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表紙(A4)

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Microsoft Word - 小学生調査(FINAL) _.doc

Global Dynamism

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PowerPoint プレゼンテーション

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

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スマートフォンを利用している女性は 43.2% スマートフォン利用率 マダガラ女子 56.8% スマホ利用者 43.2% 20 代 ~40 代の女性 507 名へインターネット調査を行い 現在使用している携帯電話について聞いたところ 43.2% の女性がスマートフォンを利用している結果であった 昨年

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事例から振り返る    調査プロセスの検証

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背景

調査結果トピック: 一般携帯電話 スマートフォン 像 それぞれのデバイスで 日 回以上インターネットにアクセスする割合はで % で 0% と一般携帯電話の約 0% を大きく上回った また に比べスマートフォン ipad ユーザーは比較的インターネットの利用頻度が高く 活用の仕方も検索 地図 (GPS

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Microsoft Word - JP Solve-the-Digital-Advertising-Puzzle_ doc

「MS Office Online on あずけ~る」の提供開始について

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東証賞 賞金 10 万円 審査基準 応募作品の審査は コンテスト及び表彰式当日に来場者の方に評価していただきます 評価基準は 完成度 独創性 操作性 技術性 デザインの5 項目です 応募多数の場合は 事前に上記の基準に基づいて作品数を絞る場合がございます 開催日程 募集開始 :2013 年 6 月

2 0. 事前準備

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Transcription:

年 月 日近畿大学 大学生の情報機器利用に関する調査 ( 年度 ) 概要 調査テーマ : 大学生の情報機器利用に関する調査 ( 年度 ) アンケート回答期間 : 年度 /5/~5/ 年度 //~/ アンケート回収件数 : 6 件 7 件 状況変化を正確に把握するため 上記のうち 年度およびの双方に回答した学生のデータ ( 件 ) を抽出して分析 調査実施方式 :Web アンケート ( 記名式 ) 調査実施対象 : 近畿大学経営学部コンピュータ概論および情報倫理を受講する 年生 調査実施者 : 近畿大学経営学部准教授鞆大輔 ( 経営情報 情報倫理 ) 補足 学生へのアンケート項目では 物理キーボードを持つモバイル機器 をノートPC 通話機能を持たないタブレット状機器 をタブレットPC 通話機能を持つタブレット状機器 をスマートフォン とそれぞれ定義したうえで回答させています 各機器の所有状況については学生自身が専有している機器を対象としています 関連資料 : 大学生の携帯情報端末の利用に関する調査 ( 年度 ) http://www.kindai.ac.jp/news_event/pdf/mobile.pdf

大学生の情報機器利用に関する調査 ( 年度 ). 総括 (). 全体的な特徴 年度の調査結果ではスマートフォンと携帯電話の使用状況 タブレット PC に関する意識に大きな変化が見られました 特にスマートフォンは学生生活にとって必要不可欠な機器としての地位を固めつつあることから今後 大学生を対象とする ICT 化は携帯電話やパソコンではなくスマートフォンを中心に検討する必要があると考えられます (). 所有および使用状況 大学生の携帯電話利用率は % スマートフォンの利用率は % と大差が付く結果に 携帯電話については所有率も半数を割り込み 完全に退潮傾向 スマートフォンは使用者 購入予定者を併せると % の学生に支持されており 大学生の持つ 携帯情報端末 はほぼスマートフォン一色に パソコンの使用率ではノート PC(6%) がデスクトップ PC(%) を圧倒 タブレットPCの使用率は 7% と少数派であるが 年の新機種発売ラッシュに心引かれたと思われる学生も 機能およびサービスの利用 メール Web 閲覧の利用率は % に にほとんどの機能で利用率が増加しており 大学生活を通じて新しいことに取り組むようになった学生の姿が伺える ただしラジオ テレビの視聴については例外的に減少 スマートフォンは全ての機能 サービスの利用率が高く 学生がスマートフォンを駆使していることが伺える デスクトップ PC は所有者こそ少ないが利用実態は多岐にわたり 所有者がデスクトップ PC を活用していると考えられる 携帯電話でのサービス利用は激減 利用面でのスマートフォンへの移行はほぼ完了か 類似する端末への意識 所有状況と同じく ノート PC とスマートフォンへの意識が高い結果に デスクトップ PC は所有率の低さに反して存在意義を感じている学生が多い タブレット PC とスマートフォン スマートフォンと携帯電話 の組み合わせにおいて大きな意識変化があった 前者は 両方必要 と感じる学生が減少 後者は携帯電話に必要性を感じない学生が大幅に増加 OSのシェアについて ios が 57% Android が % と ios 優勢 ただし市場シェアと比較すると大学生の間では ios の支持は若干低め

. テーマごとの分析 (). 所有および使用状況について 情報機器の所有および使用状況 (n=) % % % % % 5% 6% 7% % % % デスクトップ PC 5 6 5 ノート PC 66 7 7 6 タブレット PC 7 65 スマートフォン 5 6 携帯電話 5 6 67 所有 & 使用所有 & 非使用非所有 & 欲しい非所有 & 欲しくない 学生の使用率が高い機器はスマートフォン (%) ノートPC(6%) 使用率が低い機器はタブレットPC(7%) 携帯電話(%) となりました からへの変化としてはスマートフォン (+ ポイント ) ノートPC(+ ポイント ) の利用増 および携帯電話 (- ポイント ) の利用減において顕著な変化が見られます 特にスマートフォンに対する志向は 非所有であるが欲しい と回答した学生を含めると % と極めて高い状況です 年度に実施した調査 (http://www.kindai.ac.jp/news_event/pdf/mobile.pdf) では 年生のスマートフォン所有率が 57% であったことから考えると この 年間で大学生の間にスマートフォンが急激に普及したことがわかります なおスマートフォンが不要だと考えている学生の意見としては 携帯電話で十分である 多機能さに魅力を感じない 等の回答がありました ただしこれらの学生も学生間のコミュニケーションが LINE 等のスマートフォンアプリに移行しつつあることから 携帯電話にある程度の不便さを感じている様子が伺えます 携帯電話の所有率には大きな変化はありませんでしたが 利用率は 年度調査の 6% から % まで急落しており 学生の携帯電話離れが加速していることが伺えます また携帯電話を所有している学生のほとんどはスマートフォンとの 台持ちであることから 今後使用していない携帯電話端末の解約が行われ 所有率がさらに低下する

ことが予測されます デスクトップPCについてはノートPCと比較すると所有率が低く 多くの学生にとっては 自分専用のパソコン がノートPCであることが推測されます タブレットPCについては所有率が低く 欲しくないと回答している学生が大多数ですが からへの間に所有 使用し始めた学生 (+ ポイント ) や非所有で購入意志を持つ学生 (+ ポイント ) が増加するなど タブレットPCに対する興味が増している様子がうかがえます この変化について期間中に ipad mini や Nexus7 Windows 搭載機種等の新機種が相次いで発表され タブレット PC がメディアに大きく取り上げられたことも影響しているのではないかと考えられます (). 情報機器で利用する機能およびサービスについて 情報機器で利用する機能 サービス ( 利用率 n=) % % % % % 5% 6% 7% % % % 電子メール Web 閲覧検索掲示板音声通話 SNS ゲームメディア視聴ラジオテレビショッピング % % % % % % % 6% 5% % % % 77% % 7% % 6% 5% 7% 7% 各種情報機器で利用している機能やサービスについての調査結果では電子メールと Web 閲覧の利用率が % となり 全ての学生が何らかの形で ICT を日常的に利用していることがわかりました 他の機能やサービスについても軒並み高い利用率であり またよりもにおいて多くの機能の利用率が向上していました これは大学生になったことで高校生時代よりも多くのことに取り組む機会を得た学生の姿を反映したデータではないかと考えられます 一方でラジオやテレビの視聴については調査項目中唯一に利用率が低下しており ワンセグや地デジ対応 PC radiko のようなサイマル放送等 情報機器を利用した視聴を可能とする環境整備が進んでいる状況とは逆行した結果となっています

情報機器で利用する機能 サービス ( 機器別 複数回答 ) 6 6 メール 5 7 Web 閲覧 6 7 56 7 7 調査検索 5 6 7 5 掲示板 5 5 6 6 音声通話 7 7 SNS 6 7 ゲーム 5 6 メディア視聴 5 67 7 ラジオテレビ 6 6 5 ショッピング 6 7 デスクトップ PC ノート PC タブレット PC スマートフォン携帯電話 機器別の利用状況では各機能共にスマートフォンでの利用が多いことが判りました 特にメールについては PC を用いた利用よりもスマートフォンでの利用が主となっており 大学生にとって電子メールは自宅で腰を据えて利用するものではなく モバイルでの利用が前提となるリアルタイムコミュニケーションツールとなっていることが伺えます PC の利用ではに使用率が増加したノート PC は使用者増に比例する形でサービスの利用率も増加しています 一方で所有率 使用率が微減となったデスクトップ PC では使用率の減少とは逆にサービス利用率向上が見られます このことから デスクトップ PC の使用者は少数派であるものの より多方面で PC を駆使する学生ではないかと推測されます タブレット PC については機能やサービスの利用率が極めて低い結果となりました これはタブレット PC がスマートフォンとの類似性が高い機器であり スマートフォンを日常的に活用している学生にとってはタブレット PC に独自の利用方法を見いだせていないことを示すデータであると思われます 携帯電話については全体的な使用率の低下傾向よりもさらに各機能の利用状況が低下していることが伺えます 年度の調査では多くの学生が各種機能やサービスを携帯電話で利用していました ( メール % ブラウジング 57% メディア視聴 55% 等 ) 5

が 今回の調査ではこれらの機能の利用についてもほぼスマートフォンに移行している様子が伺えます (). 類似した機器に対する意識 類似した機器に対する意識調査は デスクトップ PC とノート PC ノート PC とタブレット PC タブレット PC とスマートフォン スマートフォンと携帯電話 の 組についての調査を実施しています デスクトップPC(A) とノートPC(B) (n=) % % % 6% % % 5 6 AがあればB 不要 BがあればA 不要どちらも必要どちらも不要 デスクトップ PC とノート PC との比較では使用率調査と同じく前共にデスクトップ PC よりもノート PC を重視する学生が多い結果となりました 一方でには 5% の学生が両方共に必要であると回答しており 学生自身の PC 所有率と比較するとデスクトップ PC に対する意識が高いことが判ります これは自分で所有していないものの 大学内のコンピュータ教室に設置されたデスクトップ PC 等を利用する機会があることから デスクトップ PC の利用について肯定的に捉えている学生が多いのではないかと思われます またどちらも不要であると回答している学生はいずれも携帯電話 スマートフォン以外の機器は不要と回答しており コンピュータの利用に消極的な学生の存在が伺えます ノートPC(A) とタブレットPC(B) (n=) % % % 6% % % 7 67 A があれば B 不要 B があれば A 不要どちらも必要どちらも不要 ノート PC とタブレット PC の比較については には 7% であった ノート PC のみがあれば良い という意識がには 5% まで減少している点に注目しました 機器の使用率調査からは多く学生にとってノート PC はセカンド PC ではなくメイン 6

PC であることが伺えますが メイン PC として持ち歩きを前提としない大型ノート PC を利用している学生にとっては 持ち運びが容易なタブレット PC への興味が高まりつつあるのではないかと推測されます タブレットPC(A) とスマートフォン (B) (n=) % % % 6% % % 7 7 7 A があれば B 不要 B があれば A 不要どちらも必要どちらも不要 タブレット PC とスマートフォンとの比較ではスマートフォンを支持する学生が圧倒的に多い (6%) 結果となりました しかし前項のノート PC との比較と同様 この項目でもタブレット PC に対する意識の高まりが感じられるような変化が見受けられます また 年度の調査ではタブレット PC とスマートフォンを共に必要であると回答した学生が大多数 (7%) でしたが 今回の調査では両方を必要と考えている学生が激減 (%) しています これについてはタブレット PC に関する情報が周知されたことによって 多くの学生がタブレット PC とスマートフォンが同じ機能を持つ機器であると気付いたとことを意味していると思われます スマートフォン (A) と携帯電話 (B) (n=) % % % 6% % % 7 A があれば B 不要 B があれば A 不要どちらも必要どちらも不要 スマートフォンと携帯電話の比較については使用率同様 圧倒的にスマートフォンが支持される結果 (5%) となりました しかし一部 (%) には携帯電話とスマートフォンの両方が必要であると考えている学生や 携帯電話を主体と考えている学生 (%) もおり 学生が携帯電話を完全に手放すまでにはまだ時間が掛かるのではないかと思われます また一部の学生が学生間の主たるコミュニケーションツールであるスマートフォンと携帯電話の両方を必要無いと感じるようになった点については 何らかの追跡調査を行う必要があるのではないかと思われます 7

(). 利用しているスマートフォン タブレット PC の OS について ( のみ ) スマートフォン タブレット PC の OS (n=) % % % 57% ios Android Windows 系その他 学生が利用しているスマートフォンおよびタブレット PC の OS シェアについては ios が 57% Android が % となりました 傾向としては ios がやや優勢ですが 日本国内のスマートフォンシェアと比較すると OS 間のシェアの差は低いと言えます また この結果から学生が個人所有している携帯情報端末を大学教育に活用する場合には ios と Android の双方に対応したアプリケーションの開発が必要となることがわかります なお参考までに IDC の調査による OS の全世界シェアでは Android が 75% ios が 5%(/Q) カンター ジャパンの調査による日本国内のシェアは Android が % ios が 66%(/Q) となっています