4. 安心できる保健 医療 年金制度の充実編 9 国民健康保険の現状はこうなっています!! 1. 国民健康保険加入者は総人口の 28% 世帯では 44% 郡上市国民健康保険被保険者の推移 ( 各年度の平均データ ) 年度 市総世帯数国保加入世帯数市総人口国保被保険者数 ( 世帯 ) ( 世帯 ) 加入割合 ( 人 ) ( 人 ) 加入割合 21 14,919 6,987 46.8% 47,016 13,873 29.5% 22 14,945 6,923 46.3% 46,522 13,583 29.2% 23 14,916 6,793 45.5% 45,902 13,203 28.8% 24 15,153 6,716 44.3% 45,605 12,888 28.3% 25 15,238 6,692 43.9% 45,204 12,627 27.9% 国民健康保険の加入世帯及び被保険者数は 毎年減少しています 2. 一人当たり保険給付費は年 3% 増加 一人当たり保険給付費の推移 ( 平成 25 年度は見込み ) 260000 240000 220000 200000 H21 H22 H23 H24 H25 年度 保険給付費 前年比 21 222,917 円 22 235,886 円 105.8% 23 237,167 円 100.5% 24 250,976 円 105.8% 25 257,288 円 102.5% 被保険者一人当たりの保険給付費は 平成 25 年度の見込み額が 257,288 円となり 平成 21 年度から平均で年 3% の増加となっています 3. 一人当たり後期高齢者支援金は年 3% 増加 介護納付金は年 7% 増加 年度 支援金 前年比 介護納付金 前年比 21 44,442 円 16,886 円 22 41,583 円 93.6% 18,281 円 108.3% 23 45,593 円 109.6% 21,077 円 115.3% 24 50,056 円 109.8% 22,328 円 105.9% 25 51,717 円 103.3% 23,172 円 103.8% H21 H22 H23 H24 H25 被保険者一人当たりの後期高齢者医療制度への支援金は 平成 25 年度の見込み額が 51,717 円となり 平成 21 年度から平均で年 3% の増加となっており 介護保険への納付金は25 年度の見込み額が 23,172 円となり 同じく年 7% の増加となっています 31
4. 保険税収入額は減少傾向 景気の長期低迷で所得の減少などから一人当たり保険税の収入額が減少する一方で医療費等は増加を続けていたことから 収入の不足分を国民健康保険基金を取り崩してまかなっていましたが 基金が減少し 平成 23 年度にどうしても保険税率の引上げが必要となる中 引上げをできるだけ抑えるため 一般会計から1 億円の繰入を行いました その結果 平成 23 年度の保険税収入額は 13 億 3 千 3 百万円 前年度比で約 1 億円 ( 約 10%) の増収となりましたが 被保険者数が減少しているため 平成 24 年度以降の収入額は減少しています 年度一人当たり前年比 21 92,782 円 22 89,638 円 96.6% 23 100,975 円 112.6% 24 101,396 円 100.4% 25 101,680 円 100.3% 保険税収入額 ( 単位 : 百万円 ) 1287 1218 1333 1307 1284 5. 被保険者の保険税負担を緩和するため 7 千 5 百万円を一般会計から繰り入れ 平成 26 年度国民健康保険特別会計歳入歳出予算 歳入の国民健康保険税は 被保険者数の減少と前年度並みの所得の推計から 12 億 5 千万 円を見込んでいます 歳出の医療給付費は 一人当たり保険給付費の増加から 32 億 9 千万円を見込んでいます また 後期高齢者医療へ納める支援金と介護保険へ納める納付金も増加しています このため 歳入が不足となる 1 億 5 千万円を 一般会計からの繰入金 ( 保険税負担緩和分 ) と基金からの繰入金で 7 千 5 百万円ずつ負担することにより保険税率の引上げを行わないよ う配慮しています その他繰入金 2.7 億 (5%) 歳入 繰越金外 0.5 億 (1%) 高額共同事業 5.7 億 (11%) 保健施設 保健事業 0.8 億 (2%) 歳出 総務費, 0.4 億 (1%) その他支出 0.7 億 (1%) その他交付金 18.7 億 (37%) 49.9 億 国民健康保険税 12.5 億 25% 保険税 国 県からの交付金 13.9 億 (28%) 負担緩和分 0.8 億 (2%) 基金繰入金 0.8 億 (2%) 介護納付金 3 億 (6%) 後期高齢者医療支援金 6.4 億 (13%) 49.9 億 医療給付費 32.9 億 (66%) 32
6. 平成 26 年度の保険税率の改定はありません 保険税の区分税率説明所得割額 5.44% 1 医療分は 医療給付費等に充当 医療分 (0 歳 ~74 歳の人 ) 後期高齢者支援分 (0 歳 ~74 歳の人 ) 介護納付金分 (40 歳 ~64 歳の人 ) 資産割額 29.70% 均等割額 28,000 円 平等割額 25,300 円 所得割額 2.06% 均等割額 11,600 円 所得割額 1.76% 均等割額 14,400 円 2 後期高齢者支援金分は 後期高齢者医療に拠出 3 介護納付金分は 介護保険に拠出 4 所得割 : 世帯の前年の所得に応じて計算 5 資産割 : 当該年度の固定資産税額で計算 6 均等割 : 加入者 1 人当たりいくらと計算 7 平等割 :1 世帯当たりいくらと計算 7. 実質単年度収支は 赤字となっています 国民健康保険特別会計決算の状況 ( 単位 : 千円 ) 歳入 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 歳入合計額 4,916,164 4,979,542 5,032,726 5,211,998 うち繰越金 274,946 163,685 247,355 307,147 法定外繰入金 0 0 115,791 116,048 基金繰入金 115,000 250,000 0 0 歳出 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 歳出合計額 4,752,479 4,732,187 4,725,579 5,166,308 うち基金積立額 2,164 1,018 167 300,155 実質単年度収支 224,099 165,312 55,832 77,350 実質単年度収支 =( 歳入合計額 - 繰越金 - 法定外繰入金 - 基金繰入金 ) -( 歳出合計額 - 基金積立額 ) 8. 国民健康保険基金の状況 年度 当初残高 取り崩し額 積み立て額 年度末残高 21 487,311,580 円 115,000,000 円 2,161,717 円 374,473,297 円 22 374,473,297 円 250,000,000 円 1,017,988 円 125,491,285 円 23 125,491,285 円 0 円 167,357 円 125,658,642 円 24 125,658,642 円 0 円 300,155,227 円 425,813,869 円 25 425,813,869 円 0 円 749,704 円 426,563,573 円 33
4. 安心できる保険 医療 年金制度の充実編 10 医療費が高くなる時は 限度額認定証の交付を受けてください!! 概要 1 ヶ月間 ( 同じ月内 ) で医療費の自己負担額が 限度額 ( 1) を超えたときは 申請により認められた場合にはその超えた分が後ほど支給されます しかし 支給までには 診療を受けた月から 3 ヶ月以上の期間がかかるため その負担がご自身やご家族に大きく影響することが考えられます 入院時の医療費が高額になる場合 予め 認定証 ( 2) の交付を受けておきますと 医療機関窓口に提示することで 支払い額を限度額にまで抑えることがでます ( 1) 限度額には 所得区分として一般 上位所得者 住民税非課税世帯の3つに分かれます ( 2) 正式には 限度額適用認定証 または 限度額適用 標準負担額減額認定証 と言います この事業で使われるお金 郡上市国民健康保険特別会計平成 26 年度予算額 3 億 5,669 万円 ( 高額療養費分 ) みなさんの税金 国 県の補助金でまかなわれています この事業のねらい この制度は 高額な医療費に伴う経済的かつ精神的な負担を軽減することを目的としています 医療機関においても周知を図っていますが その認知度はまだまだ高いとは言えません やはり いざ入院ともなった時に初めて知る事が多いからでしょう 担当課からのお願い 認定証 の交付には 日頃から滞納なく国民健康保険税を納められていることが条件となります 経済的理由などで 保険税の納付が困難な場合は 分納誓約により負担を軽減することができますので ぜひご相談ください 34
4. 安心できる保険 医療 年金制度の充実編 11 非自発的失業者に対して国民健康保険税が軽減されます!! 概要 倒産 解雇などによる離職 や 雇い止めなどによる離職 をされた方に対し 国民 健康保険税が軽減されます 対象者は? 離職の翌日から翌年度末までの期間において (1) 雇用保険の特定受給資格のある方 ( 倒産 解雇などによる離職 ) 軽減額は? コード : 11 12 21 22 31 32 (2) 雇用保険の特定理由離職をされた方 ( 雇い止めなどによる離職 ) コード : 23 33 34 コード : 雇用保険受給資格者証 の第 1 面 12 離職理由 (H22.2.22 以降交付分の新様式 ) 蘭 または 13 離職年月日理由 ( 新様式以前に交付された旧様式 ) 欄に記載されている番号で確認します 国民健康保税の基礎算定要素となる 前年の給与所得を 100 分の30(7 割減 ) として見なして軽減を行います 軽減される期間は? 離職した翌日から翌年度末の期間です 雇用保険を受ける期間とは異なります 国民健康保険に加入中は 途中で就職しても軽減されますが 社会保険などに加入するなど 国民健康保険を脱退するとその時点で終了します この事業のねらい 経済不況のあおりを受けて 離職や失業を余儀なくされる方が多い現状を踏まえ 国民健康保険へ加入することになり 前年の給与所得がもととなり 高額な保険税がかかることを緩和させるために講じられた制度ですが 時限的な救済措置であるため 恒久的な軽減を受けることができません 担当課からのお願い 軽減の申請には 雇用保険受給資格者証 が必要となりますので ハローワークに て交付されましたら すみやかに担当窓口まで届け出てください 35
4. 安心できる保健 医療 年金制度の充実編 12 後期高齢者医療制度の現状はこうなっています!! 後期高齢者医療制度の医療費負担のしくみ 後期高齢者医療制度は 急速な少子高齢化が進む中 国民皆保険を守り 家族や社会のために長 年尽くされた高齢者の方々が 安心して医療を受け続けられるようにするためみんなで医療費を負 担する支えあいのしくみです 窓口負担 医療給付費公費 ( 国 県 市町村 ) 被保険者現役世代から保険料 約 1 割 の支援金 約 5 割 約 4 割 保険料は 個人単位で計算されます 所得割率と均等割額は 広域連合で 2 年ごとに見直されます 平成 26 27 年度所得割率 7.99% 均等割額 41,840 円 所得割均等割額保険料額 + = ( 限度額 57 万円 ) ( 所得金額 -33 万円 ) 被保険者 1 人当たり 100 円未満切捨所得割率 7.99% 41,840 円 年金所得のみの方は ( 年金収入 - 公的年金等控除額 ) が所得金額になります 一人当たり医療給付費は年 1.4% 増加 ( 岐阜県後期高齢者医療広域連合 ) 一人当たり医療給付費の推移 ( 平成 25 年度は見込み ) 800000 780000 760000 740000 720000 700000 H21 H22 H23 H24 H25 年度 医療給付費 前年比 21 732,900 円 22 752,868 円 102.7% 23 771,372 円 102.5% 24 771,012 円 100.0% 25 785,793 円 101.9% 岐阜県後期高齢者医療広域連合の被保険者一人当たり医療給付費は 平成 25 年度の見込 み額が 785,793 円となり 平成 21 年度から平均で年 1.4% の増加となっています 36
4. 安心できる保健 医療 年金制度の充実編 13 これが国民年金のメリットです!! 概要 老後をずっと支える終身の年金で 生きている限り年金が受取れる一生涯の保障です 老齢基礎年金を受け取るには保険料を納めた期間や保険料を免除された期間などが原則 25 年以上 ( 平成 26 年 4 月時点 ) あることが必要です 満額の老齢基礎年金を受け取るには 20 歳から60 歳までの40 年間全期間保険料を納める必要があります 平成 26 年度の国民年金保険料は15,250 円 ( 月額 ) です 不測の事態に備える保険としての年金です 障害 遺族年金は日本の人口の20 万人に1 人が受取っています 障害基礎年金や 遺族基礎年金を受け取るためには初診日または亡くなった日が属する月の前々月までの公的年金加入期間の3の2 以上の保険料を納めているか または免除されている期間であること もしくは直近 1 年間に未納がないことが必要です 納付が困難な時は 未納のままにしておかないで 国民年金保険料の免除 猶予の申請をおすすめします 納めた保険料分は税金の負担が軽減されます 納めた保険料の全額が 社会保険料控除の対象になります 受取る年金額が増える 付加保険料 もおすすめです 月額 400 円の付加保険料を納めると 将来の老齢基礎年金に付加年金が加算されます 加算される付加年金の金額が 200 円 付加保険料を納めた月数 で計算され 2 年以上受取ると支払った付加保険料以上の付加年金が受取れます ( 国民年金基金に加入している方は付加保険料を納めることができません ) この制度のねらい 国民年金制度は 長い老後の生活を安心できるものにするため 社会全体で高齢者の 生活を支えていく仕組みが必要であるという考えのもとで形成されてきた制度です 担当課からのお願い 国民年金保険料を長期間納めないと 強制徴収によって被保険者はもとより 連帯納付義務者である世帯主または配偶者の財産が差し押さえられることがあります また 納期限の翌日から法の定める延滞金が加算されることがありますのでご注意ください 37
4. 安心できる保健 医療 年金制度の充実編 14 保険料納付にお困りの時には免除 猶予制度があります!! 2 年を経過していない期間についてさかのぼって免除申請ができます 国内に住む20 歳以上の方は皆 国民年金に加入し 定額の保険料を納付しなければなりません しかし経済的な理由により 毎月の保険料を納めることが困難な場合は 国民年金保険料の免除 猶予の制度があります 加入者等の前年の所得等により 全額免除 4 分の3 免除 半額免除 4 分の1 免除 若年者納付猶予を受けることができます これまでは さかのぼって免除申請ができる期間は 申請時点の直前の7 月 ( 学生納付特例の申請は4 月 ) まででしたが 平成 26 年 4 月から法律が改正され 保険料の納付期限から2 年を経過していない期間 ( 申請時点から2 年 1カ月前までの期間 ) についてさかのぼって免除等を申請できるようになりました ( 学生納付特例も同様です ) 災害や失業等による理由でも免除申請ができます 災害や失業等を理由とした免除 ( 特例免除といいます ) は 前年所得が多い場合でも所得にかかわらず災害や失業等のあった月の前月から免除が受けられますが 申請時点の前年 4 月以降に失業等の事由が発生していることが条件となっています ( 世帯主 配偶者の所得要件を満たしている必要があります また失業等のわかる書類も必要になります 法定免除期間でも保険料の納付ができます また これまでは法定免除を受けている方が保険料を納めるときは 追納制度のみでしたが 平成 26 年 4 月からは法定免除期間のうち ご本人が申出した期間は国民年金保険料を通常通り納付することができるようになりました この制度の現状 20 歳から60 歳までの40 年間の全期間保険料を納めた方は 65 歳から満額の老齢基礎年金が支給されます 保険料の全額免除を受けた期間の年金額は2 分の1( 平成 21 年 3 月分までは3 分の1) となります また年金免除を受けていた期間は 年金受給資格期間である25 年の期間にも算入されます 納付が困難で 未納のままにしておきますと 25 年の年金受給資格期間を満たすことができなくなり 年金を受け取ることができなくなります 担当課からのお願い 過去分の免除等の申請は 申請が遅れると申請できる期間が短くなりますので 納付が困難な時は少しでも早く免除の申請にお越しください 法定免除期間の保険料を納付される場合は 国民年金保険料免除期間納付申出書 を提出していただくことになります 38