処遇体系処遇体系の再構築再構築 は世代分断世代分断の賃金削減施策 処遇体系の再構築 施策は これまでに 雇用選択 を受けた 既選択世代 と 50 歳以下の 未選択世代 を意図的に分断し それぞれに厳しい賃下げを押し付け る不合理なものです 既選択世代に是正措置是正措置なし まず 重大なことは これま

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JMITU 通信産業本部殿 平成 29 年 12 月 1 日 NTT マーケティングアクト 平成 29 年度年末定期特別手当の支給方法 1. 支給対象平成 29 年 12 月 1 日現在在職する社員とする 2. 支給額 (1) 定率部分平成 29 年 12 月 1 日現在における個々の社員の基準内給

職場の不平・不満を一緒に取組もう

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

第3節 重点的な取り組み

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H30年度 シンポジウム宮城・基調講演(藤波先生)

節減の対象となる社会保険料 健康保険 健康保険 社会保険 介護保険 厚生年金 雇用保険 労働保険 労災保険 概要 業務外の傷病に関する給付を行う 政府管掌 健康保険 ( 協会けんぽ ) と組合管掌健康保険 ( 健保組合 ) がある 介護や家事支援などの給付 ( サービス ) を提 老齢 障害 死亡

( 第 1 段階 ) 報酬比例部分はそのまま定額部分を段階的に廃止 2 年ごとに 1 歳ずつ定額部分が消える ( 女性はすべてプラス 5 年 ) 報酬比例部分 定額部分 S16 S16 S18 S20 S22 4/1 前 4/2 ~4/2 4/2 4/2 4/2 ~~~

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

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平成22年1月26日

平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

報酬改定(処遇改善加算・処遇改善特別加算)

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

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3. 無期労働契約への転換後の労働条件無期労働契約に転換した後の職務 勤務地 賃金 労働時間等の労働条件は 労働協約 就業規則または個々の労働契約等に別段の定めがない限り 直前の有期労働契約と同一になるとされており 無期転換に当たって職務の内容などが変更されないにもかかわらず 無期転換後の労働条件を

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再任用と年金加入の関係をまとめると次のようになる ( 都道府県によって勤務形態は異なる ) 再任用の勤務形態フルタイム勤務 3/4 1/2 週の勤務時間 38 時間 45 分 29 時間 19 時間 15 分 共済年金 厚生年金 (2016 年 9 月 30 日まで ) 加入する年金 (2015 年

1 調査の概要 1-1 調査の目的我が国は 人口減少社会を迎えており 働く意欲と能力のある高年齢者が その能力を発揮して 希望すればいくつになっても働くことができるような環境整備が課題となっている これまで 年金の支給開始年齢の引上げ等もあり 65 歳までの雇用確保 ( 継続 ) に力点が置かれがち

-1-

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第41回雇用WG 資料

つのシナリオにおける社会保障給付費の超長期見通し ( マクロ ) (GDP 比 %) 年金 医療 介護の社会保障給付費合計 現行制度に即して社会保障給付の将来を推計 生産性 ( 実質賃金 ) 人口の規模や構成によって将来像 (1 人当たりや GDP 比 ) が違ってくる

均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

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3 派遣社員 非正規社員の労働条件についてについて (1) 派遣社員の時間給を250 円以上引き上げ 及び通勤費の実費支給とするよう派遣元会社への契約改善を行なうこと (2) 非正規労働者への性 風貌そして言動等による差別をなくし均等待遇すること (2) 失業保険 社会保険に未加入の非正規労働者は派

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共通事項 1 キャリアアップ 管理者情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 奨励金対象労働者数 ( 全労働者数 ) 9 企業規模 ( 該当

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05【特区連】行政系人事制度の改正について(最終案)

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問題の背景 高齢者を取り巻く状況の変化 少子高齢化の急速な進展 2015 年までの労働力人口の減少 厚生年金の支給開始年齢の段階的引き上げ 少なくとも 年金開始年齢までは働くことのできる 社会 制度づくり ( 企業への負担 ) 会社にとっての問題点 そしてベストな対策対策が必要に!! 2

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除額の変遷 1 昭和 49 年産業構造が転換し会社員が急速に増加 ( 働き方が変化 ) する中 (1) 実際の勤務関連経費が給与所得控除を上回っても 当時は特定支出控除 ( 昭和 63 年導入 ) がなく 会社員は実際の勤務関連経費がいくら高くても実額控除できなかった

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

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陳情議決結果一覧 ( 平成 19 年 5 月 ~ 平成 23 年 4 月 ) 番号受理年月日件名付託委員会 議決年月日 結 果 陳情 第 1 号 H 非核日本宣言 を求める意見書の提出要請について 総財委 H 採 択 陳情第 2 号 H 原爆症認定制度の抜本的改

高齢者雇用(法改正対応)事例編 東京経営者協会 実務シリーズ

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

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ⅰ. キーワードや法令を知る 01 処遇検討の背景 少子高齢化が急速に進展する中 労働力人口の減少に対応し 経済と社会を発展させるため 高年齢者をはじめ働くことができる全ての人が社会を支える全員参加型社会の実現が求められております また 現在の年金制度に基づき平成 25 年度から特別支給の老齢厚生年

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職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

2. 継続雇用制度の対象者を雇用する企業の範囲の拡大上記の選別基準が廃止されることにより 企業が雇用する従業員が増加すると推察され 雇用事業主だけでの雇用確保は限界があると考えられるため 継続雇用の雇用確保先がグループ企業にまで拡大された 3. 厚生労働大臣による高年齢者雇用確保措置に関する勧告に従

職員組合の要求事項に対する県の回答 職員組合の要求事項 1 賃金及び諸手当の改善について本県の長年の労使交渉経過を尊重し 以下のとおり賃金及び諸手当の改善を行うこと (1) 基本賃金については 組合員の生活実態から一律 13,400 円以上の引上げを行うこと 県の回答 人事委員会勧告制度は 労働基本

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参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

政策課題分析シリーズ16(付注)

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第36号

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

扶養手当制度の概要 1 支給要件 扶養親族 ( 他に生計の途がなく主として職員の扶養を受けているもの ) を有する職員に対して支給 年額 130 万円以上の恒常的な所得があると見込まれる者は対象外 2 支給月額 配偶者 : 13,000 円子など : 1 人につき 6,500 円 ( 配偶者のない場

調査結果の概要 1 平均年齢及び平均勤続年数 ( 表 1) 集計表第 1 表 調査産業計の男女計の平均年齢は 40.3 歳 平均勤続年数は 17.1 年 製造業ではそ れぞれ 39.7 歳 17.0 年となっている 産業区分 年 表 1 平均年齢及び平均勤続年数 ( 歳 年 ) 男女計男女平均勤続平

一元化後における退職共済年金および老齢厚生年金の在職支給停止 65 歳未満の場合の年金の支給停止計算方法 ( 低在老 ) 試算表 1 年金と賃金の合算額が 28 万を超えた場合に 年金額の支給停止 ( これを 低在老 といいます ) が行われます 年金と賃金の合算額 (c) が 28 万以下の場合は

共済年金は厚生年金に統一されます 平成 27 年 10 月から被用者年金が一元化されます 目次 Ⅰ 被用者年金制度の一元化 2 改正の趣旨 公務員等も厚生年金に加入し 2 階部分の年金は厚生年金に統一されます 制度的な差異については基本的に厚生年金に揃えて解消します 保険料率は厚生年金の保険料率に統

下呂市は今後 市税の減収や地方交付税特例措置 の終了を見据え 大幅に支出をカットし 身の 丈に合った市政運営をしていかなければ なりません 広報紙 11月号参照 今月は支出をどう見直していく のか 予算規模縮減に向け たお話です 3 と 年度 は 前 下呂市の財政の弾力性を示す経 進む財政の硬直化

障害年金認定の地域間格差是正に関する意見書

2017年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

JR 東海労働組合業務速報 NO JR 東海労働組合 発行 木下 和樹 編集 森下 暢紀 申第 38 号 新しい人事 賃金制度の見直し に関する申し入れで第 2 回団体交渉開催 より良い制度実施のために さらに議論と検討が必要! 本部は 4 月 23 日 新しい人事 賃金

第 Ⅰ 部本調査研究の背景と目的 第 1 節雇用確保措置の義務化と定着 1. 雇用確保措置の義務化 1990 年代後半になると 少子高齢化などを背景として 希望者全員が その意欲 能力に応じて65 歳まで働くことができる制度を普及することが 政策目標として掲げられた 高年齢者雇用安定法もこの動きを受

働き方の現状と今後の課題


5. 退職一時金に係る就業規則のとりまとめ 退職一時金に係る就業規則の提供があった企業について 退職一時金制度の状況をとりまとめた なお 提供された就業規則を分析し 単純に集計したものであり 母集団に復元するなどの統計的な処理は行っていない 退職一時金の支給要件における勤続年数 退職一時金を支給する

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働

無期転換ルール をご存知ですか無期転換の条件嘱託職員定時職員の紹介正規職員 4 現在 労働組合との間で 嘱託職員への登用制度の話し合いを開始 5 処遇 労働条件 契約期間 無期労働契約 労働時間フルタイムフルタイム 異動 出向ありなしあり 月給 賃金形態 月給 無期労働契約への転換後も処遇に変化なし

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平均賃金を支払わなければならない この予告日数は平均賃金を支払った日数分短縮される ( 労基法 20 条 ) 3 試用期間中の労働者であっても 14 日を超えて雇用された場合は 上記 2の予告の手続きが必要である ( 労基法 21 条 ) 4 例外として 天災事変その他やむを得ない事由のために事業の

労働法令のポイント に賞与が分割して支払われた場合は 分割した分をまとめて 1 回としてカウントし また 臨時的に当該年に限り 4 回以上支払われたことが明らかな賞与については 支払い回数にカウントしない ( 賞与 として取り扱われ に該当しない ) ものとされている 本来 賞与 として取り扱われる

目次 1 給与勧告の仕組みページ 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 3 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較 ) 3 4 民間給与と職員給与との比較 4 2 本年の給与改定 1 本年の給与改定 5 2 特別給の調査結果 6 3 その他の事項 7 4 行政職平均給与 ( 比較給

地域子育て支援拠点事業について

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資料 1 平成 27 年人事院勧告の概要

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特別区職員の雇用と年金の接続への対応について ( 案 ) 1 趣旨退職共済年金の支給開始年齢が平成 25 年度以降段階的に 60 歳から 65 歳へと引き上げられることに伴い 無収入期間が発生しないよう 現行の再任用制度を基本に特別区職員の雇用と年金の接続を図るとともに 人事の新陳代謝を図り組織活力

( 2 ) 現業職員原則としてフルタイム勤務での採用を行うこととする 第 5 採用時の職名原則として行政職は 主査 又は 主任技師 研究職は 主任研究員 として採用する ( ただし 研究職の採用は特別の場合に限る ) 行政職 研究職以外の職位については 行政職に係る職位の取り扱いに準じて取り扱うこと

緑の雇用 事業を開始するまでは 林業の新規就業者数は年平均約 2 千人程度でしたが 事業 を開始した以後は約 3 千 4 百人に増加し 平成 22 年度には 4,013 人となっています ( 図 ) 2

(経営審議会資料)

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処遇体系処遇体系の再構築再構築 は世代分断世代分断の賃金削減施策 処遇体系の再構築 施策は これまでに 雇用選択 を受けた 既選択世代 と 50 歳以下の 未選択世代 を意図的に分断し それぞれに厳しい賃下げを押し付け る不合理なものです 既選択世代に是正措置是正措置なし まず 重大なことは これまでに 選択 を終えた 既選択世代 になんの是正措置も行われないことです 会社は 11 年間にわたって賃金 3 割カットの 退職 再雇用 制度を続けてきたのですから 制度廃止に際して なんらかの是正措置を行わなければなりません しかし 地域会社が示した新たな 手当 制度にはそうしたものは全く見当たらず 評価や職務に基づき若干の手当上積みが行われるのみです しかも 来年度以降の退職者は 無年金世代 となりますが それへの特別措置さえ月給制契約社員に限られ まさに 既選択世代 は 見捨てられた 状況です 未選択世代は大幅賃下大幅賃下げ 一方で 50 歳以下の 未選択世代 には 60 超雇用スキーム創設を口実にした賃金引下げが押し付けられます これまでに示された会社資料によれば 一般 1 級の基準内賃金 ( 資格賃金 加給 ) の上限は現行制度に比べて5 万 6120 円も引下げられ 新たな 手当 が支給されるとしても現行賃金水準を大きく下回ります しかも それを補てんする暫定手当も2 年 (48 歳以下の満額補てん ) を限度としており 4 5 歳移行の標準モデル者の生涯賃金 (60 定年まで ) は東日本会社で619 万円 ( 西日本会社はフロント手当 A 支給の場合で534 万円 ) もの減収となります 制度は違うがうが賃下賃下げはげは同じ このように 処遇体系の再構築 施策は 退職 再雇用 制度を境に世代を分断し 異なる 手法 で賃金削減を行おうとするものですが 賃金 3 割カットの 既選択世代 も 若年世代からの賃下げを被る 未選択世代 も いずれも 大幅賃下げを受けることに違いはありません 通信労組は こうした 処遇体系の再構築 施策の撤回を求めるとともに 既選択者への是正措置や見せしめ配転の是正 無年金者への年金繰り延べ額相当の手当支給などを求めます

基準内給与処遇体系の再構築のイメージ < ワークステージ > 10~15 年程度 < 若年層 > スキル基盤を固め 育成を図ることにより 広範なスキル 専門性を身に付ける 15 年程度 < 中堅層 > スキルの向上と経験の積み重ねにより 専門性を深めながら 実力を発揮する 10 年程度 5 年程度 < ベテラン層 > 習得した専門性やスキルを60 才以降も見据えて 維持 向上させながら 事業を支える < 成熟層 > 現役としてのスキルや専門性を維持しつつ 培った経験を活かし事業に貢献する 事業特性等に応じたじた手当の設定 [ 賃金カーブカーブのイメージ ] 資格賃金 成果加算を見直し 現行の 資格賃金 成果加算 を見直し 事業特性等に応じた手当と 60 歳超継続雇用スキームを構築する [ 再構築のイメージ ] チャレンジ意欲やパフォーマンスの更なる向上を図っていく観点から 事業特性に着目しつつ 役割の大きさ 発揮度の違い 職務の難易度 等に対して 処遇に反映可能とする手当を設定 成果手当 ハイレベルスキーム 職責手当 地域加算手当 事業特性等に応じた手当 標準スキーム 成果加算 60 歳超継続雇用スキーム 現行賃金カーブイメージ ( 資格賃金 + 成果加算 ) 新賃金カーブイメージ ( 資格賃金 + 加給 ) 資格賃金 基準内給与加給 資格賃金 新たな 65 歳までまでの継続雇用スキームスキームを創設 現役時代に培ったスキルや経験をベースとした業務での活躍はもとより 技術継承に向けた後進指導 リーダー的役割等 継続的なパフォーマンスの発揮を促進していくため新たなスキームを創設 60 歳退職

,,,,, 212,700 212,700 242,200 271,700 242,200 271,700 7,380 5,660 16,980 67,920 4,920 3,220 80,730 2,460 2,150 1,230 1,070 8,440 7,380 5,660 5,900 4,920 3,220 91,160 4,220 2,460 2,150 2,110 1,230 1,070 9,540 8,440 7,380 8,670 5,900 4,920 7,800 4,220 2,460 3,900 2,110 1,230 9,540 8,440 7,380 8,670 5,900 4,920 7,800 4,220 2,460 0 0 0 110,600 121,440,

47,810 31,870 15,940 0 31,870 42,470 28,320 14,160 0 28,320 24,900 17,410 12,450 0 17,410 11,570 10,520 9,460 0 10,520 8,700 7,910 7,110 0 7,910 3,200 1,200 200 200 2,000 10,000

総合会社 職務評価手当 ( 仮称 ) 資格等級 職務評価手当額 A 評価 B 評価 C 評価 D 評価 ビジネスリーダー資格 1 級 10,250 円 7,590 円 4,020 円 0 円 ビジネスリーダー資格 2 級ジョブグレード 1 ビジネスリーダー資格 2 級 ジョブグレード 2 ビジネス資格 1 級 ジョブグレード 1 ビジネス資格 1 級 ジョブグレード 2 9,130 円 6,770 円 3,580 円 0 円 8,190 円 6,080 円 3,210 円 0 円 7,660 円 5,620 円 2,970 円 0 円 5,240 円 4,590 円 2,710 円 0 円 営業インセンティブ手当 ( 仮称 ) 資格等級 ビジネスリーダー資格 1 級 ビジネスリーダー資格 2 級ジョブグレード 1 ビジネスリーダー資格 2 級ジョブグレード 2 ビジネス資格 1 級ジョブグレード 1 売上高 3,200 万円以上 売上高 2,000 万円以上 営業インセンティブ手当額売上高 1,200 万円以上 売上高 200 万円以上 売上高 200 万円未満 19,400 円 12,900 円 3,200 円 1,600 円 0 円 ビジネス資格 1 級ジョブグレード 2

28 4 2 30 4 1 61 30 4 2 32 4 1 62 32 4 2 34 4 1 63 34 4 2 36 4 1 64 36 4 2 37 4 1 65 1 33 4 2 35 4 1 61 35 4 2 36 4 1 62 1 85 6,167 80 6,333 75 6,917 70 7,500

122,990 107,590 92,190 76,790 56,200 10,350 9,060 7,770 6,480 0 112,450 98,120 83,790 69,460 50,500 9,550 8,320 7,090 5,860 0 103,770 90,550 77,330 64,110 46,600 8,810 7,680 6,550 5,420 8,810 93,770 82,860 71,950 61,040 45,800 7,610 6,790 5,970 5,150 0 63,780 55,710 47,640 39,570 31,500 0 0 0 0 0 120,140 106,030 91,920 77,810 56,200 109,730 96,630 83,530 70,430 50,500 101,270 89,180 77,090 65,000 46,600 91,960 81,870 71,780 61,690 45,800 63,780 55,710 47,640 39,570 31,500 10,400 7,800 5,200 13,800 8,100 20,000 7,200 10,000

80 3,740 3,100 2,550 2,180 2,520 75 3,510 2,900 2,390 2,040 0 2,360 70 3,340 2,760 2,280 1,860 2,210 80 3,140 2,610 2,160 1,860 2,140 75 2,940 2,440 2,020 1,740 0 2,000 70 2,800 2,320 1,930 1,590 1,880 80 2,640 2,210 1,820 1,600 1,820 75 2,470 2,070 1,710 1,500 0 1,710 70 2,350 1,970 1,630 1,370 1,600 80 2,170 1,790 1,540 1,470 1,580 75 2,040 1,670 1,440 1,380 0 1,480 70 1,940 1,590 1,370 1,250 1,380 80 1,890 1,570 1,410 1,310 1,410 75 1,770 1,470 1,320 1,230 0 1,320 70 1,680 1,400 1,250 1,120 1,230 807570 2,470 2,310 2,160 1,850 1,740 1,620 1,230 1,160 1,080 80%75%70% 11,010 10,340 9,660 6,480 6,060 5,670 5,750 5,390 5,040 8,000 8,000

28 4 2 30 4 1 61 30 4 2 32 4 1 62 32 4 2 34 4 1 63 34 4 2 36 4 1 64 36 4 2 37 4 1 65 1 33 4 2 35 4 1 61 35 4 2 36 4 1 62 1 80 6,333 75 6,917 70 7,500