Use of Multiple-Byte Characters in Medical Messages

Transcription

1 画像 検査情報のオンライン連携 - 必要となる診療報酬要件と事例紹介 - 浜松医科大学医療情報部 木村通男 ( 一部 厚生労働省 HP より転載 ) Michio Kimura, MD, PhD, FACMI, Hamamatsu University, School of Medicine

2 SS-MIX ストレージ構築施設リスト (2016 年 3 月末現在 ) 会社名施設数 SS-MIX SS-MIX2 Ver.0.96 SS-MIX2 Ver.1.2 患者基本のみ 処方 検体検査結果等も出力 拡張ストレージ 対象患者数 株式会社アイセルネットワークス ,000 株式会社アイシーエス 株式会社 SBS 情報システム ,829,650 株式会社サイバーリンクス ,017,100 株式会社シーエスアイ 株式会社ソフトウェア サービス ,751,000 東芝メディカルシステムズ株式会社 日本アイ ビー エム株式会社 ,226,000 日本電気株式会社 ,223,930 株式会社パシフィックシステム パナソニックヘルスケア株式会社 株式会社 BSN アイネット PSP 株式会社 東日本電信電話株式会社 株式会社日立製作所 富士通株式会社 株式会社両備システムズ ,192,000 * 会社名順 計 ,419,680 * 施設には病院および診療所が含んでいます Michio Kimura M.D. Ph.D. Hamamatsu University School of Medicine

3 SS-MIX 標準化ストレージ ( 処方 検体検査含む ) 施設 MAP(2016 年 3 月末時点 ) Michio Kimura M.D. Ph.D. Hamamatsu University School of Medicine

4 HL7 対応 HIS 導入状況一覧 (2016 年 3 月末現在 ) 会社名 施設数 株式会社アイシーエス 14 株式会社アイセルネットワークス 1 株式会社 SBS 情報システム 30 株式会社ソフトウェア サービス 469 東芝メディカルシステムズ株式会社 18 日本アイ ビー エム株式会社 40 日本電気株式会社 259 株式会社パシフィックシステム 40 パナソニックヘルスケア株式会社 36 株式会社 BSN アイネット 11 東日本電信電話株式会社 19 株式会社日立製作所 7 富士通株式会社 521 株式会社両備システムズ 9 * 会社名順 * 施設には病院および診療所が含んでいます 計 1,474 Michio Kimura M.D. Ph.D. Hamamatsu University School of Medicine

5 内訳 ( 詳細回答あった施設のみ ) SS-MIX1 : 217 SS-MIX2 0.96: 570 SS-MIX2 1.2: 60 階層ファイル : 876 トランザクションストレージ : 268 INDEX-DB: 440 拡張ストレージ :496 ローカル薬剤コード : 470 HOT : 111 ローカル検査コード : 476 JLAC10: 72 利用目的 患者基本 : 917 災害時バックアップ : 448 投薬注射 : 568 バックアップその他 : 273 検体検査結果 : 561 地域連携 : 598 放射線検査 : 418 文書関連 : 168 生理検査 : 325 院内部門システム連携 : 23 内視鏡 : 290 MID-NET: 20 Michio Kimura M.D. Ph.D. Hamamatsu University School of Medicine

6 Michio Kimura, MD, PhD, FACMI, Hamamatsu University, School of Medicine

7 Michio Kimura, MD, PhD, FACMI, Hamamatsu University, School of Medicine

8 緑本 Michio Kimura, MD, PhD, FACMI, Hamamatsu University, School of Medicine

9 厚生労働省標準規格 (2016/3 現在 ) ( 下線は 2016/3 追加 ) 医薬品 HOTコード ICD10 対応標準病名集 患者医療情報提供書 ( 患者への情報提供 ) 診療情報提供書 ( 電子紹介状 ) IHE PDI (Portable Data for Images)( 可搬型医用画像 ) MFER( 心電図など波形データ ) DICOM HL7 v2.5( 検査 患者基本 放射線 ) 臨床検査項目コードJLAC 標準歯科病名マスター HIS RIS PACS モダリティ間予約 会計 照射録情報連携指針 (JJ1017) 看護実践用語標準マスター JAHIS 処方データ交換規約 (HL7 v2.5) SS-MIX2ストレージ仕様書および構築ガイドライン 地域医療連携における情報連携基盤技術仕様 (XDSその他) 今後厚生労働省において実施する医療情報システムに関する各種施策や補助事業においては 厚生労働省標準規格の実装を踏まえたものとする Michio Kimura, MD, PhD, FACMI, Hamamatsu University, School of Medicine

10 その後の疑義照会で CD による伝送は? 算定不可 紹介状は紙 押印 データは電子的 ( 電子署名 )(1 のケース ) あり これなら電子署名は 連携センター長電子公印 で可 2 年後には見直されるか? HumanBridge2, ID-link2, PrimeArch は XDS で準拠だが 古い HumanBridge, ID-link で 算定可か? 可のようである これも 2 年後に見直されるか?. Michio Kimura, MD, PhD, FACMI, Hamamatsu University, School of Medicine

11 疑義照会 (4/25) SS-MIXストレージは必須 (1でも2 準拠といえる ) JLAC10, HOT9は明確に書いていないが 今後は必須になるであろう 症例データベースなどでも求められるので 早いうちに対応する方がよい MEDIS-DCが対応テーブルを安価に作成 (10 万前後 ). Michio Kimura, MD, PhD, FACMI, Hamamatsu University, School of Medicine

12 疑義照会との読み合わせ SS-MIX ストレージは必須 リプレース経過後 HL7v2.5 JLAC10, HOT9, JJ1017になってなければ満たしているとは言えない. Michio Kimura, MD, PhD, FACMI, Hamamatsu University, School of Medicine

13 結局 出し側が算定するにはガイドライン準拠 アクセスログ残し ストレージ装備 安全な送受信と 紹介状も電子的な場合 PDI 形式 紹介状 検査は標準形式を添付 電子署名 紹介状は紙の場合 常時閲覧可能にしておく 閲覧方法は 今は HumanBridge, ID-Link でいいが次回には XDS や PDI 送受信となるか? いつの画像 検査を見るべきかを伝える ストレージの中身は リプレースした後は HL7v2.5, JLAC10, HOT9, JJ1017 に標準化. Michio Kimura, MD, PhD, FACMI, Hamamatsu University, School of Medicine

14 受け側の算定は一逆紹介に一回まで ネットワークで受ける 安全に 見たこと 活用内容をカルテに記載 監査対象 患者単位で参照可能 アクセスログ保存 サーバーサイドに外部委託か 自分のストレージで管理. Michio Kimura, MD, PhD, FACMI, Hamamatsu University, School of Medicine

15 PDI の CD をネット経由にする IHE の標準的診療情報連携 netpdi 浜松医科大学医療情報部日本 IHE 協会副理事長木村通男 15

16 CD を焼く手間 読む手間が医療スタッフにかかっている その結果 患者さんが待つ あるいは後日取りに来る という状況も珍しくない 今後は在宅や後方病院などとの指示 報告など 各種の文書の施設間連携が頻繁に求められる 画像はこっち それ以外はこっち 画像と検体検査が入っている場合はこっち と 運用 データ形式を変えるのは 非効率である データ量の厖大化への対応ではない 出入りする部分が早くなっても 見る側の手間は変わらず このマナーについてはすでに日本医学放射線学会も参加して出された申し合わせは変わらない ( ネットも含む形に改訂 ) 16

17 コンセプト 医療情報の施設間提供では画像の提供がもっとも盛ん 現在はCD/DVDなどのメディアを使う方法が主流 ネットワークを使った医療情報提供の実現が期待されていいる 標準的な方法としてXDS.bがあるが 現状では設備費用が高くすべての医療機関が利用するのは困難 ネットワークで安価に画像を とともに検査結果 処方を提供するシステムを実現したいと考える 17

18 対象となる情報 以下の3つの情報を提供対象とする 画像 検査結果 処方画像は選択した検査 シリーズだけを提供 操作は現在のCD 作成とほぼ同じ検査結果と処方は 画像を送るときに自動的にSS-MIXストレージからデータが読み出されて添付される 特別な操作は不要 18

19 システムの概要 1 提供施設が 提供する情報を 外部サーバーに送信 3 受領施設はデータ ID を使って 外部サーバーにデータを受け取り パスワードで復元 2 データ ID とパスワードが記載された トークン票 が印刷されるので 患者に紹介状などと一緒に受領施設に持って行ってもらう 19

20 施設間の情報交換 参加している医療施設なら 提携施設だけでなく どの施設にも情報を送れます : 送受信できる施設 : 受信のみの施設 20

21 提供手順病院ネットワークがインターネットにつながない場合 1 設定で 外部サーバー を選択して 2 トークン票が印刷される 3 紹介状などと一緒に 通常どおり CD 作成操作 患者に渡す 4 CD 作成サーバーに装着されていたUSBメモリーをアップローダー PCに移動し アップロードを指示 21

22 22

23 23

24 24

25 25

26 受信手順病院ネットワークがインターネットにつながない場合 1 ダウンローダー PCにUSB メモリーをセットして患者から受け取ったトークン票のバーコードをスキャン 外部サーバーからデータが読み込まれ USBメモリーに保存される 2 USBメモリーを画像インポーター PCに移動して 患者を指定し USBメモリーからの取り込みを指示 USBメモリーから情報が読み込まれ PACSや SS-MIXストレージに保存 26

27 受領手順閲覧のみの場合 1 専用アプリの 外部サーバーから取り 込み 機能で 患者から受け取ったトー クン票のバーコードをス キャン 外部サーバ から情報が読み込まれ ローカルデータベースに登録される 情報はいつでもこのアプリで見られる 27

28 28

29 29

30 30

31 31

32 セキュリティー対策 セキュリティーを担保するための要件 ユーザーは病院 診療所職員に限る サービスを使うコンピューターは医療機関内に設置されたものに限る用いる手法 専用アプリを使用 アプリと設置アドレスを認証従来の方策との比較 HPKIカードによるユーザー認証 必須ではない 運営母体 ( 地域医療ドメイン ) が必須 日本 IHE 協会が代行 VPN はによるネットワーク 必須でない TLS1.2による 32

33 運用と試行 送信側は 万円程度 PACS, CD ライター, SS-MIX ストレージがあること これで受信側数か所のコストをカバー 1 回の送信に 数百円 今年度に浜松数か所でテスト予定. 33

34 施設届出 1. 受け出し両方なら両方に 5. ネットワーク名 補助金等の事業名でなくていい 地域独占があるわけでない IHE netpdi 浜松磐田ネット 7. 事務局 日本 IHE 協会 8. チャネルセキュリティ 公衆網 TLS ストレージ 下の 厚労省標準規格 は SS- MIX の意味. Michio Kimura, MD, PhD, FACMI, Hamamatsu University, School of Medicine