開 腹 す る に 約200ccの で 虫 垂 間膜 は 虫垂 根 部 で癒 着 屈 曲 し て 自 色 の瘢 痕 あ り,よ mm大 如 く1 2%前 後 で あ る 海 老 原(1)に よ れ ば 新 産 児 剖 検 例1575 例 中 メ ツ ケ ル 憩 室 の 頻 度 は35例2.22%で, 並 は 小 指 頭 大 で 軽 度 血 管 拡 張 あ り, 長 さ 約4.5糎 除 し,右 流 動性 血 剖 検 例 で は 表2の つ て 先 づ 型 通 り虫 垂 切 他 の 部 位 に 奇 形 を 伴 う も の は35例 65.71%の で は2.17%に 卵 巣 を観 る に 胡 桃 大 で 中 央 近 くに 約5 の 裂 孔 あ り,既 に 止 血 し て い た の で裂 口 中23例 高 率 で あ る 三 谷(2)も 新 産 児 剖 検 例 発 見 し,他 臓 器 の 奇 形 を62.5% に み て い る 開 腹 例 で は0.5%前 後 であ るが特 部 を 縫 合 す,更 に廻 腸 末 端 を精 査 す るに廻 盲辮 に 虫 垂 切 除 術 に 対 し て は 松 本(3)は1%と よ り口 側40糎 の 腸 間 膜 附 着 縁 に 長 さ 約3糎, 率 に発 見 して い る 小 指 大 の 憩 室 あ り そ の 先 端 よ り腸 間 膜 に 向 つ て 血 管 が 一 本 走 り短 い 憩 室 間 膜 を 有 す,廻 腸 々 性 別 及 び年 令 問 膜 と憩 室 問 膜 は 癒 着 す る も憩 室 に は外 見 上 炎 数 は20才 症 所 見 な し.よ よ れ ば45%は2才 つ て癒 首 を剥 離 し て憩 室 切 除 発生部位 す (31) 表3の 1の 割 で 男 性 に 多 く,年 云 う高 如 く男 女 の 比 は2 3対 令 は 表4に 示す様に半 以 下 の 若 年 者 で あ る Schwei(4)に 以 下 で あ る と云 う 回 盲 辮 よ り2 200糎]側 の廻 腸 199

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