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( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

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目 次 1 固定資産税と固定資産税評価 1 1 固定資産税とは 1 2 固定資産税の課税のしくみ 2 (1) 固定資産税を納める人 ( 納税義務者 ) 2 (2) 税額の計算 2 2 固定資産税評価のあらまし 1 固定資産税評価の意義 2 固定資産税評価によって求める価格とは 3 固定資産の価格を求

等調整都市計画税額が 当該商業地等に係る当該年度分の都市計画税の課税標準となるべき価格に 10 分の 6 を乗じて得た額 ( 当該商業地等が当該年度分の固定資産税について法第 349 条の 3( 第 20 項を除く ) 又は法附則第 15 条から第 15 条の 3 までの規定の適用を受ける商業地等で

総務省が所管する地方税法ではなく 財務省が所管する国有財産法の適用を受けるとのことであり 実施機関の本件決定は失当である (2) 本件は 国税庁からの教示による公文書公開請求であり これを実施機関が非公開決定するとは言語道断である (3) 尖閣諸島の国有化は 日本と中国の外交問題に発展していることも

11総法不審第120号

高島市職員措置請求に係る監査の結果について 第 1 請求の受付 1 請求書の提出平成 29 年 9 月 28 日 2 請求人 3 請求の要旨 ( 高島市職員措置請求書 の原文のまま記載) 1 請求の要旨高島市長による平成 29 年度の固定資産税の賦課において 別紙の固定資産について 家屋の未評価によ

固定資産評価審査申出とは

長は 特措法第 39 条第 1 項に規定する地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等の探索に必要な限度で その保有する同項に規定する土地所有者等関連情報を その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができることとなります ( 特措法第 39 条第

販売用不動産の時価評価の基準(案)と論点

02_(案の2①)概要資料(不均一)

す ) 5 地区 地域内の各筆の評価 ( 一画地の宅地ごとに評価額を算出します < 土地に対する課税 > (1) 評価のしくみ固定資産評価基準によって 地目別に定められた評価方法により評価します 平成 6 年度の評価替えから 宅地の評価は 地価公示価格の 7 割を目途に均衡化 適正化が図られています

承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

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11総法不審第120号

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(1) 理由付記等

固定資産税の課税のしくみ < 評価額と課税標準額と税額の推移 > ( 土地編 ) 課税標準額 評価額 税 額 なぜ, 地価が下落しているのに, 土地の固定資産税が上昇するの!? 2 なぜ, 平成 6 年評価額が急激に上昇したの!? 3 < 公的土地評価相互の均衡と適正化 > < 地価公示価格の一定割

富士見市都市計画税条例 ( 昭和 46 年条例第 40 号 ) 新旧対照表 ( 第 1 条による改正 )( 専決 ) 新 旧 附則 附則 ( 改修実演芸術公演施設に対する都市計画税の減額の規定の適用を受けようとする者がすべき申告 ) 6 法附則第 15 条の11 第 1 項の改修実演芸術公演施設につ

11総法不審第120号

1 天神 5 丁目本件土地及び状況類似地域 天神 5 丁目 本件土地 1 状況類似地域 標準宅地

農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

定にかかわらず 当該都市計画税額とする 5 住宅用地のうち当該住宅用地の当該年度の負担水準が 0.8 以上のものに係る平成 21 年度から平成 23 年度までの各年度分の都市計画税の額は 第 2 項の規定にかかわらず 当該住宅用地に係る当該年度分の都市計画税額が 当該住宅用地の当該年度分の都市計画税

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7 固定資産税に関する事務 基礎項目評価書

●租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律案

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1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

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新座市税条例の一部を改正する条例

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

- 2 - 収納した歳入を その内容を示す計算書(当該計算書に記載すべき事項を記録した電磁的記録(電子的方式 磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 以下同じ )を含む )を添えて 会計管理者又は指定金融機

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

所得税確定申告セミナー

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ウ商業地等である 町の土地の平成 28 年度分の固定資産税の課税標準額は 法附則第 18 条第 5 項及び第 25 条第 5 項の規定により 課税標準となるべき価格に0.7を乗じた額となる なお 岐阜市税条例 ( 昭和 25 年岐阜市条例第 14 号 以下 条例 という ) においては これと異なる

市町村合併の推進状況について

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Q&A 〇税制度 Q1 生産緑地地区の指定を受けると 固定資産税は農地評価と聞いていますが 都市計画税はどうでしょうか A1 固定資産税 都市計画税が農地評価 農地課税となります Q2 主たる従事者の死亡や故障等により 生産緑地地区の指定から 30 年経過せずに指定が解除された場合 固定資産税を遡っ

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第2章

をしていないもの と読み替えた場合に同号イに該当する所得割の納税義務者又は同項第 12 号中 妻と死別し 若しくは妻と離婚した後婚姻をしていない者又は妻の生死の明らかでない者で政令で定めるもの とあるのを 婚姻によらないで父となった男子であって 現に婚姻をしていないもの と読み替えた場合に同号に該当

11総法不審第120号

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

第 5 章 N

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

○H30条例19-1

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

審 査 請 求 事 務 取 扱 要 領

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災害被害者に対する個人市民税の減免について 質問 1 当市では6 月 10 日に地震が発生し 大きな被害が生じました 地方税法第 323 条の規定により 被災者に対して個人市民税を減免したいと考えています (6 月 20 日時点と仮定 ) 当市の個人市民税 ( 普通徴収 ) の納期は 6 月 (1

あった場合又は事業を休止し 若しくは廃止した場合は 遅滞なく規則で定めるところにより その旨を町長に届け出なければならない ( 不均一課税決定の取消し等 ) 第 8 条町長は 第 6 条第 1 項の規定により決定を受けたが次の各号のいずれかに該当するときは 不均一課税決定の全部若しくは一部を取消すこ

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及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

個人情報保護規定

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個人住民税の特別徴収税額決定通知書(納税義務者用)の記載内容に係る秘匿措置の促進(概要)

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

 

議案用 12P

(審42)参考 福島県内の宅地の調査

- 2 - 項五その他本会の目的を達成するために必要な事項(役員)第五条本会に次の役員を置く 会長一名副会長七名以内理事七名監事三名(役員の任期)第六条役員の任期は 二年とする ただし 任期満了後も 新役員が選任されるまでの間は 引き続きその職務を行うものとする 2補欠により選任された役員の任期は

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

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厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

(頭紙)公布通知

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(審47)参考2 福島県内の宅地の調査

適用時期 5. 本実務対応報告は 公表日以後最初に終了する事業年度のみに適用する ただし 平成 28 年 4 月 1 日以後最初に終了する事業年度が本実務対応報告の公表日前に終了している場合には 当該事業年度に本実務対応報告を適用することができる 議決 6. 本実務対応報告は 第 338 回企業会計

総務省独立行政法人評価委員会議事規則 総務省独立行政法人評価委員会令 ( 平成十二年政令第三百十八号 以下 委員会令 という ) 第十条の規定に基づき 総務省独立行政法人評価委員会議事規則を次のように定める 平成十三年二月二十七日総務省独立行政法人評価委員会委員長 ( 目的 ) 第一条総務省独立行政

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

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(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

保険業務に係る情報提供料は 請求人の事業に基づいた収入であるとは いえない 第 4 審理員意見書の結論 本件各審査請求は理由がないから 行政不服審査法 4 5 条 2 項によ り 棄却すべきである 第 5 調査審議の経過 審査会は 本件諮問について 以下のように審議した 年月日 審議経過 平成 30

04_固定資産税に関する事務 基礎項目評価書+(平成31年1月版)

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

固定資産税のあらまし2016

第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

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- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

ナショナル・トラスト税制関係通知

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第 4 審理員意見書の結論 本件各審査請求は理由がないから 行政不服審査法 4 5 条 2 項に より いずれも棄却すべきである 第 5 調査審議の経過審査会は 本件諮問について 以下のように審議した 年月日審議経過 平成 30 年 3 月 6 日 諮問 平成 30 年 4 月 26 日審議 ( 第

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

木 造 非 木 造 建 築 承 継 建 築 承 継 併用 その他 , ,473,34 小計 22 1,6 3, ,672,187 専用 3 1, ,332,345 5,332,345 併用 課税標準の特例を適用したあとの額が法第 7

Transcription:

資料 3 固定資産税の概要について 根拠等 根拠法令 地方税法他課税主体 客体 主体 = 市町村 (23 区の区域内は東京都 ) 客体 = 固定資産 ( 土地 家屋及び償却資産 ) ( 地方税法第 342 条 ) 納税義務者 固定資産の所有者 ( 地方税法第 343 条 ) 税額の算定 1 固定資産の評価固定資産の評価は 総務大臣が定める固定資産評価基準に基づいて行われ 市町村長がその価格を決定する ( 土地と家屋については 原則として基準年度 (3 年ごと 次回は平成 21 年度 ) に評価替えを行い 第 2 年度 第 3 年度は基準年度の価格を据え置く ただし 地価が下落した場合や 地目の変換 家屋の改築又は損壊等があった場合には 基準年度以外であっても価格を修正する ) 2 課税標準額の決定原則として 固定資産課税台帳に登録された価格が課税標準額となる ( 課税標準の特例措置が適用される場合などには 課税標準額が価格より低く算定される ) 3 税額の算定課税標準額 税率 = 税額固定資産税の税率は 市町村の条例で定める ( 通常よるべきものとされている標準税率は1.4% であるが 市町村で財政上その他の必要があるときは 標準税率と異なる税率を定めることができる )

都道府県固定資産評価審議会について 設置根拠 ( 地方税法第 401 条の2 第 1 項 ) 道府県に 道府県固定資産評価審議会を設置する 都については同法第 1 条第 2 項において準用 ( 以下同じ ) 審議事項 ( 地方税法第 401 条の2 第 2 項及び第 3 項 ) 道府県固定資産評価審議会は 1. 道府県知事が定める固定資産評価基準の細目に関すること 2. 市町村における固定資産の価格の決定が固定資産評価基準によって行なわれていないと認める場合における 当該市町村の長に対する勧告 3. その他固定資産の評価に関する事項で道府県知事がその意見を求めたものについて調査審議する 組織 運営 ( 地方税法第 401 条の2 第 4 項 第 5 項及び第 6 項 ) 道府県固定資産評価審議会は 委員 12 人以内で組織する 委員は 国の関係地方行政機関の職員 当該道府県の職員及び当該道府県の区域内の市町村の職員並びに固定資産の評価について学識経験を有する者のうちから 道府県知事が任命する 道府県固定資産評価審議会の組織及び運営に関し必要な事項は 当該道府県の条例で定める

都道府県知事が定める固定資産評価基準の細目について 根 拠 ( 地方税法第 388 条第 1 項 ) 総務大臣は 固定資産の評価の基準並びに評価の実施の方法及び手続 ( 以下 固定資産評価基準 という ) を定め これを告示しなければならない この場合において 固定資産評価基準には その細目に関する事項について道府県知事が定めなければならない旨を定めることができる 細目について 提示平均価額 1. 対象評点式評価法によって評価する固定資産土地 : 田 畑 宅地 山林家屋 : 木造家屋 非木造家屋の2 種類 2. 算出方法提示平均価額は 以下の算式により 指定市町村にあっては総務大臣が算定し 指定市町村以外の市町村にあっては指定市町村の提示平均価額を参考として 都道府県知事が算定する総評価見込額提示平均価額 = 総地積 ( 総床面積 ) 3. 役割総務大臣が算定する提示平均価額にあっては都道府県間の 都道府県知事が算定する提示平均価額にあっては市町村間の評価の均衡を図るものである 基準地価格市町村間の土地の評価の均衡を確保するための指標となるもので 市町村ごとに定められる 1 宅地 : 当該市町村における最高路線価 ( 路線価方式適用市町村 ) 又は当該市町村における標準的な宅地の 1 m2あたりの価格で最高のもの 2 田 畑 山林 : 当該市町村における標準的な田 ( 畑 山林 ) のうち 上級に属する 1 つの田 ( 畑 山林 ) の千m2あたりの価格

都道府県知事が行う価格に関する勧告について 根 拠 ( 地方税法第 419 条第 1 項及び第 2 項 ) 1 道府県知事は 市町村における固定資産の価格の決定が第 38 8 条第 1 項の固定資産評価基準によつて行なわれていないと認める場合においては 当該市町村の長に対し 固定資産課税台帳に登録された価格を修正して登録するように勧告するものとする 2 前項の勧告をうけた市町村長は その勧告について 固定資産の価格等を修正する必要があると認める場合においては 遅滞なく その価格等を修正して登録しなければならない

04 総務省特区 地域再生 ( 非予算 ) 再々検討要請回答 9 次提案 管理コード 0420380 プロジェクト名 要望事項 県固定資産評価審議会の必置規制の見直し 都道府県コード 34 広島県 ( 事項名 ) 提案事項管理番号 1067110 提案主体名 広島県 規制の所管 関係省庁 根拠法令等 総務省 地方税法 401 条の 2 第 1 項 制度の現状都道府県固定資産評価審議会は 固定資産の評価に関する事項で知事が意見を求めたものについて調査審議するものであるが 次に掲げる事項について知事は必ず意見を聞かなければならない (1) 都道府県知事が定めることとされる指定市町村以外の提示平均価格等の固定資産評価基準の細目に関すること (2) 市町村における固定資産の価格の決定が 評価基準によっていないため都道府県知事が当該市町村に対し価格の修正を勧告すること 求める措置の具体的内容現行法で必置とされている県固定資産評価審議会の設置は, 各都道府県の自主的判断に委ねることとし, 必置規制は廃止すべきである具体的事業の実施内容 提案理由 ( 実施内容 ) 県固定資産評価審議会の必置規制を廃止することにより, 各市町村による自主的かつ効率的な取組みが可能となる ( 提案理由 ) 審議会では市町村が行う固定資産の評価の適正と均衡を確保するため, 都道府県知事が定める固定資産評価基準の細目に関すること, 固定資産の価格等の修正に関する勧告その他固定資産の評価に関する事項で都道府県知事がその意見を求めたものについて調査審議することとなっているが, 各市町村が算定した基準地価格, 提示平均価額を追認するのが実態であり, 事実上議論の余地がない ( 基準地価格や提示平均価額に関してどのような議論をすべきか明らかではない ) 地方分権の推進や課税自主権の強化が求められている中で, 今後も固定資産評価額の決定権や課税権を持たない県が恒常的に関与していくことが, 市町村の自己決定権を阻害している面もあると思われる

各府省庁からの提案に対する回答 9 次提案 提案に対する回答措置の分類 C 措置の内容 Ⅰ 知事が都道府県固定資産評価審議会に意見を聴くこととされている固定資産評価基準に基づく提示平均価額の算定 その基礎となる基準地価格の調整及び都道府県知事が市町村に対して行う価格の修正勧告は 固定資産の評価の適正 均衡を図るため重要な事項であり かつ 最終的には個々の納税者の税負担に関わるものであるため 客観的 中立的な立場から審議を行う必要がある 上記のようなことから その必置の見直しについては 慎重な検討を要するものである 再検討要請及び再検討要請に対する回答再検討要請本提案については以前から提出されているものであり 当時から検討を進める必要性を確認してきたものである 今回の貴省回答においても 必置の見直しについては 慎重な検討を要する とあるが 現在までの検討状況について明確にすると共に 右の提案主体からの意見を踏まえ 再度検討し回答されたい 提案主体からの意見県が評価に関してどのような方法でどの程度まで市町村に関与していくかは, 地方分権の観点からも各県の判断で行うべきである 固定資産の評価の適正 均衡を図るため, 客観的中立的な立場から審議を行う機関として審議会の設置を義務づけている趣旨であるなら, 評価に関しては県は市町村から独立した機関であり, 基準地価格 提示平均価額を用いて県内の評価バランスを調整する機能を充分に有している ( 実際, 諮問する基準地価格 提示平均価額も県担当課で調整したもの使用している 従って, 審議会で議論すべきことは事実上ないし, 何を議論すべきかも明らかでない ) 再検討要請に対する回答 措置の分類 の見直し C 措置の内容 の見直し Ⅰ 現行固定資産税制度は その評価について知事に一定の権限を与えることにより 市町村の評価の適正均衡を図ることとしている そのうち 提示平均価格の算定並びに基準地価格の調整及び価格の修正勧告は評価の適正 均衡を図る上で重要な事項であることから 客観的 中立的な立場である都道府県固定資産評価審議会に意見を聞くことなっているものである また 昨年度 一部抽出した市町村 (254 団体 ) の意見を求めたところ 都道府県が権限行使に当たり 審議会の意見を聞いた方がよい と回答した団体が8 割強を占めたところである このような意見もあることから 引き続き慎重な検討を要するものである 再々検討要請及び再々検討要請に対する回答再々検討要請右の提案主体からの意見を踏まえ 再度検討し回答されたい 提案主体からの再意見市町村の評価の適正均衡の確保は, 市町村に対して客観的中立的な立場である県がその機能を充分に有していることから設置については各県の判断とすべきである 少なくとも基準地価格 提示平均価額の審議は形骸化していることから,401 条第 3 項第一号は削除し, 同二号 ( 価格の修正勧告 ) のみ必須の審議事項としてはどうか 再々検討要請に対する回答 措置の分類 の再見直し C 措置の内容 の再見直し Ⅰ 提示平均価格の算定並びに基準地価格の調整及び価格の修正勧告は評価の適正 均衡を図る上で重要な事項であることから 客観的 中立的な立場である都道府県固定資産評価審議会に意見を聞くこととなっているものであり 基準地価格 提示平均価額の制度の趣旨を踏まえ十分な審議が行われるべきものである なお 法 401 条の2 第 3 項第 1 号は 固定資産評価基準の細目に関すること と定められており 基準地価格 提示平均価額の審議に関することのみをもって削除することはできないものである

11 次提案

11 次提案

1 措置の内容及び根拠法令 県固定資産評価審議会の必置規制の廃止 平成 20 年 6 月広島県 地方税法において, 道府県に必置とされている道府県固定資産評価審議会は, 各道府県の自主的な判断のもとに設置できるよう, 必置規制を廃止すること 地方税法 第 401 条の 2 第 1 項道府県に, 道府県固定資産評価審議会を設置する 2 制度の現状及び問題点 提示平均価額の算定並びに基準地価格の調整及び価格の修正勧告は評価の適正均衡を図る上で重要な事項であることから, 客観的中立的な立場である審議会に意見を聞くことになっているが, 評価に関して県は市町村から独立した機関であるため, 審議会に付するまでもなく, それらの指標を用いて県内の評価バランスを調整する機能を十分に有している また, 市町長は, 固定資産の評価については, 地方税法 403 条第 1 項では 固定資産評価基準 によって固定資産の価格を決定しなければならないとされている 固定資産評価基準は 固定資産の価格をいかにして求めるかという専門的 技術的性格を有しているものであり また 評価を行う者の主観的な判断に基づく個人差を出来るだけ排除し 評価における全国的な統一と市町間の均衡を維持するためのものであること, また, 固定資産の評価額は, 県 税務署 市町 不動産鑑定士などと連携をとって検討していることから, 基準値価格 提示平均価額については既に十分に議論または調整を行っているといえる 事実, 諮問する基準地価格 提示平均価額は県で調整したものを審議会において事後承認するにとどまり, また, これらの指標は各市町の加重平均にすぎず, 県内の全市町の評価バランスをみるための指標としては漠然としている 従って, 審議会において事実上議論の余地がなく, 審議会自体が形骸化している 3 今回の提案内容現行法で必置とされている県固定資産評価審議会の設置は, 各都道府県の自主的判断に委ねることとし, 必置規制は廃止すべきである 広島県参考 近年の広島県固定資産評価審議会の状況 H14 年度からH19 年度までは, 各年度いずれも議題に対し諮問のとおり承認されている 審議会に係る経費は, 委員への報酬 旅費などの直接的な経費が年間約 7~8 万円必要 このほかに, 運営のためには職員の人件費や事務費などの経費も必要 地方税法抜粋 ( 固定資産の評価に関する事務に従事する市町村の職員の任務 ) 第四百三条 市町村長は 第三百八十九条又は第七百四十三条の規定によつて道府県知事又は総務大臣が固定資 産を評価する場合を除く外 第三百八十八条第一項の固定資産評価基準によつて 固定資産の価格を決定しなけ ればならない