スライド 1

Similar documents
Microsoft PowerPoint - 2_業務報告会_ _国内.pptx

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

スライド 1

サマリー記載について

峡南医療圏「患者情報共有システム《

<4D F736F F F696E74202D204A AC89CA95F18D9089EF E6919C C837C815B836788CF88F589EF2E B8CDD8AB B83685D>

スライド 1

セキュリティ委員会活動報告

目次 1. 本書の概要 目的 概要 インタフェース仕様 患者 ID の検索 患者基本情報の検索 患者基本情報の登録 患者基本情報の更新 診療情報

目次 1 医療情報連携基盤全体像 JAHIS IHE-ITI を用いた医療情報連携基盤実装ガイド 他地域連携システムとの情報連携 (PIX 情報連携 ) 他地域連携システムとの情報連携 (XCA 情報連携 ) シーン別利用 A

スライド 1

2011 ST講座 入門講座 DICOM規格 初級 –DICOMをうまく使いこなす-

Microsoft PowerPoint - SS _HELICS活動・地域連携(安藤先生).pptx

「医療情報システムの基本」

セキュリティJAHIS標準類解説概要 F2.pdf

<4D F736F F F696E74202D20332D E937895DB8C92959F8E838BC696B195F18D9089EF E88E688E397C3816A5F88F38DFC94C52E >

(Microsoft Word - 06_2_22420-\222n\210\346\230A\214g\203V\203X\203e\203\200\223\340\202\305\202\314\217\210\227\235_ doc)

1.ICD-10(2013 年版 ) のコーディングの確認対象 確認対象医療機関 DPC 対象病院および DPC 準備病院 確認対象期間 平成 28 年 10 月診療分 ~ 平成 30 年 3 月診療分 ( 計 18 か月 ) 確認対象 ICD-10 様式 1 の診断情報の ICD-10 コードを対

データの利活用も見据えた標準規格策定の方向性に関する研究 澤智博 ( 代 )( 帝京大学 ) 岡田美保子 ( 先端医療振興財団 ) 木村通男 ( 浜松医科大学 ) 小出大介 ( 東京大学 ) 嶋田元 ( 聖路加国際大学 ) 美代賢吾 ( 国立国際医療研究センター ) 平成 29 年度 調査視点 国内

<4D F736F F D F345F D926E88E698418C6782A982E793648E7194C58EBE95618AC7979D8EE892A082CC B835E936F985E5F E646F63>

05 資料5 データの利活用も見据えた標準規格策定_研究概要

Use of Multiple-Byte Characters in Medical Messages

Microsoft PowerPoint - 2.2_IHE_FromEMR_Emoto.ppt

医療法人志仁会西脇病院の沿革 昭和 32 年 (1957 年 ) 医療法人開設定床 56 床 昭和 45 年 (1970 年 ) 定床 260 床とする 昭和 57 年 (1982 年 ) 現理事長に就任 (300 人 ) 平成 1 年 (1989 年 ) 精神科デイケア開設 認可 平成 5 年 (

<4D F736F F D F335F D93F18E9F88E397C38C97897A82A682C98AD682B782E98F88979D5F E646F63>

Use of Multiple-Byte Characters in Medical Messages

平成30年度厚生労働省委託事業 「歯科情報の利活用及び標準化普及事業」

Microsoft PowerPoint - IHEWS15-04.PDI_kimura.ppt

Microsoft Word - コンピュータチェック対象事例ファイル仕様書

SS-MIXとその再利用

<4D F736F F F696E74202D20312D E937895DB8C92959F8E838BC696B195F18D9089EF EF92B7816A5F88F38DFC94C52E >

目 Ⅰ. 運営の方針 1. 業界を取り巻く環境変化と今後の動向 1 2. 中期計画 2019 の運営方針 3 Ⅱ. 事業の概要 1. 運営方針毎の主要推進施策 4 2. 組織構成 5 3. 主要推進施策実施状況 6 Ⅲ. 事業 戦略企画部 1. 平成 28 年度事業計画 8 2. 平成 28 年度事

PowerPoint プレゼンテーション

アジェンダ JAHIS 処方データ交換規約の概要 次回改版内容 JAMI 標準用法規格への対応を中心に 2

審査手引書

Microsoft PowerPoint SS-MIXの概要(SBS情報システム清水俊郎).ppt [互換モード]

MI_CANと地域医療連携

第 2 回中部放射線医療技術学術大会 RIS 導入時の時の病院側作業に関して 2009 年 11 月 横河電機株式会社 医療ソリューション本部 1 横河電機株式会社医療ソリューション本部 2006Yokogawa Electric Corporation

Microsoft PowerPoint SS-MIX2の技術基本(第52回HL7セミナー清水俊郎).pptx

2014年4月改定対応-画像診断

Microsoft PowerPoint - JCMI200811PDI-4_SSMIX_kimura.ppt

生存確認調査ツール

Microsoft PowerPoint - 1.1_IHE-IntroForUser_Harase.ppt

第4回 国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会 参考資料5

<4D F736F F F696E74202D20322D32204A E88E688E397C CF88F589EF8BC696B195F18D9089EF5F94AD955C8E9197BF A2E >

ビットストロング製品のご提案

Microsoft Word - WebClass Ver 9.08f 主な追加機能・修正点.docx

1 目次 本書の構成 2 体験版申請用総合ソフトの機能 3 申請用総合ソフトとの相違点 体験版申請用総合ソフト ver.3.0 は, 本番用の申請用総合ソフト (3.0A) の機能に擬似データを加えたものです

平成15年度事業計画書

サイト名

中小医療機関における輸血 療法委員会の設置に向けて 長崎県合同輸血療法委員会平成 31 年 1 月 16 日

1 システムの概要 1 システムの概要 1-1. システムの特徴と運用 ⑴ オーダシステムとは ( 図 1 ) オーダシステムとは 診療の現場で医師や看護師が端末を使って処方や検 査などの各種オーダを直接入力するシステムであり その情報は薬局や検査室 などの関連部門にリアルタイムに伝送されて 料金の

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - WS23_01_IHE-hajimari_nakashima.ppt

<95CA F8FDA8DD782C8928A8F6F8FF08C8F82CC8E7792E882CC90E096BE2E786C7378>

IHE チュートリアル in 医療情報学会春季シンポジウム 2009 IHE が提供する基盤技術 監査証跡やシングルサインオンなどを中心に- 日本 IHE 協会 ITI 企画委員会 普及推進委員会放医研 医療情報課向井まさみ 2009/06/13 IHE-Tutorial in Nagasaki

フォルダ構成例 (BIB-J) は必須ファイル は任意ファイル ( 電子付録等をアップロードする際に作成する ) 資料コード巻号記事識別子 XML ファイル { 記事識別子 }.xml { 記事識別子 }_{ 連番 }.{ 拡張子 } { 記事識別子 }.txt { 記事識別子 }_{ 連番 ].{

Microsoft PowerPoint - A3② JaSST_MISRA2004ソースコード品質診断.ppt

Microsoft Word - 【CTG0000-D】ソフトウェア開発技法_ティーチングガイド.doc

JAHIS売上高調査 早わかりガイド

AppsWF ワークフロー設定ガイド Ver.1.1 株式会社オプロ

Microsoft Word - crossnet13.doc

医療情報連携ネットワークの普及 展開と在宅医療 介護連携の推進 < 現状と課題 > 医療関係者の情報共有に向け 実証事業や補助事業を通じて医療情報の標準化 電子化を推進してきた 現在 全国に約 160 件の地域医療ネットワークが形成されている ( 内閣官房 IT 総合戦略室調べ ) 今後は より広域

PowerPoint プレゼンテーション

目 次 1. コンテンツの利用目的 コンテンツの特徴 コンテンツの主な機能 コンテンツの動作環境 コンテンツの画面構成 章節の付番体系 コンテンツのファイル構成 HTML 版の WEB サー

KDDI Smart Mobile Safety Manager Mac OS キッティングマニュアル 最終更新日 2019 年 4 月 25 日 Document ver1.1 (Web サイト ver.9.6.0)

Microsoft Word _アンケート集計書HP版 .docx

<< 目次 >> 1 PDF コンバータのインストール ライセンスコードの入力 PDF にフォントを埋め込みたい場合の設定 PDF オートコンバータ EX で使用しない場合 PDF コンバータ単体で使用する場合の説明 PDF コンバータのアン

Agenda 全体スケジュール との接続 運用検討 広報活動 接続テスト 操作指導 閲覧施設テスト 本稼動 閲覧施設展開

<4D F736F F F696E74202D2090C389AA8CA794C58DDD91EE88E397C398418C67836C F815B834E E096BE8E9197BF

intra-mart Accel Documents

RIC Place ユーザーマニュアル

<4D F736F F D A835E838A F8B7982D18AC48DB85F20534F A68CEB8E9A E9A8F4390B38DCF2

SULMS簡単操作マニュアル

ISMS認証機関認定基準及び指針

Cisco Jabber for Windows のカスタマイズ

<4D F736F F D AA8E5291E58A778FEE95F B835E B CC91808DEC95FB9640>

第12回 医療情報の標準化

食品表示食品表示検索サイト操作マニュアル

メンテナンスマニュアル 5-1 環境設定 環境設定では 文書管理の動作環境や表示項目 印字項目の設定を行ないます 項 目 概 要 1 画面タブ 設定する画面をタブで切り替えます 2 設定項目 タブ毎に動作環境や表示項目 印字項目の設定を行います 3 戻る 設定した内容を保存せずに画面を閉

Ver 年 10 月 15 日 改訂履歴 版数 改訂 年月日 改訂 頁 改訂内容 年 3 月 19 日 - 初版作成 年 6 月 12 日 4~ 手順の細分化 年 8 月 21 日 9, 13 複数研究対応に関する内容の追加 1

変更履歴 日付 Document ver. 変更箇所 変更内容 06/7/.00 - 新規作成 06/8/9.0 管理プロファイルを登録する Web フィルタリング の記載を追加 07//6.0 全体 連絡先ポリシーを共有アドレス帳に変更 全体 参照 以下 等に係る記載揺れの統一 07/0/.03

1.4. ローカル ( オフラインファイル ) オフラインファイルを開く 同期 情報確認

Microsoft PowerPoint - WS22_03_MatrixOfIHE_mukai.handout.ppt

PowerPoint プレゼンテーション

目次 1. 回答作成手順 2 2. ツールの起動 3 3. 一般情報の入力 6 4. 成分表の入力 9 5. 依頼者情報の入力 エラーチェック XMLファイルの作成 動作設定 ( 任意 ) ( ご参考 ) 各種シートのボタン機能 ( ご参

厚生労働省 シームレスな健康情報活用基盤実証事業 どこでも MY 病院システム管理 DB 定義書 1

出力ログ管理ソリューションカタログ

メタデータ管理システム

PowerPoint プレゼンテーション

KS_SSO_guide

V-CUBE One

目次 1. サイトの概要 2. このサイトで行なうこと 3. ログインするには 4. 情報発信会員 管理画面の説明 5. 掲載情報を決める 6. マイページを作成する 6-1 マイページのトップ画面について 7. コンテンツを作成する 7-1 掲載場所を決める 7-2 ページを作成する プロフィール

Copyright Compita Japan ISO33k シリーズとは? これまで使用されてきたプロセスアセスメント標準 (ISO/IEC 本稿では以降 ISO15504 と略称する ) は 2006 年に基本セットが完成し 既に 8 年以上が経過しています ISO

第5回 国際的動向を踏まえたオープンサイエンスの推進に関する検討会 資料1-1

DB STREET 設置マニュアル

JAB の認定 ~ 最新情報 公益財団法人日本適合性認定協会認定センター

ISO 企業識別コード (BIC) に関する国際規格 年 6 月 30 日 ISO/TC68 国内委員会事務局 ISO/TC 68 国内委員会事務局 1

がん登録実務について

Transcription:

健康で豊かな国民生活を保健医療福祉情報システムが支えます 2016 年度標準化推進部会業務報告会 医療情報標準化を取りまく動向について 2017 年 3 月 3 日 国内標準化委員会 佐々木文夫

目次 1. 今年度制定したJAHIS 標準類 2. 国内標準化委員会の活動 3. その他のトピックス 2

1. 今年度制定した JAHIS 標準類 JAHIS 標準 16-001 JAHIS 心臓カテーテル検査レポート構造化記述規約 Ver.1.0 制定 2016 年 05 月 16-002 JAHISシングルサインオンにおけるセキュリティガイドランVer.1.0 制定 2016 年 06 月 16-003 リモートサービスセキュリティガイドラインVer.3.0 制定 2016 年 06 月 16-004 JAHIS 臨床検査データ交換規約 Ver.4.0C 制定 2016 年 07 月 16-005 JAHIS 生理検査データ交換規約 Ver.3.0C 制定 2016 年 12 月 1X-XXX JAHIS 放射線治療データ交換規約 Ver.1.1C パブコメ中 ( 医療システム部会 6 件 ) バージョン番号の後ろに C がつく標準類は 15-002 JAHIS データ交換規約 ( 共通編 ) Ver.1.1 と組み合わせて使用することを意味している 3

JAHIS 技術文書 16-101 JAHIS 医療情報システムの患者安全ガイド ( 輸血編 )Ver.1.1 制定 2016 年 12 月 ( 医療システム部会 1 件 ) 4

JAHIS 標準 16-001 JAHIS 心臓カテーテル検査レポート構造化記述規約 Ver.1.0 ( 医療システム部会検査システム委員会 ) 本規約は昨年度制定した HL7 CDA(Crinical Document Archtecture) 形式のレポートに続けて制定された 15-003 JAHIS 診療文書構造化記述規約共通編 Ver.1.0 制定 2015 年 08 月 15-004 JAHIS 生理機能検査レポート構造化記述規約 Ver.1.0 制定 2015 年 08 月 15-006 JAHIS 病理診断レポート構造化記述規約 Ver.1.0 制定 2015 年 12 月 冠動脈造影検査 (CAG) や冠動脈形成術 (PCI) などの心臓カテーテル検査レポートを記述することを目的としている CDA のヘッダ部に相当する 15-003 JAHIS 診療文書構造化記述規約共通編 Ver.1.0 ) と組み合わせて利用される 5

JAHIS 標準 16-002 JAHIS シングルサインオンにおけるセキュリティガイドラン Ver.1.0 ( 医療システム部会セキュリティ委員会シングルサインオン WG) システムの利用者が 1 回の操作で複数のシステムにサインイン ( ログイン ) するシングルサインオンの技術と 情報セキュリティ対策やリスクアセスメントについて解説したものである 2012 年度に制定された JAHIS 技術文書 シングルサインオン実装ガイド を更に詳細化して説明している 6

JAHIS 標準 16-003 リモートサービスセキュリティガイドライン Ver.3.0 ( 医療システム部会セキュリティ委員会 JAHIS/JIRA 合同リモートサービスセキュリティ作成 WG) 医療分野における遠隔保守 ( リモートサービス ) のあり方と情報セキュリティと個人情報保護の視点でユーザ ベンダが取るべき対策をまとめている 今回の改定は引用している ISMS(ISO 27001:2013 ISO 27002:2013) が改定されたために行っている 本ガイドラインは日本から ISO/TC215 へ提案した ISO TR 11633 Part 1&2 (2009 年出版 ) のベースになっている 7

JAHIS 標準 16-004 JAHIS 臨床検査データ交換規約 Ver.4.0C ( 医療システム部会検査システム委員会 相互運用性委員会 ) JAHIS データ交換規約共通編 Ver.1.1 の発行に伴いVer.3.1を改版した 本規約は厚生労働省標準規約となっている 16-005 JAHIS 生理検査データ交換規約 Ver.3.0C ( 医療システム部会相互運用性委員会 ) JAHIS データ交換規約共通編 との分冊化を行うと共に MFER( 医用波形フォーマット ) や HL7 CDA の埋め込み記述 誤記やわかりにくい箇所を見直した 1X-XXX JAHIS 放射線治療データ交換規約 Ver.1.1C パブコメ中 ( 医療システム部会検査システム委員会 相互運用性委員会 ) 日本 IHE 協会との規約の整合を行い Ver.1.0C から改版したもの 8

JAHIS 技術文書 16-101 JAHIS 医療情報システムの患者安全ガイド ( 輸血編 )Ver.1.1 ( 医療システム部会電子カルテ委員会患者安全ガイド輸血編 WG) 2015 年 11 月に制定した Ver.1.0 を日本輸血 細胞治療学会安全委員会 病院情報システムタスクフォースの先生方にレビューしていただいた結果を反映して改版を行った 医療機関の IT 利用において 患者安全の確保は非常に重要な課題であり 以下の技術文書と併せて活用をお願いしたい 医療情報システムの患者安全に関するリスクマネジメントガイドライン ( 解説編 ) JAHIS 患者安全ガイドライン < 注射編 >Ver.1.0 JAHIS 医療情報システムの患者安全ガイド ( 内服外用編 ) Ver1.0 9

2. 国内標準化委員会の活動 (1)OSI オブジェクト識別子 (OID) 管理ルールの整備 OID は組織や情報オブジェクトに付番する 世界中でユニークな番号 ISO 系 OID 識別子構造 レベル 1 ISO (1) レベル 2 国 ( 日本 :2) レベル 3 JISC (392) レベル 4 JAHIS (200270) JAHIS 組織番号 100270+100000 レベル 5 会員各社 ( 会員番号 ) 規約 表 メッセージ構造など レベル 5 のルール 値 1 2 3 4 5 6 99 7~98 カテゴリ規格 (JAHIS 標準類 ) イベントタイプ メッセージ構造コード表セグメントデータ型テンポラリー ( 実証他 ) 予約領域 この部分のルールを新たに定めた JAHIS 標準類の提案書に OID 申請希望を書けるようにしました 例 ) 14-002 JAHIS 病名情報データ交換規約 Ver3.0C 1.2.392.200270.1.14002 10

(2) 標準化マップ整備 過去に制定したJAHIS 標準類や作業中のものを1 枚のマップに整理した 今後 JAHIS HPに掲載する予定 JAHISとして整備すべき標準類の検討に向けた準備を戦略企画部と行う 11

3. その他のトピックス (1)JAMI 関連 SS-MIX2 Ver.1.2d が 2017 年 1 月 17 日に発行されました 1.2C からの主な変更点は拡張ストレージに格納する文書の文書コードを定義したこと 標準文書コードは LOINC コードを使用 日本で頻用される 文書 のうち 既に LOINC コードが存在するものを 1.2d に収載した (LOINC コードが存在しない文書は LOINC コード付番を申請する計画としている ) ドキュメントして SS-MIX2 拡張ストレージ構成の説明と構築ガイドライン Ver.1.2d_ 標準文書コード表 が追加されている https://www.jami.jp/jamistd/ssmix2.html から入手できます 12

拡張ストレージのフォルダ構造 拡張ストレージルートフォルダ 標準化ストレージと同じ 患者 ID 先頭 3 文字 患者 ID 4~6 文字 患者 ID - 診療日 データ種別 1 コンテンツフォルダ _contents.xml コンテンツ定義ファイル ( 推奨 )[ 任意 ] 主文書ファイル ( 複数可 ) サブフォルダ ( 必須ではない ) 添付ファイル jpeg 画像 XML DOC 等 13

1 データ種別フォルダ命名規則 コンテンツフォルダにどのような文書が格納されているかがわかるフォルダ名とする 表記は HL7 Ver.2.5 の CWE 型を用いて以下のように定める ローカル文書コード ^ ローカル文書名 ^ ローカル文書コード体系 ^ 標準文書コード ^ 標準文書名 ^ 標準文書コード体系 例 1) 経食道超音波検査同意書 例 2) 読影レポート L123456^ 経食道超音波検査同意書 ^^592840^ 同意書 ^LN 施設内コード施設内名称標準コード標準名称 LN:LOINC ^ 読影レポート ^^187484^ 画像検査報告書 ^LN 14

文書コード ( 一部抜粋 ) 15

(2)HELICS 協議会関連 JAHIS 処方データ交換規約が HELICS 指針 ならびに厚生労働省標準規格として採用されました (2016 年 9 月 ) 以下の HELICS 指針は最新バージョンに変更されています HS028 ISO 22077-1:2015 保健医療情報 - 医用波形フォーマットパート 1: 符号化規則 (MFER が ISO 規格となったため更新されました ) HS031 地域医療連携における情報連携基盤技術仕様 ( 利用する統合プロファイルが追加されています XDR XCPD) 16

(3) その他 退院時サマリ規格の標準化作業が進められています ( 診療情報管理学会 日本 POS 医療学会 JAMI) H28 年診療報酬改定で新設された 検査 画像情報提供加算 算定要件に退院時要約が含まれていることを念頭においた標準化 保険医療機関が 患者の紹介を行う際に 検査結果 画像情報 画像診断の所見 投薬内容 注射内容 退院時要約等の診療記録のうち主要なものについて 他の保険医療機関に対し 電子的方法により閲覧可能な形式で提供した場合又は電子的に送受される診療情報提供書に添付した場合に 検査 画像情報提供加算として 次に掲げる点数をそれぞれ所定点数に加算する イ退院する患者について 当該患者の退院日の属する月又はその翌月に 必要な情報を提供した場合 200 点 H30 年 or H32 年診療報酬改定では 必須化される可能性もあるため 状況をウォッチしてゆく 17

健康で豊かな国民生活を保健医療福祉情報システムが支えます ご清聴ありがとうございました